懐(ふところ)編

(平成12年〜平成14年)


平成12年12月12日(火)

今日萩さんにメールで「マンガ喫茶に『はげ丸君』読みに行こうぜ」と

誘われたが断った。


平成12年12月19日(火)

萩さんから電話があって、「おまえに息子生まれたら『萩男』ってつけろ」

と言われたが断った。


平成12年12月29日(金)

今日、萩さんの車のバッテリーがあがって動かなくなっていたので、

みんなで押してあげた。


平成13年2月20日(火)

萩さんから「あしたゲームセンター嵐に17:00に集合!

遅れたら承知しないだッチャ」というメールがあったが、

意味不明なので返信しなかった。


平成13年2月24日(土)

萩さんから

「船木=ふなき

ふなき∽ふにょき

ふにょき=不にょき

ふにょき=ふ如き

ふにょき=ふにょ帰

ふにょき=(不にょき+ふ如き+ふにょ帰)÷3

=不如帰=ほととぎす

したがって、

船木∽ほととぎす

だす。ぐーぐーがんもより

にんともかんとも。」

というメールがあったが、意味不明なので返信しなかった。


平成13年3月11日(日)

今日萩さんの別宅にお呼ばれし、軽く飲んだ。

萩さんに「萩さんは動物占い『うに』ですよ」と言ったら嫌がっていた。

せっかくお呼ばれしたのに萩さんを傷つけてしまった。


平成13年3月14日(水)

今日萩さんから、「バレンタインデーのお返しがしたいので八王子に来い」

という電話があったが、何もあげた覚えがないのでお断りした。


平成13年4月5日(木)

萩さんからメールがあった。便器の水に携帯を落として壊してしまったらしい。

萩さんは以前にも、二つ折りの携帯を間違えて無理矢理反対にバキ折って壊した

という噂もある。


平成13年5月13日(日)

今日、S台のバイトの新歓があった。萩さんとバスで一緒に行ったのだが、

前に座っていた萩さんの携帯にイタズラ・ワンコールをした。

電話に気付いた萩さんはしばらく着信者通知を眺め、なかなか後ろを

振り向かなかった・・・。


平成13年5月29日(火)

萩さんから届いたメールの投稿者の名前のところを良く見たら、

「萩生田先輩奮闘記」と書いてあった。

なのでメールに、「オラ萩だぞ。」と書いて送り返した。


平成13年6月16日(土)〜17日(日)

16日の夜から17日の朝にかけて、

バイトのみんなで飲み屋をハシゴして最後にカラオケ。

途中から萩さんが来たので「萩!萩!」言っていたら、

「おまえは本当に俺のこと好きなんだな」と言われた。

即座にギャグで、「それは自惚れっすね」と言い返したら、

萩さんも冗談っぽく笑ってくれた。

が、しかし、

萩さんの目の奥で少し光るものが見えたのは幻だったのだろうか。

萩さんだって普通の人だ・・・

傷ついたりもする・・・

そんなあたり前のことを、わかっていなかった自分が情けない。

萩さん、I'm sorry...........


平成13年7月30日(月)

今日萩さんの携帯に「184(いやよ)」で電話した。

電話の内容は以下である。

「あ、もしもし萩さんっすか?」

「はい」

「フナケンっすけど」

「ああ、ひさしぶり」

「今大丈夫っすか?」

「うんいいよ」

「そうっすか。それじゃあ」

「はい、それじゃあ」

- 完 -


平成13年9月9日(日)

今日、萩さんと軽く飲んだ後に、萩さんの別宅に

またまたお邪魔させてもらった。

建物の設計の研究をしている萩さんは、

その家の建築にも自ら携わったらしい。

この機会に、萩さんの研究について詳しく質問してみると、

どうゆうことか、なんと萩さんは親切に教えてくれた。

しかしその後、すぐに自分の迂闊さに気がついた。

それは萩さんの新ネタ、『説明ギャグ』だったのだ。

・・・ヤラレタ。


平成13年9月25日(火)

今日、萩さんと夕飯を御一緒させてもらった。

その後、ビデオ屋で映画を借りて、萩さんの別宅で観ることになった。

萩さんの選んだ『アーマゲドン』という映画のすばらしさは、

最後まで自分には理解できなかった。

鑑賞は数時間に及び、とっくに午前12時をまわっていた。

ちなみに萩さんは翌日、研究関係で朝5時半起き。

萩さんが寝る時間を削ってまで観たかった映画『アーマゲドン』、

オラ、一生忘れない。


平成14年3月9日(土)

*ライブ DE 萩さん PART1

今日は我がバンド、SABOTAGEのライブだった。

自分の出番が終わり客席にかけつけると、

S台の人たちとともに萩さんの姿があった。

ステージを見に来てくださった深い感謝の念を込めて、

自分の言葉はただ一つ、「ありがとうございます!!」それだけだった。

しかし次の瞬間、萩さんから耳を疑ってしまうような一言が飛び出した。

「これ『ライブ・ギャグ』だろ?」

萩さんは全てお見通しだ。

*ライブ DE 萩さん PART2

2バンド目の演奏中、萩さんの後ろから

萩さんのTシャツをめくって遊んでいた。

すると萩さんは、逆鱗に触れたかのような勢いで、

Tシャツをズボンの中に全部しまいこんだ。

せっかく音楽を楽しんでいたのに、

自分の下らない行為によって

萩さんの悦をいっぺんに砕いてしまったのだ。

いつだってやってから気付く自分の不甲斐無さ。

萩さんは身を持って教えてくれているのかもしれない。


平成14年5月4日(土)

深夜3時頃、萩さんからTELがあり、

「『源のびた』ですが。」と言われたので、

「はい、『スネすぎ』です。」と答えたところ、

「ジーザ(八王子市堀之内の焼肉屋、0:00閉店)いくよ。」

と、o'clock的に想像だにしないお誘いをちょうだいした。が、動じることなく

「はい。よろしくお願いします。」

と言ったら、「やっぱAV借りて帰る。」と言われた。

そのときテレビでは『口臭街道』のCMが流れていた。


平成14年7月20日(土)

*思い出し萩さんシリーズ1:真夏のミステリー

今日、仕事が終わったあと、S台の先輩たちにお呼ばれし、

短い時間だったが少しだけお酒を交わさせていただいた。

もちのろん、萩さんもそこにいらっしゃった。

今日はこれといってここに綴ることはなかったのだが、

萩さんに出会ったことで、少し前に起きた奇怪な出来事を

思い出してしまい、それを日記としてここに記そうと思う次第である。

それはつい先日のことだった。

携帯に萩さんの着信表示でコールがあった。

例のごとく、先輩への礼儀を重んじる自分は即座に電話に出た。

そのときだった。

自分は耳を疑った。

こっちが受信した側にもかかわらず、

「こちらは、0・9・0・・・」

のメッセージが流れたのだ。

一瞬、それは萩さんの声のような気がしたが、

萩さんのような紳士がそのようなイタズラをするはずがない。

まさに真夏のミステリー、摩訶不思議アドベンチャーである。


萩TOP