■ 2003/4 ■ 【CONTENTS】
● 2003年04月28日
野梨原花南『ちょー薔薇色の人生』コバルト文庫、読了。
ちょーシリーズの完結編…かな?しかし、もりあがりのない巻でした。あちこち畳みっぱなしというか。でも嫌いじゃないです。獣耳のヒロインが、ちゃんと幸せになってるから。気になる細かい点はたくさんあるのですが、おとぎ話のラストシーンは、もりあがらないモンですから。メデタシ、メデタシっつーことで。
橘香いくの『盗まれた蜜月』後編、コバルト文庫
こっちは、全編盛り上がりっぱなし(笑)やっぱロマンス小説だからかな?コラリーが自分の想いを自覚する話があって、ホントに良かったです。怪盗はビンボクジですが。リベンジは次世代とかでやってもらえると、個人的に嬉しいかも…。しかしコラリーとフェリックスの子供って、イマイチ想像が…。その前に、あの二人は乾坤できるかな?幸せには、なれそうなんだけど。
須賀しのぶ『女神の花嫁』前編、コバルト文庫
正統派ファンタジーでした。カリエほど(まだ)運命に持てあそばれてなラクリゼの生い立ち編。彼女の旅立ちの巻と考えれば、満足です。次にどうなるのか、激しく気になります・
● 2003年04月17日
山本瑶『花咲かす君』コバルト文庫、読了。
現代モノなファンタジー。鬼と少女の交流が主かな。ありがち「といえばありがちですが、主人公の「親友じゃない」という台詞が心に残りました。「私たち、親友よね」…という謎の少女間の友情を垣間見た心境です。
● 2003年04月12日
友野詳『トライ・クロス―神は南より還る』スニーカー文庫読了。
不思議な都市が、いいカンジです。空中をマンタやシャチ、イルカが通行してるとは。魔法万歳、と叫びたくなりました。主人公のウィルは口八丁で秘密がいっぱいな小悪党で、好感が持てました。ヒロインがステロタイプだったのが、ちょっと残念ですが。ウィルって、何かベルガリアードのシルクを思わせるなぁ。
● 2003年04月08日
藤原京『聖王の棺』スーパーファンタジー文庫、読了。
この人の作品は、あうあわないの落差が激しいな〜と実感。つまり、合いませんでした。ヒロインが可愛くないっつーか、物語が拡散しすぎてて。打ち切り…になったシリーズ一巻ぽいのですが、正解だと思いました…とほほ。
茅田砂胡『二人の眠り姫』C-Novels、読了。
このシリーズ、1〜3は自分的にイマイチでした。実は『デルフィニア戦記』が趣味に合わなかったので、主役二人についていけなくて。キャラクターに共感できないと、キャラクター中心のライトノベルは読むのがキツイです。新刊は、ケリーが再登場してジャスミンも復活、ダイアンも次回ってことで、面白く読めました。『スカーレット・ウィザード』好きだったんです…。
● 2003年04月03日
毛利志生子『遺産〜EstateLeft』コバルト文庫、読了。
母親の死因をめぐるミステリー。なかなか読ませて貰いました。毛利さんは、人間の細やかな感情を描写するのが上手いと思います。特に、負の感情がさらりと書けてるトコがいいかも。
榛名しおり『レーヌスを渡る金狼』ホワイトハート文庫、読了。
ロマンスです。なんつーか、徹底的にロマンス。兄に執着されるメロヴェには、同情します。がんばって逃げてほしいもんです。とりあえず兄は論外として、メロヴェの相手役は、誰なんでしょーね?
冲方丁『カオスレギオン0−招魔六陣編』富士見ファンタジア文庫、読了。
自分の力をもてあまし、盲目になってしまった少女ノヴィアが、けっこう好みです。墓掘騎士ジークと対照的です。短編連作で読みやすかったのも好印象。つい『カオスレギオン―聖戦魔軍編』を読み返してしまいました。
冲方丁『カオスレギオン―聖戦魔軍編』富士見ファンタジア文庫、読了。
『カオスレギオン0』を読んでから読むと、物語がさらによく理解できた気がします。ジークとドラクロワの断ち切られた絆と、捨てきれぬ理想、そして友情。ボロボロになっても、なお立ち上がるジークがカッコイイです。やはり親友対決は、いいです…。。
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