婚カツ!

foresight

09/05/25 『嫉妬がとまらない』

<バッティングセンターのゆっきー>
115kmが打てないゆっきー。
真「もっとボールを引き付けて!」
と、130kmでホームランをぶちかます真琴。
ゆっきー「ナイスバッティン・・・」
メダルももらい、子供たちから握手を求められる真琴とはえらい違いです。
ゆっきー「あーー、勘が戻らなかったー、久しぶりすぎて」
真「はいお疲れー」
ゆっきー「よく来るの?」
真「たまにね」
仕事で疲れて、そのまま帰りたくなーい!って時には寄って帰るという真琴。
ゆっきー「そっかー。母親の顔になって帰るんだ」
真「そ言えばさ。邦、なんで最近婚活来ないの」
ゆっきー「仕事がね。あ、それより婚活バー」
真「そうだそうだ。これー」
と、出してくるのがGREENって、それは本物の婚活バーじゃあ!?
真「見た感じは普通のバーでしょ。入ってからまず受付をして、この奥に、カクテル飲みながら、色んな人と出会える。実際ここで出会った人が結婚したってケースもあるんだよね

ゆっきー「ほー」
真「あ、ね、茂と春乃ちゃんどうなった」

<茂と春乃がどうなったかと言うと>
邦夫ちゃんと、ゆっきー弟のアシスト、そして茂のがんばりにより、関係は回復したのでした。
ふられた男として、満点に近いのではないかと!えらいぞ茂!

<区役所の朝のゆっきー>
ゆっきー「おはようございます」
桜「どうも、おはようございます」
匠「おはようございます・・・」
ほっぺ隠して入ってくる匠
桜「どしたんですか?」
匠「何がです?」
桜「どうしてそっち向いてるんですか?」
匠「僕、ここから見る景色が好きなんで」
桜「景色って、棚しかないじゃないですか」
背中を向けたままの匠の前に回る二人。
ゆっきー「どーしたの、その顔」
匠「あ」
ゆっきー「かみそり負けじゃないよね」
匠「これは・・・猫」
ゆっきー「猫?」
匠「猫に顔をひっかかれちゃって」
桜「猫飼ってらっしゃるの?なんだー、だったら早く言ってくれればいいのに。ほら!可愛いでしょ。うちのだいごろう!猫の写真見せてください♪」
匠「僕は写真は撮ってないんですよねー・・・」
桜「猫飼ってるのに写真持ってないんですか?」
匠「えぇ・・・」
このタイミングでなった電話に急いで出るゆっきーと匠。負けて手を痛めるゆっきー。匠は、区長に呼ばれちゃってー、と去っていきました。
ゆっきー「なんだあいつ」
桜「二瓶さんには何か事情があるね。間違いないね。猫は飼ってない。猫飼ってる人間は猫の写真持ってるもん」
ゆっきー「で?」
桜「猫飼ってないのに、顔に傷があるでしょ?何に引っかかれたかって話でしょ。猫以外に、うちにいるもんって言えば・・・」
ゆっきー、はっ!!
ゆっきー「まさか。・・・!」
桜「爬虫類」
ゆっきー「奥さん」
桜「え?」
ゆっきー「奥さんでしょー」
桜「そうだね。奥さんだよ」
ゆっきー「でもその奥さんが?」
こういうやりとりがとても好き。間が悪いくせに、ツッコミなゆっき〜♪
そして、ゆっきーたちにも、奥さんかぁ・・・と気付かれた匠は、区長には気付かれないまでも、勝の仕事を商店街出身者として手伝うように言われるのでした。

<勝にはたいがい横柄なゆっきー>
ゆっきー「おい。ちょっとなぁ、あの商店街のことだけどさ、おまえほんとにのっとるつもりなのか?」
勝「のっとるって。冷静に考えれば、商店街にとっても大きなプラスになると解りそうなもんだ」
ゆっきー「そうかな。俺はそうは思わないけど」
勝「放っておいたら衰退する一方の商店街を、僕たちは活性化させようとしている。それとも何か代案でもあるのか」
ゆっきー「代案って」
勝「ないようだね。君が計画に反対するのはただの感傷だ。感傷や感情でしか判断できない人間と話してるヒマはない。失礼」

<そして匠は行ってしまった>
むきーっ!と帰ってきて、婚活窓口がヒマなので、だいごろうの写真を見ていた周吾郎さんをスルーして、代案考えるぞ!ってゆっきー。
匠「え?代案って?」
ゆっきー「商店街を活性化させる、あいつらを超えるような」
匠「あのさ、邦之」
ゆっきー「なに?」
匠「それ考えられない」
ゆっきー「なんで」
匠「手伝うことになった。あいつを」
ゆっきー「えっ!?あいつってあいつ?」
匠「あいつの計画の手伝い」
ゆっきー「なんだよ、匠それ」
匠「どうしようもないんだ。区長から直接頼まれちゃったし。それに商店街にとってもいいことかもしれない。新しい店を呼び込んだ方が」
ゆっきー「あいつと同じこと言ってるよ」
匠「悪い、会議があるんだ」
ゆっきー「ちょっと待てって、匠!区長に言われたからってなんですぐ流れるんだよ!」
匠「邦之。僕には家庭があるんだ。感情のまま動くわけにはいかない」

<帰ってきたゆっきー>
商店街は、確かにみごとなシャッターっぷりで、スミさんちも床屋をしめちゃってます。
春「邦!」
ゆっきー「おぉ、春乃、おかえり」
春「なんかあったの」
ゆっきー「ううん。今から茂んとこ行くけどおまえ、あ・・・」
春「私も行くけど?ほら行こ!行こ行こ!はいはい!」
二人を待っていたのは、ゆっきー弟の友達。ひでろうくん。
ひ「婚活窓口で」
ゆっきー「あん時の。うんうん。やすの友達」
春「飛田春乃です、どうもー」
あっ、可愛い!となるひでろう。
ゆっきー「どしたの、俺になんか用かな」
ひ「お兄さんと話して、俺も婚活始めてみよかなって」
ゆっきー「マジで!」
春「よかったじゃん」
ゆっきー「そっかそっかそっか。嬉しいな」
茂「それで、俺が恋の手ほどきをね」
山田優の残念な弟「茂くんじゃなくて、この本ですからね!」
もてるには本を見せて怒られる山田優の残念な弟。しかし、今どきその分厚さに立ち向かっていこうとする茂は、やはりなかなかのものではないかと。
ゆっきー「婚活かー。俺も全然解らないんだけども」
嬉しそうなゆっきー。ゆっきーが嬉しそうで嬉しい春乃。その春乃にぽやーとなるひでろう。
茂「ひでろうくん、ひでろう!春乃は絶対ダメだからな!しかも春乃は好きやついるんだから!」
春「茂!」
山田優の残念な弟「誰っすか!」
茂「聞くなよ・・・」
でも、そこにいる人たちは、全員それが誰かは知りません。
ゆっきー「俺たちが知ってるヤツなの?」
えっって春乃。じーっと見るゆっきー。
春「教えない」
ゆっきー「なんでだよ!」←ノンスタイルいしだ風
春「あーあー、あたし明日早かった!これつけといて!」
と、帰っていく春乃。春乃の明日はいつでも早い。
おまえが変なこと言うからだろーと怒られる山田優の残念な弟。
茂「そうだ邦之くん。あれどうなったの。乗っ取りの話」
ゆっきー「あれ?あれー、厳しいけど、ちょっと難しいかもしれないなー」
茂「なんで」
ゆっきー「俺だってやだよ?商店街が変わっちゃうの。ほんとにやだけど、あいつの計画に対抗する代案が見つからないし。実際、自力で商売が続けられないからシャッター閉まってる訳だよ」
茂「この街全然終わってないからね!見たじゃん!邦之くんが結婚するって言った時のこの町のパワー!邦之くんの結婚っていう明るいニュースがあんだけパワーを爆発させたんだから、俺もここで恋の相談のってさ、応援してさ、明るい奇跡を起こしたいと思ってる訳よ!相談しに来た人が運命的な出会いをして、恋愛して、結婚」
ゆっきー「婚カツバー・・・?」
茂「婚カツバー?」
ゆっきー「そうだ。婚活バーだ!ここ!ここだ!ここだここだ!」

<新たな合コンについて考えるゆっきー&周五郎さん>
桜「なるほどね。いつでも開いてる出会いの場所。あたしも行きたい」
ゆっきー「僕らの主催する合コンをそこでやるんですよ!茂の店だから、経費も削減できて、町も活性化して!」
そして商店街も蘇る!というゆっきーのビジョン。
ではそこでやる合コン。
ゆっきー「シンプルでがちゃがちゃしない方がいいと思うんですよ」
桜「あたしにいい考えがあるんですよ、これ」
猫の玉手箱って雑誌を見て、あー、ひなたが好きなの?なんでこんなに可愛いの〜♪
桜「これですよ」
ゆっきー「気持ち悪いおじさん合コンですか」
世の中、おっさん好きはいても、気持の悪いおじさんオンリーで好きな人って!これまたニッチな!
桜「猫好き合コン。猫好きは、相手の猫も可愛がるっていうか、すぐに会話がはずんで、仲良くなっちゃって、恋愛感情が生まれやすいと思うんです」
ゆっきー「犬じゃダメなんですか」
桜「ダメに決まってるでしょ!犬好きは自分の犬が一番可愛いの!めったに他人の犬を褒めようとしないんです。自慢合戦にしかならないっ」
ゆっきー「犬好きに恨みでもあるんですかか」
桜「猫好き合コンやりましょうよー、うまく行きますから!」
こうして楽しく二人が猫好き合コンの話をしている間、匠はコピー取りをしているのでした。しょぼーん。

<婚活バー深澤>
こちらでは、さすがショップ店員!の春乃が看板案を出していたんですが、ゆっきーにより却下。
ゆっきー「もしかして看板?」
茂「超可愛いでしょ」
ゆっきー「可愛いけど、看板いらねーんだよなー」
茂「なんでよ」
ゆっきー「真琴が言ってたんだけど、婚活バーって、看板出さないんだって。結婚相手探してるって知られたくない人もいるでしょ?」
茂「あそっか」
ゆっきー「ごめーん、春乃!せっかく考えてくれたのに!」
春「確かに、真琴さんの言う通りだよね。あたし帰るねー」
ゆっきー「何、ごめん春乃、怒ってる?」
春「ううん、怒ってないよ」
ぷんすか!と帰っていく春乃。
ゆっきー「怒ってるよな」
茂「怒ってるっぽいね」
怒っているのです。嫉妬!ジェラシーめらめらな春乃なんでした。私は春乃のことを可愛いと思ってるからいいけど、あほか!と思ってる人もたくさんいるよ!というシーンですね。

<猫好き合コン進行中>
何せ周五郎さん、ポスターまで作ってきちゃいますから。
ゆっきー「猫好き合コンやるって決まった訳じゃないんですから」
桜「話の流れからしてそうだったでしょー!」
ゆっきー「周五郎さんが盛り上がってるだけで」
桜「どうするのよ、これー!準備してきたんだよ!代案考えて下さいよ、代案を!」
代案が出せないまま、とんくににポスターを持ち込むゆっきー。
ゆっきー「貼らせてもらえるかな」
邦夫「猫好き合コンだー?」
ゆっきー「俺もちょっと」
邦夫「いいんじゃねーかー?俺の周りにもいるぞ、猫好きー!」
ゆっきーの作業服姿も、地味でいい。実直そう。
邦夫「可愛いでしゅねー!おめめまん丸でちゅねーー!」
ゆっきー「じゃま、よろしく頼むわ。茂のとこに人が集まれば、こっちにも多少お客さんくるだろ」
邦夫「心配されなくても、こっちは十分繁昌してるよ」
ふーって顔のゆっきー。
邦夫「しっかりやれよ」
ゆっきー「うん」
にこ、と微笑むゆっきーでした。

<説明会前、どんより匠>
ポスター配って帰ってくると、匠がどんより。
ゆっきー「周五郎さん、合コン買い出しに出たみたい」
匠「そう」
ゆっきー「なんか一人で張り切っちゃってさ」
そして思い切って聞いてみるゆっきー。
ゆっきー「あのさ、こんなこと聞いていいか解んないんだけど、間違ってたらごめんな。それさ、もしかして、・・・奥さん?」
はっ!って匠。
ゆっきー「やっぱりそっか。匠も色々あるんだ・・・。俺でよかったら、力になるし」
匠「ほっといてくれ」
立ち上がり、出ていく匠。その後とんくにで、住民説明会の案内をして、変わったなと言われて、さらにどんより。
ぶらんこにのっちゃうくらいどんより。
ぶらんこに乗ってるスーツの男がいる公園には、絶対足を踏み入れたくない。

<猫好き合コンスタート>
結構な人数が集まって、飼ってる猫の写真を交換しあってのごあいさつ。
そりゃ盛り上がるだろ!合コンじゃなくても盛り上がるだろう!
そして、猫が好きな人同士だと解っていたら、将来結婚したとして、自分の猫と一緒に暮せるかどうかが判断つきやすいですね。まぁ、猫同士がもめたらどーにもならん、という話もありますが。
婚活女王優子は、あらゆる合コンに顔をださなきゃいけませんから、自分のじゃない猫の写真をもって登場。
猫日和からもってきたらしい。そんな大物を!
桜「メガネとはダメになったんですか」
優「伊藤さんとはうまくいってます。でも、婚活のテーマは同時進行ですから。確かに伊藤さんは、頭1つリードしてますけど。じゃ失れ〜い♪」
まれにみる盛況で、これはいいなーと事務局側も一安心していたら、増岡さん猫を連れて登場。
増「こんにちにゃーーん♪」
女子「こんにちにゃーーん♪」
この合コンは生体不可。写真のみなのに、生体。そりゃ生体に行きたいことでしょう。
ゆっきー「ちょっとすいません。こんにちは」
増「どうも」
ゆっきー「え?今日は・・・」
増「何だよ。区の職員が参加しちゃいけないっていうのか」
ゆっきー「そういうんじゃないんですが、ちょっとあちらに」
店の外で、持ってきていいのは写真だけなんですって説明してたら。
増「写真なら、あるよ」
あっ!デジャブっ!あなたまさかマスター(笑)!?
増「あの人、独身だったんだ・・・」
その後、とんくにの中で、真琴と春乃が顔を合わせ、春乃が、ぬっ!ってなってる最中、猫好き合コンは、生体レイチェルに女子の気持ちが集中。
男子だって、きっとレイチェルに行きたいはず(笑)
やっぱりあずかろうとしたゆっきーでしたが、そこでレイチェルが逃亡。
探すの手伝う!という真琴と春乃にゆっきーは。
ゆっきー「春乃、あっち頼むな!真琴は俺とこっち!」
うわっ!正直に気持ちでちゃった!
春「なんでなのよーー!」
ぶーってなりながらあっちに行く春乃を見てる茂でした。

<レイチェルを探して>
レイチェルを探しながら、床屋さんまでやってきたゆっきーと真琴。スミはもう閉めたのです。
レイチェルー?レイチェル出てきてー
真「ここもうやってないの?」
ゆっきー「うん?二週間くらい前かなー、閉めたの」
真「ここで髪切ってもらってたよねー」
ゆっきー「そうだったな」
真「覚えてる?私がさ、1組の男子にからかわれた」
ゆっきー「お前怒ったやつな」
真琴がこーんなに太っていた時代、床屋で髪を切ってもらって出てくると、おまえ女のくせにと1組の男子にからかわれたのでした。
いちいち絡んでくるなんて、あんた、真琴のこと好きなんじゃないの?と思わないでもないですが、とにかくそこで、ゆっきーは止めに入り、さらに揉めて、その間に、匠は逃げたと。
ゆっきー「あん時さー、匠、俺たちのこと置いて逃げてったんだよね」
真「覚えてる」
ゆっきー「あれ?それでどうしたんだっけ」
真「スミのおじさんが助けに来てくれたんじゃなかったっけ。あー、でももう無くなっちゃったんだー。思い出たっぷり詰まってるのになー、どこのお店も」
ゆっきー「何、大丈夫だよ。絶対俺がなんとかするから」
真「うん」
ゆっきー「うん」
ってにこっとする二人。いけないいけない。猫探しましょう。

<茂の大逆転ホームラン>
猫好き合コンは、テンションだだ下がり。もうダメだ。もうこれ以上ダメだというところで、はっ!と気付いた茂。
ここから猫探し合コンです!そのために、あれだけレイチェルの写真があったのです!と。
弟の友達も、女の子と一緒にちょっといい感じに。
優子は、なんでまたこの人と・・・な周五郎さんとカラスに驚かされたり。
何かをクリアしていく、というイベントは気分が盛り上がるものなのです。

<再びスミの前に到達したゆっきー&真琴。そして匠>
レイチェルーをこんだけ探してるのに、何でいないんだろうと再びスミの前までやってきた二人。そこには匠がたたずんでました。
真「匠ー!」
逃げよう、としても、商店街の中に戻るより道はなし。
真「匠。スミのおじさん、辞めちゃったんだって」
匠「みたいだね」
真「淋しいよね」
あれ?と、ゆっきーはサインポールが気になり、見に行く。
真「くるくる回ってったんだよね」
匠「僕、邦之と真琴置いて、一人で逃げたよね」
真「あ、匠も覚えてる。その話、してたの」
サインポールにはヒビがあり、そのヒビを撫でるゆっきー。
真「昔のことなんだから、暗い顔しない!」
ゆっきー「・・・違うわ」
真「え?」
ゆっきー「匠、あん時、逃げてないよ」
匠「え?」
ゆっきー「逃げてない」
ひびが入ったポールは、もめてる二人を助けるべく、そばにあったシャベルを振りかざしていった匠が自爆してできたもの。
その騒ぎでスミのおじさんが出てきてくれたんです。
ゆっきー「思い出した?」
匠「うん」
ゆっきー「匠が、壊してくれたおかげで、俺たち助かったんだよな」
ぽんぽんって匠を叩くゆっきー。ゆびをぴーんと伸ばして、反らして、指の付け根あたりでとんとん。好き!その感じ、好き!
そしたら勝もいたんですよ。何をしとるんだ、勝も。
ゆっきー「なんだよおまえ」
勝「こんなところで何してるんだ。そうそう。説明会は無事終了したよ。いい手応えだった」
ゆっきー「悪いんだけどさ、ごちゃごちゃ引っかき回すのやめてくれないかな。この商店街は俺たちの力でどうにかするから」
婚活バーで盛り上げて、また昔みたいににぎやかにする!ってゆっきー。しかし婚活バーは人っ子一人おりませんの・・・。
そんな中、邦夫ちゃんに、あいつ誰!?と聞いてる真琴。何かあるのか、真琴!
勝「少子化対策課も先が見えたな。救われたな。二瓶くんはこっちを手伝ってくれたおかげで、少子化対策課がなくなっても行き場所がある。さ、区役所に戻ろうか。君には手伝ってもらいたい仕事がまだ山のようにある」
匠、あれこれ思い出してます。
左遷された理由が解るような気がすると言われたり、あん時逃げてないと言われたり、あれやらこれやら・・・!
匠「僕はいかない!」
はっ!てゆっきー。
匠「僕もこの町を、この町の力で立ち直らせたいから。僕はこの町に、この町の人たちに育てられたんだ。だから、君の仕事は手伝えない。僕は少子化対策課の人間だ。ずっと」
ゆっきーも嬉しそう!
勝「どうぞご自由に。まぁせいぜい顔の傷が増えないように気をつけてくれ」
帰る勝。
ゆっきー「匠ぃ。ほんとにいいのか?」
匠「あぁ」
ゆっきー「いや、だってほら。奥さんの方だって」
匠「誤解されたら困るから言うけど、僕は妻を愛してる」
ゆっきー「え?」
匠「それは驚くよな。でもほんとだ。愛してる」
おぉ!ドキドキゆっきー。
匠「でも、ちょっと違ってた。我慢することが、彼女のためだと思ってた。僕が殴られることで気がすむならそれでいいと思ってた。その方が、楽だと思ったんだ。僕は逃げてた。彼女からも、自分からも。でもこれからは、何時間、何日、何年かかっても、彼女自身と向き合っていく。あ、こんな話、結婚前のおまえに悪かったかな」
ゆっきー「ううん。全然」
腕ぽんぽん。
ゆっきー「なんか、なんかすげえな匠」
ぽんぽんぽん。ぎゅぎゅ。と、肩やら、腕やら。
ゆっきー「なんだろ。匠の愛ってのかな」
ぽんぽんぎゅぎゅ。
ゆっきー「すげえ。結婚すげえ!」
結婚気分大盛り上がりーー!

<さて、猫探し合コンは>
ゆっきーと匠で空っぽの婚活バー深澤で待っていたら、大挙して戻ってくる人々。
茂「猫探し合コン大成功ー!」
ゆっきー「猫探し合コン?」
茂「てってれーー!」
カップルたちが続々と!
ゆっきー「マジで!」
桜「茂くんのおかげなんですよ!お疲れ様、中入って休んで下さい」
レイチェルを見つけたのは、弟の友達。
ゆっきー「ありがとーー!」
ひ「猫だけじゃなくて」
ゆっきー「もしかしてー」
そう!可愛い彼女も一緒で!
ゆっきー「何だよそれーー!あの微妙な空気の中で!」
茂「ほらこの本のさ、ここを参考に!」
『男女が同じ目標に向けて一緒に行動すると恋愛に発展しやすい』
と本にはあったのです。
匠もごめんなさいって感じで、ぐったりしてるのは優子と春乃。
優「猫好き合コンなんてこりごり・・・」
春「真琴さんは?」
ゆっきー「え?しらない」
それだけで、ぱぁっ!と気分上向く春乃。
ゆっきー「ごめんね、何か巻きこんじゃって」
春「ううん〜♪優子さん、一杯飲んでいきません?」
ゆっきー「あ!増岡さんは?」
増「レイチェル!レイチェール!」

<翌朝の匠>
おはようございまーすと挨拶しあう3人。
匠の顔にバンドエイドはなし。
殴られた跡はあるものの、笑顔の三人。いやー、これからも頑張っていこうね。
よかったよかった。

<婚活バー深澤>
ここでは、カクテルの準備中。そういうのがあった方がいいのでは、と、真琴がゆったのです。
じゃあ、全部真琴さんに決めてもらえばいいじゃん、と拗ねる春乃。
嫉妬してる?相手はプロだぜって茂でしたが。
茂「え?嫉妬!?って、春乃・・・・・・・、邦之くん?」
多分、明日が早いんで春乃は帰ってますが、その後ろ姿に声をかけるゆっきー。
ゆっきー「春乃ー。どした?」
振り向く春乃!
見ている茂!
ゆっきー「ん?」
訳解らないゆっきー!
はたしてどうなる!!


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