公式サイト
http://www.009.tv/
http://www.ishimoripro.com/
 ◆第48話「地上(ここ)より永遠に」5
  脚本(小林靖子)、絵コンテ・演出(川越淳)、作画監督(紺野直幸)
というわけで今回は、ブラックゴーストの最終兵器である魔神像が飛び立ち、009はブラックゴーストとの最終決戦を迎えるって話。
  流石に、ヨミ編ラストだけあって、演出作画のレベルが高く、ボグートとのバトル、スカールとのバトルが派手でスピード感があり、格好良かった。
  特に、004の「長いつき合いだからな・・」の下りが燃えた。
  それとやはり、ブラックゴースト本体と009とのやり取りは良かった。
  で、伝説の002の「ジョー、君はどこに落ちたい・・」は、なかなか良かったって感じであった。
  正直、有名でよく知ってるシーンだけあって、漫画とアニメではリズムが違うから、ちょっと感情移入度減るからねえ。
  それに、今回の002なら「君は」でなく「お前は」って言いそうだしね(笑)
  いや、今回の002好きなんだけどね。
  で、これでヨミ編も終わり、次からは最終章・天使編か。
  正直、ヨミ編は後半荒れまくったのと、どうも演出作画がいまひとつだったせいか、ちょい盛り上がりに欠けたかたらなあ。
  で、次回はついに009最終章、天使編発動。
というわけで今回は、最終回直前なのにいきなりの総集編。
  間違いなく間に合わせのための総集編で、しかもこの前までやっていた所ばっかなので、面白みは全くなしであった。
  っていうか、前回までの作画が色々リテイクされていて、総集編っていうより真・第48話って感じだったな(苦笑)
  この回は欠番か・・。
  まあ、DVDでは直るんだろうけど・・なんだかなあ。
  で、次回はヨミ編がついに最終決戦。
  最後くらい、きちっと締めて欲しいな。
 ◆第47話「−地下帝国「ヨミ」編−魔神、発動」1
  脚本(小林靖子)、絵コンテ(おおそ独犬)、演出(下司秦弘)、作画監督(大森英敏、石川晋吾)、レイアウト監修(紺野直幸)
というわけで今回は、009達がザッタン人の催眠術にかかり、そして004が公開処刑にされるって話。
  せっかくのクライマックスだというのに、演出作画が荒れまくり。
  アップに、止め絵に、使い回しに、よくわからないカット割りと、エヴァ後半を思わせる感じで、なんか全然盛り上がらない(苦笑)
  特にビーナ達が殺される所は酷すぎる・・。
  ヨミ編って、演出作画の後押しが少ないせいか、ちと全般的に盛り上がりに欠けるからねえ。
  話は悪くないと思うんだけど・・う〜む。
  確かに今はアニメが飽和状態で辛いのだろうけど、最後の方ぐらいきっちり締めて欲しいよなあ。
  で、次回は最終回直前なのに、いきなり総集編。
  お〜い、大丈夫か〜(笑)
というわけで今回は、地下へと向かった009達は、バン・ボグートの襲撃を受けるって話。
  展開はそれほど盛り上がりには欠けるのだが、ザッタン人への恐怖から裏切るダフネや、009の優しさのために嫉妬する003、そしてそれを察する002。
  でもって、004とビーナのやり取りなど、細かいドラマがなかなか良かった。
  で、次回はスカールが復活し、009と004が対決。
◆第45話「−地下帝国「ヨミ」編−さよなら、ドルフィン」3
  脚本(小林靖子)、絵コンテ(政木伸一)、演出(石躍宏)、作画監督(渋谷一彦)、レイアウト監修(紺野直幸)
というわけで今回は、ヘレンの妹であるビーナの導きで、地下帝国ヨミへと向かった009達は、海中でドルフィン号に襲撃を受けるって話。
  さよなら、ドルフィンって話であったが、まあ普通の盛り上がりだった感じかな。
  白兵戦ってのは燃えていいのだが、なんかもうちょっと盛り上がりが欲しかったかもしれない。
  まあ、今回は004がなかなか格好いいのは良かった。
  で、次回は地底へ。
◆第44話「−地下帝国「ヨミ」編−バン・ボグート」4
  脚本(小林靖子)、絵コンテ(西森章)、演出(平田豊)、作画監督(三浦和也)、レイアウト監修(紺野直幸)
というわけで今回は、謎の少女ヘレン(増田ゆき)を助けた009達は、バン・ボグート(石塚運昇)の襲撃を受けるって話。
  新たなる敵が出現して、謎の少女ヘレンを前にしての009と003のやり取りや、優男ぶりを発揮する009に嫉妬する003やら、親心から来る008の大改造とか、なかなかに殺伐とした展開がイカス。
  作画も整ってはいなかったが、動きは結構良かったしね。
  特に、008の板野サーカスばりの水中戦闘が格好良かった。
  で、次回はさよなら、ドルフィン。
◆第43話「─地下帝国「ヨミ」編─異変」4
  脚本(小林靖子)、絵コンテ・演出(富永タクオ)、レイアウト監修(紺野直幸)、作画監督(大森英敏)
というわけで今回は、ついに地下帝国ヨミ編始動。
  世界各地を襲う謎の生体兵器、そして009達はそれにブラックゴーストの影を感じ、調査を始めるって話。
  初っ端から、なかなかに非道な展開。
  特に、009とかつての仲間との悲壮なる戦いは、お約束だが・・泣ける・・。
  まさに、「許さないぞブラックゴーストめ!」って感じである。
  しかも、008が重症。
  次回予告が、さらに悲壮感を助長させて、もうたまりません。
  流石は小林靖子・・上手い・・。
  で、次回はバン・ボグート登場。
◆第42話「ミュータント戦士編 明日へ…」4
  脚本(大西信介)、絵コンテ(寺東克己)、演出(海老沢幸男)、作画監督・演出助手(倉田綾子、吉田大輔)
というわけで今回は、リナのシンクロワープによって現代へと戻ってきた009達は、ミュータント戦士・ケインとの決戦を迎えるって話。
  うむ、なかなか面白かった。
  今回も前回に引き続き演出作画が良く、アクションやバトルがなかなか派手で良かった。
  でも決戦は、009以外が倒れモードだったのは残念だったな。
  そして人類の戦争の歴史を知り失望し、、戦うことの喜びに目覚めたケインの裏切りと、その真実。
  それに、
  「未来があるから人は生きていけるんだ! 未来を変えることができるから生きていけるんだ!」
  と抗する009が格好良かった。
  でも、とどめはリナだったのはちょっと残念だったな・・。
  あと、今回一番格好良かったのは、やはりシンクロワープする時の005だな。
  あのセリフが格好良すぎる。
  とまあ、結構いろいろ良かった所もあったがちょこっと締め方が散漫だったかな。
  で、次回はついに地下帝国ヨミ編始動・・。
  最後はやはりアレなのか?
◆第41話「ミュータント戦士編 悪夢の未来」5
  脚本(大西信介)、絵コンテ・演出(安田賢司)、作画監督(田中穣)
OP、ちょい可変・・。
  というわけで今回は、シンクロワープによって未来へと飛ばされた009とリナって話。
  うむ、面白かった。
  今回は、演出作画もなかなか良く、何と言っても明かされた衝撃の真実っていう展開が熱い。
  ブラックゴーストがいる未来の真実を知り、
  「僕たちは・・僕たちはブラックゴーストを倒すことができないのか・・だったら、僕たちの戦いは何だったんだ〜!!」
  と叫び、
  「僕たちの戦いに意味はないのか・・」
  と、悲壮なる戦いをする009が切ない・・。
  前回の003との未来の話もいい味付けになってるな。
  あと、002もいい味だしていて良い。
  で、次回はミュータント戦士との決戦・・。
◆第40話「ミュータント戦士編 シンクロワープ〜同調跳躍〜」3
  脚本(大西信介)、絵コンテ(石踊宏)、演出(阿部雅司)、作画監督(向山裕治)
というわけで今回は、やはりガモ(加藤精三)の配下であったミュータント戦士たちは、意識を同調させて未来に飛ばすことのできるシンクロワープ(同調跳躍)で、009達を未来に飛ばそうとするって話。
  まあまあ面白かった。
  サイボーグ戦士vsミュータント戦士という構図は面白く、特にチームワークで圧倒する009達が格好良かった。
  でも前回と同じく、演出作画のテンポは悪かったな・・もったいない。
  やっぱ韓国作画はまだまだだな。
  で、次回は未来に飛ばされた009とリナの話。
  003の未来の話は伏線だったのだな。
◆第39話「ミュータント戦士編 新たなる刺客」4
  脚本(大西信介)、絵コンテ・(海老沢幸男)、作画監督(倉田綾子)
というわけで今回は、ブラックゴーストが復活し、超能力を使うミュータント戦士が009達を狙うって話。
  ついに新展開って感じで、話が盛り上がって面白かった。
  でも、話自体は結構良かったのだが、ミュートスサイボーグの時と違い、正直演出作画は全然たいしたことなかったな。
  残念。
  で、今回からEDも一新。
  今後の神々との戦いを思わせて、まあまあ良かった。
  で、次回はシンクロワープ。
◆第38話「黒い幽霊団(ブラックゴースト)」4
  脚本(大西信介)、絵コンテ(おおそ独犬)、演出(下司秦弘)、作画監督(大森英敏、中澤勇一)
というわけで今回は、お約束の過去話で、ギルモア博士とブラックゴーストの出会いって話。
  なかなか面白かった。
  エヴァンゲリオン以来、結構お約束となっているお約束の過去話で、原作の1話の一部分をここに持ってきてギルモアの過去とブラックゴーストの話を絡めて、第1話の009の目覚めをラストに持ってきて、アニメ009の第0話といった感じになっていて面白かった。
  ギルモア博士にも色々あったんだねえ。
  初期の戦闘服が、初期の設定であった緑色だったりしたもの良かった。
  しかし、ブラックーストの描き方が、ちと皆川亮二のARMSのエグリゴリの描き方とかなり似ていたなあ。
  まあ、親が子に似るというヤツか(笑)
  で、次回は「ミュータント戦士編」・・今度は001絡みで、ブラックゴースト復活の兆し
◆第37話「星祭りの夜」5
  脚本(金春智子)、絵コンテ・演出(寺東克巳)、作画監督(紺野直幸)
というわけで今回は、七夕の日に一人旅に出たジョーは、謎の少女アリス(山下夏生)に出会うって話。
  うむ、面白かった。
  もう、非常に溜めに溜めた演出作画で、時を駆ける少女アリスとジョーとの出会いが情感たっぷりに描かれていた。
  ちょっとこまっしゃくれた少女・アリスの描写と、夏の田舎町の情景の描写が非常に丁寧に描かれていて素晴らしかった。
  まあ、アリスの声はちょこっと素人臭くもあったが、逆に素の女の子らしさも出していたな。
  もう、時を越えて流星群の下での、ジョーと幼き頃の母との再会は圧巻・・もう泣けた泣けた。
  「時間と時間を繋ぐもの」というのがいいねえ。
  しかし、いきなりタイムトラベルに時の監視者とは・・まあ、その辺のことができるのも009の懐の深さではあるな。
  で、次回はついに黒い幽霊団(ブラックゴースト)復活!
◆第36話「凍る大地」3
  脚本(増田貴彦)、絵コンテ(沖田雅夫)、演出(石踊宏)、作画監督(渋谷一彦)
というわけで今回は、山岳地帯が異常気象により凍りつき、そしてそれの調査のために山へとやって来る009達って話。
  まあまあ面白かった。
  まあ普通の話で、アクションあり、人間ドラマあり、伏線ありといったノ−マルな作りではあった。
  でも、色々と起伏に飛んだ話が見れるのは、原作と同じく良い感じではあるな。
  あと、どうやらそろそろブラックゴーストも復活のようである。
  で、次回は珍しく季節ネタで七夕ネタ。
◆第35話「風の都」4
  脚本(大西信介)、絵コンテ(阿部司)、演出(山内東生雄)、作画監督(茂木信二郎)
というわけで今回は、007の友人の探検家が行方不明になり、009達は南米に行くって話。
  なかなか面白かった。
  久々に作画もかなり良く、淡々と情感溢れる描写で描かれる風と砂の都であるエルドラドと、都の門番である、島本須美の声の孤独な王女イシュキックが良かった。
  今回は、004もいい味を出していて、アクションも格好良かったしねえ。
  しかし、「創造主」というのはやはり今後の伏線なのかな?
  で、次回は凍る大地。
◆第34話「ファラオウィルス」4
  脚本(福嶋幸典)、絵コンテ・演出(安田賢司)、作画監督(田中穣)
というわけで今回は、エジプトへとハーシェル博士に会いにいった009達は、ツタンカーメンの墓へと赴く。
  そして、ハーシェル博士達は謎のファラオウィルスと呼ばれるウィルスに犯されるって話。
  なかなか面白かった。
  ミステリーあり、アクションありと、ハリウッドのB級アクション映画的な王道な展開がいいね。
  なんといっても、初の003アクションが良い。
  作監は田中穣さんだったしね。
  しかし、短編とかだとこういう小物の敵相手なんだなあ、009達。
  で、次回はまたもやピラミッドネタ。
  幻のエルドラド。
◆第33話「結晶時間」4
  脚本(小林靖子)、絵コンテ(寺東克巳)、演出(下司秦弘)、作画監督(高田靖仁)
というわけで今回は、009主役話で、009が加速装置の故障で時間に置いていかれるって話。
  うむ、「凍った時間」っていう展開が、SFチックで面白かった。
  まあ、SF考証的には色々突っ込み所があるだろうけどね。
  しかし、オチとかは結構あっさりではあったかな。
  もうひとひねり欲しかった気はする。
  まあ、孤独に打ち震える009ってだけでも、かなり良い感じではありましたが(笑)
  で、次回は003主役話で、ファラオウィルス。
◆第32話「機々械々」3
  脚本(江古田豊)、絵コンテ・演出・作画監督(芦田豊雄)
というわけで今回は、
  まあまあ面白かった。
  脚本・演出レベルは結構良かったと思うのだが、正直、作画はヘタレ目だったな。
  もっとベストな作画で見たい話であった。
  つうか、これ芦田演出で作監だったのか・・作画の腕は落ちたな、芦田。
  まあしかし、ドッペルゲンガーである自分自身と戦う004は格好良かった。
  でも、敵の正体とかは全く謎なのだな。
  まあ奇々怪々ってことか。
  で、次回は009の話で、時間が止まるって話。
◆第31話「怪物島(モンスターアイランド)」3
  脚本(米村正二)、絵コンテ(尾石達也)、演出(岡嶋国敏)、作画監督(三浦和也)
というわけで今回は、ある森で怪物達から逃げる青年を助けた006と007は、その事件の調査をするって話。
  まあ話自体は普通だったが、ちょっとヘタレ目だったけども、まるで70年代アニメのような躍動感あるアクション作画はなかなか良かった。
  あと、今回はやっとドルフィン号の秘密メカ・モングランが登場。
  ああいうウルトラ的なメカは好きなんで、今後もちょこちょこ活躍してほしいなあ。
  で、次回は004が主役の話で、004が自らのドッペルゲンガーと戦うって話。
  楽しみである。
◆第30話「未来都市(コンピュートピア)」2
  脚本(米村正二)、絵コンテ(今東克巳)、演出(亀垣一)、作画監督(本橋秀之)
いきなり二人っきりでオーロラですか・・。
  というわけで今回は、エッカーマン博士(石森達幸)が作った未来都市コンピュートピアに009達がやってくるって話。
  なんつうか、あんまりで濃い話だったな・・。
  まず目を引くのはやはり非常に濃い作画であろう。
  今回は亀垣一演出・本橋作監で、なかじまちゅうじ(どれみ)、鍋島修(ハム太郎)って感じで、不思議遊戯・ときめもコンビによる非常に濃かった・・そしてヘタレてた(笑)
  そして前回の「人間と自然」というテーマと同じく、70年代とかには多かった「人間と機械」というテーマで、これまた古臭さが滲み出ていたな。
  まあテーマ的には語り継がれるものだとは思うけど、やっぱり描写が古い(笑)
  チューブの中を車が走ってそうだもんな、あの都市(笑)・・しかもエッカーマン博士はバリバリ石ノ森キャラだし。
  「ブレードランナー」や「AKIRA」以降の未来描写が出た昨今、あの「アトム」や「ヤマト」なデザインは凄いな。
  まあたぶん確信犯的なのであろうが。
  でも、004が機械に複雑な感情を持つというのは良かった。
  あと、「コンピューターの反乱」も、003の恋愛感情を持ってというトンデモぶり。
  まあ「攻殻機動隊」の人形使いだった、草薙素子に惚れたわけだけど、やっぱ結構引くね。
  とまあ、なかなかに唐突でトンデモで前時代的で、あらゆる意味で濃い話であったのは確かだな。
  で、次回は怪物島(モンスターアイランド)。
◆第29話「青いけもの」3
  脚本(福嶋幸典)、絵コンテ(篠原俊哉)、演出(江上潔)、作画監督(石川晋吾)
というわけで今回は、005の話で、故郷へと帰った005は、採掘工場で青いけものに出会うって話。
  まあまあ面白かった。
  005も格好良く、作画はなかなか良かったけど、いまいち脚本演出のテンポが悪かったかな。
  しかし、こういう風刺ネタがあるのは石ノ森作品らしいなあ・・つうか70年代な感じだな。
  でも、人間vs地球の対立っていうのは、昔から使われている手垢の付いたネタだけど、結局は状況は良くはなってないんだよな(苦笑)
  愚かなる地球人類か・・。
  あと、またもやEDの絵が変わった・・ずっと変えて行くつもりなのかな?
  でも、悲壮感があって結構いい感じです・・ちょっと同人くさいですが(笑)
  で、次回は未来都市、コンピュートピア。
◆第28話「闘いの未来(あした)」3
  脚本(大西信介)、絵コンテ(高田淳)、演出(五十嵐達也)、作画監督(吉田徹、中澤勇一)
というわけで今回は、次元を越えてパル達の世界へと行った009達は、パル達に戦うとを教える。
  まあまあ面白かった。
  002は結構無茶だと思ったが、やはりクライマックスのくだりは泣けた。
  しかし、戦うことを覚えてしまったがゆえに、悲しみや憎しみや怒りという人間と同じ感情を持つことの後味の悪い皮肉があったのは、流石に石ノ森作品ではあるな(苦笑)
  とまあ、まあまあ良かったけど、侵略者の正体とか、ナスカの地上絵のふりとか、最後の落とし方とか、やはりもうちょっと煮詰めてやって欲しかったかな。
  なんとなくちぐはぐで中途半端な感じがしたからねえ。
  あと、作画のバラツキもちょっと気になったな。
  で、次回は005の話。
◆第27話「小さな来訪者」4
  脚本(大西信介)、絵コンテ(殿勝秀樹)、演出(岡嶋国敏)、作画監督(田中譲)
というわけで今回は、世界各地で異常現象が起こり、そして009達は異次元からやってきた子供たちと出会うって話。
  新展開に突入。
  なかなか面白かった。
  新たなる展開を、演出作画ときちっと描いていたのが良いですな。
  なんといっても、001が大活躍なのがいいです(笑)
  で、生き物を殺すことができないとか、殺すことを遊びとして楽しむ敵とかのネタをどのように締めてくれるかが楽しみです。
  あと、今回から新ED・・お約束ですが前の方が良かった(笑)
  で、次回予告・・002が格好良すぎる。
  次回予告で泣いた(笑)
  今期の002・・やっぱいいな。
◆第26話「ギルモアノート」4
  脚本(杉ノ島光介)、絵コンテ・演出(下司秦弘)、作画監督(紺野雄二)
というわけで今回は、お約束の総集編。
  前半がサイボーグ戦士たちの紹介で、後半がブラックゴーストサイボーグの紹介といった構成であった。
  なんつうか総集編だったけど、上手くまとめていて、凄く面白かった。
  燃えた。
  それぞれの能力説明などがあるのがやはりいい。
  まあ色々ムラもあったりもしたが、やっぱ面白かったよな。
  やはり正義のために戦い続けるサイボーグ戦士・・人と機械の狭間に生きるものっていうのは格好良すぎる!
  で、所々に今後の伏線をめぐらしていたのも上手い。
  ブラックゴーストの未来戦計画の向こう側にあるものとは、果たして・・。
  で、次回は世界に異変が起き、そして小さな来訪者がやってくるって話。
◆第25話「ミュートス編Cミュートス、終章」5
  脚本(小林靖子)、絵コンテ・演出()、作画監督(紺野直幸)
あ、OPちょっと違う。
  というわけで今回は、ついにミュートス編終章。
  最後の決戦を迎える、009とアポロン達って話。
  メチャクチャ面白かった。
  紺野作監による、非常に動きのある作画で、アクションが多彩にして華麗。
  特に、009とアポロンの加速戦闘(旧式の002が遅れているのがいい!)と、連携プレイを取りながら戦う002・004達、そして初めて大活躍といっていい001の超能力戦闘がメチャ格好良い!
  で、ガイア博士の自己満足のために、「芸術品」として神の姿をとらされたアポロン達や、あの天変地異も増幅したエネルギー炉の力を使って行われていたとかの説明がちゃんとあったのもいい。
  そして、壮絶な死を遂げるアルテミス・・そしてアポロン達、ミュートスサイボーグ・・。
  「平和」という目的は同じであったはずなのに、「神」として生きたか、「人」として生きたか、そのたった一つの差異によって生まれいでた悲劇、そしてそれを作り出したのも「人」であるという悲壮なラストが超泣ける。
  サイボーグ戦士・・誰がために戦う・・。
  「迷ってはいけない・・戦いや悲しみのない世界は必ず来る・・そのために戦う」
  「うん、僕たちが戦う最後の人間になろう・・」
  世は、イスラエルによるパレスチナへの軍事侵攻作戦が行われている時代・・。
  このセリフの重みは計り知れないものがあります。
  とまあ、流石は小林靖子・・やってくれました・・つうか、「タイムレンジャー」といい「ストロベリーエッグ」といい、相変わらずまとめるの上手すぎ!(笑)
  もう脚本・演出・作画がぴたりとあった傑作でしたな。
  で、次回はお約束の総集編、ギルモアノート。
◆第24話「ミュートス編Bアルテミス」4
  脚本(小林靖子)、絵コンテ・演出(富永タクオ)、作画監督(米山浩平、富永タクオ)
というわけで今回は、神々との戦いから一時離脱した009達は、神殿に潜入した007の報告で、この事件の裏には元ブラックゴーストのガイア博士が絡んでいる事を知るって話。
  前回程の荒事もく嵐の前の静けさといった感じであったが、演出作画もなかなかに良く、人と神の狭間で揺れ動くアルテミスや、人の可能性や未来を信じようとする009達が良かった。
  で、どうやらこの事件の裏にはブラックゴーストが絡んでいるようである。
  そして次回は、ミュートス編終章。
◆第23話「ミュートス編Aそびえ立つ神話」3
  脚本(小林靖子)、絵コンテ(寺東克己)、演出(あおきえい、遠藤広隆)、作画監督(岡崎洋美、安彦英二)
というわけで今回は、神々を追って島へとやって来た009達は、そこで神々との戦いを迎えるって話。
  やはり、前回とは違って全般的に普通の出来でした。
  で、結構早めに彼らがサイボ−グである事がわかりましたな。
  まああんまり「神」ネタで引っ張ると、今後の展開に支障があるだろうからねえ。
  で、ミュートスサイボーグ編の名言である、
  アポロン「加速装置だけではあるまい・・あとはなんだ?」
  009「あとは・・勇気だけだ!」
  は、まあまあ格好良かったな。
  でも、このあたりはもうちっと作画レベル高いと良かったなあ。
  しかもすぐやられちゃったしなあ。 
  で、次回はアルテミス。
◆第22話「ミュートス編@神々の来襲」5
  脚本(小林靖子)、絵コンテ(おおそ独犬)、演出(下司秦弘)、作画監督(尺木信二郎、中澤勇一、大森英敏、高田晴仁)
というわけで今回は、ついに始まったミュートス編・・神々の戦い。
  世界各国で突如異常現象が起き始め、そしてオリンポスの神々を名乗る者達が現れるって話。
  いやメチャクチャ面白かった。
  第1話の興奮再びって感じである。
  もう気合の入りまくった演出・作画で、まさしく総力戦といった感じの風情で、スタッフも大量投入・・声優なかなかにいい感じでした。
  で、脚本もお気に入りの小林靖子!
  しかし、こういう事してるからムラがあるんだろうなあ(苦笑)
  でも、この頃は足並みも揃い始めて来ている感じなので、できれば息切れせずに最後まで突っ走っていただきたい、・・いやマジで。
  で、今回現れたオリンポスの神々は、メチャクチャ格好良く、そしてそれに対するサイボーグ戦士達もこれまたメチャクチャ格好良かったです。
  003を中心とする「神」のやり取りなんかもいいんですよねえ。
  まさに脚本・演出・作画が一体となった話でした。
  まあスタッフさんも色々大変で、傑作作品のアニメ化でもあるので期待も多く誹謗中傷も多いでしょうが、それでも楽しみにしてるんで頑張ってもらいたいとこですねえ。
  で、次回は神々との戦い。
◆第21話「英雄(ヒーロー)の条件」4
  脚本(福嶋幸典)、絵コンテ・演出(安田賢司)、作画監督(三浦和也)
というわけで今回は、002ことジェットの話。
  ニューヨークへと戻ったジェットは、ジミーとキャシーの親子と出会う。
  そんな時、キャシーが働いているホテルが火事になり、ジェットが助けに行くって話。
  なんか、またもやそこはかとなくいい話。
  演出作画のバランスも良く、バックドラフトのある火事描写や、なかなかにスピード感があるジェットの飛行描写が良かった。
  まあもうひとつ何かこう「一押し」が欲しい感じもあったが、親子との別れの描写が爽やかで爽快感があったので良し。
  あと、ジェットの「サイボーグ戦士」の話は笑えた。
  で、次回はついにミュートス編突入・・神々の来襲。
  あと、どうやら009の玩具がポピニカから出るようである・・どうりでOPのドルフィン号が格好良いわけだな。
  ドルフィン号・・ちょっと欲しい。
◆第20話「まぼろしの犬」4
  脚本(米村正二)、絵コンテ(矢野博之)、演出・作画監督(依田正彦)
OPやっぱ格好いいなあ・・しかしドルフィン号の玩具でも出すのであろうか?
  というわけで今回は、飼い主と両親を轢き逃げで殺された犬・クビクロと出会ったジョー。
  そんな時、町では謎の人体発火事件が起きるって話。
  前回とは全く違い、脚本・演出・作画と非常に出来の良い話。
  ホントにムラの多いアニメだな(苦笑)
  これは実は原作を読んだことがあったのだが、原作を非常に上手くまとめていて、原作よりも出来が良くなっている。
  ジョーとクビクロの悲劇が泣けた。
  「お前には帰る場所があるじゃないか」と、ジョーとクビクロの立場を重ね合わせているのが上手い。
  石ノ森御大は、こういう暗い話好きだったもんなあ(笑)
  で、次回は002ことジェットの話。
◆第19話「悪の化石」2
  脚本(米村正二)、絵コンテ・演出(川野丈二)、作画監督協力(加藤清司郎)
というわけで今回は、かつてブラックゴーストの研究者だったロス博士(池田勝)の依頼で、009、002、005の3人は、ディオニクスという生きた化石の正体を確かめようとするって話。
  原・動画、海外丸投げすか・・。
  ってな感じで、なかなかのヘタレ作画でした。
  前回、「料理ネタ」でいい感じになったかと思いきやこれだもんな・・ムラの多いアニメだ・・。
  しかし、やっぱし、海外(やぱ韓国かな?)まんまだとキツイですなあ。
  作画監督「協力」ですから、海外独特のもったりとした絵が引きます。
  まあ、枚数自体はあって、一応動いてはいましたけどね。
  ちなみに、この程度では「ヤシガニ」レベルにはほど遠いです。
  アレは、もっと上記を逸したレベルですから(爆)
  まあ、それはともかくして、どうやら短編方式の閑話休題状態でいくようです。
  作画はまあ、正直かなりアレでしたが、脚本は結構良かった。
  襲いかかる恐竜、博士の裏切り、ブラックゴーストの黒い影。
  そして、博士の言葉である「平和は私に何ももたらさなかった」という、ロス博士の悲しい言葉に苦悩する009。
  「悪の化石」という締めも上手い。
  これで作画が良ければもっと面白かったんでしょうけどねえ(苦笑)
  で、どうやら新展開も迎えそうで、裏では何かが胎動しているようです。
  あと、今回からOPが変化。
  前の使い回しより、結構格好良くていい感じです。
  で、次回はクビクロ。
◆第18話「張々湖飯店奮闘記」4
  脚本(大西信介)、絵コンテ(竹内一義)、演出(江上潔)、作画監督(向山裕浩、中澤勇一)
口へんに未だと書いて、味と読む。
  というわけで今回は、ブラックゴーストとの戦いを終えた009達のそれぞれの生活が始まるって話、
  なんか、まるで「美味しんぼ」のような展開が面白かった。
  「料理」をテーマに、それぞれがそれぞれの関係を構築していくっていうのがいいです。
  「食」は心を豊かにするってヤツですな。
  まあわりを食ったのは002だけでした(笑)
  あと、もちろん003のチャイナドレス姿は良かったです。
  「でも僕は・・嫌いじゃないよ、その格好・・」
  と言う時に009の加速装置使って歯を光らせるのが笑えます。
  で、次回はアメリカでの002と005との話。
  これからは少し短編形式でいくようであるな。
◆第17話「決戦」4
  脚本(根元歳三)、絵コンテ(寺東克巳)、演出(安田賢司)、作画監督(田中穣)
というわけで今回は、捕まった009達はブラックゴーストの本部へと連行され、そして脱出した009達は、その本部を壊滅させるって話。
  なかなか面白かった。
  それぞれのキャラの見せ場もあり、アクションも良かった。
  特に、009対スカールは非常に格好良い。
  もうスカール様(若本規夫)ノリノリ。
  でも、やはりちとあっさり過ぎたな。
  あと1話分ぐらいは欲しい所であった・・因縁の決戦だからねえ。
  で、次回は閑話休題的な話で、張々湖飯店奮闘記。
◆第16話「突入」4
  脚本(増田貴彦)、絵コンテ(寺東克巳)、演出(下司秦弘)、作画監督(高田晴仁、橋本試一、中田栄治)
というわけで今回は、アフリカから旅立った009達は、ブラックゴーストの追撃を受けるって話。
  突如突発的にやってくる良い話。
  いや、面白かった。
  演出作画の密度が非常に高く、かなり燃えた。
  前の潜水艦戦闘であった「海底の悪魔」とほぼ同じスタッフ構成で、水中戦闘、空中戦と非常に格好良いマニアックな画面作り。
  やはりこういうミリタリー系描写は非常に燃えます。
  しかし、スタッフの力量の差があるから仕方がないとはいえ、このレベルを常に維持できないのが今のアニメ界の不幸ではあるな。
  にしても全然「突入」ではないな・・どっちかというと「追撃」って感じ。
  サブタイトルに偽りあり。
  で、次回はついにブラックゴーストとの決戦。
◆第15話「さらば友よ」3
  脚本(福嶋幸男)、絵コンテ・演出(鈴木利正)、作画監督(丸山秦英)
というわけで今回は、008の話後編。
  サイボーグマンの攻撃から一時撤退した009達。
  そして008は、サイボーグマンがかつての親友ママドゥだと気づき、親友同士の戦いを迎えることになるって話。
  なかなか良かった。
  アクションもそこそこ良く、008の悲劇も描けていた。
  009の0013の話と絡めるっていうのが良いね。
  しかも009の話並に暗いし。
  というか、やはり基本的にこの番組は暗いなあ・・流石は石の森作品。
  裏の磯野さんとは全然違う(笑)
  しかし、なんか「欧米列強が介入し」っていうのが時事ネタっぽいよなあ。
  まあ、そこから一応世界戦争には突入しなかったけどね。
  あと、今回は008とサイボーグマンの対決のところが、エヴァ並の止め絵であった(でも、これでも15秒ほど)
  しかし、アレって手抜きと演出の一歩手前だから、メチャクチャ緊張するんだよなあ。
  アレをやったエヴァはやっぱ凄いなと思ったり。
  で、次回はブラックゴースト本部に突入?
  スカール様頑張ってるなあ。
◆第14話「再会の地で」3
  脚本(福嶋幸典)、絵コンテ(江口摩吏介)、演出(浅見松雄)、作画監督(石川晋吾)
というわけで今回は、008ことピュンマの話。
  008の故郷であるムアンバ共和国で内乱が起こり、そしてその裏でブラックゴーストが画策しているって話。
  どうやら原作のベトナム編をここで使っているようである。
  ブラックゴーストの本当の職業ってヤツですな。
  う〜む、しかし脚本も演出も作画も「並」になっちゃったなあ(苦笑)
  で、次回はサイボーグマン1号との戦い。
◆第13話「倫敦の霧」3
  脚本(小林靖子、寺東克巳)、絵コンテ(寺東克巳)、演出(小林孝嗣)、作画監督(三浦和也)
というわけで今回は、グレート・ブリテンこと007のエピソード。
  故郷ロンドンを訪れた007は、昔の恋人とそっくりで、役者の卵であるローザという少女と出会うって話。
  まあまあ良かった。
  話はなかなか良かったんだけど、なんかこうグっとくる演出がないんだよなあ。
  で、やはりローザはもしかしたら、007の娘かもしれないってことでしょうな、アレは。
  しかし、なんか一部中割りのないチャバイ作画があったな。
  最初は飛ばしまくっていたが、今は結構凡作になってきたしなあ、色々と。
  そろそろ疲弊してきたかな・・。
  やっぱ気負い過ぎたかもねえ。
  で、次回は008ことピュンマの話。
  故郷アフリカでの話。
◆第12話「なぞの無人島」3
  脚本(根元蔵三)、絵コンテ(小林孝嗣)、演出(藤本義孝)、作画監督(桜井木ノ実)
というわけで今回は、実は廃棄されたブラックゴーストの基地だった謎の無人島に漂着した005、006、007の3人のドタバタって話。
  なかなか良かった。
  今回は006ことチャンチャンコの話なのかな?
  かかしと006とのやり取りがなかなかに泣かせました。
  しかし、てっきりこの基地はサイボ−グ戦士たちの基地になるかと思ったのだが、違ったな。
  で、次回は007の話。
  しかし、今度の007はちとうるさめだなあ。
◆第11話「幻影の聖夜」3
  脚本(大西信介)、絵コンテ(阿部司)、演出(阿部司、安田賢司)、作画監督(田中穣)
というわけで今回は、003ことフランソワーズのオリジナル話。
  クリスマスイブの日に、故郷であるフランスに帰るフランソワーズ。
  なんつうか、なかなかわかりにくい話だったな・・面白かったけど(笑)
  で、今度のアニメ版のオリジナル設定である、「過去から来たサイボーグ」というのがきちんと使われているのがやはり良いねえ。
  フランソワーズの時間に置き去りにされた寂しさやら、バレエができなくなった苦しみが出ていたのがいい。
  しかし、敵の正体とか、その手段や目的がやはりちと不明確だったなあ。
  まあ原作者の石ノ森自体が、こういうあやふやな感じの話好きだけどさ。
  前半は結構良かったんだが、後半がちと訳がわかりにくく、まとまりに欠けてたかな。
  フランソワーズが最後に見ていた幻影は、BGの脳波コントロールが見せていたものなのか、それとも彼女の願望が見せたものだったのか・・。
  う〜む。
  で、次回は謎の無人島って話。
◆第10話「オーロラ作戦」3
  脚本(福嶋幸典)、絵コンテ(田村一彦、坂田純一)、演出(浅見松雄)、作画監督(石川晋吾)
南極へとやって来た009達は、ブラックゴーストの輸送機を発見し、そこで兵器を無力化させるマッドマシンM1号を開発しているフィンドル教授(伊藤平晃)の娘・シンシア(川上もと子)と出会うって話。
  強力な電磁波による電波撹乱(ジャミング)により、あらゆる兵器(機械)を無力化させるのがマッドマシンM1号なのか。
  それによる高電磁波により、オーロラが発生するのがなかなかイキである。
  あと、母を殺した兵器を憎むシンシアが、自分たちを助けてくれた009達が、戦闘用に開発された兵器であることを知り、009達にお礼も言わずに別れるっていうのがなんか切なくて良いねえ。
  にしても、マッドマシンで苦しむ003は良かった(爆)
  で、次回は003の話のようである。
◆第9話「海底の悪魔」4
  脚本(増田貴彦)、絵コンテ・演出・メカ作画監督(阿森晃嗣)、作画監督(高田晴仁)、作画監督補佐(茂木信二郎)
というわけで今回は、日本を出発する009達は、13ロボの電子頭脳を回収しようとするベルク博士を追跡して、ドラゴントライアングルに誘い込まれるって話。
  おいおい、これ何の番組だよ・・面白すぎるぞ(笑)
  「沈黙の艦隊」か「不思議の海のナディア」かと思ったよ(笑)
  もう、深海の対潜水艦戦が面白格好良すぎ!!
  緊迫感と、リアリティ溢れる描写が素晴らしすぎ!
  やはり、今度の009は話によっての、ムラが結構あるなあ。
  そして、唐突にすげえ回とかあるんだよなあ。
◆第8話「トモダチ」5
  脚本(大西信介)、絵コンテ・演出(井之川慎太郎)、作画監督(東出太)
というわけで今回は、ブラックゴーストによる「東京破壊計画」、そして009と独な少年0013との対決。
  なかなか良かった。
  前回と同じスタッフ構成で、きちんと前回を引き継ぐ形だったのが良かったねえ。
  前回は少し濃すぎたイメージがあった演出も今回はなかなか綺麗にまとまっていた。
  特に、ブラックゴーストの「東京破壊計画」である透明ロボットが東京を破壊する巨大感と、そしてその裏で奇しくも戦うことになってしまった009と0013の悲痛なる戦いという対比が良かったよね。
  特に、ブラックゴーストによる謎の権力者たちへのデモンストレーション描写や、神父様の善意を利用していたブラックゴースト、などの前回同様の社会の暗部へと浸透している描写や、そしてなんといっても、009とレントゲンの会話の、
  「それが楽しいのか! 人の善意や信頼を踏みにじって楽しいのか! 期待や希望を裏切って面白いのか!」
  「ふ、青二才が。世の中にはそれを楽しむ奴の方が多いのさ。ブラックゴーストがこうして存在しているのがその何よりの証拠だ!」
  「許さん・・許さんぞ!、ブラックゴースト!!」
  という009の悲痛な叫びが熱くて泣かす!
  石ノ森作品に通底するテーマである、この「人の悪意に対する怒り」というのが描かれていたのはやはり良いです。
  これがここにあるがゆえに、ラストの0013の死の所がちょっとあっさりしてしまった気はするかも(苦笑)
  いや、あの静かなる死でもいいとは思うですけどね。
  で、今回はついに009達の戦う城である、「ドルフィン号」が登場!
  やっぱりドルフィン号は赤と白じゃないとねえ。
  ここでの003と002のやり取りとかが笑えます。
  命名は003だったんだねえ。
  しかし今回のアニメの002はちょっとキャラが違うね・・結構、熱血漢で感情表現が激しいからねえ。
  まあ、004とちょっとキャラがかぶってるかもしれないけどね。
  で、次回はブラックーストの戦いへと向かう009達、そして深海での戦い?
  そいやEDはなぜに0013が出ててあの服を着てるのであろうか・・サービスかな?
◆第7話「見えない敵を撃て」4
  脚本(大西信介)、絵コンテ・演出(井之川慎太郎)、作画監督(東出太)
というわけで今回は、コズミ博士を追って東京へとやってきた009は、ある少年と出会い、そして神父の死の真相に迫るって話。
  やっぱ、大分原作とは違う展開だなあ・・こりゃあ原作との比較は不毛になりそうなのでもうやめた方がいいかもなあ。
  でもって、今回は009こと島村ジョーが東京へと戻り、かつての教会での仲間に会い、神父の真実と、死の真相に迫るのであった。
  で、どうやら神父はみなし子の子供たちをブラックゴーストへと売っていたようである。
  う〜む、なかなかに酷い話だな。
  ブラックゴーストはもしかしたら結構社会の暗部にはびこっているのかもしれないな。
  そういうリアリティある描写があるともっといい感じになるかも。
  そして、今回はその神父を殺した真犯人の男とも出会うジョー。
  男との因縁の対決に決着はつくのだろうか?
  あと、ジョーと出会った謎の少年・・果たして彼の正体とは。
  そいや、ジョーの加速装置はモード2があるのな・・ちょっと格好良い。
  で、今回の敵0013は、見えない巨大ロボット・・光学迷彩か・・。
  ヤツの異様な様と巨大感はなかなか良かったな。
  ジャイアントロボを思い出したよ。
  で、今回はなんか賛否を呼びそうな濃い演出であった。
  ああいう演出は嫌いではないが、意味もなくアップを多用しすぎかな、個人的には。
  ああいうのは上手いことやらないと、ただ技巧に走っているだけに見えるからねえ。
  技巧に走ると本質が見えなくなるしね。
  で、今回は初っ端に008のモノローグでいきなり「神」ネタが振られていた。
  たぶん今後の伏線なのであろうが、ちと唐突な印象は否めないな。
  なんか、パトレイバーを少し思い出したよ(笑)
  しかし、今回の009は色々とチグハグな印象があるなあ・・まだ上手くまとまっていなイメージがある。
  これからのまとまりに期待である。
  で、次回は0013との対決・・今度の009の真価が問われる話かも。
  あとドルフィン号も活躍?
◆第6話「消えた博士を追え!」3
  脚本(福嶋幸典)、絵コンテ(江口摩史介)、演出(日巻裕二)、作画監督(石川晋吾)
というわけで今回は、家そのものがサイボーグという0012(紗ゆり)登場。
  う〜ん、ちょっとテンポが悪かったかなあ。
  原作の時から無茶だったとはいえ、冷凍睡眠されたかなにかしたマダムの魂をサイボーグにするっていうのはちと無茶過ぎかも(苦笑)
  今回はちょっとなあ・・。
  で、まあ今回は007が主にでばっていたせいか、ちとコメディタッチであった。
  007の長島雄一さんは、004の飛田展男さんと同じくなかなかの好演。
  というかキャスティングが上手いせいか、009はもちろん他のメンバーとかもほとんど違和感を感じないなあ。
  あと、今回は初っ端に少しほのぼの描写もあり。
  ああいうのは、009達が少しづつ家族になっていってるって感じでいいよねえ。
  で、次回はコズミ博士を助けに東京へと行く009は、過去の真実を知る。
  そして0013ついに登場!
◆第5話「鋼鉄の涙」3
  脚本(増田貴彦)、絵コンテ(おおそどくす)、演出(安田賢司)、作画監督(三浦和也)
というわけで今回は、巨大蜘蛛型サイボーグ・0011の襲撃と、004の話。
  待望の004話だけあって、居住まいを正して視聴(爆)
  まあまあでした。
  前半であっさり敗退、後半で再戦って感じだったので、ちょっとテンポが悪かったかな。
  まあ原作の方の毒攻撃も、イタチの最後っぺみたくてちょっと格好悪かったりもしたんですがね。
  あの執念やら陰湿さがいいというのもあるのですが。
  でもまあ004と絡めての展開はそれほど悪くなかったです。
  ベルリンの壁突破の過去のエピーソドも見れましたしね。
  にしても004役の飛田展男さん、いい演技するなあ・・前004の人と全然見劣りしないもんな。
  で、どうやら次回は007と0012を絡めるようで、こうやってそれぞれのサイボーグ戦士たちのエピソードを小出しにしていくのかな?
  しかし、絵コンテの「おおそどくす」って誰よ?
  オーソドックス(正統派)のもじりかなやはり?・・確かにオーソドックスだった気はするけど(笑)
◆第4話「死闘の果てに」5
  脚本(古怒田健志)、絵コンテ・演出(下司泰弘)、作画監督(石川普吾)
というわけで今回は、0010との戦い後編って話。
  やっぱ面白い!、もう完全復活って感じです。
  今後の伏線ともなるであろう003と009の仄かな触れ合いに、それぞれの確執、森の中での協力した戦い、009と0010プラス・マイナスとの発電所での加速戦闘とテンコ盛りの内容。
  もう原作を非常に上手くアレンジしていて素晴らしかったです。
  特に戦闘シーンは非常にスピード感があり、第1話とは違う加速状態での戦闘も見れて良かったです。
  そして0010のプラスとマイナスの兄弟が「死ななければ触れ合えない」というネタに、003のもう会うことのできない兄や、家族のいない009、002・004の仲間の話などを絡めて、ラストに戦いの空しさ、改造されたことの悲しみ、そして同じ傷を受け合った「仲間」であり「兄弟」であり「家族」である00ナンバーサイボーグたちというのを、「帰ろう…僕たちの家へ…」で落とすところが上手すぎです。
  これから009たちが「仲間」として「兄弟」として、そして「家族」として固い絆で結ばれていくのが楽しみですよねえ。
  それしても、001から004が第1世代、過去から来たサイボーグだったとはびっくりです。
  原作とのすり合わせのための苦肉の作でしょうが、なかなかいい感じです。
  これからのこのネタがどのような形で消化せれていくのも楽しみです。
  で、次回は004の話と、0011との戦い。
  うわ、また上手い所を絡めるなあ・・面白そうです。
◆第3話「閃光の暗殺者」3
  脚本(増田貴彦)、絵コンテ(寺東克己)、演出(井之川慎太郎)、作画監督(田中穣)
というわけで今回は、日本のコズミ博士の所に世話になっていた009たちの所に、ブラックゴーストからの刺客、電撃を操る00ナンバーサイボーグ・0010(二又一成)がやってくるって話。
  どうやら作画は持ち直したようで、取り敢えず一安心です。
  このぐらいのレベルで行ってくれると良いですねえ。
  で、今回の敵は電撃を操り、009と同じく加速装置をも持つ敵、0010。
  009たちを圧倒的に上回るその力がイカシます。
  しかも、また第1話とは違う演出での加速戦闘も良いですねえ。
  で、どうやら009は原作のように少年院からの脱走ではなく、教会の孤児院で育ち、冤罪で逮捕されたようです。
  やはり微妙に原作とは違うんですねえ。
  で、次回は敗北した009たちが、力を合わせ再び0010と対決するって話。
  しかし、今度の003はなかなか色っぽいなあ。
◆第2話「脱出」3
  脚本(大西信介)、絵コンテ・演出(わだへいさく)、作画監督(木下ゆうき)
というわけで今回は、009達のさらなる逃走劇。
  不安的中。
  当初から某所などでも懸念されていたように、2話目はやはりちとアレでした(苦笑)
  1話のような躍動感も迫力もなかったです(号泣)
  やっぱ1話目に力が入り過ぎでしたねえ。
  まあ一応覚悟できてたんで、ダメージは少なめでした。
  1年の長丁場なんで、気長に見ますが・・やはりちょっと不安・・。
  まああの1話が見れただけでもよし・・としておこう。
  で、今回は島から逃げ出した009達のさらなる逃走でした。
  まあ作画はアレでしたが、009と004の空中戦でのやり取りとか、洞窟で003を助ける009とか、加速装置の弱点とか、002も加速装置を持っているとか、原作を踏まえた所があったのは良かったです。
  で今回から正OP・EDがつきましたが、やっぱあんまり。
  OPにはきちんと絵がないですし、EDも歌が浮いてる感じですねえ・・うむ〜。
  とまあ、最高の1話と、失望の2話って感じでしたなあ・・でも、やっぱり今後期待してます。
  で、次回は閃光の暗殺者、十番目の00ナンバーサイボーグ、0010登場。
  そいや、ポケモンチェックもちとうざかったな。
◆第1話「誕生」5
  脚本(大西信介)、絵コンテ・演出(川越淳)、作画監督(紺野直幸)
サイボーグ戦士、誰がために戦う。
  というわけで、漫画の神様・手塚治さんが作った漫画という世界に、天才的なストーリーテリングと、見事なまでの画の構成力を持ち込んだ、あの故・石ノ森章太郎さん(「ノ」はつけときます)の最高傑作の萬画、「サイボーグ009」が再びアニメ化。
  どうやら石ノ森先生が原案まで作っていたが描くことができなかった、完結編である「天使編」までやるという噂なので、非常に楽しみです。
  で、監督はOVAゲッターロボをやられておられる川越淳さん。
  キャラデザは、アニメキカイダーをやられておられた紺野直幸さん。
  シリーズ構成は大西信介さん・・ちょっと知らない人です。
  音楽があの世界の小室哲哉さんって感じだそうです。
  で、今回は原作の誕生編であるブラッゴースト(黒い幽霊団)から脱出する00ナンバー達って話。
  ・・・死んだ・・。
  出来が良すぎて・・。
  最高、最高過ぎです・・。
  震えました・・泣きました・・。
  もう、あの原作の誕生編を完全にというか、「越えた」といっても過言ではないくらいの出来です。
  石ノ森さんの絵柄を申し分なく表現した紺野さんのシャープでかつダイナミックで躍動感あふれる作画がこれまでもかと暴れまわる画面作り。
  原画マンにも凄い人がチラホラ・・田中良さんとか、大塚健さんとか、近藤高光さんとか・・ってそいやミトは009チックな所ありまくりだったねえ。
  で、そして何と言ってもコレが一番重要なのですが、石ノ森さんの持つあのダークさ、シニカリズムがもうこれでもかというぐらいに溢れまくってました。
  あの石ノ森的表現であるセリフでなく仕草と表情で見せる演技、独特の間とセリフ。
  現代の科学技術で「石ノ森009が動いたらこうなる!」って感じの画面でした。
  凄い・・凄すぎる。
  もう性格の激悪001を筆頭に、あのギスギス感がたまりません!
  しかし、002の「どこに落ちたい・・」は今言うなよ・・とも思いましたが、これはあの伝説のアレを完全に意識しているのは明白で、アレがどうなるのか楽しみで楽しみで楽しみで(略)
  他にも、009に「山の向こう側が見えるのか?」と問われて顔をしかめる003の所とか(ああクィーン・オブ・ハート)、
  004の「見せもんじゃない」とか「そいつはお前が持ってろ・・ふっ」もいいです。
  他にもそれぞれのサイボーグ戦士たちの見せ場もたっぷり。
  そして、009の視点で語られる「加速装置」の描写が格好良い!(ああザ・ワールド)
  で、もう気絶するかと思ったほど格好良かったのが、ラストの、
  001「君は9番目の00ナンバーサイボーグ」
  009「00ナンバー・・サイボーグ・・」
  001「そうさ、だから君は・・」
  009「僕は・・」
  0、0、9、という文字が入って石ノ森さんの絵(たぶん)がバックのEDが始まるあそこは、鳥肌が立ちました、マジで。
  小室さんの音楽は心配でしたが、あれがあまりに格好良かったので、もう全面肯定です。
  というか小室さんの音楽、凄い画面を盛り上げてくれてかなり良いです、気にいりました。
  なんかジャイアントロボを思い出したです。
  というわけで、今期最高アニメに最後の最後で009が決定しました(爆)
  で、声優さんは、
  ギルモア(麦人)
  001(植田佳奔)
  002(森久保祥太郎)
  003(雪乃五月)
  004(飛田展男)
  005(大塚明夫)
  006(茶風林)
  007(長嶋雄一)
  008(岩田光央)
  009(櫻井孝宏)
  とこんな感じで前から一新です。
  まあ正直009が井上和彦さんでないのは残念な限りですが、仕方がありません。
  この新しいみなさんに頑張っていただきたいです。
  いやホント、最高の1話ありがとうございました!
  こういう一瞬のためだけにアニメ見てると言っても過言ではないからねえ。
  作ってる人間はメチャクチャ009が好きか、それとも勉強しまくったって感じですしねえ。
  で、次回はさらに00ナンバーサイボーグ達の逃走は続きます。
  果たしてこの新世紀のアニメ009は、どこまで009の伝説を表現し、そして完結させることが出来るのか、本当に本当に楽しみです。
  次回予告がちょっとヤバメだったので、実は1話だけっつうことがあったらやだなあ(汗)