[index]
■■■
■■■


【雑誌日記】

[ 2000.11月 ]
2000 11 30
スピリッツ増刊IKKI(イッキ、創刊号) 小学館
2000 11 28
コミックバウンド NO.5(2000.12.12号) エニックス
2000 11 25
COMIC CUE vol.9 イースト・プレス
OURs LITE 2001.1月号 少年画報社

2000 11 21
ジャンプ・サンデー編集長対談(「第43回日本雑誌広告賞」展 内)
2000 11 20
零式 vol.23(2000.11月発売号) リイド社
絶満-Zetuman-2000.12月号 笠倉出版
コミックメガストア2000.12月号 コアマガジン

2000 11 16
アフタヌーンシーズン増刊AUTUMN(アフタヌーン2000.12月号増刊) 講談社
コミックバウンドNo.4(2000.11.28号) エニックス

2000 11 12
コミティア54レポートin東京ビックサイト
2000 11 11
コミックビーム 2000.12月号 エンターブレイン
2000 11 8
The Sneaker 2000.12月号 角川書店

2000 11 30

本日発売のイッキ、今年最後の注目マンガ誌の創刊になるでしょうか。
12月にナニか予定在ったかな。
しかし去年は休刊のニュースメイン、今年は創刊のニュースメイン、か。
あ、オマケ情報としてはここ
J.C.STAFFか・・・どうなんだろう、駄作になったりしませんように。

■[今日の雑誌/スピリッツ増刊IKKI(イッキ、創刊号) 小学館]

サンデーGXでの広告を見かけた時から、およそ小学館とは思えない作家陣に期待大でした。
表紙の顔の無い不気味感の有るキャラの絵と云い、中身の雰囲気と云い、
93〜4年くらいのアフタヌーンに似ていると言う意見に私も一票。
当時のアフタヌーンの表紙はなにかおどろおどろしかったですよ。
次の発売日は1月末、奇数月隔月刊か。

全体的に野暮ったい感じの良いマンガばかり。
おおよそ小学館のマンガ誌とは思えません、今までの傾向から行くと。
作家陣も、他でも活躍している作家が殆ど。
ジェネックスでは結局今のところ小学館作家がメインを占めてしまっているので少し物足りなかったのですが、
イッキは割と多方面的で、なかなかです。
最近なにかと色々な雑誌で仕事している黒田硫黄、マガジンZの魔剣Xで注目の林田球、比古地朔弥、とか良いですか。
あと微妙に歴史モノとかが何本か載っているところなんかも昔のアフタヌーンを連想させるんですよねぇ。

マンガ以外の記事もなかなか面白いです。
パラパラ本をめくっていけばカラーに女の子が。
アイドルグラビアか?と思えば「裸」だし、一切のコーナーの説明も無し。
単なるアクセントなのか!?
漫画史の連載記事で、韮沢早なる手塚治虫と同時代の作家の特集。
今後も韮沢早についての記事で次号も連載のよう。
興味深いです。
渡辺浩弐と岡崎武士のコンビで新作、って記事もあります。
ここで、岡崎武士がマンガを描かなくなったのはマンガ業界のシステムに不満があったから、となっているのですが、
確か肺に穴が空いたーとか当時のコミックGENKIには書いてあったと思うのですが、それだけではなかったみたい。
精霊使いは完結してもらいたかったけど。

で、私が今回一番気に入ったマンガは稲光信二の「フランケンシュタイナー」ですよ。
ページめくってて指が自然と止まる勢い。
「新鋭、登場!」って事は新人なのですね、かなり期待です注目です。

そして次号から諸星大二郎と米倉けんごが登場。
伏せ文字でヒントが書いてあって、作家の名前を予想してハガキを送るとサイン色紙が貰える企画も付いてます。
どう考えてもすぐにわかっちゃうけど。
んーしかし米倉けんごさん、最近仕事しまくりですよ。
私等ファンにはうれしい事ですけど。
快楽天では押さえきれない感情が爆発するような感じで、コミックメガストアでは濃厚ギャグエロ、と
現在バラエティに富んでますけどイッキではどんなの描くんでしょうかね。
楽しみ楽しみ。

あーそれでは最後に昔のアフタヌーン風と云う事で、
巻末の松永豊和「エンゼルマーク」はポスト「スズキ」って事で宜しいでしょうか。
次号が待ち遠しいです。


2000 11 28

来月も行ってみたいイベントが割とあって、大変です。
取り敢えずファミコン1000本ノックは行ってみたいなぁ。

■[今日の雑誌/コミックバウンド NO.5(2000.12.12号) エニックス]

5号目にして、遂に休刊のコミックバウンドです。
気に入っているマンガが在っただけに残念。
三宅坂〜。

しかしイキナリ休刊する雑誌のマンガ、無理矢理な終わらせ方が結構面白いです。
吉祥寺モホ面はここまでのお話は全て映画の話だった、と終わらせているのですが、最後のコマでやられたかも。
「おすぎです。」ですから。
他は無難な突然の最終回、を描いていますね。
ボロブドゥールは奇麗に終わったほうです。
三宅坂も、作者のコメントでは「原作はあと2本、面白いのが出来あがっている」と書いているだけに残念。
どこかに移ったりしないかなぁ、しないか。
サカマンの笠原倫のコメント、「今度はリバウンドとして復活希望。ロッドマン表紙で」も面白かった。
まぁ当然のように復刊は無理だろうけど。

休刊した原因はなんでしょう。
普通に考えて、売上が芳しくなかったとかなのでしょうけど。
3号が発売された時点で、すでに休刊の情報が出ていたので、いくらなんでも見限るのが早いですよ。
やはりガンガン系で、オタクマンガの隙間産業として活躍する方向に一本化していくと決めたのでしょう。
もしかしたらこちらも縮小していく方向にあるのかな。
良くも悪くも、注目するマンガを作っているからガンガン系は消えないで欲しいですね。

そんな訳で合掌。
今年一番のネタになる雑誌の創刊と休刊でした。


2000 11 25

昨日、都内某所にて大塚英志を目撃。
勘違いでは無いと思うのだけど・・。

■[今日の雑誌/COMIC CUE vol.9 イースト・プレス]

表紙がホリススムくんだったので思わず購入してしまいました。

真面目に読む前のイメージは、いわゆるオシャレ系コミック誌かな、と思っていたのですが割とそうでもないです。
勿論オシャレ系なのには間違いないのですが、全体的に普通に読める、的な事です。
主に和田ラジヲ、おおひなたごう、等のギャグマンガでメリハリがついてると言ったところでしょうか。
貞本義行・栗山千明・本谷有希子、の対談記事も割と面白かった。
読んで損は無いでしょう。

あ、これ以上書く事無いなぁ。


■[今日の雑誌/OURs LITE 2001.1月号 少年画報社]

今号は知る人ぞ知るあびゅうきょさんが初登場。
あびゅうきょさんは80年代に徳間あたりで作品を結構発表していた人ですが、
近年は私の主な注目している雑誌には登場しなかったので、知りませんでした。
絵的にかなりのモノがあったので、ちょっと期待してました。
読んだ感じ、この人のマンガ表現はストーリー的ではなく、テーマ性を全面に押しだしているかな、と。
ひとつひとつのコマが写真のように描かれているのです。
そして読者にナニか問い掛けているような感じです。
昨日、あびゅうきょさんの昔のマンガを読む機会があったので読んでみたのですが、昔からこんな感じだったようです。
今後もどこかでマンガを読みたいですね。

んで本誌の感想なのですが、当初にあったヌルい感じが随分温かくなったようです。
先月から始まった今掛勇版ジオブリや芦田豊雄、上記のあびゅうきょさんあたりが載っている為でしょうか。
コミック誌として早くもバランスが取れてきた感じです。
アニメ系の作家がどんどん増えているのが、そっちの方向を狙っているのかが微妙なところですが。
やはりやっぱり今後とも多いに期待するのは、画報社系以外の作家がどんどん流れてくるのを期待します。
あびゅうきょさん流れで昔の徳間系が流れてきたらちょっと面白いかも。


2000 11 21

本日の編集長対談に関しては、本当に悔いが残ってしまった。
残念、以下その記録。
まぁ神保町コミック高岡にてデイドリームビリーバー1・2巻をフライング購入。
少し気が晴れたか。

■[今日の雑誌別冊/ジャンプ・サンデー編集長対談(「第43回日本雑誌広告賞」展 内)]

本日、電通が主催する「第43回日本雑誌広告賞」展にて、ジャンプ・サンデー編集長対談が行なわれました。
ジャンプ編集長はドクタースランプでお馴染みの鳥嶋和彦氏。
サンデー編集長は都築伸一郎氏。
会場に来ていた主な客層は、思っていたよりも普通の学生風が多かったです。
両編集長と進行が登場し、対談が始まると、メモを取りはじめている人もちらほら。
隣に居た人は、バイオノートのカメラで録画などもしてました。
恐らく卒論とかの参考資料にでもするのでしょうかね。
あぁ、この学生風の人達に苦汁を飲まされるとは・・・(直接なにかが在った訳ではないです)。

対談の主な内容は、「ネット時代のコミック、新コミュニケーションツールとして」というタイトルが付いていたのですが、
マンガ作りとしての基本、などが中心でネットに関してはそこまで深く触れてはいませんでした。
鳥嶋氏は集英社に入社し、ジャンプに配属されるまで、マンガを読んだ事が無く、大変苦労されたようです。
そして入社初期から鳥山明を担当し、殆どふたりで支えあってきた、なる事を話していました。
サンデー編集長の都築氏に関して、私達は全くイメージが無いと思います。
都築氏は、かなり近年になってから編集長となったようで、それまでは少女誌の編集をしており、
少年誌経験が全くのゼロから、いきなりの抜擢だったようです。
氏は、少女誌時代はあたち充を担当していたによって、鳥嶋氏と同じように、
ふたりで話あっていく事で、随分とはげみになったとか。
少女マンガ、という感覚にはなかなか慣れず、当初は苦労したとも話していました。
ふたりの略歴紹介はこんなところでした。

と、ここからが本題のようなモノ。
進行の人が話を振る、といったパターンで話が進んで行ったのですが、
振る話が割と基本的なマンガ作りに関する事柄が多く、最初に振られる鳥嶋氏が殆どの事を語ってしまうので、
次に振られる都築氏は「基本的には一緒なんですけど・・・」と話始まる事が多く、
都築氏の口数が少なかったのがちょっと面白かったです。

その基本的な事というのは、マンガ家と担当、ふたりの密接な関係によってマンガが作られている事や、
担当としてマンガ家を育てる義務。
ここでジャンプ・サンデーの違いについても、
やはりジャンプは新人を育てる、という事に関して力を注ぐ、
サンデーは新人をとにかく発掘するという事はあまりせず手堅い作り、
ジャンプは連載マンガ陣に関しての会議を割とやるが、サンデーは連載が始まったら殆ど担当に任せきり、
などなど。
これらだけを見ても、両誌の特徴を具体的に示しています。

両誌の読者層の話は、我々が思っているような低年齢層の読者離れは感じていないようでした。
コミックともなれば格段に読者の年齢層がグッと変化する、と言っていたのにも頷けます。
読者層がとにかく広いのがマガジン、ともふたりは評していました。

マンガ作りとしての基本や両誌の違いの主な部分はこんなところでした。

話として面白かったのが、一般の読者に対して編集部はかなり解放している、という事です。
ジャンプ編集部などは修学旅行シーズンには見学の学生でいっぱいになったりするとか。
昔の私は、そんな事ができるとはあまり思っていなかったので、見学に関して寛容な編集部の話を聞くと、
若い頃に無謀な事をもっとしていたら良かったかも、などと思ってしまいます。

それに進行の人物が「大人のマンガ」と云う単語を使っていたのも気にしなくてはなりません。
サンデーなどは明らかにこの「大人でも鑑賞に耐えうるマンガ」作りを基本としているのですが、
両氏ともに、あまりこの単語を使う事に抵抗があるようにも見えました。
「大人のマンガ」なる単語を用いる人はマンガ読みでは無いと確信しています。
この進行の人物は文芸関係の編集らしく、どうもそこらへんの認識があまいようで。
サラリーマン金太郎・本気(マジ)、とか言ってましたから。
でも、進行の人が立原あゆみと仕事をしていた時、立原先生が「売り」などの問題を取り上げるに際して、
子供の知り合いの女子高生を集めて座談会を用いて検証している、という話はちょっと笑いました。

マンガのコマ、の話も面白かった。
マンガのコマ割りは日本独特のもので、なかなか海外の人には昔から親しんでいないので上手く表現しづらい。
この海外のキーワードから少しだけネット関連の話も出てきました。
集英社は来年の4月からスクエア(だったかな?)との合弁会社を作り、
ネット上で月曜に発売されるジャンプが、土曜には全ての内容が見れるようになるそうです。
鳥嶋氏は、モニターとしてマンガを読む場合、紙をめくる事を基準に進化してきたマンガ表現、
紙をめくる爽快感などはまだまだ表現できないので、全てのマンガがネットに移行するとはまだ考えられない、
と評していました。 マンガを読む爽快感の話をしてくれるとはさすがにマンガ誌の編集長だけはある、と思いました。
しかしこのネットで読めるジャンプに関しては、世界に広がった日本のマンガ、
そしてうちのジャンプをリアルタイムで世界中で読めるようにしたい、との事。
どうやっても海外の人は我々より遅い情報になってしまうので(勿論翻訳をして配信)。
それに海外に長期滞在する事になった日本人向けでもあると言っていました。
とりあえず試みとして面白いです(料金の支払いが問題ですけど、コピーとかも)。

と、以上が対談の主な内容でした。
我々マンガ読みが普段感じている事をやはり編集長ともなれば感じている、といったところで、
私は大満足でした。


そしてここからが後悔の始まり・・・。
定番の様に質問コーナーがやってきました。
まず初めは手を挙げないで様子を見とくか、次に質問しよう、などと思ったのがそもそもの間違い。
最初の人、いきなり女性の台頭とかなんとか言って、モーニング娘がどーたらとか言う始末。
少年があこがれる女性像とか、この世間からして女性を意識してるのかとかなんとか。
鳥嶋氏も都築氏も全く的を得ない質問に言葉を濁していました。
そして変な沈黙の質問も流れて、次へ。
手を挙げると回りの人もいっぱい挙げてるじゃないですか。
進行が向いている方向と、私が座っていた場所が完全に死角!!
反対側の女性が指されました。
この人も的はずれで、原作というモノについて質問したかったようですが、コナンと金田一を勘違い。
コナンは青山さんひとりだよーとか、青山さんは本当に凄い人だよ、とか言われてました。
そもそも少年誌での原作と作画の分業に明確な意味など無く、青年誌のような設定考証などをするのではなく、
殆ど共同作業で在る事にも突っ込まれていました。
ガンバのストーリーを森末慎二だけで作ってると思いますか?
そして更に手を挙げるも、やはり死角である私は残念無念。
隣のバイオノート君が指されていました。
もう最後の質問と言われ、落胆した私の記憶からは彼の質問内容はすっぱり消えていました。
どちらにしても有益な質問ではなかったのは確かですが。

私はサンデーの作家などがほぼ変化しないマンネリズムに対して、どういう意識があるのかと質問したかったのですが、
そんな批判的な質問はするなと神様のおぼしめしでしょうか。
そもそも質問な(中略)浅いマン(中略)れでもマンガ読みを自称(以下略)。
もーいいや。
デイ・ドリーム・ビリーバーでも読み解くのに必死になります。
オヤスミナサイ。


2000 11 20

最近生活のリズムがどうも狂ってしょうがない。
明日の銀座編集長対談、時間まで起きれるか心配。
で、今日の日記は下記3誌を絡めた形での日記。

■[今日の雑誌/零式 vol.23(2000.11月発売号) リイド社]

今月号から予想通りB5平綴じ形式にリニューアル。
平綴じになってもあまり大きな変化も無し。
コンビニ売りは、もうなくなってしまったでしょう。
個人的問題としては値段が高く・・・。

零式はコンビニ売りしていた事もあって、ストーリー重視タイプのエロマンガ誌。
平綴じになりはしたが、成年マークも付かずに今までのスタイルを崩さないようです。
近頃のエロマンガ誌はどうも濃度の高いエロへ進んでいるので、何誌かはこのスタイルを残して欲しいですね。
最近、零式で一番好きなマンガはまいとしろうの「太平洋沖伊良湖水道漂流日誌」。
姉妹と男の3人が何故か遭難したり、ガレキに閉じ込められたりしている設定のシリーズ読み切り。
妹の方が、妄想でかわいらしく暴走していくのがなんか良いですね。
暫く続いて欲しいです。

毎回為になる雑誌関連の読み物「瀕死のダーマトグラフ」。
今回はコミックライズEXとエース桃組を取り上げていたのですが、どうも私と視点が似ています。
まあ私の視点を、より進めた結論にはなっているのですけど。
やはりエース桃組のようなマニア系誌にエロゲーのマンガ化作品が載っている事には、
割と意味があると思います。
ここではエロマンガの一ジャンルとして進んで行く可能性があったエロゲーのコミック化が、
マニア系コミック誌に持っていかれた、としています。

しかしコラム「ありすのティールーム」はなんとなく煮え切らないです。


■[今日の雑誌/絶満-Zetuman-2000.12月号 笠倉出版]

今月の絶満にはフラッシュバックシリーズとして過去作品の再録が3本あります。
平綴じになってボリュームもアップしたのは良いのですけど、この再録は穴埋めのような感じしかしないですね。
上記零式のコラムで語られていたコミックライズEXはライズ過去作品の再録がメインの雑誌なのですが、
このライズと絶満は同じ編集プロダクションのコミックハウス。
コミックハウスでは再録が流行っているのでしょうか。
ライズEX自体は、もう休刊にしてしまっても問題無いと思いますけど。


■[今日の雑誌/コミックメガストア2000.12月号 コアマガジン]

えーここでも上記零式のコラムの内容が絡められるのです。
親誌のメガストアがエロゲー誌でありますし、エース桃組ではなく、エロゲーコミック化はこのコミックメガストアや、
エロゲーコミック化を売りに創刊したコミック天魔あたりがどんどん推し進めて行くところだったと思うのですが、
そうそう原画の人にマンガを描いてもらうにもいきませし、マンガを担当してくれる普通のマンガ家では、
イメージが違うなどの理由で、読者に受けがよくなかったのでしょう。
コミック天魔はすでに方向を変えています。

コミメガ自体はでは連載陣が既に満足の行くモノなので、私的には全く問題ないですけど。
古賀亮一も米倉けんごも、どうしようもなくお気に入りです。
最近は祭丘ヒデユキがちょっと好きかな。

しかしライズ、絶満、コミックメガストアは何故か絡みまくってます。

2000 11 16

一気に100万円分くらいの本を買ってみたいです。

■[今日の雑誌/アフタヌーンシーズン増刊AUTUMN(アフタヌーン2000.12月号増刊) 講談社]

私のお気に入り、熊倉隆敏の「もっけ」が連載化し、ますます毎号楽しみなシーズン増刊となりました。

今回も期待通りの竹易てあしこと沙村広明のおひっこし、動物の表が全くの意味不明です。
ところで前回のプレゼントにあった沙村広明作曲のCDの当選発表はどこに書いてあるのでしょうか。
当たったのかどうか、気になって12時間睡眠です。
・・・んー私も中のトイツ落としでしょうか、3色見えてドラも可能性あるし(読んだ人しかわからんネタだな)。

真右衛門の「G組のG」、シーズン増刊版。
作者近況に「審判が主役のスポーツマンガが描きたい。毎回誤審で大モメするというものだ。」とあります。
凄い読みたいです、どっかで連載しないかな、それとも4コマのネタとしてちょこちょこ使っても良いかも。

四季賞受賞作品、石黒正和の「ヒーロー」。
ヒーローと悪の秘密結社の微妙な社会的立場を描いたモノです。
途中までは結構面白かったのですが、ラストのオチがちょっとインパクトに欠けるかな。

やはりアフタヌーン増刊としての期待を裏切らない出来に、次号も楽しみです。



■[今日の雑誌/コミックバウンドNo.4(2000.11.28号) エニックス]

既に休刊が決まってしまっているコミックバウンド。
結構面白い作品が揃っていたので残念です。
しかし山川恵里佳ってグラビアアイドルだったのか、単なるボケタレントなのかと思ってた。

今月はアフタヌーンのG組のGでお馴染みの真右衛門が4コマを掲載。
G組とか微妙に違うノリに満足です、戦場が舞台だからこの感じがでてるのかな?
目次のコメントも寂しいです、「初めまして。そしてグッバイ。」

それにしても早い休刊です。
コミックジャパン以来の早さですね。
やはりいきなりのコンビニ売りのリスクが大きかったと言う事でしょうか。
コミックジャパンもこのリスクが大きかったのが原因みたいだし。
かなりちゃんとした連載陣だっただけに残念。
定着するまで少ない部数から始めても良かったのかも。
コンビニ売りは、通常より多い部数を刷らなくてはならないので、
売れなかった時のリスクが非常に大きい、という事です。

殆どの作品が次号でラストを匂わせているところを見ると、どうやら次がラストの号みたいですね。
トンネル抜けたら三宅坂が気に入ってたのに。


2000 11 12

今日はもうコミティアにて大満足。
以下そのレポート。

■[今日の雑誌増刊/コミティア54レポートin東京ビックサイト]

本日は、コミティア54に行ってきました。
コミックビームの奥村編集長のトークショーが目的です。
本も有る程度は買いたいのですが金欠にもほどが有るような財政。
トークショーだけを目当てにゆっくり12時半くらいに会場に到着しました。
すぐにトークショーが行なわれる一角に向かい、用意されていたパイプ椅子に座って、少しパンフチェック。
おや、掲示板で情報があった「玉屋」なるサークル。
自分ではカタログを事前に購入できてなかったのでてっきり違うところだと思っていましたが、
大きいスペース、行列を作りやすい場所への配置、なによりこの絵、明らかに桜玉吉本人以外考えられません。
すぐさまそのスペースへ行き、確認したかったのですがもうトークショーが始まる寸前だったので、
取り敢えず諦めました。

肝心の奥村編集長トークショーは思っていた通りの感じで、凄い話はそこまでなかったです。
自分のマンガ雑誌作りに対する方針とか、この厳しいコミック誌業界についてとか、
かなり真面目な話になってました。
秋田書店時代の話もされてましたけど、本当に武闘派集団だったようですね。
人として気に入らない事を上司がしたので、顔つかんで壁に叩きつけた、とか言ってました。
年末年始の宴会でも、殴りあいはあたりまえだったとか。
そんな事を1時間くらい話して終了しました。
残念だったのは、質問する場面が無かった事ですね。
いや、たいした質問も思いついてなかったのですが。
ちなみに司会進行役をやっていたのが ohp のしばたさん。
テレコで録音していたので、詳細がhpにアップされるのではないでしょうか。
書いてイイとか書いてダメとかも言ってたし、どこかしらではトークの内容が書かれるでしょう。

トークショーも終わり、回りを見まわしてみると、気になっていたサークルの方に行列が。
すぐに列にならんで見事購入できました、ゲイツちゃん本。
無け無しの金がすっからかん、会場に来ていた友達に交通費を借りる羽目に。

その後、会場内をふらふらしつつ時間を潰し、閉場する時間が近づいてきました。
なんとなく気になったので玉屋の方へ行って見ると、それとなく覚えの有る顔が。
桜玉吉本人でした。
思わずゲイツちゃん本を用意し、回りの通りかかったファンも気が付いた様子でプチサイン会に。
「頑張ってください、応援してます」とかおざなりな言葉しか掛けられませんでした・・・。
とにかく桜玉吉にも会えて今回の大満足でした。

今日のは本当にただの日記になってしまいました、精進せねば。


2000 11 11
デザイン変更してみました。
ところでエニックスから創刊したてのコミックバウンド、本当に休刊するらしいです。
エニックスには底力が足りなかったか、残念。

■[今日の雑誌/コミックビーム 2000.12月号 エンターブレイン]

今月の定期購読オマケは創刊五周年記念色紙プレゼントのラフ。
梁慶一の成功例とタイム涼介の失敗例。

ところで私のところには、タイム涼介の失敗例の紙が2枚入ってたのですが単なる間違いでしょうか。
他の定期購読している人はどうだったのかな。

それにしても今号で五周年ですか。
去年、噂の真相での休刊騒ぎから結構休刊を意識してたけどそんな事にもなりそうになく安心です
そして桜玉吉の連載再開、なんかタイミングいいですね。
ちなみに漫玉でもオールナイトライブでも、私と同じ名字の編集者が出てきて変なムズムズ感。

上記のバウンド休刊ってのはビームワールドコレクションのベージにO村さんが書いていたんだけど、
数日前からネットでは情報が出てたんですよね。
ちょっとだけ眉唾だったのですけど、ここで確信に変わってしまいました、残念。
年内中に休刊なのか、しょっぺぇ話だ。

そして明日12日は、コミティアにてO村編集長のトークショー。
単独のトークショーらしいので、そんなに枠をはずした話も聞けないと思うけど楽しみです。
質問コーナーでもあった時の事を予想してなんか考えとこうかな。
もし雑誌に関する質問した人が居た時は、あの人かな〜?とか勘ぐっといてください。


2000 11 8
随分と更新が空いてしまいました。
どうも最近PCの調子がおかしくて、最悪このままだと壊れそうです。
HDDがフォーマット出来なくなるってどんな症状なんだ・・。
ところでちょっと気になってるんですけど、ここの字って小さいでしょうか?
小さくて読みづらいって意見が多ければちょっと大きくしたいですけど。
高解像度の人には問答無用で見辛いだろうなぁ。

■[今日の雑誌/The Sneaker 2000.12月号 角川書店]

今回久々にスニーカーを購入したのは、大塚英志の新連載が始まったからです。
タイトルは「キャラクター小説の作り方」。
この連載では、今まで小説の後書きなどで良く見かけた「スニーカー文庫みたいな小説」批判を具体的にまとめるのと、
その「スニーカー文庫みたいな小説」の書き方を含めたキャラクター小説の書き方、を書いていくようです。

これらの記事を見て、スニーカー文庫批判に対して腹をたてる人もいるかと思いますが、
批判されている原因を私なりに短く要約すると
人気イラストレーターが表紙を描く事によって、小説がより多く売れます。
しかも質の悪い小説に、人気イラストレーターの表紙を持ってくると、なんとなく売れてしまう。
そのうち編集の方も、質が悪い小説でも人気イラストレーターが表紙を描けばみんな買ってくれるだろう、と思いこみ
そして我々読者も意識せずについ買ってしまう。
この悪循環を否定しているのです。

スニーカー文庫の読者と云うモノは、その小説を買った動機は明らかに好きな絵描きが表紙を描いているから、
もしくは好きな絵が表紙だから、と言う事を認めません。
確かに良い小説も多いのですけど、その事もこの悪循環を生み出しているように思います。
私の妹がその昔(90年代初め頃)に「小説はあくまで、この絵に付いている設定だと思っている」
そんな事を言っていました(妹が買っていたのは主に日向正一郎とか折原みととかでしたけど)。
こんな一言がこのスニーカー文庫系ジュニアノベルを象徴しているような気がします。
ここまで吹っ切れてしまうのもなんですけど。実際良いモノは良いですし。

と、ここまで私が思う事などを書いて来ましたけど、
残念な事に私は最近殆どここらへんの小説を読まなくなってしまったので、
どれが良くて、どれが悪いのかが分からないです。
基本的にどれもある程度のラインは越えているような気がするのですけど。
単に質の悪い小説のうわさが、私の耳に入って来ないだけかもしれませんね。

ちょっとこの連載の中に登場する「私も著者の仲間入りをしました」と言った声優について解説すると、
この「キャラクターの声を担当した声優の詩と称するものを組み合わせて刊行した」本とは、
機動戦艦ナデシコのユリカとルリの声優が出したアレです。
この声優のどちらかでしょう(そして多分ユリカの方の声優)。
私もさり気無く買ってしまったひとりなので心苦しいです(笑)。

詳しくはこの連載を読んで考えて欲しいですね。
評論と言うモノ、についての言及もあったので私としても思うところが多いです。
私も常々「本当に良い作品を言葉では表現できない」とするバカな人間が多くてイライラしていた所でした。
作品を作ってる人に言われるならまだしも、なにも出来ない人に言われてもねぇ。

む、なんとなく支離滅裂な文章になった感じが。


[index]