メディカルダイエットセミナーを受けました。
せっかく受けた内容を忘れないように残しておこうと思いますー。
講師は、JHT日本ホリスティックアカデミー校長の加藤雅俊さん。
2009/11/3 アーテリジェントスクール編
■痩せる食べ方
1.痩せの大食いになる方法
- 筋肉は体中にあって、骨の周りについてる骨格筋が体重の50%。その中は水分が80%。ものすごく汗をかいた場合、ここの水分が出ていくので、一時的に体重が落ちるけども、それは戻ってくる。
- 筋肉の周りの脂肪を減らすことが重要。
- 筋肉に、脂肪燃焼工場がある(肝臓にもある)→これらの質を高めること。
2.カロリー計算では痩せない
- タンパク質1g=4Kcal、脂質1g=9Kcal、炭水化物1g=4Kcalという計算をするけども、肉の脂も、オリーブオイルも、脂質ということで、同じカロリーになる。オリーブオイルはヘルシーといわれるけども?
- そもそも、カロリー=熱量は、何かを燃やす時にどのくらい必要かというもの。脂肪燃焼、というが、燃焼とは、物質を燃やして灰にすること。体内で灰になるまで燃やしている訳ではない。
- 体内では、取り込んだ食物から、体に必要な栄養分を取り出しているだけ。(酵素の力)
- 食べた時のカロリーよりも、食べたものが体内でどういう働きをするかまで考える。
■ダイエット食材
1.脂肪燃焼食材
- カプサイシン(有名)は脂肪細胞の鍵を開ける。交感神経を刺激して、鍵を開けさせると、脂肪が血中に出てくる。
- L−カルニチン(ラム肉で有名)は、その脂肪を細胞に運ぶ。(脂肪細胞、と、細胞、の意味合いの違いはちょっとよく解ってないんですが)
- ビタミンB1(豚肉で有名)は、細胞までやってきた脂肪を、細胞に取り込める形に変換する。これで細胞の中に入った脂肪は、ミトコンドリアの力で燃やされる。ここから考えると、ジンギスカンにキムチをつけて、一緒に豚肉も焼けばオッケー?という感じになりますが。
- L−カルニチンは、筋肉の中に98%含まれている。(筋肉の98%がL−カルニチンという意味なのか、体内のL−カルニチンの98%が筋肉にあるのかは、聞きませんでしたが・・・)
- ビタミンB1は豚肉、というのが有名ですが、実は白米の中に多く含まれる。なので、いい筋肉があれば、キムチとごはんでも脂肪は燃える、ということか?
- いい筋肉、というのがあって、それはL−カルニチンを持っている筋肉。ボディビルダーの筋肉にはL−カルニチンはないので、太りやすい。だから、ささみだの、卵の白身だの、つましい食事をすることになる。(ない、という言葉が正しいのか、作れない、という言葉が正しいのかはちょっとあれですが)
2.脂肪吸収を抑える食材
- クエン酸(体の中で酢酸に変わる)
梅干しは相当いい。お茶(カテキン)に合わせるとすごくいい。
グレープフルーツや、もずく酢もよい。ものすご食べた!という後、お酢が平気な人はドリンク酢を飲んでもよし。餃子には酢醤油!からし、ラー油もつけるとなおよし。ビタミンB1を含むご飯に、クエン酸を加えた酢飯もいい食べ物。
- βクリプトキサンチン(まったく有名でない)皮下脂肪によい。
みかん、オレンジの皮をむいた時の、白い部分。種ごと、皮ごと行くくらいの勢いで。中身と皮なら、皮!くらいに(笑)バナナも白いとこがいいそうです。
- イノシトール(まったく有名でない2)内臓脂肪によい
βクリプトキサンチンと、イノシトールがどっちも入っているのが温州みかん。いわゆる普通のみかん。1日2・3個、食後に食べるとよい。
- L−オルニチン(知らんなー)
しじみに入ってる。肝臓にいい。肝臓がいいと代謝が上がる。体重だけ落とすなら、肝臓を壊せば栄養を取り込めなくなって痩せるらしい。
- アルギニン(アミノ酸)
皮つきの鶏肉。鶏皮にはコラーゲンがありますが、べろべろしてるのが苦手な人もいることでしょう。でもコラーゲンは熱に強いので、カリカリに焼いても大丈夫。
- (脂肪吸収を抑えるではなかったかも・・・)コーヒー
コーヒーは、五味の話の中で出ました。食事の中に、五味(酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味←塩味)を入れるといいというもので、食事に苦味をいれられなかったら、食後にコーヒーや、お茶でも苦いもの取ればいいよ、とのことです。苦味を求めるものだから、砂糖は入れない方がいいかもですね。ミルクくらいは大丈夫。
■脂肪燃焼エクササイズ
- こちらは、インナーマッスルを鍛えましょうというもの。1つベースになるような運動を教えてくれたんですが。
忘れた・・・(笑)短いけどもきつめでした。
- 基本は、なるべく使わない筋肉をひねること。
- スキーの動きはなかなかいいようです。
■体内環境のスイッチをON!ツボで脂肪燃焼と代謝UP
合谷→外関→水分→足の三里
これらのツボを刺激することで、交感神経を刺激するそうですよ。
でも、ツボってどこ?というのがわかりにくい。てことで、先生が押してまわってくれましたが、合谷!痛い!
これは、有名なツボで、親指と、人差指の骨の付け根あがりにあるってイメージだったんですが、ここです、ってぐりってやられると、いたっっ!!
普通にやっても痛いなと思ってましたが、より効く場所があったようです。
こちらは、加藤雅俊さんの、「ホントのツボがちゃんと押せる本」でご確認下さい(笑)DVDもあるそうです!
◆感想
体の中に入った食べ物が、どう変化していくのか。自分の体の中に興味が出ているものとして、ものすごく知りたいことでもありますね。
それが解っていれば、どっちを食べようかな、という時に、よりよい選び方ができるような気がする。今、体調がこんな感じだから、必要な栄養は多分、これ。てことは、こっち!みたいに。
なんかそんなのかっちょいーー!!
また、大事なのは筋肉でもあります。やっぱりそこか。インナーマッスルか。そうか…。教えてもらった1日7秒のトレーニングを続けてみたいと思っております。(これは覚えてるの。7秒だから(笑)
2009/11/8 フードコンシェルジュ入門講座
■「脂」は本当に太るのか?
- 飽和脂肪酸→肉、乳製品に含まれ、エネルギーに使いたいときに必要。体を使わずとも、脳にも必要。
- 不飽和脂肪酸(1価)→オレイン酸
1価というのは、炭素が1つということ。酸化されにくい。
オレイン酸が含まれるのは、オリーブオイル、豚肉の脂、ラード、ナッツ類(90%以上オレイン酸)オレイン酸は、悪玉コレステロールを取り込まなくするが、善玉コレステロールは取り込む。
コレステロールは、血流がよい人なら気にしなくても大丈夫。普通の子供とか。コレステロールは、細胞を作り、ホルモンを作るものなので、体には必要。
赤身の肉にはコレステロールが含まれる。なので、ヒレカツより、ロースカツの方が、コレステロール摂取を考えるとヘルシー。
- 不飽和脂肪酸(多価)→魚など
多価は、炭素の数が多い。これが多くなると、酸化が早い。なので、魚は傷みやすい。でも、焼く、煮る、揚げる、干すなどで対応OK。焼いたり、煮た場合は、汁に栄養が溶け出してるのでそれごといただくこと。フライ・天ぷらだと、栄養が逃げ出さないのでなおいいけど、プロの技でからっと揚げられないといまいちのようです。
- 不飽和脂肪酸(多価)は必須脂肪酸で、自力で作れないもの。少ないと、皮膚障害や不妊症の危険が。魚の皮にDHAが入っているので、丸まま食べられる方がいい。お手軽なのは缶詰。小魚が丸ごと入ってるようなやつありますね。私が好きなのは、生協のいわしの缶詰があって、梅味にしてあるんです。あれ好き。缶詰には汁も入ってますが、あそこが特に重要だそうですよ。私は、ご飯にぶっかけたりしますな。
- 体は、1〜2週間で帳尻合わせをするようにできているので、色々頭に入れておいて、ちょこちょこ気にすること。肉食べた?魚食べた?野菜食べた?ご飯食べた?という感じかと。
- ランチに食べるなら、白いご飯?チャーハン?こちらはチャーハンにしておいた方が、血糖値が上がりにくいそうです。脂でコーティングされてるので。おそばとサラダ、とかだとおなかがすくけど、チャーハンだと、夜までいけるとか。脂ものは昼にするなど、1日でのバランスも考えてみる。
- 砂糖は血糖値を早くにあげるので、すぐ満腹になる。量を食べられないので、太るとは限らない。(女子には当てはまらないかも(笑))でも、ヒーリングをやってる女性のセミナーに行った時、毎日ものすごく砂糖を食べてみて太るかどうかやってみる!とやってみたけど、別に通常と変わらなかったという話もありますんで、砂糖がすなわち太る、とは限らないと思われます。
■脂肪を直接燃やせるメディカルダイエット
- 人の脂肪細胞には、白色細胞と、褐色細胞がある。この褐色細胞。以前、どこかで聞いた時にも夢のような!と思ったんですが、すぐに脂肪を燃やしてやるぜ!という痩せの大食いの人が持っている細胞です。赤ちゃんにはすごく多い。赤ちゃんは病気にならないように、体温を高めに保持する必要があって多く持ち、よく汗をかく。ここを100%とすると、二十歳で40%くらいに減少しますが、人間誰でも持ってるのには変わりなし。
- 褐色細胞を働かせるには、体を冷やすといい。海で遭難したりすると、冷えたら死ぬ!と急にがんばる。でも、体温が下がるととにかく人は死んじゃうので、何かにつかまって海の中にいるより、どうにかしてその上に乗った方がいいらしいです。生涯そんな場面に出会いたくない。寒中水泳した人が、海から上がってくると、えっらい湯気が上がっているのは褐色細胞ががんばって、体温を上げているからだそうです。
- 現実的にそんなことはできませんので、スイッチを入れることだけを心がける。スイッチは手足にあるので、お風呂上がりに手足に水をかけることで働きかける。肩を出した状態で運動するのもいい。
ただ、基本的に足はあっためた方がいいものだそうです。冷え性の人は、とにかくエネルギーを使わない省エネな体になっているので、ちょっと食べても、栄養をため込んでしまって太るようです。体を温める、というのも最近はやりの健康法ですね。
■有酸素運動より効果的な脂肪燃焼法
- バスト、あし、ヒップに効くという7秒トレーニングを教えてもらいましたが、言葉で説明できるのはバストアップくらいでしょう。お試しあれ。
→椅子に座り、おへそよりちょっと前に出たあたりで手首を重ね合わせる。左手は上に向け、右手は下に向けて重ね合わせ、左手は上に、右手は下に、力いっぱい7秒間押しつけあう。どっちも負けないように頑張ることで、バストから、腕から、鍛えられる。
■究極のダイエット食とは?
- 鍋。特に味噌ベースで、キムチなど入れるといい感じ。カプサイシンで脂肪細胞をあけて、脂肪を血中に出すんですな。ちょっと運動して血流をよくするのもいいそうです。お汁の中に栄養が出てるので、そこまで全部どうぞ。
- カレー。スパイスがちゃんと使われた本格派。ご飯じゃなくて、ナンで食べるような。すなわち、私が全然好きじゃないカレー(笑)スパイスは漢方薬と同じようなもんなので、自分が必要な成分が解っていれば、漢方薬局で高い薬を買わなくても、スーパーのスパイス売り場でお手軽に手に入る。レトルトカレーだっても、オレガノだの、タイムだの、ターメリックだの、バジルだの(バジル!?)コリアンダーなどいれると、とたんに本格的なカレーの味に。
- 麻婆豆腐。中華料理は、大体脂で炒めて(脂溶性の栄養が脂に溶け出す)、スープを入れて(水溶性の栄養がスープに溶け出す)、片栗で固める。これで、溶け出した栄養ごと全部食べられる。なかでも、麻婆豆腐はいいそうです。
■おまけ
- コラーゲン入りマシュマロ、というのが最近出てきて売れてるらしい。が、マシュマロには、コラーゲンが入ってる。あのぷにぷにはコラーゲン。
- プロテインに色をつけて売り出したのがマイクロダイエット。うまいことやったなーー!うちもなんかないかな!って先生(笑)
- コラーゲンは大きすぎて肌からは入らない、ものだが、皮膚から何かを取り込む、というのはなかなか難しいもの。コラーゲンを小さく分解していったものを配合している商品もあるが、それは皮膚から入っていったとしても、コラーゲンに求められる肌の弾力を作るコイル状には戻らないらしい。食べて生成するしかない。同じく、皮膚から何かを取り込むのは大変、ということで、シャンプーの成分が頭皮から入って、羊水に到達するという話には無理がある(子供が生まれる時に、お母さんのシャンプーが何か解るなんて話があるらしい)。髪を洗っているくらいの時間で、そこまで浸透する成分があるなら、それをシップ薬に使いたいとのこと。皮膚の表面が荒れる、ということはあるでしょうが、どこまでも浸透するというのはイメージはしやすくとも、人間の体とししては無理があるということか。
- 色んな人がいろんな話をするけど、「なぜそうなのか」を常に意識する。
◆感想
食べ物は本当に面白い。で、色々聞きかじったところ。
なんでも、バランスよく食べて、運動もしなさいよ、というところに集約された。
あーーーー。結局ここに戻ってくる!
でも、体を健康に保つことは、すべての問題を解決させてくれる気がしています。自分の体に取り込むものについて、どう働くのか、なぜそうなのかを考えること。取り込んだ結果どうなったかを観察すること。そういう考え方や姿勢は、あらゆる問題への対処方法に使える気がします。
もっと単純に、元気じゃないと働けない。やりたいこともできない。体が元気だと、多分心も元気になるだろうと思います。
健康で、朝はぱちっと目が覚めて、よく食べられて、夜もすかーっと寝ちゃうんだけど、憂鬱なんだよねぇ、って人、あんまり想像できないし(笑)
体のこと、これからも色々勉強していきたいもんです。
朝はぱちっと目が覚めて、よく食べられて、夜もすかーっと寝ちゃう元木でした♪
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