公式サイト
http://www.figure-17.com/


◆第10話「心は伝わりますか」5
脚本(米村正二)、絵コンテ(玉川達文)、演出(瀬晴よし子、玉川達文)、作画監督(沢田正人、藤澤俊幸、斉藤英子、佐藤陵、佐藤和巳)

というわけで今回は、突然の翔の死に立ち直れずにいるつばさは、ヒカルに自分の気持ちをぶつけてしまうって話。
うわあ・・すごい、すごすぎる(笑)
流石は1時間枠アニメ。
初っ端の翔の死をあっさりと淡泊に描いて日常に埋もれさせたと思ったら、翔の死により衝撃を受けて深い悲しみの底から立ち直れずにいるつばさの心情を、これでもかと徹底的に圧倒的にたっぷりと描き込みまくっていて、素晴らしすぎる。
特に圧巻は言うまでもなく、つばさがヒカルに自分の気持ちをぶつけてしまう所であり、このシーンの緊張感と迫力は、筆舌に尽くしがたいものがあり、演出作画演技と驚異的。
「ヒカルちゃんと私は本当の双子じゃないもん!・・ヒカルちゃんは人間じゃないもん!!」
「私にはつばさちゃんがすべてだよ、いつだって側にいるから・・どんな時も、ずっと側にいるから・・」
とかもう、泣かす泣かす。
しかし、非日常(バトル)の中の死でなく、日常(ドラマ)の中の死の方がウェィトを多く占めるなんて、
やっぱり、非日常(バトル)いらないな・・変なアニメだ(笑)
で、もうおまけの領域に入りつつあるマギュアとの非日常(バトル)ではあるが、こっちも今回はなかなかに緊張感があり面白かった。
とりあえず、DDよく頑張ったな・・やればできるじゃん(笑)
で次回は、さらに絆が高まるつばさとヒカルって話。


◆第9話「その声が聞こえますか」4
脚本(米田正二)、絵コンテ(辻初樹)、演出(村田和也、深沢幸司)、作画監督(沢田正人、藤澤俊幸、佐藤陵、佐藤和巳、斉藤英子)

というわけで今回は、日に日に戦いへの不安を隠し切れなくなったつばさは、逃げるように翔と共に気球を見に行くって話。
ああ、そう来ましたかあ。
「マギュアとの戦い」という非日常が日常を侵食して、つばさの心に不安や苦悩をもたらし始めたかと思い気や、「翔の突然の死」という日常の中の死が、非日常を侵食すると。
なんか「バトルもん」の逆パターンだな(笑)
「翔との秘密のデート」というつばさと翔の淡い二人の関係を描きに描き切ったあとだからこそ、その破壊力も抜群。
正直、安直に「人殺し」でドラマを作るのはどうかとは思うのだが(子供だし)、まあその辺の結論は今後の展開次第だな。
さて、今後の展開が楽しみである。
で次回は、突然の翔の死を前にしてつばさは・・。


◆第8話「想いは届いていますか」4
脚本(米村正二)、絵コンテ(辻初樹)、演出(深沢幸司、玉川達文)、作画監督(沢田正人、藤澤俊幸、斎藤英子、佐藤陵、佐藤和巳)

というわけで今回は、北海道に秋が訪れ、つばさ達は友達とハイキングに行くって話。
まったりほのぼの小学生日記アニメ、フィギュア17。
相変わらずの小学生日常描写は、往年の「名作劇場」に匹敵するほどの鬼のような出来の良さではあるのだが、もう本当に本当に、日常(ドラマ)と非日常(バトル)が全くといいほど、徹底的に・・絡まない(笑)
バトルがおまけというか、蛇足というか、剥離しているというか、浮いてるっていうか、正直・・いらないよな(笑)
日常描写の出来が異常に良いだけに、ますます違和感が増すしなあ。
やはり仮にも「バトルもん」なわけだから、もうちっと日常とは絡めて欲しいかな。
こういうのは日常と非日常が、車の両輪のようにリンクしてこそ、それぞれが生きてくるものだからね。
「バトルもん」でなく、「ある日突然宇宙人の女の子が家に」みたいな、「ドラエもん」とか「魔法少女もん」とかそういう展開の方が良かったかも。
まあそれはともかくとして、翔君ってばさりげなくつばさを誘って、案外プレイボーイかもしれない(笑)
で次回は、戦うことに戸惑いを覚え始めるつばさって話。


◆第7話「さよならは言えますか」4
脚本(米村正二)、絵コンテ(矢野博之)、演出(玉川達文、村田和也)、作画監督(沢田正人、藤澤俊幸、佐藤陵)

というわけで今回は、つばさとヒカルは学芸会のための劇の練習を行うって話。
うむ、なかなかに泣けた。
やはり、このアニメ「小学生日記」という観点からすると、死ぬほど出来がいいな。
徹底的に描き込まれた「劇中劇(主に練習風景ではあるが)」の描写は圧巻。
しかも、その劇中劇に「つばさとの別れ」という要素を上手いこと絡めることで、話も盛りに盛り上がるからねえ・・あのまま最終回に突入してもいいぐらい(笑)
今回はバトルも一切なかったし(笑)
つうか、やはり今回みたくに「日常パート」と「非日常パート」を上手いこと絡めて、話として盛り上げて欲しいってのはあるわな。
普段は、「小学生系(日常)」と「マギュア系(非日常)」があんまり関わりなく進んで行ってるため、それぞれが「車の両輪」という感じに、それぞれの側がそれぞれの側を盛り上げる役目になってないからなあ。
まあそういう、「ロボットもん」とか「ヒーローもん」とかの、物語的セオリーな展開で行ってないとこが、凄いっちゃ、凄いとこではあるんだけどねえ。
で、倒したはずのマギュアが復活し、後半戦に突入って感じである。
次回は、秋が近づくって話。


◆第6話「守りたいものはありますか」3
脚本(米村正二)、絵コンテ(村田和也)、演出(村田和也、深沢幸司)、作画監督(沢田正人、斎藤英子、藤澤俊幸、佐藤陵)

というわけで今回は、二学期が始まり、ヒカルは学級委員に推薦されるって話。
ついに六体目のマギュア撃破、でもって前半戦終了。
地味だ・・やっぱり、恐ろしいくらいに地味すぎる(笑)
今までのマギュアのデータを得た、前半戦終了の最強マギュアかと思いきや、超絶地味な固定型(笑)
アクション自体はよく動いてるとは思うのだが、固定型のせいか、やっぱり地味さ大爆発。
相変わらず、ひかる達との日常とも掛け離れまくってるせいか、危機感もやっぱり足りなめ。
ってな感じで、「日常は日常」、「非日常は非日常」と真っ二つに別れての、前半戦修了。
「日常と非日常の交錯」は、多分後半戦の目玉になってると思うので、後半戦に・・期待・・、多分。
つうか・・マギュアの話がなくても、話作れるよな、これ(笑)
で、次回はつばさとヒカルに、別れのときが迫るって話。


◆第5話「大切な人はいますか」4
脚本(米村正二)、絵コンテ(辻初樹)、演出(井硲清高、深沢幸司)、作画監督(沢田正人、斉藤英子、藤澤俊幸、佐藤陵)

というわけで今回は、いばらぎ家の奥さんである京子さんが過労で倒れ、つばさとヒカルは娘のサクラ(堀江由衣)と共に、牧場の手伝いをすることになるって話。
ええ話や・・。
相変わらず徹底的に描き込まれる日常描写に、ちょっとした諍いから生じた親と子という家族の関係を巧みに描いていて、ほとんどTVドラマな状態。
情感溢れるリアリティある丁寧な牧場描写なども、ドラマや世界に厚みを与えていて、素晴らしいね。
まさしく、アニメ版「北の国から」である。
つうか・・DDやオルディナ達のマギュア関係という「非日常」と、つばさやヒカルのささやかな「日常」とは全く全然交錯せずに話が進んでいるのが、すげえ。
今回は、ひかるとツバサの「フィギュア17」は、マギュアと戦いすらしてねえしな(笑)
多分、ひかるとツバサの周辺の「日常」や「心情」をここまで徹底的に描き込み、少しづつ地固めしていってるのは、そーいった「日常の崩壊」という、後半への伏線ではないかと思われるので、これは後半の展開に期待したい。
そいや、マギュアとのバトルは、地中、空中、水中と、意外に結構セオリーどおりな展開ではあるのな。
で、次回は学校の話。


◆第4話「羽ばたく心を持っていますか」3
脚本(米村正二)、絵コンテ(矢野博之)、演出(深沢幸司、須藤典彦)、作画監督(沢田正人、斉藤英子、藤澤俊幸、佐藤陵)

というわけで今回は、待ちに待った夏休み、つばさとヒカルは週末に催される学校キャンプに心躍らせるって話。
もう、これでもかと徹底的に描き込まれる「小学生日記」
演出、作画、美術に至るまで、非常に淡々と丁寧にじっくりと描き込まれているのは「素晴らしい」の一言に尽きるのではあるが、前回と同じく、つばさとヒカル達の「日常」と、DDとオルディナのマギュア関連の「非日常」が全く交錯せずに話が進んで行くため、なんつうか本当に「話がなさ過ぎ」て、正直キツい(笑)
小学生パートと、戦闘パートが完全に剥離して存在してるせいか、ほとんど話やドラマに動きがないんだもんな。
マギュアとのバトルなんて、「空を飛ぶ夢を見た」程度の意味合いしかならなあ・・しかも、前回のように「勇気の後押し」としての意味合いもなかったし・・。
これでは「変身バトルもの」にした意味がないもんな・・素直に「小学生日記」で良かったような(笑)
「日常」を侵食する「非日常」から、世界やみんなを守って行くのが、「変身バトルもの」のセオリーだからねえ。
まあ、DDの同僚であるオルディナや、報道関係者のオヤジなんかも出て来て、話も動き始めそうなんで、今後に期待かな?
で、今回やっとこ「フィギュア17」の意味がわかりました・・そうか、No.17のフィギュアだから、「フィギュア17」なんだね・・ちょっと格好良いね(笑)
そーいや、「バロム1」の1ってどーいう意味だったんだろうな(笑)
で、次回は牧場の手伝いをするつばさとヒカルって話。


◆第3話「勇気を出してみませんか」3
脚本(米村正二)、絵コンテ(村田和也)、演出(村田和也、須藤典彦)、作画監督(沢田正人、斉藤英子、藤沢俊幸、佐藤陵、原将治)

というわけで今回は、転校してきたヒカルと共に、つばさはポートボールの試合をするって話。
淡々と語られる「小学生日記」・・やっぱり地味なアニメである(笑)
非常に丁寧に描かれる日常の学校描写などは良いとは思うのだが、つばさ達の小学生の「日常」と、マギュアの出現という「非日常」がまったく交錯せずに、ほとんど全然関係なしに進んで行ってしまっているせいか、どうもマギュアパートが浮いてしまっている感じがある。
こういうもののお約束的には、「日常」と「非日常」が交錯して、その「日常」を守るためにヒーローやらヒロイン達は戦うのが常だからね。
今のところのマギュア関係は、「ポートボールの試合」程度の意味合いしかまだないからなあ。
まあ確かに小学生の女の子に「みんなの大切な日常を守るために戦う決意」を期待するのがまあ、無茶ではあるけども。
でも、つばさもフィギャアとなって戦う決意をしたようなので、その辺りは今後に期待できるかもしれない。
で、次回は嵐の夜。
次回予告のような展開で行けば、もっと緊張感も出ていて良いんだけどなあ。


◆第2話「一緒にいたい人はいますか」4
脚本(米村正二)、絵コンテ(矢野博之、高橋ナオヒト)、演出(深沢幸司)、作画監督(沢田正人、斉藤英子、佐藤陵、原将治)

というわけで今回は、森での戦いのあと、つばさにそっくりな女の子・ヒカル(折笠富美子)が現れ、つばさはDD(小山力也)より事の経緯を説明されるって話。
巷でもよく言われているように、なんだかとっても「北の国から」+「バロム1」といった感じである。
第一話ではかなり退屈な印象ではあったのだが、つばさの対となるリベルスの少女・ヒカルが現れたことで、全体的に「動き」が出てきて、なかなか良くなってきた。
特に、TVアニメ2話分、TVドラマ1話分丸々を使って丁寧にたっぷりと描かれる北海道の情景描写に、つばさとヒカルの心理描写は、普通の30分TVアニメではできない味わい深い情感が出ていてなかなかに良い。
まさしく、アニメ「北の国から」といった感じである(笑)
バトルの方も、やはり地味目ではあるのだが、丁寧な作画できっちり描いているのはなかなかに良いね。
でも、基本的に「動き(肉弾戦)」のみのアクションで、エフェクト関係は押さえ気味なので、やっぱりもう一押し欲しいかな。
それにしても、宇宙刑事のくせにDDはヘタレだな・・メチャクチャ弱いんでやんの(笑)
で、次回からはヒカルがつばさの妹として学校に来るって話。
しかし、折笠富美子の声は、宮沢優子にちょっと似てるな・・。
なんか転校して来たシーンは、「アスカ、来日」をちょこっと思い出した(笑)


◆第1話「今の自分は好きですか」3
脚本(米村正二)、絵コンテ(高橋ナオヒト)、演出(矢野博之、村田和也)、作画監督(沢田正人、斉藤英子、佐藤陵、原将治)

というわけで、オリジナルアニメ「フィギュア17 つばさ&ヒカル」。
スタッフは、監督に高橋ナオヒト、シリーズ構成に米村正二、キャラクターデザイン・総作画監督に千羽由利子、モンスター・メカニックデザインに西中康弘、アニメ制作はO.L.Mといった構成。
で、今回は内気でおとなしい性格の少女・椎名つばさ(矢島晶子)は、父の都合で北海道に移り住んでいた。
そんなある日の晩、つばさは満天の星空から謎の赤い発光体が近くの森へと落ちて行くのを見かけるのであったって話。
う〜ん、なんつうか地味なアニメだな。
「ToHeart」で見せた高橋ナオヒト&千羽由利子の、情感あふれる淡々とした描写力で、つばさの心情とその状況を、TVドラマと同じ尺である一時間(正確には50分か)丸まるを使って、徹底的にこれまでかと描く日常的、情景的描き込みは非常に良いとは思うのだが、一時間ず〜っとそれなんで、結構一時間が退屈な感じであった。
TVドラマと同じ尺である一時間枠で、TVアニメをやろうって試みは高く買うのだが、三十分アニメ枠に慣れているせいか、淡々とし地味に展開しすぎていて、どうもテンポが非常に遅く感じたな。
バトルも結構地味目で、話的にもコレっていうインパクトやキャッチーさも少ないしねえ。
まあ次回からはひかるの対となる少女・ツバサも登場するようなので、もうちょっとアップテンポなドラマが見れるかもしれないな。
それにしても、OP・EDにアルフィーが歌ってるのは、なんか結構衝撃的で、そっちの方がインパクトがあったかもしれない(笑)
で、次回はつばさの対となる少女・ヒカルが登場。


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