◆製作サイト SEED公式
 http://www.gundam-seed.net/


◆スペシャル・エディション「虚空の戦場」4(70点)
絵コンテ・演出(高田昌宏)

というわけで、かつてはリアルロボもののお約束だった「総集編」である、「機動戦士ガンダムSEED」のスペシャルエディション(特別編)・・「虚空の戦場」
今回は、砂漠の虎ことアンドリュー・バルトフェルドとの決戦である、第21話「砂塵の果て」までである。
まったりと進み気味だった宇宙編から砂漠編を、圧縮して一気に送り出しているため、展開は早めでテンポは良く、ドラマもバトルもまあまあのバランス。
ちょっとアレ目だった作画を直したり、新作カットを追加したり、上下切り離した画面構成だったりで、気分は劇場版テイスト(劇場版がポシャったので、TV版に切り替わったとの噂もあるが、真偽は不明)
5人目のトップガンだったラスティ(私市淳)が最初に登場したり、キラとフレイのエロシーンが追加されたり、キラ・アスラン・カガリのシャワーシーンが変更されたり、TMレボリューションの新曲「Zips」が挿入されたりと、ファンなら嬉しい感じ。
悪名高い「回想」連打も、無論排除されてるしね(笑)
とはいえ・・基本的には同じ流れであり、ダイジェストの総集編といった感じなので、部分部分はわかりにくく、まあホントに「総集編」といった感じ。
ざっと、振り返る感じにはいいんだけどね。
個人的には、もうちょっと長めが良かったかなと・・やっぱ、流石に2時間では短いわ。
色々重要なとこ色々抜けてるし。
あと、声優さんもニコルが朴路美さんに、アイシャが平野文さんに変更。
どちらも違和感はあまりなくて良好。
でも、アイシャの人は元のあの片言っぽいエキゾチックな感じがちょっと好きだったので、残念だったり(笑)<ヘタレ声優好き
で、今回の最大の特徴は、やはり「フレイ様の恩讐」が基盤にあることかな。
フレイ様のキラへのそれが、かなり強化されて描かれているので、フレイ様ファン的にはバッチグー(笑)
第2部、第3部をもしやるならその辺りをより強化して、フレイ様ルート、フレイ様エンドへとつなげて行って欲しいところである。
後半、出番少なめだったからね(涙)


◆第49話「終末の光」5
脚本(吉野弘幸、両澤千晶)、絵コンテ(西澤晋)、演出(鳥羽聡)、キャラ作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(高瀬健一)

死ぬ、死ぬ、死ぬ、みんな死んでしまう・・。
というわけで今回は、真空へと散って行く命の光、ザフト、連合、そしてキラ達の宇宙での三つ巴の大決戦って話。
つうか、死に過ぎ!(笑)
なんてガンダム的な・・もとい富野的な展開なんだ・・。
正直、自分は「皆殺し富野」があんまり好きではない。
人が死ねば感動させれるとか、殺しちまえばすべてがチャラにできるとか思ってるあのやり方が嫌いだ・・その根性が嫌いだ・・ブレン以降はその「性癖」はやっと直ったようですが・・。
確かに非常に燃え燃え展開だったし、密度も高かったし、連合の悪の枢軸であるアズラエルや連合司令官、でもってガンダムパイロットズが死ぬのは、まあ良い。
連合にザフト双方の一般兵士が死ぬのだって良い
悪人なんだから・・戦争なんだから・・。
お約束の漢の死に方だったフラガの兄貴や、マリューとの決着を迎えたナタルも良い。
ちゃんと見せ場もドラマもあったし。
何が納得いかねえかって、まるでVガンのシュラク隊のごとく、「あっさり」死んでしまったアストレイ3人娘である。
「意味のない死」とか「戦争という悲劇」ってのは上の方々だけでも十分わかるんだから、何も殺さなくたっていいじゃないか。
死ぬってことは、ラクスじゃねえけど・・すべての未来も幸福も、すべてのドラマが終わってしまうってことなのだ。
人間、生きてこそ、なんだから。
3人娘は、外伝であるアストレイでは、結構な活躍をしているだけあって、尚更納得がいかない。
つうか、せめて一人(誰かは悩むとこだが)でいいじゃねえかよ〜。
「戦争の犠牲」は、オデロだけで十分なのに・・(SEEDだとニコルとトールだな)こんなとこで富野やらなくてもいいのに・・。
とはいえ・・「戦争での死」ってのはあのぐらい意味はなく、あっさりだったりはすんだけどねえ。
そういう「意味」では、成功ではあったとは思うのだが・・やはり全員殺しはやりすぎ。
で、上では「皆殺しの富野」が好きでないとか書きながらも、今回のそれぞれの「死」は結構良かった(笑)
まずは、兄貴。
人の闇・・人類の「欲望」の「戦争」の象徴(メタファー)であるクルーゼ駆る、思いっきり「サイコミュ(笑)」搭載なプロヴィデンス(摂理)との、戦闘中でもなぜか会話しまくりな「ガンダムトーク(笑)」炸裂による、スーパーニュータイプ戦闘が、イカス。
兄貴ってば、避けるは避けるは、避けまくること(笑)
ナヨナヨ主人公のキラなんかより、1万倍ぐらい格好良いんだもんな(笑)
そして、そして・・最愛の女であるマリュー艦長を守っての、「不可能を可能にする」、あの死に様・・。
兄貴、兄貴〜〜〜!!!
正直、クルーゼとの因縁との決着での死ではなかったのは残念ではあるのだが、「好きな女のために死ぬ」・・兄貴らしい非常に漢な死に方で、号泣でした・・。
愛に生き、愛に死んだ男・・・・ムウ・ラ・フラガに、敬礼!!
・・そして、ナタル。
軍人として生きてきたナタルにとっては、上からの命令とは常に正しく、抗うことなどできない絶対的なものであった。
しかし、戦争が生み出すその悲劇と愚かさを感じたナタルは、最後にはもうひとつの「戦争の象徴」でもあるアズラエルの命令にも逆らい、一個人「ナタル」として死んでいったのは・・格好良かった。
「あなたはここで死すべき人だ・・私と共に!」
という言葉は、「命令するもの」(アズラエル)、「それに従うもの」(ナタル)という戦争を生み出す二つの象徴の死を上手く現していて、非常に良かった。
とはいえ・・最後にその格好悪い「愚か」さを見せてくれたアズラエルは良かったのだが、
やはり、アズラエルがなぜにそれほどまでに戦争を求め、コーディネイターを憎むかの描写が全然なく、単なる「馬鹿」としてしか描かれなかったのは駄目駄目です(笑)
クルーゼと同じく、人の闇のもうひつとつの要素でもある「差別」やら「競争心」「憎悪」などの象徴として描かれていたのなら、このシーンももっと生きたのにねえ。
アズラエルのキャラ立ては、完全に失敗だったよなあ・・残念。
それはともかく・・軍人として生き、最後は「ナタル」として死んでいったナタル・バジルールに、敬礼!
つうか・・桑島はやっぱ、うめえなあ・・。
でまあ、もうほとんど言い切ってしまった気もするけど(笑)、今回のテーマは間違いなく「戦争」。
サンライズ気合いのメカ作画により、超絶怒涛のガチンコバトルが非常に格好良く、燃えた。
人の憎しみが、愚かさが、悲しみが生み出した戦争という悲劇。
アズラエルの「撃たなければ撃たれるぞ〜!」や、
ナタルの「終わる、確かにそれですべて・・」、
アスランの「お前達は何のために戦っている!」、
クロトの「やらなきゃやられる、そんだけだろが!」、
クルーゼの「自ら育てた闇に食われて、人は滅ぶとな!」、
そしてそれらを締める言葉としてのラクスの、
「人は、おそらくは戦わなくても良かった存在・・」「その手につかむ、この果ての未来は幸福・・本当に?」
といった、戦闘の中での「ガンダムセリフ」は、ちゃんとした描写の上にポンと乗っかってくるからこそ、生きてきて良いね。
これぞ、富野由悠季が生み出した、「富野マジック」(笑)
で、次回はついに「機動戦士ガンダムSEED」も最終回。
果たして、どんなラストが待っていることか。


◆第48話「怒りの日」4
脚本(吉野弘幸、両澤方)、絵コンテ(とくしまひさし、谷田部勝義)、演出(谷田部勝義)、キャラ作画監督(山口晋)、メカ作画監督(阿部博彦)

というわけで今回は、ザフトにより最終兵器ジェネシスが使われ、そしてキラ達は戦いの前の休息を迎えるって話。
流石は決戦前夜、盛りに盛り上がってるなあ・・。
で、ついに放たれた終局のかぶら矢。
どうやらジェネシスは、これまた核の爆発を利用したガンマ戦レーザー方のようで、その破壊力は初代のコロニーレーザー以上で、どうやら地球をも狙えるほどの威力のようである。
Nジャマーがそうであるように、世界の根本原理として、人類が生み出した禁忌の兵器である「核」が基本としてあるのは良いね。
歯止めの聞かない、憎しみの連鎖・・目には目を歯に歯を。
しかし、ザフト側が核を使うのいいとしても、やはり連合側の核使用描写は安直過ぎだよな。
アズラエル一人の意志決定だけで進んでる印象が大きかったから。
どうやら、「血のバレンタインの悲劇」もアズラエルなどのブルーコスモスの仕業ではあったようであるが、その辺の描き込みがもっと欲しかったところ。
アズラエル一人だけでなく、もうちょっとブルーコスモスの裏での画策や、ナチュラル全体の意志的な描写が欲しかった、
正義の超大国アメリのブッシュ大統領や、イラクの独裁者フセイン大統領やらアルカイダのビンラディン(いたね、そんな人)とかにしろ、一個人の意志決定がすべてに見えたりもするが、その後ろには様々な人々の思惑によってそれぞれの国家や組織が動いてる訳だからねえ。
わかりやすいっっちゃ、わかりやすいんだが・・。
なぜかガンダム世界は一個人の意志が、一組織の全体意志のようになったりするからな。
そして、その一個人を撃つとその戦争も終わってしまう「ラスボスシステム」だったいすることがあるから・・しかもなぜかMSに乗ってきたりして(笑)
それはともかく、虎さんの今回のお言葉、
「人は慣れるんだ、戦いにも殺し合いにも・・」
という言葉はなかなかに重い名言ではあるが、そういった後ろ押しがなく、お馬鹿のアズラエル一人の思惑がすべてだったりするから、言葉が希薄に聞こえるのは残念なところ。
相変わらず、あと一押しの描写や展開が足りないんだよな、このアニメは。
まあそれはそれとして、決戦前のそれぞれのやり取りはなかなかに良かった・・咲きまくるはラブの花(笑)
もらったら「死亡確定」なアイテムをである指輪をやり取りするキララクはいいとして(笑)<キララク断固反対!!
アスランとカガリはほのぼのして良かったねえ・・「弟に決まってる」は笑った。
そして、やっと・・やっとミリィに優しい言葉を投げかけられるディアッカに号泣(笑)
良かった・・良かったなディアッカ・・死ぬなよ、マジで(笑)
でもって、もうすでにラブラブな兄貴と艦長・・はまあいいとして、つーか死ぬなよ、兄貴(笑)
MS乗りも嫌いになったりさせないように。
あと、今回は土壇場滑り込みなMS(ガンダム)・・カガリ駆るルージュストライクに、クルーゼ駆るプロヴィデンスが登場。
果たして、どんな活躍を見せてくれることか・・楽しみである。
しかし、プロヴィデンスは思いっきりジオングだな(笑)
つうか、引きが前と一緒じゃん(笑)
で次回は、決戦!!


◆第47話「悪夢は再び」5
脚本(吉野弘幸、両澤千明)、絵コンテ(とくしまひさし)、演出(関田修)、作画監督(佐久間信一)

というわけで今回は、Nジャマーキャンセラーを手に入れた連合は核武装をし、そして連合とザフトはついに宇宙での全面対決を迎えるって話。
なんか、すごい展開になって来たな・・。
ついに始まった燃え燃えの連合とザフトの全面対決。
かねてからの悲願であった、ガチンコの艦隊戦&MS戦闘が激燃えでした。
初代で言えば、連合の核がソーラーシステムで、宇宙要塞ボアズはソロモンで、ザフト最終兵器ジェネシスがコロニーレーザってとってところか?
そして、アズラエルの手によって、ついに使われる核の炎・・核武装したメビウスが「ピースメイカー(平和を作るもの)」とはなんとも皮肉なネーミング。
種族的対立に端を欲した、最終戦争。
西川貴敦の「Meteo」がかかっての悲愴感漂う雰囲気が、「憎しみの連鎖」を思わせ、良い感じでした。
つうか、
「あのミサイルを落とせ〜!、プラントをやらせるな〜!!」
というイザークの格好良いのなんの(笑)
それにしても、唐突に始まるんで、1話見逃したかと思いましたよ(笑)
SEEDは、各話や各シチュエーションごとのインパクトや描き込みなどはかなり良いのですが、各話や各シチュエーションごとのつながりや流れなどがぞんざいなことが多く、唐突な印象があることが多いですからねえ。
今回も、この展開にいたるまでのきちんとしたワンクッションが欲しかったところ。
ちょっと展開が急すぎだし・・話にスピード感があるのは良いのだが。
その辺りのきちんとした流れの作りは、小説版か映画版に期待かな?(笑)
まあそれはともかく、連合が核を使い、ザフトはジェネシスを発動。
ザラを煽りまくって「戦争を終わらせる」ため、「世界を終わらせるため」に戦線を拡大させようとするクルーゼがおもろいな。
しかし、キラ達は、この愚かなる戦争を本当に止めることができるのであろうか?
つうか、三つ巴の「第3勢力」として描かれていたのは良いのだが、いまいちどうやって戦争を止めるつもりだったのかわからなかったのは、痛いな・・結局止めれなかったし。「平和を叫びながら、その手に銃を取る」
という、アクティブ型リリーナ様のようなラクスは結構好きなのだが。
あと、今回はダブル桑島がなかなか良い感じであった。
生粋の軍人として生きていたがゆえの戦争という行為に疑念を持ち始めたナタルに、キラに会うため、戦争という現実を受け止めるために戦果へと身を置くフレイが良いね。
頑張れ、ダブル桑島・・つうか、桑島法子はやっぱ上手いなあ。
それはともかく、ついに射られた終局のかぶら矢。
続きが楽しみです。
で、次回は決戦前夜。


◆第46話「たましいの場所」4
脚本(吉野弘幸、両澤千晶)、絵コンテ(久行宏和、とくしまひさし)、演出(高田耕一)、キャラ作画監督(米山浩平)、メカ作画監督(池田有)

というわけで今回は、クルーゼの命令により宇宙へと射出されたフレイを乗せたポッドを巡っての戦い話。
久行絵コンテによる、フレイのポッドを巡っての緊張感漂う三つ巴バトルは、スピード感もありなかなかに圧巻で面白かった。 
自らの出生の秘密を知り、そしてかつて守ると誓った少女であるフレイの突然の登場により、動揺しまくりのキラも、ついにフリーダム被弾は結構格好良かった。
しかし、フレイ様久々のご活躍は良かったのだが、はっきり言ってフレイがザフトに行ったのはなんか全然意味がなかったなあ(苦笑)
もっとザフト側での活躍や描き込みがあると思っていたのに、Nジャマーキャンセラーを渡すためだけに存在してたなんて、意味がない。
フレイは良いキャラなんだから、もっとザフト側でも生かして欲しかったよ。
それに、フレイを巡って動揺する一同ってのは良かったけど、これまで全然フレイについて言及がなかったので、やはり唐突なんだよな。
SEEDは各シークエンスごとのインパクトなどは抜群なのだが、その前後のつながりや、伏線の描き方などがいい加減過ぎるんだよな。
フラガと父親の話も同上。
とはいえ、かつて守りたかった少女を守り切れずに動揺しまくるキラは良かった。
でも、ラクスの膝で泣くキラは格好悪い。
気持ちはわからんでもないが、そこは一人で泣いてくれ、頼むから(笑)
っていうか、キララク反対!!(笑)
まあ、ロングバージョンEDでの入り方は、なかなかに感動的で良かった。
まあしかし、フレイ様が死ななかったのは良かった・・いつポッドが吹っ飛ばされるかと、ドキドキしたよ(笑)
で、どうやらフレイの持っていたディスクは、Nジャマーキャンセラーの設計図のようで、「やった〜!!」と大喜びするアズラエルはちょっと可愛かった(笑)
これで連合は核兵器使いまくりなわけで、最終決戦への幕が切手落とされるというわけか。
やはりクルーゼの目的は、世界への人類そのものへの復讐で、戦火を拡大することだったようである。
ザビ家への復讐のために軍へと入ったシャアと、一応ベクトルは一緒なのだな・・こっちはさらに壮大だが。
どうやらテロメアが短くて老化が早いようで、人の果て無き欲望と狂気の末に作り出され、自らに不幸を背負わせたであろう世界や人類の憎悪というのが、クルーゼの行動理念だったわけだ。
それであんなにも好戦的で、どこか投げやりだったわけだな。
小学生を多数殺害した宅間守と同じように、自らの出生や不幸を呪い、そしてそれが世界そのものへの憎悪と転化する気持ちは、実はわからなくもないんだよな(苦笑)
クルーゼの場合は人の欲望や愚かさが、自らを苦しめる楔となったわけだから・・。
まあそれはともかくとして、今回の名シーンはやはりヴェサリウス轟沈であろう。
ラクス艦隊vsザフト艦隊の戦闘シーンもなかなかに格好良くて、特にヴェサリウス轟沈での、それぞれの敬礼シーンは格好良かった。
アデスは実は結構好きだったんだけど(顔がw)、正直、影が薄くて掘り下げも甘かったので、もっと活躍が欲しかったよなあ・・残念。
とりあえず、真空の宇宙へと散った、ヴェサリウス艦長アデスの死に、敬礼!!
で、次回はついに連合がザフトが全面対決!


◆第45話「開く扉」5
脚本(両澤千晶)、絵コンテ(西澤晋)、演出(西山明樹彦)、キャラ作画監督(大貫健一)、メカ作画監督(植田洋一)

というわけで今回は、コロニーメンデルの研究所の廃墟へとやって来たキラとフラガは、そこでクルーゼから衝撃の真実を聞かされるって話。
ガンダム的お約束の、敵側饒舌語りによる、語られる過去話&ネタばれ。
お約束的SF展開とはいえ、「まあ、クルーゼさんったら、いきなり雄弁」な暴走クルーゼ大語りによる、キラの、そしてフラガの秘密。
どうやらキラは、母体による不確定要素を無くすために、ヒビキ教授による「人工子宮」によって「作り出された」最高のコーディネイターとして産まれたようである。
双子であるカガリは、ヒビキ教授の妻の母体で、ナチュラルに「産まれた」って感じか。
「人工子宮」やら「遺伝子操作」ってネタは、「星界の紋章」の世界を思い出させるな。
で、どうやらクルーゼはフラガの父親が自らの「分身」に跡を継がせるために「作り出された」クローンであり、クローンがゆえの遺伝子異常により、肉体的に疲弊している様である。
キラもクルーゼも、人の果て無き欲望とエゴ、科学の進歩と、人の「幸せ」を求める狂気が産み出した、科学の忌み子だったのだな・・「人に造られしもの」その呪われた宿命。
クルーゼ役の関俊彦の名演と、研究所でのエゴイズムたっぷり(「目の色が違う」とかってのが凄いな)な描写により、なかなかに圧巻であった。
かつてキラはカガリに、コーディネイターは「人類の夢だったんじゃないかな」と語っていたが、果たしてそれは本当に「夢」だったのだろうか・・「悪夢」でないと言えるのだろうか?
なんつうか、Gロボの「幸せは犠牲なしには得ることはできないのか?」という言葉を思い出させて良い感じである。
やはり、こういった科学の進歩に対する懐疑や、問題提示というものはSFっぽくて良いね。
「人類の夢」であるはずだった遺伝子操作技術の行き着く果て、その飽くなき欲望と狂気ってのは、お約束だけどいい。
「ナチュラルとコーディネイター」とういのはSF的ギミックとしては使い古されてはいるが面白いネタなので、もっと掘り下げてほしかった所もあるが、まあ子供には分かりやすい展開は良いかな。
というか、「ガンダム」ってそういう部分、結構唐突だったり適当だったりすることが多いからな。
まあ、「ガンダム」はSFじゃなくてロボアニメだから別に良いけど。
それはともかく、クルーゼは、その人類や科学の欲望と狂気の果ての「忌み子」として産み出されたがゆえに、人類そのものを憎んでいるって感じなのだろうな。
う〜ん、燃える。
しかし、キラとカガリの秘密やら、クルーゼとフラガの関係とかはわかったけど、フレイの父親とフラガの声が似てるうんぬんは、ホントに「似てる」ってだけっぽいな(笑)
そいや、キラとカガリがなぜにそれぞれの親に引き取られたのかも、ちょっと謎だなあ。
まあそれはともかくとして、今回はディアッカが格好良かった。
結局のところ・・女(ミリアリア)のためだよなあ(笑)
「好きになっちゃったもんは、仕方がねえだろ〜!!」byガロード・ラン(ガンダムX)
という、ガロードの至言と同じだな(笑)
あと今回も、西山明樹彦演出、植田洋一メカ作監によるスピード感あるバトルが格好良かった。
なんかドラマが濃かったんで、おまけっぽかったけど(笑)
で、ついにやフレイ様出陣!・・果たして戦争を終わらせるために「鍵」とは何か。
次回が楽しみである。
で、次回はフレイが・・フレイが・・どうなるんだろうか?(汗)


◆第44話「螺旋の邂逅」5
脚本(吉野弘幸、両澤千晶)、絵コンテ(とくしままさひろ)、演出(鳥羽聡)、キャラ作画監督(森下博光、吉田徹)

というわけで今回は、ナタルの指揮するドミニオンとの戦いを迎えたアークエンジェル。
そして、そんな決戦の中、フラガはディアッカを連れてコロニーメンデルへと入るって話。
前回に引き続き、超燃え展開。
因縁、因縁、また因縁。
マリュー(アークエンジェル)vsナタル(ドミニオン)、フラガ(ストライク)vsクルーゼ(ゲイツ)、ディアッカ(バスター)vsイザーク(デュエル)
それぞれの因縁の対決が、非常に迫力とスピード感あるMSバトルと展開で、超燃え。
回想話連続からの、制作体制が整い、助っ人メンバーが入ってからこっち、メカ作画の気合が素晴らしいね。
これが、前半戦であったならば・・(笑)
まあそれはともかくとして、クライマックにふさわしい燃えるバトルが展開されていて良いね。
で、どうやらあの3機の連合のガンダムは「トランスフェイズ装甲」というヤツらしく、「フェイズシフト装甲」よりも進化した装甲のようである。
どうりでメンテ中でもフェイズシフトダウンしなかったんだな。
そして、コロニーメンデルでのキラを巻き込んでのフラガとクルーゼの対決。
でも、せっかくの視聴者公募の新型MSゲイツも、ストライクとは良い勝負であったが、キラとフリーダムの前ではバランバラン・・無残(笑)
どうやら色々張られていた伏線が一気にここで解決するようで、次回が非常に楽しみである。
果たして、あの研究所の秘密とは・・フラガとクルーゼ、そしてキラとカガリの秘密とは。
あと、ディアッカとイザークの対決も楽しみだな。
さて、どうなることか・・テンション高いなあ。
で、次回は明かされる秘密!・・兄貴やべえ!!!


◆第43話「立ちはだかるもの」5
脚本(森田繁、両澤千晶)、絵コンテ(松尾衛、久行宏和)、演出(三好正人)、キャラ作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(高瀬健一)

あ、OPに虎が座ってる!
というわけで今回は、L4の宇宙コロニーメンデルへとやって来たアークエンジェル達に、ナタルが操艦するドミニオンが立ちはだかるって話。
かつての仲間ナタルとの、そして同型艦であるアークエンジェル級二番艦ドミニオンとの戦い。
ついに「天使」の名を冠する艦同士の対決、アークエンジェル@マリューvsドミニオン@ナタルとの決戦。
もう・・シチュエーンションだけで激燃え!、ご飯十杯は食える!!(笑)
しかも、ナタルはきちっとかつての仲間との戦いとに戸惑いを見せるという感情的な所も見せながらも、流石ナタルと言った感じの非常に冷静で格好良い戦術をもかまし、艦を華麗に操艦するお約束展開も超燃え!
頑張れ、ドミニオン!!(おい
しかも、そこにクルーゼ率いる久々のヴェサリウスが登場しての三つ巴展開もイかします。
SFとミリタリ心をくすぐる森田脚本に、絵コンテはまたまた電童のキャラデザの久行さんで、MSバトルもなかなか格好良かったしねえ。
この決戦は次回にも続くようで、決着がどうなるか楽しみである。
ナタル・・やっぱ死ぬかな?(汗)
で、どうやら話は謎のコロニーメンデルへと続くようで、思わせぶりなクルーゼの言動も気になるところ。
っていうか、フレイ様にそろそろきちんとした出番を!・・でも、できればカテジナパターンは勘弁な!!(笑)
頑張れ、負けるな、戦えフレイ様!
しかし、マリューに「ムウ」と呼ばれたり、ディアッカに「おっさん」呼ばわりされたり、ニュータイプ描写があったりと、兄貴もそろそろヤばそうだよな・・(汗)
あ、出番はちょろっとしかないけど(笑)密かに格好良くて存在感のあるディアッカも良かったです・・頑張れ、ディアッカ。
でも、ミリィとの絡み描写は欲しいところだなあ。
色々と後半戦真っ只中で、色んなキャラの色んなことを描かないといけないのはわかるが、そういう細かいキャラの色々も描いて欲しいよな。
あと、キラとラクス、アスランとカガリはますますいい雰囲気になっちゃってまあ・・こりゃキララク、アスカガ決定か!(笑)
まあ、俺はフレイ様さえ幸せになるなら、他の人間が誰とくっつこうが関係ないけどさ!(爆)
それと、あの3馬鹿はガンダムの「生体CPU」らしく、「装備」扱いのようです・・部品だったのかヤツらは・・ちょっと、可哀想だな。
それにアズラエルも、ドミニオンに乗り込んでオブザーバーとしてナタルにちくちく嫌みを言うようだし・・頑張れナタル。
「わからないなら黙っていてください」
は、かなり良かったが(笑)
で、次回はなんか三つ巴でかなり大変。
そろそろまた戦死者が出そうだなあ・・。


◆第42話「ラクス出撃」4
脚本(吉野弘幸、両澤千晶)、絵コンテ(西澤晋)、演出(井之川慎太郎)、キャラ作画監督(山口晋)、メカ作画監督(阿部邦博)

というわけで今回は、父ザラにその真意を問いただそうとしたアスランは、反逆者として捕まりクライン派に助けられるって話。
前半はドラマで、後半はバトルというお約束的作りで、なかなか良いね。
「平和を求めるもの」ラクスを中心に集い合うかつての敵たちって展開は、やはりガンダムWを思い出すね。
無敵で不殺なガンダムとか、戦争と平和的テーマとか、801臭さとか、リアリティうんぬんよりスパロボな作劇優先な展開とか似てるしねえ。
「21世紀のガンダムW」って感じだな(笑)
それはともかく、今回の目玉はやはりフリーダム・ジャスティス専用運用艦であるピンク(笑)の戦艦「エターナル」の出撃であろう。
片目片腕片足を失いながらも生きていた砂漠の虎ことアンドリュー・バルトフェルドを艦長にしてのザフトからの脱出は、音楽の効果もあり演出作画のテンポの良さもあってか、なかなかの盛り上がりであった。
虎さん、なぜ生きていたかは不明だが、格好良いな。
まあ、今後のエターナルの活躍に期待である。
そして、今回のもうひとつの目玉はアスランと父の確執が本格化。
ザラ委員長も戦争の狂気にとりつかれてる感じで、アスランとザラとの袂の別れはなかなか良かった。
やはり最後は、「父殺し」な展開かな?
しかし、SEEDはフレイの親父に始まり、ウズミ(カガリ父)、シーゲル(ラクス父)と、ヒロイン系の父親は死にまくりだな。
ミリィも恋人のトールが死んでるしな。
それにしてもアスラン、キラにラクスまで取られてしまい・・なんだかとっても不憫だ・・。
頑張れ、アスラン(笑)
で、連合とザフトも宇宙での最終決戦間近で、対決の構図としてはわかりやすくなっていいんだけど、キラ達がいまいち何をしたいのかは不明だなあ。
最後に歌で戦争終結は勘弁して欲しいところだが、それが一番妥当な展開っぽそうだな。で、次回はキラ達の前にドミニオンを駆るナタルがついに立ちはだかるって話。
天使対決、楽しみです。


◆第41話「ゆれる世界」3
脚本(大野木寛、両澤千晶)、絵コンテ(とくしまひさし)、演出(谷田部勝義)、キャラ作画監督(米山浩平)、メカ作画監督(池田有)

ついに4クール目突入ってことで、第4期新OPが登場。
歌は3期と同じ、玉置成美で「Realize」
う〜ん、あんまりかな。
やっぱ案の定書き下ろしが少なめで、歌のテンポも普通・・OPは、1期>3期>2期=4期って感じだな。
玉置成美の3期も好きではあったが、できれば最後はガンオタ・西川貴敦に締めてほしかったなあ。
しかし、色々とネタバレっぽくて想像が増すな(笑)
乳揺れ復活と、なんだかちょっぴり嫌そうなナタルが印象的でした(笑)
というわけで今回は、アークエンジェルは宇宙へとあがり、そして連合とザフトの戦いは混迷を極めて行くって話。
久々のまったりドラマパート。
なんというか、勢力分布図としてはわかりやすくはなって来たのだが、ますます混沌として来たなあ。
連合とザフトの戦いは混迷を極め、平和への道は遥かに遠く。
ストーリー的にも、ドラマ的にも、まだまだ混沌の極みだなあ・・伏線としては色々張られまくってるのだが。
ガンダムの・・もとい富野的お約束なら「皆殺し」にすることですべて強引に収集つけたりするのだが、そういう安直な展開は避けて欲しいところ。
で、どうやらラクスは潜伏しながらプラントで和平活動をしているようである。
なんだかちょっぴりリリーナ様状態ではあるが、あんまり効果はなさそうな感じ(笑)
実際、戦時下での和平活動ってのは、絵空事に見えたりもするからな。
それにしても、ラクスの父であるシーゲル・クラインは、あっさり死亡の模様・・っていうかそれはあっさり過ぎだろ(笑)
ウズミ様ほどではないにしろ、もちっと派手に死んで欲しかった・・まあ、リアルではあるんだが。
あれではオヤジ、何をしたかったのかわからんままではないか。
しかし、人工受精や人工子宮という技術的問題で少子化を解決ってのは、ちょっぴり星界のアーヴみたいだな。
ますますコーディネイターは宇宙人化していきそう・・。
そして、キラとカガリの兄妹問題も一応発展。
でも、話的には別にそれでどうなるというものでもない気はするな。
まあ、スターウォーズのルークとレイア姫とハン・ソロのように、三角関係にケリをつけ、アスランとカガリをくっつけるためって気もする(笑)
それと、久々のフレイも登場・・すっかりおびえた子兎みたいになっちゃって・・。
こっちも、果たしてどうなることか・・OPの乳揺れはフレイなのかな?(笑)
あと、ついにや登場のアークエンジェル級二番艦ドミニオンも登場。
艦長は無論、少佐へと大昇進のナタル。
もちろんこれはアークエンジェル(大天使)vsドミニオン(主天使)という、「天使」対決への伏線であり、マリューvsナタルの硬軟の決戦が楽しみである。
しかし、ラクスの放送を聞いていた虎(多分)にはびっくりだったな・・生きてたのかお前!(笑)
まあ、その辺りも今後に期待。
って感じで、色々と今後の伏線が張りまくりの今回。
さて、最後までこれらすべてを収集つけることができるのかどうか・・この作品の真価が問われるところである。
で、次回はラクス出撃!・・陣羽織なラクス・・笑えるけど可愛いな(笑)
あとアスランとザラの親父の絡みはちょっと楽しみ・・血のバレンタインの裏話聞けるかな?


◆第40話「暁の宇宙(そら)へ」4
脚本(大野木寛、両澤千晶)、絵コンテ(米たにヨシトモ)、演出(関田修)、キャラ作画監督(大貫健一)、メカ作画監督(植田洋一)

4クール目突入!!
というわけで今回は、連合の再度の攻撃を受けたオーブは、悲壮なる決断を下すって話。
またもや密度ある大バトル満載の今回、なかなかに燃え燃え展開。
いやあ、やっぱガンダムの華はバトルだなあ・・ここの所はガンダム戦闘に量産型戦闘と、MSバトルが満載で凄く幸せ。
ガンダムも嫌いではないが、ドカドカとやられていく連合のダガーに、オーブのM1の量産型たちの可愛いこと可愛いこと(笑)
ここまでやったら、そろそろ息切れしてもいいです・・よく頑張った(笑)
そいや今回は、前回はドラマパートでのご出陣でしたが、迫力のバトルパートでの米たにヨシトモ絵コンテに豪華原画陣!・・スパロボバトル最高!、うん、適材適所だ(笑)
で、今回の見せ場は大MSバトルもそうですが、それぞれの戦いの決意、そしてマスドライバー「カグヤ」での宇宙への旅立ち。
アークエンジェル発進は、「ポジトロニック・インター・フェアランス」(すげえな、補助があったとはいえ単艦で大気圏離脱できるのな)は格好良かったですが、意外にあっさり目でちょっと残念ではあったのですが、カガリを乗せた「クサナギ」の方へときちっとクライマックス(名曲「暁の車」がかかっての)を持ってきていて、お約束のギリギリ発進が燃え燃えでした。
フリーダムとジャスティスの、「ファイト1発!」はGガンっぽかったですが(笑)
それに、どうやら「キラとカガリ」という、問題の兄妹ネタもどうやらやっとこ披露するようで、今後が楽しみです。
そして、ついにカガリの父、アスハ代表、死す!
SEED世界では珍しく「まとも」な大人だったので、惜しい人を無くしてしまいました・・だが格好良かったぞ、オヤジ!!(笑)
でも、何も自爆せんでも(笑)・・いや、まあモチーフは「日本」だから「お国柄」なのかもしれない・・皇族だし(笑) 
それにしても前々から思ってたんですが、「カグヤ」とか「クサナギ」とか「オノゴロ」とか、オーブの名称はなぜにあんなに「日本風」なんだ?(笑)
もしかしたら、日系移民が多いとかそういう設定なんだろうか?・・いや、ただ単に「オーブ=日本」だから、和風にしとこってだけかもしれないが(笑)
で、「クルーゼ隊」 の面々にもちこっと動きが。
まずは・・ディアッカ!(笑)
前回はディアッカらしい「へっぽこ」ぶりを大披露してくれましたが、今回はバトルにドラマにと結構な活躍・・ディアッカ頑張れ!、まだまだこれからだ!(笑)
そして、クルーゼとイザーク。
どやらやっぱりクルーゼがフレイ様(出番ないね・・)を拉致ったのには理由があるようですが、まだまだ全然わかりません・・っていうか、早くゲロしろ仮面!、鍵ってなんだよ!(笑)
そういや、イザークも影が薄いなあ・・キャラが多いと大変だな(笑)
とまあ、舞台は再び宇宙へ。
いまいちキラやアークエンジェルの面々が何をしたいのかはわからないですが、まあ彼らの活躍に期待です。
しかし、このケレン味ある派手で大味っぽいバトルや展開は、でもってキャラクター主導型な雰囲気、初代っていうよりやっぱガンダムWだよなあ。
つうことはラストは宇宙大決戦の後で、カガリ&ラクス&フレイ(笑)で世界政府樹立か?
・・いいかもしんない(笑)
まあ、あんまり安易なラストは勘弁したい所ではあるな。
で、今回から3代目ED・中島美嘉の「FIND THE WAY」に変更・・無論絵も変わって!!(ここ重要)
歌も結構悪くないし、絵も雰囲気も悪くない・・っていうか、イラストがちょっぴり初代ガンダムのEDやZZのEDっぽいね(笑)
なんか、色んなキャラがみんな幸せそうで、ちょっと笑った・・っていうか、また仮面と兄貴がいないんですが!!!
で、次回は久々のドラマパートで色々わかるかな?


◆第39話「アスラン」3
脚本(野村祐一、両澤千晶)、絵コンテ(高田耕一、松園公)、演出(高田耕一)、キャラ作画監督(森下博光)、メカ作画監督(吉田徹)

というわけで今回は、連合による戦闘が一時中止され、キラはアスランと再会することになるって話。
前半は戦闘シーン満載だったが、後半はまったりのドラマパート。
まず、ガンダムいっぱいの戦闘シーン。
もう、しっちゃかめっちゃかの乱戦状態だったが、いつもながらのスピード感と迫力ある戦闘でなかなか面白かった。
ジャスティスも初戦闘で、フリーダムのコンビ戦闘で大活躍だったしね。
まあ、それ以上に連合3パイロットの、しっちゃかめっちゃか戦闘の方が楽しかったけど(笑)
あと前回に続き、ひっそりとダガーやM1(今回はちょっと優勢)が活躍してた所も良かったな。
やっぱ、量産機はドンドコやられるから良いわ。
しかし、強化人間(ブーステッドマン)であるあの3人組は、ホントに薬中で、ホントに駄目駄目で、なんか「お薬おねだり」してる所が・・素敵だった(笑)
頑張れ、3人組。
で、ついにでの再会を果たす、キラとアスラン。
なんか、夕日の海岸をバックに、
「アスラ〜ン!」「キラ〜!」・・『てめえはぶっ飛ばす!!』
って感じに、「スクライド」のごとく男と男の「拳の語り合い」が始まるかと思ったのだが、「抱き着き魔(笑)」カガリんによって、あっさりクールダウン。
カガリん、お前ってヤツは・・(笑)
まあ、キラとアスランの再会はあまあだったかな。
どうもキラが達観しまくってるせいか、いまいち盛り上がりに欠けるんだよな。
連合にもザフトにも属さないというその信念は良いのだが、だからいったいどうしたいのかが良く分からないからなあ。
オーブに属して「守るための戦い」をするってことかな?
まあ、その辺りはアスランとラクスを含めて今後に期待かな・・やっぱ、OPのように「共闘路線」か?
で、個人的には「あの人を殺すと、トールが帰ってくるの!・・違うでしょ!!」と、悲しみをこらえながらも憎しみを押さえるミリィの方が良かった・・ミリィ、ええ子や・・。
というかてっきり今回で重傷or死亡?かと思ったディアッカ、失言するわ、なんか影が薄いわで、いいとこなしだったな(笑)
ディアッカ・・それでこそディアッカ・・頑張れ(笑)
あと、この頃めっきり出番がなくなってしまった我らがフレイ様も、ザフトの軍服を着て黄昏中・・緑の軍服が似合ってねえこと。
頑張れ、フレイ様・・そろそろ出番もあると思う(笑)
と、今回は「頑張れ、みんな」って感じだったかも(笑)
で、次回はアークエンジェルがついに宇宙へ!


◆第38話「決意の砲火」5
脚本(吉野弘幸、両澤千晶)、絵コンテ(とくしまひさし、久行宏和)、演出(西山明樹彦)、キャラ作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(高瀬健一)

というわけで今回は、パナマを落とされた連合は、その牙をオーヴへと向けるって話。
いやあ、盛り上がって来たなあ。
今回は演出作画のテンポもかなり良く、ドラマとバトルの密度もかなり高かった。
と思ったら絵コンテに電童のキャラデザの久行宏和さんが・・絵コンテもやるんだなあ。演出も俺のお気に入りの西山明樹彦さんだな、どうりでバトルが燃える訳だ。
で、ついにブルーコスモス総帥・アズラエル(檜山修之)登場。
アズラエルって、ブルーコスモス総帥のことだったのか・・てっきり諜報機関か諜報員の暗号かと思っていたよ。
しかし、悪そうだなあ・・なんて、わかりやすいんだ(笑)
ちょっぴり、「スクライド」の「教えてあげません」の無常矜持に似てるな(笑)
しかし、ガンダム世界のお約束とはいえ、「若い総帥」とかはちょっぴり引くな。
まあそれはともかく、パナマを落とされた連合は、ついにオーヴへとその牙を向ける。
大西洋連邦ってなんか、「悪化したアメリカ」って感じだな・・強引過ぎるとこが(笑)(そういやこの前のアメリカやらのアフガン・イラクでの「テロ支援国家うんぬん」「大量破壊兵器うんぬん」も、同じような「いちゃもんつけ」だったな)
で、オーヴは「理想の日本」って感じ・・日和見じゃないとこが(笑)
しかし子供にはわかりやすい構図で、3つ巴ってのは盛り上がって燃えていいけど、ちょっとわかりやす過ぎる気はするかな。
「中立」ってのはあくまで利害的なもので、「正義」な訳じゃないからなあ。
まあ、Zみたいにわけわからない状態にされても困るけどね。
でも、カガリの親父であるアスハ元代表はやっぱ、信念もってて一番格好良いわ。
やっぱ「日和見」はいかんよな、「日和見」は。
で、アークエンジェル側にも色々とドラマが。
「ナチュラルの代弁者」、「正直者」のカズイはついに退艦・・いつだって、やってくれるぜカズイ様はよ!(笑)
でも、君は君で正しいと思う、いやホント・・逃げるのも勇気。
それにしても、それにしても・・サイ・・相変わらずお前「すげえいいヤツ!」
お前いいヤツ過ぎ!・・俺と友達になってくれ!!(笑)
って感じで、サイが格好いいこと格好いいこと・・これは間違いなくキラにはできないよな(笑)
もうほとんど「悟りの境地」だ・・そろそろ解脱しそう(笑)
やっぱ白鳥哲キャラは、最後に化けまくるな(笑)
そして、ミリィとディアッカにも密かにドラマが。
「それに、オーヴはあたしの国なんだから」
と戦う決意を見せるミリィも格好良かったが、悩みながらもバスターで出撃するディアッカも格好良かった!
やっと、やっとディアッカにも春が!!(笑)・・バスター、メチャ格好良いぜ!
でもって、ついにフラガの兄貴もマリューに告白っつうか、ディープキス!、エロい、エロいぜ!・・流石大人!(笑)
流石、やってくれるぜ、兄貴!・・でも、そのまま押し倒してないでしょうな!!(笑)
っていうか、兄貴やっぱり死にそう!・・だって、前々から気になってたんだけど、クルーゼと兄貴ってEDの絵にいないんだもん!!(笑)
とまあ、序盤の遅い展開が嘘のように、この所はなかなかの怒涛の展開で、話が盛り上がること盛り上がること。
キャラ的にもそれぞれが立ってきて、かなりいい感じ。
ガンダムSEEDは、大器晩成型だったのか(笑)
あと、ついに3機の新ガンダムに、新キャラ3人・・クロト・ブエル(結城比呂)、オルガ・サブナック(北岡弁護士・・もとい涼平)、ジャニ・アンドラス(宮本駿一)も登場。
なんか、メチャクチャ「強化人間(ブーステッドマン)」っぽくて・・すごく駄目そう(笑)
「撃滅!」「抹殺!」ってスクライド入ってる、スクライド(笑)
しかし、意外にカラミティ、フォビドゥン、レイダーの3機のガンダムは格好良かったな・・やはり大河原メカは動くと違うな。
っていうか、ハンマー最高!、ハンマー!・・やはりガンダムといえばハンマー!!(笑)それと今回は、我らがダガーたんと、M1アストレイの戦いがあったのもポイント高し。
やっぱ、量産機は良いね・・つうか、兵器は普通「量産型」だよな。
と、オーブ編以降こっち、なんかリアリティうんぬんより、ガンダムWや電童のような怒涛の「ジェットコースター展開」になってきて、ドラマやら話や絵にスピード感と迫力があり、良いね。
スタッフ、ある意味、なんか乗ってるなあ(笑)
このためにあの総集編連打があったと考えれば、アレもチャラにしてもいいよ(笑)
でも、こんだけ頑張ると・・そろそろヤバそう(笑)
で、次回は3クール目の終わりの話。
さて、アスランはどう出るかな?


◆第37話「神のいかずち」5
脚本(大野木寛、両澤千晶)、絵コンテ(西澤晋)、演出(鳥羽聡)、キャラ作画監督(山口晋)、メカ作画監督(阿部邦博)

というわけで今回は、アラスカからオーブへとやって来たアークエンジェル、そしてザフトはパナマの連合の宇宙港に攻撃を開始するって話。
うむ・・人も場所も二転三転し、話も色々と転がり、ドラマもバトルもありのなかなかに密度の高い1話であった。
まず、オーブへと寄港するアークエンジェル。
カズイ様(あ!)のヘッポコぶりが大健在で、まず最初に爆笑・・やっぱあんたすげえよ(笑)
流石は「正直者」のカズイ、みんなの気持ちを代弁してくれてました。
つか、成長しねえな、こいつは(笑)
そして、相変わらずの猪突猛進コミュニケーションぶりを披露してくれるカガリ。
やっぱ、カガリって「馬鹿」だけど結構可愛いよね(笑)
しかしキラってば、ほとんど「悟りの境地」っぽいな・・お前いくらなんでも変わり過ぎ(笑)
そして、「放置プレイ」状態だったディアッカもやっとで登場・・生きていて良かったね(笑)
なんかやっぱり、ミリィとは今後もなんかありそうで、後半のディアッカの活躍に期待だなあ。
ずっと、影が薄かったからなディアッカ(笑)
で、どうやら地球連合の方は、先のアラスカでの自爆戦法を隠蔽し、プロパガンダとして利用して、コーディネイターへの戦意を高揚させているようである。
う〜む、初代の頃の地球連邦よりも悪辣な感じになってるな、連合。
まるでどっかの超大国みたいだ(爆)
そういや、地球連合の中心勢力である「大西洋連邦」って、某国を含んでるんだよなあ・・ありそうな話だ(笑)
しかし、結構頼りない大人が多いSEED世界の中でも、カガリの父・ウズミはなかなかにしっかりしていて格好良いな。
果たして、オーブの道行く先は・・。
そして、アラスカ攻略に失敗したザフトは、次にパナマの連合の宇宙港を襲撃。
ん、意外に脆いなパナマ?・・アラスカの戦力は他のところに行ったのか?
この辺り、またちょっと説明不足。
でも、バトルの方はアラスカ以上のドロドロぶりで、今まで描き切れてなかった「連合vsザフト」「ナチュラルvsコーディネイター」という対立の図式が、完全に表面化。
「戦争」であり「種族的対立」であるというのが明確に出されていて良かった。
つうか、「ここまでやってええんかいな?(汗)」とういのがちょっと、本音。
そういう側面もある「星界の紋章」も、ここまではやってなかったしなあ・・この枠はあの「優しいウルトラマン」であった「コスモス」だったというのに、やはり、これがガンダムか(笑)
先の「イラク戦争」やら「パレスチナ問題」やらがそうであるように、こういうのはよく言われる「憎しみの連鎖」であり、そう簡単に決着が着かないのが常。
ここの所の描写を見る限り、虎さんの「敵である者を全て滅ぼして」しか解決ができなさうに見えるんだよな。
あくまで「組織vs組織」の対立がメインであったジオンの「連邦vsジオン」と比べると、「種族的対立」でもある「連合vsザフト」は遥かに根が深く、現実がそうであるように、平和的解決が限りなく困難に見えるんだけど、どうやって落とす気なんだろう?
安直な落とし方はやめて欲しいところだけど・・。
どっちが「勝っても」、不幸な結末しか見えないところがなんとも・・。
あと、この頃「残酷描写」も結構目立つね・・テレ東では絶対無理そうな(笑)
個人的には、「永井豪マンセー!」な自分としては、「エロス最高!」「バイオレンス最高!」だったりはするんだけど、こういうのは「手段」なのか「目的」なのか、で価値も変わってくるから難しいところ。
無論、「戦争」という「目的」を描くためには、「バイオレンス(暴力)」という「手段」は不可欠なので自分はOKなのだが、結構この辺りバランスが必要なのだよな。
「エロス」や「バオイレンス」は、「手段」であると同時に「目的」でもあるからね。
ちゅうか、初期は「バイオレンス描写が足りねえ!、もっと人ぶち殺せ!」とか言ってたくせに、やればやったで「バイオレンス描写はよくないです!、人殺しすぎです!」とか言ったりする人がいたりで・・どっちなんだよ、おまいらは(笑)
そして、ついに登場した連合の量産型MSであるストライクダガー。
いやっほ〜、ヘッポコ〜!!・・っていや結構頑張ってたけどね(笑)
やっぱ、MSは量産型がいいよね、兵器なんだしねえ。
つうか、やっぱMSvMSとか、通常兵器vsMSという構図は燃えるものがあるよね。この辺りの「バイオレンス」は、やっぱ「目的」ではあるわな。
しかし、「第13独立部隊」っつから、ホワイトベースが出るかと思ったよ(笑)
あと、なぜかなぜだか「お持ち帰り」されてしまったフレイ様。
いまだにクルーゼの連れ去りの理由はよくわからなかったけど、あの「君の命を助けたのは私なのだよ」と言わんばかりの婉曲的言い回しが素敵でした(笑)
つうか、この後フレイはどなるんだろう・・わからん。
そしてそして、ついにフラガの兄貴がMSに、ストライクに搭乗!
キラのお下がりであるガンダムに乗るなんて、激しく「納得がいかなかったり」もするのですが(笑)、やっぱり兄貴がMSに乗ってくれるのは嬉しいです。
つうか、
「いきなり僕と模擬戦は、いくらなんでも早すぎると思うんですけど」
ってキラ・・生意気!、生意気!、兄貴に向かって生意気!!(笑)
まあ、できれば「兄貴専用ストライカーパック」を作って、有線ガンバレル付きストライクでの戦いが見たいっすねえ。
で、次回はオーブへと攻撃を仕掛ける連合・・そしてついに新ガンダムも登場!!


◆第36話「正義の名のもとに」4
脚本(吉野弘幸、両澤千晶)、絵コンテ(米たにヨシトモ)、演出(三好正人)、キャラ作画監督(米山浩平)、メカ作画監督(池田有)

というわけで今回は、地球へと帰ってきたキラはアークエンジェルへと戻り、そして国家反逆罪へと問われたラクスはアスランと再会するって話。
久々のまったりドラマパート。
なんつうか・・先の読めない展開になってきたな。
アークエンジェルが第3勢力となり、ラクスもどうやら独自の行動を取るようである。
やっぱ、展開がわからないというのはドキドキするね(笑)
今後の展開が楽しみだ。
なんというか、フリーダムの驚異的強さやら、平和のために独自の展開をするアークエンジェルやラクスとか、ジェトコースター的怒涛の展開やら、初代ガンダムっていうより、ガンダムWの後半に近い感じになってきたな。
しかし、キラ変わったなあ・・なんか男っぽくなった。
いったいナニがあったんだ・・これが「ラクク効果」か(笑)
まあ、ウジウジ君のキラにもやっと主体性ができて、良いことだ。
で、久々の仲間たちとの再会。
そして、そんな「何か」自分の成すべきことを見つけたキラを見て、またもや自らの小ささを嘆くサイ。
なんて言うか、やっぱサイはいいなあ・・。
キラいわく、
「でも、僕にできないこと、君はできるんだ」
という言葉のとおりに、サイってヤツは自分の気持ちや想いを偽らざらずに相手に言えるし、どんな時でも相手を思いやることできる、たいしたヤツだ・・普通できねえ。
少なくとも俺には、キラやフレイにあんなに「誠実」に対応できねえぞ(笑)
初代から比較してみると、キラがアムロの悪いとこを集めたヤツ(笑)なら、サイはカイやハヤトの良いとこを集めたヤツって感じかもしれない。
ちなみに、カズイはカイやハヤトの悪いとこを集めた感じ(笑)
で、天然っぽくありながら、物事の本質を鋭くついてくるラクスも、ついに行動に。
ヤツは・・読めねえ・・なんか底が深すぎる。
これが「SEEDを持つもの」がゆえの特性なのか、ラクスの特性なのかはわからないが、なんか「解脱したリリーナ様(笑)」って感じで、物事の一歩二歩先を逝ってる感じが、かなり浮世離れしていて、菩薩様とか天使様みたいだ・・悪魔かもしんないが(笑)
キチガイと天才は紙一重ってヤツかも(笑)
平和のためには自ら行動し、「血を流すこと」をも辞さないあたりが、「殺さず」で行きそうな偽善っぽいキラとは格が違いそうだしなあ。
まあ、今後のラクスの行動にも期待である・・っていうか、歌で戦争止めるのはやめて欲しいところだけどな(笑)
そいや、今回ラクスが歌ってた「水の証」はスーツCD3に入ってたヤツだな・・今回初出だっけ?
田中理恵、まあまあ歌上手いよな(笑)
それにしても・・なぜあんなとこにダコスタ君が!!(笑)・・謎だ。
そして、ニュートロンジャマーキャンセラー付きフリーダム(自由)に続き、ジャスティス(正義)もついに出撃。
まあ、活躍はこれからのようなので、今後に期待。
で、最後にドビックリだったのが、なんと今回の絵コンテはあの米たにヨシトモ。
別に・・いつもと変わらかったな(笑)
できればロボ戦闘の時とかにやって欲しかったねえ。
で、次回はパナマ攻防戦。
おお、ついに量産型、ストライクダガー登場!?
っていうか、ディアッカ久々登場だな(笑)


◆第35話「舞い降りる剣」5
脚本(吉野弘幸、両澤千晶)、絵コンテ(谷田部勝義、山口晋)、演出(谷田部勝義)、キャラ作画監督(大貫健一)、メカ作画監督(植田洋一)

というわけで今回は、アークエンジェルは連合本部を守るために奮戦するが、本部地下に仕掛けられていた自爆装置サイクロプスシステムが発動するって話。
いやあ、「こっち」も燃えたなあ。
前回は物足りなかったバトルは、さらに激化して燃え燃えのドロドロの局地戦となり、初代のジャブロー攻略戦よりもさらに泥沼化。
しかも、非道なる連合上層部の冷徹な作戦により、本部の自爆装置「サイクロプスシステム」が発動するという酷い展開がさらに燃え。
兵士の戦死に、残酷描写のおまけ付きだし(笑)
そして、ムウの兄貴(格好良いぜ!)により真実を知ったアークエンジェルは撤退をするが、奮戦空しく最大の危機!、また危機!
そこにやってくるは、死んだと思われていたキラの駆る白と青の機体、舞い降りる剣、脅威のスーパーロボット、フリーダムガンダム!!
「フリーダム、そりゃ早すぎだろ、プラントからアラスカまで何分だよ!(笑)」
というツッコミもスルーしてしまいそうになるぐらいの超絶格好良いフリーダムの登場&戦闘で、激燃えでした・・っていうか強すぎ!!(笑)
やっぱ、ピンチに颯爽と現れるスーパーロボットは「正義」だよな。
っていうか、敵ごと巻き込んでの自爆とか、ラクスが平和活動しはじめそうだったり、まるでWガンダムゼロのような驚異的な能力を持つフリーダムだったり、ゴッドガンダムを思わせる格好良い登場のフリーダムだったり、なんだかノリはほとんど「ガンダムW」や「Gガンダム」(笑)
ちゅうか、スパロボ状態である・・っていうかほとんど電童じゃん!(笑)
イザークの「なめるな!、バスターとは違うんだよお!」とかの遊びセリフも入れたり、ジャブローっぽい凝ったMS戦闘だったり、なんつうかもしかしてスタッフノリノリ?(笑)
なんか、
「リアリティなんざどうでもいいんだよ!、ようは格好良くて面白きゃいいんだよ!」
って感じの、「ふっ切り感」を感じたな(笑)
っていうかこの前のMRRの話といい、今回といい、吉野弘幸はやっぱ燃え脚本を書くのが上手いな。
今週は、吉野弘幸ウィークだったな(笑)
やはり、福田アニメにはスパロボ展開が良く似合う。
こんな感じで、GやWのように、「リアルガンダム」でなく「スパロボガンダム」で逝っておけば、こうも叩かれなかったろうに(笑)
まあそれはともかく、フリーダム格好良いぜ!、次々ロックオンはゼロシステム思い出しちゃったよ!!(笑)<もしかしてNジャマーキャンセラー・フィールドを展開しての索敵攻撃なのかな?
あと、アイキャッチが密かにキラxラクスになってました・・まさか、キラってばアスランからも彼女を寝取るのか・・?
悪いことは言わん、それだけはやめとけ!・・君にはフレイ様がよく似合う!!(笑)
それと、ザフトの新MSゲイツに採用された少年(提坂竜太)がCMに登場!、畜生、羨ましいぜ!!(笑)
で、次回はキラとみんなとの再会、っていうかラクスがリリーナ様になるのか?、っていうか結構可愛い格好でコンサートでも行いそうだな(笑)
もしかしたら、
フレイ「ラクス様素敵ですわ〜♪」「だからラクス様が大好き」
みたいな展開が・・それはないか(笑)


◆第34話「まなざしの先」4
脚本(野村祐一、両澤千晶)、絵コンテ(松尾衛)、演出(井之川慎太郎)、キャラ作画監督(森下博光)、メカ作画監督(吉田徹)

イザーク、丸くなったな・・。
というわけで今回は、ついにアラスカでザフト軍のオペレーション・スピットブレイクが開始され、キラはフリーダムへと乗り込むって話。
初代でのジャブロー攻略戦こと、「オペレーンションスピットブレイク」発動。
物語の転換期と言った感じか、なんだか意外な方向に話が進んでいった感じだったな。
パナマまたはアラスカでの大決戦かと思いきや、アラスカは裏で放棄され、アークエンジェルもまるで捨てゴマ扱いだしね。
そのためか、ジャブローの時の決戦(哀戦士!)ムードがなかったのは残念。
でも、「オペレーション・スピットブレイク」発動の盛り上がりと、そして「ジョシュアだと?」と軍に驚きが伝わる展開とかは面白かった。
どうやらザラ委員長は評議会の承認なしでアラスカ本部を落とすつもりで、そして連合上層部はアラスカを捨てゴマにして、ザフト軍の戦力をそぐつもりって感じか。
裏の裏の読み合い・・なかなか良いね。
そしてまるでアムロとシャアのようなフラガとクルーゼも再会を果たし、なんとフレイをお持ち帰り(笑)・・びびった、まさかそう来るとは(笑)
しかし、「声がそっくり」ネタは笑ったよ・・それだと、フレイだってナタルに似てるじゃねえかよ!、かよ!(笑)
っていうか、もしかした何かの伏線なのかな?
まあその辺りフレイの今後が楽しみであるのだが、クルーゼに惚れて凶暴化したり、強化したりされてMSに乗ったりするのだけは勘弁して欲しいなあ(苦笑)
で、「アズラエル」というのはてっきりクルーゼの事かと思っていたのだが、何やら連合とザフトの両方に情報を提供するダブルスパイみたいな感じのようである。
もしかして、ナタルなのかな?・・謎だ。
でもって、キラもラクスからついにとうとう「フリーダム」を託されて、プラントを脱出。フリーダム、結構格好良かったな・・やっぱ、大河原ロボは映像や立体になると映えるなあ。
しかし、ラクスは謎だ・・底知れん、というか何を考えてるのかよくわからん(笑)
一見「天然」に見えて、「天才」っぽいからなあby大運動会(笑)
って感じで結構怒涛の展開というか、前回と同じくあっちやこっちで伏線が張られまくれて、先が読めない展開になってきた。
今後の展開に期待。
で、次回はオペレ−ションスピットブレイク続編。


◆第33話「闇の胎動」3
脚本(森田繁、両澤千晶)、絵コンテ(菱川直樹)、演出(関田修)、キャラ作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(高瀬健一)

というわけで今回は、アークエンジェルのクルーは、連合軍上層部の査問を受けることになるって話。
またもやちょっと回想で総集編な、まったりドラマパート。
今回は、前回のようなラストの荒れ荒れもなく、いつものように総集編っぽいとこもあってか、閑話休題って感じの話で、まったりドラマで普通だったな。
まあ、今後の前ふり話って感じ。
一応小さなドラマは進行していて、マリューとナタルの確執とか、暗躍するクルーゼとか、キラとラクスの安らぎの時間とか、アークエンジェルクルーの査問と今後とか、やたらと聞きたがるカズィとか(笑)、ミリィとディアッカの交流とか、アスランとイザークの別れとか、なんだかんだと伏線としては張られていたので、まあ今後に期待って感じである。
で、どうやらナタルとフラガとフレイは、アークエンジェルから転属のようで、果たしてどうなることか。
つうか、フレイ様は悲劇のヒロインとして銀幕デビューか!?・・ま、どうせ役に立ってなかったし、そっちのがいいか(笑)
で、次回は、アラスカでの大攻防戦?


◆第32話「約束の地に」4
脚本(こぐれ今日子、両澤千晶)、絵コンテ(西澤晋)、演出(高田耕一)、キャラ作画監督(山口晋)、メカ作画監督(阿部邦博)


ミリィ様、キター!
というわけで今回は、アラスカへと到着したアークエンジェルは待機命令を受け、キラはラクスの元で傷を癒すって話。
まったりのドラマパート・・かと思いきや、後半荒れ荒れ(笑)
正直、前半はいつもながらの回想多めの状況説明展開で、まったりしまくりであんまりだったのですが、後半のフレイとサイのメロドラマ展開やら、トールの死に絶望するミリィがディアッカに刃を向ける辺りやらの、激荒れ展開は最高!(笑)
執念の(たぶん)平井原画と、声優さん演技も鬼気迫り、凄かった。
いやあ、やっぱガンダムは「殺伐」としてないとね・・つうかやっぱり「リヴァイアス」っぽいなあ(笑)
今までのガンダムものとはまた違った、このドロドロの愛憎劇、イかします(笑)
こういうインパクトは、ホントすげえなあ・・とても健全ウルトランである「コスモス」をやっていた枠とは思えない(笑)
もう、ミリィの憎悪がフレイへと伝染し、ディアッカへと銃口を向けたそんなフレイをミリィが咄嗟に止めてしまう辺りが良いですなあ・・つうか、ディアッカ口悪すぎ、死んでいいよ(笑)
それにしても、やっぱサイはいいヤツだ・・、ホントにいいヤツだ・・。
自分自身にも余裕がないことを知っていて、キラがいなくなってサイに慰めて欲しい孤独なフレイに、
「トールがいなくて・・キラがいなくて、みんな悲しいんだ。俺も、悲しい・・。だから俺、いま君を慰めてあげることなんか、できないよ・・。ごめんな、誰か他のヤツに言って」
と告げる辺り、なんて大人なんだ・・、思わず八つ当たりしてしまうキラとは違うなあ(笑)
フレイの「本心」なんかにもきちっと気づいている所も凄すぎる、流石は白鳥哲キャラ・・ヘタレに見えながら大物だ(笑)
しかし、本部での待機状態で気が緩んでいてディアッカも拘束されているとはいえ、不用心すぎるぞ、軍医(笑)
っていうか、SEEDはもう「一押し」の状況への説得力描写に欠けることが多いんだよな・・前回のアスランとカガリの所といいね。
で、問題のテレポーター・キラですが、なぜにザフトへ行っていたのかは・・よくわかりませんでした(笑)
まあ、多分あのラクスの知り合いで、プラント理事国との大使っぽいマルキオ導師(中井和哉)が助けて、宇宙港か基地のシャトルかなんかを経由して送り届けたのでしょうが、詳しいことは語られなさそう(笑)
こういう所の説明不足(省略?)も結構アレなんだよな(苦笑)
それにしても、「SEEDを持つもの」という謎のセリフも登場。
宇宙世紀の「ニュータイプ」みたいな言葉かもしれませんが、なんか「シードを持つもの」とか言われると、スターウォーズの「フォース」みたいで、ちょっと格好良いかも(笑)
あと、地球連合とザフトの方でも色々と動きがあり、「サイクロプスシステム」やら「オペレーション・スピットブレイク」やら色々あり、どうやら初代のジャブローであるアラスカを巡っての本格的決戦が始まりそうな感じです。
なんか、クルーゼ隊長の動きも怪しいですしね。
あと、どうやら地球連合軍上層部の方は、最近有名になったアメリカの「ネオ・コンサバティ(新保守主義)」みたく、「ブルーコスモス(反コーディネイター)」の勢力が主流な模様。
でも、ああいう会議で「青き清浄なる世界のために」うんぬん言うと、ちょっと宗教臭くて頭悪そうでちょっと嫌かも・・実際には結構ああいうもんかもしれませんが。
あ、それと今回のサービスシーンであるシャワーシーンは、ナタルだった模様・・っていうか、アスランかと思ってた(笑)
しかし、ホントに「意味のない」シャワーシーンだったな(笑)
サービスシーンはサービスシーンで良いんだけど、やっぱ話とは絡めて欲しいよね。
で、次回はアークエンジェルの今後が決定?
しかし、ホントに人間関係荒れて来たなあ。


◆第31話「慟哭の空」4
脚本(大野木寛、両澤千晶)、絵コンテ(松尾衛)、演出(西山明樹彦)、キャラ作画監督(米山浩平)、メカ作画監督(池田有)

というわけで今回は、ストライクは爆発炎上し、行方不明のキラとトールを残したままアークエンジェルはアラスカへと向かうって話。
怒涛の連続バトルパートを終えての、久々のまったりドラマパート。
憎しみの果ての激戦がもたらした悲しみと怒りが、残された者達に波及してく様を、じんわりと淡々と描いてあり、なかなか面白かった。
正直、ガンダム世界(富野世界?)のお約束である、「なぜかなぜだか知り合い同士がMSに乗って戦う」というアレは、まあ「近親者同士の争い」ってのは、ドラマとしてはドラスティックになりやすくて面白くはあるんだけども、あんまり「んなわけねえだろ!」って感じで、現実的ではなかったりするので実はそれほど好きではなかったりはする・・世界が狭くなるし。
戦争ってのは、憎んでもいない、会ったこともない相手を殺すものだからねえ。
まあしかし、そういうのの方が「戦争のもたらす悲劇」っていうのが、視聴者に身近に伝わるのであろうな。
で、今回はカガリがキラとアスランの「仲介者」として現れることにより、「憎しみの連鎖」という、その悲劇を代弁するものとして描かれていて、声優さんの演技と作画の良さもあって、結構良かった。
「殺されたから殺して・・殺したから殺されて・・それでホントに最後は平和になるのかよ、ええ!」というセリフも、「あの」カガリから出たセリフだから重いしね。
今までの自分自身を振り返ってのセリフでもあるし、今までずっと子供であった、今後のカガリの成長にも期待だな・・カガリ、馬鹿だったからな(笑)
今回の事が、「戦うことでなく何かを変えて行く」という、カガリの今後の行動の契機になるかもしれないな。
でも、キラとアスランの「友情」っていうのは、「言葉」としてしか基本的に描かれてないので、その辺りの描写の足りなさゆえに、いまいち感情移入できないんだよな。
もうちっと「月の幼年学校」とかの話とかが欲しかった所である・・ドラマCDではなく(笑)
そういう「回想」はないんだもんな(笑)
しかし、男同士(友情)の知り合い(近親者)が戦うっていうのは、ガンダムでは結構珍しい部類に入るよな。
たいていガンダム世界での「近親者同士の争い」は、ララア・フォウ・ハマーン・カテジナ・クリス・アイナ等々を筆頭に、相手はギャルがほとんどだからな(笑)<特にVガンは凄い(爆)
その辺りの「男同士の争い」っつうところが、SEEDが801な所以なんだろうな(笑)
ちなみにガンダム世界での「男同士の争い」で一番良いのは、アムロとシャア・・ではなく、ドモンと東方先生がもちろん一番です!(笑)・・見よ!東方は赤く燃えている!!
とまあそれはともかく、自分としては、突然に大切な者を失ったことを信じれずにいる、ミリィやフレイ、そしてミリィを慰めることもできなずに怒るフラガとかの方が良かったな。
軍人として「正しすぎる」行動をする冷徹なナタルとかね。
あと、フラガとマリューはやっぱりアレなようである・・兄貴、やっぱり死にそうだ(笑)で、渦中の人であるキラ、やっぱり生きてました・・っていうかなぜにプラントに?、ラクスの元に?・・早い、早いよ・・ボソンジャンプか!?(笑)
で、なんか今月の「アニメージュ」の、恒例の第25回アニメグランプリでは、ガンダムSEEDが各部門を席巻しておりました。
一部ではアレだったりするSEEDですが、普通のアニメファン的にはやっぱ人気のようです・・プラモやDVDやCDも結構売れてますしねえ・・世の中って、おもろい(笑)
まあヘビーな人的にはナニでも、ライトな人的には受け入れられてるってことなんでしょうな。
しっかし、ラクスが1位で、カガリが2位なのに、フレイ様が24位なのは納得いかねえなあ(笑)
で、次回はディアッカが・・ピ〜ンチ!、大ピ〜ンチ!!(笑)・・果たしてあのナイフはフレイか、ミリィか!?
まあ、ディアッカ口悪いからな・・死んでもいいよ(笑)
しかし、次回以降ディアッカ美味しそうだな・・っていうか、なんかこの頃イザークがちょっと可愛くなってきて仕方がない(笑)
あと、ここの所のサブタイトル、「〜の〜」が多すぎるな・・もちっと考えてつけて欲しい(笑)


◆第30話「閃光の刻」5
脚本(野村祐一、両澤千晶)、絵コンテ(松園公)、演出(鳥羽聡)、キャラ作画監督(大貫健一)、メカ作画監督(植田洋一)

というわけで今回は、ニコルの死に衝撃を受けたアスラン達は、ニコルの弔い合戦をするって話。
いやあもう、ここの所キてるなあ・・なんかメチャクチャおもろい(笑)
前半がドラマで、後半がバトル・・またもやガンダムみたいだ(笑)・・人も死にまくりだし。
もう敵も味方も死にまくり・・やっぱガンダムは人が死んでなんぼだな・・やり過ぎるとアレだけど(笑)
前回と同じくバトルたっぷりの内容で、ニコルの弔い合戦を受けての、愛と憎悪と悲しみの迫力あるバトルが熱い。
双方、殺るは殺られるはで、悲壮な音楽も場を盛り上げ、なかなかの気迫と殺気の漂いっまくったガチンコバトルが燃えに燃えた。
イザークなんて「東方不敗〜!!」とか言いそうだったし(笑)
しかし、イザークにディアッカ結構いいヤツだな・・っていうかニコルのこと嫌ってたんじゃねえのかよ、お前ら!(笑)
いやまあ、「死」という現実を目の当たりにすることで、その大切さに気づくってヤツなのかもしれないが、相変わらずその辺りの流れとかちぐはぐだな(苦笑)
まあ、「好きな子はいじめたくなる」っていう、あのお子様心理な可能性も大いにあるが(笑)
で、ニコルに続き、ついにや学生組にも犠牲者が・・さらばトール!!
君の活躍を・・あんましてなかったけど・・忘れない!(笑)
イージスの投げた盾に当たっての、「えへ?」って感じの全くもってのあっさりとしたムゴい逝きっぷりで、前回のニコルの溜めた死に方とはまた違った、まったく持って「ガンダム」的死にっぷりで、影の薄かったトールにふさわしい逝き方であった(笑)
しかし残念なのは、前回も書いたが・・ニコルに比べると今までのキャラの掘り下げ(特にキラとの絡み)が甘く、なんか死ぬために出てきたみたいだったもんな。
まあ、ガンダムでは概ねそういうこと多いんだけど(ミハルとか、スレッガーさんとか、とか、とか、とか)、やっぱ地上編でもうちっと活躍(特にキラとの絡み)が欲しかったねえ・・死の重みが軽く感じるからね。
でも、あの死に方は・・グーよグー!・・あの間抜けっぷり最高!!(笑)
前回のトールが自らの活躍を武勇譚のようにみんなに語っているっていう、あの「甘くて軽い」認識も生きてたしね。
っていうかそもそもガンダム世界は、というか富野アニメはなぜかなぜだか訓練もしてない、知識もないような「ド素人」が、MSをブンブン乗り回してプロの軍人にあっさり勝っちゃったりして、「いくらなんでもそりゃねえだろ」な感じが結構あるからなあ・・特にZZ(笑)
Vガンのカテジナもかなり好きなキャラではあるが、あのド素人なのに最後には最新試作MSであるゴトラタン(石垣純哉最高!)を乗り回して、あげくの果てにはプロフェッショナルであらせられるシュラク隊のお姉様方をブチ殺して逝く様は、あんま好きではないんだよな・・まあ、あの業っぷりがいいんではあるんだけど、「アマチュアはプロフェッショナルには勝てない」の法則も結構好きなので、まあ、難しいとこ。
それを言ったらガンダム成り立たないとこもあるしなあ・・まあ、ほどほどが良いんだけど。
フレイ様にはMSは乗って欲しくないなあ、っていうかこの状況で乗ろうって思うヤツは凄いけど(笑)
まあそれはともかくあのトールの、ド素人が戦場にノコノコ出てきてあっさり死ぬってのは凄く良いね。
とりあえずは、今後のミリィの動向に期待(涙)・・しかし、人間関係荒れてきたな。
そして前回のブリッツに続き、どうやらストライク、イージス共に大破の模様。
これでやっとこ新ガンダムである、フリーダムとジャスティスの登場か。
ここの所のガンダムでは24話で登場が多いんだけど、Vガンの29話よりもさらに遅い踏破記録になりそうだな・・プラモ売れるか心配だ(笑)
まあこの土曜6時枠は、延長や続編やらありありの編成だから、そっちの可能性もあるけどね・・評判はともかく(笑)売上げやらは結構いいみたいだからなあ。
あと今回は、「ここんとこ凄いじゃねえかよな坊主!」なマードックやら、「今までだって散々やってきたくせに」な整備員やら、「戦争をしているんだ!」なフラガとかもいい味出してました。
我らがフレイ様も、なかなか色々と言い出せそうで言い出せないようで、この後の動向に期待です。
それにしてもあの神父様は何者なのだろか・・まさかこのまま、なぜか不評な「ククルス・ドアンの島」な展開になるのだろうか?(笑)
で、次回は・・なんか荒れ荒れな予感。


◆第29話「さだめの楔」5
脚本(森田繁)、絵コンテ(山口晋)、演出(三好正人)、キャラ作画監督(森下博光)、メカ作画監督(吉田徹)

というわけで今回は、オーブを出航することになったアークエンジェルに、アスラン達ザラ隊が迫るっ話。
またもやまるで「ガンダム」みたいな話(笑)で、前半ドラマパート、後半バトルパートというバランスの良い話で、なかなか面白かった。
流石は設定屋のバトル野郎・森田繁の脚本って感じで、ミリタリ色溢れる密度あるロボットアニメなバトルがなかなかに燃え燃えで、燃える男のロマンの空中換装!付きのランチャー、エール、ソードの3系等のお約束の迫力とスピード感あるロボ戦闘が良かった。
修理されてさらに強くなった(笑)アークエンジェルやスカイグラスパー(トール!)との連携ある戦闘とか、敵のサブフライトシステム・グールを奪うっていう、お約束も良いねえ・・やっぱロボアニメはこうでないと。
森田脚本には、これからもロボバトルを頑張って欲しいね。
で、ついにやメインキャラによる初の戦死者登場。
まあ、これもお約束の「死にますオーラ(笑)」が透過光バリバリで出てる会話とか、結構えぐ目の死亡シーンとか、ニコルはギリギリキャラの掘り下げができてたので、なかなか良かった。
さらば、ニコル!、君の勇士は忘れない・・っていうかバトルではお前が一番活躍してた!(笑)
でも、最初に死ぬのディアッカだと思ってたんだけどなあ・・ヤツ、トールと同じで影薄いから(笑)
さて、この憎しみの連鎖がどのように波及して行くか、今後が楽しみです。
つうか、やっぱEDは前の方が良かったなあ・・。
で、今回はカガリにも少し変化ありで、「戦うことで何かが変えれる」と思っていたカガリが、キラや父であるアスハ元代表との会話で、戦うことでなく何かを変えようとするっていう下りもお約束だけど、なかなか良いね。
礼服、あんま似合ってなかったけどな(笑)
つうかカガリの親父、結構良い人だったな・・絶対悪人だと思ってたのに(笑)
ハルバートンと同じく、久々の気概ある大人だったな。
それにしても、キラとカガリの抱擁はヤバイ・・、近親相姦はヤバイ・・、特に俺がヤバイ・・、萌えるから(笑)
まあ、ご両親はさぞかしびびったろうね・・できればカガリは妹がいいな(笑)
あと、スカイグラスパー2号機発進での大活躍!のトールも、今までの影の薄さ(笑)を挽回するような活躍ぶりで、友達想いな所を見せたのは良かったね。
でも、そういう伏線やらドラマが欲しかった所だけどな・・地上編ではホントに影が薄かったからなあ・・「正直者(笑)」のカズイより影が薄いのはヤバイでしょ・・ディアッカもだけど(笑)
トールこそが一番キラをかばったりする役割だったはずだからねえ・・その辺りのドラマがなかったから、ちと唐突なんだよな。
まあ、小説版では「ラクス脱出」の話では、トールがサイの役をやってたからな・・その辺トールの使い道に混乱があったのかもな。
ってな感じで、今回は押さえるとこを押さえた、「お約束」な展開で、バランス良く安定した話でした。
前回はドラマの両澤、今回はバトルの森田って感じだったな・・こういうバランスある住み分けで行って来れると結構良いかも。
で、次回はキラとアスランが決戦。
さあ、次はどいつだ!(笑)


◆第28話「キラ」5
脚本(両澤千晶)、絵コンテ(松尾衛)、演出(関田修)、キャラ作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(高瀬健一)

というわけで今回は、アスランはオーブへと潜入し、そしてOS開発を手伝っていたキラはアスランと再会するって話。
今回のはなかなか良いなあ・・ドラマパートには珍しく、最初から最後までなかなかびたっと決まった話(笑)
サブタイ通りにキラを軸にして語られた話で、キラと絡めることでカガリやフレイのキャラの心情が語られて、やっとこキラや他のキャラの内面が出ていて良かった。
特に、やっぱりフレイが良いねえ・・ちゃんと仕事もしてたし(笑)
父が死んだことによる復讐心と憎悪から、コーディネイターであるキラへと(そして自らへも)刃を向けるしかなかったフレイが、コーディネイターであることから・・「できる」がゆえに戦わされ、そしてそのことで孤立しひとりぼっちの、自分より下であるはずの、弱い存在であるはずの「可哀想」なキラに同情されることで、思わず本音が出てしまい憤るってのが良かった・・桑島裕子の演技もメチャ上手いし。
「辛いのはあんたの方でしょ!、可哀想なのはあんたの方でしょ!・・可哀想なキラ・・ひとりぼっちのキラ・・戦って辛くて・・守れなくて辛くて・・すぐ泣いて・・だから!」
は、かなりの名シーン・・流石はSEEDを一人しょって立つダークヒロイン(笑)
共に戦争という非日常に巻き込まれ、そして傷つき痛みを持ち、誰かを何かを失った者同士の絆と言おうか、共感と言おうか、同じ価値観と共有感を持ち、実は一番近しい存在であり、わかりあえる存在であり、何だかんだと一番キラのことを理解してるのは、やはりフレイなのな。
誰よりも憎らしく、そして誰よりも愛しい・・矛盾するアンビバレンツな感情。
この相互依存というか、傷のなめ合いというか、ガンダム史上でも非常に歪んだカップルであるこの二人の描き方いかんで、SEEDへの評価も変わるかもしれないねえ(笑)
個人的にはぜひ、フレイ様には最後には幸せになって欲しいんだけど・・(密かに「様」づけ(笑)
そもそも、キャラクター(人間)とは「他者との関係性=他者に対する発言や行動」においてもっともそのキャラクター性が発揮される。
ガンダムSEEDは、エヴァ以降の今風なガンダムであり、現代性を持たせたファーストガンダムのリメイクでありアレンジである。
そしてその今風なキャラクターの描き方の方向性として、「希薄な人間関係」にしているのは間違いないであろう。
「他者が他者に干渉しない」、「徹底した個人主義」というこのドライで希薄な人間関係。
それぞれの小さなコミュニティ(共同体)でしかコミュニケーションがなく、他者が他者に大きく干渉しない。
富野アニメのようにキャラクターがそれぞれのエゴや主張や内面をぶつけあうことなく、双方向でのコミュニケーションがない・・誰もが誰かに自らの刃を振り向けることをしない、唯々諾々と誰かの言葉に従う、他者と対立しない、誰かと深く関わらない、誰にも何も言わない、本当のことは言わない。
「俺は俺、お前はお前」である。
そして、その現代日本的な「人間関係の希薄さ(関係性を描かないこと)」が、「キャラクター性の希薄さ」につながっているのが大いなる罠だったりする(笑)
まあだからこそ、自らのエゴをぶつけまくり、その刃を振り上げ、キラとの関係性のみが常に描かれているフレイが、そのキャラクター性をいかんなく発揮してたりするんだけどねえ。
群像劇って難しいねえ(笑)
まあそれはともかく、キラの両親も登場し、どうやらキラとカガリはなぜだか兄妹のようである。
いったいどういう経緯なのだろう・・語られることはあるのであろうか。
あやうくしたら、キラとカガリ近親相姦か・・それもいいかも(おい
そして、キラとアスランの敵同士としての悲しみの再会。
旧EDがかかってのなかなかの盛り上がり。
でも、相変わらずのうざい回想シーンはいらなかったかな・・あとやっぱ絶対旧ED終わりの方が格好良かったよなあ。
正直、総集編もそうだけど回想シーンも多いんだよなあ・・制作キツイのはわからなくもないんだけど、どうもテンポが悪くなるからな。
それではわざわざ説明セリフを少なくしてる作劇があまり意味ないしねえ。
しっかし、お姉さんが喜びそうな構図だったな・・両澤千晶はこういうの上手いよなあ(笑)
で、次回はいまいち影の薄いトール出撃・・最後の見せ場か?(笑)


◆第27話「果てなき輪舞(ロンド)」1
脚本(森田繁、両澤千晶)、絵コンテ・演出(谷田部勝義)、作画監督(平井久司)

というわけで今回は、キラはオーブで開発されているMS、M1アストレイを見ることになるって話。
3クール目突入。
・・おひおひ・・また総集編ですか?
ご冗談でしょう、ファインマンさん・・いくらなんでもそりゃねえだろ。
1年もののロボットアニメの作画がキツイとはいえ、それはやりすぎ。
しかも、1週の休みを挟んでだから、概ね3週間は話が進んでいないことになる。
つうか、これじゃ前回のいらないじゃん。
せめて、総集編は1クールに1回までにして欲しいな〜、も〜。
せっかく、楽しみだった量産型アストレイ登場だったのに、萎え萎えだよ、ぎゃう〜。
ぶつぶつ・・。
まあ、それはともかく、やっとこ量産型アストレイ登場。
うう、格好良いぜアストレイ・・でも、乗ってるのはギャル3名・・嬉しいような悲しいような・・(苦笑)
で、OPもEDも一新。
3代目OPはまあ悪くないけど、EDは絵も変わってないので、駄目駄目です。
っていうか、こっちゃ必死に擁護派やってんだから、しっかりしてよ、マジで。
で、次回はキラが両親と再会?


◆第26話「モーメント」3
脚本(森田繁、両澤千晶)、構成・編集(秋康秦生)、演出(福田己津央)

というわけで今回は、2クールの終わり、熱烈な要望に答えての、復活の西川貴敦のモノローグによる、お約束の総集編。
普通の総集編だったんだけど、ミゲル・アイマンこと西川貴敦の語りが格好良かったせいか、結構面白かった。
特にラストの、西川貴敦歌う挿入歌「Meteor−ミーティア−」がかかっての所は、なんかメチャクチャ良かった。
結構良い曲なんで、これからまおたまに使わないかな。
で、総集編を見ると、やはり全体的な流れとしては それほどおかしくないよな。
やっぱ、各話ごとの演出やドラマが、細かい所で説明不足や、描写不足なために、どうもちぐはぐ感や、唐突感があるんだよな。
漫画版や小説版には、そういう所に結構フォローがあったりするんだよな。
その辺り、「キディ・グレイド」に相通じるものがあるよなあ。
で、次回は量産型アストレイ登場!


◆第25話「平和の国へ」3
脚本(吉野弘幸)、絵コンテ(高田耕一、福田光己津央)、演出(高田耕一)、キャラ作画監督(山口晋)、メカ作画監督(大森英敏、永田正美)

リアルな戦争が始まってのガンダム・・。
というわけで今回は、アスラン達の追撃を受け被弾したアークエンジェルは、中立国であるオーブへと寄港することになるって話。
初っ端からの燃え燃えの戦闘が、熱くて格好良かった。
ドダイYSこと、サブフライトシステム・グールを使ってのガンダムが良いですなあ。
やっぱ、ガンダム空飛べないんだね。
で、アークエンジェルも、初ともいえるボロボロな被弾っぷり。
できればこれまでも、このぐらいのボロボロな被弾っぷりが見たかったなあ。
どうもCG戦艦だと被弾してる感じがなくて軽い感じで、危機感やらがないからね。
つうか、アークエンジェルも弱いんだか強いんだか、わかりにくいヤツである(笑)
そしてサイド6こと、中立国オーブへとやって来るアークエンジェル。
中立とは名ばかりの、裏工作ありありの灰色っぷりは、まあサイド6と同じく日本メタファーなわけで。
なんというか、タイムリー(笑)
今後のオーブでの権謀術中が楽しみである。
しかし、クローン人間やら、スペースシャトル墜落、イラク攻撃といい、リアルな話題もことかかないなSEEDは(笑)
そういや今回初めてカガリがオーブの姫君であることが明かされる訳ですが、前情報などのせいか、ずっと前からその正体を知ってたりしていて、驚きがなかったりするわけで。
SEEDは、ちょっとメディアに情報流しすぎだよなあ・・まあ、それもメディア戦略の一環なんだろうが、ちとやり過ぎかもね。
で、次回は2クールの終わりで、また総集編っすかあ?


◆第24話「二人だけの戦争」4
脚本(こぐれ今日子、両澤千晶)、絵コンテ(大橋誉志光)、演出(鳥羽聡)、キャラ作画監督(米山浩平)、メカ作画監督(池田有)

なんか、別の番組みたいだ・・カガリ萌え萌え(笑)
というわけで今回は、ある孤島へと不時着したアスランとカガリは、二人だけの夜を迎えることになるって話。
久々のドラマオンリ−パートで、なんだかとってもラブラブ蜜月(笑)
アスランとカガリ、それぞれがいつもとは違う側面を見せて、ほのぼのまったりラブラブな二人のやり取りが微笑ましく、面白かった。
それぞれがそれぞれに戦う理由があり、葛藤があるのだな。
しかし相変わらずのボケっぷりを見せてくれたカガリ・・半乳やら下着姿やらを見せてくれるサービスっぷりもナイスでした。
平井久司の原画も気合入ってたからなあ。
つうか、カガリって・・ちょっと馬鹿だよね(笑)
アスランも、キラと同じリアクションが笑えたし。
これからはアスランとカガリの絡みも増えて行くのであろうか?
ガンダムって、知り合い同士で戦うのって・・好きだよな(笑)
それにしても、やっぱ萌えガンダムだなあ、SEEDは(笑)
その辺は手堅いよね。
で、次回はオーヴへと向かうアークエンジェルって話。


◆第23話「運命の出会い」4
脚本(野村祐一)、絵コンテ・演出(谷田部勝義)、キャラ作画監督(大貫健一)、メカ作画監督(植田洋一)

というわけで今回は、アスラン達は地球へと降下し、そして海上でさらなる追撃を受けるって話。
・・なんか、ガンダムみたいな話だな(笑)
前回と同じく、前半ドラマで、後半バトルというロボットアニメな感じの作りで、正直、やっぱこの構成の方がバランスが良く面白いなあ・・やはりテコ入れかな?(笑)
で、今回は、前回と同じく戦闘の密度も高く、スカイグラスパーによる空中戦(母艦強襲!)に、ソードストライクによる水中戦(ゾノ、イカス!)と、どちらも格好良かった。
特に、素人のカガリを連れながらも、きちんと締めるとこを締めてくれる、フラガの兄貴が格好良い。
艦長との軽いやり取りなんかもいいしねえ・・もしかしてラブラブ?。
そして、今回の最大の見せ場はやはり・・360度バレルロール!!(笑)
初代でも、グフを振り落としたミライさんの「アレ」は突っ込まれまくってたのに、それをやるとは・・スタッフ、もう居直ったな(笑)
で、個人的にはアレはいいですな!、バレルロール最高!!
なんだかんだともめてはいても、艦長とナタルのそれぞれの信頼があっての、あの戦いは格好良いです。
あと、どうやらアスランとカガリは、ある孤島で出会うようで、果たしてどうなることやら。
あ、そいやフレイの船酔いは「作戦」じゃなかったのか!?(笑)
で、次回はアスランとカガリの二人だけの戦争。


◆第22話「紅に染まる海」4
脚本(大野木寛)、絵コンテ(森邦宏)、演出(西山明樹彦)、キャラ作画監督(森下博光)、メカ作画監督(吉田徹)

というわけで今回は、海洋へと出たアークエンジェルは、ザフトの空中用、水中用MSの攻撃を受けるって話。
新章突入って感じで、砂漠編に続き、ガンダムお約束の海編。 
展開まったり気味なとこといい、そういう章ごとの別れ方って、同じく色々不遇なガンダムXに似てるなあ(笑)
で、今回はきちっとドラマパート・バトルパートありで、なかなかバランスの良い話でした。
特に前半は、クルー達の細かいやり取りや、キラとカガリのやり取りが微笑ましかった。
カガリはコーディネイターへの偏見ってんはあまりない感じである・・っていうかカガリって、ちょっと変だよね(笑)
あの、ぶっきらぼうでありながら、優しさがあるとこがいい感じ。
そして、カガリに見せつけるかのように薄着になり、挑発しまくるフレイ。
なんか、フレイも微妙に手段と目的がズレはじめてるよなあ(笑)
しっかし、ガンダム主人公ってば、なぜにああも女性陣にもてまくるかなあ(苦笑)
で、キラも相変わらず、戦うことへの、人を殺すことへの葛藤に苦しんでいるようで。
アムロやらの他のガンダム主人公は、結構早めにそういう葛藤を乗り越えちゃったのだが、その辺りにずっとスポットが当たる所は、やはりエヴァのシンジ君以降の、現代のウジウジ系少年的だよなあ。
そして今回は、空中戦MSであるディンと、水中戦MSブーンが登場。
空と海とのツープラトンな戦いが面白く、スピード感があり、格好良かった。
なんといっても、ストライクのバズーカ最高!
やっぱ、ガンダムと言えばバズーカとハンマーですよ!!(笑)
あと、敵の装備を奪い取り攻撃っつうのも燃えて良いねえ。
それにしても、回想シーンはやっぱ多すぎだなあ(苦笑)
なんか、作画の乱れやら、構成の乱れやら、スケジュールとかきつそうですもんねえ。
で、次回はアスラン達が地球へ、そしてストライクさらなる水中戦闘。


◆第21話「砂塵の果て」4
脚本(森田繁)、絵コンテ(山口晋)、演出(三好正人)、キャラ作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(高瀬健一)

というわけで今回は、砂漠の虎率いるレセップスとの決戦を迎えるアークエンジェルって話。
今までの借りを返すかのような、燃え燃えの地上艦隊戦。
色々と細かい描写や、スピード感ある戦闘がイけてました。
肉弾戦しまくるストライクに(蹴り、好きだよねw)、カガリ乗り込む(君、どうやってAAにw)ソード・スカイグラスパーによるソードアタックに、あんまり出番のないザウートに(笑)、砂漠の虎駆るラゴウとの格闘戦と、バトルの密度の高さが良かった。
やっぱ、ロボアニメはロボバトルがあってなんぼだなあ(笑)
特に今回は、あの軽めのCG(3D)描写がほとんどなく、砂漠の虎が駆るラゴウがメチャクチャ格好良かった。
やっぱ、ロボはセル(2D)が一番良いよねえ。
それにしても、砂漠の虎は結構あっさり倒してしまったな・・。
バトルの密度が高いのは良かったのだが、ドラマパートを減らして、あと1話ぐらいバトルが欲しかったよなあ。
結局、虎もアイシャもよくわからない人だったし(苦笑)
戦闘中はかなり格好良かったけどね。
虎のキャラ作りや描写はちょっと失敗だったなあ。
まあ「死んだ方がマシ」なセリフから、
「何かを守るための戦いにおいての、自分と相手を含めての死の覚悟」
とか、そういうのだったのかもしれないな・・。
「戦うしかなかろう!、互いに敵である限り!、どちらかが滅びるまでなあ!」
っていうセリフの時、ちょっと涙目っぽかったですからねえ。
トレーズ閣下のように、わかりにくい人だったな(笑)
それにしても、相変わらず良いところなしのイザーク・ディアッカ組が可愛くて良いですねえ(笑)
で、次回はお約束の水中戦闘。
なんかラブラブ展開・・っていうか、またそういう次回予告を(笑)


◆第20話「おだやかな日に」3
脚本(両沢千晶)、絵コンテ(黒木冬)、演出(関田修)、作画監督(佐久間信一)

というわけで今回は、アスランはラクスのの元を訪ね、そしてその裏では彼の父が戦いのための議会を行うって話。
今回もまったりとしたドラマパートで、ザフト側の事情が少し語られる。
どうやらコーディネイターは完璧な人類ってわけでもなく、やはりそこには限界があり、出生率の低下などの問題があるようである。
そしてどうやらクルーゼは、遺伝子的な不安定とかの理由により、薬物でそういうのを押さえないといけないようである。
あの「破滅的な思考」なやる気満々な所は、そういう所から来てるのだな、やはり。
で、アスランの父親は戦火をより拡大させようと、何かを画策しているようである。
やっぱガンダムには、裏で悪い奴がいないとね・・っていうかこの人も死にそうなオーラが(笑)
そして、アークエンジェルも砂漠の虎突破作戦を控え、一部は相変わらずドロドロ(笑)
キラのウジウジぶりはアムロもそうだが、より現代的なエヴァのシンジを思い出すねえ。
なんか、どんどん一人になっていくとこも一緒だし。
ミリィとトールのさわやかカップルが心の清涼剤だね(笑)
あと、どうやらカガリはスカイグラスパーに乗りそうな予感である。
で、次回は砂漠の虎との決戦。


◆第19話「宿敵の牙」4
脚本(吉野弘幸)、絵コンテ・演出(高田耕一)、キャラ作画監督(米山浩平)、メカ作画監督(池田有)

というわけで今回は、町へと出たキラとカガリは砂漠の虎と出会い、話をするって話。
SEEDにしては珍しく、ちょっとコメディタッチな部分があり、結構笑えた。
特に、「キラ・・少年」と照れながら言い直すナタルに(萌え!)、「解消法」と聞かれてマリューを上から下まで眺めるセクハラフラガ(兄貴!)、そして砂漠の虎と漫才したり、ブクブクと風呂に入り、照れてドレスを着るカガリとかが(萌え萌え!)良かった。
で、今回はドラマパートにしては結構密度が高かった。
レジスタンスにもザフトにもいい顔をする闇商人がいたり、コーディネイターを排除しようとするブルーコスモスの襲撃があったり、エビデンス01こと鯨石のことに触れたり、でもって砂漠の虎との会話があったりと、それぞれの裏地場が垣間見れて面白かった。
砂漠の虎って、やっぱり変だ(笑)
で、今回のトリをつとめるは、ヘタレ街道一直線のサイ!(笑)
自分もストライクを動かせることを示そうとして、結局は動かせないで号泣するとこが泣かせます・・っていうか笑えます(おい
サイの起死回生はあるのか?
あと、今回はついに砂漠の虎ことアンディの恋人であるアイシャが登場。
で、声優は前予告どおりに、OPで歌っているビビアン・スーで、なんだか言葉が不自由な感じでかなり微妙(笑)
下手くそではないような・・気も・・する・・かな?
やっぱ西川は上手かったなあ・・。
それと、ホビージャパンでやっていた大河原邦男のMSVである砂漠用ジンも登場。
MSVは好きなんで、こういうのが結構出てくると良いですなあ。
で、次回は久々にアスランとラクスが登場。
フレイとサイにもなんかありそうですが、嘘予告の可能性もあり(笑)


◆第18話「ペイバック」4
脚本(大野木寛)、絵コンテ(山口晋)、演出(鳥羽聡)、キャラ作画監督(山口晋)、メカ作画監督(阿部邦博)

というわけで今回は、町を襲撃した「砂漠の虎」に、レジスタンスが追撃をかけるって話。
ゲリラに対する陽動かと思いきや、ゲリラの拠点である補給路の断絶だった模様。
どうやら砂漠の虎は、「ことはエレガントに行え、レディ」(トレーズ閣下)な感じで、エレガントさを好むようです。
「敗者となって生きるか、戦って死ぬか選べ」って感じなんでしょうな。
ちと、偽善臭いですな・・っていうかトレーズ閣下みたいにわかりにくいヤツだなあ(笑)で、今回の見せ場はやはり、ストライクvsバクゥの戦い。
前回よりも、セル作画とCG作画が上手くかみ合っていて、なかなかにスピード感があり、派手な感じで良かったです。
特に、まるでニュータイプ能力発動のように、キラのV−MAXが発動して、驚異的な機動戦闘を見せるエールストライクが格好良かったです。
バクゥの「フォーメーションデルタ」は、ちょっぴりジェットストリームアタックな感じでしたな。
で、やはりあのキラの「種はじけ」は何かの伏線なのでしょうな。
キラは戦闘コーディネイターとかなのかな?
そして、今回のキャラの見せ場は、失言をかまして場の反感を買いまくるフラガ少佐と、色々とうろたえぶりを見せてくれた、ナタル中尉でしょうな。
しかし、「通常弾頭で76発」って・・やけに細かい数字だな(笑)
で、次回はキラとカガリが、砂漠の虎と出会う。


◆第17話「カガリ再び」3
脚本(面出明美、両澤千晶)、絵コンテ(南康宏)、演出(西山明樹彦)、キャラ作画監督(大貫健一)、メカ作画監督(植田洋一)

カガリ、きた〜!!
というわけで今回は、レジスタンス「明けの砂漠」に助けられたアークエンジェルは、「明けの砂漠」に協力を求めるって話。
相変わらず、中身薄目のまったり流れるドラマパート。
前半話(Aパート)がドラマパートで、後半話(Bパート)がバトルパートってパターンは嫌いではないですが、もうちっと密度とテンポが欲しいところですな。
まあでも、必ず1インパクト入れてるのは偉いですが(笑)
で、今回の目玉である、とってもガンダムっぽくない、トレンディドラマのようなキラxフレイxサイのドロドロの三角関係が笑えます、いやホント(笑)
特に、キラにフレイを寝取らるサイが哀れすぎて、凄いです。
もうドロドロ。
アムロ以上のヘタレっぷりで、戦争と女に躍らされまくり、ガンダム史上類のないダメ男で嫌なキャラとなっているキラに、それに輪をかけてヘタレな、リヴァイアスの昴治を思わせるサイが、もう素敵過ぎです。
保志総一郎と白鳥哲は、やっぱダメヘタレキャラには合うなあ(笑)
さてさて、このドロドロの三角関係はどのように終着するのか・・、楽しみですなあ。
つうか、キラってそのうち刺されそう(笑)
で、どうやらアークエンジェルは、レジスタンス「明けの明星」と行動を共にするようです。
やっとこの再登場をして、徐々に活躍中のカガリには頑張って欲しいところです。
特に今回は、今までの借りを返すかのような頑張りようで、3人の修羅場を見て頬を染める、うぶなカガリは激しく萌えました。
そういや、カガリ役の進藤尚美さんは、他のキャラは電童の北斗、クラッシュギアのクロウド、ヒカ碁のアキラ、マシンロボのエース、と少年キャラばかりなのですな。
あの、少年と少女を足して2で割ったような、ジェンダーな所が萌えるなあ・・ああいうキャラには弱いです(笑)
それにしても、次回予告嘘ばっかですな(笑)
次回予告まで「使い回し」は勘弁してください、いやホント(苦笑)
で、次回は「砂漠の虎」との戦い。


◆第16話「燃える砂塵」4
脚本(森田繁)、絵コンテ(黒木冬)、演出(三好正人)、キャラ作画監督(森下博光)、メカ作画監督(吉田徹)

というわけで今回は、地球へと降りついたアークエンジェルは、アンディ・バルトフェルド(置鮎龍太郎)率いる「砂漠の虎」からの威力偵察を受けるって話。
ラン・バ・ラルこと、「砂漠の虎」アンディ・バルトフェルド登場ってことで、ついに、4足MSバクゥ登場。
個人的に、ずっと気になってたのですが、CG作画は勘弁して欲しかったなあ。
あれでは、ホントにゾイドである(苦笑)
アークエンジェルと同じく動きも軽目だしねえ・・アクションの構図とかは良かったんだけど。
膝蹴り入れたり、盾や拳で殴るストライクがイカス。
でもって、レジスタンス「明けの砂漠」のリーダーとして、カガリも登場。
今後の活躍に期待です。
いや、しかし・・相変わらずフレイはヤってくれます(笑)
暴力否定の「ウルトラマンコスモス」が放映されていた時間で、どこぞの団体から抗議が来そうな事を平然とやってのける!、そこにしびれる(略
ってな感じで、キラとフレイはなかなかに不幸な共生関係となり始めていますな。
父を殺したキラやコーディネイターへの復讐と憎悪のために自らの体を売り、「自分を守ってね」というキラへの言葉とは裏腹に、自分を守らず、自分を捨ててしまっているその狂いっぷりは、クロノクルへの愛がゆえに、ウッソへとその憎悪の牙を向けて自滅してしまった、「Vガンダム」のカテジナに匹敵しはじめてますな。
お約束を踏襲するSEEDですから、フレイはそのキラへの憎悪が偏愛と変わり、キラを自らの所有物としそうな感じです。
そしてフレイへと依存して、戦闘マシーンへとなりそうなキラも、ガンダム史上類のないダメ主人公になりそうな予感(笑)
「現代版ファーストガンダム」がゆえにデッドコピーっぽく、バランスの悪さや、細かいツッコミどころも多いために色々と叩かれまくっているSEEDではありますが、このキラとフレイの関係を描ききれば、ちったあ評価されそうです(笑)
核を無力化するNジャマーや、宇宙に適応するために遺伝子操作されたコーディネイターなど、ネタは結構悪くないんだけど、色々とちぐはぐで中途半端なイメージがあるよなあ・・やっぱ、「オリジナル」でやるべきだったかもねえ。
しかし、誰もいないベッドに話しかけるサイ、哀れなり(笑)
で、次回はカガリ再び。
やっと、名前が出た・・(笑)


◆第15話「それぞれの孤独」3
脚本(両澤千晶)、絵コンテ・演出(谷田部勝義)、キャラ作画監督(米山浩平)、メカ作画監督(池田有)

というわけで今回は、ザフトの勢力圏へと入ってしまったアークエンジェル。
そして、キラは大気圏突入の余波で、高熱にうなされるって話。
前回の総集編が未だに引きずっていて、使い回しが多めだったのは萎えたな。
回想シーンはもういいってばあ(苦笑)
まあ、それはともかくフレイとサイは親が決めた仲だったそうで、なんか破局っぽいです。
で、どうやらフレイはキラに「戦って戦って死んでもらう」らしく、保護者と被保護者の怪しい関係になりそうで、今後が楽しみですな。
っていうか、キラどんどん駄目になっていきそう(笑)
フレイ、こえ〜。
そして、やっとの再登場のカガリ!・・今後の活躍が楽しみですな。
しかし、「大気圏突入がずれて敵勢力圏」という、やはり初代と同じパターンでしたな。
リメイク的とはいえ、やはり先が読める展開はちとつまらないなあ。
で、次回は砂漠での戦い。
ついに4足MSバクゥ登場!


◆第14話「果たしてなき時の中で」4
脚本(吉野弘幸、両澤千晶)、絵コンテ・演出(谷田部勝義)、作画監督(平井久司)

1クール目にして早くも、OPがTMRからビビアン・スーに変更。
まあ、クールごとの切れ目に物語自体に大きな切れ目を入れ、でもって歌も変更すると言う試みは面白いとは思う・・曲も売りたいだろうしね(笑)
それならば、やはりそのクールごとの特徴やらをもっと入れた方が良いと思うかな・・案結構使い回し多いしねえ。
まあ、1クールごとの作画作り直すなんて無茶な話だからなあ・・ただでさえ作画いっぱいいっぱいぽいのに(笑)
でも、色々と今後の伏線っぽいものも多かったので、楽しみではあります。
というわけで今回は、クールの切れ目で年末のお約束の総集編・・アニメーターも年末年始ぐらい休みたいです(笑)
で、今回はラウ・クルーゼの視点によって語られる今までの展開と、SEED世界の説明って話。
なかなか面白かった。
基本的に半分ほどが使い回しで、面白みのある画面ではなかったのだけど、クルーゼ隊長によるナルシスト入ったやる気満々ぶりの語り口調が笑えました(笑)
なんか、いっつも楽しそうだよね、この人(笑)
で、SEEDの世界観等も色々と説明され、ちょっとわかりやすくなった感じかな。
特に、最初のコーディネイターであるジョージ・グレン(掘秀行)絡みの話はなかなか面白かった。
新たなる技術がもたらす価値観の対立と争い。
ナチュラルとコーディネイターっていうのは、ガンダムでやるにはちともったいない非常に深いSF的な面白いネタだよなあ。
その辺りがどのように決着がつくのか楽しみです。
で、次回はついに地上編スタート。
やっとカガリ再登場!!


◆第13話「宇宙に降る星」5
脚本(吉野弘幸)、絵コンテ(菊地一仁)、演出(佐藤照雄)、作画監督(佐久間信一)

というわけで今回は、アークエンジェルの大気圏突入を前にして、連合とザフトが艦隊戦を行うって話。
ガンダムお約束の大気圏突入戦闘。
いや・・燃えた燃えた。
もう、非常にスピード感のある作画による艦隊戦での、気骨溢れる軍人同士の戦いが激燃え!・・まあ、使い回しも結構あったりはしたんですが(笑)
で、死相出まくりではあったハルバートン提督は、アークエンジェルを守るために、見事なる戦いと散りっぷりでした。
そして、ガモフ艦長もメチャクチャ格好良かったです。
やはり大気圏突入戦闘は、これぐらいの派手さと緊張感がないとねえ。
しかし、まさか避難民を撃ち落とすとは・・やってくれるなあ・・イザーク(笑)
撃たねえかな、とか思ったらきちんと撃ったもんねえ・・良い感じです(おい)
やはり吉野弘幸脚本は、燃えを書くのが上手いです。
あと今回は、キラのストライクもそうですが、ガンダム各機も大活躍で格好良かったです。
まあ、落とされまくるのは連合艦隊ではあったんですが(苦笑)
っていうか、「MSが強い」っていうのは凄くわかるんですが、連合が弱すぎですな・・(苦笑)
たぶん第2次世界大戦の時における、艦船と戦闘機みたいな関係なのでしょう。
初代では描かれなかった「ルウム戦役」などの再現といった感じかな。
そして、待望のキラとフレイのキスシーン。
絶対「演技」か「罠」かと思っていたのですが、「本気」だったんですね、フレイ(笑)
その辺りはちと残念ではあったんですが、実は結構萌えました(笑)
っていうか、キャラの描写がやはり不安定だなあ・・あの笑顔は何だったのか・・(苦笑)
その辺り、そろそろきっちりしてもらいたいですなあ。
まあ、ガンダムの女性は性格が不安定だったりするのはお約束だったりはするのですが(爆)
それにしても、女のキス一発でやる気になるキラ君。
ガンダム主人公のお約束で、お前結構女好きだな(笑)
まあ、女性陣に振り回されるのは、ガンダム主人公の王道だからなあ。
どこに逝くのか、キラとフレイ・・。
で、次回はお約束の総集編のようで、どうやら世界観説明があるようです。
来年からはセカンドステージで地上編かあ・・そろそろカガリの出番か?


◆第12話「フレイの選択」4
脚本(面出明美、両澤千晶)、絵コンテ(菱川直樹)、演出(鳥羽聡)、作画監督(大貫健一)

というわけで今回は、第8艦隊と合流したアークエンジェル、そしてキラ達はそれぞれの選択を迎えるって話。
バトルの狭間のドラマパート・・バトルがないとやはり地味目に見えるな。
まあしかし、それぞれの選択と決断やらが、きちんと丁寧に描かれていて、非常にわかりやすかったのは良かった。
フレイの言ってることは、ひどく正論だからなあ・・っていうか裏がありそうで怖い(笑)
サイ達も、相変わらずいいヤツらである・・フレイ→サイ→トール→ミリィ→カズイ→そしてキラって順番も非常にありそうな感じだしねえ。
ちと、色々出来過ぎではあるが・・っていうかお前ら、キラにドライ過ぎ(笑)
まあキラは迷ってはいたとはいえ、ちと流され気味の結論って感じは残念ではあったが・・っていうか、あそこまで徹底してやられたら、残らざるおえないわな(笑)
まあ、「戦う理由」としては、そこそこかな?・・みんなちと流され過ぎだけど・・フレイの罠っぽいし(笑)
で、今回は連合でのまともな軍人の代表って感じのハルバートン(龍田直樹)将軍が登場。
まあ初代的役柄としては、あきらかにレビル将軍ではあるが(笑)
かなり気さくで良識ある軍人で、これで連合の好感度がちょっとアップですな・・死相が出てますが(笑)
でも、声はもうちょっと軽い感じ過ぎたかも。
あと、どうやら初代と同じくこれからアークエンジェルは、初代でいうところのジャブローことアラスカに、大気圏突入して向かうようです。
せっかく独自の展開を見せているのだから、あまり初代をなぞる展開は見せて欲しくない所です。
で、次回は大艦隊戦!&フレイがまたもや暴走?


◆第11話「目覚める刃」4
脚本(大野木寛)、絵コンテ・演出(高田耕一)、作画監督(山口晋)

やっぱ・・幼女こかしたの・・フレイじゃなかったのね・・。
というわけで今回は、キラは艦内の軍事法廷にかけられるが、民間人であることで不問にふされる。
そして第8艦隊と合流しようとするアークエンジェルに、イザーク達率いるガンダム達が迫り来る、って話。
前回までのナタルの人質ネタや、キラの人質解放をフォローする上での、ミニ軍事法廷(もどき)がきちっとあったのが良かったな。
「銃殺刑!」を受けての、キラのショックぶりが笑った(笑)
で、今回はフレイが大暴走かと思いきや、今回は「雌伏」って感じで、今後の活躍に期待な感じです。
果たして、フレイの行動の真意とは?・・悪女っぽい表情が素敵です(笑)
なんかフレイの言動を全然信じてなさそうな、チクリ野郎のカズイの表情もイけてました。
で、どちらかというと「目覚める刃」はキラの方で、突如「V−MAX」発動!で、ぶちギレ!(笑)
初めてとも言える大暴走で、バーサーカーモードなストライクが格好良かったです。
とどめの久々のアーマーシュナイダーがイかす。
キラも今後の活躍に期待ですなあ・・っていうか、「痛い痛い」のイザーク格好悪かったな(笑)
しかし、あの種が弾けるようなイメージ描写が挿入されたキラの暴走は、やはり何かの伏線なのかな?
ムウも何か気づいたようですしねえ。
ああ、フレイよキラよ、どこに逝く・・。
あと、今回は前回の対ガンダム戦とは違った、艦隊との合流を目前にしたギリギリのタイミングでの戦いで、アークエンジェル・ガンダムチーム双方が、射線を機体で隠したり、ミラージュコロイドに対空榴散弾頭を使ったり、「技」を駆使しての駆け引きある戦いが面白かった。
ナタル少尉は、戦闘指揮してる時は、ホントに格好いいなあ・・まあ、いつもながら軽すぎるCGアークエンジェルはアレでしたが。
やはり2度目になると、それぞれの手の内を知った戦いになるってことですか。
でも、あれなら前回ヴェサリウス相手にびびらなくても、勝てそうだったのになあ(笑)
まあ話の都合によって、強くなったり弱くなったりするのは、バトルもんのお約束ではありますが(爆)、ちょっと「強さ」の統一感がない感じがあるな。
その辺り、もうちっときっちりしてもらいたいとこです。
あれではまるで、ガンダム弱いみたいですからねえ・・まあパイロットがヘタレなのかもしれないですが(笑)
で、次回は第8艦隊との合流って話。
なんか、ウォルコット中佐がいる・・(笑)


◆第10話「分かたれた道」4
脚本(面出明美、両澤千晶)、絵コンテ(南康宏、福田己津央)、演出(西山明樹彦)、キャラ作画監督(米山浩平)、メカ作画監督(池田有)

というわけで今回は、人質作戦により危機を脱したアークエンジェル。
そして、キラはラクスをアスランの元に返すために無断で出撃するって話。
いや、まったくもって、ガンダム史上でもこれだけ「泣き」の入る主人公も珍しいな(笑)
でも、そんな幸薄いいじめられっ子でありながらも、友達想いなキラはちょっと萌え(笑)
「キャラ立ってない」とか思ってはいたが、ここまで不遇で幸薄く影の薄い主人公は、ある意味キャラ立ってるな・・往年の名作劇場の主人公みたいだ・・なんて可哀想なヤツ(笑)
それに、今回はキラも自らの意志で行動し、自分の想いを語ってくれたのは良かった。
「あの船には守りたい人達が・・友達がいるんだ!」は、ちょっと感動・・キラっていいヤツだな・・。
幸薄い男の子・・結構好きなんだよな(爆)
いう
で、フレイは今回もやってくれました。
予想通りの発言だったのですが、それを上回る桑島演技に鬼気迫る作画が良く、素敵でした(笑)
ああ、フレイよ、どこへ逝く・・。
しかし、「戦闘、ドラマ、戦闘、ドラマ」って感じのストーリー展開なのだな。
丁寧でメリハリがあってわかりやすくもあるけど、やはりちょっとテンポの遅さを感じるな。
もうちょっと、スパスパ話が展開して欲しいところではある。
「2話で1話」って感じだからね・・連続性があるのはいいんだけど。
で、アスランとも完全に決別したようで、今後のキラの戦いに期待である・・そろそろ活躍して欲しいしねえ(笑)
あと、今回はラクスもちょい活躍で、いきなり不意打ちパンツも披露・・サービスいいなあ(笑)
テレ東じゃねえからってパンチラは狙い過ぎな気もするが、ちょっと嬉しかったりもするのは、オタ心の複雑な所(笑)
「いきなり何カ月って」って、サイのツッコミは笑った。
クルーゼ隊長のサービスカットもあったし(OPに匂わせているように、色々ありそうな感じでしたが)、キャラ萌えはやっぱ狙ってるんだねえ。
まあでも、男も女も脱ぐのは、男女平等で非常に良いことである(笑)
それにしても、完全天然電波かと思っていたラクス・・もしかしたらアレって、自作自演?・・天然のフリ?
侮れないキャラである・・。
それと、あのピンクハロは会うたびにアスランがあげていたハロのひとつのようで、どうやら鍵を勝手に開けてしまうようである。
アスラン・・結構変なヤツかも(笑)
で、次回はフレイが、ついに覚醒す?
笑顔が怖いよ〜(笑)



◆第9話「消えていく光」5
脚本(こぐれ今日子)、絵コンテ(黒木冬)、演出(三好正人)、作画監督(吉田徹、森下博光)

というわけで今回は、連合軍艦隊との合流を迎えたアークエンジェルの前に、ラウ率いる艦が襲撃をしかけるって話。
いやもう燃え燃え展開・・。
もう完全に初代とは別展開となり、スピード感と迫力のある、気合い入りまくりのSEED初の艦隊戦闘がもう熱かった。
ジン、やっぱ強い、格好良い!!、っていうか連合よわ!(笑)
たぶん、初代ガンダムのでの「ルウム戦役」とかでの地球連邦との初期の戦いでは、ザクはあんな感じで地球連邦の戦闘ポッドを落としてたんでしょうなあ。
しかし、キャラ作画に比しての、上手い原画マンを揃えてのメカ作画のこの気合いの入りよう(笑)
やっぱガンダムはロボアニメだなあ・・いや好きだけど、メカバトル。
そして、お約束以上ともいえるフレイの父親の死亡時の、桑島演技絶好調の桑島1・フレイの対応がもう最高。
流石フレイ、やってくれる!(笑)・・っていうか桑島2・ナタルもナイス!!
「俺たちにできない事を平然とやってのける!、そこにシビれる!あこがれるぅ!」
っ感じで、もう影と幸の薄い主人公であるキラのお株を完全に奪ってるな(笑)
そろそろキラには、もうちっと能動的に動いて欲しいところ・・なんかヤツってばマグロだからなあ。
あと、ナタルの行った前代未聞の「主人公側人質作戦」という「格好の悪い」ところが素敵です(笑)
なんか、地球連合、どんどん駄目になっていくな(笑)
まあ、これからの荒れ荒れ展開が楽しみです・・でも、フレイにはMSには乗って欲しくないなあ(笑)
あと、期待のミリアリアのシャワーシーンはちょこっとなのが残念でしたが、フレイの下着シーンも見れたのでよしです・・っていうか、テレ東ならできないシチュエーションだな(笑)
しかし、かなりオリジナルな感じとなり盛り上がってきて、面白くなってきました・・今後が楽しみです。
やっぱガンダムは殺伐としてないとね(笑)
で、次回はラクス救出作戦?
また荒れ荒れっぽいなあ。


◆第8話「敵軍の歌姫」4
脚本(両澤千明)、絵コンテ(菊地一仁)、演出(佐藤照雄)、作画監督(佐久間信一)

うわあ、もう荒れ荒れ・・。
というわけで今回は、キラが助けた救命ポッドの少女は最高評議会議長のシーゲル・クラインの娘でアスランの婚約者であるラクス(田中理恵)であった。
一方、彼女が消息を断ったことを知らされたアスランは、ラクスの救出に向かうよう命じられるって話。
今回は、ラクスの天然ボケボケぶりと、それに対するかのようなフレイのコーディネイターへの嫌悪感があらわにされるって話でした。
もうラクスの天然ボケボケぶりと、フレイのアンチコーディネイターっぷりは良い感じで、フレイの発言が波及してのそれぞれのキャラのコーディネイターへの想いや距離が、ちょっとずつ出ていたのはなかなか良かった。
特にさりげない、
「それも遺伝子いじってそうなったものなのかな?」
っていう、まったく悪気のないサイのセリフとかが、深いですな。
しかし、
「コーディネイターのくせに!」
ってのはなかなかに痛くて重い発言ですな・・予想されていた行動ではあったのですが、ホントに言っちゃうんだもんなあ、フレイってば(苦笑)
実際に言うと、なんて痛いセリフなんだ・・自戒しよう・・マジで・・。
っていうかなんか団体とかから抗議きたりしないだろうなあ?・・この時期だし(汗)
「コーディネイター」は、人種差別の暗喩っぽいですからなあ・・人種問題は泥沼だから。
しかし展開的には戦闘もない話ではありましたが、キャラのやり取りなどはなかなかに重く、痛い展開でした。
この後の展開が気になります・・。
あと、作画はちょっとヘタレ気味でした・・平井・重田原画による一部を除いては(笑)
作画は結構苦労してそうだなあ・・。
それと、展開がちょっと遅めかな?
まあ、丁寧な展開は良いとは思うですが、やり過ぎるとダレますからね。
そろそろドラスティックな展開希望・・って次回はそんな感じか?
で、今回はラクスのアイキャッチ(木村貴宏)にも変わり、ピンクハロも大登場。
今度のハロはドピンク色で関西弁をしゃべり、「オマエモナ」と言うんですな・・狙ってるかどうかはわかりませんが、あそこの住人は祭りだろうなあ(笑)
それにしても、キラって惚れっぽいよなあ・・なんかひとごとは思えない(笑)
たぶんキラは、現代の若者の象徴的主人公として描かれていて、あの「影の薄さ加減」や「主体性のなさ」やら「流されまくり」やら「すぐ落ち込む」って感じは、エヴァのシンジ君とはまた違った幸薄い主人公って感じです・・アニメの主人公としてどうかとは思うですが(笑)
まあ、だからこそ結構共感する人もいたりするかもしれないですな。
これからのキラの、自立やら活躍には期待です。
で、次回は激突?
で、またシャワーシーンが・・今度はミリアリアっすか!?


◆第7話「宇宙の傷跡」4
脚本(吉野弘幸)、絵コンテ・演出(谷田部勝義)、キャラ作画監督(大貫健一)、メカ作画監督(植田洋一)

というわけで今回は、ザフト本国へと戻ったアスランとラウ達は議会へと呼び出され、アークエンジェルは地球のデブリ帯へと向かうって話。
ついに語られる「血のバレンタインの悲劇」。
前回で連邦側の事情が分かり、今回でザフト側の事情も次第に分かり初めて、なかなかに盛り上がってきました・・。
どうやらザフト側も色々複雑な感じの模様。
あの謎の化石「クジラ石」も今後の重要な鍵になりそうですしねえ。
今後の展開に期待です。
で、その「血のバレンタインの悲劇」により崩壊したプラント・ユニウス7に立ち寄るキラ達。
ザフトとキラ達が交互に語られることで、その悲劇性が増したのが良い感じでした。
戦闘中でなく、冷静な時に敵を撃破することで自分のしていることに嫌悪感を感じ苦しむキラの描写も良かったですな。
死者を弔うはずの折り紙がインサートされるのがなかなかに上手い。
で、ついにOPの少女であるラクスも登場。
まるでリン・ミンメイ(笑)のような歌姫らしいですが、今後の活躍に期待です・・頑張れ、フレイ(笑)
「歌で戦争解決」って展開は勘弁してほしいところですが。
しかし、徐々に世界などが見えてくるってのは良いですな、連続性があって・・一話逃すと話わからなくなりそうですけどね(笑)
で、次回は敵軍の歌姫、ラクス登場!
しかし、キャラ作画はやっぱ不安定だなあ(苦笑)


◆第6話「消えるガンダム」3
脚本(遠藤明範、両澤千晶)、絵コンテ(蜂巣忠太)、演出(南康宏)、キャラ作画監督(米山浩平)、メカ作画監督(池田有)

というわけで今回は、地球連合軍ユーラシア連邦の軍事要塞アルテミスへと入港したアークエンジェルは、そこで連合軍による拘束を受けるって話。
で、ルナ2入港なわけですが(笑)、ワッケイン司令と違い、全く全然いい人でもなんでもない、早くも逝ってしまった(笑)アルテミスの司令官が良い感じでした。
でも、ちと時代劇の悪代官のようなお約束な感じで、わかりやすい悪人過ぎではありましたが。
まあ、地球連合は一枚岩ではないって事でしょうな・・地球連合軍ってあくまで「連合軍」って感じですからね。
どうやらアークエンジェルは船籍などがいまだ未登録で、地球連合軍でも大西洋連邦の兵器みたいですからねえ。
それにしても、軍事要塞アルテミス・・脆かった(笑)
まあ、連合の油断大敵による内部への侵入と、ガンダムブリッツの迷彩システム「ミラージュコロイド」やガンダムの強さのおかげって感じでしょうか。
前回で、敵であるガンダムの顔見せは終わったので、これからはこうやって各種のガンダムの掘り下げ話があるといいですな・・あとキャラも。
あと、今回もバトルはなかなか動いて格好良くていい感じです。
ぶつかりあう武器同士がイケてました。
しかし、アークエンジェルの逝くところは、建造物の崩壊と死人出まくりですな・・天使(エンジェル)っつうより悪魔(デビル)ですな(笑)
それにしても、巷では再登場してから株を落としまくりのフレイがいい感じです。
ガンダム的にも、物語的にも、ああいうドキュン厨房は「必要悪」なので、今後も飛ばしまくって、視聴者の不快指数を高めていってもらいたいですな(笑)
それと、「裏切り者」と呼ばれ、ナチュラルとコーディネーターの狭間で悩むキラっていうのも段々と出てきて、今後のそれらの展開に期待ですな・・頑張れフレイ(笑)
で、次回はついに血のヴァレンタインの悲劇の事と、OPのピンクハロ娘であるラクスが登場です。
今後はかなりオリジナル展開かな?


◆第5話「フェイズシフトダウン」4
脚本(こぐれ今日子、両澤千晶)、絵コンテ(黒木冬)、演出(吉本毅)、キャラ作画監督(山口晋)、メカ作画監督(阿部邦弘)

というわけで今回は、アークエンジェルを挟撃してくるザフトの攻撃から艦を守るべく、宇宙で戦うキラって話。
なかなかにド派手な、スピード感ある燃え燃えの宇宙戦闘が非常に格好良かった。
ランチャーストライクを射出、合体して、爆風の中から現れるストライクガンダムが燃え燃え。
メカ作画や戦闘描写は凝っていて、やっぱ良いね。
今回は、なかなかの豪華メンバーによる原画陣だったしね。
でも、やはりCGアークエンジェルはちょっと軽すぎる感じがして嫌かな。
あのレベルのCGなら、やはり手描きがいいなあ。
それにしも、今回はムウがメチャクチャ格好良い。
先行してヴェサリウスを急襲し、そしてランチャーストライクの射出を指示しての、太陽方向から侵入しての救援と、なんか大活躍でいい味だしまくってますな。
今後の活躍にも期待です・・っていうか「死相」が出てる格好良さだな(笑)
で、次回は軍事要塞アルテミスでの戦い。
ついにオヤジが多数登場(笑)


◆第4話「サイレントラン」3
脚本(遠藤明範)、絵コンテ・演出(菱川直樹)、作画監督(吉田徹、森下博光)

というわけで今回は、ヘリオポリスを崩壊させてしまったキラ達は、敵から逃れるべく軍事要塞アルテミスへと向かうって話。
うむ、それぞれのドラマも転がり始め、なかなかいい感じになってきた。
特に、「自分たちにできること」のために、自ら進んで艦の手伝いをするキラの友達たちがかなりいい・・あと、ムウもいい味出していて良いね。
どことなく「負のオーラ」を漂わせる富野展開とは、やはり違うなあ。
この前向きさは、福田作品なれではであるな。
しかし、細かい部分は違うのだけど、大きな部分は初代ガンダムをなぞっているのは、やはりちょっと気になるところではあるかな。
初代のリメイク的意味合いが強いとはいえ、そろそろ独自な路線でも行って欲しいところ。
あとメカ作画は結構安定してるのだが、キャラ作画が不安定すぎるのも気になるな。
せっかくいいドラマを作り出しているのに、あの作画では画としての説得力にちょっと欠けてくるからね。
まあ、ガンダムって昔から作画はよくなかったりはするんだけどね(苦笑)
それと、細かい描写などが凝っているのはやはり良いね。
1話で戦艦がヘリオポリスにケツから入っていた時も思っていたのだが、宇宙船が減速時に方向転換をして、メインエンジンで減速してるとかの描写は好きである。
そういう細かい所からリアリティってのは生まれてくるからねえ。
あと、「ニュートロンジャマー」による電波攪乱のためにレーダーが使えないので、「熱源探知(赤外線感知)」が主となってる描写とかね。
でも、ナスカ級が真横にいる描写はいくらなんでも近すぎ(笑)
向こうは加速してることにより推進剤噴射による赤外線探知ができて、こっちは慣性航行による「無音航行(サイレントラン)」で探知されないって描写なんだろうけど(苦笑)
その辺りの「緻密」な部分と、「大雑把」な部分がチグハグ感を産み、ツッコまれまくるんだよな(汗)
その辺り、きちっとした足並みを揃えて欲しいところ。
で、次回はガンダム初の宇宙戦闘!



◆第3話「崩壊の大地」4
脚本(吉野弘幸)、絵コンテ(菊地一仁)、演出(高田耕一)、キャラ作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(高瀬健一)

というわけで今回は、アークエンジェルに乗艦したキラ達は、ヘリオポリスを守るために、ガンダムでザフト軍と戦うことになるって話。
今回で世界観や設定も少しづつ見えはじめ、話も動き、それぞれのキャラも立ち始め、なかなか方向性がついて来て、なかなか面白くなってきた。
もう、初代とはかなり違う展開だなあ。
特にコロニー崩壊の過程や、細かい艦内描写や、コロニー内での集団戦闘の描写などが、なかなかに凝っていて格好良い。
電波干渉を起こす事のできる装置である「ニュートロンジャマー」の描写(レーザー誘導や熱紋パターンなど)も結構きっちりしてるしね。
キャラの絵柄も今までで一番生きていて良い感じである。
でも、ところどころの演出と作画のテンポが悪めで、未だ手探りのようなチグハグ感があり、足並みがまだ揃ってないような違和感も感じる。
これからの一体感に期待。
しかし、CGで描かれたアークエンジェルはあんまりだなあ・・あれは浮いて見えるなあ。
やっぱMSと同じく、戦艦も手描きがいいです。
あと、キラが遺伝子操作された新人類であるコーディネーターであることが明かされ、今後のその辺りの葛藤や対立も楽しみである。
それにしても、ソードストライクタイプ(近接戦)のガンダムと、ジンの拠点爆撃用のD型装備格好良いなあ・・。
それと、今回で西川貴敦のやっていたミゲルが死亡。
上手かったし、いい味出していたから、ちょっと残念であるなあ。
で、次回はサイレントラン。



◆第2話「その名はガンダム」4
脚本(両澤千晶)、絵コンテ・演出(南康弘)、作画監督(大貫健一)、メカ作画監督(ウエダヨウイチ)

というわけで今回は、ザフトの襲撃を受けたキラ達は、ガンダムに乗りミゲル(西川貴敦)操るジンに立ち向かうって話。
残念ながら、前回ほどの演出作画の密度や速度には欠けて、若干テンポが悪め・・つうかまあこれが「ノーマル」でしょうね。
でも、福田監督お得意の「火花」を使った演出で見せるガンダムvsジンの戦いは、なかなかスピード感と迫力があり格好良かった。
ザフトの量産型MSであるジンが、羽型バーニアを吹かしながら「サーベル」(これぞ邦男!、評判悪いけど)で切りかかり、ガンダムはフェイズシフト(位相転移)装甲で防御・・PS装甲を展開すると色がつくってのが格好良いです。
そして、キラがガンダムのOSを再設定したことにより、鈍重だった動きが俊敏さを増して、「ガンダムタックル」「ガンダムパンチ」「ダブルダガー」というそれぞれの「チャームポイント」を生かした戦いはなかなか良かった。
初代がガンダムのその圧倒的「パワー」を見せつけたのとは違った、福田監督らしい「スピード」を生かした初戦闘でした。
主人公のキラ君もやっと主役らしさを見せてくれて、モビルスーツ・オペレーション・システムである「GUNDAM」をキーボードを使って手早く再設定し直してっていう描写もわかりやすく、主人公の「凄さ」の表現としては合格点でしょう。
「キングゲイナー」のゲイナー君は「ゲーマー」ですが、こちらのキラ君は「プログラマー」って感じで、どっちも今っぽいですね。
しかし、やはり初代と似た展開だと、どうしても比べて見てしまう所がありますねえ(苦笑)
その辺り、今後の独自性やオリジナル展開に期待です。
特に、「電童」でそのギミックを生かした「スパロボバトル」を見せてくれた福田監督なんで、その辺りの「スパロボバトル」に期待したいです。
ガンダムって「リアル指向」ってイメージがありますが、やはりその真価は「スパロボバトル」的格好良さにあると思いますから。
「リアル」と「スーパー」の見事な融合が、初代のガンダムでしたし。
それにしても、ジンのパイロットのミゲルは、TMRこと西川貴敦だったようですが、結構上手いんで気づきませんでした・・ガンオタとしては本望過ぎるだろうな(笑)
で、後半は結構初代とは違う展開を見せ始めて、軍事機密を見たことにより拘束されることになるキラ達とかはなかなか良い感じでした。
でも、マリュー大尉は最後まで軍人的高圧的態度に出るべきだったかも・・ブライトのように(笑)
それか、
「さっきは取り乱して悪かったわね。少し動揺していたから。素直に指示に従ってくれてありがとう・・」
とかなんとか言えば、好感度もアップだったのに!(笑)
そして、少人数による艦の操船をすることになるアークエンジェルとか、因縁ありありの戦いをするラウvsムウの戦いとかも、なかなか良い格好良かった。
特にCG等を使ったモニター等の細かい描写は、格好良くて燃えますな。
あと、1話ではあまり描かれなかった逃げ惑う市民やら、転がる死体やら、戦争描写を見せてくれたのもなかなか良い感じ。
本家である平井久司より、キャラが感情を良く見せてましたし(笑)
っていうか、大貫健一のキャラ作画はちょっと濃すぎだったな・・植田洋一のメカ作画は上手かったんだけど。
それにしても、ラストの電童やらを思わせる、福田監督お得意の「人は〜みなその手に〜♪」ではなくて・・「あ〜んなに一緒だ〜ったのに〜♪」のEDにかぶせての、クライマックス突入は、燃えます。
これからも電童と同じく上手く使って、場を盛り上げていただきたい。
っていうか、やっぱこれって福田ガンダムって感じですな。
第1話は、平井久司の絵のせいで「リヴァイアス」っぽさがかなりありましたが、
「戦いに巻き込まれていく子供達」「子供たちを導く大人達」「宿命の対決」「スピード感と迫力あるバトル」「連続性のある物語」「EDに突入しながらのラスト」
と、なんだかやっぱり福田節。
電童が福田監督によるスーパーロボットだとしたら、ガンダムSEEDは福田監督によるリアルロボットって感じになりそうで、楽しみです。
しかし、1話の「偽りの平和」というサブタイトル通りに「ヘリオポリス=日本」の暗喩って感じなんでしょうな、やはり。
で、次回はコロニー内での戦闘。


◆第1話「偽りの平和」5
脚本(両澤千晶)、絵コンテ(福田己津央)、演出(吉本毅)、キャラ作画監督(平井久司)、メカ作画監督(重田智)

ガンダム、再び大地に立つ!
というわけで、21世紀のガンダムシリーズ、「機動戦士ガンダムSEED」始動!
企画はサンライズ、原作は矢立肇・富野由悠季、シリーズ構成は両澤千晶、キャラデザは平井久司、チーフメカ作監は重田智、メカニックデザインは大河原邦男・山根公利、監督は福田己津央って構成。
で、今回は少年キラ・ヤマト(保志総一郎)のいる中立国オーヴの資源衛生ヘリオポリスに、ラウ(関俊彦)率いるザフト軍の部隊が、地球連合が開発している秘密兵器ガンダム奪取のため襲撃をかけてくるって話。
まあ、なんというか、予想どおりというか、予想以上というか、福田己津央監督のスピード感ある演出に、平井久司のスタイリッシュなキャラデザで、重田智の重厚感あるメカ作監、少年少女達の群像劇な両澤千晶の脚本に、SFメカロボを描けるサンライズの作画に、ガンダムの1話をリメイクさせたら「こうなった」という、ある意味必然、原理原則のような一話でした(笑)
うむ、面白かったです。
何だかとっても「リヴァイアス」(笑)ではありましたが、まさしくガンダムの「原点回帰」「リメイク」「オマージュ」っていう感じで、あの伝説の「襲撃」の展開を、超絶気合いの細部まで書き込まれた演出作画で見せまくりでした。
何より、物がドンドン破壊され、人がドカドカ死ぬのがいい!(笑)
テレ東なら絶対できない表現でしたからねえ。
でも、一番好きなのは初っ端の初代のオマージュ色たっぷりのアバンタイトルで、あの大気圏再突入(ジンの目がビカっと光るのがいい!)からの戦争描写、そしてテンポの良いOP突入までの燃え燃え展開がメチャ好きです。
あと、「ガンダム大地に立つ!」でのEDへの突入も電童っぽくて良いですな(笑)
できれば「目がビカッと光る」、反抗の象徴たるガンダムの目の光は入れて欲しかった所ですが。
で、緊張感とスピード感ある演出に、密度ある作画は言うに及ばずですが、話がきちんと時系列に理路整然と系統立てられていて、あの伝説の「ガンダム大地に立つ!」(あとZガンダムの「黒いガンダム」も入っていたかな?)には及ばないものの、感覚的に流れを作っている富野御大のキングゲイナーよりはわかりやすい第一話でしたな。
世界設定などを知って2度目を見返したりすればわかりますが、初代ガンダムの1話と同じく、それぞれの描写に「意味」があり、世界設定の「厚み」からもたらされる「リアリティ」が、きちんと画面に織り込まれています。
まあ、電童好きリヴァイアス好きな自分には、無条件で全面降伏な話ってことです(笑)
いや、ほとんどドリームチーム・・もう自分はメチャクチャ好みです。
しかし美少年美少女ばっかで、平井さんのキャラデザはちょっと書きわけがなってないですなあ・・誰が誰かわかりにくい(苦笑)
好きな絵柄ではあるんですけどね。
で、声優陣も流行り所などを揃えているので、良くも悪くも今風ではありますな。
まあ、ガンオタには総スカンをくらっているようではありますが(笑)、今回のガンダムは初代ガンダムのリメイク・オマージュ的要素が強いようなので、「21世紀のファーストガンダム」って感じで、新たなるファン・・小さいお友達であるお子様や、大きいお友達である萌えオタや婦女子の方を獲得していただきましょう!
ガンオタには、「ガンダムオリジン」と「キングゲイナー」がありますしね(笑)
まあ、できれば「新しいロボ」で見たかったのも正直な所ですけけどねえ、まあそれじゃ予算降りないし(苦笑)
ってこれは、昨今のガンダムシリーズ全てに言えることではありますが・・。
というわけで、思っていたよりも、かなりきちっと作っていて、作り手側が初代と「同じ場所」から始めながら、「違う場所」へと行こうとする意気込みを感じました。
スタッフの皆様には、「ガンダム」というブランドを作り出すのは色々と大変でしょうが、批判や非難にはめげずに頑張ってもらいたい所です。
つうか、ここまで丁寧かつ真面目に作っているのに、あそこまで非難されるなんて・・「ガンダム」って大変だな(苦笑)
なんだか、ここの所の北朝鮮絡みの政府非難と、アニメあずまんが批判を思い出しますなあ・・。
まあ、それはともかく、次回はガンダムついに起動!、そして戦い!!
戦火の大地に、よみがえれガンダム!


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