○NHK公式
http://www3.nhk.or.jp/anime/nadia/
○ガイナックス公式
http://www.gainax.co.jp/anime/nadia/


◆第8回「ナディア救出作戦」4
脚本(大川久男)、絵コンテ・演出(もりたけし)、作画監督(鈴木俊二、貞本義行)

というわけで今回は、グランディス達と合流したジャンは、ナディア救出作戦を実行するって話。
今回の主役はやはり何と言ってもグランディス一味であろう。
脇役だった彼らも、これで一転主役路線(笑)
ジャンとの絡みなんかも良かったし、何と言ってもグラタンを使っての脱出劇も痛快で非常にテンポも良く格好良かった。
この辺りからグランディス達はどんどんキャラ立って来るんだよなあ。
今後の活躍も楽しみである。
でもって、ジャン達の危機に颯爽と現れるノーチラスも格好良かったが、バベルの塔自体は自爆で大きなバトルが少しだったのははちと残念であったな。
しかし、ガーゴイル様は相変わらずの悪一直線ぶりで、格好良いね。
ネモの「バリアーか!」を受けての「その通りだ」のノリノリぶりがいいね(笑)
しかし、いつ脱出したんだガー様は(笑)
で次回は、ネモの秘密。


◆第7回「バベルの塔」4
脚本(大川久男)、絵コンテ(佐々木裕之)、演出(垂永士)、作画監督(川名美奈子)

というわけで今回は、ナディアはネオアトランティスの手に捕まり、そしてバベルの塔の実験が行われるって話。
この辺りはやっぱり「コナン」の太陽塔に「ラピュタ」のラピュタ島を足した感じがあるな・・もちろん、「ヤマト」の反射衛星砲が入ってるのはお約束である(笑)
「お姫様」であるナディアが捕まって尋問とかされる辺りも、どっちの作品にもあるしねえ。
ラナやシータと違って、ナディアはかなり性格は悪い方だが(笑)
で、やはり今回の見せ場はバベルの塔の発射シークエンスであろう。
庵野秀明&ガイナックスは、やはりこーいったギミックの描き方は非常に上手くて格好良い。
ガーゴイルとネモの、
「世界を再び我らに膝まずかせる神の光だ」「世界を再び滅ぼす悪魔の光か」
という二人のセリフの対比の構図で見せる辺りも、上手くて格好良い。
それにしても清川元夢さん演じるガーゴイルは上手くて格好良いな・・いかにもな、悪人だし(笑)
なんか、「上手くて格好良い」って感想ばっかりだな(笑)
で次回は、ナディア救出作戦。


◆第6回「孤島の要塞」3
脚本(大川久男)、絵コンテ・演出(もりたけし)、作画監督(阿部司)

というわけで今回は、マリーを捕らえられたジャン達は、敵の秘密基地に侵入するって話。
舞台変わって、今度は敵の秘密基地。
相変わらず、基地内などの場面や、それぞれのシーンの丁寧な作り込みが良い感じである・・この辺はやっぱり「ラピュタ」というより「コナン」のインダストリアのイメージの方があるな。
しかし肉体派のコナンと違って知性派のジャンは、なかなかに子供ながらの理知的で冷静な行動をしていてポイントが高いな。
ナディアはなかなかに役立たずだが(笑)
で次回は、バベルの塔。


◆第5回「マリーの島」4
脚本(大川久男)、絵コンテ(ますなりこうじ)、演出(もりたけし)、作画監督(松原秀典)

というわけで今回は、ノーチラス号から飛び立ったジャン達は、ある島で撃墜され、少女マリー(水谷優子)と出会うって話。
万能潜水艦から今度は謎の島と、相変わらず「冒険活劇」をしていて良い感じ。
しかし今見返してみるに、この辺りは「本気で真面目に」作ってたなあ、と今更ながら関心(笑)
この頃はジャンもナディアも、でもってマリーも普通の等身大の子供として描かれてたし、トンデモぶりとか全然ないもんな。
特に、ラストのお墓の前の会話を前提として帰納法的に作ったというだけあってか、マリーの両親の死が重く描かれていて、非常に涙を誘う。
ドラマが地に足がついていて、「リアル」なんだよな。
この辺の、「シチュエーション」に至るまでの段取りやドラマの積み重ねってのは、やはり富野由悠季の「ガンダム」なんかで生み出された「リアル」なんだよな。
で次回は、孤島の要塞。


◆第4回「万能潜水艦ノーチラス号」4
脚本(大川久男)、絵コンテ・演出(米谷良知)、作画監督(武内啓)

というわけで今回は、海を漂流するジャンとナディアは、万能潜水艦ノーチラス号に助けられるって話。
万能潜水艦ノーチラス号、ついに登場。
パリ、ルアーブル、アメリカ戦艦、でもって潜水艦と、もう冒険活劇らしい場所の移動ぶりはいいねえ。
で、今回の見せ場はもちろんノーチラス号によるガーフィッシュとの潜水艦的な駆け引き描写で、これが静かに燃えて格好良い。
無音潜行での待ち伏せ描写など、もうドキドキ。
流石にガイナックスは、こういうヤマト的なミリタリチック描写は上手いよなあ。
あと、今回はナディアのちょっとした生い立ちや、その過去から来る人間不信なども描かれており、エレクトラさんによるセリフで伏線も張ってあった。
つうか、エレクトラさんってばやはりナディアの正体知っててネモ船長とは会わせなかったんだな・・やるな(笑)
それにしても、今更だがやはり原画陣がスゴイな・・。
で次回は、マリーの島。


◆第3回「謎の大海獣」4
脚本(大川久男)、絵コンテ。演出(摩砂雪)、作画監督(鈴木俊二)

というわけで今回は、海へと不時着したジャンとナディアは、アメリカの最新鋭戦艦エイブラハム号に助けられるって話。
あ〜畜生、面白いなあ(笑)
パリ、ル・アーブルと来て、今度は海上のアメリカの軍艦。
舞台を常に移動させながら話が展開しており、「冒険活劇」という感じで非常に良い。
もちろん今回の主役は「軍艦」であり、ガイナックスらしい格好良い軍艦描写が非常に燃える。
グラタンとの戦闘で笑わせながらも、きちっと「謎の大海獣」との戦闘では燃えさせてくれてるし、「謎の大海獣」の正体に関しても引っ張ってくれるし、いやはや面白い。
で、今回はナディアの「悪癖」である「戦争嫌い」や「肉嫌い」が出てきて、また少しづつ糞女ぶりの片鱗が・・今後が楽しみである(笑)
で次回は、万能潜水艦ノーチラス号。


◆第2回「小さな逃亡者」4
脚本(大川久男)、絵コンテ・演出(増尾昭一)、作画監督(窪岡俊之)

というわけで今回は、ジャンとナディアはジャンの家へと行き、そこで再びグランディス一味の襲撃を受けるって話。
いやあ、この辺って思いっきり「天空の城ラピュタ」と同じ展開だよな(笑)
ジャンが父親の残したお金で生活をしていて、その辺生活観がなかったりで雰囲気が結構違うけど。
で、今回の見せ場は「ラ・セーヌの星8世(笑)」が飛ぶところであり、ポンポンとテンポ良く話や画面を動かしているおかげか、爽快で痛快でいいよね。
相変わらず、グランディス一味もいい味を出してるし。
しかし、やはりナディアは可愛いよな・・この頃は比較的「まとも」だったし(笑)
「あなたの発明って本当にインチキね」「感心して損しちゃった」
と、その毒舌わがままぶりに片鱗は見えるけど(笑)
で次回は、「謎の大海獣」


◆第1回「エッフェル塔の少女」5(85点)
脚本(大川久男)、絵コンテ(森川滋、繁庵野秀明)、演出(森川滋)、作画監督(鈴木俊二)

今君の目に いっぱいの未来 すべてを輝かす〜♪
・・OPの入り方は、今見ても最高にいいなあ・・。
というわけで、いまさら言うまでもなく、原案はジュール・ベルヌ「海底2万マイル」での、庵野秀明とガイナックスによる傑作アニメ「ふしぎの海のナディア」がNHKで再放送。
スタッフは、総監督は庵野秀明、キャラクターデザインは貞本義行、設定は前田真宏、音楽は鷺巣詩朗という、「新世紀エヴァンゲリオン」構成。
今回は、発明好きの少年ジャン(日高のり子)は、パリで謎の一味に追われている少女ナディア(鷹森淑乃)と出会うって話。
いやあ、見るのは10年以上ぶりだなあ・・これは当時ははまりにはまりました。
もう、ナディアが好きで好きで・・あの糞女が大好きでした(笑)
・・俺にとっての「萌え」の原点!・・つうか、今見てもナディア可愛いじゃん!!(笑)
でもって内容ですが、少年少女の「ボーイミーツガール」がテンポ良く描かれており、元ネタである「天空の城ラピュタ」と同じく、「少年冒険活劇」的ポテンシャルがあり非常に面白かった。
鷺巣詩朗のアップテンポな音楽も画面を加速させていて、特に「悪の3人組」をバックにしての、グランディス達の活躍がコミカルで楽しくていいね。
何と言っても、「タイムボカン」なグラタンが可愛くて格好良くていいんだよなあ。
グランディス達も、ドロンボー一味に負けないくらいのキャラの立ちっぷりだもんな。
う〜ん、続きが楽しみだ・・知ってるけど(笑)
しかし、今見ると原画陣が凄い・・今やキャラデ・作監レベルのお人ばかり・・、スゴイな。
アナログ彩色も、今のデジタル彩色とはまた違って温かみがあり、作品的にもあってるしね。
あれ・・次回予告ないのか・・残念・・。
で次回は、「小さな逃亡者」
胸の奥のもどかしさどうすればいいの? 
・・EDもいいな、やっぱ・・


戻る