◆第24話(最終回)「イントゥ・ザ・ブルー」3
  脚本(志茂文彦)、絵コンテ(千明孝一)、演出(浦田保則)、メカ作画監督(関野昌弘)、メカ作画監督協力(神戸洋行)、作画監督補佐(神本兼利、金崎貴臣)、作画監督(堀内修)
というわけで、ついに「フルメタル・パニック!」も最終回。
  今回は、宗介とガウルンのラストバトルであった。
  まあまあ面白かった。
  どうもこのアニメは、作画自体は結構整っていて綺麗ではあると思うんだけど、いまひとつ演出作画のテンポが悪くて重い印象があるんだよなあ。
  なんか、今回もそんな感じであった。 
  メカ描写とかは、まあまあ細かくて良いとは思うんだけどね。
  やはりアクションでは、「ボーイ・ミーツ・ガール」のラストと、「故郷に吹く風」のラストが一番格好良かったかな。
  でも、CG自体はそれほどの違和感もなく、結構いい感じだったかな。
で、総論。
  まあまあ面白かった。
  学園ものと、ロボとアクションを足して、ハリウッドのB級アクション映画風の作りはなかなかに良かった。
  しかし、上記のように、作画は綺麗だけど、ちと演出作画が重い感じがあったんだよなあ。
  まあ、この頃の線の多いキャラやメカをテンポ良く動かすのは確かに難しいけどねえ。
  あと、原作である小説に結構忠実に作ったせいか、小説では「文章」で説明されてるキャラの内面描写や状況描写が、「映像」としては説明されてないことがあり、少々説明不足な所があったのは、やはり否めないな。
  それに、原作が終わってないせいもあってか、もちろんアニメの方も終わってなくて、いくつかの謎やらは置いてぼりなので、あまり最終回というイメージがなかったのも残念である。
  やはり、原作ものは難しいな。
  「星界の紋章」や「ヴァンドレッド」のように、WOWOWの作品は続編になると、グッとよくなる傾向があるので、時間が立ったら、できれば続編を作ってもらいたい所である。
  まあそれはともかく、スタッフのみなさんお疲れさまでした。
  続編が作られることを期待しております。
◆第23話「巨人のフィールド」3
  脚本(千明孝一)、絵コンテ(小倉陳利)、演出(浦田保則)、作画監督・メカ作画監督(寺岡巌)、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、ガウルンに乗っ取られたTDDをかなめと宗介達が取り返すって話。
  うむ、前回よりは緊張感があって、まあまあ面白かった。
  特に今回は、切れたテッサが良かった・・美少女の頭に蹴りいれたり、鼻血ダラダラ流させるのがいいね(笑)
  で、次回はフルメタルパニック、ついに最終回!
◆第22話「ジャック・イン・ザ・ボックス」3
  脚本(十川誠志)、絵コンテ(関野昌弘)、演出(西山明樹彦)、作画監督(神本兼利、金崎貴臣)、メカ作画監督(吉田徹、森下博光)、メカ作画監督協力(青木真理子)、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、ガウルン達によりTDDがジャックされ、そしてかなめ達が取り返そうとするって話。
  B級アクション映画的お約束展開だったが、まあまあ面白かった。
  ウィスパードによる共振効果を使っての会話っていうアイデアとかはいいね。
  あとはまあB級アクション映画的お約束展開だったんだけども、やはり若干演出作画が重いなあ。
  ハリウッド映画のような、もっとスピード感と緊張感が欲しかった。
  フルメタでは、西山演出の冴えがあんまりないんだもんなあ。
  次回はAS戦。
◆第21話「ディープ・トラップ」3
  脚本(志茂文彦)、絵コンテ(鈴木吉男)、演出(黒田やすひさ)、作画監督(青木真理子)、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、前回の戦闘でミスをした宗介はいらだち、かなめにやつ当たりする。
  そして捕まったガウルンが内部の裏切りによりトゥアハー・デ・ダナンをジャックするって話。
  まあまあ面白かった。
  この前のヘルマジスタンの話や、前回の戦いなどを絡めて、宗介とかなめの距離感というのが描かれていて良かった。
  ガウルンの凶悪ぶりも良いね。
  でも、若干演出作画のテンポが悪かったかな。
  で、次回は占拠されたTDDを奪い返すために宗介達が立ち上がるって話。
◆第19話「エンゲージ・シックス・セブン」3
  脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ(小野学)、演出(西山明樹彦)、作画監督(寺岡巌)、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、TDDの艦の風呂に入っていたかなめと、テッサ、メリッサの3人は、メリッサから宗介とクルツとの出会いを聞くって話。
  まあまあ面白かった、
  演出作画ともなかなか良く、3人の過去話とか、テレ東では無理であろう3人の入浴シーンなどは良かったが、やはりメリッサから語られる3人の過去が途切れ途切れだったために、いまいち盛り上がりに欠けてしまっていたな。
  できれば一連の流れとして全部見たかった所ではあるな。
  で、次回はついに作戦始動って話。
◆第18話「深海パーティー」4
  脚本(大久保富彦)、絵コンテ(岡村天斎)、演出・メカ作画監督(神戸洋行)、作画監督(金崎貴臣)、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、夏休みの終わりに、宗介とかなめはミスリルの強襲潜水艦であるトゥアハー・デ・ダナンへと乗り込みパーティをするって話。
  うむ、面白かった。
  新章突入で、前回までのシリアス展開と違い、宗介の戦争ボケ描写や、ドキドキしたり怒ったりするかなめやテッサとか、コメディタッチが非常に楽しく、演出作画もテンポ良く、話もポンポンと進んでいい感じであった。
  シリアスの部分も相変わらずガウルンの凶悪さが出ていて良かったねえ・・つうかやっぱりガウルン生きていたのだな・・不死身のガウルン・・。
  で、今回からOP・ED変更である。
  まあOPは前と同じく本編の使い回しなのであんまりだけど、EDは使い回しだけども、なんかアルバムテイストで非常に雰囲気が良く、そして今後の悲劇の予感を思わせる感じもあってなんか好きである。
  で、次回は全裸で語られる宗介達の過去って話。
◆第17話「故郷に舞う風・後編」4
  脚本(十川誠志)、絵コンテ(岡村天斎)、演出・メカ作画監督(松尾慎)、作画監督(佐村義一)、
というわけで今回は、故郷に舞う風、後編。
  まあまあ面白かった。
  緊迫した戦闘シーンがなかなか圧巻であった。
  AIとの会話しながらの戦闘とかも面白かった。
  でも、作画自体は結構いいのに、やはり微妙にテンポが良くないんだよね。
  「どこで、誰が、誰と、どこで、何をしているのか?」っていう5W1Hがわかりにくかったしねえ。
  絵コンテはあの岡村天斎ではあったけど。
  演出とメカ作監は一緒だったか。
  あと、この手のアクションもののお約束である、「舌なめずり」状態がテンポの良さを殺しているんだよな。
  プロは、獲物を前にして舌なめずりはしないものです(笑)
  で、一番泣けたのはED。
  本編の映像が挿入されているせいもあってか、なんだか泣けた。
  で、次回は宗介とかなめが夏のバカンス。
◆第16話「故郷に舞う風・中編」4
  脚本(志茂文彦)、絵コンテ(坂田順一)、演出(土屋浩幸)、作画監督(河村明夫)、メカ作画監督(いちかわけいぞう)
というわけで今回は、ガウルンの暗殺に失敗した宗介達は、敵の核弾頭を手に、逃走をするって話。
  うむ〜、面白い。
  前回と同じくどシリアス状態で、非常に緊迫感があり、超燃える。
  お約束だけど、こういう話、大好きである。
  宗介の悲劇的な過去、かつての同胞との戦い、そしてかなめとの距離というのが淡々と描かれていて良かった。
  アクションもなかなかに格好良くていいねえ。
  話の締めとなる後半がメチャクチャ楽しみである。
  で、次回は「故郷に舞う風・後編」
◆第15話「故郷に舞う風・前編」4
  脚本(植田浩二)、絵コンテ(小倉陳利)、演出(高瀬節夫)、作画監督(青木真理子)
というわけで今回は、アニメオリジナル話の前編。
  生きていたガウルンの暗殺指令を受けた宗介は、かつての故郷であるヘルマジスタンへ向かうって話。
  前回はオリジナル話だというのに盛大に作画がこけてしまったが、今回は面白かった。
  演出も作画も良く、緊迫感ある描写が素晴らしい。
  ギャグ抜きのドシリアス展開であった。
  これは今後も期待できそうである。
  で、次回は中編。
◆第14話「習志野は燃えているか?」2
  脚本(十川誠志)、絵コンテ(京田和己)、演出(浦田保則)、作画監督(細越裕治)、メカニック原案(高野真之)、メカニック作画監督(いちかわけいぞう)、デザインワークス(酒井和男)、作画監督補佐(神本兼利)
というわけで今回は、風間の父が所属している自衛隊の競技会へとやってきたかなめ達は、習志野と練馬の戦いに巻き込まれるって話。
  原作にはない、アニメオリジナル話。
  だというのに、GONZOお得意の大陸ヘタレ作画・・。
  アニメ版の売りとなるであろうオリジナル話で、こういう事してはいかんだろう(苦笑)
  話は、結構面白かったのになあ。
  まあそれはともかく、なんか往年の「パトレイバー」を思わせる話であった。
  お約束の、「通常の三倍の速さ」「赤い三連星」「レッドストリームアタック」「認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものを」とかのガンダムネタもあったしねえ。
  ああ、しかし残念である。
  まあ、かなめの水着姿萌えってことで・・よしとするか。
  DVDでは修正を要求する(笑)
  で、次回もまたアニメオリジナル話。
  自分の故郷へと暗殺に行く宗介って話・・しかも全後編。
  今度は作画は良さそうである。
◆第13話「猫と子猫のR&R(ロックンロール)」5
  脚本(千明孝一)、絵コンテ(小倉綾利)、演出(西山明樹彦)、作画監督(神本兼利、酒井和男)、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、ささいな事でケンカしてしまったテッサとメリッサが、ASで勝負をするって話。
  メチャクチャ面白かった。
  テッサ萌え萌え・・つかキャラ変わってねえか?(笑)
  いや演出作画が冴えまくりでした。
  今度はホントに西山明樹彦演出が素晴らしかった。
  テッサやメリッサの仕草や表情と、声優さんの演技が実に生き生きしていて、非常にテンポ良く話が進んでいっていた。
  でも、閃光によるトラップの辺りと、「君の部下達に感謝せんとな」の所はちとわかりにくかったな。
  で、次回は習志野は燃えているか?
  自衛隊員が活躍?
◆第12話「ワン・ナイト・スタンド」4
  脚本(十川誠志)、絵コンテ・演出(千明孝一)、作画監督(寺岡巌)、総作画監督(堀内修)
東京ビッグサイト壊滅!、今年のコミケは開催不可能だな(笑)
  というわけで今回は、ついに起動したベヒモスに追われる宗介達は、ベヒモスと戦うために逃走するって話。
  まあ、なかなかにベヒモスの巨大感があって良かった。
  やはり巨大ロボはロボものにはお約束だからな。
  作画自体もまあまあ良かったのだが、今一つテンポが悪かったな。
  作画の密度は高いが、枚数が少なめって感じだな。
  このアニメ微妙に演出のテンポが悪い時があるからなあ。
  まあ原作の話を詰め込み過ぎなせいかもしれないけど。
  で、テッサがかなめにライバル宣言。
  今後が楽しみです。
  で、次回はテッサとメリッサが決闘。
◆第11話「ベヘモス覚醒」3
  脚本(十川誠)、絵コンテ(大久保富彦)、演出(西山明樹彦)、作画監督(津雲健彦、堀内修)、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、連れ去られたかなめとテッサを追い港へと向かった宗介達は、そこで巨大ASベヒモスの覚醒を目撃するって話。
  やっとこ話が動き出した感じで、車で疾走する宗介達と、警察や自衛隊が出動する過程がなかなかにスピード感があり良かった。
  特に、警察や自衛隊などの描写が、上手いこと通信内容とかぶさり緊迫感や事態が急転して行くのを表現していた。
  ハーモニー処理のメカ群もいい。
  でも、ちと船の中でのガンアクションとかのテンポが悪かったなあ。
  で、どうやらA21は巨大ASベヘモスで東京を破壊しようとしているようである。
  果たして宗介達はそれを阻止することができるのか。
  で、次回はアーバレストvsベヘモス!
◆第10話「ラン・ランニング・ラン」3
  脚本(志茂文彦)、絵コンテ(坂田純一)、演出(西山明樹彦)、作画監督(寺岡巌)、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、タクマの体から発信機を見つけた宗介達はかなめを連れて深夜の学校へと非難する。
  そしてそこに敵の襲撃がって話。
  「承」って感じの話で、それほどの盛り上がりはなかったな。
  とぼけるテッサと、「私は死んでしまいます」のテッサが可愛かった。
  で、どうやら敵はA21という非行少年の更正施設の生徒達で、それをつぶしたマスコミや社会に対して復讐しようとしているようである。
  あと今回は自分のお気に入りの西山さんだったが、それほどのキレはなかったな・・残念。
  で、次回は捕まったかなめ達の救出作戦。
◆第9話「あぶないセーフハウス」3
  脚本(植田浩二)、絵コンテ(岡村天斎)、演出(土屋浩幸)、作画監督(河村明男)、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、大切な約束を宗介が破ってしまったために、ささいなケンカをする宗介とかなめ。
  そんな時、空港で捕まった少年を調べに、テッサが日本へとやって来るって話。
  フルメタ最大の萌えキャラ、テレサ・テスタロッサことテッサがついに日本上陸!(笑)
  野上ゆかなの媚び媚び「ロリボイス」が炸裂しまくってました(爆)
  「オバサンボイス」であるかなめ役の雪乃五月さんとは対極の声だな(笑)
  でも、自分はどちらもOKです。
  本編はまだこれからなので、今後が楽しみってことで。
  なんか、絵コンテはいきなり岡村天斎だったな。
  で、次回は敵に追われる宗介たちって話。
◆第8話「パートタイム・ステディ」4
  脚本(十川誠志)、絵コンテ(千明孝一)、演出(黒田やすひろ)、作画監督(神本兼利)
というわけで今回は、別れた男の代わりに、瑞樹とデートすることになった宗介って話。
  原作における短編話の方である。
  いや、メチャクチャ笑ったよ。
  もう、平和な日本における、戦争ボケの宗介のズレっぷりが非常に笑えました。
  今までのハードな展開とのギャップがゆえに、さらに話が生きていましたし。
  しかし、話がちと詰め込み過ぎなせいか、微妙にテンポが早い。
  もうちっと間をもたせて、ゆったり見せて欲しいところではあった。
  で、次回はついにヤツが日本にやって来る!?
◆第7話「ボーイ・ミーツ・ガール」4
  脚本(志茂文彦)、絵コンテ(京田知己、千明孝一)、演出(深井蒼)、作画監督(いちかわけいぞう)、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、敵ASとの決戦を迎えた宗介達は、朝日の中、大脱出劇を行うって話。
  うむ、なかなか良かった。
  演出や作画が非常に凝っていて格好良かったです。
  やっぱロボの目が光るのはいいですな・・ロボの目は反抗の意志ですから。
  しかし、AS戦はもうちっと欲しかったけどね。
  まあ、良くも悪くも詰め込み過ぎだからなあ。
  にしても、やはりラムダドライバはエヴァのATフィールドに見えたりするよね、どうしても(笑)
  あと、超ロングに引けるカメラワークはデジタルならではの技術で凄いですな。
  で、次回は宗介がデート!?
◆第6話「STILL ALAIVE」4
  脚本(植田浩二)、絵コンテ(小倉綾利)、演出(西山明樹彦)、作画監督(内田順久)
  、総作画監督(堀内修)
というわけで今回は、脱出に失敗した宗介とかなめは、合流したクルツと共に山奥を逃走するって話。
  うむ、面白かった。
  非常にテンポよく上手い構図力をもった演出作画で、非常に緊張感と情感ある画面を作り出していた。
  流石は西山明樹彦と内田順久。
  特に、宗介とかなめのやり取りがいい。
  嵐の前の静けさって感じであるな。
  あと、パンチラもあったけど、それほど見え見えでなく良かった。
  で、次回はスーパーロボバトル。
  アーバレストついに始動!
◆第5話「囁かれし者(ウィスパード)」3
  脚本(植田浩二)、絵コンテ(坂田純一)、演出(黒田やすひろ、土屋浩幸)、作画監督(青木真理子)
というわけで今回は、命令を破りかなめを救出した宗介は、かなめと共に空港より逃走し、ASとの戦いに挑むって話。
  なかなか良かった。
  今までのマタ〜リ展開を払拭するかのように、今回はアクション一色。
  ガンアクションに、カーアクション、そしてお約束のロボアクションであった。
  やっぱロボはいいねえ。
  そして、ようやく戦場でその力を発揮した宗介が格好良い。
  特に、ASに乗るときの、「スペシャリストだ!」っていうのが良い。
  でも、作画自体はこのアニメいいとは思うんだけど、やはり微妙に演出・作画が重いな。
  もう少しスピード感と迫力が欲しい所であった。
  で、どうやらかなめは囁かれし者(ウィスパード)と呼ばれる存在で、どうやら先天的に人類の未知の知識を持っているようである。
  OPのあの映像と、一番最初のかなめの寝言はこれだったんだねえ。
  で、次回は敵に追い詰められ逃走する宗介たち。
◆第4話「キッド・ナップ」4
  脚本・絵コンテ(大久保富彦)、演出(高瀬節夫)、作画監督(青木真理子)
やっぱ北朝鮮じゃないのね・・残念(爆)
  というわけで今回は、宗介とかなめを乗せた飛行機はハイジャックされ、「ある独裁国家」に連れて行かれるって話。
  放送延期にされてしまった、問題のシーン登場。
  いや、話が動き始めて面白くなってきました。
  なんか緊張感があってドキドキものでした。
  特にラストの、少佐のセリフにかぶせながら宗介が葛藤するシーンは良かったですな。
  今までのかなめとのまったりしたやり取りや、ゴミ係というのがここで生きているのが良いです。
  いや、続きが楽しみです。
  で、次回はロボ戦!
◆第3話「ランジェリ−・パニック」3
  脚本(志茂文彦)、絵コンテ・演出(西山明樹彦)、作画監督(竹田逸子、宇佐見皓一)
というわけで今回は、ソ連の研究所を巡航ミサイルで爆撃するデ・ダナン、そしてそんな時にかなめの自宅に謎の侵入者が現れるって話。
  日常描写はなかなか悪くないけど、やはりまだ地味だなあ。
  敵自体はまだ登場してないからな。
  でも、作画の安定度は高く、メカ描写とかもなかなか良いのはいいね。
  これから大事になるようなので今後が楽しみである。
  で、次回はついに先延ばしとなってしまった原因であるあの展開が。
◆第2話「守ってあげたい」3
  脚本(志茂文彦)、絵コンテ(京田知己)、演出(黒田やすひろ)、作画監督(神本兼利益)
というわけで今回は、かなめを守るために、かなめにつきまとう宗介って話。
  う〜ん、ちょっと地味だったな。
  前回はなかなかに話の進みが早くて良かったのだが、今回は「かなめを守る」というシークエンス以外のシーンがあまりなかったので残念。
  実際の敵というのはまだ出てきてなくて、アームスレイブの活躍シーンもなかったからなあ。
  あの光学迷彩描写は結構良かったけど。
  あと、演出のテンポが少し悪かったかな。
  作画が良くてリアル感があるのはいいんだけど、逆に「作画が良すぎる」気がする。
  それがゆえにせっかくのドタバタも、なんとなく重くて地味なんだよなあ。
  「リアル」が逆にドタバタの足かせになってる気がするな。
  もっと漫画的に弾けた方がいい気がするんだけど、今後の展開や世界観のためにやっぱああなってるんだろうなあ。
  で、今回は宗介の部隊「ミスリル」の持つ潜水艦の艦長である美少女テレサ・テスタロッサ(ゆかな)、と敵となるであろうガウルン(田中正彦)が登場。
  女の子の方はなかなか可愛い感じで、それとは逆に敵の男は悪逆非道っぽい。
  今後の活躍が楽しみです。
  まあそれはともかく、パンチラがあった(笑)
  「魔法戦士リウイ」といい、「リアルバウトハイスクール」といい、ドラマガ系小説のアニメ化は「パンチラ」は必須なのであろうか(笑)
  結構エロいしねえ。
  しかし、パンチラはもうちっとさりげなくやって欲しい気はする。
  なんとなく、「これみよがし」って感じがしたからなあ。
  で、次回は下着ドロになる宗介?
  う、次回は4時半からか・・気をつけねば・・。
◆第1話「気になるあいつは軍曹(サージェント)」3
脚本・絵コンテ(千明孝一)、演出(西山明樹彦)、作画監督(堀内修)
というわけで、あの21世紀の始まりの年である2001年を震撼させたNYテロの影響で放送延期となってしまった、賀東招二原作の「フルメタル・パニック!」がついに放送開始。
  アニメ制作は、同じドラゴンマガジン系列で、脅威のヘタレ作画で2001年を震撼させたあの「リアルバウトハイスクール」と、裏の「ファイナルファンタジ−・アンリミテッド」を作っている、この頃仕事受けまくりで、上下の幅が非常に激しいGONZO。
  ちなみに、自分はまだ原作は未読です。
  まあ、この頃は原作とアニメのギャップに苦しんで死にかけることが多い御時世なので(爆)、原作の方はアニメが終わってから読もうかと思います。
  原作ものって、原作とか読んでる場合、アニメの出来の善し悪しうんぬんよりも先に、原作とアニメの「差異」にばかり目が行ってしまい、本質を見失うことがあるからねえ。
  あのセリフがない!、あのシーンがない!ってヤツね。
  自分はまあ、「アニメと原作は違う」という割り切りが少しは出来るのでいいですが、普通はなかなかそうはいかないでしょうしねえ。
  いや原作ものって難しいです。
  あと原作が終わってないものをアニメ化するっていうのも大変ですしねえ・・。
  で、今回はある特殊部隊の隊員である、相良宗介(関智一)、クルツ・ウェーバー(三木眞一郎)、メリッサ・マオ(根谷美智子)の三人が、ある女子高生、千鳥かなめ(雪乃五月)を護衛するために日本にやってくるって話。
  うん、面白かったです。
  作画も良く、キャラのそれぞれのやり取りなどもなかなか良くて笑えました。
  特に、ずっと戦場と軍隊育ちであろう宗介の、日本の学園生活とのギャップが笑えました。
  なんといってもあの脅威のヘタレ状態だった「トライゼノン」で、頭ひとつ飛び抜けた演出を見せてくれていた西山明樹彦さんが演出をやってくれているのが非常に嬉しい。
  この人メカのアクション演出非常に上手いからなあ。
  で、どうやら設定自体も、メカ、ロボット、美少女、学園ラブコメ、アクション、ミリタリー、といった、まるで80年代チックなオタ的「美味しいところどり」なファクターの凝縮体のような感じなので、非常にいい感じです。
  まあ、その代わりにオリジナリティはないかもしれないですが、自分はこういう今までのメディアの、「リミックス」「コラージュ」「オマージュ」「集大成」といった作りは非常に好きですから。
  まあ、「パクリ」と蔑まれることも多いですが・・「壮大なるリミックス」であった、エヴァンゲリオンのように。
  まあそれはともかく、作画などはGONZOの「高い方」のようですし、原作自体の面白さもあるでしょうから、今後が非常に楽しみです。
  個人的には、「光学迷彩」つきのアームスレイブの活躍が早く見たいですなあ。
  しかし、ラストの、
  「この物語はフィクションであり、登場する人物名、団体名等は実在のものとは関係ありません」
  というのは笑いました。
  わかってるっつうの!!(笑)
  しかし、ハインドが出てたりするのはいいとしても、なぜに「ソビエト連邦」なんだろうか?
  ソビエトが解体されずに、冷戦構造が未だ終結していないパラレルワールドってことなのかな?
  で、次回はかなめを狙う敵登場?