小ネタの部屋別館

「100日チャレンジ・午後7時に家族揃っていただきます言えたら100万円」 

このチャレンジは、4人以上の家族で挑戦。毎日、午後7時に全員揃っていただきますを言ってもらいます。全員揃っていれば、外食もあり。無事に100日、いただきますを言い続けることができるでしょうか!

チャレンジしていただくのは、こちらのご一家。

☆お父さん:中居正広(26)
SMAPのリーダーとして、一家の大黒柱として、毎日忙しいお父さん。お酒も大好きなので、仕事の後の飲み会を振りきって来れるのでしょうか。
☆お母さん:木村拓哉(26)
週に3日のパート以外は専業主婦のお母さん。夕食の準備はばっちりのはずですが、趣味のサーフィンに出かけることもしばしば。
☆お姉さん:稲垣吾郎(25)
意外にアクティブなお姉さん。広い交友関係からのお誘いが気になります。
☆お兄さん:森且行(25)オートレーサーのお兄さん。仕事場が時々変わるのが心配です。
☆つよぽん:草なぎ剛(24)
素直で元気なつよぽん。お仕事はお父さんに負けないくらい多いので、ちゃんと帰ってこれるでしょうか。
☆慎吾:香取慎吾(22)
明るい一家のムードメーカー。この100日で、さらなるダイエットに励みます。


21日目

14:00

こ「どもー」
つ「おじゃましまぁーす!」

木「あ、ジェレイドだ、ジェレイド!」
つ「ジェレイドゆわんといてくださいっ」
中「バーモントカレーだよ!・・・あれ?ククレカレー?」
こ「えぇんですよ、そんなことわっ」

今日は日本の芸能界がお休みか?というような一大事。SMAPさんちに、Kinkiくんたちが遊びに来ている。
こ「これ、おみやげー・・・」
中「パナソニック?パナソニックの何?MD?」
こ「ケーキですよっ!」
木「パナソニックの?」
慎「すげー!さすがパナソニック、ケーキまで出してんだ!」
つ「これは、パナソニック海外ケーキ事業部、フランス支部の、ピエール・セレレゴン・シルブプレ作の」
吾「あぁ、彼ね。この繊細さはそうかなと思ったんだ」
森「えー!!これ、パナソニックのケーキなんだー!すっごぉーい!」
剛「森くん・・・」
中「有名じゃん!パナソニックといえばケーキ!ケーキと言えばパナソニックだろ?」
森「うわー・・・、俺さー、結構真面目に仕事してるから、最近の事よくわかんないんだよねー」
こ「・・・いつまで続けるんですか」

駅前の商店街とかで買ってきた、繊細さ、より、ボリュームに重点が置かれたようなケーキは、それからすぐに全員の胃袋に収まり、さらにそこへ。

「こんにちはーーっ!」

中「あっ!鉄骨dash!」
木「えっ?あっ!鉄骨!!」
慎「そぉーれ、そぉーれ、鉄骨むぅすぅめぇ〜・・・・・・・・・・♪」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

吾「やっちゃった・・・」
つ「やっちゃいましたねぇ・・・」
剛「ってゆーか、恥ずかしくないの?」
慎「うっせ、うっせぇっ!」

城「そんで、僕らぁ、ずーっとここなんすか・・・」
森「あ、そんな玄関に突っ立てなんかいないで、ほらほら、あがって、あがって!・・・座るとこ、ないけど・・・」

大体、6人でええ感じにうまってしまう部屋なのだ。そこにKinkiの二人がいて、さらにTOKIO5人がプラスされると、なんと13人。人口密度一挙に倍!
中「それじゃあ、誰か山口の肩にでも乗るか?」
城「後、山口の膝とか」
国「山口くんの腕とかもいけるかも」
山「俺は何なんだよっ!」
中「なんかちょっとおもしろくなってきた・・・」

はいっ!突然中居が立ち上がり手を上げた。
中「だるまさんが転んだやろう!」

「家庭内だるまさんが転んだ公式ルール」
1.鬼は部屋が見渡せる場所に陣取る。
2.だるまさんがころんだ、とカウントし、「だ」で振り返る。その時子供は動いていてはいけない。
3.動いているのが発見された子供は、鬼と手をつながなくてはならない。
4.子供は、鬼がカウントしている間に鬼に近づき、繋がれている子供と親の手を手刀を持って切り離し逃げる。
5.逃げた後は、かくれんぼへと移行する。

何故屋内で!?と思うようなバカバカしい遊びは、大の大人、13人が真剣に続ける。

長「いってぇーっ!」
山「いてぇーっっっ!」
つ「長瀬が落ちたぁーっ!」
木「えっ?うわぁ」
階段に長い足を取られた長瀬は、階段落ち状態で、山口の上に落ちている。
長「でも、大丈夫!クッションあったからっ!」
山「誰がクッションだぁっ!」

吾「中居くんみっけっ!」
中「・・・・・・・・」
吾「中居くん?」
森「吾郎ちゃん、それダミー」
押し入れからちらっと覗く茶髪は、中居がわざわざマネキンを用意までしていたものだった。
吾「・・・あの人、いつからかくれんぼしようと思ってたんだ・・・?」

木「だぁーるぅーまぁーさぁーんーがぁ〜〜〜〜ころんだっ(コンマ2秒)!剛!あ!Kinkiの方!だけどつられてSMAPも動いたから、二人ともきなさいっ」
松「(ファルセットで)たぁすけてぇ〜!たぁすけてぇ〜、ぽぉぱぁ〜い!」
つ「おぅ!俺が助けてやるぜぃ、オリーブ!」
こ「おまえもつかまってんや!!」

そして日がくれるまで13人はさんざん遊んで、遊んで。

中「あー、腹減ったぁ〜」

の一言で、SMAP6人が我に返った。
木「今何時だ!?」
吾「6時40分!」
中「やっべ!なんかあんのかよっ!」
木「慎吾!森!10分で肉買って来い!」
吾「じゃあ、野菜を」
剛「あ、俺もいく。適当でいいよね」
木「カット野菜があったらそれな!おまえら、その辺片づけろ!中居、ホットプレートどこだっけ!」
松「手伝いましょうか!?」
木「冷凍庫にゴハン入ってるから、レンジでチンして!」
つ「はいぃっ」

そして木村は、ダッシュでみそ汁を作りはじめる。13人分のみそ汁は、寸胴鍋で作られた。

森「ただいまー!」
慎「皿、皿っ!」
吾「あったよ、焼き肉用野菜セット!」
中「げー!このホットプレート、だいじょうぶかぁ〜?すげぇホコリじゃーん!」
木「え?大丈夫だよっ、とりあえず、これでちょっと拭いてっ!」

7:00

「「「「「「「「「「「「「いただきまぁぁーーーーす」」」」」」」」」」」」」

その夜は、13人で大焼き肉大会、大飲み会、そして、大ばば抜き大会へと流れていったのだった。
13人でするばば抜きって一体・・・・・・・・・

(ネタ提供ゆっしー様。だるまさんが転んだになっちゃいました・・・。なぜ(笑)?)


22日目

日本一の超人気アイドルグループSMAP。中でも好感度ナンバー1の(ぷぷぅ(笑))リーダー、中居正広は、上は紅白歌合戦、下は家族会議をどーたらこーたらまで、司会業にひっぱりだこである。
ましてや、特番シーズンにおいておや!

慎「ごめーん!大丈夫っ!?」
木「おー、大丈夫、大丈夫。ロケは?」
慎「今、セッティング中で休憩。大丈夫。んーっと、再開予定は8時」
森「じゃ、大丈夫だね」
吾「後は中居くんかぁ」
剛「出てこられるのかな・・・」

5人は、デックス東京のとあるオープンエアのレストランから、SMAPの巨大楽屋を擁するお台場フジテレビを見上げた。

中「はぁーい!それでは皆さん、お疲れ様ですー!ただいまお弁当が到着したそうなので、休憩にはいりまぁ〜す!」
古畑任三郎VSSMAPのように、弁当屋に小細工をした中居は、6時半ジャストにお弁当が届くように指示。事前の根回しもばっちりで、6時45分には収録を中断させた。

そこからダッシュかましてレストランへ。到着したのは、3分前!

木・吾・森・剛・慎「お疲れー!!」
中「てめぇらも出てろってんだよぉっ!!」
木「いいから、座れ、座れ、もう来てるから!」
森「なんか、いい感じだよね〜」
涼しいオープンエアで、波の音を聞きながらのお食事・・・。
と、浸っている間もなく。

19:00

全「いただきまぁーーーす!!」

19:02

初登場ウルトラマネージャーミッチー「はい、じゃいきましょ」
中「えぇっ!?」
木「お?なんだぁっ?」
ミ「7時から取材よ。10分ずらしてあげてるんだから、急いで」
中「だって、俺、今!今、この肉、ぱくって!ぱくって一口食べただけで!ぱくって!!」
慎「急ぎなよ!ほら、これも!」
剛「中居くん、食べなって!」
ミ「これから取材だってのに、そんな顔汚さないでー!!」
森「うわーん、相変わらずこわぁ〜い(笑)」

ミッチーにさらわれていく中居だったが、その顔は、頬袋一杯に食べ物を詰め込んだリス、および、ハムスターに酷似していた。

吾「ありゃ、取材、さらに押すね・・・」
木「押すな・・・。あ、すいませーん、これ、ドギーバックお願いしますー」
吾「ひどっ!中居くんの分、ボニの土産にしてる!」
木「ちげーって!差し入れしてやんだろがよ!!」

(ネタ提供、モモ様。早くにいただいていたのに、遅くなっちゃってすみませーん!でも、二十日過ぎたあたりでってネタだったんだものぉ〜(笑)!)


23日目

6:40

夕飯の準備は万端整い、木村をのぞく全員がそろっていた。
中「なに、木村どうしたの?」
剛「なんかさぁ、遊びに行ってんだって」
中「遊びって、あいつの車、今、車検だろ?」
慎「それが、僕の車、乗ってっちゃったんだよぉ」
中「馬鹿、貸してやってんじゃねぇよ」

6:45

森「木村くん、まだかなぁ」
5人で顔をつきあわせていれば、どうしても意識はいない人間の方へと向いてしまい、森がそんな風につぶやいた。そのつぶやきに、ふと全員があることを思い出し、嫌な予感におそわれた。曰く
「木村は時間をきちんと守るやつだが、遅刻するとなるとハンパじゃない」

6:50

まだ木村は帰らない。
中「おい、慎吾、おまえ木村の携帯の番号知ってたよな」
慎「あ、うん」
中「ちょっとかけてみろ」
あわてて慎吾が電話する。そして、数秒後。
慎「あ、木村くん、どうしたの、一体?え?会わせる顔がないって、今どこにいるんだよ?‥‥そこからなら、2〜3分じゃない。え?何、訳の分かんないこと言ってんの?え?」
要領をえない様子の慎吾の手から、中居が受話器を取り上げた。
中「ごちゃごちゃ言ってないで、今から5分以内に玄関に入れ!」

6:58

まるで気配さえ感じさせない様子で、木村は玄関に立っていた。
それに気付いた5人が玄関に集まると、木村は思い切りよく頭を下げた。
木「すみませんっ!謝って済む事じゃないと思うけど」
吾「あ〜っ、もう、色々、言うのはあとにして!」
まだまだ何か言おうとする木村の靴を剛が脱がせ、森と慎吾が両脇から抱えて引きずるようにして食卓に座らせる。そして、自分たちもそれぞれに席につくと

7:00

「いただきます!」

しばらく、呆然としていた木村がようやく口を開いた。
木「何で?」
中「ふぇ?」
口の中いっぱいにほおばっていた中居が木村に向き直る。
木「何で今、7:00なわけ?」
森「はい?」
木「‥‥だって、時計、7:10って‥‥」
あわてて口の中のものをお茶で流し込んで慎吾が答えた。
慎「‥‥もしかして、時計って、車の中の‥‥?」
木「そう‥‥十分余裕を持って出たはずなのに、家の近くで時計みたら、もう7:00過ぎてて‥‥」
慎「ごめんなさいっ!」
パンッという音がしそうなくらいに勢いよく両手を合わせて、慎吾が何度も頭を下げる。
慎「その時計、進んでるの!‥‥今のところ20分くらい」
木「はぁ?」
慎「何だか、時刻合わせても合わせても、いつの間にか進んじゃうんだよ、あの時計。で、とうとう諦めてそのままにしてて、‥‥20分近く進んでる、はず」
木「慎吾ぉ〜〜〜」
木村の声が地を這うように響いた。
木「おまえなぁ、俺がどんな気持ちで‥‥。俺のせいでチャレンジ終わるし、きっと中居に嫌みのひとつも言われるだろうし、って‥‥」
中「嫌みってぇ?!」
見る見るうちに険悪になっていく空気を遮るように剛が口を挟んだ。
「あ、でもさ、よかったじゃん。時計が遅れてたんじゃなくて」
それぞれの脳裏に、あまり考えたくもないその情景がはっきりと浮かび、カーオーナーSは、夕食後に自分の車の車内時計の時刻を正確に合わせることを心に誓っていた。

(byJun.様!ありがとうございましたー!私の車の時計も15分くらい進んでいるの。進んでいる時計が好きなのです(笑))


24日目

7:00

「いたぁだきまぁ〜す!」

その日ななんの問題もなく、きちんと全員そろって、きちんといただきますが言えた。食事も美味しく、デザートなんぞもあり、食事が終わった後も、仲良く(中居以外のメンバーが)片付けしたり、仲良くお茶を(中居以外のメンバーが)いれたり、仲良くお酒も(中居のメンバーが)用意したりして、たわいもないお喋りなんぞをしていた時。

慎「後、70何日かだよねー。楽しみだよねー。ねー100万円!もー、俺、何に使おう!」
森「何に使おうって?え?みんなで使うんじゃないの?」
慎「え?割るんだよねぇ」
吾「割るの?でも、割り切れないんじゃない?」
木「あれ?旅行とかいくんじゃなかったっけ」
剛「みんなで旅行?そーゆー話もあったよねぇ」
慎「じゃあ、俺ハワイがいい!ハワイハワイハワイーっ!」
森「俺もハワイー!」
吾「えー?ハワイぃ〜?」
木「ハワイいいよ!マウイ行こう、マウイ!」
剛「ちょ、ちょっと!何?もう旅行決定なのぉっ?」
吾「そーだよねー。どうせ、声の大きいもんがちで、ハワイとかになるんでしょー?俺、ハワイ似合うと思うー?」

中「待て」
それまでこたつに肩までつかって、寝ているとばかり思われていた中居がもそもそと起き上がってきた。

中「言っちゃあなんだが、たかが100万だぞ。6で割ってみろ、えーっと、いくらだ?」
中居の筆算は早い。ささっと計算して、
中「16万6666.666円」
慎「うーん、以外に少ないなぁ〜・・・」
中「16万!一人16万で海外旅行ってのは、決して豪勢な旅じゃない!」
木「んな事ねーって。マウイだったら、俺友達もいるし、だからホテル代は特別かからないから、格安航空券だったら、6、7万でいける!」
中「天下のSMAP様が格安航空券で出かけられるかい!」
森「カッコいいぃ〜っ!!」
慎「えー!じゃあ、どーすんだよぉー、100万えぇ〜ん!」
中「16万って事はだね、豪勢な温泉旅館にも泊まれるんだよ・・・!」

ぶーぶーぶーぶー!!

ハワイ派からのブーイングを無視して、中居は言葉を続ける。
中「温泉、カニ、露天風呂、卓球、酒、射的、ストリップ・・・」
木「おいおいおいおいーっ!!!」
吾「中居くん、それはいくらなんでも・・・」
剛「ねーってばー!だから、もうみんなでいくのーっ!?」
中「なんだよ、ケチ剛」
慎「ジーンズ代の足しにでもしようと思ってんじゃないのぉ?ケチつよぽん」
森「そんな、ケチケチ言うなよ。剛はちょっとお金への執着が強いだけだよね?」
剛「いや、そーじゃなくってさぁ〜!」
吾「あ。じゃあ、割り切れないお金の事?余るもんね、4円」
木「解ったよ、その4円はおまえにやるからさぁ」
中「うっそ!なんで剛に4円いくわけ!?」

吾「ダメだよ、木村くーん・・・」
木「中居・・・。4円の事だから・・・」
中「だって、俺ら6人いんだぜ!?4人に1円ずつでもいーじゃん!」
慎「でも、その4人の中に、中居くんが入るとは限らないよ」
中「げーっ!どーやって決めるよ!」
森「じゃんけんする?じゃんけん」
中「何回勝負!?」

木「待て!」

じゃーんけーん!
までこぶしを振り上げたところで、木村が遮った。

木「4円だぞ?いや、そりゃ1円を笑うものは1円に泣くって言うけども、でもこれはあまりに醜いだろぉ?」
中「じゃーどーすんだよぉーっ!」
すっかり悪ガキモードで、ぶーっとほっぺを膨らます中居。
木「増やそう」
中「え?」
木「一人20万もらえるように額を増やそう!」
吾「どうやって?」
木「罰金貯金」
森「罰金?」
木「だから、その日、一番最後に現れたヤツが、罰金。んーと。後70日で20万増やすんだから・・・、3千円!」
剛「3千円!」
慎「あー、ケチつよぽんにはきっついかなぁ〜」
剛「最後になんなきゃいいんだろ!?」

あーだこーだ、ぎゃーぎゃーっ!騒ぎつづける6人は、何を基準に罰金を設けるか、という事について語りつづけるのであった。

その日の決定事項。
帰宅時間が6:50分を過ぎた人は、罰金3000円。

吾「一人20万もらうには・・・、5で割ればいいんだから・・・。じゃあ、誰か脱落させればいいんじゃあ・・・」

心で呟いた吾郎は、それが自分になる可能性は結構高そうだったので、口にはしなかった。

(ネタ提供モモ様。ありがとうございましたー!しかしまだ結局どうするのかは決まっていないため、時々、このネタを使えるのです!なんて嬉しい(笑)!)


25日目

みやべ「中居くん、来週の土曜番宣かねて野球のゲスト入りました横浜球場 巨人×横浜戦です」
中「やったぁ!!って待てよ100日はどうなんの?7時って放送始まってんじゃん。放送中にいっただきまーすかぁ?」
み「大丈夫です。7時から『ナイター情報』があって中居くんは7時4分からの出演です。」
中「え?じゃ、その4分で食えってか?」
み「でも、先日の2分より長いですよ」
中「たった2分じゃん!めしぐらいゆっくり食わせろ〜」
慎「とか言っちゃってホントは嬉しいんじゃないのぉ?」
中「ハハー分かるぅ〜?」
木「ね、じゃ俺らみんなで野球場行く訳?」
み「はい、そうなります」
慎「ね、またみんなでお風呂入ろうよー」
吾「え、怒られるんじゃないの?」
剛「入ろうよ、でかい風呂って久しぶりー」
木「スケジュールどうなってるの?」
み「9時まで観戦、10時30分からドラマ収録です」
木「時間はあるな」
吾「ぼくも入らなくちゃダメ?」
慎「スタンディングシャワーでいいよー」

当日5:30

中居はカーテンの隙間から外をぼんやり見ていた(こんくらいの雨ならやれんのにぃ・・・)
『野球は雨のため中止』6人が乗った移動車に連絡が入っていた。

木「ね、野球が中止になっても収録開始時間変更なし?」
と助手席のみやべに聞いた。
み「はい、変更なしです」
木「じゃサ、ふくしまぁ・・・・・に行ってくれる?」
ふ「はい」
車はスピードを上げた

6:40

狭い路地を走る移動車、と目の前が急に開けた。
森「何処?ここ」
木「前はね、ちいせぇ工場があったらしいんだけど、今はマンション建設予定地。あ、そこ入っちゃて」
中「じゃ、私有地じゃん!おれら不法侵入!」
慎「犯罪者だー」
吾「人聞きの悪い」
木「あれ、見てみ」
そこには見事な枝振りの桜の樹があった。

7:00

「いっただっきま〜す!」
吾「夜桜か・・・いいねぇ」
森「なんか飲みたくなんない?」
中「おっ!いいねーこの辺に酒屋ないの?ね、木村ぁ」
吾「中居くん、まだ仕事あるんでしょ?」
慎「はい!だめぇ〜」
中「やな感じぃ」

外では桜が雨に打たれ、はらはらと散っていた。雨だし車の中からのお花見だけど、うれしい6人だった。

(byおばちゃん)
載せるが遅れちゃってごめんなしゃい!お花見な可愛い6人でごじゃいましたー!!


26日目

5:55

中「あ、たこさんウィンナー♪」
木「てめ!つまみ食いすんなっつーのっ!」
中「木村ぁ、卵焼きも入れてよぉ」
木「あー、分かった、分かった、分かりま・し・たっ!ったく、なんにもしねーくせに注文は人一倍でやんの・・ぶつぶつ・・・。あ、吾郎、こいつと剛連れて先に公園行ってて。1台に全員乗ると窮屈だし・・・。あ、慎吾と森は残って手伝えよ。」
吾「え?でも木村君、まだ早いよ?」
木「いーんだよ。おめェの車、時速40kgしかでねーんだから。それ考えたら、今出てちょうどいいっしょ。」
吾「でもさぁ、僕、こうゆうの苦手なんだよね・・・。アウトドアってゆーか、外でお弁当広げるとかって・・・」
中「な〜に言ってんだよ、吾郎!今日はぁ、吾郎ちゃんのためにぃ、と・く・べ・つにぃ、シャトー・マルゴー用意してあるんだからぁ、ぐずらないで、行こっ!?」
剛「うわっ!すっごーい!マコちゃん、あ、違った、中居君、マジでぇ??」
中「バ〜カ!俺がそゆことで嘘つくかっつーのっ!んじゃ、木村、俺ら先行ってんから。」
木「お。こっちも早めに仕上げて追っかけんから。」
中「ん。間に合うように来いよ。」

6:00

木「慎吾。おかず、てきとーに盛りつけながら詰めてくんない?俺、おにぎり作っから。」
森「んー、俺って天才かもっ!筑前煮、食べて、食べてっ」
慎「んまー!木村くん、うまぁいよぉ〜!?」
木「森の料理がうまいの解ってるってーの。いいから詰めろってぇ!あ、うまぁ〜・・・」
慎「おっけ〜いっ!たっこさんウィンナー♪ねぇ、木村君、これ、マヨネーズかけていい?」
木「かけんな・・・」
慎「・・・。あ、鳥の唐揚げぇ〜!!ねぇ、木村君、これ、マヨネーズかけていい?」
木「かけんな!・・・」
慎「・・・。木村君、この卵焼き、すっごい上手に焼けてるぅ〜!ねぇ、これ、マヨネーズかけていい?」
木「か・け・ん・なっ!!!!」

6:20

木「よ〜し、準備おっけー!慎吾、そっちの荷物持って!森戸締まりっ!出発すんぞ!」

6:30

木「チャンチャ、チャンチャンチャァ〜ン・・・」
慎「・・・・。木村君、運転しながらパラパラの練習すんの、やめない?」
森「・・ねぇ、慎吾、あれ、吾郎ちゃんの車じゃない?」
慎「え?・・・あ!ほんとだ!僕、見てくる!」

6:35

慎「ごろちゃん、どーしたの?」
吾「うん。どうやら、オーバーヒートらしいね。」
慎「らしいって・・・。ごろちゃん!もう時間ないんだよ!!??中居君とつよポンはっ!!??」
吾「うん。車の中。木村君たちが通るだろうから、待ってようって。」
慎「中居君、つよポン、早くこっちの車乗って!!」
吾「あ、ねぇ、僕の車は?ここに置き去りにするの?」
中「時間がねぇんだよっ!いただきますゆったら、すぐここに戻って来んから!早く乗れ、吾郎!!」
剛「そうだよ、吾郎ちゃん、取りあえず、急ごうよ!」

中「いてっ!木村ぁ!なぁんで車に槍なんか積んでんだよ!」
木「いや、それ、知り合いのアフリカ人に借りてて、返さなくっちゃいけねぇんだよ・・・」
森「木村君、急いでっ!じぃかぁんーがぁ〜!!!!!」

6:50

木「よぉ〜しっ!着いたぞっ!皆、てきとーに荷物持って降りろ!剛!先行って、シート引いといて!」
剛「分かったっ!」

6:58

中「ふ〜っ!どーにか間に合ったみてぇ・・・。おかずもバッチリ揃ってるし・・・。あ、れ?何でオイラの前におにぎりがこんなにいっぱい・・・・?」
木「ん?あ、それ、具なしおにぎり。おまえのお袋の味だろ?」
吾「じゃあ、僕、ワイン、サーブするよ。」
中「お!出ましたっ!ジョ〜!立て、立つんだ、ジョ〜お!!」
慎「中居君、それ、ジョー違い・・・・」

7:00

全員「「「「「「いっただっきまぁ〜すっ!!!」」」」」」

中「ふーっ!ふっ、ふっ。いーよなー、桜見ながら弁当広げるなんて、ひっさしぶりだべ。」
剛「ほんとだよねぇ。桜はきれいだし、お弁当はおいしいし!」
吾「あれ?中居君、このワイン、マルゴーじゃないでしょ?」
中「いーじゃねぇかよっ!細けぇことゆうなっつーのっ。」

この中居君の一言で、吾郎ちゃんの車は宴が終わるまで放っとかれたことは、言う間でもない・・・・(笑)

(byゆっしー様)

ゆっしー様!遅くなってごめんね!ごめんね!もう桜のシーズンじゃないものね!許してー!きゃー!!!


27日目

17:00

木「ただぁいまー・・・」
何にせよ挨拶はちゃんとするタイプの木村は、ドアを開けてから反射的にそう言ったが、薄暗い部屋に一番乗りしたのは自分だろうと思っていた。靴で溢れかえっている玄関でブーツを脱ぎ、いやーん!おかえりなさぁ〜いっ!と飛び掛かってくるボニを片手で抱きかかえる。
木「ボニぃ、ただいまぁ〜」
おかえりなさいっ!
ぶんぶん尻尾を振ってるボニを見て、今日は余裕あるし散歩にでも、と、部屋の明かりをつけた木村は、ざっ!と飛びすさった。
木「な、中居・・・っ?」
ついさっきまで薄暗かった部屋の片隅、ちょこんと正座した中居が、部屋の角と対峙している。
木「いるんなら明かりくらい・・・、中居?」
中「・・・わかんねぇだろうなぁ〜・・・」
木「へ?・・・ショカクヤチトセ?」
中「誰が森の友達の話なんかしてんだよっ!なんで、俺が昔はちどりだった時、おやじはホロホロ鳥で、おふくろは借金取りだった。わっかるかなぁ〜、わっかんねぇだろうなぁ〜とか言わなきゃなんねーんだよっ!」
木「長大なつっこみ・・・(笑)」
木村は密かに笑ったが、中居は依然、部屋の隅っこで部屋の角と対峙しているまま。
木「ちょっとどーしたんだよ」
中「ほっとけよ」
木「んじゃそーする」
中「てめぇ!この人でなし!あぁあぁ、そーでしょーよ、天下のキムタク様ともなれば、昔の仲間なんかどーだっていいんでしょーよ。あぁ、可哀相な俺ら。そうやって、ぼろ雑巾のように捨てられていくんだわ!おまえも、おまえも、そうやって飽きたらぽいっ!なのよっ!」
中居は、そばにいた、ミニチュアダックスのたくやと、猫のひろちゃんを無理やり両脇に抱える。ひろちゃんはいやぁん、と暴れ、たくやは諦めたようにぐったりとしているが、なおも中居は壁と対峙したまま。
木「中居さん?」
様子がおかしい・・・、と近寄った中居がなんだか泣いているようで、おいおい!と木村も慌てる。
木「ちょっとどーしたの!」
肩に手をかけて振りかえらせようとするが、がん!として中居は動かない。両脇に暴れる猫と、ぐったりした犬を抱えてじっと座っている。
これはおかしい・・・!
木「中居・・・。腹へってない?」
その言葉に小さく中居がうなずいた時。

森・慎「ただーーいまーーっ!!」

木村は二人を台所に拉致し、おやつ作りに取り掛かった。

18:10

森「中居くーん、ほら、中居くんの好きな蒸しパン作ったよー」(注:中居が蒸しパンを好きかどうかはさだかではない)
慎「くず湯もあるよ!ちょっと和風でおっしゃれー。ほらほら、見て、可愛いでしょー?」
くず湯の上に、抹茶ソースで絵を描いた慎吾が、ほらほら、と中居に言うが中居はまだ壁に向かって座ったまま。
剛「枝豆茹でたよー」
吾「もういっそ、ビールいっちゃおか、ビール」
森たちに遅れること20分、家にかえってきた吾郎、剛も、中居のために、あれやこれやと準備をする。木村は、メインディッシュの焼き鳥の準備をせっせとやりつつ、並行して、お手製アイスをお皿に盛りつける。
木「ほら、ジャビットくん付き」
ジャビットくんのクッキーを添えたアイスまでが並び、ようやく中居はしおしおと振り返る。
心配そうなメンバーをつらーっと眺め、蒸しパン、くず湯、枝豆、ビール、ジャビットくんつきジャイアンツアイスを、ちょびちょびつまみだした。それが右手だったため、右脇にかかえられていたひろちゃんは、んもうっ!と逃げ出し、たくやはまだ捕まえられている。
メンバーたちは中居に何も聞かなかった。
食べられるんならそれでいいや、と、真剣に晩御飯の準備をするため立ち上がったところ、中居が小さく言った。

木「え?何?」
中「けーたい・・・」
木「携帯?」
中「携帯、なくした・・・」
慎「えっ!?どこで!」
森「人に使われたらやばいじゃ!すぐとめなきゃ!」
吾「それより、メモリの番号!芸能人の番号とかはいってんの?それうられたりしたらやばいよ」
剛「ねぇ、どこで!?探しにいかないと!」
木「中居!」

中「うち・・・」
木「へ?」
中「ここんちのどっか・・・」

ここんちは、最近、かなり荒れている。6人分の荷物が、あっちやこっちや無秩序においてある。
吾「でも・・・、鳴らせばいいじゃん」
自分の携帯を取り出し、中居に渡すが中居は首を振る。
「電源が切れてる」
木「じゃ、どーすんだよぉーっ!!」

そんな訳で、家中ひっくりかえして中居の携帯を探すはめに陥った5人だった。

中「あっ!やべ!7時くる、7時っ!集合!集合ーっ!!」
「「「「「「いただきまぁすっ!!」」」」」」

今日の晩御飯は、蒸しパン、くず湯、枝豆、ビール、アイスクリームであった。

(ネタ提供、keiko様。もう御本人も忘れてるくらい昔にいただいたネタ(笑)ありがとうございましたー!!)


28日目

AM 6:00

剛「慎吾、まじ大丈夫なの?」
森「休んだ方がいいんじゃないの?」
慎「・・・いや大丈夫。『金狼』の撮りおしてるし、行く。」
昨日から少し体調が悪そうだった慎吾に、中居が無理矢理体温計を脇の下へとつっこむ。

38.2度

中「オイオイやべーじゃん。」
慎「大丈夫だって!今日の撮影は楽な方だから。」
メンバーが止めるのをおしきって、仕事場へと慎吾は向かった。

PM6:00
慎「ただいまぁ。」
居間の方へといくとすでに他ののメンバーは帰っていた。
木「うわっ!!顔真っ赤じゃんお前。・・・風邪うつるから二階行って寝ろ。」
吾「俺、明日大事な仕事あるしうつったら困る。」
と、吾郎は口に手をあてながらいう。
メンバーに冷たくあしらわれた慎吾は反論したかったがその元気もなくしぶしぶ二階へとあがった。

PM6:55

剛「慎吾、後5分だからちょっとだけ起きて。」
剛に体をゆすられた慎吾は目をさまし、起き上がろうと立ち上がったら体がグラグラ揺れるので剛に支えられるようにして下りてきた。
居間に行くと慎吾の席の前には風邪の時には絶対に出されるおかゆにうめぼしに玉子酒が置いてあった。

PM7:00

「「「「いっただきまーす!!」」」」

木「慎吾、それだったら食えるだろ?」
吾「ポカリもあるよ。」
中「ひえぴた買ってきといたぞぉ。」
森「パジャマ着替えなぁ、汗びっしょりじゃん。」
自分のことをこんなに心配してくれていたことを知ってメンバーのやさしさに涙がこぼれそうな目を必死にこすりながら、
慎「みんなぁ、ありがとう」とお礼をいった。
その夜は、やはり末っ子が心配でしょうがないお兄ちゃんたちが交代で眠い目を擦りながら看病していたことは、次の日の朝、目の下にくまができているメンバーをみて慎吾は知ったのである。

(byみりん様)

ありがとうございます〜!優しいおにいちゃんたちだわ!


29日目

「ただいま」
玄関に入った木村はぴたりと動きをとめた。部屋の奥から聞こえてくるのは、赤ん坊の泣き声?どうして??と、一瞬その現実に対応できずにいると、奥から赤ん坊を抱いて中居が出てきた。
「もう少しで、寝てくれそうだったのに、でかい声出しやがって」
不機嫌さを隠そうともせず、中居がつぶやく。
「あれ?美海?」
「そうだよ」
と、なおのこと声を張り上げた美海くんを受け取って、
「あ、とにかく絶対泣きやませるから、その後説明、な」
木村はとりあえず美海くんをあやし始めた。

「んだからぁ」
ようやく寝付いた美海くんを横目に、中居は説明を始めた。
「こないだ、サタ☆スマのスタッフとさぁ、美海どうしてっかな、って話になったんだよ。で、美海の母ちゃんに連絡とったら、美海も俺の番組、ジーッと見ていたりするとか言ってて、ま、その辺は怪しいんだけど、で、逢わせてやろうかってことになったらしくって、今日いきなり渡されたんだよ」
「じゃ、これも企画?」
「それが」
美海くんにそっと毛布を掛けてやりながら中居は言葉を続けた。
「全く番組とは関係なし。これっていいことなのかね?」
「んで、美海、いつまでいんの?」
「ん、夕食後くらいに迎えに来るって」
中居は煙草をとろうとして、はっとしたように元に戻した。
「赤ん坊の前じゃ、やっぱまずいよな」

「木村、行っちゃうの?」
うるうるの瞳で中居は木村を見つめ、そろそろ起きてきそうな美海くんを見つめた。
「行っちゃうのって、じゃあ、中居が夕飯の支度する?」
「う・・・・」
至極もっともな木村の言葉に中居は口ごもる
「もうじきほかのやつらも帰ってくるから」
ぽんぽんと中居の頭を軽く叩いて木村は台所に向かった。

「えーっ、何、美海くんじゃん」
暫く待つまでもなく、慎吾、剛、森、吾郎と次々に帰ってきて、美海くんの周りは子守候補生でいっぱいになり、起きて泣き出したらと言う不安を抱えてその寝顔を見つめていた中居は、ようやくほっと息をついた。
吾郎は、隠し子がいるのではと疑えるほどに抱き姿が決まっているし、森は美海くんを渡されてあたふたとする割には、上手に機嫌をとっている。剛はまさに隣の人、という感じで遠くから見つめ、
「何で、おまえ、そんな遠くから冷静に見てんだよ」
と言われ、
「だって、僕が抱いたら、絶対に泣くから」
と言う変な自信を見せ、慎吾などは天性の子守上手では?という感じで美海くんを笑わせた。

「おい、台所も手伝えって!」
木村の声で、、メンバーは自然と子守係と夕飯の支度係にわかれ、夕飯の支度ができあがるまでの時間は平和に過ぎていった。

午後七時。

「「「「「いただきまーす」」」」」

夕飯を前に全員で挨拶をしたものの、中居は美海くんにお粥を食べさせるためスプーンを手にし、自分の分は後回しになる。
「慎吾、おまえちょっと早めに食って、中居とチェンジしろ」
木村の言葉に慎吾はうなずきながらご飯をほおばり、中居は
「そういう拓哉パパが美海に食べさせてくれれば、俺も食えるんじゃん?」
と木村をちらりと見た。
「美海のお粥まで作ってやった俺に、そういうこと言うの?ママは」
「はぁっ?誰がママだよ?」
「俺がパパなら、ママはおまえでしょ?」
「馬鹿なこと言ってんじゃねぇよ」
ぽかっ、中居が容赦なく木村の頭をはたいた。それでも木村は、そう言う中居から美海くんを受け取って、中居が食べさせやすいように抱きかかえた。その美海くんに、中居はスプーンに適量のお粥をすくうと、二度三度息を吹きかけ、
「美くん、あーん」
と口に含ませる、という行為を幾度となく繰り返す。

「何だかさぁ、お母さんってこうやって苦労して俺たちのことも育ててくれたんだろうね」
そんな風に森がつぶやき、奮闘するお兄ちゃんズを見つめながら、四人の弟達はしみじみとうなずいた。

「「しみじみしてねぇで、さっさと飯食って交代しろおっ!!」」

(by Jun.様)
あぁん!!いつもいつもありがとぉ!!そして素敵ぃ!嬉しぃっ!!好きぃ(笑)!!


30日目

誰が言い出したのか、やっぱり夏と言えば海!ということで、潮干狩りに行くことになった。潮干狩りの後は波打ち際でバーベキュー大会だ。7:00に食えりゃいーんだろっということになった6人。無理やりスケジュールを調整し、6人そろってさあ出発。
アウトドア大王、木村と森の指示の元、無事にバーベキューの支度も整い、かーるくあさりでも取ってくんべ!と海に目を向けたところ。
さっきよりも波が近くに寄せてきている。
木「ん?」
中「あれ?俺の砂の城ねーじゃん」
慎「ありゃあ砂の城ってゆーか、子供が踏み潰した砂山でしょ」
中「うっせぇ!」
森「いった!俺じゃないでしょー!」
側にあった紙コップを投げつけられ、ノーコン!と森が怒る。
剛「てゆーか、これ、危ないんじゃん?」
ひたひたと打ち寄せる波を感じつつ、ふと吾郎が新聞を見てみるとなんと満潮時刻は6:58(PM)だった。

「何で誰も潮の時間調べてこねーんだよっ!」と文句を言ってももう遅い。あわてて片づけを始めたが7:00は迫っている!!果たして間に合うのか。

「「「「「「いただきまーす!!」」」」」」

そしてPM7:00。近くの国道の路肩に寄せた、木村君の大きなアメ車の中で煙にまみれながら生焼けの肉に食らいつく6人(いや中居は食わないか)の姿があった。

(byぴろちゃん(仮名)少々加筆)

今回の投稿はすんばらしいものです。短いですが素晴らしい。なぜ短いか。その理由をお話いたしましょう。この30日目は、なんと!ショートメールで送られたものなのです(笑)!すげー!!私、携帯のショートメールには詳しくないんですが、どう考えても、入力しにくいでしょう!?それを、「話が出てきて止まらない!」と書き続けてくれたぴろちゃん(仮名)!ありがとお!そしてそのメールを受信し、こちらに送ってくれたのうす様!ありがとうございます!ぴろちゃん(仮名)に、止める必要はない、とお伝えくださいませ。
ん?携帯のショートメールということは、のうす様も携帯でこれを受信して打ち直してくれたということ??すごいなー、携帯って(笑)


31日目

木村がリビングに入ってくると同時に 「いつになったら出来るんだよ。」中居のイライラした声が聞こえてきた。ソファーには、泣きはらしたような真っ赤な目をした吾郎が、濡れたタオルを握り締めていた。
「どうしたんだよ。」さり気無く聞きながら、吾郎の肩に手を置くとびっくりしたように顔を上げ、「僕じゃないよ、あっち。」とキッチンにいる剛を指差した。
木村が振り返ると同時に、中居がむっとした顔で「こいつ、何とかしてよ」と剛のそばでぶーたれていた。「さっきから、ずーとこのままなんだぜ。」 剛は、鍋を火に掛けさっきからずっと何かを炒めていた。鍋を覗きこむと茶色に炒めた、 「たまねぎ...」木村は、吾郎の顔を見た。 「そういうこと。大変だったんだからね。量多いから...」吾郎はタオルを放さずに言った。 「タモさんのうちで教えてもらったカレー作ってんだって。」 「カレーって、...早く煮込まないと時間ないぜ。」 木村が時計を見ると6:30を過ぎていた。
「まだ、だめだよ。もう少し炒めないと。」剛は頑固に、鍋をかき回している。 中居が、「もういいだろ。タモさんと同じじゃなくても、簡単に作れよ。」といっても、 「俺は、絶対あのカレーをみんなに食べさせたいの。うまいんだって。」ガンとして鍋から離れない。 「しょうがないな…カレーは明日にしてなんか作るか。」木村が、冷蔵庫を開けると 「げっ…何もない!」空っぽの冷蔵庫にぽつんと慎吾のマヨネーズが... 「サラダも何もなしかよ」木村のむっとした声に、 「今、森が買いに走った。」中居がぶつぶつと「こいつ、カレーの材料しか買ってこなかったんだぜ。」と、剛の頭をこづいた。 「中居君なんか何にもしてないじゃん。ずっけーよ。」剛は、小声で文句を言いながらも一生懸命、たまねぎを炒めていた。

6:50 

慎吾が、バタバタと帰ってきた。 「ただいまー。あれ、まだ用意してないの、やばいじゃん。」 とにかく、食事の用意でもしようとみんなが動き始めた。 「森、遅いじゃん。」5分もあればサラダぐらい...と思っていた木村は、55分を過ぎても帰ってこない森を気にしていた。

6:58 

「ごめん!手間取っちゃった。」森が帰ってきた。 「サラダ作っている時間ないって。剛、とりあえずストップな。慎吾、メシよそって、そのまま食うぞ。」中居の声に皆さっと反応して...

「「「「「いただきます!!」」」」」

7:00 

何もない...白いご飯をよそったお茶碗が6つとテーブルの真ん中に,サラダ用に置かれたマヨネーズ... 「これおいしーんだよねー。」慎吾が嬉々として、マヨネーズをご飯にかけている。 他の5人は、黙々と白いご飯をかっ込んでいた...


32日目

...翌日... 「さてと、メシも炊けたし、サラダも出来たっと...後は、カレーを温めるだけ...」 中居は、鼻歌交じりに鍋の蓋を開け中を覗きこんだ。 「げっ…ない!」 昨日、剛の作った「タモさん直伝のチキンカレー、6人分」が、きれいさっぱりなくなっていた。 「誰が食ったんだよー。食ったなら食ったって言えよー。どーすんべーよー」
今日は、カレーがあるから、夕飯の用意は中居でもできる。のひとことで、今日の当番は自分にされたのに、肝心のカレーがなくては... タイマーで、ご飯は炊けているし(セットしたのは森くん)、サラダは昨日買ってきた野菜を切るだけ(自分の好きなきゅうりのみ)でもって…あとは、どーしよう... これから買い物に出かけるのもかったるいし、自分でつくろうなんてはなから考えない中居は、おもむろに電話をかけた...

6:40 

木村、森、吾郎の3人が帰ってきた。 「ただいまー。中居、用意できてる?」木村は、リビングにいる中居に声をかける。 「てっ...寝てるじゃん。こいつ」「でも、用意は、している...」吾郎が、指を指した先には、ぶつぎりにされただけのきゅうり... 「サラダ...だよね?」「漬物じゃ...」2人が、「中居らしいな」と笑っていると 「このお湯、なんだろ?」森が、キッチンから声をかけた。 「なんか、作る気なのかな」「火、つけたまま寝るなよ。」文句を言おうと中居を起こしに行くと剛が帰ってきた。
「カレー大丈夫?中居君焦がしてないよね。」剛は手を洗うのもそこそこにカレー鍋をのぞく...

「中居君、起きてよ。」「起きろ!てめー」 4人の怒鳴り声で目のさめた中居は、不機嫌な顔で「慎吾、帰った?」 「まだ...」「中居君、俺のカレーは?」怒った顔の剛に「俺じゃねーよ。」寝起きの中居がにらむように言った。
「夕飯どうする?」心配そうに声をかける森に、「カレー食ったやつに責任取らせる。」中居のシビアな声と同時に、 「ただいまー。」慎吾が、帰ってきた。 「おせーよー。買ってきたか?」「うん。時間ないから、お湯沸かしてくれた?」中居と慎吾の会話に、「まさか...」木村は、いやな予感を感じながら...

「「「「「いただきまーす。」」」」」

7:00 

食卓には、皿に盛られたカレーライス、きゅうりのぶつ切り、それから、大急ぎで森と木村で作った野菜サラダが置かれていた。 「昨日一日かかって作ったのに何でこんなもん食わなきゃいけないんだよ。」 剛が、カレーを食べながら文句を言っていると、「でも、白いご飯だけよりはましなんじゃない?」吾郎がたいしておいしくなさそうにカレーを食べながら言った。 「こいつが、いけないんだぜ。こいつがっ!」中居が、隣に座っている慎吾を指して言った。 「だって、昨日は白いご飯だけで夜中にお腹が空いたんだもん。」 「だってじゃねーだろ、普通6人分のカレー1人で食うかよ。」呆れた様に木村が言った。 「エー。だって、ご飯なかったんだよ。ルーだけじゃなかなかお腹膨れないし...」慎吾の抗議の声もむなしく、そんなに食うからデブるんだとみんなに突っ込まれ、挙句に 「罰としておまえのメシはこれ。」と中居の作ったサラダをたべさせられる。 「ずるいよー。僕も森くんのサラダがいいっ」慎吾が叫んでも、みんなに無視される。 「僕にもカレーちょうだい。 買ってきたんだからサー。」慎吾の言葉に冷たく中居が答える。 「買ってこいって言ったからだろ。おまけに、こんなもん買いやがって!」 「中居君でしょ、レトルトカレーでイイからって言ったのは...」 「だからって普通こんなもん大人が買うか!」 「...欲しかったんだもん、ポケモンのめんこ。」慎吾は大事そうに皆のカレーに付いていたおまけを抱えた。本当はドラゴンボールのカレーが良かったんだけどアラレチャンにかわっちゃったしな... 慎吾の買ってきたお子ちゃま甘口カレーを黙々と食べるメンバーの冷たい顔。 慎吾のいじけた顔を見つつ、こっそりレトルトカレーを温めに行ってやるやさしい森くんの姿があった。

(31日、32日ともに、byカズぽん様)
ありがとうございましたー!いやーん、つよぽん可哀相〜(笑)!中居リーダー可愛いぃ〜!!


33日目

30日目の雪辱編

「あのまま終わるのはめちゃくちゃ悔しい!」
潮干狩り失敗、という敗北感を抱えた負けず嫌いの上2人の一言で、再度海に行くことになった6人(本当にいやそうな顔をした吾郎含む)。
今度は潮見表を買ってきて干潮時刻も完ペキ。
6人のスケジュールも完ペキ。
何かあっても対処できるように、現地到着はPM4:00。先にあさりをGETし、少しずつ満ちてくる海を見ながらバーベキューということになった。

慎「いえーい!あさりー、あさりー!!」
森「へへーんだ、はまぐりぃ〜」
木「うっそ!すげぇじゃん!」
吾「あー、あっつーい・・・」
剛「黒の長袖だからじゃない・・・?」
中「俺、全然とれねーんだけどぉ!?どーなってる訳ぇ!?」

はたして海ではまるでお子さまのようにはしゃぐ6人。あさりも大漁。お肉も大量。今日は完ペキだ!と思われたPM6:35。ふと中居の動きが止まった。

「………吐く」

すわ、日射病か!!口を押さえてうずくまる中居に一瞬すべての時間が止まった。

「慎吾っ、中居連れてけ!車の横が陰になってる。剛は中居の荷物持ってけ!!」

てきぱきと指示を下す木村以下メンバーたちのおかげで事なきを得た中居だったが。

「「「「「「いっただきまーす!」」」」」

PM7:00。

おいしそうに肉をほおばるメンバーたちの横で、中居は青ざめた顔でウーロン茶をなめるよりほかないのだった。

(byぴろちゃん(仮名)元木やや加筆)

30日目の時、すごい!携帯メールで送ってきてくれた!と嘘を書いた私です。携帯メールで考えが止まらない!とゆってくれたぴろちゃん(仮名)は、その後、FAXでお友達のとこに内容を送ってきてくれたのでした(笑)!ごめんよ、ぴろちゃん!またよろしゅうに(笑)!


34日目

ガタンゴトン、ガタンゴトン・・・ぽかぽか陽気の草津行き列車に、一人影を落とす男・・・・稲垣吾郎。そうムーディー吾郎は、怒濤のお仕事月間にすっかり疲労がたまり、何もかも忘れて温泉に浸かりたくなったのであった。しかし、メンバーは知るよしもなく・・・。

ラジオを終えた拓哉に、電話が入った。
拓「もしもし?おー中居、珍しいなぁ電話。なんだよ!」
中「今ミッチーから電話で、吾郎がいなくなったって。」
拓「あ゛〜!!」
中「やっぱりキツかったかな〜絨毯バーにも最近行けてないってこぼしてたし・・・。」
拓「とりあえず他のヤツらにも連絡とって探すべ。」

拓哉はとっさに電話した剛から有力情報をゲットした。
剛「そうかーゴロちゃんね・・・あっ!昨日楽屋でインターネットで草津調べてたよ!」
拓「そこだよ、そこ!とりあえず7時に間に合うように、草津駅に集合!おまえ連絡網な!」

6:15

なんとか仕事を抜け出した5人は、草津駅に集合した。しかし一体どこから探したらいいのか、膨大な数の旅館を前に立ちつくすのであった。

森「俺、なんとかバイクで小回りきかせて探すよ。」
拓「じゃ俺と中居で観光所行ってみる。」
慎「僕はつよぽんと駅付近、歩いてみるよ。」
中「ゴロー募集ちゅう・・・」
声にならない声で呟く中居の肩を、ガシッと力強く抱いて拓哉は車に乗り込んだ。

駅前で探すしんつよに、サインを求めた女子高生が一言。
「え〜今日ってロケ?ゴロちゃんは別撮り?」
慎「なに〜!ゴロちゃん見たのぉ?」
なんと数時間前に、ある旅館行きの送迎バスに乗る吾郎を見かけたという。しんつよは早速、他のメンバーに連絡を取り、その旅館の前で落ち合うことにした。

拓「おおっ!慎吾、ここだよ!」
先に着いた森と一緒に、説得文句をくり返す中居を抱えた拓哉が旅館の前で手をあげていた。

こうしてたどり着いた5人の前には、時と共に貫禄を増した「旅荘つきのや」という風情ある看板がかかっていた。

森「なんて説得するの?」
剛「ワインかったげる!」バシッ。
剛「女優付き!」バシッ、べちッ。
拓「今までなんとかやってきたんだ。これからもなんとかなるさ!」
森「そうだよ、多分ゴロちゃんは車で勝負ってわけいかないだろうし。」

吾郎の予期せぬ反応に怯えつつ、5人は進んだ。

吾「あれぇ〜?みんなぁ〜やっぱりわかっちゃった〜?」

そこにいたのは、温泉でゆでだこになりその上日本酒をひっかけて、すっかりできあがった吾郎だった。あまりのお気楽加減に、5人はすっかり腰砕け状態。

中「てめぇ〜なにやってんだよ〜!」一斉に吾郎に飛びつく5人。

慎「あ゛!いただきますは!」

時計は6時59分を指していた。とりあえずいつもの崖っぷち連係プレーで、お膳に用意された吾郎の料理をみんなで囲み、

全「「「「「「「「「「「いただきま〜す!!」」」」」」」」」」」

全「ふぅ〜」

吾「いや〜みんなほんとに来てくれるとは、まぁ一種のかけ?みたいなぁ?」
拓「みたいなじゃねーよ。驚かすなよー。よしっ慎吾、今日は泊まりだ!フロント電話してガンガン料理頼んじまえっ!」
慎「あいよっ!」

みんなに混じって微笑む吾郎だったが、内心沖縄にしなくてよかった〜っとほっとするのであった。

(by Shino様。ありがとうございましたぁ〜!やだわ、きゃわゆい!きゃわゆいわっ!!明日っから吾郎様舞台だし(笑)!)


35日目

「ただいまーっ!!…何だよ俺が最初かよ」
一人ごちた木村はいそいそと台所へ向かった。誰もいないということは、自分が食事当番だということだが、それは何でも好きなものを作れる、ということも意味していた。
「今度こそ中居(と慎吾)になすを食わしてやる」

前回ミートソースで失敗したので、今度はさらに味のわかりにくいものをと、密かに作戦を練っていたのだった。  

・ 今日のメニュー【なすカレー】
 材料(6人分)
 なす 2本  玉ねぎ 2個  合いびき肉 400c(お好みで増減してください。) にんじん 1本  その他お好み野菜
 カレー粉 少々  にんにく 1かけ  カレールー チキンブイヨンスープ 各適量 ウスターソース     

 作り方
@ なす、玉ねぎは細かいみじん切りにする。にんじんは大きすぎず小さすぎず、要は適当な大きさに切る。その他お好みの野菜もにんじんと同じ大きさに切る。
A なべで、スライスしたにんにくを炒め、香りがでたらなすと玉ネギを入れよーく炒める。
B 合いびき肉、にんじん、他の野菜とカレー粉を加え、手早く炒める。
C チキンブイヨンスープを入れ、煮る。
D 野菜が煮えたらカレールーを入れる。仕上がりは、ちよっとドロドロめの方がベターなので水分とルーを調節する。
E かくし味にウスターソースを加える。  

 注意事項  なすほどではないが、あまり好きではない野菜を加えておきましょう。そちらに目を奪われ、なすには気づかないはずです。  

木村は味見をして、大きくうなずいた。
「よしこれならわかんねーな。ボク生き2でも食えてたし、今日は大丈夫だろ」(注:マジでなすの味しません。)    
次々と帰ってくるメンバーたちも、おいしそうなにおいをかぎつけ台所に集ってくる。
慎「いい匂いだねー。早く食べたーい」
森「7:00までお預けだってば、慎吾。さっきもお菓子食べてたじゃん。」
剛「木村君、新しいカレーじゃん。僕ちょっとカレーにはうるさいんだよね。」
吾「ねえ、中居君は?」
 みんな思わず顔を見合わせ、腕時計に目を落した。
木「6:42分…。ちょっと遅いよな」
森「だよね。中居ちゃん、いつも早めに帰ってるし」    

ちょうどその瞬間を見計らったかのように、不吉な電話のベルが鳴り響いた。
木「………もしもし?」
中「あ、木村?俺、俺。今近くまで帰ってきてはいるんだけど、ちょっと間に合いそうにないんだよね。みんな帰ってんだろ?車で出てこねぇ?」
 まさか今日に限ってそんなこと。という思いを見事に打砕かれ、思わず机につっぷした木村を誰が攻められるだろうか…。  

19:00

「「「「「「いただきまーす。」」」」」」    

結局その日の夕食は、近くのコンビニで適当に買いあさったおにぎりとサンドイッチをしかも車中で食べることになった。その後、仕事が大好きな中居は深夜までかかるという撮影に向い、木村の力作はリバウンドが心配される大きな人の胃の中へ消えてしまった。
「今度こそっ!!」と木村がリベンジを誓ったのは言うまでもない。

(BY ぴろちゃん(仮名)改め、ひろひろ様)
ナスカレー、マジでおいしそう!!つくりたーい!!ありがとうございましたー!!


36日目

こんにちは。木村ボニータです。
最近ボニはちょっとごきげんななめです。なぜかというとパパたちが100万円もらうために毎日いっしょに「いただきます」をする、というのでボニとパパのスウィートな生活が邪魔されているからです。

中「ただいまーあ」
今日は一番に中居くんが帰ってきました。
中「ボニータ、散歩行こうぜ。今日は遅くなるからって木村に頼まれたんだ。」
また今日もあまりパパと遊べなくなるけど、パパの頼みなのでしょうがなくつきあってあげることにしました。
ボニにはよくわからないけど、パパのお友達はみんな有名なひとみたいです。
森君はちょっとおっちょこちょいだけど、おいしいご飯を作ってくれるのでわりと好きです。
しんごくんは、たくさんたくさん遊んでくれます。
吾郎ちゃんは何を考えているのかよくわからないです。
つよしくんは大好きです。ボニがつよしくんのところへいって甘えると照れたりしてなんかとてもかわいいです。
だけどつよしくんには、マコちゃんという彼女がいるとききました。この中居くんはマコちゃんに似てるらしいので、ちょっとやな感じです。それに中居くんはボニが寄ってくと腰がひけてるし、つよしくんをいじめるし、パパによくかまってもらってたりするので、あまり好きじゃないです。

…こんなこと考えてたら、何かだんだんムカついてきました。こんなときにはパパがよく言うように「先手必勝」です。

中「え?、ちょっとボニータ。待てよ!!」

ちょっとボニが本気を出せばこんなものです。すぐに中居くんを振りきって全力疾走です。風を切ってどこまでもどこまでも走ります。中居くんの声が聞こえなくなっても、走って走って走って走って走って……。    

ここはどこ?    

私は誰?

なんてそんなことを言っている場合じゃなくて。確かおうちを出てすぐに左に曲がって、信号を2つ渡ってから大きなお店の前を通って……。
まずいです。その後、走って走って走って走ってしまったので、覚えていないみたいです。辺りを見まわしてみても見たことのない場所です。
神さま。ボニはパパのところへ帰れるのでしょうか。つまらない意地なんかはらずにちゃんと中居くんと散歩してればよかったです…。
どおしょお。ごめんなさい。もうしないから助けて。ボニを見つけてよう!!

中「ボニータ!!」

ああーっっ。
中居くんです。中居くん、中居くん、中居くん!!
中「よかったー。いなくなっちゃったかと思ったよー。おまえ足速えなあ。おまえがいなくなったら、俺木村に顔向けできねえよ。」
ぜーぜー息をつきながら、そういってにこっと笑った中居くんの笑顔はいつもと違ってなんだか頼もしく見えました。
それから中居くんは時計を見てちょっとやばいって顔をして、パパにお迎えに来るよう電話をしてくれました。そしてパパを待っている間にボニにジャーキーを買ってくれました。
反省です。ボニはわがままだったのに、中居くんはやさしいです。ちょっと甘えてみると、中居くんはくすぐったそうに笑いました。

 ………可愛かったです。  

「「「「「「いただきまーす」」」」」」    

今日もみんなで夕食です。中居くんのことが前より好きになったボニは、中居くんのとなりで中居くんが買ってくれたジャーキーを食べることにしました。これからは、もうちょっと中居くんを観察してみようと思います。


37日目

吾「ねえ、中居君。映画見に行かない?」
中「はあ?どうしたのおまえ、突然。」
吾「いいじゃん、たまには。どうせ今日は空いてるんでしょ?」
中「そうだけど。あ、でもやだからな俺、催眠は!」
吾「やだなあ。俺一言も催眠なんて言ってないじゃん。」
中「言ってないけどさ。・・・俺、あれみたいんだよ、健さんのやつ」
吾「ああ、鉄道員?」
中「そうそう。稔持さんも出てるしさ。」
吾「じゃさ、今日は俺の車で行こうよ。たまにはいいでしょ。」
 そして吾郎は中居の後ろで忍び笑いをもらした。
(催眠じゃない、とも一言も言ってないけどね)などと考えつつ・・・。  

PM6:45

慎「あーっ、いい匂い。木村君、今日は何ー?」
木「おまえ、つまみ食いすんなって何度言ったらわかんだよ。」
帰ってくるなり台所へ直行し、大きなお皿に盛られたサラダに手を伸した慎吾に、木村の容赦ない一撃が飛んでくる。
森「木村君、そろそろ焼きはじめようよ。後15分だし。」
木「そうだな。剛、慎吾っ、おら皿出せ。」
剛「おいしそうだねー。これ森君のオリジナルなの?」
森「そう。お肉は木村君に選んでもらったんだけど、ソースは特製。食べてから何が入ってるか当ててみてよ。」
すげー、早く食いてぇー!! とわめきながら、いそいそとお皿を並べていた慎吾がふと思い出したように尋ねた。
慎「ねえ、中居君と吾郎ちゃんは?2人とも今日は午後から仕事入ってなかったよね。」
剛「そういえばごろちゃんが、今日は中居君をエスコートするって言ってたけど。」
森「何?エスコートするって」
木「・・・・・催眠?」
慎「中居君ってまだ行ってなかったっけ? みんなはもう連れて行かれたんだよね。」
剛「中居君、すごく怖がってたからまだだと思うんだけど。」
木「なあ。中居さあ、このメニューやばくない?」

4人が思わず目を合わせたそのとき、ただいまーあ、とのんきな吾郎の声が響いてきた。
吾「遅くなってごめんねー。中居君が気分悪いって言うからさあ。」
木「・・・・・やっぱり。」
がっくりとうなだれる木村の視界に、吾郎に半ば引きずられるようにして帰ってきた中居の青い顔がうつった。  

PM7:00

「・・・・・・いただきます」  

かろうじてそれだけ言ってのけた中居は口元を押えて洗面所へとんでいき、食卓には薄味好みの中居のためにわざわざ塩とこしょうだけでシンプルに仕上げた、ぶ厚いステーキが鎮座していた。

(36日、37日とも、byひろひろ様)
いやー、ボニったら可愛い!可愛いわー!いいわねー、6年連続日本一の男に、もっとも愛されてる女!ぎゃあーーー!!ねたましぃぃぃ〜〜(笑)!!


38日目

すまっぷー、なかいまさひろのーさむがーる、すまーっ!
はい皆さん今晩は、中居正広です。えー、今日はですね、ここ、ね、どこだと思うここ。すげえんだよほんと。
ちょっと信じらんない状況でですね、カカカ、お送りしてます。えーヒント、今僕、動いてます。今僕はですね、えー時速・・120キロ。え、もっとか。150?おめえそれちょっとやばくねえか?事故ったらどうすんのオレ事故ったら。サムガールスマップ事故で中止。
「事故んねえよ」
あれ?なんかちょっと今聞いたような声ですね・・・カカカ、わかるかなこれ、運転手さん。今日の運転手さんはほんとにもう、凄いからね。
はい。今車乗ってます。外車。広いです。えーCDと、あ、ビデオも積んでありますね、えーっと?
「いじんなよ」
これ「渡る世間は鬼ばかり」「おんな太閤記」ああ、橋田先生の名作ですねえ。運転手さん勉強熱心ですね。
「勉強熱心って、それお前に頼まれて俺がわざわざ借りてきたんじゃん」
あ、あぶない赤だよっ!え、お前信号無視すんなよ、こええ・・そこまで急ぐか。えー、なんでこんなに、何をそんなに急ぐかってことですね。カカカ、これは言えねえな。当てた人には何かやろうか。えーとCD?俺のサイン入り・・

都内某劇場・楽屋
舞台初日を迎えた左利きの彼をレーサー青年と革パンハードボイルド仕様青年が囲み華やかな幕の内弁当を広げる・・
「うわっ・・・凄いね・・・ビストロ超えてない?」
「えーとですね、初日祝いってことで幕の内。煮物は森君。焼き物と揚げ物は僕が担
当しました。でも吾郎ちゃんは舞台前だから、今はまあ形だけのいただきますってこ
とで、こののどあめで我慢してください」
「えっ?!僕、飴なの?」
「あとで食べていいから」
「あとは撮影組さんたちが間に合うかだねー」

約一時間後・・

運転手の腕は確かで車は7時10分前に劇場の駐車場に滑り込む。運転手は助手席でタオルにくるまった彼を静かに起こす。起こされた彼は助手席で眠ったことを深く気に病んだ様子だがとりあえず共に楽屋に走る。

6時55分。

某劇場楽屋
5人そろい、最後の一人を待ちわびる。

6時58分

ようやく登場した最後の彼はヘルメットにぴっちりしたボディスーツを纏っている。
「・・・おめえ、まさかと思うけど、映画撮影用の自転車で高速ころがしてきたんじゃねえだろうな?」
「さすが木村君!これね、100キロ出んのよ。でも俺100出したときなかったのね。したらさ、実現しちゃってさ。もう俺、うれしーっ!!」
ぼか。どす。一番年かさの二人は喧嘩自慢。
「いたたたたた。なんで?!。俺間に合ったじゃん」
「バカヤロウ、ケガしたらどうすんだ!」
「スタッフ全部に迷惑かけたら責任とれんのかよ!」
あやしい雲行きを察したか、本日の主役は冷静に・・
「・・・でもさ、今日二人は緑山から法定速度守ってここまで来たわけ?」

沈黙。

目覚し時計が鳴る・・

「いただきまーす」

「まあとりあえずおめでとうだよ。うん」
「ありがとう。みんな見てってね」
「吾郎ちゃんもう行くの」
「ベストつくせよ」
「あー、なんかすげー楽しみになってきた」
「俺、ぜってー見ないから」
「はいはい幼稚園児さん。連れてくからこのヒトも」
5人の青年に見送られ、舞台の主役はさわやかに楽屋を後にするのだった・・

(by志乃ぶ様。ありがとございましたーー!!!素敵なサムガ、そーゆーのが聞きたい(笑))


39日目

夕闇が迫ってくる銀座の街角で薄い色のサングラスをかけた男が一人、人待ち顔で佇んでいた。時折腕時計に目を落としながら、イライラしたように足でリズムを刻んでいる。
「何やってんだよ、あいつら」
 今日は銀座セゾン劇場前の東京三菱銀行で余裕を見て午後6時に待ち合わせをしたはずなのだが、余裕を見すぎたのか6時ジャストに現れたのは木村拓哉ただ一人だった。
 本来なら6時ジャストにどこからともなく集合し、見つかる前にとっととセゾン劇場に乗り込む手はずだったのに。
 ちなみに今日の夕食はそのセゾン劇場でちょっとしたゲームをした後、敗者が罰ゲームとして近くの明治屋で調達してくることになっていた。
 月晶島綺譚の開演時間が迫り、次々と観客らしき人々が集まってくる。予想どおりとはいえ、そのほとんどが女性であるのを見て木村はため息をついた。
 彼らの遅刻ぐせはよくわかっていたはずなのに、馬鹿正直に時間ぴったりに来てしまった自分が哀れを通りこしてバカバカしく思えてくる。
「ごめんねえ、木村くん」
 脱力するほど脳天気に声をかけられ、怒る気力も失せて木村は振り向いた。
「剛、おまえ遅れるなら電話くらいしろよ」
「ごめん。雑誌の取材が長びいちゃってさあ、電車で来たんだ。車より速いから。やっぱり電車だと電話すると悪いじゃない?」
「駅についた時点でもできるだろ」
「あっ、そっかー」
 へへへ、と笑う剛を見て木村はため息をついた。 
  その瞬間、キキキキキキとすごい音を立てて目の前にバイクが一台滑り込んできた。
「悪いな木村」
「もー、中居ちゃん突然電話して来るんだよ。間に合わないから迎えに来いって」
 そういって森と中居がヘルメットの中から現れた。
「うわ、中居くんどしたの?その顔」
「お前やめろよ。顔焦げてるじゃん。」
「そうでしょ、ますます中居ちゃん顔色が悪く見えるって」
「それはそうと、慎吾は?」
 先ほどの派手な登場のおかげで、女の子たちがちらちらとこちらを見ている。気づかれるのも時間の問題だろう。
「もういいよ、行こうぜ。遅れる奴が悪い。」
   

そして全速力で走りセゾン劇場の楽屋に強行突破した4人は、そこで信じられないものを見てしまった。  

「いるじゃん、慎吾」
「ここで何やってたんだよ」
「え?慎吾ずっといたよ」
呆れ果てている4人と何だかどたばたしている吾郎の前には、幸せそうに寝ている慎吾の姿があった。
 

「「「「「「いただきまーす」」」」」」

「あっ、じゃあ僕出番だから」
「「「「「いってらっしゃーい」」」」」
   

結局時間ギリギリになってしまい、一人寝こけていた慎吾が罰ゲームとして訳もわからないまま明治屋に食料調達に行かされたのだった。

(byひろひろ様。ひろひろ様とは、26日、スペイン坂でお会いする予定だったのに・・・!うちのバカ携帯が!バカ携帯がつねに圏外になる!圏外になるがために、全然連絡つかず!壊れてるよ!絶対!高松市の超中心部に帰ってきても、ずーっと圏外なんだぜぇ!?ごめんなさいでしたぁーー!!!)


40日目

今日は久しぶりの休日。中居は香港帰りの木村を心待ちにしていた。そして、森にケーキを焼かせている。そう、パーっとごちそうで出迎えて自分の株を上げようとたくらんでいるのだ。

慎「シャンパン買ってきたよー!ついでにビールも!」
中「バカヤロー!ビールじゃねーよ、ワインっつたろー!」
慎「むーーーーー。」
剛「ねぇ、玄関の飾り付け終わったー。」
中「どれぇ・・・バラが付いてねーじゃん!もっかいやり直しっ!」
中「ったくー、吾郎はどこいってんだよー!」
森「木村くんの出迎え。」
中(心の独り言)「あいつ・・・きたねぇぞ・・・。」

空港

木「おー!なんだよ、吾郎!わざわざ迎えに来てくれたわけ?」
吾「うんっ、まぁーなんていうのかなぁ。やっぱり僕と木村くんの関係っていうのは・・・・・って、オイッ!」
木「コレとコレちょうだい。」
売店で雑誌を購入する木村。話聞いてない・・・。
吾「まぁいいや。車、用意してあるからさー。乗ってよ!」

お家

木・吾「ただいまー!」
全「おかえり〜!!」
中「ほらっ、木村、ココ座れよ。お誕生日席!なぁ疲れてんだろ〜。」
木「オウッ、アリガト。何コレ!すんげーごちそうじゃん!」
森「あっそれ僕が・・・。」
中「だろ?だろ?全部オマエのために作ったんだぞー!」
森「なっ!ソレ僕が・・・。」
中「うっせっ!おれがプロデュースしたんだろー。」

吾「木村くん実はさぁ昨日の海の番組、録画しといたんだよねー。コレッ。」
木「あーうそっ覚えててくれたんだ。サンキュー。」
中「ちィッ。」
中「あっそうだ!おれも宇多田の映像ゲットしたぜ!」
吾「あっそれ、香港でも見れるよ。」
木「あっわりぃ、それもう見た。」
中「ちィッ。」
剛「ねーもうそろそろ時間だよ〜。」

7:00

全「「「「「「「「「いただきま〜す」」」」」」」」」」」

一見穏やかに始まった食事だったが、木村を挟んだ吾郎と中居の間でには二人にしか見えない火花がちっているのだった。そして、まだまだ始まったばかり・・・・。

中(心の独り言)「リベンジはいつか必ず・・・・。」

(by緑茶様。緑茶様は、緑茶様だけども、黄組さん(笑)なのに可愛いー!!ほら、中居はホントに木村が好きだから(笑))


<ぼしゅーちゅー!!>

SMAP100日チャレンジの、ある1日を書いてくれる人、ぼしゅーちゅぅーーー!!こんな1日はどう?というネタだけでも嬉しいの!書き方は自由なので、どんどん書いて、100日チャレンジぼしゅーちゅぅー!!係までお送りくださーい。特別に、何日目かがいいっ!って人は、それも書いてやってくらさいね!集まったら、どんどん発表していくじょ!
不明点がくさるほどあると思うので、お問い合わせくださーい!

 

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