◆BLOOD+

★公式サイト
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◆Episode-19「折れたココロ」4
脚本(森田繁)、絵コンテ(松尾慎)、演出(羽生尚靖)、作画監督(宮前真一)

というわけで今回は、エカテリンブルクに到着した小夜の前でエリザベータはその正体を明らかにするって話。
今回は会話劇がメインの回となっていて、それぞれのキャラクターのセリフ回しやらが妙に凝っていて、画面作りのテンションも高くなかなかに面白かった。
デヴィッドとジュリアの「サイボーグ」話やら、カイとルイスの「デブキャラ」話やらも小粋で良かったが、やはり今回のメインはネチネチと言葉攻めで小夜をいたぶり倒すエリザベータ(実は過去編に出てきたアンシェル)に尽きる。
深見梨加さんの艶っぽく熱っぽい演技もあいまってか、サディズムたっぷりに小夜を責め倒す様がなんだか妙にエロちっくだった(笑)
シフのメンバーが登場したり、もう一人のディーヴァが小夜の妹と明かされたり、そのディーヴァも目覚めたりと、静かに物語も動き始めて今後が楽しみな感じである。
とはいえ、またまた小夜は落ち込み状態へと追いやられるこの展開は、相変わらずカタルシスとは遠いアニメだよな・・(苦笑)
一歩進んで二歩下がる・・なかなか前へとは進ませてもらえない小夜であった・・。
で次回は、シュヴァリエの秘密が明らかに?・・まだエリゼベータの格好してるのかあのオヤジは(笑)


◆Episode-18「エカテリンブルグの月」4
脚本(菅正太郎)、絵コンテ(弥佐吉)、演出(誉田晶子)、作画監督(吉田一枝)

というわけで今回は、エカテリンブルグのデヴィッドにカイは、血の研究者テッドを探すって話。
いつも以上に派手さのない地味な話ではあったのだが、ハードボイルドなドラマにセリフに画面作りにより、骨太で安定した雰囲気が醸し出されており、なんだかとってもIGらしい地味だが地の足のついた話となっててなかなか面白かった。
デヴィッドの過去の一端も語られ、カイもこれでなんらかの成長をして行くと良いんだけどね。
しかし、いつもはおっぱいがエロいジュリアさんだが、今回は猛烈にセリフがエロかった・・ジュリアさんの恋愛応援してます。
で次回は、小夜が大変なことに。


◆Episode-17「約束おぼえてる?」3
脚本(藤咲淳一)、絵コンテ(ヤマモトナオミチ)、演出(安藤健)、作画監督(山沢実)

というわけで今回は、小夜は夢の中で過去の記憶を見るって話。
小夜とハジの過去話・・実は一瞬、過去の話ってわからなかったりもしたんだけども(笑)
まあそれはそれとして、ブラフだったとはいえ相変わらずの百合百合な女の子へのモテモテぶりを見せる小夜に笑った。
男にも結構もてるとこあるし、小夜ってなんか男や女を引き付けるフェロモンが出てるのかも(笑)
まあ確かに小夜の作画方面は、艶やかさがありなんだかエロちっくだったりもするわけだけども・・特に唇と太ももが・・。
それはともかく、今回の話は小夜とハジの話であり、吸血鬼もののお約束のギミックである主人と従者の関係が描かれており、どうにも艶やかなエロさを醸し出していて、この辺は女の子的には結構イけるかもしれない。
ラストの「約束」を絡めた落とし方もなかなかに綺麗だったしな。
あとエウレカ役の名塚佳織が演じるソーニャの百合百合っぷりも良かったのだが、展開の強引さや、ロシア革命や怪僧ラスプーチンを絡めた設定がいまいちわかりづらくもあり、一話で使い切るにはちょっともったいない感じだったな。
でも、翼手化しての空中戦闘はスピード感もありよく動いていて、なかなかに良かった。
で次回は、カイとデヴィッドの話・・前回カイは自らの無力さを痛感した訳だが、まあその辺のフォロー話ではあるんだろうな。


◆Episode-16「シベリアン・エクスプレス」4
脚本(砂山蔵澄)、絵コンテ(雲井一夢)、演出(ヤマトナオミチ)、作画監督(植田実)

世界共通語で話す、小夜達・・まあ、仕方なしか。
というわけで今回は、ロシアへとやって来た小夜達は、エカテリンブルクに向かうためシベリア鉄道に乗車するって話。
ん・・なんか沖縄帰ってきてからこっち、グっと面白くなってきたかもしれない。
まだ迷いがあるとはいえ、「自分を探すための旅」「翼手との戦い」って感じで小夜の目的意識が定まってきたのもあるかもな・・良い傾向である。
まあそれはそれとして、今回はAパートではほのぼのとした鉄道描写、そしてBパートではサスペンスも含んだ列車内でのバトル描写とメリハリがきいていて非常に面白かった・・「ロードムービー」らしくなってきたなあ。
特に、ハジとリクの交流がほほえましく、「部屋割り」でダダこねるカイをからかうルイスとかが笑えた・・ルイスなかなかいいキャラだよなあ。
あと、バトルの方も今回は植田実作監で派手でテンポ良く動き、立体感ある列車バトルでの小夜とハジの連携なんかも格好良くてこれまたイけていた。
続きが気になる引きもなかなかにグッド。
しかし、あの青の指輪からするとリーザはすでに入れ替わりなんだろうが・・ちょっともったいなかったかもなあ。
で次回は、小夜とハジが二人きりの夜を・・気になる。


◆ Episode-15「おいかけたいの!」4
脚本(森田繁)、絵コンテ・演出(小林哲也)、作画監督(中澤勇一、中本尚子)

というわけで今回は、新聞記者の岡村は小夜を調べてる途中、謝花真央と出会うって話。
沖縄帰郷編のその後・・岡村と真央が偶然にも邂逅。
真央にはどんなフォローが待っているかと思っていたのだが、こう来ましたか。
真央ってこんなキャラだったのねえ・・いままであんまり出番がなかったわけだけども、今回で化けてきた感じだな。
このコンビはなかなかのデコボコぶりで面白く、今後が期待できそうな感じである・・うむ、面白くなってきた。
そいや、真央ってナージャで「舞−乙HiME」のニナの小清水亜美だったんだな・・結構上手いよな小清水。
あと今回は、出だしのデーヴァが保管されているとこが、実は米軍の空母だったって演出はお約束な流しかたではあったが、はったりもきいていてアレは良かった。
で次回は、ロシア編に突入。


◆Episode−14「さいごの日曜日」4
脚本(吉田玲子)、絵コンテ(神楽坂時一)、演出(おざわかずひろ)、作画監督(越智信次)

というわけで今回は、沖縄へと帰ってきた小夜達は最後の日曜日を過ごすって話。
うああ、いい話・・すげえいい話。
またもや吉田玲子脚本が炸裂し、演出作画の後押しもあってか、抜群の雰囲気での「帰郷」話として落とし込んでいた。
沖縄での人間関係やらは気になっていたことでもあったんで、2クール始めでのこの「ケジメ」「区切り」でもって、「新たなる旅立ち」としての話は良いアクセントになったな。
いまいち、爽快感やらテンポに欠けるアニメではるのだが、ポイントポイトはいい話があったりはするんだよな。
まあ、この作品の根底に流れるテーマは、「家族」や「日常への回帰」でもあるわけで、その辺のテーマがどうやってラストへ落とすのか気になる一話ではあった。
あと、OPとEDも今回から新しくなり、なんだか「ロードス島戦記」のOPを思わせる、中澤一登演出の新OPは、HYDEの歌をバックに抽象的なカットで畳み掛ける幻想的な出来栄えとなっていて、なかなかにクールな感じ。
EDは、お約束の中島美嘉であるが、「なんとなく沖縄」っぽかった元ちとせのが良かったかな・・まあ、こっちはこっちで歌に合わせたシックな感じで悪くはなかったが。
で次回は、真央と新聞記者のお話。


◆特別番組「よゐこの『BLOOD+』超話題のアニメに迫る」3

「沖縄編」「ベトナム編」と1クールが終了しての、特別番組による作品紹介。
まあ、中川翔子とよゐこのおざなりトーク自体はどーでも良かったんだが、お約束の今までの総集編は、どんな話だったか思い出させてくれて良かった。
どうにも話的にも絵的にも、地味でテンポの悪さを感じるアニメではあるのだが、やっぱネタ的には伝奇テイストも腐女子テイストもあり、そんな悪くないんだよな。
どうやら「ロードムービー」テイストらしく、これからは世界各地で点々と戦って行くらしく、そういうの石の森漫画みたいで好きなんで期待である。


◆Episode−13「ジャングル・パラダイス」3
脚本(菅正太郎)、絵コンテ(紅優)、演出(浦田保則)、作画監督(福島豊明)

というわけで今回は、小夜はファントムとの決戦を迎えるって話。
1クール終了で、これにて第2部ベトナム編が終了・・うわあ、重い、暗い・・爽快感なし・・。
ってな感じで、ファントム達にも逃げられ、ムイも翼手となり、仲間もほぼ全滅と、まるでバッドエンドのような1クール終了であった。
ファントムとのバトル方面はよく動き派手でもありなかなかによくはあったのだが、このずっしりと重くて暗い展開は、多くの視聴者はついていけてないかもしれないなあ。
「軽く明るい」話が多くなる昨今、この「重く暗い」話を6時台にやるのはチャレンジフルだとは思うが、もうちょい引き付ける部分がないと流石にきつそうである。
とりあえず、最後にこの作品のテーマでもある「家族」へと落としてる部分は、若干の光も見えるわけではあるけども。
あと、どうにも流されてる部分が多い気がする小夜も、この事件をきっかけにより明確なモチベーンションができて主体的に動いてくれるかな。
赤い盾vs翼手という構図は面白くはあるのだが、どうも小夜が宙ぶらりんのまま置かれてる感じがあるからねえ。
で次回は、沖縄に帰る小夜って話・・あ、久々の同級生登場だ。


◆Episode−12「白い霧にさそわれて」4
脚本(菅正太郎)、絵コンテ(工藤進)、演出(羽生尚靖)、作画監督(渡辺純子)

というわけで今回は、ディーヴァを載せたコンテナを追ってベトナムのジャングルを進む小夜達って話。
うわお・・土曜の6時からグロいな・・子供引きそう(笑)
まあそんなわけで、今までのすべての元凶でもあるディーヴァを巡っての第1次決戦。
どうやらここでカイとリク達とも再会をするようであり、なかなか盛り上がっては来た。
土曜6時からのこのグロぶりもなかなかにドラスティックであり、いい感じ(笑)
子供が翼手になり、次々と赤い盾のメンバーを襲う辺り、ホラー映画みたいだもんなあ。
で、次回は1クール終了であり、様々な伏線やらが繋がり、これで第1部完って感じになるのかな?
カール&ソロモンは上級翼手(仮称)だけども、アルジャーノンはあの素振りからノーマルなんかな?
その辺はまあ今後に期待か。


◆Episode−11「ダンスのあとで」4
脚本(櫻井圭記)、絵コンテ(中津環)、演出(ヤマトナオミチ)、作画監督(植田実)

というわけで今回は、小夜は舞踏会の夜にファントムと戦うって話。
今回は、いつにも増してきめ細かい演技や仕草が良く、作画に張りがあっていい感じだった。
特に、デヴィッド達と出会っての所のそろぞれのキャラの仕草やらがよくできていた。
話自体も前半と後半のメリハリもあり、バトルも派手でなかなかに面白かった。
ミンとの悲劇的別れも交ぜて、切ない終わりにしてるのもなかなか。
しかし、これで「学校編」は終わりなのかな?・・もうちょっと引っ張ってもいい感じはしたが、まあこんなものではあるか。
あと今回は、ジュリアさんのお胸が凄いことになっていたな・・キタエリも熱中しそうな胸だった(笑)
で次回は、ディーバを載せたコンテナを追う小夜達って話。


◆Episode−10「あなたに会いたい」3
脚本(森田繁)、絵コンテ・演出(佐野隆史)、作画監督(小林利充)

というわけで今回は、小夜はハノイの戦争博物館へと行き、過去の記憶に捕らわれるって話。
なんだかまたまたのまったり展開で、今回は今後の伏線話。
どうやらディーバである小夜、シュバリエ(上級翼手みたいなもん?)であるハジにカールなんかを巡って今後は話が展開していくって感じであろうか。
小夜は自らの過去を探し、自分のやれることをやろうとはしてるんだろうが、いまいち方向性が見えないところがあるなあ。
で次回は、舞踏会の夜。


◆Episode−9「それぞれの虹」4
脚本(菅正太郎)、絵コンテ・演出(佐山聖子)、作画監督(塩谷直義)

というわけで今回は、ベトナムで小夜を探すリクとカイは、ムイ(鈴木里彩)という足のない少女と出会うって話。
ベトナム戦争時のアメリカ軍の不発弾で足をなくした少女・・また反戦・反米でハードなネタを・・。
アニメにこういうネタを持ち込むのはチャレンジフルで好きではあるのだが、やはりどうも後で竹田Pの影がちらつくせいか、ちょっと引くところはあるな。
とはいえ、ボーイミーツガールで初恋要素のある話としては綺麗にまとまっていたおかげか、なかなかに楽しめはした。
ムイの可愛さに不幸さのあるキャラ付けはなかなかに良い。
ベトナム編の出だしはなかなかに悪くはないな。
で次回は、小夜の話のようだが、ハノイでカイとリクと運命が交差して行くという感じであろうか?


◆Episode−8「ファントム・オブ・ザ・スクール」4
脚本(吉田玲子)、絵コンテ(弥佐吉)、演出(誉田晶子)、作画監督(大久保徹)

というわけで今回は、翼手の手掛かりを追って、小夜はベトナムの女学校に転入して来るって話。
ってなわけで、ベトナム女学校編に突入。
この展開にいたるまでの説明のかっ飛ばし具合やら、相変わらずのまったり淡々とした話運びはあんまりかなと思ったりもするわけだが、この急展開やら淡々と情景豊かに描いて行く女学校の描写は丁寧でもありバランスも良く、なかなかに面白くなって来た感じ。
なにより、小夜の同級生でもあるミン(門脇舞)のメガネっ子ぶりがなかなかによい感じでもあり、いきなりミンが持っていったところがあるな。
脚本がなんとなくグっとよくなった気がするのは、やっぱテクニカルファイター吉田玲子が参入してきたからかな?
この流れなら、今後が期待できるかもしれない。
しかし、「言葉の壁」うんうぬんはまったくスルーになってるのは、アニメだからその辺は仕方なしか。
で次回は、カイとリクのお話。


◆Episode−7「私がやらなきゃ」4
脚本(藤咲淳一)、絵コンテ(竹内一義)、演出(粟井重紀)、作画監督(宮前真一)

というわけで今回は、父の死を乗り越え過去と向き合う決意をする小夜って話。
沖縄編、これにて終了。
なんだかんだと相変わらずの丁寧っつうか、地味っつうか、かなりのまったりもったり具合ではあるのだが、父・ジョージの死を乗り越え、それぞれが前に進む決意をする辺りの下りはホントの意味で丁寧に描き込まれていて感動的でもあり、なかなかに良かった。
このアニメ、なんだかんだと「家族の絆」というものを根本のテーマにしてる辺りは好みでもあり、描こうという意志自体は伝わってはきているので、多分このまままったりもったりと行く感じはあるのだが、文句を言いつつも、もうこうなったらじっくりと腰を据えてつきあっていきたいと思う。
でも、できればもうちょっとの派手さとテンポの良さは欲しいです(笑)
で次回から、ベトナム編に突入・・楽しみです。


◆Episode−6「おとうさんの手」3
脚本(森田繁)、絵コンテ(勇徹夫)、演出(浦田保則)、作画監督(福島豊明)

というわけで今回は、小夜達はジョージを救うためにヤンバルに潜入し、暴走する翼手達と戦うことになるって話。
ついに、オヤジ死亡・・なかなかに格好良い死に様であった。
しかし、だというのになぜだかあまり盛り上がらない気がするのはなぜだろう?
う〜ん、やっぱどうにも演出作画が派手さに欠け、重すぎる気がするんだよなあ。
夕方台に「血」を前面に押し出した描写をするトンガリぶりとか、その「血」が握りあった手からこぼれ落ちてジョージを「救う」ことになるとことかは、親子の絆のメタファーになってるとことかは評価もするし上手いとも思うのだが、いまいちテンポが悪いせいか、押し出しに欠けてる気がするんだよなあ。
バトル方面も、その流れでどうにも面白みに欠ける気がするし・・。
ネタはいいのに、どーにも見せ方がひねりなくてまっとう過ぎるせいか、やはりどうもタルいなあ・・一応今後の頑張りに期待したのだが・・。
まあそれはそれとして、この時間帯の竹田P的お約束テーマとして出てきた、アンチ米軍な「軍隊は悪人」路線であるが、このぐらいはまあサブカルではよくあるネタなんで、それほど違和感はないかな・・でも、これから色々左翼思想丸出しになりそうで、ちょっと心配。
そういえば、今回の脚本はSEEDなどで設定や脚本を書いていた森田繁であった。
竹田P繋がりで、今度はBLOODの仕事をするのかな?
で次回は、小夜の決断って話。


◆Episode−5「暗い森のむこうへ」3
脚本(後藤みどり)、絵コンテ(佐山聖子)、演出(佐野隆史)、作画監督(中澤勇一、中本尚子)

というわけで今回は、小夜達はジョージを救うためにヤンバルに潜入するって話。
・・なんつうか感想が書きにくいアニメだな・・つうか、毎回感想が同じ感じになる。
状況説明やらそれぞれのキャラの動きやらが丁寧に描き込まれてはいるのだが、それゆえに地味で派手さに欠け、展開も非常にスローでなかなか進まないんで乗ってこない。
1週で1シークエンスぐらいしか進まないのので、正直言ってタルいんだよなあ。
この話の進み具合の遅さは、致命的だなあ・・むう、どうなることか。
で次回は、秘密基地潜入作戦。


◆Episode−4「アブない少年」3
脚本(菅正太郎)、絵コンテ(弥佐吉)、演出(誉田晶子)、作画監督(大久保徹)

というわけで今回は、カイはジョージの復讐のためにフォレストを追うって話。
いつも通りというか、今回も地味に淡々と話は進む。
それぞれの描写などが丁寧に描かれてるのは好きなところではあるが、やはりスローに話が展開しすぎていて、どうにも派手さに欠けるためか地味な印象は否めない。
小夜の二度目のバトルも、いまいち派手さに欠けるからなあ。
話がドドンと転がるまでは、やはり地道に見て行くしかないかな。
で次回は、小夜の決断。


◆Episode−3「はじまりの場所」3
脚本(櫻井圭記)、絵コンテ(工藤進)、演出(太田知章)、作画監督(宮前真一)

というわけで今回は、ジョージは小夜に、小夜との出会いを語るって話。
なんつうか、やっぱり地味なアニメだなあ・・。
出会いと別れを主題にしての、丁寧なそれぞれのキャラの心情の描き込みや、現地取材したであろう美しい情景描写の描き込みは確かに素晴らしいのであるが、流石に展開がスローテンポ過ぎで、引きが弱すぎる。
もうちょっとアップテンポな展開と、もうちょっと派手なバトルがないと、流石にアブなそうな気がする・・。
で次回は、フォレストが大変なことに。


◆Episode−2「魔法の言葉」3
脚本(大松裕)、絵コンテ(神楽坂時市)、演出(高橋順)、作画監督(植田実)

というわけで今回は、覚醒した小夜は化物を倒すが、気を失ってしまうって話。
前回と同じく、小夜の覚醒のその後が丹念に丁寧に描かれ、小夜の心情の葛藤などの描き込みはなかなかに良かった。
相変わらずの美麗な作画と美術も雰囲気を作り出して良くできていた。
とはいえ、「丁寧」といえば聞こえはいいが、流石に展開が遅めに感じ、なにより地味だ。
期待していた小夜のバトルも一瞬であっけなかったしなあ。
小夜の「強さ」を表現してるとはいえ、バトルはもうひと当てあっても良かったかもしれない。
1年ものならではの丁寧さではあるのだが、2話にしてはちと引きが弱い。
まあしかし、タイトルとテーマの通りに「血」を前面に押し出した画は良いと思う・・これからもガシガシやって欲しい。
「規制」・・そんなもの糞食らえだ(笑)
あと、沖縄における「地位協定」とか「米軍の傲慢」とかのリアルさ加減は良いのだが、竹田Pならではの「反米」「反戦」思想があんまり前面に出てくるとちと萎えるのでほどほどにして欲しいところではあるな。
で次回は、オヤジが大変なことに。


◆Episode−1「ファーストキス」4(70点)
脚本(藤咲淳一)、絵コンテ・演出(松本淳)、絵コンテ協力(古川尚哉)、作画監督(石井明治)

というわけで、アニメ映画「BLOOD」が、「BLOOD+」となってついにTVアニメ化。
自分は映画の方は残念ながら見てません。
でスタッフは、企画は竹田青滋、原作・アニメ制作はプロダクションIG、シリーズ構成・監督は藤咲淳一、演出チーフは松本淳、キャラクターデザインは箸井地図、アニメーションキャラクター・総作画監督は石井明治、メカデザインは寺岡賢司、デザイン協力は寺田克也、企画協力は押井守、といった構成。
で今回は、音無小夜(喜多村英梨)は夜の学校で謎の化物・翼手に襲われるって話。
うむ、なかなかに面白かった。
淡々と描かれる日常・・そして突如巻き込まれる非日常。
主人公である小夜の性格やら周りの状況やらが、IGらしい非常に丁寧な演出作画と美術により描きこまれていて、出だしとしてはわかりやすく入りやすい1話であった。
流石にタイトルが「ブラッド」なだけあってか、土曜の6時であろうと容赦ない血の描写も、「戦争イクナイ」さえ入ってれば表現に関しては自由な竹田プロデュサーならではという感じ。
アクション自体はまだ派手さに欠けるとこがあったが、その辺は次回の小夜の覚醒辺りでやるだろうし、期待。
あと、小夜の声である喜多村英梨・・そう、「ぴちぴちピッチ」ファンには星羅でおなじみのあのキタエリであるが、いやあ、キタエリ上手くなったなあ・・。
声的には小夜のナチュラルな性格もうまいこと表現されていて、なかなか良い感じであった。
ピッチが終わった後は、鬱状態が入っていたりしたがコレで完全復活だね・・がんがれ、マジがんがれキタエリ。
しかし、この枠は種以来「801枠」になってたわけではあるが、婦女子の方々的にはどうなかなあ・・その辺、ちょっと心配ではある。
まあ「十二国記」みたいに、女の子がカッコイイお兄さんに囲まれて行く感じの話になるなら、そこそこ逝けるかな?・・まあ、頑張ってもらいたいところではある。
つ〜か、そーいや小夜と友達の女の子のスキンシップぶりはやけに百合っぽかった気が・・そっちも狙ってますか?(笑
で次回は、小夜覚醒?


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