◆第11話「闇夜のヘヴィ・ロック」
脚本(横手美智子)、絵コンテ・演出(森邦宏)、作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(後藤雅巳)

というわけで今回は、ビバップ号に謎の宇宙生物が現れ、みんなに襲いかかるって話。
まるで映画「エイリアン」のような展開であった。
「謎の宇宙生物襲来〜」とおおはしゃぎするエドが可愛い。
しかし、食べられるのだろうか、アレ・・いや、エドなら食べられるかも。
今回は、様々な教訓が提示されていたが、やはり「冷蔵庫の中のものは、入れっぱなしにしちゃいけない」ってことで。
で、次回からはカウガール・エド!


◆第10話「ガニメデ慕情」
脚本(稲荷昭彦)、絵コンテ(山口祐司)、演出(山田弘和)、作画監督(逢坂浩司)、メカ作画監督(後藤雅巳)

というわけで今回はジェットの過去話。
自らの故郷であるガニメデへと帰ったジェットは、かつての恋人であるアリサ(土井美加)と再会し、そして金融ブローカーを殺してしまい逃げるアリサの今の恋人リント(山口勝平)とアリサを賞金首として追うって話。
ジェットらしい、浪花節で渋い話。
あと今回はジェットの元恋人アリサ役の土井美加さんも、非常に渋い、っていう艶のある演技なのが良いです。
それと、いつものことながらメカの緻密な描写は凄いねえ。
で、今回はジェットの話がメインなので他の3人の出番はほぼなしでした。
で、次回はビバップたちを襲う謎の敵って話。


◆第9話「ジャミング・ウィズ・エドワード」
脚本(佐藤大)、絵コンテ(渡辺信一郎)、演出(佐藤育郎)、作画監督(小森高博)、メカ作画監督(後藤雅巳)

というわけで今回は、軍事衛星を使った何者かが、地球にナスカの地上絵をレーザーで描いて、その犯人を探すビバップたちって話。
で、やっとこラディカル(自由な)エドワードこと、エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世、略してエド(多田葵)登場。
なかなかに電波飛びまくりそうな、天衣無縫で能天気な性格が良いです。
当初は男の子だと思っていたのだが、残念(?)ながら女の子である。
まあそれはそれで萌えるからよい。
で、今回の舞台は地球。
地球は、かつての位相空間ゲートの実験の失敗によるゲート事件の影響により、月が半壊して地球にはその破片が地球を覆い、時々隕石のように降り注いでくるようである。
その描写がなかない綺麗で良かった。
で、あとエドがネットダイブする描写も、CG等(たぶん)を使って上手く描かれていたのも良い。
そして、何と言っても今回のクライマックスである人口衛星「んぴゅー」に近づくために手動操作で近づき、でもってソードフィッシュとレッドテイルに襲いかかる衛星からのレーザー攻撃を次々と右に左に避けまくる描写が圧巻である。
ビバップのほとんどの話でメカ作監をやっておられる後藤雅巳さんはホント凄いよねえ。
というわけで今回からはエドもビバップたちに仲間入り。
今後が楽しみである。
で、次回は木星の衛星ガニメデでのジェットの話。


◆第8話「ワルツ・フォー・ヴィ−ナス」
脚本(横手美智子)、絵コンテ・演出(武井良幸)、作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(後藤雅巳)

というわけで今回は、金星でスパイクはひとりのチンピラ、ロコと出会う。
そのロコ(中尾隆聖)とロコの妹のステラ(坂本真綾)、そして盲目を直す特効薬であるグレイアッシュを巡った話。
妹のために死んでしまうロコが哀れであった。
オルゴールのメロディが流れる中、胞子が雪のように降るラストが切なくて悲しげであった。
しかしやはりビバップは、30分でやるにはもったいないネタが多いな。
というか30分ではやはり物足りないかな。
で、次回は天才ハッカー、エド登場。


◆第7話「ヘビィ・メタル・クイーン」
脚本(横手美智子)、絵コンテ(岡村天斉)、演出(森邦宏)、作画監督(本橋秀之)、メカ作画監督(後藤雅巳)

というわけで今回は、宇宙の女トラッカーVTと共に、爆弾魔デッカーを追うって話。
なかなかに軽快なヘビメタ音楽が終始流れているのがなかなかに格好良い。
宇宙の女トラッカーVTのキャラもなかなかに魅力的で良い。
で、今回の目玉はやはりライナス炭鉱での脱出劇かな。
かつては逆シャアで物議を醸しだした、スパイクの真空渡りがイかす。
銃の反動を利用して移動したりしてるのも良いねえ。
実際、数秒なら真空でも生存できるらしい。
でも、モノポッド内に気密服のほひとつぐらい積んでけよって気はするけどねえ。
で、次回は金星での悲しい物語。


◆第6話「悪魔を憐れむ歌」
脚本(信本敬子)、絵コンテ(岡村天才斉)、演出(佐藤育郎)、作画監督(竹内浩志)、メカ作画監督(後藤雅巳)

というわけで今回は、位相差空間ゲートの事故により不老不死となった少年の話。
なんかこういう不老不死(イモータル)って、ルパンの映画「ルパン対クローン人間」のマモーを思い出すね。
その少年ウェンの声の冬馬由美さんが良かった。
で、今回はやはりラストのウェンと対決する時が格好良かったな。
車炎上から音楽が流れて、合い対峙する二人、でもって最後のハーモニカを撃つスパイクまでが非常に流れ良く描かれていたからねえ。
で、次回はヘヴィ・メタル。


◆第5話「堕天使たちのバラッド」
脚本(横手美智子)、絵コンテ(渡辺信一郎)、演出(渡辺哲哉)、作画監督(川元利浩)、メカ作画監督(後藤雅巳)

というわけで今回は、スパイクのかつての友、ビシャスとの再会、そして戦い。
相変わらず。キャラデの川元さんが作画監督で、作画はメチャ良いです。
で、今回はオペラ座、教会と、映画のような情感ある画面作りが良い感じでした。
特に圧巻は教会でのガンアクション。
ハリウッド映画のような、スピード感と迫力のある画面がなかなか。
で、果たしてスパイクとビシャスの因縁とはどんなものだったのであろうか?
まあそういうのは今後ですね。
で次回は、少年登場。


◆第4話「ゲイトウェイ・シャッフル」
脚本(村井さだゆき)、絵コンテ・演出(武井良幸)、作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(後藤雅巳)

というわけで今回は、木星のガニメデで環境テロを行うスペースウォーリアーの女ボスを捕まえてって話。
まあ相変わらず作画に関しては、唯の一つもツッコムべき所がないくらいレベルが高い。
特に位相差空間内でのアクションシーンは非常に良い。
メカ作画の後藤さんはミサイルの描写には並々ならぬ情熱があるようである。
まあしかし、完璧すぎるがゆえの作りがゆえに、ツッコむ所がないのも事実。
これが「よく出来た佳作」な所以なのだろうなあ。
で、次回はビシャス登場。


◆第3話「ホンキィ・トンク・ウィメン」
脚本(山口亮太、信本敬子)、絵コンテ(赤根和樹)、演出(森邦宏)、作画監督(本橋秀之)、メカ作画監督(後藤雅巳)

というわけで今回は、借金女王フェイ・バレンタイン登場。
この林原めぐみ御大が声をあてておられるが、こういう大人の女キャラの方が、若いギャルキャラやるよりあってるよね。
で、今回は火星(金星かも)のカジノコロニーでのマフィアの取引に巻き込まれるって話である。
まあ、相変わらずそつのない話作りで、キャラクターの軽妙なセリフのやり取りが大人の雰囲気を出していて上手い。
で、何と言ってもやはり細かい部分までで描き込まれた作画が良い。
特にスパイク達が相手と取引する時のアクションが素晴らしいね。
納豆ミサイルはやはり格好良い。
フェイは今後も出てくるようなので、今後の活躍に期待である。
で、次回は自然保護団体がガニメデでテロって話。


◆第2話「野良犬のストラット」
脚本(横手美智子)、絵コンテ(渡辺信一郎)、演出(佐藤育郎)、作画監督(竹内浩志)

というわけで今回は、火星の町中で、非合法の生物研究所からデータ犬を盗んだ男を追っかけてのドタバタ。
流石に作画とか、調子の良い音楽に合わせての演出とか上手いんだけど、やっぱりなんか地味なんだよなあ、ビバップって。
で、次回はカジノで借金女、フェイを巡っての大騒動。


◆第1話「アステロイド・ブルース」
脚本(信本敬子)、絵コンテ(渡辺信一郎)、演出(武井良幸)、作画監督(川元利浩)、メカ作画監督(佐野浩敏)

というわけでカウボーイビバップの再放送。
このアニメ、某本で「よく出来た佳作」と言われていたが、まさにその通りだとは思う。
ガンダムやエヴァンゲリオンのような、「これ」という感じの強烈な押し出しはないけども、
脚本・演出・作画・美術・音楽・声優などのあらゆる所の細部まで徹底的に丁寧に作られている所が素晴らしい。
でまあ雰囲気的には、ルパン三世やら探偵物語といった感じのハードボイルドであり、
非常に洋画的テイストにも溢れている。
で、第一回の今回は、主人公であるスパイクとジェットの紹介であり、世界観の説明でもある。
組織から非合法の目薬、ブラッディアイを盗み出した男と女を追うって話。
そういう映画が昔あったね。
しかし、細部まで作り込まれている映像が素晴らしいねえ。
キャラに情感があって良かった。
特にラストの「アディオス」は悲壮感あって泣けた。
というわけで次回は、愉快な動物たちが大暴れ。


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