◆第13話(最終回)「幼年期の始まり」
脚本(浅川美也)、絵コンテ(赤根和樹)、演出(しのだよしの)、作画監督(竹内進二)

というわけで、ジーンシャフト最終回。
オベラスを使って人類を滅亡させようとするセルゲイと対峙するアマギワ。
そしてそこに立ちはだかるミールと対決するミカって話。
っていうか、よくわからん(笑)
どうやらミカのホワイトの未知の可能性を感じたオベラスが、人類はまだまだ大丈夫ってことで許してもらえたらしい。
で、そのついでにエウロパもテラフォームしてくれたようである。
う〜ん、ていうかいきなりミカにその可能性があると言葉だけで言われてもなあ。
そういう「可能性」の描写はほとんどなかったし、そもホワイトが何かもよくわからない。
それにミカは限りなく同意しかねるキャラだしなあ。
アマギワや、ベアトリーチェとかにはその可能性が感じられたようだが、俺にはわからなかったです。
しかも、ミカはエウロパにアマギワ迎えに行ってただけだし、何か爽快感にも欠けるような・・。
ミカはミールを説得できたのも、アマギワがセルゲイに言ってたこともなんかよくわからかったしね。
というか全般的によくわからない・・もっと馬鹿にもわかりやすくしてくれ・・(笑)
なんか上っ面だけの描写だけで、中身が伴っていない気が・・、う〜む。
っていうか、つまんないです(笑)
エウロパが、空と海のある星へと変化したのはなかなか美しくて良かったです。

で、総論。
なんつうか、設定のために無理やり話やキャラを押し込めて作ったために、非常にちぐはぐで説得力の欠ける物語って感じかな。
ネタ・・素材自体は悪くないとは思うんだけど、その調理の仕方がめちゃくちゃな印象である。
やりたいことはわからなくもないんだけど、作劇的に失敗してるよなあ。
そも、その「可能性」の存在であるミカが、魅力的でなく説得力もなくて、単なるヤンキーにしか感じられないのが一番の問題。
ミカというキャラに人類の未知の可能性(たぶん、より人間的なエモーショナルな存在ってことだろう)を感じさせられたのなら、最後の展開にも説得力ができただろうに。
ミカなんかよりも、マリオやベアトリーチェの方がより魅力的で、説得力のある存在になっていたしね。
まあなんつうか、傑作の「可能性」はあったけども、その「可能性」を生かしきれずに終わった作品って所かな(爆)
SFはやっぱ上っ面だけじゃ駄目だな。
あとやはり1クール(13話)っていうのも、短すぎるんだよねえ、やっぱ。
やっぱこういういのは2クール(26話)は欲しいかも。
あと、名作SFからあんま脈絡なくもじって、サブタイトル使ってるのも恥ずかしかったかも(笑)
まあ、気持ちはわからなくもないんだけどね。
というわけで、続編はベアトリーチェが艦長(マリオの子供付き)の話、希望!(笑)


◆第12話「ガニメデの優しい男」
脚本(時村尚)、絵コンテ・演出(竹下健一)、作画監督(松山光治)

作画、へたれとるな。
というわけで今回は、オベラスがエウロパにあると判明し、アマギワがエウロパに降り立つって話。
え〜と、また話がよくわからなくなってきた(苦笑)
オベラスというのは、巨人たちが作りだした地球人類を監視するためのシステムで、
セルゲイは、全体のために個としての存在を抹消する地球人類を消滅させようとしている、と。
そのために地球人類に巨人たちの遺産であるビルキスとシャフトを与えて、混乱したオベラスが地球人類と太陽系の消滅をするよう促したって感じかな?
まあ、ネタは悪くはないんじゃないだろうか。
でも、突然目覚めたアマギワが、なぜか爆弾抱えてエウロパに「単身」(与圧服ぐらい着ろって)降りたりっていうのはなんか説得力に欠けるような?(笑)
今回のシャフト戦闘とかは結構良かったとかは思うんだけど、やっぱりなんか面白くないよなあこのアニメ(笑)
ミカ自体が説得力に欠けるキャラだから、<いやチキやベアっちは可能性があるって言うけどさ
なんか感情移入とか出来ないんだよねえ。
もう感情表現豊かになったベアトリーチェと、ねむねむドルチェぐらいしか良いところないかも(爆)
マリオだけ、「死亡しました」でなく「死にました」と表現するベアトリーチェとかはいいんだけどねえ。
あと、ミカとベアトリーチェのやり取りとか。
っていうかやっぱこの作品はベアトリーチェで持ってるよなな。
ベアトリーチェはビスに会えるのだろうか?
続編はベアトリーチェがマリオの子供育てて、艦長希望・・ナデシコみたく(笑)
ああしかしマリオ、あんたがいてくれたなら・・(涙)
でまあ、次回の最終回は人類滅亡のプログラムを作動させたエルロパのオベラスを巡っての、
アマギワvsセルゲイと、ミカvsミールのシャフト対決か。
で、サブタイトルはかの超傑作SFである、「幼年期の終わり」から取って、
「幼年期の始まり」・・どうよ、それ?(笑)


◆第11話「成長への儀式」
脚本(浅川美也)、絵コンテ(石踊宏)、演出(阿部雅司)、作画監督(野田康行、渋谷一彦)

というわけで今回は、マリオの死により動揺する一同。
そして、再び現れたリングとの戦闘って話。
うわ、また人が死んだよ・・なんか富野的展開になってきたな(笑)
次に死ぬのは誰だ?、やはりミールか?(笑)
あんま、人死にで盛り上げるのは好きではないんだが。
まさか、そして誰もいなくなったって事にはならないだろうなあ。
まあ、ベアトリーチェとドルチェ以外は死んでもいいけど(笑)
しかし、急な展開だなあ。
ソフィアの「母親になる」っていうのはなんか急すぎてよくわからなかったよ。
まあなんといっても今回良かったのは、ベアトリーチェの華麗なる成長だろうねえ。
「私にも、マリオの思い出が、欲しいの…」とマリオの残したナイフを握り締め、涙を流すベアトリーチェは泣けたよ。
そして、まあこれもちょっと急な感じはしたのだけども、
マリオの遺志を継いだかのようにブリッジクルーを名前で呼び、クルーと一体になってリングと戦うベアトリーチェ艦長はなかなかに痛快であった<笑うところも良い
このためにだけでも見てた価値はあった(笑)
そして、相変わらずドルチェも飛ばしていて良い感じである。
「お茶漬けさらさら」「てやんでえ」とナイスなセリフも連発。
デバッガー3人娘の死し累々ぶりも笑えた。
あと、セルゲイとの決着をつけるべくガニメデへと降り立つミール。
とまあ、なんか話はよくわからない感じだけども、それぞれのキャラが結構生きてきてて面白い。
しかし、ミカとアマギワは影が薄いなあ・・二人とも何考えてるかよくわからないからな(笑)
本来ならこの二人が主役となるはずなのにねえ。
すっかり、マリオ&ベアトリーチェ、そしてミールやドルチェに主役の座を取られてるね。
で、次回はガニメデでセルゲイとミールが決着?
さて、次は誰が死ぬんだ(笑)
あ、ここで「ガニメデの優しい巨人」が来るんだ。
残りは2話か・・ちゃんと終わるのかな?


◆第10話「女たちの知らない男」
脚本(時村尚)、絵コンテ(山崎たかし)、演出(山田徹)、作画監督(海人乃蒔潟)

というわけで今回は、キティ少年ジャンが操るヨウキとの戦い。
・・・うぎゃ〜!、マリオが死んでしもうた〜〜!!、ちょっと待てや〜〜!!!
ああ、せっかく感情移入できる良いキャラが表舞台に出てきたのに、それはないんでないかい!?
ああ、これでジーンシャフトを見る価値の半分がなくなってもうた(爆)
いやしかし、久々に人死にで、びびって残念な感じになってもうたなあ。
確かにマリオはベアトリーチェ守って死にそうな雰囲気はあったが、まさかもう死ぬとは・・ああ、マジ悲しい。
もしかしたら、生きてるかな?・・できれば生きてて欲しいけど・・。
とまあ、今回なんかジーンシャフトらしくなく(爆)、メチャクチャ面白かった。
映像にウィルスを混ぜて流し込まれて危機に陥るビルキスの緊張感も良かったし、
ドルチェvsミールの「そっくり合戦」も良かった。
そして、ミールの作った空間転移プログラムで、ジャンのヨウキへと単身乗り込むマリオの格好良いこと。
なのに、なのに「死んでしまうとは何事だ!」byドラクエ風
残されたベアトリーチェはどうなるんだ!?
ああ、展開が急すぎる・・。
面白かったけど、もうちょっとマリオとジャンのやり取りとか見たかった・・。
急すぎる・・急すぎるよ・・。
しかし、ああ続きが・・続きが気になる〜〜!!(笑)
で、次回は幼少のミカたち登場?


◆第9話「人間以下」
脚本(時村尚)、絵コンテ(坂本郷)、演出(しのだよしの)、作画監督(竹内進二)

というわけで今回は、連合艦隊と対峙するビルキスって話。
あ、なんか知らないけど面白い・・マリオ最高!
いや、なんかマリオが非常に格好良い。
艦隊司令のナタリーとのやり取りやら、特にベアトリーチェとのやり取りなんかが非常に良い!
なんか非常にわかりやすいし、感情移入もできるもんなあ。
初めからマリオが主人公なら良かったのに(笑)
これからマリオとベアっちの関係に進展みたいのがあるのか気になるねえ。
どうやらレジスタは思い出というものを抹消されているようだから、その辺りも何かあるかも。
幼少のベアっちが可愛かった(笑)
そして、そのマリオとかつての知り合いだった、キチガイ少年ジャンも登場。
こっちもなんか良い感じ。
エスカフローネのディランドゥを思い出すキティっぷり(笑)
ジャンにいたぶられるレジスタがなんか萌える(笑)
とまあ、なんかキャラが生き生きしてきたのか、ちょっと面白くなってきた。
アマギワとミカはもういらないです(笑)
あと、自らの髪を切って新たなる決意をしたミールもなんか良いねえ。
ミカは相変わらずなんかよくわからないんだけど(笑)
それと、デバッグルームのあのドルチェ&三人娘のやり取りもなにか笑えて良い。
とまあ、話自体はこれからどうなるのかよく分からないけど、キャラに感情移入できるだけでも、大成果だね(笑)
ああ、マリオ頑張れ。
で、次回はジャンと対決?


◆第8話「月は無慈悲な闇の帝王」
脚本(浅川美也)、絵コンテ(石踊宏)、演出(佐藤英一)、作画監督(江口摩吏介)

というわけで今回は、レミィと、そしてセルゲイの裏切り。
今回はなかなか良かったな。
なんといってもやっとこ話が見えてきたからな。
どうやらレミィは、人類の管理社会に反対するテロ組織の一員で、
かつてこの太陽系に繁栄し、そして地球人類そのものの母である巨人たちの遺産によって作られたビルキスとシャフトを、
オベラスがよこしたリングと接触させることで覚醒させ、
その力を解析して自分たちの力としてこの管理社会を破壊し、そして人類を自然の生き方へと帰すのが目的だったらしい。
そして、セルゲイはそれに同調しているかに見せておきながら、実はこの世界そのもののバグである人類そのものの抹殺が目的だったようである。
うむう、ありがちなネタではあるが、面白いじゃねえか。
この作品、ネタ(素材)はいいんだよなあ。
でも、そのネタ(素材)のアレンジ(調理)の仕方が下手くそなんだよなあ(笑)
あと、あの元老院の老人たちは、どうやらこの社会システムを作り上げたものたちの一員だったらしくて、
21世紀の頃から生き残っているようである。
彼らは巨人たちの力を手にいれて、この宇宙で人類を永遠に存続させることが目的だったらしいね。
うむ、実はそれぞれがそれぞれの思惑で動いているのもいいね。
まあ、なんかいきなり過ぎではあるがな(笑)
設定のためにそれぞれのキャラクターの心情とかなおざりだからなあ。
さて、シャフトの解析データを入手して、統合軍との戦いをせざる負えなくなったミカたちはどのような選択をすることになるのか?
そしてアマギワはどうなるのか?
結構楽しみになってきたな。
願わくば、もっと演出作画が「面白くしよう」っていう意気込みが欲しいよね。
エヴァはその辺優秀だったな、と思ったり。
で、次回はなんか新キャラも登場して大変。
ぐあ、ベアトリーチェがマリオに抱きつかれてる!(汗)


◆第7話「リング・ワールド」
脚本(時村尚)、絵コンテ・演出(阿部雅司)、作画監督(野田康行、渋谷一彦)

というわけで今回は、ラリー達が突如消滅したあと、リングが多数出現して撤退するビルキス。
そして、シャフトには謎のプログラムが存在するらしいって話。
うが、またなんか面白くなくなったな(笑)
つか、よくわからないから何がしたいかようわからん。
まあセルゲイことスニーク卿が、シャフト、オベラス、リングを使ってなにかしようとしてるってことだな。
そして、アミギワ艦長もそれに何か関係あるっぽいってことか。
しかし、なぜに血の涙?
つか、この戦艦、銃の携帯やめたらどうだ?
一話に一回必ず誰か銃抜くか、ぶっぱなしてる気が(笑)
いや、なんかホントよくわからんなあ。
今回よかったのは、スヤスヤベアっちがちょっと可愛かったです、以上。
で、実はセルゲイが放った監視役らしいレミイ。
眼鏡外すと可愛いじゃねえか。
で、次回はセルゲイの裏切りで、月は無慈悲な闇の帝王・・帝王ですか(笑)
もう好きにして。
話がわけわからないのもあるが、やっぱ感情移入できる人間いなくなるときついわ、このアニメ。
しかも、前回のギャップもあってかみんな何考えてるかホントよくわからんしな。
キチガイか、こいつらは?・・とても進化した人類には見えない。
まあ、こういう世界なのだろうけどな。
いやマジで、スタッフはZOEを見るべきだな。


◆第6話「過去からのホットライン」
脚本(浅川美也)、絵コンテ(山本裕介)、演出(山田徹)、作画監督(海人乃蒔潟)

というわけで今回は、リングの影響によって過去から21世紀の人類がやってくるって話。
いや、今回は面白かった。
過去と現在のランデブー(正確には現在と未来?)が、21世紀人と23世紀人との対比で行われて良かったねえ。
21世紀人(古代人)が、まるで「猛獣」扱いだったからね。
確かに現在に1000年くらい前の過去人がやってきたら、凶暴で粗野で無知で愚かって思うかもなあ。
でも、現代人の方がよりキティかもしれないよな。
いや、1話だけでやるにはもったいないネタだったな、もっと膨らませて面白くできるネタだからねえ。
「何が正しいことか」っていうことはきちんと提示されてはなかったからね。
自分で考えろってことだな。
まあ、常に現在の、そして自分自身の価値こそが正しいと思うのが人のサガだろうからね。
で、23世紀は「理想的管理社会」で、より「進化した人類」ってことらしい。
遺伝子操作により、感情や思考までコントロールされているのだな。
(寿命も45年で、恋愛やSEXもなく子供は工場で生産されるようである)
そして個人より全体を優先する・・究極の全体主義ってことだな。
しかし、それにより人類は躍動感を失い、緩慢な生を迎えているって感じなのか。
人間は「システム」(世界、社会)を維持するための機械的な部品に過ぎず、システムの維持こそが重要なのか・・。
感情と欲望の中で生きるか、理性と統制の中で生きるべきか・・まあ、今の価値観だとやはり前者が人間的で、後者が機械的で、後者が否定されやすいだろうけどね。
まあ、その中間あたりが一番良いのではないかと個人的には思うけどね。
何が「究極の進化」の形かなんてねえ・・。
いや、現在と未来を対比することで、どちらの世界の実像をもくっきりと浮かび上がらせてくれって感じだね。
でも、仮にもあの3人は宇宙飛行士(ミッションスペシャリスト)だから、それほど馬鹿でも、凶暴でもないよな(笑)
たぶん、かなり優秀なはず・・あんまそれっぽくなかったけど。
つか、「むやみに怒らない」「決して暴力はふるわない」「あたしの言ったことを守る」ってお前に言われたくはないよな、ミカ(笑)
で、今回はベアトリーチェご乱心が見物・・まあ、個人的にはもっと乱れても良かったのだが、そういうのは同人誌に任せるか(爆)
あと、デバックチームもちょっといい味出していた。
というわけで、今回はなかなかでした。
まあ、ホントはもっと時間とかかけてツッコんで欲しいネタではあったけどね。
で、次回はリング・ワールド・・来たな(笑)


◆第5話「天使と宇宙船」
脚本(浅川美也)、絵コンテ(坂本郷)、演出(しのだよしの)、作画監督(竹内進二)

ドルチェ斎藤に、ちょっとは引けよアマギワ(笑)
というわけで、今回はシャフトのテスト中に、人間の血を吸うことでその姿をコピーするリングがビルキス内に侵入してって話。
しかし・・、ミカってかなりアレだな。
もう年がら年中キレまくりで、かなりのドキュソ・・もといチンピラかヤツは(笑)
精神的に欠陥でもあるんじゃないのか?・・チンピラが人類を救うって話なのか、ジーンシャフトは・・。
まあ、喜怒哀楽といった本能やら感情や情動こそが最も人間的で、人類が生存、進化していくうえにおいて必要かつ大切なことってことなのかもな。
無論長短はあろうが。
まあクールな他のクルー(爆)に比べると、ミカだけホットだからなあ、熱すぎるくらいに(笑)
っていうか、あの艦には反逆罪とかはないのか?・・あんな猛獣檻にいれとけよ(笑)
仮にも艦長殴るわ、銃で撃つわ・・普通なら極刑ものだと思うのだが。
アマギワ艦長が、それだけミカのホワイトの可能性っていうヤツを信じているのかもしれないが・・まあ、どうして信じているのかはわからんが。
でも、艦の治安のためにもやはり早めに檻に・・。
それはともかくあの主人公であるチンピラ・ミカには、あまり感情移入できないなあ。
あれじゃ本当に猛獣だからなあ。
でまあやはりあの世界は、DNAがプログラムのように保管され、何度でも再生できるせいか、
人間の「生や死」というものに対する重みが希薄なようである。
「私が死んでも、代わりはいるもの・・」ってヤツか。
マリオとチキのような血族的遺伝子を作るのも危険視されているようだからね。
「人」というよりも「物」に近い感覚なのだな。
その「生」や「血」にこだわったりしない所が、あの世界を無気質で消極的なネガティブな感じにしているのかもな。
で、その事にアマギワなりマリオなり、そしてミカなりは懐疑に感じているようである。
そして、それが人類を・・ってことなのかなやはり。
とまあ、こう見てみると結構ネタとか悪くない気がするんだけど、やっぱり非常に地味すぎだったり、
主人公にあまり感情移入できないせいもあってか、あまり面白いと思えないよね(笑)
でまあ今回は、ミカがずっとこだわっていたアマギワとリョウコの間にあった事も少し語られた。
やはりリョウコはアマギワを生きのびさせるために、自ら死を選んだようである。
そしてアマギワはその事に対して少しの懐疑と呵責を感じているようである。
まあ、その辺のミカとアマギワの絡みも今後出てくるだろうね。
であと、レジスタのベアトリーチェとドルチェ斎藤が今回はちょい良かったね。
特にドロップをもぐもぐと食べるベアトリーチェは可愛かった(いいなあ睡眠のいらない生活)・・偽物は思い切り撃たれてたけど(笑)
にしても、よくバグったり、システムダウンとかする船だな・・。
で、次回は過去からのホットラインってことは、幽霊か何かかな?
今週はとっても面白かったね、次週はもっと面白くなるよね、ベンジャミン(爆)


◆第4話「前哨」
脚本(浅川美也)、絵コンテ(赤根和樹、石踊宏)、演出(石踊宏)、作画監督(君塚勝教)

というわけで、今回は軍から独立したビルキスは、単独でガニメデへと向かう。
そこには150億年前(っておい!)に太陽系に存在していた知的生命体の遺跡・・宇宙船があり、そしてそのガニメデを突如リングが取り囲み始めたってのが今回の話。
やっとこ話が見えてきたせいもあってか、ちょっと面白くなってきた。
しかし、相変わらずCG以外の画作りはまっく面白味がない。
もう、コメットさん☆の一万分の一ぐらいつまらない(爆)
これが、あのエスカを作った赤根監督とは思えないね(笑)
そいや、このジーンシャフトは、色々なSFとかのパクリ・・もといオマージュでできているようである。
ミカの友達であったリョウコと、アマギワの間には「冷たい方程式」のような出来事があったようだし、
リングが地球圏の生命体を監視するシステムの端末だとか、
太陽系の先住民であった「巨人」と呼ばれる種族がいて、火星と木星の間に浮かぶアステロイドベルトはかつての彼らの母星だったとか、
「オベラス」という悪しき知的生命体を消去するシステムとか、
「巨人」たちの宇宙船と兵器の技術力をサルベージして作られたのがビルキスとシャフトとか、
どこかで聞いたことのある話ではある。
まあ、自分としては別に借り物の設定とかでも、別に一向に構わないのだが、
「それ」をいかに面白く楽しく、演出し作画する努力は必要だと思うなあ。
その辺り、エヴァの「はったり」の噛ませ方はやはり一流だったなと思うねえ。
あと、相変わらず戦闘シーンもあまり面白いとは思わない。
っていうか、バグがどうのこうのっていうのはもういいよ!、飽きた(笑)
そういや、あの世界だと「DNAが一緒だと同じ人間」っていう感覚なんだね。
まあ、「遺伝子こそがすべて」ってことなのか。
やはりハード(肉体)が全く一緒でも、ソフト(精神)が違えば全く別という気がするんだけどね。
しかし、ミカも変な奴だよな・・なんか言ってることとやってることが、まあいいけど。
なんか変な軍隊(笑)
で、今回からまた新キャラ登場。
一刻堂少女・・人形使いこと、ドルチェ斎藤(川澄綾子)。
OK・・キャラ的には超OK(笑)
どうやら人類最高のプログラマーらしいから、これでシャフトのバグもなくなってくれるであろう。
彼女の活躍に期待。
で、次回はビルキス内に吸血鬼潜入?
しかし、「天使と宇宙船」か・・。
SFのタイトルっていうのは、ホント、センスがあって格好良いよね。
でも、それをサブタイトルにしてまんま使うのは、あんまり格好良くないかもね(笑)


◆第3話「宇宙のランデブー」
脚本(時村尚)、絵コンテ(赤根和樹、阿部雅司)、演出(阿部雅司)、作画監督(向山祐治)

部屋の中で試し撃ちって・・バレバレな嘘ですな(笑)
というわけで、今回は戦艦ビルキスがリングを攻撃、そして破壊する話。
しかし・・なんでこんなに画面が地味なんだこのアニメは(笑)
バックで軽快に流れるギターの音が空々しく聞こえるほどに地味である。
キャラが動かないだけでなく、基本的にカメラがフィックス(画面固定)だから、画面に全然動きがない(笑)
まあ、そういう画面作りを意図してやっているのかもしれないけど、やっぱり地味だ。
もうちょっと動きがあってもバチは当たらないと思うんだけどね〜〜。
もしかしたらアルジュナで金使いすぎて、お金ないのだろうかサテライトは(爆)
で、今回のクライマックスのひとつであるシャフトの起動。
なかなかにCGは良好で、でもってコクピット(ディバイスユニット)描写がオリジナリティあって面白かった。
あと、やっとミカの「ホワイト」の意味もわかった。
どうやら血液型のAとかBみたいに、遺伝子のタイプを色で分けるようで、普通は10歳ぐらいで色分けされるようである。
で、ミカのホワイトっていうのはまだ色が決まってないようで、無色透明とか、中性みたいな意味があるようだ<つうか蒙古斑のあるガキと同じ感じらしい
そのホワイトのミカが(シャフトが?)、今回リングにより遺伝子データ等をスキャンされたようなので、これが今後の伏線になるのであろう。
地球外知的生命体による地球人の探査はSFの、もとい故・星新一の十八番だね!(笑)そして、今後は木星のガニメデでの話になるようである。
1話が「星を継ぐもの」(JPホーガン)だったから、最終回は「ガニメデの優しい巨人」と見た!(笑)<読んでないけど知識として続編だってことは知ってる
しかしこういう引用物の場合って、作ってる人間はその作品のファンだったりするのかねえ。
それともただ名前だけ取ってるのかな?
あと、今回は新ギャルが4人ほど登場。
タコ部屋に押し込まれてデバッグに励んでいる所は、なんか非常に微笑ましくて笑えた(笑)
これからもあの4人には活躍希望だな。
それと、今回もコンピューター用語も出まくりであった。
独自の世界を作っていて良いとは思うのだが、ただセリフだけなんで、もっと「絵的」な部分で見せる工夫が欲しかったね。
やはりその辺、リヴァイアスの「ソリッドプログラム」は、アイデア的にも描写的にもオリジナリティがあって良かったねえ。
で次回は、「前哨」。
クラークですか、そうですか(前回と一緒だ)
つか、もうちっと動いてくれ。


◆第2話「歌う戦艦」
脚本(時村尚)、絵コンテ(赤根和樹)、演出(山田徹)、作画監督(海人乃蒔潟)

というわけで、ジーンシャフトの第2回。
今回は、リングが地球上に攻撃したたために軌道ステーション・マラカナンが破壊され、そこからの新造戦艦・ビルキスの脱出&脱出しおくれた民間人の救出が描かれる。
で、感想・・マジつまんねえ(笑)
説明不足うんぬんかんぬん以前に、面白くないぞこれ(笑)
リングにより地上が攻撃されて、北米のカリフォルニアの統合軍司令部が消滅したっていうのに、
ブリッジ要員みんな淡々としまくりで緊張感も危機感も全然感じられないんだもんな。
まあ、それがプロの仕事で彼らの遺伝子的資質なのかもしれないが、見てる方はつまらん(笑)
ステーション爆破と、民間人の救出リミットという危機的状況も全然危機感感じられず、眠いこと(笑)
しかも、暗くて動かない画面と、なにやってるかよくわからないCGでさらに眠さアップ(笑)
まあ、しかしロック調のBGMの使い方と、戦艦の航行システムやシャフトの起動を、パソコンのプログラムチックにしているのは面白かったな。
つか、まともなOS詰めや!、もしかしてウインドウズ?(笑)
スタンドアローンで動けない兵器なんてナンセンスだ!!(笑)
あと、気になったのは「戦列艦」とか「抜錨」とか、所々に星界ちっくな言葉があるのが気になるなあ、まあどうでもいいことなのだが(笑)
で、次回は宇宙のランデブー。
クラークですか、そうですか。

追記
某匿名掲示板で、ここが紹介されていた。
いやあ、あそこでURL張りつけられるようになるとは、ここもちったあ有名になったかな。
怖くもあるが、嬉しくもあるね(藁
しかし「抜錨」は知っていたけど、「戦列艦」が実際にある言葉とは知らなかった。
勉強になるなあ。
あと、ファイル名のバカっぷりがばれた・・やはり適当につけてたらいかんね(汗


◆第1話「惑星を継ぐもの」
脚本(時村尚)、絵コンテ(赤根和樹)、演出(篠幸裕)、作画監督(竹内進二)

SFマンセ〜〜!!
というわけで、エスカフローネの赤根和樹監督とアルジュナのサテライト&時村尚、そして富野系の浅川美也により作られた、
ガンダムより派生したエヴァ系ハードSF風(笑)アニメ、ジーンシャフト登場!
来るべき近未来、人類は遺伝子操作により生き残り、男女比1:9となった世界。
地球軌道上に突如現れた謎のリングを調査するために、Sミッションが行われる。
そして、そこに少女ミカは呼ばれるのであった。
果たして、リングの正体とは?、そして人類の未来は?
人の宿命は遺伝子を越えることができるのか?
感想・・、わからん(笑)
あ〜〜、やりたことの気持ちはわからんでもないが専門用語と説明不足のオンパレードで、視聴者置いてきぼり状態(笑)
作り手のオナニーでも見てる感じだ(爆)
「SFは絵だねえ」というのは確かに名言ではあるが、でもSFは「文」でもあるのだ。
文章として表現、説明されていればすんなり入ってこれる「情報」も、
絵や言葉だけで表現された場合はすんなり入ってこずに、ただただ混乱を招くこともある。
実は、アニメや映画という「映像表現媒体」はソフトなSFには向いていても、ハードなSF表現には向いていないのではないかと思う。
ちなみに、文字としての表現手段をも持つ漫画は別格。
というわけで、わかりにくぞ!、って言うのが正直な感想だったな(笑)
といいながら、瑣末な所が説明不足なだけで、大きなところは単純だったけどね。
まあ、しかしこういうアニメがあるのも良いでしょう。
アニメっていうのは基本的に「内容を理解するための努力を視聴者に強いてはならない」という不文律があるからね。
サブタイトルの「星を継ぐもの」とか「歌う船」とかってところから(どちらもSF小説のタイトル)、もう「SFするぞ〜」「SFするぞ〜」って言う感じが見え見えだもんね(笑)
でも、やはり「説明不足」の気はするけどねえ。
「SFは絵だねえ」というのは、文章の代わりに、きちんと絵や描写で表現し説明するからこそ生まれた言葉だと思うしね。
ガンダム第1話なんかが良い例。
決して、言葉遊びやペダンティック趣味で視聴者を混乱させるためではないのである。
一から百まで説明しろとはいわないが、説明すべきところはすべきだと思う。
つうかアルジュナといい、サテライトってこういう独りよがりをやるための製作会社なのか!!(笑)
儲けはどうなっとるんだ!、儲けは!
まあ、ある意味非常にクリエイティブではあるがね。
高度で洗練されたものは、極々一部の人間にしかわからなかったりするからね。
ハードSFや文学は芸術に近いから、一般に広めれるようなエンターテイメントとは全く逆のベクトルなんだよねえ。
とはいえ、流石はサテライトといった感じで、コロニー描写やら宇宙描写、メカ描写などのSF的ギミックが、
CGなどを使ってしっかり描かれていたのは流石である。
音楽もロック調で格好良いね。
遺伝子というのも、ヒトゲノムが解明されて話題のネタでもあるしねえ。
そいや、なんか遺伝子調整やら女がいっぱいっていうのは、「星界の紋章」やら「EGコンバット」を思い出したね。
あと、「ヴァンドレッド」とか「大運動会」とか(笑)
まあ、ともかく一応楽しみではある。


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