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WA・イングラム M11(絶版品)

マルゼン・イングラム M11(生産終了)
或いは
どちらが道を譲ったかは謎です(苦笑)の巻


こちらは、WA製のイングラムM11です。ABSの地肌そのものな外観です。
しかし、また「動き」の少ないモデルを取り上げちゃったなぁ(^^;;;)。

今回は、趣向を変えまして、
ある意味、「
遺恨対決」とも言える
2挺を取り上げてみようかと思います。
多分、こんな対決、商業誌では出来ないでしょうしね(^^;;;)。

なぜ、今になってこんなモデルを
取り上げるかと申しますと、
実は私って、
イングラムが大好きなんですね。
私は映画やTVのアクション物を見ていても、
ヒ−ロ−の銃より、
悪役の銃に目が行ってしまう
クセがありまして、MP5が登場するまでは
悪役の持つサブマシンガンと言えば、
UZIか今回のイングラムしかありませんでした。

UZIはどちらかと言うと、「組織」な悪役に愛用され、
イングラムは
「はぐれ」な悪役(それも下っ端)に
愛用されていたような記憶があります。


マルゼン製の方のM11です。OKパ−ツ製のロングバレルキットを組み込んで、怪しさ大爆発(笑)。
こちらのは、どうやらHW樹脂製らしいですね。しばらく放って置くとサビ(?)が浮きます。

(2001.3追記)

新バ−ジョンのマルゼンM11の紹介文でも書きましたが、
旧バ−ジョンのM11は、HW樹脂製ではなく
ABS樹脂を金属粉でブラスト処理した物だそうです。

「サビが浮く」現象は、この処理の際、ABS樹脂表面に
めり込んだ金属粉が錆びるのが原因との事です。

ここに、お詫びと共に訂正させて頂きますm(_ _)m。


で、画面を(少しだけ)暴れまわり、そして正義のヒ−ロ−に
あっけなく拳銃一発で倒されていく無数の下っ端悪役達と共に、
このイングラムも
少年ナガゾ−の心に深く刻まれてゆくのでした…
(トラウマでは無い…と思いま…す(^^;;;))

あっ!でも、たまにヒ−ロ−も使っていました。
確か、チャック・ノリスの
超B級アクション映画では、
チャックおぢさんが2挺のイングラムを小脇に抱えて町を占拠した
にっくきテロリスト軍団をバッタバッタとなぎ倒していましたっけ。
ん?もしかしたら、M10だったかも??
(でも、あの人って、悪役の方が似合うと思うんですけどね)

では、お話を実銃の方へ…
またしてもと言うべきか、あまり知らないんです(^^;;;)。
(勉強しろよな<−オレ)
もともとは、簡易的に生産できる軍用SMGとして、
70年代にアメリカで開発された物だと聞いています。
ん?ヴェトナムには、間に合ったんでしたっけ??


左がWA、右がマルゼンのトリガ−部のアップです。
ココに限らず、細かいトコが微妙〜に違うんですよね。

最初は45ACP、または9ミリ・パラを使用するM10が、
続いて、今回取り上げた380ACPを使用する、
M10の小型版のM11が開発されました。
M10とM11の違いですが、まずほとんど、大きさだけ
だと考えて良いでしょう。デザイン、操作に関しては
まったくと言って良いほど変わりません。(よね?)

しかし、開発したは良いものの、
開発した会社の思惑は
見事にハズレまくり
売れ行きはまるきり伸びず、その会社(後述)は倒産。
この銃に関する権利などもいろんな会社で
たらいまわしにされ、さらには、
アメリカの銃規制が追い討ちをかけ
この銃は完全に「
死に体」になってしまいました。
(まだ細々と生産されてるらしい??)
時代の生んだアダ花、悲劇の銃ですね。


ストックを延ばしたWA・M11です。両社とも、ストックは同じ様な造りです。
肩付けするには、少し短く感じますが、実銃もこうなってるんでしょう。多分。

さて、ここからは、2つの会社から出されていた、
ガスBLKトイガンにお話を移しましょう。
まず、WA社の方ですが、コイツは所謂「
絶版品」です。
既に店頭から姿を消してしばらく立ちますが、
今回、ひょんなきっかけで入手できました。
(詳しい経緯はナイショ)

それと、マルゼン社製の方ですが、こちらは
発売当初に購入しました。恐らくもう、
3〜4年は私の手元にあった事になります。
どうやら、コイツも
生産を休止している模様です。

最初は外観から、攻めてみましょう。
まず、外観ですが、両社とも、昨今のエルゴノミクス・デザインなどと言う
コザカシイ理屈などまったく無視した、良い意味でも
悪い意味でも「
武骨そのもの」な外観を余すトコ無く再現していますね。
アメリカの「ストリ−ト・ギャング」とか、「テロリスト」と言った
悪(ワル)のニオイがプンプン漂って来ます(^^)。
あと、ボルトハンドル、
あって無きが如しのサイト
セフティスイッチ、セミ/フル切り替えセレクタ−なども、
それぞれ大きさは若干異なるものの、キチンと場所通りに
ありますし、機能も不備はありません。


左がWA、右がマルゼンの刻印部のアップです。「ヘビさんマ−ク(笑)」はマルゼンの方が大きいです。
あら?アメリカの特許番号はWA社のヤツでやんの(^^;;;)。

刻印ですが、正確なのはWA社の方でしょうか。
“MILITARY ARMAMENT CORP”と言う社名まで入っています。
(この頃はこんな事、当然の様にやってたのに…(怒))
イングラムM10を「
MAC10(マック・テン)」、M11を「MAC11(イレブン)」と
呼んだりもするのは、この会社名の頭文字をとったものです。

しかし、マルゼンの刻印がダメという訳でもないんです。
シャレっ気があると言うか、口径の表示が
CAL 236」ってなっているんです。
0.236インチは約6ミリですから、BB弾の直径なんですね(^^)。
私は、こ−ゆ−「
確信犯」的なシャレも好きですね。

それでは、実射といきますか…
この銃は、セミオ−トでチマチマ撃つよりも、
フルオ−トでバリバリ撃ちまくるのが
圧倒的に正しい
個人的に信じてやまないんで、フルオ−トのみでの
射撃とします。(思い入れ過多ですが…)


上、マルゼン製・下、WA製サイズの違いは全然感じられません。
2挺とも、スライドストップがかからない様になってますので、
空撃ちで「チャック・ノリスごっこ」を楽しめます(^^)。

まずは、マルゼン製から…
サイクル:バババババ…と、適度のBLKキック
と共に、KSCのTMPと同じか、若干遅い
サイクルで回転します。バ−ストショットが
調節し易くって、なかなか良いですね(^^)。
しかし、エラく
ガス食いです。アッと言う間に
マガジン内のガスが無くなってしまいます。

集弾性能:「悪くない」って程度でしょうか。でも、本来
この手のモデルに
精度を求めても…ねぇ。
もし、このモデルがもっと精度が悪くて、
マズルの向いた方向にBB弾が飛ぶ程度でも、
狙った的は
多弾数でカバ−できちゃいますから(^^;;;)。

さらに、WA製を…
サイクル:バラララララ…とマルゼン製の倍近いサイクル速度です。
でも、キックはこちらの方が若干弱めになっています。
(全体の重量はWA製の方があります)
バ−ストショットは、これだけの
サイクル速度だと
かなり困難ですね。自分で何発撃ったか
分からなくなってしまいます。


WA・M11に純正のサプレッサ−を装着。見た目的に一番バランスが良いですね。
え?サプレッサ−の効き目ですか?いやぁ、作動音がケタタマしいので、
良く分かんないっす(^^;;;)。

集弾性能:マルゼンのと比較すれば、こちらの方が
若干、上に感じますね。サイクルの速さと相俟って、
フルオ−ト時には、
BB弾が一直線上に並んで飛んでいきます。
でも、
冷えには少し弱いですね。BB弾を50発装填
できるんですが、気温が低いと、50発目は1発目と比べて
BB弾の勢いが少なくなってしまいます。

両モデルの欠点ですが、今回は割愛させて下さい
細かい所を突っつけば、イロイロとボロが出るんですが、
そもそも、仕上げの美しさをウンヌンする様な
モデルではありませんし…(^^;;;;)。


いや、でも、実際、両方とも今は造られていないモデルですし、
比べてどうこう言える段階には無いと思います。
現行品なら、もう少し突っ込んだ事も言えるんですが、
個人的な思い入れも
過剰なほどありますんで…
(トラウマのなせる技か?)

総合的に評価して、どちらが優れているか?ですが、
一言で言えば、「
一概に言い切れない」と答えておきます。
(典型的な「逃げ口上」ですね(^^;;;;))


またしても、上がマルゼン製、下がWA製です。
マルゼンの方のロングバレルキットですが、精度の向上には
かなり有効です。でも、パワ−も上がっちゃうのが玉にキズかも…

もしも、まだ両モデルとも売られているとして、選ぶとすると、
速いサイクルのWAか、強いキックのマルゼンか…
うぅ〜〜ん、難しいのですが、
私的にはどちらも正解!です。
しかし、惜しむらくは、両モデル共、生産していない事実ですね。
普通の拳銃タイプのモデルには無い、
ある種の「
バカバカしさ」が味わえるモデルなんですが…
あ、でも、マルゼン製のヤツなら、まだ店頭在庫が
ありますね(^^)。見かけたら、即、買いでしょう。

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