桃色時間
終わりたくない昼と 始まりたくない夜が 西の空で見つめ合っているような そんな色だった 手放したくない光と 受け入れたくない闇が 西の空でせめぎ合っているような そんな色だった 思いがけない桃色に 足を止め 手を休め 目を奪われ 心を掠め取られ 優しさと 懐かしさと 儚さと 遣る瀬無さを 指の先まで思い知った そんな時間だった 2010.12.4