MR.BRAIN

2009/6/13

変人脳化学者VS天才ピアニスト!!トランプで蘇る白骨死体!?

<可愛いねぇ、たけるん>
可愛い顔して血まみれでピアニストと、豪華三点盛りな中川優が血まみれで発見。その部屋には死体があり、どうやら彼が殺したっぽい。
しかし、記憶障害があって、最近のことは覚えていられない中川優にそんなことができるのか?
また、犬にぺろぺろされていた頭蓋骨は誰のものなのか?というオープニングでございました。
可愛い顔して、記憶障害で、ピアニストで、血まみれとくると、さらなる豪華さですね。少女マンガで育った世代ににはね(笑)

<つっくんは神経衰弱が得意>
つっくん、和音ちゃん、舟木さん、マリコさんで神経衰弱中。
そこにやってくる佐々さんが今日はなんだかとりわけ素敵。いつも素敵だけども、今回はなんだかとても素敵。
つっくん「はい、じゃいきまーす」
周りの3人を見て、続々当てていくつっくん。
佐々「すごい記憶力いいですね、九十九さん」
つっくん「いやいや」
佐々「職場では、その記憶力はゲームではなく研究で発揮されるべきだと考えますが?」
つっくん「でもそれいい質問ですね」
佐々「質問ではありません!」
つっくん「佐々さん、僕は記憶力がいい訳じゃないんです。みんなのことをメモ代わりに使ってただけなんです」
佐々「はぁ〜〜っ!?」
佐々さん、激怒!
つっくん「人間は新しいことを覚えようとする時にその情報を海馬というところから取り入れて、前頭前野に保存するんです」
舟木さんと、マリコさんのキャラクターは似てなさすぎではないでしょうか・・・!
佐々「九十九さん!」
つっくん「でも記憶と言うものはどんどん薄れていってしまうものなんです。皆さんは同じカードをみつけると、それを忘れないように一生懸命何度も同じ番号のカードを見比べた。そのたび記憶は更新される。僕は、皆さんの目線の先を辿って同じカードを見つけ出したり、怪しいなーと思った時は、めくる振りをして表情を見て確かめたりしてたんです。つまり僕が勝たせてもらってるのは、皆さんのおかげなんです」
佐々「神経衰弱必勝法については理解しました。ですがそれはどのように犯罪捜査に役に立つんでしょうか?」
つっくん「まだ理解できてないんですか?脳は一時的に記憶できる時間が限られてるんです」
佐々「だからそれはどう研究に繋がるんですか!」
つっくん「だーかーらー。いつも身の周りにメモ帳みたいなものを用意しとけばいいってことです」
べちーん!!
和音ちゃんのでこに貼られるトランプ。『研究テーマ提出』
佐々「メモしておきました。私の言葉は一向に記憶されないようなので!」
つっくん「はははははははは!」
佐々さんに睨まれて笑うのをやめるつっくんでした。

<ワイドショーを見ているつっくん>
果たして、本当に記憶がない場合、罪に問えるんでしょうかという話題をバナナを食べながら見てるつっくん。
そして、中川優の字は、ちょいちょい違ってる、というのかなんというのか。ちゃんと書いた時と、急いで書いた時が、同じ人か!?みたいになってます。それは、佐藤健くん本人との関係もあるんでしょうかしら。
まぁ、それはいいですが、ワイドショーには、かつて優の指導をしていた八木仁さんが。
うわー♪って和音ちゃん、うっとり。
由里「素敵ー」
つっくん「こういう人が好きなんですか」
由里「好きって言うか、八木仁って言ったら、世界的な作曲家じゃないですか。私これでもクラシック大好き人間で」
つっくん「うわ」
なんと丹原さんがバナナ3本もって登場。
つっくんに話がある時は、もれなくバナナを持ってこなくてはいけないのです。
丹原「俺じゃないんだよ?俺じゃなくて、俺の同僚から、うーん、意見を聞いてきて欲しいって頼まれたんだよ」
つっくん「何でしょう」
右上見てる丹原さんに笑いをこらえるつっくん。
丹原「記憶障害の人間に、人を殺すなんてできるのか。って言うか、できるんでしょうかって、頼まれた」
由里「丹原さん、中川優さんの担当なんですか」
丹原「違いますよ、同僚からの・・・」
つっくん「そんなこと言える訳ないでしょ。丹原さんが些細でちっぽけな面子を守るべく下手なウソ必死でついてるんだから、空気読みなさいよ、空気を!」
由里「すいません」
つっくんもすいませーんって顔を。
丹原「人を殺すって簡単なことじゃないんだよ。憎しみが積もり積もって爆発するもんだなよ。発作的な犯行がないわけじゃないけど、次に会った時に会ったことさえ忘れてる人間が人を殺すとはどうしても思えない!」
つっくん「なるほどー。あのすいません。手ぇ、いいですか」
テーブルパソコンから丹原さんの手をどかしてもらって、とんとん。
丹原「すげっ!うわ!」
つっくん「記憶障害・・・。一度現場を見せてもらってもいいですか?」
丹原「お、おぉ」
やれ、よかったな丹原さんですが、しかし、まだ根回ししておかねばなりません。
丹原「今日のことは林田には」
つっくん「もちろん、もちろん。あっ!あはははは!!」
丹原さんより大目のバナナ持って、ごん!と頭ぶつけながら登場のリンダくん。
つっくん「ちょうどよかった!丹原さんもいらしてて!」
何がどうしてもつっくんに内緒話はしちゃいけません。

<ほんとに田園調布の現場>
特徴的な町の形は、まさしく田園調布。そこにあるアトリエは、綺麗で広くて楽譜もたくさん。ていうか、壁一面に知ってる人の写真があるんですけども。
由里「毎日曲を作ってたみたいですね」
楽譜に日付が入ってて、メモ帳もあって、つっくんは部屋の中をうろうろ。
つっくん「リンダくん、中川優さんってポケットの中にメモが入ってたって言ってましたよね」
林田「えぇ、アトリエ僕が殺したって書かれたやつを1枚だけ」
つっくん「他には書きかけのメモ帳とか」
林田「それだけですよ、現場からも押収はされてません」
つっくん「不自然ですね」
ん?ってつっくん。ピアノの譜面台には、6月8日の楽譜がぺらっと。
林田「木下さんが殺害されたの日のものですね」
由里「これだけ慌ててとっさに書いたみたいですね」
楽譜の一番下に書いてあるのは、ドミラレ。
由里「なにか意味があるんですかね」
どれ?見せて?なリンダくんに、どけって丹原さん。揉めあってるのが楽しい!
そのドミラレを弾いてみるつっくん。
つっくん「・・・珍しいこともあるもんですね。僕も丹原さんと同じ意見です」
丹原「は?」
つっくん「中川勝は犯人じゃない。犯人は、別にいます」

<優の脳を調べてみましょう>
FMRIにつっこまれる優。
つっくん「優さんの記憶障害は間違いないみたいですね。人って言うのは、何か新しいことを目にするとまず海馬が働くんです。しばらくして、その情報がこちらの大脳新皮質に送られて長期的に蓄えられるようになるんですけど、優さんの場合は、記憶の入り口に当たる海馬自体が損傷を起こしてしまってるんで新しい事が覚えられない」
その後、アトリエに移動。ピアノの前でじーーっとしている優に自己紹介します。
つっくん「僕は九十九といいます。漢数字で99と書いて九十九です」
ポケットを探る優。
由里「どうしたんですか」
それには答えず、引き出しまでいってメモを出してくる優。
由里「メモがなかったみたいですね」
優「なんでしたっけ」
由里「こちらは漢数字で99と書いて九十九です。私は助手の由里です」
九十九さん。ゆりさんと書く優。これが、本来の字?
丹原「あのー・・・丹原です。こっちは林田です」
林田「ホントに覚えてないんですね・・・」
つっくん「優さん。あなたには今殺人の容疑がかかってるんですけど、それは解ってますか」
優「解りません」
由里「この人を殺したんじゃないかって疑われています」
殺された木下の写真を見せる和音ちゃん。
つっくん「でも僕たちは犯人は他にいるんじゃないかなーって思ってるんです。でも優さんは何か知ってるじゃないかなーとも思ってるんです」
ピアノの前に座ってる優のそばに行くつっくん。
つっくん「この4つの音符なんですけど、何か意味はありますかね。優さんが、事件があった時にとっさに書き込んだらしいんですけど」
思い出そうとして、弾いてもみる優。ちょっと唇上げて笑うつっくん。好き〜♪
しばらくそのまま弾き続けた優ですが、様子がおかしく。おおっ!慌てて後から抱きとめるつっくん!
つっくん「解りました。解りましたから、もう自分のことを責めないで下さい」
ぽんぽん。

<部屋でなお考えているつっくんたち>
優がいなくなった部屋の中で首を傾げてるつっくん。
由里「どうして解ったんですか?勝さんが自分のこと責めてるって」
つっくん「あ。勘です」
由里「なんだぁー。何か他にあるのかと思った」
つっくん&丹原「勘をバカにしちゃいけませんよ!いけない!」
由里「・・・この件に関してはほんと仲良しですね」
丹原「それで?何か解ったのか先生」
つっくん「優さんにとってメモは出来事の記憶で、曲は感情を記憶するための装置みたいなものなんです。つまりこの二つを組み合わせると日記になるんです」
丹原「そうじゃなくて、こっからどうやって真犯人を探り出すかってことなんだよ」
つっくん「それは僕に頼りすぎですよ」
丹原「何だと?」
つっくん「無理だと思いますけど、とりあえず自分で考えたほうがいいんじゃないですか?悩むことをやめると、脳って老化します。でも丹原さんの脳はかなり疲れちゃってますもんね」
丹原「はぁぁーーー?????」
つっくん「今度中川優に会えるのっていつですか?」
丹原「二度と会わせるかこの野郎!」
ずんずん部屋の奥へ行っちゃう丹原さん。
つっくん「そっちですよ」
丹原「知ってますよーー!」

<科警研にリュックしょって帰ってきたつっくん>
つっくん「うーん困りましたね、中川さんに会って、まだまだ調べたいことあったんですけどねー」
そう言いながらつっくんが見てる楽譜に気づく。
由里「持ってきちゃったんですか?」
つっくん「あれ」
由里「もしかしてメモとか全部持って来ちゃったんですか?」
つっくん「半分くらい」
佐々「勝手に中川優を連れ出して取り調べたそうですね」
今日も綺麗な佐々さん、突然登場。
つっくん「いえ、違いますよ。丹原さんが立会いのもと、取調べしたんです」
佐々「その丹原さんは警視庁の中で大問題になってるんです!ちゃんと証拠も自供も揃ってるのにいたずらに捜査を混乱させようとして!」
つっくん「それは違います。丹原さんは捜査の方向を正そうとしてるんです」
佐々「九十九さん!そもそも科警研と言うのは!・・・なんですかこれは」
つっくん「一言で言うならば、中川優さんの記憶です。この中を探っていけば真犯人にたどりつくはずなんです」
佐々「なんてことするんですか!勝手に証拠を持ち出すなんて!」
つっくん「あっ佐々さん!」
と、子供のようによそを指差し、そっちを向いたところで逃げるつっくん(笑)子供!
佐々「待ちなさい!」
つっくん「ダメですよ佐々さん廊下を走っちゃ!優さんはいつもメモ帳を持っていて、気になることがあったらメモを取っていたんです」
佐々「(うねうねと競歩状態)そんなことは聞いてません。返しなさいって」
つっくん「でも捕まった時に優さんは、メモするものを何も持ってなかったんです。持っていたのは、アトリエ・僕が殺したと書かれた紙きれだけだった。メモ帳はどこ行ったんでしょ。おかしいと思いませんか?」
岩淵「確かに」
Nシステムさんの前もうにうに通過。
佐々「たまたまたじゃななななないんですか?!」
つっくん「たまたまな訳ないじゃないですか!メモ帳って言うのは優さんにとっては命綱なんですよ。これはきっと奪いとられたんです。つまり優さんは犯人を見た可能性が非常に高いんです!」
舟木「なるほど」
浪越「あるかも」
佐々「だとしてもそれは警察の仕事です!」
そうしてついに追い詰められたつっくん。奪われるのか、リュックを!
佐々「今まで甘い顔してきましたが」
由里「これは!研究です!!」
そこに立ちはだかる和音ちゃん。
佐々「何?」
由里「記憶障害者の取調べに対する捜査手法、および詐病判定に関する脳科学的アプローチの確立です」
その和音ちゃんの後ろ隠れるつっくん〜〜♪
舟木「そうだ」
かつかつかつ!
じーーっ。
和音ちゃんを睨む佐々さん。これ、お互いに、可愛いなー、綺麗だなーとか思うんですかね。
佐々「・・・では必ずレポートを提出して下さい。何も結果が出ないなら、改めて身の振り方をご相談させていただくことになると思います」
由里「はい!必ず結果を出します!」
舟木「ははははは!」
自分の部屋で聞いてた舟木さん、大受け。睨まれて、にこってつっくんはさらに睨まれちゃいました。

<和音ちゃんのちゅー顔>
由里「どうしましょう九十九さん、まず何からやれば」
どすん!どすん!と持ってきちゃった資料を積み上げながらふと振り返ると、もうそこにつっくん。
つっくん「僕は今日感動しました!」
がしっ!と両腕をつかまれる和音ちゃん。
つっくん「あなたのような女性が身近にいるなんて」
由里「九十九さん・・・!」
もうどうにでもして〜〜!なちゅー顔。
そんなガラス張りの部屋なのに、大胆ね!和音ちゃんっ♪
しかしそんなはずもなく。ただ書類ではたかれるだけの和音ちゃん。
つっくん「素晴らしいチャレンジ精神です。まだサルに等しい助手の分際で大胆にも研究テーマを、自ら課題を設定し、しかも結果を出すと大見栄をきった。いうなれば25m泳げない子供がドーバー海峡を泳ぎきりまーす!と宣言するような。無謀としか言いようがないですが、歴史を作ってきた人たちはみなそういう人たちなんです」
由里「あのー、若干話が・・・」
つっくん「手伝えることがあったら言って下さい!」
由里「もしかして私がレポート書く・・・」
つっくん「あなたにそういう意欲があるなんて思ってもみませんでした」
由里「それ違います!」
つっくん「期待してます!」
由里「えーーーー!」

<神田さんに検査依頼>
なかなか活躍する場のなかった神田さんについに活動の場が。
指を鳴らしてこっちを向かせようとするも、音楽に熱中していて気づいてくれない。なので、てっとりばやくボリュームをあーーーっぷ!
神田「うぉーー!!何てことするかな。耳は僕の命だよ!?」
つっくん「(ぱくぱく)」
神田「あれ?聞こえなくなっちった!?」
つっくん「ははははははは!!これなんだと思います?中山優が事件のあった時に書いた楽譜なんですけど、最後のドミラレだけは殴り書きされてるんですよ」
神田「確かに」
つっくん「何か別の意味を持つ可能性があると思うんです。例えば暗号とか信号とか」
神田「暗号!?」
つっくん「調べてもらってもいいですか」
はふーん!どきどき!うっとりしすぎの神田さん(笑)
つっくん「発作?」
助手「神田さん、暗号好きがきっかけで科警研に入ったんです。でも実際暗号解読なんかなかなかないですから」
神田「オッケー、九十九ちゃん、まかしといて」
つっくん「ちゃん、って言いました?今」

<捜査はいきなり進展>
丹原さん、リンダくん、もう一度現場の捜索。そこでバラの刺繍入り、血だらけハンカチを発見。
科警研では、頭がい骨が復元終了。
お姉さんはつかまり、優は釈放。
優「姉さんは人を殺した。いなくなった」

<色々気になっていた科警研御一同様>
姉が犯人だったというワイドショーを見ている科警研御一同様。
夏目「とんでもない話もあったんもんだね」
神田「あーーー!」
夏目「どしたの。髪乱れてるよ」
神田「ドミラレが」
夏目「どみられ?」
神田「中川優の楽譜に残された音符の謎が。暗号じゃないしなー」
夏目「解決したよ。犯人は姉だったって」
神田「えぇ!?」
夏目「こもってるとねー、そういこともあるよね」
さてさて、と部屋に帰る夏目。
神田「でも、じゃこれなんだったんだ??」
舟木「いやいや実はね、気になってることがあってね」
座る舟木さん。
岩淵「なんですかこれ」
舟木「木下のね、検視写真。私も不思議に思ってることがあって、取り寄せてみた」
岩淵「絶対まずいでしょ!」
浪越「実は僕も。いくら容疑者が確定的な状態でも、血のついたハンカチ、見落とすかなーって」
岩淵「まずいですよー。・・・そういうことだったら僕も」
こそこそと話し合う4人。ちまっとまとまってるのが可愛らしい♪
大内「何か最近変わりましたよね」
難波「なんや」
大内「空気が。九十九が来てから」
難波「俺らはやることやるだけや」
大内「そうですね」
こちら二人は顔面修復中。
つっくんは、楽譜とメモをだたっぴろい部屋で並べ中。
由里「何か解ったんですか?」
つっくん「メモがあるのに楽譜がない日がところどころあるんですよね。この欠落は何を意味してるんですかね」
由里「楽譜がなかったんじゃないですか?」
つっくん「無かった時にはこうやって裏の白いちらしに手書きで書いてるんです」
由里「白いちらしもなかったんじゃないですか?」
つっくん「ん?メモがない。この5年前の7月2日、楽譜はあるんですけど、メモがないんですよ。この欠落は一体なんなんですかね」
あ。その部屋を見下ろすキャットウォークに、丹原さんが。前回のリンダくん以上の数のバナナを持って。
今にバナナの木ごと持ってこなきゃいけなくなっちゃう・・・!
由里「真犯人を捕まえて時の人じゃないですか」
二人を気にせず、メモの上をうろするつっくんが可愛い!
丹原さんは、中川姉の供述を説明。
その間も、つっくんはうろうろ。
丹原「どう見ても彼女が犯人に間違いないんだ」
由里「でも丹原さんはそう思ってない訳ですか」
丹原「全部があまりに上手くはまりすぎてる気がする。例えば床や凶器を拭いたハンカチだ。うっかり落としたって言ってるが、そんなミスをするか?初動捜査で見逃してるのもおかしい」
由里「中川淳さんは誰かをかばってる」
丹原「かばうとしたら弟しかない」
由里「でも弟がやってるとも思えない」
丹原「考えすぎなんでしょうかね、先生」
首傾げるつっくん。
つっくん「丹原さんは、どうしてそう思うんですか?」
丹原「勘、としか言いようがねぇな」
振り向く。お綺麗っ♪
つっくん「じゃ、信じます」
丹原「え?」
にこ。
つっくん「論理とかでしたらいくらでも捏造できると思うんですけど、刑事さんの勘だけは別です。長年積み重ねてきた経験で、やっと脳の中にできたものですから、簡単にはごまかせません。あ。2度目ですね、意見があったの」
丹原「違うな」
つっくん「え?」
丹原「3度目だ」
つっくん「あぁー」
丹原さんの星では、ここはよろしく!と固く握手をし合うことになってるんですが、つっくんの星ではそうではないので、さっそく具体的な話に入っていきます。
楽譜を踏まないように、それでもよてよてと向かっていたのにすかされる丹原さん。
違う星で生きてる人たちの間は、本当にやりとりが難しなーー。
つっくん「状況を整理しましょう。優さんの記憶障害を利用して罪をなすりつけようとした訳ですから、当然優さんと面識のある人物と言うことになります」
丹原「しかし中川優が覚えてるかどうか」
つっくん「丹原さん。覚えてなくても」
丹原「あれか!」
それは、優のアトリエの壁一面に貼られた人物写真たち。
この中に真犯人がいるはず。しらみつぶしに当たっていくぞ!とリンダくんに言う丹原さんでした。

<再度優に会いにきたつっくんたち>
再びアトリエにやってきましたが、優はピアノを弾いてます。戻ってからこればっかり弾いてるという曲は。
由里「ラベルの亡き王女のためのパヴァーヌですね」
あっ、と思いだす和音ちゃん。
つっくん「どうしたんですか?」
由里「うろ覚えですけど、作曲者のラベルは自動車事故で記憶障害になったんです。優さんも好きなのかも」
曲が終わったか終わらないかで、拍手ー!で入りこんでいくつっくんは、往年の漫才師ばりの動き!
つっくん「あ、僕は九十九と言います」
由里「漢数字で99と書いて九十九です」
つっくん「そしてこちらが由里和音。あなたのお姉さんがいなくなったのは解ってますか?」
二人の名前を書いたメモを一枚戻すと、そこにお姉さんのことが書いてある。
優「はい」
つっくん「僕たちはお姉さんは連れ戻したにやってきたんです。勝さんの楽譜とメモを調べさせてもらったんですけど、毎日ほとんど揃ってるんですがところどころ抜けてるところがあるんです。曲ってのは毎日書かれるんですか?」
優「・・・」
つっくん「解らない、ですか、解らないですね。えっとじゃあ、この楽譜なんですけど、この日だけメモがないんです。
優「2004年7月2日」
つっくん「弾いてもらってもいいですか?」
弾き始める優。ピアノに映るつっくん。お綺麗〜。
が、優は苦しくなって倒れてしまう。
つっくん「優さん、大丈夫っ」
由里「過呼吸!」
バックからコンビニ袋を出して、口に押しつけようとする和音ちゃん。反射神経よし!
由里「優さん!落ち着いてください!」
つっくん「何か探してるんですか!お薬!?」
つっくんに渡されたメモには、苦しい時にはこれをかけるという覚書が。
つっくん「苦しい時。ピアノソナタ第4番追憶!追憶かけて!」
そして過呼吸のことはさっぱりしらないつっくんが、ビニールを?口に!?とあわあわしてる中、反射神経の女和音ちゃんがCDみつけてさっさと再生。
そしたら、目に見えて落ち着く優。ふーー。よかったよかった。
過呼吸で倒れるなんて、また豪華な設定ね!音楽で元に戻るところまで含めて!
つっくん「あのう・・・この曲は」
優「星が、星が降って来るんです」
つっくん「星?」
回る「湖の上で」
由里「精神安定剤のようなものなんでしょうか」
あっ!て気がつくつっくん。メモを見てますが、そのめくりかたもカッコいいじゃないのさっ♪
つっくん「ちょっとそれ見せてください」
追憶が入っていたCDは、世界的な作曲家、八木仁のもの。
つっくん「ちょっとでかけてきます」
由里「え?九十九さん」
つっくん「5年前の7月2日、調べておいてください」
由里「7月2日って」

<それからあれこれ>
丹原さんたちは、世界的な作曲家八木仁の元へ。
科警研御一同様は、現場へ。変だよねぇ、を繰り返す。
そして、難波さんは、DNAと行方不明者のデータがまったく合わない。
難波「もっと検索性の高いデータベースにしとかなあかんなぁ」
そして、変ですよねぇ、から戻ってきた御一同様。やっぱりなぁ、とおかしなところを検証してました。
夏目「これなんなの」
いやいや、それはねぇ、とでかけていった一同は思っていたんですけども。
佐々「なんの研究なんですか?」
見つかった!佐々さんに見つかっちゃった!
佐々「みなさん、なんの、研究なんですか?」
舟木「えー。現場写真における撮影技術およびその向上に関する実験です」
岩淵「Nシステムの活用に関する事例の考案」
浪越「記憶障害者の反応に関するプロファイリング手法の開発」
佐々さん、夏目さんを見る。
夏目「いや、僕は無関係ですよ?」
佐々「(はぁ・・・)では、現状報告をお願いできますか?」
一同「えっ?」
佐々「現場へのフィードバックが必要な内容なんじゃないですか?」
由里「はい!」
佐々「警視庁への連絡をお願いします」

<八木仁のリサイタルにやってきたつっくん>
つらっつらっ♪と軽やかにやってくるつっくん。お値段を見て。
つっくん「8000円!たっか!」
そこに掃除のお姉さん登場。掃除のお姉さん、携帯にリサイタルのチケットを貼られてかなりなご立腹。
お姉さん「おい脳みそてめぇか!?」
つっくん「は!?」
お姉さん「寝ぼけてんじゃねぇよ。おめーだろ俺の携帯のこんなもん貼ったのは!」
つっくん「違いますよ」
お姉さん「きめーことやってくれてんじゃねぇよ!」
こんなものーっ!とチケットを投げていくお姉さん。やった!チケット!てつっくん。
つっくん「あのよかったらもらっても」
と振りかえらない背中にゆってたら本当のチケットの送り主、神田登場。
神田「来てくれたんだー!びっくりしたでしょ」
びしー!裏拳炸裂!
・・・。ま、いっか、と席について、メモを見ているつっくん。
『姉さんと湖、ボート、星が降る』
こちら、8月20日のメモです。
あれこれ思い出していると、神田も席に。
神田「いや九十九ちゃん、偶然だね。・・・偶然じゃないよね!?」
つっくん「どうしたんですか?これ」
ひっぱたかれた跡のことを聞くつっくん。婚カツ!匠といい、ひっぱたかれる人が多い今期のドラマ(笑)
つっくん「どうして彼女みたいな」
神田「・・・無口なとこが、なんか」
つっくん「無口な人が好きなんですか」
神田「仕事で人の声ばっかり聞いてるとね」
つっくん「あぁ。それよりドミラレってどうなりました?」
神田「聞いてなかったのかな、僕の話」
つっくん「ん?」
神田「まぁ、女心もドミラレも解んなかったってことさ」
つっくん「ことさ?(あざを見て)はははははは!」
神田「しー!」
そうこうしているうちに演奏会はスタート。
あ、拍手するのね、ってやりはじめたら終わらなくてとめられたり。
パンフも見てみます。最初の曲はハ短調。
その頃、科警研では、現状報告。
舟木「これが木下さんの検視写真です。これが遺体に生じたうっ血の跡。次の写真は発見された時の状況です。もし遺体がずっとこのような姿勢だったとしたらうっ血はこのように生じるはずだとそうです。しかし実際にはうっ血は左側に生じておりました。これは、素人考えですが、遺体は殺害されたあと、このような姿勢に置かれたんじゃないかと考えた訳です」
林田「どこかに押し込められたってことですか?」
そのようなんですねー。
そしてリサイタルに自ら押し込められているつっくんは眠たそう。
がくっ!と首が折れ、眠気覚ましにパンフレットをまた見ます。
科警研の報告は、おかしな足跡のことに。
やたら深い足跡からすると、体重150kgないと無理。でも、巨大とは思えないサイズの足なので、重たいものを持っていたと考えられる。
林田「それってもしかして木下さんの遺体ってことですか」
舟木「犯行現場はアトリエではなかった」
岩淵「犯人は木下さんを殺害した木下さんを車のトランクに押し込んだ。そしてアトリエまで運んで、トランクから取り出し、担いで中に運びこんだ訳です」
林田「それが誰かってことは」
岩淵「犯人は車でアトリエに行ったと思われます。アトリエに行くためには、ここか、ここのNシステムの前を通過しなくてはなりません。翌日までここを通った車をリストアップしてみました。気になる人物がいれば言って下さい」
それは大変よ、岩淵さん。気になる人がいたらなんて言われても!
そしてつっくんは、パンフレットから、変ホ短調、ハ短調・・・、変ホ短調と読みつつ、メモを出す。
つっくん「あ!」
立ち上がるつっくん。ライブ中なら、私たちが、前の席を蹴る!という場面。
つっくん「そうか、ドミラレは」
そしてこっちでも大変なことに。
難波「うわー!えらいもんなってもたぞ!」
大内「こっちも見て下さい」
復顔完了。誰これ!って顔が浮かびあがってきてます。
最後に映ったつっくんは、にやと笑うのでした。男前〜♪