公式HP http://www.bandaivisual.co.jp/avenger/
テレ東内公式 http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/avenger/main_index.html
ビクター内公式 http://www.jvcmusic.co.jp/m-serve/tv/avenger/top.html
制作会社公式 http://www.beetrain.co.jp/


◆第13話(最終回)「OUTER」3(45点)
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ(澤井幸次)、演出(有江勇樹)、作画監督(番由紀子)、レイアウト作画監督(門智昭)

というわけで、「AVENGER」もついに最終回。
今回は、レイラとヴォルクの因縁についに決着がって話。
え〜と、これで終わりってマジですか?
なんて言うか・・よくわからないんですが(苦笑)
なんか、ヴォルクとの決戦も、よく動いてはいるんだけど、地味で派手さがないせいか盛り上がらなかったしなあ。
え〜と、まとめてみると・・地球が何らかの理由で崩壊したために、地球から月と共に火星へと移民船団がやってきて、でもってヴォルク達オリジナルダズン達は火星の民のためにその移民船団を破壊して、その生き残りがレイラであり、レイラはオリジナルダズンであるクロスに育てられてヴォルク達に復讐を誓うと。
そしてその地球の月の接近の影響で火星の大地は荒廃しドームでは子供が生まれなくなり、ネイはそんな中でバルバロイの親から生まれた火星の子供であり、ヴォルク達はそんなネイを調べるために探していて、ネイはその探索から逃れるためにドールのふりをしていたと。
でもって地球の月が再接近して、第2の移民船団がコールドスリープから目覚め始めそうな頃にレイラとヴォルクは決闘をして、その決闘の最中、ネイは未分化だった性が定着して、火星の環境に適応した火星人の母(未来のイヴ)になったって感じか。
ようは、あとはネイがガンガンやって、ポンポン子供を産んで行けば、火星の未来も安泰と(笑)
まあネタは悪くなかったけど、やはり説明不足だし、どうもネタが生かし切れてなかったよなあ。
なんかもう、笑うしかないって感じか?(笑)

で、総論。
「AVENGER」2(40点)
正直・・つまんなかったよね(笑)
上でも書いたように、世界観やら設定のネタ自体は悪くなかったんだけども、いかんせん話も演出作画も地味でテンポが悪すぎで、各話のドラマやバトルの密度も異様に低かったせいもあってか、「キャッチーさ」が全くなく、死ぬほど退屈だった。
元々自分は「∀ガンダム」や「フィギュア17」のような「何もない」まったりゆったりアニメは苦手なんだけども、あっちはまだ演出や作画的な見せ場があったんだけど、これにはなかったからなあ。
作画自体は整ってはいたが、基本的にカット数が少なくて、止め絵とカメラワークだけで画面が構成されていて「動き」がなく、死ぬほど淡々と地味で退屈すぎる映像だったしね。
「死に瀕している星、火星」という雰囲気は確かに表現はできてはいたとは思うのだが、やはりもうちょっと話や画面にアクティブな「動き」が欲しかったな。
設定とかの説明不足気味な所も、話への興味心をなくしてしまっていたからなあ。
1冊のSF小説とかにしたり、圧縮して映画とかにしたり、金をかけて作り直せばもしかしたら面白くなるかもしれないな(笑)


◆第12話「MATCH」3
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ・演出(盛岡博)、レイアウト作画監督(大澤聡)、原画作画監督(才木康寛)

というわけで今回は、ついにヴォルクとの決戦を迎えるレイラって話。
ついにでのヴォルクとの決戦。
とはいえ、いつもながらにテンポが悪いんで、最終決戦でも盛り上がらないのなんの(苦笑)
もうちょっとこう、高揚感とか高めて欲しいよね。
あと、どうやらヴォルクとクロスは、兄弟だったようである。
どうりで、見分けがつきにくかったんだな・・たまに分からなかったし(笑)
でもって、ついにこのアニメも次回で最終回。
色々と謎やら秘密やらと、伏線は張りまっくってるけど、最後の収拾つくのかな?
で次回は、OUTER。


◆第11話「LUNATIC」3
脚本(杉村さとみ)、絵コンテ・演出(川面真也)、作画監督(芝美奈子)

というわけで今回は、体調を崩したネイを助けるためにシティーに潜入するレイラ達って話。
レイラとネイのラブラブぶりは、いつもながら微笑ましくて良いね。
で、やっとでとうとうヴォルクとの決戦のようである。
つうか、早めにそうしておけば良かったのにな(笑)
レイラって、ヴォルクに復讐を誓ってる割りには、ふらふらしすぎだったからなあ。
で次回は、MATCH。


◆第10話「FROZEN」3
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ(有江勇樹、黒川智之)、演出(黒川智之)、作画監督(門智昭)

というわけで今回は、レイラ達はレイラの育ての親であるクロス(屋良有作)と再会するって話。
どうやら、崩壊した地球から月が移動してきて、その月からの移民船にいたレイラは、ヴォルクの命令で撃墜され、でもってそれからクロスに救われたレイラはヴォルクに復讐を誓ったって感じのようである。
まあ、流石にボスクラスだけあり、バトルはまあまあだったかな。
で次回は、LUNATIC。


◆第9話「GODDESS」3
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ・演出(黒澤雅之)、作画監督(津幡佳明)

というわけで今回は、レイラ達はネイを救出するためにメティスシティに侵入し、そして女神ウェスタと出会うって話。
ネイの救出は、なんかあっさり成功だったな。
まあ、ネイの正体が「生きたままの子供」だったこともわかったようなので、そろそろクライマックス展開に突入・・かな?
しかし、ウェスタ様は案外強いんだな。
で次回は、FROZEN。


◆第8話「PILGRIM」2
脚本(沢村光彦)、絵コンテ(澤井幸司)、演出(有江勇樹)、作画監督(才木康寛)

というわけで今回は、ウェスタ(島本須美)はジュピターシティへの巡礼の途中、過去の出来事に想いをはせるって話。
お約束の過去話であり、レイラ達は出番なしの、ウェスタやヴォルクが主人公の話。
まあ、どうやら過去には色々あった模様。
一応、少しづつパーツは埋まっては来てるな。
でも、相変わらずアレなんで、あまり食指が動かなかったり(笑)
ネタとかは悪くないんだけど、どうしてこうも地味なのかねえ。
そういや、列車に乗ってるとこのBGMは、なんだか場違いで笑った。
で次回は、GODDESS。


◆第7話「BARBAROI」3
脚本(杉村さとみ)、絵コンテ・演出(守岡博)、作画監督(岩岡優子)

というわけで今回は、レイラ達はドームの廃墟でバルバロイの親子に出会うって話。
ついにネイが捕縛。
これで話が大きく動く・・かもしれない。
で、次回はPILGRIM。


◆第6話「REFLECTION」3
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ・演出(川面真也)、作画監督(門智昭)

というわけで今回は、レイラ達はあるドームシティでガンツ(堀勝之祐)という男と出会うって話。
一応、各話ごとに「部分話」と「全体話」というポイントはちゃんと押さえてはいるんだけども、脚本も演出も作画も鬼のように地味なせいか、もうなんか凄い退屈(笑)
まあでも、レイラとネイのラブラブぶりは良いね(笑)
で次回は、BARBAROI.


◆第5話「SILHOUETTE」3
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ・演出(黒川智之)、作画監督(津幡佳明)

というわけで今回は、レイラはオリジナルダズンであるジュピター(中田和宏)と戦うことになるって話。
雑魚クラスでなく、ちょっとボスクラスである敵とのバトルがあり、少しは動きがあった感じ。
とはいえ、やはりもうちょっと派手な立ち回りが欲しかったかな。
つうか、ホントに地味で暗い作品だな、これ(笑)
まあ、その背景やら世界やら一応にも見えてきてはいるんだけどねえ。
で、次回はREFLECTION。


◆第4話「ADULT」2
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ・演出(有江勇樹)、作画監督(才木康寛)

というわけで今回は、レイラ達は、ある親子とドールに出会うって話。
なんか・・話があるんだかないんだか、わからない展開だな(笑)
正直、結構つまらなくはあるんだけど(笑)、やっぱもうひとつ「動き」が欲しいよね。
どうも話的にも絵的にも動きがなさすぎて、退屈すぎる。
バトルもあるにはあえけど、地味だしなあ。
ホントに「雰囲気アニメ」だなあ。
で次回は、SILHOUETTE。


◆第3話「CHILD」2
脚本(沢村光彦)、絵コンテ(澤井幸次)、演出(守岡博)、作画監督(岩岡優子)

というわけで今回は、レイラ達は闘士達の集団に襲われるって話。
うわあ、なんかテンポ悪いなあ。
話にも動きがなくて、画面的な動きもないせいか、テンポが悪くて地味すぎる。
止め絵のカメラワークでの構成ばっかだもんな。
なんか、やたらとバックの音楽がうるさいのも気になるしなあ。
画面の地味さを音楽で無理やりごまかそとしてる感じ・・なんか、ゲームみたいだったな。
もうちょっと色んな意味で「動き」がないと寝てしまいそうである(笑)
それはともかく、レイラだけでなくてネイ(かないみか)にも秘密があるようで、まあ今後の展開に期待である。
で、次回はADULT。


◆第2話「DOLL」3
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ・演出(黒澤雅之)、作画監督(門智昭)

というわけで今回は、レイラ達はドールの治安部隊に襲われるって話。
・・いやあ、地味なアニメだな・・寝そう(笑)
やはり、何とも言えない雰囲気を持ったアニメである。
「雰囲気」以外何もないと言うか(笑)
ただ淡々と流れ行く、死に行く世界を描いて行くと。
で、前回がサブタイ通りに「DOME」を描き、今回はサブタイ通りに「DOLL」を描いていて、この世界としての有り様として徐々には見えてきた感じ。
次回は「CHILD」


◆第1話「DOME」4(70点)
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ(真下耕一)、演出(川面真也)、作画監督(番由紀子)

とういわけで、「NOIR」「.hack//SIGN」の真下耕一による「AVENGER」
スタッフは、監督に真下耕一、シリーズ構成にきむらひでふみ、世界観設定に沢村光彦、キャラクター原案に田上俊介、キャラクターデザインに番由紀子、メカニックデザインに寺岡賢司、といった構成。
今回は、火星のドームの闘士であるレイラ(豊口めぐみ)はセリーナシティで闘士として戦うことになるって話。
真下耕一といえば、「NOIR」「.hack//SIGN」で、非常に雰囲気ある「スタイリッシュ(様式美)」な音楽と映像を得意とする人で、これはもしかしたら真下耕一の「集大成」かもしんない。
この、「つまんない光線が透過光バリバリ」で出ている作風といえば、自分は押井守とデヴィッド・リンチを思い出すんだけども、どことなくこの作品は押井守の「天使のたまご」や、デヴィッド・リンチの「砂の惑星」を彷彿とさせるものがあるな。
ようは、キャラクターやストーリーよりも、「演出(映像)主導」とでも言おうか。
現在は無論、「キャラ萌え(主導)」であり、こういうアニメは異端であろうことは間違いがなく、こんなアニメができるのも「アニメバブル」な今の時代ならではだよな。


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