◆第9話「Red Rose Vartigo」C
  脚本(小中千昭)、絵コンテ(佐野隆史)、演出(山内富夫)、作画監督(柳瀬雄之)
というわけで今回は、ヘルシング邸へとやって来たインテグラの妹がインテグラを襲うって話。
  ・・なんか、よくわからない。
  説明不足すぎで、はっきり言ってなにがなんだか(苦笑)
  最初の話と、後半の話が噛み合ってないし。
  もうちっとわかりやすくして欲しかったなあ。
  演出も作画も悪かないけど、やはり前回ほどのパワーはなかったもんなあ。
  エログロあるのはは悪くはないんだが、・・みえみえだけど(爆)
  期待のリアルヴァンパイア、インコグニートもあんまり格好良くなかったからなあ。
  なんかもうちょっと、ちゃんとまとめて欲しかったなと。
  で、次回はMaster of Monsters。
◆第8話「Kill House」S
  脚本(小中千昭)、絵コンテ(工藤鉱軌)、演出(西山明樹彦)、作画監督(斎藤浩信)
というわけで今回は、密かに増え続ける人工ヴァンパイア。
  そしてインテグラはそのために、ヘルシング機関の強化を始める。
  そんな時、セラスは国家保安局のハリー(谷口節)と共に、長きにわたり夜の住人である少女、ヘレナ(平松晶子)と出会うって話。
  脚本・演出・作画・音楽・声優とビタっと決まった傑作話。
  出崎統を思わせる演出で、画面から漏れ出てくる圧倒的な緊迫感、暗黒、倦怠感、孤独、狂気、が素晴らしい。
  「止め絵」というのはたいてい「画面が死ぬ」のだが、今回は逆にその止め絵が画面を生かし、「静」なる迫力と動きに満ちていた。
  レイアウト構成や、タイミング、表情のつけ方が秀逸なんだよなあ。
  で、スタッフを見たら個人的に一押しな演出家である西山明樹彦さんであった・・どおりで。
  演出でここまで画面は変えれるのな・・トライゼノンの時にもびびらせてもらったが、やっぱ西山さんは凄いな。
  で、やはり今回はなんといっても、少女の体を持ちながら悠久の時間を生き続けているヘレナがもう良かった。
  あの倦怠と、孤独と、暗闇の向こう側って感じがいいだよなあ。
  あと、どうやらリアルアンデッド(真祖かな?)と呼ばれるものが大陸からやってくるようである。
  果たして今後どうなるのか楽しみである。
  そういや、スラッフの一部が赤文字になってたな・・なんか意味があるのか、アレ?
  で、次回はRedRoseVertigo。
◆第7話「Duel」A
  脚本(ほそのゆうじ)、絵コンテ(上坪亮樹)、演出(鈴木薫)、作画監督(当山金三)
というわけで今回は、インテグラとアーカードは、ローマ・ヴァチカンのイスカリオテ機関との対決を迎えるって話。
  うむ、なかなか面白かった。
  非常にスタイリッシュな演出と作画が素晴らしかったです。
  やっぱこのぐらいないとねえ。
  インテグラ様(榊原良子)とマクスウェル(田中秀幸)、アーカード(中田譲治)とアンデルセン(野沢那智)、それぞれの対決が良かったですな。
  なんか、声優さん「重い」系ばっかだな。
  あ、婦警はおまけでした(笑)
  しかし、画面はちと暗すぎだな・・目が痛くなるよ(爆)
  秘宝館はないよな。
◆第6話「Dead Zone」A
  脚本(小中千昭)、絵コンテ(角銅博之)、演出(上坪亮樹)、作画監督(柳瀬雄之)
ピーピーうるせえなあ。
  というわけで今回は、ヘルシング邸を襲撃したバレンタイン兄弟と戦う婦警とアーカードって話。
  なかなか面白かった。
  執事こと、死神ウォルターが格好良い!
  執事にあんな特技があるとは思いませんでした。
  あと、重火器使っての婦警によるグールの一掃と、暴走モードも燃え燃えでした。
  そして、何と言ってもアーカードの「限定解除」モードによる、アーカードの真の姿がイカシます。
  それと、あくまで気丈なインテグラ様も良かったです。
  とまあ、イカス音楽と声優、でもって演出・脚本的にはかなりいいのですが、やはり作画にスピード感や迫力が足りないですなあ。
  やはりもちっと密度が欲しい・・深夜アニメは辛いですな。
  小仲さんの脚本は、非常にビジュアルインパクトのある描写があったりするので、並の作画じゃその良さを生かしきれないんですよねえ。
  残念です。
◆第5話「Brotherhodd」B
  脚本(小仲千昭)、絵コンテ(佐野隆史)、演出(花井信也)、作画監督(日向正樹)、L/0(坂巻貞彦)
というわけで今回は、人工吸血鬼を次々と作り出すヴァレンタイン兄弟が、ヘルシング邸を襲撃するって話。
  ルーク(子安武人)と、ヤン(中井和哉)のヴァレンタイン兄弟がなかなかいい感じを出していて良い。
  放送禁止用語の「ピー」もあったしね(爆)
  あと、今回は武器紹介の所の婦警がなんか笑えた。
  ほとんど戦争だよな、アレは。
  しかし、話自体は良いと思うのだが、やはり今一つテンポが悪い。
  演出も出崎演出を思わせる構図の上手さとかがあるのに、どうも作画のキレとスピード感がいまいちなんだよねえ。
  基本的に「止め絵」で構成されてるから、迫力が出てこないんだよな。
  もうちょっと枚数使えて、テンポ良いカット回しを使えればもっと良くなると思うんだが。
  で、この話はどうやら前後編のようである。
  次回は、ヘルシング邸が血の雨らしい。
◆第4話「Innocent as a Human」C
  脚本(小中千昭)、絵コンテ(開木菜織)、演出(竹田豊)、作画監督(河合静夫)、作画監督補(高津幸央)
というわけで今回は、ネットでスナッフムービー(殺人映像)が流れるって話。
  なんか・・退屈だな(爆)
  話も退屈な感じならともかく、画面もなんか全然力が入ってなくてつまらない。
  もちっと迫力ある映像が欲しいなあ。
  ただでさえ話も地味で、画面も地味だからなあ。
  これって、かつての「デビルマンレディ」を彷彿とさせるなあ。
  あれも深夜で、しかも暗くて地味だったから、つまらなかったもんなあ。
  まあネタ自体は、人の持つ「快楽や本能が、業となってどうのこうの」なんだろうけど。
  小中さんの脚本って、暗くて地味すぎるんだよな、やっぱ。
  なんかフランス映画みたいなんだよな(偏見)
  で、次回はあのオヤジの正体がついに?
◆第3話「Sword Dancer」A
脚本(小中千昭)、絵コンテ・演出(小野学)、作画監督(門智昭)
というわけで今回は、蘇った吸血鬼の青年を制圧しに行くセラス、そしてそこで対決するアーカードとイスカリオテ機関のアンデルセン神父(野沢那智)って話。
  相変わらず原色を基調とした、スタイリッシュな画面構成がいい感じである。
  特に、アーカードとアンデルセン神父の所は格好良かった。
  でも、全般的にはちと画面が重たいかなあ。
  まあ結構止め絵で構成されてるからなあ。
  それはともかく、どうやら対吸血鬼用の機関は、吸血鬼を使役して戦うヘルシング機関とは別に、神の力を使い吸血鬼を殲滅するイスカリオテ機関が存在するようである。
  それにしてもこのアニメ声優陣豪華だなあ。
  インテグラ役である榊原良子もいいが、アンデルセン神父の野沢那智がイカします。
  で、次回は・・っていうか予告になってないな、これ(笑)
というわけで、ヘルシングの第2回。
  今回は、吸血鬼になったことにとまどうセラスって話。
  スタイリッシュな画面作りはいいのだが、今一つテンポが悪いなあ。
  まあ画面が暗めだからってのもあるけどね。
  しかし流石はテレ東じゃないだけあってか、エロ描写があるのはいい感じである。
  で、次回は・・次回予告はよくわからないな(笑)