慎吾からご挨拶。


「被災された方、そして、ご家族ご親族の安否の確認が取れずに心配している皆さん。心よりお見舞い申し上げます。
あれから1週間たちました。
僕はニュースを見続けています。被災されてる方々の苦しみや悲しみは計りしれないものだと思います。そんな中、東北の方々がこんな状況の中でも、冷静に、落ち着いて行動されて、強力されてる姿を見て感動しました。
しかしニュースを見て感動してるばかりではなく、僕自身、何が出来るのか。
被災地の方々のためにどんなことができるのか、それを、考えてみます。
僕だけじゃなく、皆さんも同じ想いになってる方も多いと思います。
ほんとに、自分が何をしたらいいのか。
はっきりと解りません。
小さなことでも一つ一つが積み重なって、大きな力にはなるんじゃないかと思います。
しかし本当にどんなことを始めたらいいのか解りません。
今私たちがすべきこと、できることを一緒に考えていきたいと思います」

◆救援物資を送りたい

→個人で直接送るべきではない。
個人で送られたものは、箱の中に無いが仕分けが必要になる。企業、団体のものは仕分けが楽で分配しやすい。
2004年中越地震では支援物資が段ボールのまま保管場所を占拠。
保存場所、輸送量も限られてるので個人では送らない。
それでも何か送りたい場合は、自治体、各種団体、救援物資を集めているとことろはどこで、何を集めているのかを調べて、そこに自分で持っていく。
3月18日現在、自治体で募集している一例が、秋田、東京、埼玉、神奈川、兵庫、福岡、沖縄など。
原則持ちこみ。郵送での受け付けはしてないところが多い。
ちなみに東京都ですとこんな感じ。
東北地方太平洋沖地震に伴う東京都の支援について
ここは宅配便でもOKですね。
受け付け品目は、新品、未使用のもので、
赤ちゃん用品、高齢者用品、生活用品、飲料水、となってます。
実際ありがたいのは募金。
義捐金、支援金などは、都道府県、日本赤十字などを通して、被災した人の元に分配されます。
また、NPO法人と通じて、ボランティア活動の費用として復興に役立てられます。
●気をつけるべきこと
募金を通じた詐欺があるので、どんな団体をきちんとチェックすること。
ウェブで確認、新聞などで募金を受け付けている団体一覧がのっていたいるすので情報を得る。

◆ボランティアに行くにはどうしたらいいの?今ボランティアにいっていいのか?

→いますぐ行くっていうのはまだ考える必要がある
その理由は、人命救助が続いていたり、基本的な物資の輸送があり、プロが活動している。そこにボランティアが入ると、混乱をきたす場合もある
人命救助が一段落してから、ボランティアが現地に入るのが望ましい。
現在、現地で対策にあたっているのは、自衛隊などのプロフェッショナル、医療、介護、保育などの組織団体、住むところが確保できている地域の住民。
一般のボランティアが入れるタイミングは、地元ボランティアセンターなどが立ちあがるなど、受け入れる姿勢が整ってから。
現地でボランティアがしたい人は、現地、また、地元のボランティアセンターからの情報を集めておく。
地域や自治体でも募集情報がある。
また、地元でやれる活動もある。募金活動、支援物資の仕分け、箱詰め作業など。
長期にわたって助けが必要になるのでその気持ちを忘れず、今できることをやろう。

◆効果的な節電は?

なぜ電力不足は起こるのか。→発電所は電気を貯めることができない。必要なだけ発電して、各家庭や企業に送電している。
普段は使用する量が多くなっても対応できるだけの発電所があるが、東京電力の7%を担っていた福島第一原子力発電所などが停止。使われう電力が多くなると発電可能量の限界を超え、ブレーカーが落ちるように突然停電する恐れがある。
3月18日、フル稼働で発電できる量が3400万キロワット。
電力が一番使われる時間帯。ピークタイムに必要な電力が4000万キロワット。
このままほっておくと大規模停電恐れが。

◆真偽不明のメール回すべき?

→メールの内容が怪しいなと思ったら事実を確認する。危ないと思えばそこでとめる。
『皆さんに知らせて下さい』『多くの人に回して下さい』が不正確な情報が多く混乱の原因になることも。
これは、災害時に限らず、余計な混乱を招くことが多い。迷う時は、行政、専門の機関、公のHPで正確さを確認することが必要。内容の真偽を確かめずに拡散させないようにする。

◆少しでも役に立ちたいんですが…

→ガソリンを使いすぎない。
製油所が大ダメージを受けたため、東京でガソリンを求める長蛇の列が。
→被災地外の方は買占めない、買いすぎないことが大切。
必要のないものを過剰に買い過ぎない。
商品があるうちに買いダメしておきたい気持ちを押えるのも大切。通販でも、大量に確保したい気持ちも抑える。運搬が必要以上に増加するので、被災地への物資の搬入などが圧迫される可能性がある。
この時、トラックがずらっと並んだ映像が、スーパーヒーロー勢ぞろいみたいでかっちょよかったです。トラックもヒーローですからな。

◆スタジオへ

慎吾「勉強になったのは、計画停電に備えるには、とか。
一週間でこんなに日常が変わってしまうんだって驚いています。
原発の問題、計画停電、解らないことがほんとに次から次にありすぎて、僕も不安になることがいっぱいあって、皆さんもほんとに不安だと思うんですけど、被災地の皆さんは僕等以上に怖い想いをしていたりするだろうし。被害にあってない方たちも不安を抱えてると思うけど、自分たちにできることを、今僕たちがやるべきことじゃないかと思います。
こんなに勉強したりしてても、家の中が暗くなるとさらに怖いんですよ。その怖さよりも、みんなの一つが、大きな一つになるんだなって」
ここで、ニュースがあって。
慎吾「必ず明日に、未来に繋がると信じています」

テレビ朝日のドラえもん募金は4月30日まで。今回は、電話の繋がり状態を考えて、いつもの電話ではなく、三井住友銀行への振り込みになってます。
http://www.tv-asahi.co.jp/doraemonbokin/
「募金もその一つですね。ボランティアもそうですけど、気持ちが先走ってしまうけど、内容を確認して対応とか、そういう作業も必要なんだな。
支援物資も個人では送らず、問い合わせをして。
ピークタイムがあるって、ピークを避けるだけでも、皆が避けるだけでも、大きなものになるんだって。
怖いですよホントに。
ホントに不安な部分も一杯ですけど、ちょっと人がいるだけで安心感があったり。
一人じゃいないです。心で繋がりあいましょう。
今の想いを忘れずに、未来につなげましょう」

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