SMAP 2003 MIJ LIVE

03/08/30

<コンサート前>

新潟に一人でいきます。その場合、大阪までいかねばなりません。あー!飛行機がないのよー!高松−新潟なんて飛行機はねー!
怪獣ちゃんが一緒なら前日からいきますが、今回は私一人だけ。時間もややゆっくりなので、朝、バスで大阪に移動しようと思いました。
そしてバスで移動しました。
そしたら!!バスが遅れやがったんですよ!きぃーーー!!
それはいかんと解ってはいても、私のスケジュールはいつもタイト。バスとバスを乗り継いで空港に向かうスタイルだったのが確実に間違い。
一つのバスに乗り遅れると、もう後がなーい!ってことになりましてぇ。
なのでぇ。
・・・
なぜタクシーを使ってしまったのか、自分よ・・・(遠い目)
己のバカさ加減が己の財布を直撃。哀しいことでございます。
しかし、新潟はもう慣れたもの。飛行機がバスのように小さいのも、機内があっちもこっちもSMAPファンだらけなのも慣れたもの。空港についたらバスで新潟駅にいくのだって慣れたものですよ。もう何度見たかこの風景!3年連続ですかね?
東京組は、去年から新潟は日帰りコースになってます。去年は、私と怪獣ちゃんが泊まるホテルで一緒に過ごしただけども、今年はそうはいきません。
なぜって?私の泊まるホテルが会場よりも遠い場所にあるからよー。会場をはさんで、駅と逆側にあるからなのよーーー!!
なぜそんなところに宿を取ったのか。それには色々な理由があります。
大きな理由は。
ま。ぶっちゃけ、いつもどおりのんびりしてたら部屋が空いてなかったってことなんですけどねっ♪
あ、でもでも、去年会場から駅の方のホテルまで戻るのも結構大変だったんですよぅー。歩けないことはないから?歩く?40分とか歩く?って言いながら、途中でタクシーに乗ったんですよー。そしたら、そのタクシーの運転手さん、すごいがんばってくれちゃって、とにかくすいてる道を求めて、どんどん遠くになっていってしまってですね(笑)いや、それでも普通に帰るよりは早かったんじゃないかなーと思っておりますが。
で、そう考えると、逆方向に向かうのなら絶対すいてると判断したんですねー。
後、平坦な場所だけに、自転車がめちゃ多くて、レンタサイクルするって手もあるよなーって思っておりましたが。
新潟駅のレンタサイクルは、7時までに戻してねってもんでした…。旅行の間中借りておく訳にはいかんのかーー!まぁ、結果的には結構大雨!になったんで、自転車じゃなくてよかったんですけどね。なんせ、大!雨っっ!でしたから。
こうして私は打つ手もなく。また先にホテルにチェックインしようかなーとも思いましたが、会場を通過してまだ向こうにいくっつーのも大変かもねーと思い、駅ビルでいわしくん、ばっちさん、Makiさんを待ちました。
新潟駅近くのそのビルは。…なんだかさびれておった訳で…。哀しいわけで…。
しかしこの哀しきビルで3人と合流、ちょっとお茶してから、会場へ向かいます。会場へはバスでぷいーんと。
新潟といえばるなっちの実家がありますので、間違いなくるなっちママもやってきておられます。いつ見ても綺麗なるなっちママ・・・!
それにしても・・・。さぶい・・・。北海道からこられてるひなつ様だって寒かったはず!このままもってくれればいいけど・・・という思いは、コンサート開始と同時にはかなく崩れ去ることになったのです・・・!

<コンサート中>

・雨!
ああ、雨!
雨そして、雨!
雨on雨!
曇りではありました。飛行機が到着したとき、すっちゃですさんは、「気温23度」ゆーてました。寒かったですよ。半そででは!
でも!開演前に、あーだこーだ説明するお兄ちゃんは、「雨は降らないと思いますが」ゆーたやないの!
豊田で、ちょっと天気が悪かった時、トークで中居さんは、雨降ったら盛り上がるんじゃないの?といい、アンコールでだけ!大雨を降らせました。
横浜の時は、どこをどうつついても雲のかけらも発見できないような青空だったので、気温をやったら上げました。(えー、全部中居指示なのーーー(笑))
これを踏まえ会場に入る前に、『まさか今日は雨・・・?』とは思ったんですが!
きれーーに、1曲目、から!雨。
待ってる間は降らさず、コンサート始まりましたよー、から雨。
できすぎや!そしてやりすぎやーーー!!
なんでこんな時に限ってアリーナだったんだよ、私たちーー!!アリーナずぶぬれ。スタンドは8割がからっからという素晴らしい状態でのコンサートでした。
私がスタンドに座っていたら、確実に、100%、『愚民どもめ』ゆーて、アリーナのずぶぬれ集団みてつぶやいてましたわ・・・。

・雨の野外コンサートに対する対応は、それまでのキャリアによって変わってきます。多分。
私たちは、(赤い怪獣がいなかったので、MAKIさんがご一緒。いわしくんと、MAKIさんは、せっかく一緒に見るからと、おそろいのごるちえもんの、坊さん柄ワンピース。坊さん柄って!この人らがこーてくれるからええけど、この人らおらんかったら誰に売るつもりだったんだ、その坊さん柄!)4人そろってすかさずレインコート着用(グッバイ坊さん柄)。私は、去年からずーーっと持ち歩いていた、巨大ゴミ袋をいわしくん、ばっちさんに配布(MAKIさんはばっちり持参)。荷物を全部中に収めて、前後の椅子の下に押し込みます。
双眼鏡は基本的にレインコートの中にいれ、出す時はハンドタオルなどでくるんで出す!完璧!
しかし、私たちの前にいた人たちは、雨対策はいっさいなく、自分の荷物も濡れっぱなし。
いいのか!小学校低学年くらいの子供もいるが、濡れっぱなしか!
でもま、どーしようもないものねー。

・雨脚が最も強くなったのは、慎吾ソロから、愛と勇気にかけて。
逆に、最も弱くなったのは、中居ソロ。
トーク中、木村さんが言いました。雨乞い、というのは、歌ったり踊ったりして、雨を降らせたものだから、逆に、雨をやますことができるんじゃないだろうか。誰とはいわないけど、誰かが歌えば。
その誰かがすざましい顔をして木村さんを見たので、なんだその顔!斉藤洋介みたい(笑)!と喜ばせてましたけども。ほんとに、そこで雨脚弱まるもんなー。
慎吾ソロは一応ミュージカルってことで、歌と踊りだもんなー。

おとぎ話か!!!

・雨に濡れた木村拓哉がどんくらい素敵かってゆーと、ちょっと言葉にはできないくらい素敵(←バカ)
普段、頭にあまり汗をかかないのか、ふわっとなってる髪が濡れて、なんかまたええ感じなのよ!うほーー!!
オープニングで登場した時は、まだ髪が濡れてなくて、ふわふわでかーわいくて、乙女で〜、濡れてくるとせくしぃ系でぇぇ〜!
概ね心からはしゃいでいる水もしたたるいい男って感じなのっっ!!
あんまり木村さんの友達もいない私なので、MAKIさんと手を取り合いながら、きゃあ!可愛い!!とかいえるのが幸せでした。

・と、思いつつ、タッチミーキスミーで、吾郎様を見て、「濡れねずみ・・・?」と思った私・・・(笑)だって、水に濡れるのが似合わない・・・(笑)木村さんは、魂がアメリカ人だから、水に濡れてりゃご機嫌だけども(笑)
でも、吾郎様ファンのひなつ様にいわせると、「濡れマルチーズ」か、可愛いじゃねぇか(笑)!
雨のためか、大変スムーズな踊りの吾郎様でした(笑)まさに、流れるような!!

・雨に濡れっぱなしになる、ということに、現代人はあまりなれてません。傘をさす、建物に入る、そんなやり方で雨から逃れられるはずなのに、その日の私たちは打たれっぱなし。
すると体が、野生を取り戻すってゆーんですか。
感情がやっけにストレートに出るっていうんですか。
僕は君をつれていくでの、ツートップファンのお楽しみは、一緒に歌ってる木村さんと中居さんが、合成されて一つの画面に映ること。
それを楽しみにしているのに、その前、いつもは交互に映る木村さんと吾郎様が、一緒に映ったんですよ。その瞬間、「何あれ!!」とすばやい反応の私たち(笑)
もしこれで木村さんと中居さんが別に映ったらどーしてくれよう!(誰をだ!)という勢いでしたが、そちらも映ったんでね、やれやれです。野生に戻ると、とんでもない言葉を口走るもんですね(笑)

・雨に打たれて浮かれあがる曲と、雨に打たれると、ほんっとにしんみりするわって曲がありますが、しんみり系になると、木村さんの乙女の祈りが。両手の指を組み合わせた間にマイクが入ってるって感じの。うふ。うふふ。そゆのがありましたね。

・もうさー、中居が不細工でさー、を繰り返す、日本一中居のビジュアルに厳しい女、いわしくん。
そのいわしくんをしてでも、オープニングで登場の中居さんは可愛らしかった。
おそるべし、生マジック!

・最も雨がひどかった時、愛と勇気で後ろのステージにいたSMAPさん。丸くて、くるくる回りながら上下するステージの上で、やっけに水が跳ね上がるな、と思っていたら、水に濡れてりゃ上機嫌。心はアメリカ人の男、木村拓哉が、水溜りを蹴っては水しぶきをあげさせてました。
ブーツはいたらええねん。ブーツのまま水溜り入って、中まで水ーってやったら(笑)

・ダンスメドレーで登場の木村さん。5人が中央に集まるところで、はっきり笑ってましたです(笑)あっはっは!レベルで(笑)

・慎吾の髪型が、旧ベッカム、もしくは、ガレッジセールゴリ、という感じになってきております。なんか似合うー。短髪似合うよ、慎吾ー。

・雨のためか、トーク短し!いやーん、つまんにゃーい!
雨だから傘ちょうだい!って中居さんに、レインコートを勧める木村さんはよかった。

・木村ファン、MAKIさんと改めてゆってたんですが、オープニングの映像での木村さんは、とても好き。上目爆弾だから!きゃー!!
「あれだ、新潟スタジアム」の後に、なぜだか舌なめずりしてましたが(笑)!

・サンライズサンシャインのしんつよー!!激キュート!
慎吾が自分のソロ前に、剛の肩を抱いて、並んで歌ったのが、大変キュートでした!

・愛と勇気で、後ろステージの滑っていた慎吾。前のステージに戻ってきても、身軽に水の上を滑ってってました。楽しそう!

・いつもは魂が波立たない中居ソロ。しかし、雨も降ってる中、じーっと座っていると「・・・何やってんの、私・・・」と、途方にくれてしまいます。それではいかん!
立て!立つのだ!でも、目の前に背の高い人がいて、正面のスクリーンが見えない!というばっちさんと場所は変わってあげた(笑)
いいのだ。これくらいでいいのだ!
そ、そしたら!ゆうじくんが!私のゆうじくんが!!そして私のしゅんくんが!!!
いつもは、頭の上につけている、う×こ帽子を、顔の前につけて、お互いにぶつけ合うという暴挙に出てるじゃないですかい(笑)!
さすがー!さすが私のゆうじくんアーンドしゅんくん(笑)!
その後、話を聞くダンサーも、当然この二人だったので、ばっちさんにごめんなさいして、見やすい位置に移動させてもらいました・・・。
だ、だって・・・私のゆうじくん・・・(笑)
顔の前にう×こをつけたまま、そゆことしないの!と言われながらも名前は!と聞かれた二人は。
ゆ「叶恭子です♪」
し「叶美香です♪」
好きなタイプは、恭子さんが坂本一生、美香さんがケイン・コスギ。
この後、あんたたちは、男が好きなの?女が好きなの?と聞かれて、二人で顔を見合わせ、小さな声で、「せーの・・・!」と声を合わせようとしていたところが、激しく可愛らしかったわーー!
他のダンサーたちに比べて、喋れる二人なんだけども、一生懸命がんばって今そうやってるのね!!って感じが可愛いの可愛くないのって、可愛い!
もちろん、この小さな「せーの・・・!」の後には、
ゆ・し「どっちだとおもぅぅぅーーーーー????(フィリピンチョナン風)」
が待っておりました!
あっ!それと!雨降ったらやだぜーー!と思っていた、トイレットペーパー!飛ばしませんでした(笑)!そら飛ばせないわな!

・吾郎様のソロ、髪の毛、完璧!タッチミーキスミーでひっこんでから、中居ソロ、スマシプの間、ドライヤー欠けつづけたね!?という完璧な頭で登場。
さっすが!もう、カッコええカッコえぇ!最後のマイク外すポーズのとこなんざ、きゃーー!!ごろー!可愛いーーー!!!

・木村さんのソロは、中途半端に髪を乾かしてみた、ってところが、ムッシュかまやつ風。
でも表情はよろしかったわよー!いい顔つくれば&目はマジでサングラスをずらして、きゃーーー!!
そして、なんせこの雨ですから、さすがの木村さんも、「まだ汗かけるかい!」とは声をかけられず「まだ騒げるかい!」と変更(笑)
俺らも負けずに騒いでくぞ!と、客席に背中を向けて、Tシャツを脱いじゃって!きゃああ!!と喜ぶMAKIさん&私!サングラスもなく!よかったわぁぁぁ!!
歌詞も、行くぜったら行くぜの後が、「ムカつく雨がやむまでー!」に変更〜。

・この後、すぐに登場したたてながの自由でも、濡れ髪セクシーちゃんで、大変よろしい!んでも、一緒のマイクを使わねばならない吾郎様が、わしは髪の毛乾かしとんねん!よんなや!!的、迷惑顔だったのがなおぐぅ(笑)!
また、中居さんと木村さん並んで、中居さん、木村さんの肩に手ぇおいてましたな。遠くて見えずらいんだけどもさ!
セットの机に座ってひっこんでいく中居さん。今日は机が濡れていたのがお気に召さなかったのか、机の上でやんキー座りのまま運ばれていきました。

・中居さん、今日も初めての夏でマイク外してぽけーーっとおじいちゃん化。オリジナルスマイルの自転車に乗ってるおじいちゃんっぷりも相当です。カッコは田舎の女子高生みたいなのに(笑)

・SMAP No.5で、腰をひねったステップで、ってとこで、慎吾がぐいんぐいん腰を回しているのが映りますが、実際にはその後ろにいる木村さんの回しっぷりの方がやらしいのであった。さすが骨のない腰と言われるだけのことはある!

・今日のタクヤとキムラ。20話「謎の新潟の女」
6話と同じでしたわ。

☆参考:タクヤとキムラ。6話「謎の女」
謎の女としっぽり(笑)やってるタクヤ。シャワーを浴びてるタクヤの服を、名古屋弁の女が探っている。その頃キムラは病院で苦しみながら点滴を引き抜き、タクヤの元へ急ぐのだった。しかしタクヤは謎の女としっぽり(笑)ベッドにいるところを踏み込まれたタクヤ!服を着ろ!と服を投げつけたキムラと、またタクヤは一緒に移動をするのだった。しかし、車の中で、ハーモニカはと聞かれたタクヤは、ようやくハーモニカを奪われたことに気づくのだった!またわなにはまったとわ、さすがタクヤ!謎の女は、敵だったのだ!確かチョナンカン!

この辺りから、可哀相に、タクヤは本気でアホなんやな?ということが際立ってきましたね。

・雨のらいおんハート。中居さん、イヤホンが外れちゃってうまく入らない。そうすると音がずれちゃって、おかしくなっちゃうんですよ!縦の距離が長いんで、会場に流れている音と、本人に聞こえてる音がずれちゃって、遅れてしまって!
最後まで立て直せず!笑ってました(笑)よく外れてるね。耳の形、変わった??

・ちょっと近かったかなーっていう、a song いつものように機嫌よく聞いてましたら、剛がすごい笑い顔で前に歩いてきてました。歌詞が「降り続く雨」でした(笑)

・雨だし!今日は赤い怪獣もいないし!今日は出てこないでチョナンカン!!と思ってましたが、出てきませんでした。今日はこれでいい。いいのだ・・・!
でも、慎吾ママが、剛に、「後一回だから・・・!」ってゆった時には、涙ちょちょぎれ(笑)コンサート終わって、お酒飲みながら、本気で、あのコーナーやなんだよって言うのやめて!って慎吾ママに(笑)!
そうだよ!後1回!客席でぐったりするのも後1回!チョナンさえきてくれたらぐったりはしないのだがーーー!!
その慎吾ママを見ていて、このコーナーは中居による、すごい壮大な剛いじめなの?って思っちゃいました(笑)そんなに酔っ払って部屋にこられるの迷惑(笑)?
でも、小泉が食べたというヤスダのヨーグルトは、赤い怪獣へのお土産に買いました。

・オープニングの映像が流れている横で、セットに登っていくおじさんを見ました。
何が起こったのか・・・

・木村さんの親指のネイル、解らなかったなー。なかったのかも。

・Wアンコールで、リフターの上からタオルを投げようとした中居さん。おそらく水に濡れているはずのタオルを結んで、それで投げたら、それ凶器やん!!と思ったんですが、投げつけはしなかったんでしょうね(笑)

・黒いレインコートをきていたいわしくん。ちょっと尼さんみたいと思ってましたが、彼女の中では、江口ひさしの漫画に出てくる、「したー・・・ん!」と走ってくる人だったのです。
怖い怖い怖いーー!!でも似てたかもーーー(笑)!

<MC>

中「こんばんはー!こんばんはーー!スマーップラーイブMIJ in 新潟スタジアムー!はい皆さんお座りくださーい」
これが大変。何せ椅子もなにもかも濡れてますのでね。ゴミ袋にいれた荷物がちゃんと濡れてないか。椅子の下に入ってるかを確認しつつがさがさ座る私たち。
木「なんだー、これ!降らねーっつってたのに降って来たじゃん。雨、ね」
慎「ね」
木「オープニングから今まで汗をかいてる人、拭きましょう。・・・降って来ちゃったなー」
雨は拭けないの。レインコートを着てるから!
吾「ね。SMAPは晴れ男なのにね」
ええ!デビューイベントが嵐だった時から、ずっと雨男じゃないのよ!野外で雨は珍しくもなかったじゃない(笑)!今年は全然なかったけども!
木「せっかく髪の毛ブローした吾郎も意味がないよね」
吾「そうなんですよ」
木「まったく意味がないよね」
中「いいよね」
木「さすがだよ。さすがライブ3時間前からブローしてるだけあるよ(笑)」
吾「2時間半前から」
木「あ、2時間半前(笑)」
中「デビルマンが変身する前みたい」
吾「そう。はねちゃうとさ」
慎「今回のさ、MIJのツアーで、こんだけ雨降ったの初めてだよ」
中「みんな何?それはおかしいよ。雨が降ったってことは、それだけ、思い出に残るってことじゃん」
客席「いえーい」
中「なんてことはね、嘘なんですけども」
ひどーーい(笑)!
慎「嘘じゃない!」
吾「嘘じゃないでしょう(笑)」
木「ま、でもね、ほんとに、これは、うちらの責任じゃない?」
中「僕らの責任ですか?」
木「うん、だから、こんだけ雨が降ってきて、やっぱり盛り上がってもらって、
身体を常に客席のみんなの身体をあったかい状態に俺らが保つことが、今日の。ね?」
慎「(ロッカー風味)お前らが・・・、俺らの今日ライブに来て、風邪でも引いたらどうしようかな。お前らが風邪を引かないように、うちらがお前らを熱くするからさぁ。最後までよろしくぅ!!」
客席「いえーい!」
そして、帰っていく慎吾(笑)
中「どこいくんだよ」
木「おいおいおいおいおい!」
中「どこいくんだよ、親指」
慎「なに(笑)?」
中「親指」
慎「親指?親指ってなに?」
中「お前の顔が、親指みたいだよ(笑)」
慎「俺の顔が、親指?」
中「ああ。今日髪の毛が立ってるからさぁ」
慎「爪伸びちゃってさぁ(笑)」
中「みんなもね、風邪なんか引かれたらすごく困りますし、風邪引いた方は、引いたなって思われる方は、すぐ退場していただいた方が」
客席「ええええー?」
中「あ!僕、移されるとすごく困るんで。なので、あ、風邪引いたなって体調悪いなとおもったら。速やかに出て、もう、退場。お疲れ様でした。・・・剛、息してるか?」
剛「(はっ!)でもねぇ、あのー、基本的にはさぁ、あのー、いつもすごい暑いじゃない」
中「うん」
剛「あの、基本的には、楽だよね」
中「そうだよね」
剛「でもいつもここでさ、暑いよーっていうじゃない。ないもんね、それはね」
中「あのー、基本的には一番コンディションがいいんじゃないですか?」
木「一番やりやすい」
剛「ね」
中「いやー、ただー、皆さんのところからは、拝見しにくいところだと思いますけども、ステージ上いま雨でですね、もうすごくつるつるなんですよ」
木「そう、だからやっぱりちょっと、今日のライブに関しては、いつもとは違うステップになっちゃうかもしれませんが」
中「そうすね」
木「でもひょっとしたら、あのー、ま、誰とは言いませんが」
中「誰とは言いませんが」
木「あのー、こん中の約1名は」
中「1名!誰でしょうね」
木「下が濡れてたりとかすると、普段2回しか回れないところが3回くらい回れちゃうっていう(笑)」
中「確かにー、オープニングとかでも」
木「まぁ別に誰とは言いませんけどね」
中「ね」
木「誰とは言いませんけど、ほんとね、普段だとなんかこう、身体が硬いのかなぁって思うんだけど、今日みたいに路面が濡れてくるとすごい力を発揮しますよね」
中「メンバー結構ね、残りの4人はこういう路面ですといつもの踊りのパワーは出ないんですけども、約1名は、いつもより上手になるんですよ。いつもはなんかこう、リハビリみたいな感じで結構・・・」
木「リハビリ?」
中「そう」
吾「ちょっと・・・。それ僕のことですか?」
ついに吾郎様参戦(笑)
木「いや、誰とは言ってないけど」
吾「お、俺だと思うっ」
慎「何言ってんのー?そうやって自分自分って前に出てきて。今の話は俺のことだよ?」
中「ちょっと踊りつながりだとすぐ喋ろうとしてー」
慎「俺のことだよ今の」
中「みんな慎吾のこと言ってたのにね(笑)」
吾「よく踊りは、吾郎ちゃんがねって、思ってるじゃないですか」
中「そ、そんなこと思ってる人いるんですかねぇ?」
木「思ってないよー」
吾「あら?」
中「だから慎吾が・・・。さっきのリハビリって親指のリハビリですよ?」
吾「あら??」
木「誰も思ってないよー」
吾「大丈夫?じゃあ」
木「当たり前じゃないか。お前が多分、各ツアー回って、主要都市のディスコとかクラブとか、もし、もしも!出かけてたら、そこで踊ってた人たちはもうみんな踊れないよ。吾郎が入ってきたら」
吾「でしょ!?」
中「じゃあ、ちなみにじゃあ、ターンを」
吾「え・・・っ?」
吾郎様ピンチ!!
木「じゃあ」
吾「あのー・・・若干滑るんですよ、なんか。ね。滑りますよね?」
中「いや、俺たちは、まぁ、ね。滑ったらちょっと、まずいんで。まぁ吾郎ちゃんは・・・あれ?確かめてますよ(笑)?」
ここで吾郎様は、足元を確かめてます。そして、濡れてるところを拭いて拭いて。
木「なんだろう。その確かめてるって」
中「回るところは一ヶ所なんですけどね。確実に回りを今ね(笑)」
吾「ずれてこの辺とかいっちゃう」
ずいぶん遠くまで回っていっちゃう予定なのね、吾郎様(笑)
吾郎「じゃあ、ちょっとターンします!」
中「新潟バージョンでお願いします」
客席「いえーい!」
吾「行きます」
くるくるーー!!お!何回転か解らないが結構回ったぞ!
慎「すごい!すげぇほんとに!ホンットに3回回ったよ!」
木「ごめん・・・!今ねぇ、今、みんなはいえーい!って盛り上がっちゃったけど、今のこの瞬間って、彼が事務所に入って4回目くらいだよ・・・?」
中「少ねぇー(笑)」
木「すーごい貴重な体験だよ、これ」
吾「や、ちょっと今ねぇ・・・」
中「ほんっとに、普通本番で、回ったことないからね」
吾「っていうかなんか止まれなかった、今(笑)」
中「止まれないくらい回ってた・・・!そうでないと3回回れないんだよ!?」
吾「うん、すごい・・・」
なんだかびっくりって感じの吾郎様(笑)
慎「すごい!」
吾「いいんだやっぱり・・・。俺はね、みんなが雨でね、今日踊れないよね(ニコ)」
中「うん」
吾「ここぞとばかりに、だから張り切りますよ!みんなの振りがこれくらいだったらね、俺はこれくらい行ってくるよ!」
SHAKEのフリをやってみる吾郎様。
中「なんだっけ、今の」
吾「いや、シェイクシェイク♪」
中「終わったじゃない。終わりましたよ」
吾「はい」
中「ていうかSHAKEのとこでさぁ、俺と木村が2回目回るところあるじゃない。・・・(雨)激しくなってきたよ」
慎「ねぇ!」
中「ちょっとスタンド、傘持ってきて」
木「俺らが差してどうするんだよ!」
慎「そうだよ」
木「会場はあれなんだよ。雨が降ってきても、危険ですので傘の使用はご遠慮くださいってさっきイベンターの人が言ってたんだよ?だから、みんながさしてないのに俺らがさすのちょっとやめとこうよ」
中「でも、俺、濡れたくないしぃ」
木「ん?・・・じゃあ、なんか、こう・・・レインコート着とく?」
傘はダメでもレインコートはいいのか(笑)!
中「衣装意味ねぇじゃん。レインコート着たら」
木「だって、濡れたくないんだったら、もう・・・レインコート、着る。それか、ウエットスーツ着る(笑)?」
そ、それで、木村さんと中居さんが2回目回るところって!?何!?
慎「降ってきたねぇ。ねぇ、この雨やむと思う?」
木「どっちだろ」
中「やまないべ(きっぱり)?」
慎「半分ぐらいで止むかぁ、最後にはどっしゃぶりになってる。どっちだろねぇ?」
中「これで止まなかったら、俺拭いてもしょうがないべ」
木「俺やむと思う」
慎「上黒いよー」
木「俺やむと思う」
吾「止むよ、多分。中居くんが歌ったら。雨の方が驚いて」
中「なんつった、今?」
木「ていうかほら、昔からさ、有名じゃない。日照りが続いたところでは雨乞いするって言うでしょ?」
中「うん」
慎「雨乞いすればいいじゃない」
木「いやだから、こうー、ま、誰かが歌うと、ま、誰とは言わないけど」
中「うん」
木「誰かが歌うと、雨乞いの逆?」
吾「そうだね」
その話を聞きながら、どんどんすごい顔になっていく中居さん(笑)
木「ひゃはは!なんだその・・・(笑)斎藤洋介か!」
中「これでさぁ、お客さんも願って、SMAPのメンバーも願って、やんだらすごいよね」
木「すごいね」
中「やまなかったら、ダサいよね(笑)。雨なんか吹き飛ばせ!っつってもやまなかったらさぁ(笑)」
木「いやいやいや、でも、でも、ね」
中「やまねぇべ、これ」
木「いや解んないって。うちらが、ホントこの会場の上に、熱い空気がボーンていったら、雲どくよ。ボーンて」
慎「(ロッカー風味)俺らと、お前らの熱気でぇ、あの雲を吹き飛ばそうぜ!最後までよろしくぅ!」
そしてまた帰ろうとする(笑)
木「おい!」
中「どこ行くんだよ」
木「おい!」
中「親指。親指!」
慎「なんだい?」
中「どうした?最近歯、出てきた?」
慎「歯ぁ出てきた!?」
中「出っ歯になってきた?」
慎「何でそんなこと急に言うの?ひどいよね、親指とかさぁ、歯が出てきたとかさぁ」
中「(放置)まぁやむように願いましょう」
吾「うん。やむやむ」
中「ね」
やまなかったけどね・・・。
木「これはちょっとなー」
そしてメインステージに戻っていくメンバー。
慎「これは(ステージが)つるつるだね」
木「つるっつるだね。みんなもちょっと雨対策考えないとね」
中「おっ剛どうした?」
木「あ?どうした?剛」

剛「あ、ちょっとねぇ、俺、耳鼻科に行ってくる」
中「耳鼻科?お前、今本番中だぞ」
剛「ちょっと、ちょこっと。後ちょっとよろしく」
中「耳鼻科行く?どこ?耳?」
剛「あ、蓄膿っ!」
中「蓄膿!?」
慎「蓄膿は俺だっつーの。蓄膿っていうか、副鼻腔炎っていうの」
中「ほんと、あのさぁ、ちょっと、あの、あのー、なんつーんだっけ?」
吾「ライト?」
中「ライト!」
なぜそれが解らなくなったのか(笑)!中居さん、客席に当てるようにお願いしてます。
中「スタンド席とか。おー、よく見えることー。そっちとさ、こっちもさ、屋根あっからいいねー」
そうなのよー、スタンド席、屋根あるのよー。濡れてないのよー。
慎「ああ、ほんとだ、屋根あるじゃん」
中「みんなずりぃよそこらへん。そこらへんさぁ、それ、雨来ない?」
客席「こなーい!」
木「すげえ!すっげえいいなぁ」
中「いいなぁーーっ!あそこで歌わない?俺たち」
客席「いえーーーい!」
中「歌わねっつのっ!どうやって行くんだよ。なに盛り上がってんだよ。行けるわけねえじゃんよ。でもいいね、そこ」
慎「いいねぇ」
中「アリーナ席みんな、濡れてますか?」
アリーナ「濡れてまーす!」
中「いつの間にかね、アリーナ対スタンドになってますけども(笑)」
木「やっぱりちょっとね、ドライな感じよりね、ウエットな感じのほうがね?」
アリーナ「いえーい!」
木「で、屋根付の席に座ってる人は、雨に当たらない分盛り上がって、自分でウエットになんないとね」
スタンド「いえーい!」
慎「スタンドの、スタンドの人たちはさ、あのさ、上の人たちはいいけどさ、スタンドなのに濡れてる下の人たちは微妙だよね」
中「スタンドなのに、濡れてるって人」
スタンド下「はーーーーーい!」
吾「下だけだよやっぱり(笑)」
慎「下だけ手上げた、やっぱり」
中「正面は。俺たちの正面。そこさ、微妙に屋根あるよね」
慎「そこ屋根あるよね。そこのさ、上の人たちは濡れないの?」
上の方は濡れないようです。
木「おー」
慎「下半分まで、いま手上げてたよ」
中「濡れてるって人」
下のほうの人が手を上げてますー。
慎「微妙ーな、微妙ーなラインだ、あれ(笑)」
木「すごいねぇ」
中「はい、濡れてないって人」
いいなー、濡れてない人・・・。ふふ、ふふふ・・・。
吾「ぎりぎりなんだね」
中「(雨)参ったな、これ。・・・いいなぁー、スタンドォ。これ、屋根つかないかなぁ〜」
慎「ねぇ、あそこのさ、あの真ん中辺の人たちの前にある、あれがあるじゃん、机が」
中「机があるねぇ」
木「それなんなの?」
中「それいいなぁ、VIPだVIP」
木「VIPっていうか、これはだって、机だからね」
中「映ってるよ、そこ!」
木「そこに座ってる人たちは、机がある分、今日のライブを見た感想文を書いてくれよ」
吾「そうだねぇ」
中「感想と、俺の魅力。感想は1枚で俺の魅力3枚。きついと思うけど(笑)」
木「そのかわり字おっきくしていいからね」
中「あと漢字やめてね。ひらがな。読めない(笑)」
読みづらっ(笑)!

中「でもほんと、大丈夫ですかね?」
慎「これヤバイよね」
中「気になってきたよね」
吾「そうだねぇ。なんかちょっと、足を気をつけなきゃね」
中「うん。俺、踊りもそうだけど、歌もちょっとやばいですよね」
木「え?それは雨が降ってるとかやんでるとかっていうの、そんなに関係がないんだけどね」
慎「雨が、降ってるっていうのがやばいから大丈夫だよ」
中「ははははははっ(笑)」
木「直球(笑)!あれ?剛」
中「剛?剛?」
剛「お待たせー。光ってるでしょ」
中「いいな。明るい。あまりにも光ってて、顔が沈んで見えるぞ」
剛「これ見て」
中「どうしたの?」
タップシューズを鳴らす剛。
中「なにそれ?」
剛「タップシューズ買ったんだ」
中「なんで?」
剛「なんで!?」
木「なんで?」
剛「タップ始めたの」
中「いくら?」
剛「35000円」
中「ちゃんと払った?」
剛「もちろん」
中「一括?」
剛「もちろん(笑)」
中「さっすがだねぇー」
剛「そう。じゃあ、今から皆さんに、僕が夢のステップをお送りします」
中「新潟バージョンでいっちゃいましょう。にい〜がた。にい〜がた!」
剛「えーっと。いろいろアドリブのステップを入れたいんですけど、できるステップが限られてます」
中「ははははっ(笑)」
剛「ですから、あのー、ま、いつもよりちょっと、今日は雨なんで、雨を吹き飛ばす気持ちで、行きます」
中「お前さ、耳鼻科行ったんじゃねぇの?」
剛「まぁ・・・。ちょっと、はけるときに、なんか、言っていけって言ったじゃん・・・」
中「(放置)何でもいいけど髪切れよ、お前」
慎「すごい髪だよね。それさぁ、ハンズで売ってるよ、そういう髪」
吾「帽子についてるみたい」
中「大丈夫?」
剛「うん」
中「ねぇ」
剛「はい。なんかね、いいね、ここの眺めが。そろそろじゃあ、行くよ」
中「なんだよ、今の。感想はなんだよ、感想は」
剛「いや、なんかね、俺、今ステージに立ってんだなぁーって思って」
中「さっきから立ってんだよ・・・!なに思いふけってんだよ」
剛「じゃあ、行くよ。参ります!」

<コンサート終了後>
あぁ雨!
おぉ!雨!
豪雨!!
これだけの雨にはなかなかお目にかかったことがないというやまない雨。
東京組はすでにおらず、コンサートが終わった時に私は一人きり。まず、屋根のあるところで手早く荷物をまとめます。雨が降り出した段階で、つまりコンサートが始まると同時に(号泣)でっかいゴミ袋にはいれてあった。それをもうちょっと持ちやすい形に整理。レインコートの肩の上からそれをげ、傘を差し、タクシー乗り場に向かう私。雨も降ってるし、行列したとしてもタクシーがいいだろうと判断して歩いていたら。
係員の兄ちゃんが。
タクシー乗り場あっちでーすってゆってて。
私は多分その通りに進んだような気がしていたのに。
なんでここは駐車場なんじゃーー!!しかも下は土。雨なのに!!
分厚い底のサンダルを履いていたし、素足だったので、ぬれることはもう別にいい。もういい!もういいんだ!!
と私はかなり投げやりになっていました。確実に。
もくもくと明かりのない駐車場を、車のライトに照らされながら車道を目指します。あっちが車道だわというところを目指して、じゃばじゃば歩いてました。
そしたら。
いくらなんでもこれは無理!というものすご深く、広い水溜りが登場!足首までつかる!?という恐怖から、すぐそばにあった、ブロックの上を歩くことにしました。
ただ。
晴れた昼間ならいいんですが、ブロックは、途中途中、かなりの幅をあけておかれています。高さもそれなりにあります。
上ったはいいけど、こんな夜で、雨なのに、ジャンプしちゃったら危ないよなー。降りよっかなーと、気をつけながら降りました。見えてた訳じゃないですが、そのブロックの反対側は丈の長い草がぼうぼうに生え、その向こうに溝があるのが解っていたんです。この向こうに落ちたら溝にはまる。その溝は確実に水が流れている、ということが私には解っていました。
が、私の後ろから軽やかにきていた兄ちゃんには解っていなかったようでした。
彼は、雨、夜にもかかわらず、軽快にブロックを飛んできます。そして私の近くまで来たときにバランスを崩し、おっとっと!と左に倒れこんでいったのです!
あーーー!それはまさに!
まさに溝のある方向――!
ばしゃーん!
うわ。ほんまに落ちたがな・・・。
しかしね、皆さん。大雨の中、こっちも小さい傘さしてほとんど全身ぬれながら、足元びっちゃびちゃにしてる人間なんてね、薄情なもんでっせ?
私、正直申し上げて。
そのまま、特にリアクションなく、先に進んでいきました。こういうところ、本当に私には情がないと思うところでございます。冷血!といっても過言ではありません。
だぁってぇーー!後ろから仲間たちがきてたしーー!
何やってんだよーー!ってゆってたしぃーー!!
ま、このようにして一人の人間を見捨てた私を、神様が助けてくれるはずもなく、まずは一般道にたどり着いた私は、どっちに進むかについてしばらく思いをめぐらしました。
新潟駅に向かい、向こうからやってくるタクシーを見つけるか。
ともかくホテルに向かって歩くか。
私が選んだのは、ホテルに向かって歩く、というものでありました。もうどうせ濡れんだよ!なんだってのよ!とやけっぱちな気持ちで歩き出す私が唯一心配だったのは、ものすごく簡単な地図しかもっていないことでした。
自分の今いる場所もはっきり解らないような状態で、きっとあっちと歩き出していいものか。
そこで、車を止めて、彼女だかなんだかを待っている若いお兄ちゃんをとっつかまえて、この駅はこっちでいいですか?と聞いてみました。
「こっちですけど・・・、遠いですよ?」
心配そうな彼。大丈夫大丈夫。駅はあくまで目標であって、それよりもずっと手前にホテルはあるはずだから!
こうして私は本格的に歩き始めました。田んぼの中の唐突に舗装された道を。時折車が通り、しばしば自転車が通る。雨の中ずぶぬれ自転車もつらいものであろうと思いながら、田んぼの中の道を歩く。歩く。
しかしこの田んぼの中の道に、永遠にタクシーが通ることはないのではないか?と、さらに大きな道を求めて歩く歩く。
あの新潟スタジアム近辺の大騒ぎはなんなんだ??と思うほど、しずかーーな道路に出て一息。車の行き来はちゃんとあるものの、辺りはでっかい工場のような建物とか、田んぼ。流しのタクシーがきそうな状況ではありません。
これはもう歩き続けるしかあるまい・・・と思ったところ、おっ!タクシーがきたじゃないですか!ほっそい路地を抜けたところにいた私は、道路の方にちょっと体を出して、手を上げましたら。
タクシーは行き過ぎました。
ちぃ!間に合わなかったかぁーーー!!と思っていたら、行き過ぎて、とまったんですよ!やったね!
と、その車に乗ったところ。
「お客さん、どうしたんですか!」
とものすご驚かれました。ま、濡れてるしね。てへ、と思っていたら。
「こんなところに人がいるからびっくりしました」
こ、こんなところ!?
いえ、実は私、ずっと歩いてきたんです。と薄情すると運転手さん驚いてました。しかもそこからホテルまで車なら1、2分!
すまんのーー!!Uターンさせて、すまんのぉぉーーー!!!
こうして無事、ホテルに到着することができました。そのホテルは、なんてんですか?ザ!ビジネスホテル!しかも簡単でっせ!バージョン。
いらっしゃいませ、じゃ、そっちのマッシーンにお金払ってね。かぎこれね。朝ご飯はロビーでどうぞ、無料です。的な!かなりセルフな感じな!
けしてこういう感じは嫌いではないのです。特に一人の時なんて、気楽―でしょ。
ともかくホテルの部屋に入ったら(結構ひろーーーい!)着てるものをまずは脱ぎ散らかし、さっぱりした体になりたいところだけど、ちょっと待ってー!まだ晩御飯を用意してなーい!もう一度この濡れ濡れサンダルに足を入れて、近くのコンビニまでいかなきゃだめーー!
コンビニが隣、とかじゃなくて、そうだなー、片道2・3分のところにありまして。雨の日はちょっと辛いなーと。そんな風な夜でございました。

そして翌朝。
チェックアウトギリギリまでホテルにいて、ゆーてもチェックアウト10時。さっすがザ!ビジネスホテル!なので、そこそこの時間に起きまして無料の朝食をいただきます。焼きおにぎりとかもあって、ちょっと嬉しい。たんまり食べます(笑)。
ロビーはSMAP帰りの人たちでかなり賑わってます。すごい。こんな不便な場所までこんなにたくさんの人が…。駐車場があるから、自分たちの車で来てる人たちみたいでした。
3時ぐらいの飛行機なので、それまで時間をつぶさなくちゃいけないんですが、時間が中途半端。どうしようかなーと調べたところ、万代シティーというところがあるようです。お買い物するならそこなのね?そうなのね?とホテルで呼んでもらったタクシーの運転手さんに。万代シティーの紀伊国屋までお願いしたところ、比較的ディープな注文に、地元の人間か?と驚かれました(笑)
もちろん、地元のタクシー運転手さんならば、昨日のSMAPさんのコンサートのことは知っており、私のような人間がそれにいっていたこともお見通し。
「うちの娘も行ってたんですよ、いい年して」
きゃーーー!!!!私の方がずっといい年してるはずーーー!!!
なんですか、この運転手さんちは、新潟スタジアムから近いんだそうですよ。そこでお嬢さんとそのお友達は、まずはそっちで集合。本当は、タクシー運転手であるお父さんの車を当てにしておったのです。お父さん、その日はたまたまお休みだったし!
でもお父さんは言いました。行きはいいが、帰りはどうするのだ。帰りはどこで待ち合わせとゆっても、その場所に車を置ける確証はない。
ということで、お嬢さんたちは自転車で出かけたそうです。
・・・
大雨でしたけどねー(笑)
運転手さんが、家から新潟スタジアムまで散歩するんだけど、痩せないなんて話で結構盛り上がりつつ、タクシーは一路紀伊国屋へと向かって参ります。紀伊国屋では、ラーメンズ片桐さんの粘土道の本を読んだりしながらしばし楽しみ。ウォーターボーイズの本を見ては喜び。しかしそれだけで時間が埋められない。
新潟の美味しいものといえば、米とか酒だが、海鮮だって美味しいはず!ってことでお寿司も食べたりしながらどうにかこうにか時間をつぶします。大阪に戻ったら赤い怪獣にもあうので、剛が飲んだというヤスダのヨーグルトドリンクを購入。バスターミナルを挟んで、一方にはデパート、一方にはスーパーがあるが、どっちの値段も確か同じ。んー、やるねー、ヤスダー。自分用にも買いましたが、美味しかったですー。 


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