天からの贈り物じゃないけど、黙って受け取って?

Gift番外編』

このページの画像は、すべてyen様の作品です♪

ギフト番外編62話『今日は作者のお詫びです』

「今日の話ができるまで」
いや、明日から韓国で、ってゆーか、もう
5時の電車で・・・・・・。

yukio
 

「こんにちはー!溝口正広でーす!」
「早坂です」
「兄ちゃんでーす!早坂由紀夫っていーまーす!」
「あぁ、早坂由紀夫です」
「今日はインタビューにきましたー!えーと、可哀想な元木沙夜子さんでーす!」

なんやねんな!可哀想なって!

「可哀想な元木さんは、明日から韓国に行くんだって、いいね兄ちゃん、俺らも行きたいね」
「韓国な」

おまえらこないだロス行っとったやないかい!

「でも、韓国くらい日帰りで行けるじゃん。行く?今度休みにでも」
「えー!すごー!焼き肉食べて帰るんだ!」
「楽勝だろ」

行けやー!!勝手に行けやぁーーー!!楽しそうやなーー!!

「え、元木さんも楽しいんじゃないんですか?もう準備できましたか?」

できてるかい。
部屋も汚いっちゅーねん。荷物もできてないっちゅーねん。まだお風呂も入ってないし、あぁ!垢すりいくのにすっとかな!自分でもすっとかな!!

「垢すりしてもらうのに、なんで自分でするんですか?」
「なぁ、してもらうんだからほっときゃいいのに」

ばっ!ばかたれっ!垢すりゆーたら、いやーん、綺麗にしてるのに、こんなにぃ〜!?ってなるんやろ?怖いやん!普通やのに私なんか!ものすごいことが起こったらどーするの!

「野長瀬とかすごそー、あ、違うわ、あいつだ、田村」
「そぉかなぁ。田村さんとか、結構神経質そう」
「神経質なヤツはほこりの中で生息できねぇぞ?」
「あ、そっかぁ・・・。でもそんなに取れるの?」
「そう言うよな」
「ちょっと興味あるなぁ、垢すり・・・」

だから、磨かなきゃダメなのよ!私は!

「でも、それならこれはすごい!と記録に残るほどのすんごいのができるようになにもせずにおけば?」
「やっぱり何でも一番がいいもんね」

いいわけねぇだろ!

「拓哉さんはどうしてるんですか?ハムスターの」

彼はペットショップに預けました。あ!そのペットショップなんですけどね、拓哉さんを預けに行ったら、なんか、えらいエキサイトしてるじーちゃんがいるんですよ。カウンター向かってパイプ椅子に座って、カウンターの中の店員さんと喋ってんです。店員さんもそこそこエキサイトした感じで、なんてーのかなー、初代と2代目が商売のやり方について熱いトークを展開してるって感じだったんですよ。その同じカウンターで、私は拓哉さんの名前とか、体調とかを聞かれて、良好ですとか嘘ゆーてたんですけどね。

「え!?拓哉さん、具合悪いんですかっ!?」

爪は伸びてるし、おなかになぞのはげはあるし、いい訳はないんですよねぇ〜・・・。

「遠い目すんなよ!大丈夫なのかよ預けたりして!」

んなことゆったって、ペットショップなら、真剣にやばい!となれば助けてくれるやないですか!!大丈夫!良好!とも断言できないけど、悪い!とも言えない状態だから。

「・・・解んないってことだね」

ん!そうとも言う!
あ!ちゃうのよ!それで!!それで、普通に拓哉さんを預けて、そうだ、とりあえず敷き藁とか、トイレの砂とか、今のうちに買っておこうと思ったら、警察がきて!そのじーさんしょっ引いて行ったんすよ!

「えっ!?おじいちゃん、連れてかれちゃったの!?」

まったく関係のない酔っ払いだったらしいんだよねー・・・。

「そんなのと喋ってたのか?店の人」

そうなんだよねー・・・。酔っ払いがわーわーゆってたって言うのに、店のどこにも浮き足立った雰囲気はなく、誰もがふつーーに仕事をしてたなー・・・。客も気づいてなかったと思うなー・・・。
ってことは、じーちゃん、何度も来てるな・・・!?って(笑)

「うそぉ・・・こっわー!!」

怖いよ!ここは香川県なのに、背中に「POLICE」ってはいったジャンパー?かな?を着た人たちが、3人も!3人も来て連れてったよ(笑)!!びっくりしたなぁ・・・。

「そりゃするよねぇ・・・。よかったねぇ、なんともなくて」

ほんまですよ。ほんまに。

「他の皆さんは?どうしてるんですか??」
「これだけ各地から旅立つヤツらも珍しいよな」

えー、いわしくんはもうソウル入りしてますね。

「はっ!?」
「え、もうソウル入りってどーゆーことなんですかぁ!?」

え、だから一人で先に行ったんです。飛行機のチケットの関係で。そんで、明日の朝、韓国の国内線で、プサンに移動すんですね。

「え、そ、そぉなんですか・・・」
「正広、顔白いぞ」
「だ、だって、一人で海外なんて・・・っ」
「まぁ、おまえは当分一人でいくような目にはあわねぇと思うぞ」

えぇえぇ!!そーでしょーよ!ひろちゃんが海外行く時は、由紀夫兄ちゃんが一緒でしょーよ!

「保護者同伴が基本だろ?」

あたしゃもうとうの昔に保護者同伴が必要な年を過ぎ去っちゃったよ・・・。

「もう立派に保護者になれますよね!」

あんた!可愛い顔してるからって何ゆってもいいってもんじゃないってことも覚えときな!

「怖いぃ〜」
「大丈夫大丈夫、奈緒美に比べたらこんなの赤子同様」
「なんか言った!?」
「あ、奈緒美さん、なんでもないです」
「年よりは耳ざといもんだからな」

もう、お風呂入る・・・

「あ!待って、待って!赤い怪獣さんは?何してますか?」

11時には寝るってゆってたけども、寝れたのかな・・・。お母さんに5時頃うちを出るんだけど、寝てたら起こしてくれる?って言って、そんなん起きてる訳ないやんって言われたんやって。

「そりゃそうでしょうねぇ・・・」

あー!!どーしよー!ほんとに怖いよぅ!明日寝過ごしたらどうしよう!

「もう寝りゃいいじゃん」

そんな訳にいかないんですっ!まだね、えーっとね、ともかくお風呂入って!洗い物もせなあかんしやね!あー!そやったーー!荷物も送らなあかんしー!!もー、寝られへーん!!

「はいっ!そんな訳で可哀想な元木沙夜子さん、韓国出発前夜インタビューでしたー!」

それだけかーい!!

「おまえさぁ、こんなことしてる間に、風呂入って、洗いもんしろよ」

ちゃうもんね、逆やもんねっ。

「知らねぇよ!後荷物も送るんだろっ!?」

この荷物送れんかったら、韓国から送ったるねん。いっそその方がおもろいって思ってるんやけど、あかんやろか。

「今送れよ」

あぁぁぁぁ!!!ねーむーたーいぃぃぃーー!!

「しっかししてー!元木さーん!がんばってー!!洗いものー!お風呂ー!荷物発送ぅー!」

う、もう、ダメだ・・・!ひろちゃん・・・っ、後のことは、まかせ・・・た・・・っ、う、がくっ

「もーとーきーさぁーーーーん!!!」
「もういいよ。寝させとけ。あ、目覚ましとめといてやれよ」
「うん。兄ちゃん」

やーめーろーやーー!!!おまえは兄ちゃんが白ゆーたらガングロも美白かーーーー!!


そんな訳で、マジにやばい状況でちょっと泣きそうです!!すんません!ほんますんません!後4時間で家を出ないといけないんですぅ(泣)!!

てことで、次回は来週の水曜日!の予定は未定にして決定にあらずってことを人々はもう知りすぎている!