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MAGPUL PTS  FPG(FOLDING POCKET GUN)
コンバージョンキット
或いは
秘密ではなく、「ひみつ」(笑)の巻


一見、昔のトランジスタラジオとかラジカセ(モノラル)みたいに見えなくもないです(笑)。


MAGPUL PTSのFPGです。M3を装着していますが、妙に調和してますね…。

このモデルは、2010年の春に入手しました。

実銃の話…まだ実弾の撃てるモデルは発売されていません。MAGPUL本社が
2008年の米国ショットショーで“FMG9”としてモックアップを、09年の同ショーでは
グロック17のスライド+32連マガジンを使って実際に作動する試作を出展してまして、
その後、PTSが“FPG”と改称した上でトイガンを発表していました。
しかしこれ、実物よりトイガン発売の方が先と言う非常に珍しいケースではないかと。

勝手な想像ですけど、コイツをテストケースとして実物の方のアピールと
シミュレーションを兼ねているのでは…と勘繰っています(笑)。


着脱式のキャリングハンドルです。上部はサイトを兼ねています。



キャリングハンドル上部の非常に簡易的なサイト。
が、M3やX200、X300などのフラッシュライトを装着して、
その照射域の中心辺りに狙いを定めた方が早いしラクです(笑)。
(用途としては近接用でしょうから、ひょっとすると、それが正解かもしれません)


とは言え…アメリカでも一般人への所持許可は出るかどうか分かりません。
(いや、どう考えても出そうにありませんよね(^^;;;))
多分、軍隊と法執行機関のみが対象になるんじゃないかと思っています。

武張っていると都合が悪い要人警護ですとか、PDWみたいな使い方とか、
その辺がメインの用途なのではないでしょうか。


製品の箱です。WAのガバとほぼ同じ大きさでした。

リサーチ不足を露呈しつつ、さっさと本題に行きます(笑)。

最初、家に来たんで早速梱包を開け、製品の箱を見てみると意外な小ささに驚きました。
いや、勝手に思い込んでいただけなんですが(^^;;;)、もっと大きいと予想していたもので…



箱を開けた状態です。下の部分はただのスペーサーなんですが、
コンプリートバージョンでは恐らくマガジンが入るんじゃないかと。

あ、言い忘れてましたが、コイツはコンバージョンキットでして、
この箱の中身だけでは何の用も成しません。
このキットの他に、KSC(か台湾のKWA)社製のG18Cのスライド一式と
グロック用マガジン(49連ロングマガジン推奨)が必要となります。


本体以外の付属品(交換用パーツ)とマニュアル。
シリンダーとピン、セレクターとバネとボール、ロゴ入りマガジンベースです。

スライドはフロントサイトとリアサイトを取り払い、ブリーチを外して内部のシリンダーを
FPG専用品へ取り換え、最後にこれまた専用品のセレクターと交換します。
余談ではありますが、純正のセレクターを装着した状態(ノーマル)ではスライド幅が約31ミリ、
専用品のセレクターへ交換すると、おおよそ27ミリに幅が減少します。


画像がFPG用シリンダー、下のはKSCのノーマルです
折り畳む際に干渉する矢印の所が違っていますね。



左がFPG用、右が純正(刻印なしバージョン)のマガジンプレートです。


マガジンへプレートを装着したところ。左がFPG用です。
KSC純正だと前後幅がありすぎて折り畳めません。


次に、マガジンプレートも専用品に取り換えれば完成。
セレクターの組み付けが少々面倒ですが、シンプルで良く出来た
マニュアルに沿って作業すれば難しくはありません(^^)。


左の画像が交換したFPG専用セレクターで、右はノーマルです。専用品は作動の際に本体へ干渉しない様に
かなり薄くて小型化されています。また、FPGに組み込む方のスライドはリアサイトを取っ払ってあります。


ただ、KSCのG18は、ストリッピングの際にセレクターを真ん中に合わせる必要があり、
(KSCでは「ディスアッセンブリー・ポジション」と称しています。詳しくはKSCのマニュアルを参照)
このFPGにおいてもスライドを組み付ける際に同じ操作が必要となっています。


本体へスライドを組み込んだ所。フロントサイトも取っ払ってあります。
セレクターは矢印の位置に来ますんで、小型化された事もあって操作性は悪いです(^^;;;)。
マッチでの使用は別ですが、まぁ、普通はフルオートにしたままで良いのではないかと。


KSCのマニュアルによると、フレームへ組み付けてからホールドオープンにし、
その状態でセレクターを通常位置(セミかフル)へ戻せとなっているんですけど、FPGでは
ホールドオープンにすると本体の中にセレクターが隠れてしまいますので(^^;;;)、
ホンの少し、バレルのロッキングが解除されるくらいの位置までスライドを下げ、
そこでセレクターを戻すと上手く行きます。


アッパーレシーバーを裏側から見たところ。緑の矢印はコッキングレバー、
青の矢印は折り畳み状態を保持するロック、黄色の矢印はスライドを引くためのノッチ、
(発射時にコッキングハンドルは連動しません…一方通行です)
赤い矢印はアッパーレシーバーの展開用ロック。非常に合理的(^^)。


アッパーレシーバーは良く考えられていて、とても合理的な構造になっています。
コンパクトにまとめる為にはここまでやらないとダメなんですねぇ…。



アッパーレシーバーを取り付けて完成。
コイツは上部がピカティニーレイルになってますので、各種アクセサリが装着可能となっています。


アッパーをロアへ取り付けるのは、プラの弾性を利用しているので、
アッパーを軽く広げてはめ込むだけでOKです。
ここまで組み立てて私の腕で約70分…手慣れた方ならもっと早く出来るかと。


アッパーレシーバー上部のピカティニーレイル。各種デバイス搭載可能です。
ただ、あんまり「それっぽい」のを装着しちゃうと隠密性が…痛し痒しですね(^^;;;)。


また、セミ/フルの切り替えはアッパーレシーバーを開けて行う事になっていますので、
射撃中の切り替えは不可能だと思った方が良いでしょう。



アッパーレシーバーを開けるには、矢印のロックを押して解除します。


ティップアップしたアッパーレシーバー。
G18Cのスライドを内蔵ボルトにしたSMGと言うのが良く分かりますね。
セミ/フル切り替えとホップ調整は、この状態で行います。
本体を折り畳んだままでは開けられませんのでご注意。
また、スライドを取り外す際には先にアッパーレシーバーを外してしまいます。


で、折り畳みですが…私の文章力では画像で説明した方が早いですね(笑)。
以下、数枚の画像からお察し下さい(^^ゞ。



折り畳むには…まずフォアグリップのロック(矢印)を押して解除。
このフォアグリップ、小さくて役に立つのか心配でしたが、案外使えます。

強いスプリングのテンションがかかっているのは、フォアグリップの部分だけで、
ストックの所もスプリングは入っていますけど、そんなに強い力はかかっていません。



次に、グリップ後部のロックを解除して…


レシーバーとストックのジョイントは二重関節みたいになっていまして、
なんだかガンプラのヒジやヒザの関節を思い出してしまいました(笑)。



3つ目はチークピースを持ち上げてロックを解除。

チークピースの部分は、折り畳んだ時にはエンドキャップになります。
折り畳まれている時にはロックがかかっていませんので、
ヒョイと持ち上げて中身を覗くと残弾の有無が確認が出来たりします(^^)。



さぁ、どんどんしまっちゃうからね…
(順番は別に上記の通りでなくてもOKです)


また、折り畳む際にはマガジンを奥まで押し込む必要があります。
この操作は通常では行わないので、最初はちょっと面喰らいますけどね(^^;;;)。



展開はPとGの文字の間の上にあるコッキングレバーをホンの少し引いてやるだけ。
キャリングハンドルを持ったまま、左手の人差指、あるいは右手の親指で十分に操作可能です。

展開はチョットだけ(5ミリくらい)コッキングレバーを引けばOKです。
まぁ、ここが手間取る様ではこのモデルは意味がなくなってしまうんですが…(^^;;;)



撮影の都合で床に置いていますが、実は横向きや逆向きでは展開しません。


ただ、キチンとストック側を下に向けて展開させないと上手く開きません。
素材の強度や、折り畳む際の事を考えると、そんなに強い
スプリングのテンションをかける訳にも行かないでしょうからね…



ここまでアッと言う間の出来事です。いやコレが楽しいのなんの(笑)。

あと、マガジン無しの状態でも上手く展開しません。
キレイに展開させるのにマガジンの重みもサポートとして使っているって感じでしょうか。


さて、それでブローバックの方の作動ですが…まだ組み立てたばかりでパーツ同士が
馴染んでおらず、少し渋い所があります。遊んでいるうちに段々良くなってきているので、
もう少ししたら完璧になるでしょう(^^)。


しかし、コイツは楽しいモデルですね。秘密兵器と言うより、ひらがなで「ひみつ兵器」と
表現した方がシックリ来る感じです(笑)。ノリとしては、大昔にマルイから出ていたプラモ、
「国際秘密警察」シリーズに近いかもしれません(^^;;;)。

部屋の中で意味も無くキョロキョロして、おもむろにバシャっと展開、サッと構えて発射!
なんて遊んでますが、とても人様にはお見せできません(爆)。
いやでも、これがホントに面白くて…止められないんですよ(^^;;;)。
機会があったら、ぜひお試し下さい(^^)。


2010.11.10追記

色々と遊んでいる間、ちょっと気になった所や弱点などが判明しまして…
いくつかイジってみたり、取り換えてみたりしました。


緑の矢印の位置にイモネジを立ててセレクターが勝手に動いてしまうのを防止しました。

しばらく遊んでいたら、いつの間にか勝手にセレクターが分解位置まで動いてしまい、
そこで生ガスを吹いて停まってしまう症状が出始めてしまいました。
なにしろ、マガジンが抜けた状態でスライドをガシャガシャと手で動かしていると、
スライドがスポンと前に抜けて自動的にストリッピング状態になっちゃうんです(苦笑)。


慌ててググってみたら、どうやらスライドが閉鎖する際に前進しすぎてしまっているのが原因の様で、
(ブリーチ内の、フルオートに関するパーツの消耗が悪さをしてる様です)
フレームの方では対策がとれないみたいでしたので、どうせ見えない場所ですし(笑)、
スライドに下穴を開けてタップを切り、イモネジを立てて強制的にセレクターを固定する力技に出てしまいました。
(分解の際はイモネジを抜いてから行えばOK)


 
「シューターズ・デザイン」のロングバレルと交換しました。

シューターズ・デザイン製のロングバレルに取り換えてみました。マズル付近にネジが切ってあるので
サイレンサなどを装着できる様になっています。カバー(アッパーレシーバー)が被さってしまいますし、
見えない場所ではあるのですが、KSC純正のがロングバレルですので(笑)。
(あと、折り畳み式のモノにサイレンサってのもアレですけど…(^^;;;))

まだ使い始めてから時間が経過していないものですから、あんまりハッキリした事は言えないんですが、
今のところは何の支障も無く動作しています。



強化ラッチと交換しました。転ばぬ先の杖。

また、私のは初期ロットの品物で、アッパーレシーバーを固定するラッチに不具合のある物があるとの事で、
折れる前に強化ラッチを交換しました。ついでに交換の際、ボルトハンドルを左から右へ切り替え、
左手で持って、左の親指で展開できる様にしておきました。右利きなら、多分こっちの方が
早く展開→構えるって動作が出来るんじゃないか、と…(^^;;;)



FPG用スリングアダプターも着けてみました。

更に、FPG用スリングアダプターも装着してみました。元々あった、固定用ピンをネジで
文字通り叩き出して交換するんですが(笑)、ネジの頭の上からテープなどで保護するか、
プラスチックハンマーで叩いてやればキズがつきません(^^)。



矢印の所がスリングアダプター(スイベル)です。

最初から意図していた訳ではないはずですけど、向きが絶妙な感じです。
突起が増えてしまうんで、ホルスターやポケットには入れづらくなるでしょうけど…


でもこれ、折り畳んでスリングを肩にかけると…私の場合、妙にデカいラジオを持った
怪しいオヤジに見えちゃうのが難点でしょうか(爆)。


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