MR.BRAIN

2009/7/11

終幕〜さらば愛しの変人脳化学者!!最後の脳トレは笑顔活用法

<病室の前のつっくんたち>
ビルの爆破にまんまと巻き込まれたリンダくんは病室。顔の傷がいたいたしーー。特に鼻のあたりが痛そうーー。
病室の外に、つっくんたち。
丹原「骨折がひどくてな、まだ意識も。部屋の真ん中でテープが回っててそれが起爆装置だった」
逃げろ!って言ったんだけども、転んだ隊員を助けようとして逃げ遅れてしまったリンダくん。
丹原「逃げ足だけは、なぁ、早かったはずなのになぁ。バカだ」
そうやってぽろりと涙こぼれる丹原さん。泣けるー!
そしてじっとリンダくんを見ていたつっくんは。
つっくん「じゃ、僕お買い物行ってきます」
『お買いもの』という言い方が可愛い。女子!
由里「えっ?こんな時に何言ってるんですか」
つっくん「ここでリンダくんのこと見てても仕方ないじゃないですか」
由里「ちょっと九十九さん!」
ぺことお辞儀していってしまうつっくん。丹原さんは、相沢が確保されたという連絡を受けて移動。和音ちゃんは科警研へ帰るのみ。

<荒れる科警研>
夏目「わざわざ罠にかかる為に問題を解いたかってのか」
佐々「由里さん、九十九さんは」
由里「えっとー・・・」
そんなピリピリした空気の中、つっくんはのんきに掃除のお姉さんから携帯の使い方を教わりながら登場。
つっくん「そんなこともできるんですか。このボタンを押して。ホントだ!映ってる!」
佐々「何やってるんですか!九十九さん!」
つっくん「携帯買ってきたんで、今使い方教えてもらってるんです」
夏目「おまえどうい事態か解ってるのか」
つっくん「解ってますよ。僕たちにできる最善の策は、もう何もしないってことです」
夏目「はぁ!?」
つっくん「だって調べれば調べるほど、犯人の思うつぼじゃないですか」
つっくんは階段を上がっていき、ますます荒れる御一同。しかし議論してる場合ではなく、再検証が必要ですよ。難波さんはつっくんのことを見てますよ。
和音ちゃんはおっかけます。
由里「それ買いに言ってたんですか。こんな時に」
つっくん「番号教えてもらっていいですか?」
由里「言いたくないですけど、少しは責任とか感じないんですか?九十九さんがもう少しだけ早く気づいてたら」
つっくん「僕は気付いてましたよ。後10秒早かったらリンダくんは助かってたかもしれませんよね」
由里「(むきーーっ!)わたしのせいだって言うんですか」
つっくん「そんなこといってません。該当するデータありません???」
携帯を使いつつ、何やら乗り越えていくつっくんでした。

<相沢を調べるつっくん>
FMRIで、×印のハンケチ、Nシステムにちらりと現れる車、犯人の後ろ姿など見せていくと、知ってるのは車両と、犯人の顔だけ。名前は知りません。武井さんのことも知りません。
つっくん「ウソはついてないみたいですねー。でも、重要なことは何一つ知らないと思いますよ」
丹原「置き去りにしたたってことは計画のうちか」
つっくん「間違った情報を、そうと知らず証言することももありますからね。でも、振りまわされるだけかもしれません」
ペン持っていらっとしてるつっくん。
丹原「尾崎の息子に会いに行ってくる。あいつ、息子のことで俺に何か言おうとしたんだよ。・・・聞いてやれなかったけどな。先生、番号教えてくれよ」
つっくん「・・・え?」
丹原「携帯、買ったんだろ」
つっくん「何で知ってんですか?」
丹原「勘だ。先生はそうする気がしてな。だってそうだろ。先生がもし携帯持ってたら、もう少し俺に早く連絡できて林田はあんな風に爆発に巻き込まれずに、一緒にここにてこうやって・・・なにやってんだよ!」
いい話をしている最中、丹原さんのスーツを持ち上げて、シャツに直接番号を書いているつっくん(笑)
つっくん「メモが無かったから」
丹原「なにやって・・・!口で言えよ、口で!」
つっくん「口でって覚えられるんですか?そんなことより、尾崎さんの息子さんのDNAを取ってきて下さい。こんなことはこりごりなんです」
丹原さんは何をどうしてもつっくん相手にいい話ができないようになっている。
その頃、難波さんは色々と再検討中。そして、犯人は傷跡がいたたたたーーー!迷惑映像!

<リンダくんの病室に行くつっくん>
髪がふわっふわなつっくん。リンダくんの病室へ。
つっくん「ご存知無いかも知れませんが、ぼくは非常に礼儀正しい人間なんです。貰いっぱなし、って言うのは失礼なお話だと思うので。このお礼は、きちんとさせていただききます」
武井さんから貰ったアメに向かって言ってるつっくん。
扉の前の武井さんがかっちょいーーー!!
つっくん「なので、楽しみに待ってて下さい♪」
時間は、21:20。処刑まで、20時間39分。

<尾崎んちの息子を色々捜査>
尾崎議員のうちで、剃刀に残っていた血液を採取する丹原さんの部下。たぶん、しっかりもの。上司の丹原さんを目を合わせ、よし、と尾崎家を辞去。
リンダくんも意識を取り戻す。
つっくんは、その血液を受け取って。
つっくん「尾崎真一郎の血液です」
難波「調べないのが最善の策じゃなかったのか」
つっくん「僕が言いたかったのは、犯人が残していったものを調べるとだまされやすって言いたかったです。それ以外のものは調べるに決まってるじゃないですか。なんのためにいるんですか、あなた」
なんだとおら!!って掴みかかろうとする難波さん。慌てて止める大内さん。
つっくん「そうやってる間にも48時間は迫ってるんですからね、早めに仕上げてくださいね!はーい、ゴムの手袋つけてくださーい。指紋に気をつけて♪」
ばき!
大内「いった!」
大内さんが殴られ、その音にはびびるつっくんでした。猛犬がつながれてるのを解ってて根性試ししてるようなもんですかね。

<リンダくんの病室にて>
丹原「川島組のビルを見てたのか、尾崎の息子は。武井かぁ!」
林田「借金のかたに抱き込まれたとか、ない話じゃないですよね」
洗ってみるかって丹原さんたちに、僕も行きます!とついていこうとする包帯だらけのリンダくん。
丹原「何言ってんだ、バカ」
つっくんは、足にびしびしとチョップを(笑)楽しそうに(笑)
林田「いた!いってーー!」
丹原「全力で直すのがお前の仕事だってんだよ」
二人は行ってしまい、えぇい!とついていこうとして失敗。でも、上手に隣のおじさんの車いすに座れたので、いいですか!と借りていったら、もう廊下に二人の姿なし。
林田「ダメだなー俺・・・」
しかし、そんなリンダくんは、副長官の意識が戻ってICUへ運ばれるって話を聞くことができたのです。ラッキー!

<尾崎んちの息子を取り調べる>
つっくん「武井さんって、どうして警察に入ったんですかね」
丹原「あぁ?」
つっくん「聞いてみたいですよね」
警察でそんな話をしてると難波さんから丹原さんに電話。尾崎んちの息子のDNAとハンケチのDNAが一致。
いえー!ってつっくん
丹原「もしもし。尾崎真一郎を事情聴取する。すぐ引っ張って来い!」
いつもの暗いムーディーな取り調べ室の外で、様子を見ているつっくん。
ポイントは、尾崎んちの息子の指。
私のアリバイを調べてください、って、おまえアメリカ人か、みたいなジェスチャーをしたところで、広げた両手を写真にとったら、どっこにも傷がない。
つっくん「綺麗な、手」
ということで、科警研で再検証。
大内「書いたのはあいつじゃない?」
つっくん「ハンカチに書いたぺけって、医療用の手袋して先を切って、書いたんですよね」
夏目「実験ではな」
つっくん「でも真一郎さんの指にはまったく傷なんてなかったんです。だから、これはやっぱり違う人の血なんじゃないでしょうか」
難波「悪いけど、こんな初歩的な鑑定、間違える訳がない」
それに尾崎んちの息子のアリバイもちゃんと成立してました。
つっくん「あ!」
はいって手を挙げる。
つっくん「じゃあ違う人間なのに、DNAが一緒ってのはありますか」
難波「ある」
速効、食い気味のある。
難波「可能性は二つ。一卵性双生児の場合」
丹原「あいつに双子の兄弟なんかいません」
つっくん「もう一つは」
難波「骨髄移植を受けた場合。移植を受けた人間のDNAは提供した人間のDNAになる。もちろん例外もあるけど、一致するのは血液だけで、そのほかは後は本人のまま。でもなー」
つっくん「それですよ、だから、犯人は血液だけを残して行ったんです。指紋も毛髪も出てきてませんよね。そこには細心の注意を払ってる」
由里「じゃあ尾崎さんの息子に骨髄を提供した相手を聞けば犯人が解るってことですか?」
大内「誰に提供するかは知らせられないよ」
つっくん「善意に基づく方法だったらね」
丹原「DNAの一致を知らされた時も言わなかった。犯人になってしまうかもしれないのに。なぜ言わなかった」
つっくん「絶対言えない事情があるんじゃないでしょうか」
現在、23:55。処刑予定時間まで、18時間4分。

<リンダくん、最後の大活躍>
川瀬副長官がICUに移されるところを狙って、車いすで直撃。
林田「捜査一課の林田って言います。少しでいいんで話を!」
しかし、車いすなもんで、椅子ごと運ばれそうになり(笑)倒れたけども、動かない体でうりゃ!とストレッチャーにしがみつく。
林田「副長官!あなたの盟友だった尾崎幸平さんが誘拐されました。あと18時間後には殺されてしまうかもしれません!爆破で何人もの一般人が重症を負いました。どれだけ犠牲者がでるか解りません!でも、菊池さんも尾崎さんの身内も何も喋ってくれないんです。何があったか、僕には解りません。でも、警察が守るべきものは警察なんですか!警察が守るべきものは!もっと、もっと別のものなんじゃないんですか!」
このリンダくんの頑張りにより、副長官は何があったのかを白状したんですね。
なんで、なお尾崎んちの息子は、黙ってましたけども。
丹原「骨髄を提供したのはこの北里陽介って男か。そうだな。もうおまえが黙っててもなんの意味もなくなったぞ。連れてけ。釈放だ。いいか。このことはマスコミには伏せろ。解ったな」
つん!と尾崎んちの息子を出した後は、小さく、よっしゃー・・・!
つっくん「よっしゃじゃなくて、何があったんですか?」
丹原「意識が戻った川瀬副長官の口を割らせた。林田のお手柄だ」
おお!なつっくん。二人でお喜び!
つっくん「あと一回動いてくれたら一発なんですけどねー」
丹原「もうこりごりじゃかったのか。俺はこりごりだぞ、こんなの、先生」
顔近づけるつっくん。
つっくん「だからこそ、です」
そっちみる丹原さん。ちかっ!近い近い!
つっくん「じゃ」
帰りながら、階段の下にいる武井さんに気付くつっくん。武井さんは、尾崎んちの息子についておりていってました。
つっくん、このまま犯人陽動へGO。

<事件の背景がいろいろ解る>
DNA鑑定が決め手になった事件での被告で、ずっと無罪を主張していた北里陽介。
大内「どうしてそんな事件」
丹原「何にも聞かないで、この証拠、もっかい見直してくれ。すべてそれからです」
難波「解りましたこちら運んで下さい。

<雨の中張り込むつっくん>
武井さん、アメを置きにやってきて、雨でも、アメを置く。
ダジャレ!?
しかも、舐めてたやつってどうだろう!北里さん食べるのに!雨だからいっかー?いや、よくないし!
その、黄色いアメを、お箸で取って、自分の青いアメを置き直すつっくん。
そこで、犯人がくるかな、くるかなーと待ってたら、来たんですけども。ちょうど疲れたつっくんが、傘の柄で肩のつぼを刺激して、いてててて!とか声出してるとこだったんで、アメを見ただけて、退散。
つっくん、微妙にやっちまったな。
科警研では、DNA鑑定の結果が出ました。
難波「丹原さん」
丹原「やっぱり・・・こんなことってあるんすか」
難波「17年前ならね」
9時間寝ないと体長が悪いつっくんは立ったまま寝てしまっていて、がくん!となっちゃう。かわうい。でも、アメはずーっとそこにあるまんま。

<翌朝、いろいろと報告>
現在6:36。処刑予定時間まで、12時間23分。
難波さんが調べたところ、有罪の決め手になった皮膚片のDNAと北里のDNAは一致せず。当時の技術は100万に一人を特定できる程度だったのに、それを絶対としてしまったのが間違いだったんだろうという見解です。
北里は無罪で、何度も再審請求を出したんですが、却下され続け。それが突然黙ったのは、白血病になって、尾崎んちの息子から骨髄提供を受けた代わりに、沈黙を要求されたから。
それだけならまだしも、息子の無実を信じていた両親が、罪を認めたことで自殺してしまった。
うわーーってなるつっくん。
つっくん「あのぺけにはそういう意味のぺけだったんですね。おまえら間違いだらけだ。しかも命と引き換えに隠蔽までするなんて、最悪としかいいようがありませんよね」
って和音ちゃんに。
そこで、北里のアパートに行っていた捜査員が、北里の事件にかかわっていた裁判官だった津田の講演ちらしを発見。
東京科学博物館へ急行!
その話を外で聞いていた武井さんは、あれ??昨日、黄色いアメを置いたのに、なんだかうまくいってない。
何やってんだ!と珍しくいらっ、と。
つっくんは、アメの色を変えてましたから、これはうまく行ったんじゃないか!?と突如ハイテンションに。
つっくん「きた!きたきたきたきたーー!!はい僕たちも北里さんに会いに行きましょう。ね。幸いなことに、まだ死んだ人は出てないんですよ。今僕らに出来ることは、彼を本当の人殺しにしないことなんです。違いますか。それだけがたった一つ僕らが彼に出来る償いなんじゃないですか。はい!(ぱんぱん)いきましょう!」

<東京科学博物館に集合>
16:20。処刑予定時間まで、1時間39分。
東京科学博物館の全部の出口を閉鎖。責任者を読んで津田さんを保護しようとしましたが、もうすでに連れ去られており、津田さんの携帯から、会場に爆弾を仕掛けたという連絡が。
丹原「誰だおまえおい!」
北里「大ホールの演台の下を見てみろ。同じものが会場内の10ヶ所に仕掛けられている」
捜査員「津田さんの控え室のドアにこんなものが!」
×のついたハンケチを見せられ、大ホールに急ぐ丹原さん。演台の下には確かに爆弾的なものが。
丹原「客出せ、客!」
捜査員が急ぐところで、入ってきてぶつかりそうになるつっくん。ひゃい!ってどけrところが、かぁわいらしいわぁ〜〜。
また、はーーい!って両手を振りながら入ってくるあたりが、ノンキだわーー(笑)
丹原「由里さん、確かいけますよね」
由里「大抵のことなら解ります!」
きりっ!あぁ、和音ちゃん、かっちょいい!
由里「あー、設定がランダムになってますね。見てみます」
つっくん「あのー。これ、にせもんなんじゃないでしょうか。10ヶ所ってかなりあやしい。丹原さんもそう思ってますよね」
丹原「えっ?」
つっくん「犯人たちは津田さんをここから連れ出すために爆弾を仕掛けたって電話してきたんです。15分間でお客さんを全員外に避難させるとなると、出口は相当な混雑します。その時を狙って津田さんを連れだそうとしてるんです。ということは犯人はまだこの建物の中にいますね完全に封鎖して」
ばん!
丹原「どした!」
ロビーにあった爆弾は本物で、実際に植木が燃えてるわ、子供が怪我して泣いてるわ、大騒ぎ。
丹原「避難命令を出す。すまん先生、万一の場合はけが人出す訳にいかないんだよたとえそれが犯人のわなだとしてもこちらはそうするしかないんだ」
つっくん「そうですかぁ・・・じゃあ僕たちも避難しましょうか」
由里「え?さっき偽者だって」
つっくん「いや、犯人はこう考えてるかもしれませんいい加減、自分たちの誘導に気付くんじゃないかって。だとしたら、この辺で本物の爆弾を仕掛けてみようかなーって。だって実際にビルもトンネルも爆破してるんですよ。と言うことで、僕はここで失礼しますけど、君は?」
由里「ここで解除します」
つっくん「そうですか・・・」
そうして、和音ちゃんをぎゅっ!と抱き締めるつっくん。
丹原「おっ!」
難波さんたちも、ぎょっ!と。
由里「ちょ・・・っっ!」
えぇい!とつっくんを突き飛ばす。
由里「何しているんですか!何考えてるんですか!バカじゃないんですか!外人さんじゃあるまいし!」
つっくん「だって、これが最後になるかもしれないじゃないですか!」
由里「・・・」
つっくん「じゃまた!」
出ていくつっくん。
難波「・・・我々もやれることからやりましょう」
そして和音ちゃんは、爆弾処理に。
つっくんは人ごみの中にいて、出ていく人たちと逆を見ています。
神田さんは、見つかった携帯の音声を聞き、舟木さんは、監視カメラに映らない場所を割り出し。そこに丹原さんたちは急行。
つっくんはひたすらきょろきょろしてましたが、逃げろ!と言いながら、逆流してる男二人を発見。
つっくん「きゃあーー!!きゃあーー!!」
女役させたら日本の美声で悲鳴を上げつつ、追いかける。
和音ちゃんは、残り時間3分の爆弾と向き合っていて、難波さんたちはわーって顔。
由里「持っててください。ラジペン下さい」
爆弾処理班も来て、どんどん処理はしてるようですが、まだ5つ残っていて、どうしたって物理的に間に合わない。避難しないといけません。
難波「はい。おいいくぞ!由里!」
残り2分27秒。悔しいけど、物理的に残りの爆弾が見つかってない以上無理。
科警研御一同が外に出た頃、つっくんは、袋に押し込められていた津田さんを発見。
その袋は、車に乗せられて運ばれましたが、見つけた捜査員はやられちゃって、止められず。
結局、爆弾は爆発せず、なんだ偽物か、と安堵したんですが、今後はつっくんがいない。
由里「・・・あれ?九十九さんは?」
大内「え?帰っちゃったんじゃない?」
帰ってません。
さっきの袋の中に入って、不審車に乗ってっちゃったのがつっくん。
時間は17:17。処刑予定時間まで42分。
廃ビルに連れて運ばれた袋を北里が開けると。
北里「私のこと、覚えてますか津田さん」
つっくん「あーあー!あー!あっ。やっと会えましたね。へへ♪僕、科警研で脳科学を研究しているツクモといいます。漢数字で99と書いて九十九です」
・・・あまりのテンションの違いにぶつかると、人の心は凍るもんなんですね♪

<その頃の東京科学博物館>
つっくんが津田さんを見つけた後、そのまま二人で逃げるのではなくて、自分が袋の中に入って、津田さんには15分だけ隠れてて欲しいとお願い。
大内「何考えてんだ九十九は!」
神田「身代わりになろうとしたのかな、九十九ちゃん」
丹原「いや、あいつはそんな男じゃない!」

<そんな男、つっくん>
心凍らせる北里に。
つっくん「びっくりしてますねー、そりゃそうですよね。はははははは!あのですね♪」
いつものテンションで話そうとしたら、鼻先に銃。
きゃあ。
さすがに一瞬は黙ったものの、つっくんはつっくん。手を上げて下がりながらも、つっくん。
つっくん「いや。あなたは、自分の思い通りに警察を誘導してきましたよね。でもなんで(がつんとつっかかるけどめげない)そんなことが出来たんでしょう。それは、警察と科警研が一丸となって最善の行動をとって来たからです。で、僕考えてみたんですよ。じゃあこっちがばらばらになったらどうなるかなーって。そしたら、別のものが見えてきたんです。避難する人たちの中に、爆弾だ逃げろ!って言いながら全然逃げてない人がいたんです。あなたとあなたですけど。僕怪しいなと思って、つけてみたんです。そしたら」
まだ元気だなといってる男たちがいて、その袋の中に津田さんが。
つっくん「で!ここに来るために袋の中の津田さんと入れ替わったんです」
元気に言ったものの、銃があってこわーいつっくん。
北里「(冷静)座って」
つっくん「え?」
北里「座って」
座るつっくん。おびおびしてて可愛い・・・♪

<着替えずに頑張っとります丹原です>
丹原「そうだそうだ!」
思い出した丹原さん、突如上着を脱ぎだし、辺り騒然。
大内「なにやってんです!?犬みたい!犬みたい!」
自分の背中を見ようとくるくる回る(笑)
丹原「おまえがけければいんだよ!先生携帯買ったんだよ!」
大内「シワでよく見えない!」
こちらで電話をかけようとしてる時、つっくんは身体検査されていて、ジャストのタイミングでかかったものの、当然切られる。探されて切られる前にかかってよかった、ってなもんでしょうかしら。
北里「こんなもんで、何とかなると思ったか」
つっくん「割と思ってました♪」
同じ場所に誘拐された尾崎もいて、こう見えて非常に礼儀正しいつっくんは自己紹介。
つっくん「あ、尾崎さん、どうもー!あのー、科警研の九十九といいます」
犯人下っ端A「ふざけてるのか」
つっくん「ふざけてないですよ。漢数字で99と書いて九十九です。あいたたたーー!」
つっくんも手足縛られることに。
とにかく、そんなつっくんを探さねばなりませんが、科警研ならいろいろできます。
本当に逃げる時はNシステムを避けるから、東京科学博物館の裏口から出て、Nシステムにひっかからない道を探せばいい。さらに監視カメラを避けていくと、板橋区方面。携帯に残されていた池袋っていうのはワナなのでそっち方面を避ける。時間的には45分でいけるあたり。
そうしますと、文京区根津から大塚、板橋区十条あたりにいる可能性が高いとうことに。
・・・ひろっ!
その地区には、大量に捜査員を投入したものの、科警研御一同様がそこに入っても、大きな成果は望めません。
イライラと待つばかり。
ぎゅっ、と抱き締められ、これが最後になるかもしれないじゃないですかって言われた和音ちゃんは、ほんとに心配。
丹原「絶対なにか残してるはずだ・・・!」
神田「(和音ちゃんに)大丈夫か?」
由里「九十九さん、あの時これで最後かもって言ったんです。こういう意味だってどうして気付かなかったんだろう!」
あぁん!と階段にどっかり座るとお尻に違和感。パンツの後ろポケットに入っているはずの携帯が。
由里「ない・・・(あっ!)丹原さん!」

<その頃つっくんはさすがの口八丁を披露中>
つっくん「アメ、連絡に使ってませんでした?赤は危険、計画中止、黄色は注意、計画変更。青は、安全計画続行。そんな感じじゃないですか。違いますか。いや感心してるんです。すごいなーと思って。だって食べちゃえばDNAも何も残りませんからね。あなたのアイディアですか。それとも。武井さん」
北里「ふふ・・・」
つっくん「そうやって笑ったんですか。初めて僕に会ったとき笑いましたよね。北里さん。微笑みには二種類あるんです。人間は微笑みたいなという状況にであったりすると、脳の前頭葉の心に関係した領域が顔面の筋肉を微妙にコントロールして自然な微笑を作り出すんです。これがまず1つめ。
反対に、意識して無理やり笑おうとすると運動中枢が笑えっていう命令を出して、筋肉をコントロールするんです。でもそれはなかなかうまくいかない。どうしてもぎこちない笑いになってしまうんです」
北里「・・・かもしれないな」
つっくん「二度と自然に笑えなくなりますよ。人、殺したら」
冷たく見られて、つっくん、うわあ顔。
つっくん「前に、戦争に行かれた方の話を聞いたことがあるんですけど、一人殺したら、一つ、自分の魂が死んでいく気がしたって言ってました。人を殺したら、殺した人の心も死ぬんです。自然な微笑を作りだすのは前頭葉の心に関係した領域ですから、当然笑えなくなりますよね」
北里「そんなたわごと、科学でも何でもないだろ」
つっくん「科学の出発は直感ですよ。直感の上に、証明を積み重ねていくだけですから。だから。いつか証明できるようになります。あなたの無罪のように。だからもうやめませんか?幸い、あなたは、人を傷つけてはいますが、まだ人を殺してません。でもこのままだとあなたはホントに人殺しになってしまいます」
尾崎「おまえの親はおまえを信じてた。だからご両親のためにも」
おまえ何をゆっとんねん!という尾崎んちのオヤジ。んもー!邪魔しないでー!!
北里「よくそんなことが言えたな!」
そりゃ、銃も突き付けられますよ。しゃーないしゃーない。どの口が!!この口か!
つっくん「すいません。ちょっと黙ってもらってっていいですか!(←奥歯噛みしめ風)あなたの、復讐の目的は初めから殺すことでしたか?違いますよね。誰かにそこまで誘導されたんじゃないですか?やつらはどんな手を使っても法をかいくぐるって。殺さない限り復讐は成立しないって。あなたはその人を見たことありますか?会ったことありますか?ないんじゃないですか?なぜか解りますか?本当はあなた解ってるんじゃないですか?あなたにとって相沢さんがトカゲの尻尾だったように、彼にはあなたが、とかげのしっぽなんです」
ここに入ってくる武井さんが、また素敵!武井さん、素敵っっ!
つっくん「彼は、あなたの味方なんかじゃありません。あなたの味方は、今あなたの脳の中にいるんです。あなたのその引き金にかけてる指を震わせている脳こそが、あなたの本当の味方なんです」
北里の銃を持ってる手が、徐々にずれていって、つっくんは微笑みますけど、こちらは結構一生懸命笑った感じ。に、にこ、と笑ってみせたら、北里はその銃を自分のこめかみに!
あー!だめー!
足も縛られてるもんで、転がっていくつっくん。間に会った丹原さん。
丹原さんが北里を取り押さえたところで、ころころ転がって銃を持ってる腕の上に乗っかっていくつっくんでした。ころころしていて可愛い。転がしたい(笑)
最終的に、佐々さんたちの謝罪経験をワンセグで見せて、北里と落ち着かせた丹原さん。
佐々「私たちは、このことを絶対に忘れません」
つっくん「17年前の真犯人も」
丹原「必ず突き止める!」
北里「そんなこと!」
つっくん「できます!真犯人の皮膚片は残ってますし、他の証拠物件からも何か解るはずです。今度は、科学があなたの味方をしてくれるはずです!」
同じ番組をこちらもワンセグ見てた武井さんは、まった、カッコよくてねーーー!笑った顔がまた素敵でね!こんな素敵でしたか、海老蔵様は!
北里「どうしてここが解ったんですか」
丹原「勘だ!」
つっくん「あ、この人、今嘘ついてますよ。ある方からちょっとお借りしたんですけど。これ」
ブーツの中から和音ちゃんの携帯を出して。
つっくん「かかってきても、電話もバイブにもならないようにして持ってたんです」
北里「見せかけだったんですか、あっちは」
つっくん「あのライフルを参考にさせてもらいました♪」
思わず笑う北里。穏やか笑顔〜。
その穏やかになった北里とすれ違ってやってきた和音ちゃんは、ものっすごい勢いでつっかかってくる。
つっくん「ああ、携帯返します!」
由里「一人でこんなことして!どれだけ心配したと思ってんですか!少しはそういうことにも脳みそつかって下さいよ!」
つっくん「すいません」
由里「で!」
つっくん「で?」
つっくん「ほんとの予定教えて下さいアメリカには行くんですか!?」
BOSS大澤絵里子もアメリカ行ったのに、このままつっくんもアメリカいったら、アメリカから犯罪者いなくなっちゃうよっ!

<しかし、アメリカから犯罪者はいなくなる予定>
杉本「前頭前野がうまく機能しはじめて、連携もよくなってる。アメリカじゃ日本と違う角度の研究も行われてるし、自分の脳を知るという意味でも、いい結論だと思うよ」
自分の脳を見ているつっくん。
つっくん「はい・・・」
科警研では、こそこそとつっくんの部屋に入って四人組。
波越「いいんですか、勝手にこんなことして!」
夏目「なに言ってんだよ、餞別だ餞別!」
難波「こっちは振り回されっぱなしだったんだから」
夏目「あった!」
そしてアグネスラムの写真集が持ち出される・・・。
マリコ「何やってんだか。どうするの和音ちゃん。夏目さんのとこ戻るの?」
自分の進路を考える和音ちゃん。
つっくんは、検査の後FMRIに座って、アメのことを考えてます。
難波「残念ながら指紋は検出できんかったわ。多分雨で流されたんやな」
それなら、最後に一発当たってみるか!

<当たってみるつっくん>
例の路地をいく武井さんに、後から声かけるつっくん。
両手で丸を作って、双眼鏡風。
武井「お元気でしたか」
手を振りつつ、ぽっけからアメを出す。
つっくん「これ何だと思います?」
武井「アメにしか見えませんね」
つっくん「これ調べたら、きっと警察内通者のだーれかさんの指紋が出てくるんじゃないですかね」
武井「6月29日。あの晩、雨でした。雨で流されてなければいんですけど」
つっくん「どうして6月29日の話なんかするんですか?」
武井「(頬杖ついて)たまたまです」←ひー!かっちょいーー!
つっくん「随分の勉強されてるんですね。あ、いっそ科警研にいらしたらどうですか?」
武井「脳科学担当の方がいなくなるらしいですから。考えてみますか」
つっくん「あ、いいですね、いいですねそれ♪そうしたらきっと解りますよ。科学は日々進化していくってことが。17年前は解らなかったことが今では解るようになってきた訳です。僕は科学捜査の本場、アメリカに行くんですけど、どうしようかな、これ持ってっちゃおうかなー?」
袋あけて、口を武井さんの方に。
つっくん「食べちゃうんだったら、今のうちですよー」
そのちっちゃなジップロック袋を出したりー、ひっこめたりー、ん?ってしてみたりー。
で、武井さんがつい近寄ってきちゃったもんだから。
はははは!!って大笑いして、ぴっ!と口閉じて、じゃ、またと去っていく。
この手のぴらっぴらが可愛い!
武井「さようなら」
ぺらっぺらっと歩いているの可愛いのにゃー!!

<丹原さんたちともお別れ>
警察の中でぼけーとしてると、松葉杖でリンダくん登場。
林田「九十九さん!」
つっくん「おーー蘇ったロボコップ」
林田「おかげさまで」
丹原「治るのは早いのな」
ちょっぷ!ってまたやろうとするつっくん。
つっくん「うそうそです(笑)北里さんの事件はどうなったんですか」
やっぱり協力者がいて、そいつから金をもらったということですが、実際誰なのかは北里も知らず。データも足のつかないメールで送られるし、連絡はゴミ箱におかれたアメだけ
丹原「いずれにしても、尾崎と菊池は大きな政治的ダメージを受けた。本当の狙いはその辺りだという気がする」
その協力者である武井さんにあったのかと聞かれて、アメを出すつっくん。
つっくん「これ。預かっといてください絶対食べちゃダメですよ失くさないでください。ね」
そして階段下りていく。
丹原「おい!これなんだ先生!ちゃんと説明してくれよ!」
振り向いて、上目。子犬!子犬っ!!
つっくん「僕たちの宿題です」
にこ。の後、くにょーんと脱量刑敬礼して帰っていく。
あぁなんであの指先は可愛いんだろう!

<和音ちゃんともお別れ>
鏡見て、なお笑顔を練習しているけれども、どんどんぎこちない和音ちゃん。
由里「九十九さん」
つっくん「何やってんですか」
由里「あの、まったく教えていただいてないんですが。出発っていつなんですか?」
つっくん「・・・脳科学勉強するんですよね。じゃあ」
どん。と出てくる毛糸、ペーパークラフト。
由里「いりませんよ、こんなもの」
しかし、本も探してる。あれかなー、これかなーって。
和音ちゃん、色々思い出されて、もう胸いっぱい。
サルと言われたり、地下室に閉じ込められたり(笑)
由里「すいませんでした」
ふりむくつっくん。
由里「私、助手になれなかったですよね。最後まで、サルのまんまでした」
ん?ってなりながら、あっ!あれもあったってまた探す。
由里「脳科学も、九十九さんのことも、何も解りませんでした」
つっくん「でも僕は解ってましたよ」
バナナ持って。
つっくん「君は必ず探し出してくれるって。僕が君の携帯を、盗んだことも。絶対に気付くって。(顔近づける)1パーセントも疑いませんでした。あなたは、最高の助手です。由利和音さん」
うへーーん。泣ける〜。
由里「美味く笑えません。九十九さんのせいですよ!私、進化しますから!だから、いつか。だから・・・えっと」
うへーーん!
つっくん「もし進化できたと思ったら」
囁くつっくん。
はい!って元気なお返事の和音ちゃん。
つっくん「笑った顔がいいって言われてますけど、泣いた顔の方がいいんじゃないですか?」
由里「???」
バナナ渡されて、二人で食べますが、和音ちゃん、男らしい。中学生男子並みの男らしさ。つっくんはバナナはしずしずいただくんですけどね。

<そしてつっくんは行ってしまわれた>
科警研御一同様は休憩スペースでバナナをいただきながら談笑中。
夏目「まさか、 捨ててったりしないよな」
神田「捨ててないでしょー、あれは九十九ちゃんの原点だから」
舟木「暇になりましたなー」
一同、ははははは!
つっくんの原点は、アグネスラムの写真集。これを飛行機の中で見ていたら、アイコラされてる!顔が和音ちゃんになってる!
は????
となるつっくん。
ちょうどそこで流れていたテロップの中に『香取慎吾』の名前を見て、香取慎吾!?となる私。
つっくんは、は?と眉が上がってましたが。私は、どこに両さんが?と慌てる。
和音ちゃんは入学願書を書いており、リンダくんは、「あはははは!犯人は、あなたですね!」と顔を近づけるという怖いことになっている。松葉杖でこんなことやられると、かなり怖い!やや棒読みの感じがまた怖い(笑)
やめといた方がいいと思います。
舟木さん寝ていて、神田さんは、まだ掃除のお姉さんを諦められず、好きだ!もう好きだ!と抱き締める。
バナナの大量食いでたくさん食べる人が好きというマリコさんに何やらアピールしあっている人たちもいれば、夏目さんは男のヒステリー。
つっくん「ありかもしれません。ありですかね」
と、関係ない隣の席の人に聞いてみるが、隣は寝ている。そして悲鳴が!

林田「え、出発って今日だったんですか」
由里「そうですよ、たしか」
林田「俺も行きたかったよー」
丹原「11時5分発、成田336便だよ。そんなおまえたちには差し入れ!」
林田「あぁ!」
由里「成田空港って!行ったでしょ!」
丹原「行ってないよー!シールが間違いだって言ってんだよ、シールが!」
あぁなんてことでしょう!丹原さんったらずるい!一人だけお見送りに!
ずるいー!違うー!ともめてるとモニターのスイッチが入って、ハイジャックのニュール。
11時5分成田発、336便。
このハイジャック犯として、慎吾が登場。両さんではなくて慎吾。その慎吾を取り押さえて、やっぱり自己紹介。こう見えて礼儀正しいので。
つっくん「僕、九十九龍介と言います。漢数字で99と書いて九十九です」
起爆スイッチ、かちっ!とな。
最後のいたずらな笑顔も可愛かった。
随所で可愛かった。あぁ、ホリケンみたいで可愛かった、つっくん。

さて、最後に和音ちゃんに何と言ったか。
これについては、後日What'sで語ってました。

『こにに関するメッセージが一番多かったですね。爆笑問題のピー(←太田)も送ってきました。なんつったの!って。一番聞きたいとこが、あえて音声さんも憎いですねー。ボリュームをきゅっと。
僕言ってるんですよ。はるかちゃんにだけしか聞こえない音量で。
カメラマンの唐沢さんも、なんつったんすか今。なんつったんですか今!って聞きに来たくらい。
現場でも何人にも言われました。台本にもないです。何かを囁くって。何囁くんだって、撮影の前にはるかちゃんにも聞かれたんです。なんて言うの?何言うの?って。
本番になってみて、空気でやるわって言ったら、えーーー!教えてくんないの?って言うから、教えたところで別に。やってみようってことで、ぶっつけ本番でやったんですけど。そのセリフはですね。
ずばり。
言いたくねぇな(笑)
でもあんまり聞いてねぇな、このラジオ。5人くらいしか聞いてないね。
『アメリカで待ってます』って言いました。
それを聞いて、あぁいう表情したっていう。ここでしか言わないから。
聞いてる人も、人に言っちゃだめだよ。5人くらいしか聞いてないと思うけど』

とのこと。
にしてもー。武井さんがかっちょよくてーーー。倒れる。ばたんっ。