MR.BRAIN

2009/7/4

最終章〜変人脳科学者VS最強左脳男!!脳内に時限爆弾

<狙われていた和音ちゃん>
科警研屋上にて、ぱらぱらと本をめくりながらもつっくんがアメリカに行くのかしらと心配な和音ちゃん。
由里「あたしが悩んでもしかたないかー」
と、もっともな結論を出したものの、実は狙撃犯に狙われていたのでした。無事でよかったね、和音ちゃん。

<つっくんはお片付け中>
部屋のあれこれを片付けているつっくん。そういえばこの部屋、収納全然ないですね。普通のお仕事だと大変なことがおきそう。
和音ちゃんは、あっ、やっぱりいなくなっちゃうのっ?と心配。
由里「あの」
つっくん「ん?何か」
由里「・・・いいぇ」
と、すごいねずみ顔になる和音ちゃん。同じくねずみ顔になってしまうつっくん。
つっくん「なんか笑い方変じゃないですか?よく笑った顔が可愛いねって言われてませんでした?」
由里「自分ではよく解らないんですけどぉ、九十九さんもやっぱりそう思いますか(はぁと)」
つっくん「いや。そうじゃなくて、確実に変でしたよ。じゃ、元通り笑えるように僕がしてあげましょう。はい笑って?」
由里「ん?ん?」
改めて笑って、といわれて、どんどん不自然になっていく和音ちゃんの顔!すごい顔(笑)!
つっくん「お、いいですね。いいですね。そのまま。そのまま。おー、いい!あー可愛い可愛い可愛い!はいどうぞ!」
由里「うわ!」
手鏡を出されて驚愕。
つっくん「すごい顔してませんでした?まさに牙を剥き出しにした猛獣、でもそれこそが微笑みの正体なんです」
由里「えっ!?」
つっくん「そもそも微笑みがどうやって生まれたかと言うと」
ここからはチビアニメでの説明に。和音ちゃんはおさるさんで登場。
つっくん「僕たちの祖先である霊長類はジャングルの中で遠くから何かがやってくる気配を感じると、まず敵だと思って身構えたんです」
おさる由里「うぅーーー・・・」
つっくん「そして相手が目の前に来た瞬間、牙を剥き出しにして飛び掛る!でもそれが敵ではないと解るととっさに飛び掛るのを中止する。でも牙を引っ込める時間はない。そのままだとまずいんで、相手に敵意がないことを示すためににこっとする。これが微笑みの正体なんです」
おさる由利「えっへへへへへ」
つっくん「つまり、微笑みと言うのは『今はお前の味方だけど、何かあったらただじゃおかないぞ』という脅しの意思表示なんです」
歯をかくっかくっ!
しかしそうかー。怖い微笑みの人いますもんね。
由里「はぁ」
つっくん「でもここから非常に大事なことなんですけども、実は自然に微笑むって非常に難しいことなんです。人は、あ、微笑みたいなっていう状況に出会うと、脳の前頭葉、心に関係した領域が指令を出して、顔面の50という筋肉を絶妙にコントロールして自然な微笑みを作り出す。でも、逆に意識して微笑もうとした時は運動中枢が笑え!っ命令を出して、無理やり筋肉をコントロールする。無理やりがベースですからね、ぎこちない微笑みになっちゃうんですね。だから、自然に可愛く微笑むっていうのは、方法はたった一つですね。それを意識しないことです」
由里「!?そんな話聞かされて、意識するなって方が無理なんですけど!」
つっくん「頑張って下さい。ほら」
手鏡渡され、それに向かって微笑んでみるものの、どーしてもネズミになる和音ちゃん。
つっくん「わははははは!まいいじゃないですか、これで脳科学の理論がまた1つ証明された訳ですから。君は素晴らしい助手ですね♪」
由里「ふざけないでください!どうしてくれるんですか!」
つっくん「何が」
由里「どうしてくれるんですかっ!」
和音ちゃん、キレると鉄パイプ振り回して襲ってくるのに躊躇しないタイプなので、つっくん危険。
そのつっくんを助けるように、緊急招集がかかりました。

<表彰される科警研>
これまでの功績を認められ、科警研が警察庁より表彰状をいただくことになりました。
なかなかの名誉なことで、みな喜んでおりますが、和音ちゃんはそれよりも自分の顔。せっかくの可愛い顔が台無しな微笑みしかできなくなって、そりゃ大変。
だけども、そもそも笑顔が可愛いと評判の和音ちゃんなので、翌日の表彰式で、副長官に花束を渡す役を仰せつかってしまいました。
佐々「あなたには、花束を渡す役をやってもらいます。くれぐれも笑顔を忘れないように」
はい、と微笑んだところで、しょせんねずみ。
つっくん「この顔でいんですか?」
佐々「い、いいでしょう」
さらにすごい顔になってしまうので、マネしてつっくんもネズミ顔に。
元々の顔立ちが綺麗でも、がんばり次第で不細工になれる、ということですかね。

<表彰式当日。以外に野外でイベントもやるんですね>
周りがすかーんとしてて、ところどころに高層ビルもあって、なかなか眺めのよさそうな科警研屋上。ここに一同集まりまして、副長官を待ってますが、つっくん、お隣の岩淵さんにつつつ、と寄って行き。
つっくん「副長官ってそんなに偉いんですか」
岩淵「え、偉い、ですよ」
つっくん「どれくらい偉い?」
岩淵「ものすごく??」
あたしのこと、どれくらい好き?とあまり変わらないような質問されて、岩淵さんどぎまぎ。
そんな川瀬洋三副長官は、実は銃で狙われてました。
そんなこと、だーれもしらない中、屋上に到着し、リンダくんたちにも警護されながらやってきた副長官に不審者が!
つっくん「あの、脳科学を研究してる九十九といいます。漢数字で99とかいて」
不審者つっくん、さっさととっつかまる(笑)
つっくん「何、何!いけないんですか?タイミング、違いました?」
なぜ出ていこうとしたかなー(笑)!
なんやかやありまして、和音ちゃん登場の場面に。まだ笑えない!と鏡を見ている和音ちゃんを振り返るつっくん。あっ!と花束を持った和音ちゃんを見て、にこーーーってやるつっくんにこーって返す和音ちゃん。
ねずみ顔。
それでも、リンダくんは、和音ちゃんだー!とパチパチ拍手して、丹原さんに叩かれ。副長官も、多少、この顔はどうだろうと思ったことでしょう。歯ぁむき出しですし。
でも、花束を受け取ろうとして。
花束ごと撃たれる副長官。
つっくん「あーーー!!」
長官の周りに人が集まるところで、つっくんは和音ちゃんのところに駆けつけ大丈夫ですか!と上着をかけてあげる。
かっちょいーー!
林田「建物内に避難してください!」
ビルの窓に残されている銃に気付いて、急いでビルの封鎖に向かう丹原さん。つっくんも気づいたけど、ん?と周りを見てみて。
つっくん「ちょ、あの、びっくり中申し訳ないんですけど、リンダくんに連絡して下さい」
と、びっくり中の和音ちゃんに依頼。
そして、ライフルが置かれてた友井ケミカルビルを封鎖に向ったリンダくんは、『リンダくん?ついでといってはなんですが第2産業ビルも封鎖してもらいたいんですが』という電話を受けた訳です。

<第2産業ビルにやってくるつっくん>
こちらのビルも封鎖完了。やってきたつっくんは、透明な盾をお借りして、さっさと前へ。びびってんだか、そうでもないんだか(笑)
林田「九十九さんこのビルの出口はすべて塞ぎました」
つっくん「あ、だったら、ここで待ってれば犯人は出てきます」
林田「でも、そのライフルは向こうのビルにあったじゃないですか」
つっくん「君が犯人だった場、合狙撃した後、あんな目立つように置きっぱなしにします?」
ううんって首振るリンダくん。
つっくん「しませんよね。うん。犯人はおそらくあの窓から撃ったように見せかけたいだけなんじゃないでしょうか。ほんとは違うビルから撃った。だとすると、角度的にこのビルからしかありえません。だからここでこうやって待ってれば犯人は向こうから出てくるはずなんです」
由里「どうやったら犯人って解るんですか?」
つっくん「簡単でしょ。あれだけの距離の狙撃するんだから、相当な銃身の長いライフルじゃないと無理でしょ。だからこう、何か長いものを隠せるものを持ってる人が犯人、あーーっっ!」
林田「長いもの!隠れるっ(←巻き舌になってるのが最高だ、リンダくん!)」
ギターケース的なものを持ってる若い兄ちゃんを発見。つっくんに押し出されるリンダくん(笑)
あわわ!と駆けよっていき、その中、見せてもらっていいですか!とお願いしても、すぐには見せてくれそうもなかったんで、殴るマネでビビらせて、えいっ!とあけてみたらライフル!
当たったー!
と、慌てて逃げるつっくん(笑)
もー、可愛いなぁー、おまえーーー。
林田「撃ったのはおまえか」
若者「しりません!」
林田「しりませんじゃないよ、容疑者!容疑者ですよ!」
若者「しらないですって!」
ああ〜、転び方も可愛いなぁ、リンダくん♪
そして、離れた場所で、なおも盾からちらりと顔を覗かせていたつっくんは、後ろを通っていく男から笑われた気配を敏感に察知。
あれ?って振り返る。
つっくん「え?」
由里「どうしたんですか?」
つっくん「いま笑われたような気がするんですけど」
眉ひょいと上げるつっくんでした。

<科警研でいらっ!としてるつっくん>
警察内での捜査会議を見ながら、いらっと顔のつっくん。
由里「九十九さん?」
と呼びかけられるほどのいらっと顔。
現場に残されていたハンカチには、血で×印が書かれていて、血液型はA型。前歴者リストに一致するものはない。
つっくん「これ血で書かれてるんですか」
難波「またそこにひっかかった…」
つっくん「これ誰の」
難波「まだ解らんまだ解らん!」
つっくん「だとしても、これ結構な血の量ですよね」
難波「まぁな」
つっくん「血でぺけ。血のぺけって一体どういう…」
現場の様子をあれこれ思い出す。
つっくん「あー…そうか。そういう意味でぺけだったんだ」
由里「え?」
つっくん「これは、僕たちに対する挑戦状じゃないでしょうか。こう言いたいんじゃないんでしょうか。さぁ、これが手がかりだ、科警研。捕まえられるもんだったら捕まえてみろって」
難波「アホかおまえ」
つっくん「アホだって思われてるの僕らの方ですよ。考えてみて下さい。警察がいて、科警研がいて、その目の前で副長官を撃ち殺そうとしてるんですよ?これ以上の挑戦ってありますか」
林田「確かに」
つっくん「しかもあいつはご丁寧に罠まで仕掛けていた」
難波「あいつ?」
つっくん「警察を別のビルに誘導し、その間違いに気付いた我々には別のペテンをかけて」
夏目「なんかあったの?」
和音ちゃんが聞かれるほど、やたらテンション高いつっくん。いや、テンション高いのはいつもか。
つっくん「その上、あいつは僕を鼻で笑ったんです!」
丹原「犯人見たのかよ!」
つっくん「つまりこのぺけはそういう意味でのぺけだったんです。捕まえられなかったことに対するダメダメだ!って、そういう風に言ってるんです!」
佐々「…個人的感情に左右されているきらいはありますが、概ね同意します」
警視庁「我々も同意します。これほどの侮辱はそうないでしょう」
やった!同意された!と難波さんに詰め寄るつっくん。
つっくん「これ本物ってあるんですか?どこに!?」
佐々「九十九さん?あなたは今回犯人の脳になって下さい」
つっくん「は!?」
佐々「犯人には愉快犯の素質がうかがえます。愉快犯の思考を的確に理解できるのは、愉快犯に最も近い頭脳の持ち主だと考えます」
うわー。全然褒められてないーー(笑)
つっくん「僕が脳???」
と一瞬考えて、あー、オッケ!ってOKマーク作ったけども、佐々さん無視。
佐々「一刻も早く犯人を捕まえてください、警察と科警研の誇りにかけて!」
科警研御一同様(のぞくつっくん)「はい!」
つっくん「僕が脳…」

<つっくんは、多分木村拓哉くらい目がいい>
防犯カメラの映像を見てますと、ライフルを持ってたと思われた兄ちゃんたちは、狙撃の一時間後にスタジオを出てきてることが判明。その時間、14時02分。
由里「この人たちが犯人じゃないんですか」
舟木「この人たちが出てきた時は、すでに逮捕されてますから」
つっくん「舟木さん、彼がつけてる腕時計拡大してください。もっともっと」
でアップにしたら、デジタル腕時計の時間は11:02。
つっくん「やっぱりそうだ。これ11時の出来事だったんです。だから、さっきから僕たちが見てるのは、狙撃の2時間前の映像だったんです。だから、2時間後の映像見せてください。3・4・5、はいここ」
そこには、大型の楽器ケースを持って出ていく白いシャツの男の後ろ姿が映ってました。
つっくん、いらっ!
つっくん「鼻で笑ったやつですよこれ。あ、そうだこのカウンターを操作したタイミングをつきとめればいいんですよ。このカウンターを操作した人間は、かなりの確率で犯人か、犯人の関係者のはず」
舟木「はい」
そこで、緊急連絡。同一犯と思われる誘拐事件が発生。誘拐されたのは尾崎衆議院議員、元刑事部長。犯人は運転手になりすまし拉致行為をしたと思われる。
車には、血で書いた×印がついたハンカチが残され、リンダくんがげんなりしながら調べていると、その手の上にも血が。
きゃー!頭の上に血で書いた犯行声明がーー!
『過去に犯した罪により尾崎幸平を48時間後に処刑する』
丹原「ハンカチはそのまま科警研に回せ!俺たちは都内全域を緊急配備だ!」

<ハンケチの×印にやたら執着するつっくん>
残されたハンカチは奥さんが朝渡したもので、血液は、副長官を狙撃した犯人が残していったものと一致。
難波「二つの事件は同一の犯人によるものと考えて間違えないと思います」
神田「警察関係者を狙ってる」
つっくん「あの。今回も指紋って検出されてないんですか」
難波「尾崎さんと奥さんのものだけだよ」
つっくん「ほんとですか?絶対ですか」
難波「出てないものは出てない!」
つっくん「普通指紋って」
ついに和音ちゃんから口を塞がれるつっくん。あっちいけっともやられる。
佐々「波越さん」
浪越「はいっ!」
佐々「テロのグループを洗って下さい。先手先手を打たれています」
さらに、黙れってやられるつっくん。
佐々「何としても48時間以内に尾崎議員を救出してください」
つっくん「解ったから解ったから解りましたっ!」
現在、22時26分。処刑まで、後43時間32分。
難波さんたちは、指紋ないだろう!と見せるために、ハンケチにアイロンをかけます。見ているつっくんたち。
大内「これが、尾崎さんの指紋、こっちが奥さん。ないでしょ!」
つっくん「この方法で検出されない指紋とかってないんですか」
助手「ないです!」
つっくん「これちょっと借りて」
助手「おー!ダメダメ!」
難波「何がそんなにひっかかってるの」
つっくん「全然関係ない人の血なんですかね。こっちにも全然ないし。ライフルと同じですよ。この血を追っていくと全く関係のない出口に導かれてしまうんです」
由里「あー、なんかぐるぐるする。どこ向かって走っていいか」
つっくん「そのへんの所、調べて下さい。僕は健康上の理由で1日9時間以上寝ないといけないんでここで帰らせてもらいます」
由里「寝てる間に何かあったらどうするんですか?」
つっくん「あのね。人間の脳っていうのは、寝てる間に情報を整理してるんです。今回僕の役目は脳ですから、眠ることも仕事の一部なんです」
由里「ちょっとちょっと!難波さんもなにか言って下さいよ!」
難波「犯人の血かどうか確定する方法・・・」

<六三四くんと帰るつっくん>
つっくん「ネー六三四くん、前にも同じようなケースがあったよねぇ〜」
現場に残った指紋を辿っていくと、刑務所の中にいる人にたどりついてみたりもしました。
つっくん「ねー。フェードイーン!」
今のちびっこは、フェードイーン知らないよなぁ…。
岩淵「九十九さん!不審車両が割れました」
つっくん「ん?で?」
Nシステムを見に行くつっくん。不審車両は、盗難車でした。
岩淵「警察に確認したら、3日前に被害届が出されてました」
つっくん「だとしたら逃走経路をたどっていけば」
岩淵「それが恐ろしいことに追跡できないんです」
つっくん「えっ?」
岩淵「これが都内全域のNNシステムです。もちろん場所は非公開です。この数のNシステムで、映ってるのは1か所だけ」
つっくん「1か所?」
岩淵「まぁ、偶然もありえない訳でもないんですが、もしかしたら警察内部に内通者がいるのかもしれません」
・・・・。しばし見つめ合う二人。
つっくん「じゃ、僕、内通者に会ってきます」
岩淵「え、はい。え?えっ?えーーー!?」

<内通者に会いにきたつっくん>
こちら、笑顔が怖い海老蔵様こと、武井さん。
武井さんとつっくん、笑顔でお話しつつも、大変怖い空気。
武井「大変でしょう科警研は。甘いのが足りないんじゃないですか?」
何か渡されるつっくん。
武井「参考にさせてもらってますよ。あなたの教えてくれたこと」
そして帰る武井さん。
つっくん渡されたのは、赤いあめちゃん。これがまぁ綺麗な透明度の高い赤!あまり甘そうには見えない(笑)

<和音ちゃんたちは、色々と作業中>
せっせとはんかちに×印を塗っている3人。
夏目「何やってるの」
由里「あのバツがどうやって書かれたか調べてるんです」
夏目「…おまえ、どうするんだ、この後。戻ってくるか?あいつ、アメリカ行っちゃうかもしれないんだろ?」
んー。いかにも夏目さんは、仕事場でのうわさ話に詳しそうだ!
アメリカですか、といわれてたつっくんを思い出しつつも、
由里「人質が助かってから考えます」
な和音ちゃん。
マリコ「どうぞ」
飲み物持ってきてくれるマリコさん。
由里「マリコさん、帰ってなかったんですか」
マリコ「あの子も帰ってないし」
って、掃除のお姉さんねてるだけですが。
現在、0じ43分。処刑時間まで、41時間17分。
舟木さんは、防犯映像見てますけど、日々自動更新されてしまうカメラなので、ちょっと大変。
舟木「お手上げだなーー
浪越「九十九さんは誰かが弄ったって言ってるんですよね」
舟木「うん」
おうち帰って寝なきゃ、と帰ってるつっくんですけど、もう1時近いですからねぇ。大丈夫ですかねぇ。
慎吾ウを渡りながら、赤信号に、赤いあめちゃんを合わせてみたり。
つっくん「いやな予感がしますねー」

<翌日、続いての犯行>
見晴第2トンネルの開通セレモニー。これが春見区だと、あの素敵な区長がやってくるところですが、いやいや、あの区長にこんな犯罪は似合わない。
そのセレモニーで爆発が起こった頃、つっくんはどうやってハンカチに×印が書かれたか、の説明を受けてました。
×の周りから、ポリイソプレンが検出され、それは医療用の手袋などで使われるものというのが判明。
由里「つまり犯人は手袋して、指の腹を切って×を書いたと思われる訳です」
つっくん「血は残したいけど、指紋は残したくないんですよね、この犯人は」
そこで、トンネル内で爆発、という連絡が入り、あぁん、って顔になるつっくん。
こちらも犯行声明は残されていて、菊池大二郎を48時間以内処刑する、となってましたが、実際にさらわれたのは、相沢という派遣社員。
菊池議員は元検事。これまで撃たれた人、誘拐された人、すべて警察関係者なので、何かあると判断した丹原さん。
でも偉い人はそーゆーことは語らないもんですよ。
一度は引き揚げるしかない丹原さんでした。

<犯人の脳役、つっくん考える>
菊池議員と派遣社員が間違われたと言う連絡を聞き、つっくん驚愕。つっくん「間違う!?…あのう、犯人は意図的に間違った人をさらったんじゃないでしょうか」
佐々「なんのためにですか!?」
つっくん「今一つだけ解ってるのは警察を恨んでるらしいってことだけですよね。ちょっと待って下さい。んーー……えー、警察のイメージを悪くする。…こんな展開どうですか?警察の代わりに一般市民が犠牲になるって展開。やじゃないですか?」
あー、やだーーという一同。
神田「佐々さん!たった今、警視庁に要求のテープが届いたそうです!」
佐々「各自分析をお願いします!」
つっくんは脳役なので、分析は特になし。脳を動かしつつ、間違えないですよね、と呟きを。
現在、14時10分。処刑時間まで27時間50分。

<音声テープから解ったことあれこれ>
神田「テープの声の反響具合から計算しますと部屋の広さは50m四方」
つっくん「はぁ!?」
神田「壁はコンクリート製と思われます」
丹原「どっか、ビルのワンフロアってことですか」
神田「はい。人間の耳には聞こえてこないんですが、周囲に超低周波も入ってました。発電所に特有なものです」
また、ICレコーダーが届いた時の梱包材には、ごくわずか角閃石が。これは断熱材などを作る時に使用されます。
丹原「つまりそれ、どういうことなんですか」
夏目「人質がいるビルは断熱材を作る工場だった可能性があるということです」
岩淵「発電所が近くにあって、断熱材を作る工場があったビルを探してみました。候補は3つです」
と、画面に出してたら、不審車両が再び発見されまして、そこから考えると、SST工業のビルだけが条件に当てはまる。
丹原「よーしいくぞ」
林田「はい!」
つっくん「あ、丹原さん!…気をつけて下さい」
林田「任しとけ」
と、ニコ。
ああ!死亡フラグ!お手本のような死亡フラグ!
このシーンの後の、武井さんのカッコいいこと!何だこの人、むちゃむちゃかっちょいーーーー!!
さて、現在、16時5分。処刑まで、後22時間55分、もしくは、44時間55分となりました。

<部屋でもう一度脳になって考えるつっくん>
パソコンを使うかどうするかーと思いつつ、データケースみたいなのを置いて画像をみる。
うーんと考え中。
鏡を見つつ、これまでのあれこれを再度思い出していきます。
見えてたライフルやら、不審車両やら、笑われたことやら、ハンカチに残ってない指紋やら。
つっくん「この犯人の脳って…」
ん?て和音ちゃん。
つっくん「やっぱり僕たちも向かいましょう」
由里「えっ!?行くんですか?」
つっくん「どうしても気になることがあるんです」

<SST工業では>
リンダくんが、尾崎さんの息子が武井さんが出入りしてた暴力団と関係がありそうってことを丹原さんに報告しようとしたんですが、時間がないから後!といわれており。
しかし、派遣社員相沢はエレベーターから一人降りてきて、自分だけ置いてかれたと。
つかまっていた場所には、日野市谷川ビルというメッセージが。尾崎議員が残したものじゃないかということで、丹原さんたちはそっちに。相沢は病院に。
つっくんたちがSST工業についたのは、それぞれの車がちょうど出ていくところ。
和音ちゃんは、車の中に相沢がいたことに気付きます。
解放されたということも残った人たちから確認。
つっくん「あの、すいません。解放されたのって相沢さんだけなんですか」
捜査員「尾崎さんは他に移っちゃったみたいで、みなそっちに」
つっくん「相沢さんってどうやって解放されたんですか」
捜査員「置き去りにされて、一人でエレベータで降りてきた」
つっくん「は!?どこの」
そのエレベータを見に行くつっくん。
由里「どうしたんですか?九十九さん」
つっくん「ここですか?これ(懐中電灯)お借りします。このボタン、指紋調べてもらっていいですか?」
捜査員「解りました」
由里「何がそんなに気になってるんですか」
つっくん「一度だけ見つかった不審車両がビンゴのタイミングで見つかったって、おかしいと思いませんか。あの送られてきたテープもそうです。要求を伝えるものじゃなくて、あえて調べさせて、僕たちをこの場所に連れてくるためのものだとしたら」
由里「私たちは誘導されてるってことですか?」
つっくん「その通りです。今回の犯人の思考の特徴は誘導。最初のライフルからずっとそうなんです!」
丹原さんたちは日野のビルに到着。エレベーターのボタンからも指紋でました。
つっくん「これは相沢さんの指紋ですか?」
捜査員「断定はできませんが、鮮明な指紋は1つだけ残ってますから、多分」
つっくん「多分!?」
捜査員「はい」
ちっ、と舌打ち。
つっくん「すいません。相沢さんを確保して下さい」
由里「どうしてですか!?」
つっくん「科警研の九十九と言います。お願いします」
捜査員「はい!」
つっくん「いいですか?相沢さんはここから解放されて、やっとあそこに来ることできたんです。でも指紋を見る限りボタンを1回しか押してないんですよ。これおかしいと思いませんか?」
由里「何度押しても、別に早く来ないじゃないですか」
つっくん「あー、何度押しても早くこない。でも人間の脳って、そういう風にできてないんです。普通だったらここに来たら焦って何回も押しませんか?」
はっ!とした和音ちゃんのところに舟木さんから電話。
舟木「九十九さんに変わって下さい。とんでもないことが解ったんです」
由里「舟木さんです」
九十九「もしもし?はい」
和音ちゃんの手ごと持ってるのが可愛いなああ。いいなあ和音ちゃん。いいなぁ、つっくん。
舟木「カメラで追えなくても、細工をした人間は必ずいる、そう思って警備会社のデータ当たってみたんですわ。その中に、誘拐された相沢さんと同じ顔の男がいたんです」
病院から、抜け出す相沢。
由里「相沢さんは被害者じゃなくて、仲間だったってことですか」
丹原さんの『任しとけ』が思い出されるつっくん。
はっ!
つっくん「丹原さんに連絡してください」
由里「えっ?え?」
つっくん「丹原さんに連絡しろ!」
慌てて電話する和音ちゃん。丹原さんも電話なってるの解ってるんだけど、出られない。
リンダくんが先導して、人質がいるであろう小部屋に張り付いて、そろそろ開ける、というタイミングでようやく電話に出た丹原さん。
丹原「なんかあったか」
由里「繋がりました!」
九十九「丹原さん、すぐそこから外に出てくださいそのビルにはきっと」
丹原「きっと?」
捜査員「逃げろ!」
と同時にリンダくんが入っていった小部屋が爆発!
つっくん「丹原さん!」
いや、リンダくんだったんですけど!
そしてものすご素敵な、悪い顔の武井さん!
携帯を見て、頭ぐしゃってして、つっくん吠えたよ!
現在、17時45分。処刑時間まで、21:15となりました。