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◆第44話「東の海神 西の滄海 終章」
脚本(藤間晴夜)、絵コンテ(高岡淳一)、演出(土屋浩幸)、作画監督(津幡佳明、門上洋子)

というわけで今回は、六太は、延王・尚隆と再会するって話。
ついに「東の海神 西の滄海」もクライマックス。
まあしかし、やはり延王・尚隆は格好良いとは思うのだけど、どうも悪役を仕立て上げて持ち上げてる感じで、ちょっと出来レースっぽいんだよな。
あと、原作の駆け足っぽかったので、ちょっと話の深みにも欠けたかな?
今回は、作画は結構良かったと思う。
で、次回は総集編&エピローグ。


◆第43話「東の海神 西の滄海 三章」3
脚本(藤間晴夜)、絵コンテ・演出(中村賢太郎)、作画監督(小林理)

というわけで今回は、斡由の元を抜けて地下をさ迷う六太って話。
斡由の正体がついに暴露。
しかし、どうも語りだけで話が進むんで、いまいちテンポが悪いな。
で、次回は「東の海神 西の滄海」も終わり。


◆第42話「東の海神 西の滄海 二章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ(斎藤哲人、佐藤真二)、演出(わたなべじゅんいち)、作画監督(村上直紀、内田シンヤ)

というわけで今回は、捕らえられた六太を盾にする斡由って話。
これって、原作読んでないと、細かい単語の意味とかさっぱりわからないなあ。
読んでても、よくわからないけど(笑)
それにしても、延王・尚隆はやっぱ格好良いね・・豪放磊落って感じ。
ロードス島の、カシュー王を思い出す。
あと、今回はちょっと演出作画が微妙で、セリフだけで話が進んで行くので、テンポがいまいちだったな。


◆第41話「東の海神 西の滄海 一章」3
脚本(藤間晴夜)、絵コンテ(山崎浩司、高岡淳一)、演出(山崎浩司)、作画監督(窪詔之)

というわけで今回は、六太はかつて更夜と名付けた青年と再会するって話。
なんか、結構展開が早いな・・ちょっと早過ぎかもしれない。
今回気づいたんだけど、脚本は曾川昇じゃなくなってるんだな。
そのせいだろうか。


◆第40話「乗月」
脚本(曾川昇)、絵コンテ(佐藤真二)、演出(うえだしげる)、作画監督(遠藤裕一)

というわけで始まった、「十二国記」の第2期。
今回は、延へとやって来る陽子って話。
「風の万里 黎明の空」のエピローグ的話であり、「東の海神 西の滄海」のプロローグ的話でもあった今回。
月渓の真の想いを描くサブエピソードでもありながら、「風の万里 黎明の空」と「東の海神 西の滄海」を繋ぐ話ともなっており、なかなかに構成が上手い。
で、次回からは延王と六太の話でもある「東の海神 西の滄海」の始まりである。


◆「十二国記スペシャル〜思い出の名場面〜」


◆第39話(最終回)「風の万里 黎明の空 終章」5
脚本(曾川昇)、絵コンテ(須間雅人)、演出(佐藤真二)、作画監督(田中比呂人)

というわけで、ついに「十二国記」も第一期が終了。
地上派放送だと、すぐに続編が始めるようなので、あんまそんな気はしないけどね。
で、今回は陽子は乱を平定し、そして初勅を定めるって話。
しっとりと静かに終わる、いい終わり方だった・・。
このアニメでは珍しいOPなしでの始まりで、流石に最終回だけあって、演出作画にも気合が入っていて、特に最後の毅然とした陽子のセリフが非常に格好良く・・つうか泣けた。
「己という領土を治める、唯一無二の君主に」・・いい言葉だ、陽子はいいこと言うなあ。
「風の万里 黎明の空」は、陽子、祥瓊、鈴という苦難と悲しみの道を行く3人の少女の物語であり、それぞれの出会いと成長がきっちりと丁寧に描かれており、疾走感あるラストの締め方といい、3部の中では一番良かったな。
正直、アニメオリジナル展開である浅野君や、昇紘のくだりはその可能性を生かし切ったとはいい難いものがあるのだけど、原作と違い度々出てきた水偶刀を絡めたくだりであるオリジナルセリフ、
「時に、私の思うままにならず、見るのが辛いものを見せる、それは私の心なのです・・心に鞘はいらない」
なんかは、オリジナルとは思えない震えるほどいいセリフで、素晴らしい。
エピローグとしてのそれぞれのその後なんかも見せつつ、最後はちゃんと「これをもって初勅とする」で終わってる辺り、アニメとしての構成の妙もあって良かった。
やっぱ、十二国記は陽子の物語だよなあ。

で、総論。
「十二国記」4(80点)
うむ、なかなか面白かった。
何と言っても、アニメ版「十二国記」の良さは、曾川昇の原作のアレンジ・再構成にあったと思う。
井上敏樹なんかと同じく、「いかにも」な脚本ばかり書いて評判の悪い曾川昇ではあるのだが、オリジナル展開なども交ぜつつ、非常にバランスの取れたアレンジ・再構成で、陽子を中心とした成長物語を、書ききっていた。
まあ無論、半分以上は出来の良い原作の手柄ではあるんだろうけどね。
曾川昇には、このぐらいの足かせがあった方がいいのかもしれない(笑)
それはともかく、「十二国記」は非常によくできた異世界ファンタジーものであり、緻密に設定されたオリジナル溢れる世界観に、苦悩と葛藤を乗り越えて成長する少女・陽子の物語として、非常に面白かった。
各キャラにも魅力があり、各種の名セリフなどもなかなかに教訓めいていて良かったしね。
まあでも、ちょっと演出作画的には重たさがありすぎて、その辺はちょっと平板だったかな。
とりあえず、スタッフの皆様ご苦労様でした。
続編は・・すでにあるんだよな(笑)
ってことで、続編に続くのであった。


◆第38話「風の万里 黎明の空 十五章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(うえだしげる)、作画監督(小林理、遠藤裕一)

というわけで今回は、祥瓊と鈴は、ついに陽子が景王であることを知るって話。
ついに・・ついにと言った感じで、陽子、祥瓊、鈴、三人の娘たちの交錯した運命がここに結実。
同じ困難な道程を踏み越えてきた成長した少女たちの出会いに、ちょっと感動。
それにしても、祥瓊と鈴が正体を明かして民衆を誘導する辺りは、なんだか水戸黄門状態で、ちょっと笑った。
で、次回はついに「風の万里 黎明の空」も最終回。


◆第37話「風の万里 黎明の空 十四章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(斎藤哲人、高岡淳一)、演出(中村賢太郎)、作画監督(窪詔之)

というわけで今回は、昇紘をついに捕らえた陽子たちは、多数の軍勢に取り囲まれることになるって話。
今回は、なにげにアクションなどが派手で、作画もちょっと凝っていて、その辺りなにげに良かったな。
援軍としてやってくる祥瓊たちの描写が格好良かった。
で、前回の浅野と陽子の語りを受けての、陽子と昇紘のやり取りがなかなかに興味深かった。
王である陽子自らが昇紘を罰しに来たのを知り、昇紘はそれが「天意」と判断するわけだが、実際のところは「民意」こそが昇紘を罰しに来たわけで、天の理というよりも、人の理に反したからこそ昇紘は罰されることになったとも取れる描写だったからね。
この世界のシステムは、システム自体を投げっぱなしにした後、あとはすべて「人任せ」というシステムって感じだよな。
で、今回は浅野君がちょっとポイントアップ。
浅野君が改心する辺りの描写はちと甘目な気もするが、ラストの伏線ともなる自らの意志での反抗は、なかなかに格好良かった。
浅野君、もしかしてこれで死んでしまうのろうか・・気になるところだ。


◆第36話「風の万里 黎明の空 十三章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(高岡淳一)、演出(土屋浩幸)、作画監督(門上洋子、楠本祐子)

というわけで今回は、ついに決起する陽子達って話。
ついに、浅野との再会する陽子。
もっとドラマティックな再会をすると思っていたのに、意外にあっさり目な再会だったのは、ちょっと残念。
で、今回の話のキモは、陽子と浅野君の会話にあるわけだが、なんかどうもしっくりこない感じはあったな。
浅野君は突然やって来させられたこの世界で、その意味を見いだすために自らの「役割」を求めていたってのはわかる。
でも、陽子が真に自らの「意志」や「義務感」でやっているのかなと思うと、ちょっと疑問が残る訳で・・。
陽子は、この世界で王という「役割」を強引にふられてしまって、そしてその「状況」から王としての自覚に目覚めて行くわけなのだが、これは真に自らの意志なのかな、という疑問があったりはするんだよな。
そもそもこの世界のシステムは、「合理的」ではあっても、「不条理」ではあわけで、そのうち陽子はそういう不条理なシステムに懐疑を抱き初めて、昇紘のように「律法を破る者」(byスクラップド・プリンセス)として世界の破壊者となったりするのではないかと、思ったりはするんだけどね。
まあ、深読みし過ぎではあるな。
それはともかく、ついに陽子たちの決起も始まり、物語りは収束へと深い始めているようで、続きが楽しみである。


◆第35話「風の万里 黎明の空 十二章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(森脇真琴、斎藤哲人)、演出(吉川浩司)、作画監督(長谷川高志)

というわけで今回は、武器の買い付けを頼まれた鈴は祥瓊と出会うって話。
ついに錯綜する運命・・話のクライマックスに向けて転がり始めて、なかなかに面白くなってきた。
連続した大河ドラマ的展開なんで、こうやって群像劇が収束してくると、話に重みとスピード感が出てきて、やはり良いね。
やはり曾川昇は、なかなかに原作を上手くまとめているな。
それにしても、鈴も祥瓊も最初の駄目っぷりに比べて、ホント二人とも成長したなあ。
今後の彼女らのドラマがなかなかに楽しみである。
で、次回はついに決起。


◆第34話「風の万里 黎明の空 十一章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(佐藤真二)、作画監督(遠藤裕一)

というわけで今回は、蘭玉達を襲う昇紘の魔の手って話。
相変わらず、陽子にとっては辛い展開が続くな。
つうか、ホントに景麒って頼りにならないよなあ(笑)
で、役者も揃い始めて、話もそろそろ収束し始めて来た感じである。
さて、陽子、祥瓊、鈴、三人の娘たちの運命やいかに。


◆第33話「風の万里 黎明の空 十章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(うえだしげる)、作画監督(時矢義則、芝美奈子)

というわけで今回は、鈴は昇紘を倒す決意を新たにし、そして祥瓊は陽子と出会うって話。
やっとこで祥瓊も陽子と出会い、それぞれの運命が絡み合って来た感じである。
さて、それぞれの運命の行き着く先は、いかなるものか、楽しみである。
特に、原作とは違う展開を見せる、昇紘に騙されまくりの浅野君がどうなるかが気になるところ(笑)


◆第32話「風の万里 黎明の空 九章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(佐藤卓哉)、演出(土屋浩幸)、作画監督(小林理)

というわけで今回は、鈴は清秀を殺され、嘆き悲しむって話。
オリジナルな展開も見せて、なかなかに曾川節のきいた展開になって来たな。
なんといっても、原作とはまったく違うキャラとして描かれている昇紘が面白い。
わざと偽悪的にふるまい、この世界の理に懐疑を抱き、「絶対悪」として生きるなんていう、いかにも曾川的キャラで、この昇紘と、かなり逝ってしまってる浅野君の今後が楽しみである。
そして鈴も、清秀を殺された恨みを慶王こと陽子に向けて、なかなかにドロドロした展開を見せ始めてきた。
う〜ん、なんか原作よりいいかもね。
それにしても、自分自身の不甲斐なさに歯噛みする陽子が可哀想すぎる。
頑張れ・・陽子。


◆第31話「風の万里 黎明の空 転章」5
脚本(曾川昇)、絵コンテ(須磨雅人)、演出(今千秋)、作画監督(田中比呂人、清水恵子、楠本裕子)

というわけで今回は、楽瞬と祥瓊の二人旅って話。
相変わらず、原作からのアレンジがメチャ上手いな。
楽俊を間に挟むことで、「知ろうとしている」陽子と、「知ろうとしなかった」祥瓊を対比させて、原作よりもさらに祥瓊というキャラが描き込まれている。
「転章」っていうからてっきり安易な総集編かと思いきや、きっちり祥瓊のターニングポイントとして描かれている所が上手い。
演出も、きちっとキャラの表情などを見せつつ祥瓊の心情の変化やらを描いていて、原作よりも深みのある魅力的なキャラになっている。
無論、桑島法子の演技の上手さも言うまでもなし。
う〜む、いい感じである。
それはともかく、やっぱり楽瞬はいい・・俺も友達になりたい(笑)
ネズミ、最高!!(笑)
で、浅野君も昇紘と絡めて、王という存在に依存する「この世界の間違い」みたいな原作にはないドラスティックなテーマへと踏み込んでおり、今後の展開が興味深い。
原作よりも、昇紘、かなり魅力的なキャラになってるなあ。
うむ、面白いね・・続きが楽しみだ。


◆第30話「風の万里 黎明の空 八章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(斎藤哲人、秋山勝仁)、演出(尉斗谷充孝)、作画監督(窪詔之、津幡佳明、斎藤寛)

というわけで今回は、陽子は遠甫を訪ねてきた謎の男のことを調べ始めるって話。
相変わらず、楽俊はいいヤツだし、いいこと言うなあ。
といった感じで、祥瓊には楽俊、鈴には清秀といった感じで、それぞれがそれぞれの出会いにより、少しづつ変わり始めるのであった。
その辺なかなかに丁寧に描かれていて、やっぱり良いね。
清秀のあっさりとした死は、泣けた。
それにしても、浅野君は・・いったいどうなるのやら・・。
で、次回は転章で、総集編かな?


◆第29話「風の万里 黎明の空 七章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ(高岡淳一)、演出(武山遊山)、作画監督(堀越久美子、村上直紀)

というわけで今回は、陽子は世界のことを学び始めるって話。
三人の少女のそれぞれの旅立ち、そしてそれぞれの出会い。
陽子はともかくとして、祥瓊、鈴の駄目っぷりはなかなかにナイス(笑)
特に今回は鈴の、「可哀想な自分」への陶酔ぶりが破綻していて、無茶すぎる清秀へのセリフが凄かった(笑)
祥瓊も、やっとで楽俊と出会い、今後の展開が楽しみだね。
で、次回は清秀が、清秀が!


◆第28話「風の万里 黎明の空 六章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(うえだしげる)、作画監督(遠藤裕一、時矢義則、芝美奈子、小林理)

というわけで今回は、陽子は王宮を抜け出し、市井へと下るって話。
ふむ、やはりなかなかに面白い。
原作にオリジナル展開を交ぜながらも、原作を上手く昇華して、丁寧に話を作っていてかなり良い感じ。
「月の影 影の海」よりも、さらにアレンジが上手い感じだな。
三者三様のそれぞれの「旅立ち」がきっちり描かれていて、オリジナル展開も交ぜられており、原作を読んでいても楽しめる作りになってるのが上手い。
この脚本のアレンジの上手さは、先程大団円を迎えた「スクラップド・プリンセス」を思い出させるな。
演出作画の上手さは、そこまでは行ってないけども。
それにしても「使用前」である祥瓊や鈴は、ホントにかつての陽子を思わせるような「不幸への逃げ込み」という展開へとなっており、久々の侍・陽子が格好良いせいもあってか、なかなかの駄目っぷり(笑)
そして、奇しくも鈴と同じ境遇となっている浅野君も、メインストーリーに絡んでくるようで、浅野君の今後も楽しみな感じである。
で、次回は・・またまたネズミ、クルー!!(笑)


◆第27話「風の万里 黎明の空 五章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(斎藤哲人、秋山勝仁)、演出(中村賢太郎)、作画監督(窪詔之)

というわけで今回は、陽子は王宮を旅立つ決意をするって話。
やっぱ、陽子は違うなあ。
自らの境遇を恨み、嘆き悲しむだけでなく、前へと進もうとするあの心意気・・やっぱり陽子は格好良い。
頑張れ、陽子・・っていうか景麒、いつもながら頼りにならねえヤツだ(笑)
それにしても、アニメオリジナルなエピソードである「足元の花」の例え話は上手くて良いね。
そして祥瓊も、国を出て珠晶の元へとやって来るのであった。
いや、アニメで見る珠晶は、さらに迫力があって凄いね(笑)
いやあ、超高ビーぶりで、すげえムカつくよな(笑)
で、鈴もついに旅立ちを迎えるのであった。
才王の、
「生きるということは、嬉しいこと半分、辛いこと半分なんですよ」
ってのは、なかなかに良い言葉である。
そーいや、「幸」って字は、一本抜くと「辛」って字になるって、なんかで言ってたな。
いや、どーでもいいことだけど(笑)
しかしまさか、あの「旅の一座」との絡みがあるとは思わなかったよ。
しかもしかも・・浅野君が・・浅野君が!!
こういったオリジナルエピソードが、アニメ十二国記の上手いところであり、次回が楽しみである。
浅野君・・変わっちゃって・・(号泣)


◆第26話「風の万里 黎明の空 四章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(佐藤真二)、作画監督(小林理、津幡佳明)

というわけで今回は、謀反を図られた陽子は、王宮を出る決意をするって話。
う〜ん、やっぱおもろいなあ。
演出作画的には、やはりもう一押し欲しいかなって気はするのだが、原作からの脚本的アレンジはかなり上手くて良い。
原作と違って、まだ水遇刀が陽子を惑わすあたりが上手いね。
それにしても、もう陽子、祥瓊、鈴、それぞれの境遇が非道いのなんの(笑)
今はバラバラに進んでいるこの三人の少女達の運命が交錯するのが、今から楽しみである。
しかし、流石は楽俊と出会って「使用後」となった陽子はやはり一味違うな。
官僚たちに、スラスラと勅令を言い渡すあたりが格好良いのなんの。
そして、「月の影 影の海」の前半の陽子のように、自らの不幸な境遇にすさみまくって世を呪いまくってる未だ「使用前」の祥瓊や鈴達はやっぱり醜く見える。
というわけで、彼女たちのそれぞれの今後が楽しみである。


◆第25話「風の万里 黎明の空 三章」5
脚本(曾川昇)、絵コンテ(木村哲)、演出(土屋浩幸)、作画監督(遠藤裕一)

やっぱ、陽子の話は面白いなあ・・。
というわけで今回は、さらに続く陽子と祥瓊と鈴の苦難の道って話。
ああ・・もう、もう、非道い非道い展開・・死にそう・・心すさみそう・・。
つうか、原作より「非道い」展開になっていて、いいね(笑)
もう、陽子が(鈴と祥瓊はなんか同情できないのだが)可哀想で可哀想で可哀想で・・思わず、
「陽子、頑張ってるじゃねえかよ!、お前ら自分勝手なことばっか言ってるんじゃねえ!!
 どーしろっつうんじゃ、、ボケ!!!」
と叫びたくなるような、非道い展開が最高です(笑)
ああいう思いだけが先立ち、身にならないいらだちってのは、結構よくわかんだよな、実は(苦笑)
あの、「ため息」つかれまくりなとこが、もう最悪。
いや、流石はこういう非道い話アレンジさせたら、曾川昇は上手いね(笑)
しかも、陽子や祥瓊や鈴の苦難もそうだけど、世界設定の紹介も、結構「わかるように」話が進められていて、良いしね。
うんうん、面白くなって来た。
それにしても、勝手に景王である陽子に恋慕する鈴やら、憎しみを向ける祥瓊とか勝手なものだな。
いや、人ってそういうものだが。


◆第24話「風の万里 黎明の空 二章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(よしざね桜)、演出(杉山慶一)、作画監督(堀越久美子、村上直紀)

というわけで今回は、陽子は王宮で王の座に苦慮し、そして鈴と祥瓊は苦難の道を行くって話。
「月の影 影の海」の初期を思わせる苦難展開で、フラストレーション溜まりまくり(笑)
そもそも、何も知らないど素人の女子高生を、権謀術中渦巻く「政治」の世界にいきなり引き込むあたり、やっぱりこの世界のシステムはちょっとおかしい気もする(笑)
陽子、マジで頑張れ・・。
それはともかく、陽子を中心にして、鈴、祥瓊を巻き込み動き始めた物語の先とは。
いや、原作読んで知ってはいるんだけど(笑)、楽しみではある。
というか、オリジナルな部分を交ぜての原作からのアレンジは、やっぱりこのアニメはなかなか上手いな。


◆第23話「風の万里 黎明の空 一章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(尉斗谷充孝)、演出(須間雅人、佐藤真二)、作画監督(門上洋子、時矢義則、芝美奈子、斎藤寛)

というわけで今回は、苦難の道を行く、三人の少女、鈴(若林直美)、祥瓊(桑島法子)、そして陽子の始まりの話。
新章突入といった感じで、三人の少女の苦難の始まりって感じで、特に初期の陽子並に非道い境遇を迎える鈴と祥瓊が可哀想すぎる(苦笑)
で、原作自体のアレンジはなかなかに上手く、三人の少女のそれぞれの「始まり」をきちんと描いていて、なかなかに面白かった。
それにしても、人道の獣である麒麟が選んでるわりには、この世界の王様はアホが多いな(笑)
そういや、アニメオリジナルキャラである浅野君は、もしかしたら生きているかもしれないようである。
この話で、再会話もあるかな?
そーいや作画はなかなかによく、ぴえろ作監陣大集結って感じだったな。
で、次回は少女たちの、それぞれの日々。


◆第22話「書簡」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(木村哲)、演出(中村賢太郎)、作画監督(窪詔之)

というわけで今回は、陽子と楽俊の状況報告って話。
ええ話だ・・楽俊が登場すると、話が和むなあ。
実はこの話はまだ読んでないんだけども、陽子と楽俊、それぞれのやり取りが微笑ましく、なんか良いね。
つうか、明らかに二人はラブラブだな(笑)
でも、お約束の恋愛話みたいのは、やらないだろうなあ。
で、どうやら二人とも新しい環境で色々と大変なようで、二人とも頑張れって感じであった。
新しい環境になじむのって、ホント大変だからねえ(しみじみ
で、次回は新章突入。


◆第21話「風の海 迷宮の岸 転章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(須間雅人)、作画監督(田中比呂人)

というわけで今回は、お約束の総集編。
延麒である六太により語られる「風の海 迷宮の岸」の総集編&設定語り話で、なかなかにわかりやすく面白かった。
で、次回は楽俊、再び。


◆第20話「風の海 迷宮の岸 終章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(宮崎なぎさ)、作画監督(遠藤裕一)

というわけで今回は、驍宗を王として選んでしまった秦麒は、その事に苦悩するって話。
苦悩し葛藤する秦麒はなかなかに可愛くて良いのだが、やはりどうも演出作画が重くて、終章だというのに爽快感に欠けるなあ。
杉本さんを第3者としての現実世界とのリンクや、陽子と景麒との話で進む原作をアレンジした曾川昇の脚本は、視聴者にもわかりやすくなっていて、なかなかに悪くはないと思うのだが、やはりどうもこのアニメ版は画面が重くて、いまいちのテンポがないんだよな。
悪くはないんだけど・・。
まあ、それはともかくこれで、薄幸少年・秦麒の話はこれでおしまい。
で、次回は総集編かな?


◆第19話「風の海 迷宮の岸 五章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(佐藤卓哉)、演出(矢野篤)、作画監督(門上洋子、時矢義則)

というわけで今回は、秦麒は驤宗と共に狩りに出て、使令を折伏するって話。
秦麒の覚醒と葛藤話。
原作をバランスよくアレンジしてあり、驤宗を慕いながらも恐れ、そしてその寂しさから転変して、驤宗を王に選んでしまうという悲劇が上手く描かれていて面白かった。
秦麒ってば、ホントに薄幸な臭いがプンプンするよなあ(笑)
あ、なんか絵コンテもいきなり佐藤卓哉だ・・この人も結構色んな所で仕事するな。
で、次回は秦麒の話もついに終わり・・そして杉本さんも再登場。


◆第18話「風の海 迷宮の岸 四章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ(よしざね桜、潮乱人)、演出(土屋浩幸)、作画監督(大竹紀子、齋藤寛)

というわけで今回は、蓬山に昇山の者がやって来るって話。
原作ではなかなかイメージがつかめなかった昇山シーンだが、やはりビジュアルがあるとわかりやくなってて良いな。
で、今後の重要なキャラとなる驍宗(藤原啓治)と李斎(進藤尚美)が登場。
ちょっとイメージと違ったけども、悪くない。
二人の今後の活躍に期待である。
で、次回は秦麒に大変なことが。


◆第17話「風の海 迷宮の岸 三章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ(木村哲)、演出(吉川浩司)、作画監督(村上直紀)

というわけで今回は、秦麒は同じ麒麟である景麒と出会うって話。
秦麒の苦悩と葛藤、そしてそれを和らげる無愛想な景麒という構図は、なかなかにほのぼのしていて良かった。
まあ、演出作画はやはりどうも平板な気がするんだけどねえ。
それにしても、犬狼真君といい、鈴まで出てくるとは思わなかったな。
でも、鈴はなかなかに上手い使われ方をしていて、悪くはない。
でも、キャラデザと声はちょっとイメージと違ったなあ。
で、次回は王を目指すものが昇山してくるって話。


◆第16話「風の海 迷宮の岸 二章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(斎藤哲人)、演出(中村賢太郎)、作画監督(窪詔之)

というわけで今回は、蓬山へと帰ってきた秦麒(釘宮理恵)の優雅な生活って話。
ほのぼのとのどかな話で、ショタ色全開の秦麒萌え萌え状態・・秦麒可愛いなあ(笑)
女仙達も可愛くてよいね。
で、基本は秦麒萌え萌え話ではあるが、今まではこの世界の重要な要素である「王」陽子の話でったのと同じく、これからはもうひとつのこの世界の重要な要素である「麒麟」の話である。
果たして、あのショタ全開の秦麒にはどのような運命が待っているのか。
しかし、犬狼真君(石田彰)がもう出てくるとは思わなかったな。
で、次回は秦麒の優雅な生活続編。


◆第15話「風の海 迷宮の岸 一章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(佐藤真二)、作画監督(遠藤裕一)

というわけで、第2部「風の海 迷宮の岸」始動。
今回は、高里要の弟・卓(阪口大介)と景麒によって語られる、高里要こと泰麒の過去って話。
前作は景王・陽子の誕生の話であり、今作は麒麟である泰麒の話。
前作のキャラである陽子や杉本さんを聞き役として語られる展開で、前作とのリンク率も高く、こっちの世界とあっちの世界を対比しながらの構成により、「幻視性」も高くなっており、幻想的なオドロオドロさが前面に出ていて、なかなか良いね。
原作だと、こっちの世界とのつながりはかなり低いからね。
それにしても杉本さん、ちょっと色っぽくなったな・・罪作りな人だ(笑)
で、次回は十二国へとやって来た要って話。


◆第14話「月の影 影の海 転章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・、演出(須間雅人)、作画監督(門上洋子)

というわけで今回は、お約束の総集編と世界説明。
アニメでは言葉だけでいまいちニュアンスの取れない所を文字に直したり、結構良い作画でその意味や、陽子の旅の行程を思い返したりと、なかなかにわかりやすい総集編であった。
しっかし、陽子と楽俊はかなりいい雰囲気なんだけど、やっぱ恋愛ネタに発展したりはしないんだろなあ(笑)
で、次回からは「風の海 迷宮の岸」の始まり。


◆第13話「月の影 影の海 終章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(須間雅人、田中比呂人)、演出(中村賢太郎、大八木正勝)、作画監督(大竹紀子)

というわけで今回は、陽子は景麒を救うために、慶国へと攻め込むことになるって話。
ついに、「月の影 影の海」も最終章で、なかなか面白かった。
結構丁寧にラストが描かれていて、特に・・杉本さん絡みの展開が原作よりも良い感じだったな。
原作の方はどうも、陽子が王になる動機づけや、ラストの描き込みが足りなかったからね。
その辺りがきちっと保管されていたのは良かった。
もちろん、相変わらずのナイスガイぶりを見せる楽俊との絡みも良いね。
でも、原作と同じく大バトルがなくて、はしょられていたのはちょっぴり残念。
本筋ではないとはいえ、大バトルはちょっと見たかったな。
しかし、秦麒こと高里要と、杉本さんがああいう感じで繋がるとは・・。
「風の海 迷宮の岸」を楽しみにするか。
それにしても、浅野君は・・ホントどうなったんだろうね・・。
で、ちょっと早いけど「月の影 影の海」総論。
4(70点)って所かな。
原作ファンには評判の悪い曾川昇の脚本自体は悪くなかったと思う。
陽子と、もう一人の主人公である杉本という「陽と陰」の対比を描くことによりより客観的に、それぞれの強さや弱さも描かれており、細かい部分の描き込みも良かった。
でも、もうちっと演出作画の後押しが欲しかった気がするかな・・もちろん、それほど悪くはなかったんだけどね。
しかし、陽子も最初の頃とは大違いで成長しまくったなあ、ほとんど別人だ(笑)
で、次回は「月の影 影の海」の総集編。


◆第12話「月の影 影の海 十二章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ(木村哲)、演出(吉川浩司)、作画監督(村上直紀、山沢実)

というわけで今回は、王となることを迷う陽子は、杉本と対決することになるって話。
やはり、この世界のシステムには問題がある気がするなあ・・なんつうか、明らかに王の器じゃなさうな人が王になってるからなあ。
そりゃ、陽子も迷うわな(笑)
それにしても、杉本さん・・哀れ。
自らの心の弱さもあったとはいえ、完全に「巻き込まれた」だけの人だからなあ・・まあ、アニメだけの話ではあるが。
で、どうやら原作とは違い塙王自らご出陣で、ほとんど黒幕状態で思いっきり悪役。
まあ、アニメ的でわかりやすくていいけどね。
で、次回はついに「月の影 影の海」も最終章。


◆第11話「月の影 影の海 十一章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(藤森雅也)、演出(尉斗谷充孝)、作画監督(窪詔之)

というわけで今回は、延麒である六太()と、延王である尚隆()との出会いの話。
原作とは違い、延麒と延王の話が早くも登場。
なんだか妙に演出作画も良く、話も丁寧に書き込まれてあり、なかなか面白かった。
それにしても、幼少の六太の声は杉本さんの声と同じ、石津彩さんだったな・・なんだかちょっぴり性格悪そうに聞こえたりして(笑)
あと、女仙の禎衛(豊口めぐみ)も、妙に可愛くて良かった。
で、次回は罪に踏み込む杉本さん?


◆第10話「月の影 影の海 十章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(宮崎なぎさ)、作画監督(遠藤裕一)

というわけで今回は、陽子は延王に誘われ玄英宮へと赴き、自らの王の運命を知るって話。
なんつうか、よくできてるというよりも、非常に強引なシステムだよなあ。
本人の意志に関係なしだもんな・・面白くはあるけど。
まあ、それはいいとして今回の見所はやは、陽子と楽俊のやり取り。
原作でも好きなシーンである、
「わたしと楽俊のあいだにはたかだか二歩の距離しかないじゃないか!」
「違う・・おいらには三歩だ」
は、やっぱ感動。
あと、楽俊の人間の姿を見て、自分の行為に照れる陽子が良かったね。
で、次回は延王・尚隆と延麒・六太の話。


◆第9話「月の影 影の海 九章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(斎藤哲人)、演出(中村賢太郎)、作画監督(門上洋子、齋藤寛、由沢実)

ネズミ、またキター!!
といわけで今回は、ついに雁へとやってきた陽子は、楽俊と再会するって話。
陽子の正体がついに判明し、なかなかの怒涛の展開であった。
王とわかった途端に、へりくだる楽俊が切ない。
しかし、陽子は「選ばれたもの」で、杉本さんは「選ばれなかったもの」なのだな。
なんというか、杉本さんがちょっと可哀想な気がするな・・巻き込まれただけだし(苦笑)
原作とは違うこの展開は、どのような落とし方をするのであろうか、ちょっと楽しみである。
で、原作と違うと言えば、世界説明は今回は主に杉本さんを中心に行われていた。
ちゃんと説明はなされていたが、やはり文章とは違い、映像だけだと結構わかりにくいよなあ。
「言葉の違い」の表現も難しいしねえ。
あと、今回は原作でもお気に入りのシーンである楽俊との再会であったが、「楽俊はすごい・・」のニュアンスとかが違ってちょっと残念。
オリジナルシーンである「一緒に浴びる?」は良かったけどね(笑)
で、次回は延王と会う陽子って話。


◆第8話「月の影 影の海 八章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(佐藤卓哉)、演出(大八木正勝)、作画監督(大竹紀子、齋藤寛)

というわけで今回は、船に乗り海を渡る陽子は、杉本と対決するって話。
原作とは違う、なんだかとってもオリジナル展開。
陽子も杉本も変わったなあ・・顔が(笑)
どちらも同じ境遇であり、自らの弱さに打ち勝った陽子と、自らの弱さに翻弄される杉本といった、言わば光と闇の対決でもある展開はなかなか良かった。
でも、あともう一押し欲しい感じはあったかな?
それにしても、どっちも別人のように男前に(笑)
しかし、ヒンマンを失った杉本はどうなるのか・・。
で、次回はついに雁へとたどり着く陽子って話。


◆第7話「月の影 影の海 七章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(佐藤真二)、作画監督(窪詔之)

というわけで今回は、妖魔と戦った陽子は、楽俊を置いて一人逃げるって話。
陽子にとってのターニングポイントとなる話で、オリジナル展開も交えてなかなか面白かった。
特に、原作でも一番好きなシーンである、「自分自身の弱さに打ち勝つ陽子」の所は、アニメならではの表現もあって、なかなか良くて、泣けた。
原作では「…そうじゃないだろう」のとこが好きだったのだが、アニメでは「あたしのことは、あたしが決める!」と「あたしは楽俊のもとに行くんだあ!!」のとこがいいですな。
さらば、蒼猿・・いいヤツだった(笑)<嘘つけ!
そして、原作ではほんの少ししか出てなかったあの親子は、「旅芸人の一座」となり、陽子の心を変える存在として描かれていて、「旅の過程」も付加され、これもなかなか上手い。
何というか、あの「辛くて非道い展開」に、やっとでの光明が見え始めて来って感じである。
今後の、強くなった陽子の先行きが楽しみだ・・あと、これまた陽子と同じく非道い目にあってる杉本さんの動向もね。
で、次回は海を行く陽子・・あ、なんかまたオリジナルがあるっぽい。


◆第6話「月の影 影の海 六章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(吉川浩司)、作画監督(村上直紀、山沢実)

ネズミ、キター!!
というわけで今回は、傷ついた陽子は楽俊(鈴村健一)と名乗る半獣に助けられるって話。
裏切りと孤独の果てにたどりつきし場所は、人間不信の嵐・・陽子、すさんだなあ(涙)
ってな感じで、暗黒面吹きすさびまくる陽子の前に現れしは、お人よしネズミである楽俊。
果たして、ネズミは陽子に何をもたらすのか・・って感じで以下次回。
つうか、陽子顔が怖いよ(笑)
しかし原作を知らないと、ネズミのあの話だけじゃあ、世界観とかさっぱりわからなそうだな。
この作品、「文字」による情報も限りなく重要だったりするからなあ。
で、次回は妖魔と戦う陽子。
だから、顔が怖いって(笑)


◆第5話「月の影 影の海 5章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(斎藤哲人)、演出(小原正和)、作画監督(つばたよしあき、遠藤裕一)

火曜ラノベアニメは非道い話多いよなあ・・。
というわけで今回は、杉本が敵となり、浅野とも別れることになった陽子は、傷つき倒れるって話。
いや、ホントにひでえ話だな(笑)
友の裏切り、次々と襲い来る妖魔、人間不信の嵐、現実世界との離別、心を惑わす蒼猿の声。
この圧倒的までの試練に継ぐ試練・・逆境に継ぐ逆境・・カタルシスや爽快感、一切なし!、手加減無用!!(笑)
ひでえ、ひど過ぎる!!(笑)
とまあこれで前半戦が終了し、やっとこ後半戦となる訳だが、杉本が敵になったりと、原作とはかなり違う展開なので、その辺りがどのように変わって行くのが楽しみではあるな。
っていうか、まさか浅野ってばアレで死んだのだろうか?・・だったら非道い(笑)
で、次回はついにネズミ登場!・・待ってました!!(笑)


◆第4話「月の影 影の海 四章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(中村哲治)、作画監督(清水直子)、作監補佐(斎藤寛)

というわけで今回は、達姐に裏切られた陽子たちは、ある老人と出会うって話。
裏切りにつぐ裏切り、刀がもたらす現実世界の声・・非道い話である。
人間不信の連続でカタルシスがないので、こっちもフラストレーション溜まるよねえ(笑)
で、次回は金髪の女登場。


◆第3話「月の影 影の海 三章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ(佐藤卓哉)、演出(大八木正勝)、作画監督(遠藤裕一)

というわけで今回は、妖魔に襲われ逃げ出した陽子たちは、達姐という女性に救われるって話。
やはり、原作でもそうなのだが、様々な要素が未だバラバラに存在しているせいか、世界観やら人間関係がまだまだ全然わからないよな。
そのために、まだ視聴者自体が陽子と同じく世界に対する戸惑いがあり、微妙に乗れない。
今後、きちっと乗れるようになってくるかな?
それにしても、アニメオリジナルキャラである杉本さんは飛ばすなあ。
今回凝った登場した蒼猿以上に、蒼猿っぽくて良いね(笑)


◆第2話「月の影 影の海 二章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ(須間雅人)、演出(中村哲治)、作画監督(門上洋子、窪詔之)

というわけで今回は、十二国へとやって来た陽子達は、捕らわれの身となるって話。
どうやらアニメの方は、より話をわかりやすくするためか、陽子の他に、現代人である杉本と浅野を同行させるようである。
まあ、悪くはない判断かな・・原作知ってると若干違和感があるが。
で、今回は無理矢理十二国へと連れてこられた陽子に次々と訪れる試練・・置いていかれるわ、捕まるわ、容姿は変わるはと、酷い展開(笑)
まあ、まだ杉本と浅野と一緒なだけ、原作よりマシではあるな。
で、次回は蒼猿登場。


◆第1話「月の影 影の海 一章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(小林常夫)、作画監督(田中比呂人)

ライトノベルな火曜日。
というわけで、講談社X文庫ホワイトハートの、小野不由美原作の「十二国記」の、NHK教育放送版。
スタッフは、アニメ制作はぴえろ、キャラクター原案は山田章博、脚色は曾川昇、キャラクターデザインは田中比呂人・楠本祐子、クリーチャーデザインは森木靖秦・若林厚史、監督は小林常夫といった構成。
で、今回は女子高生である中嶋陽子(久川綾)はある日、ケイキと名乗る男につれ去られ、地球とは違う異界へと誘われることになるって話。
NHK衛星で放送されていたのが、地上波であるNHK教育でやっとこの放送。
自分は、これはちょっとだけ読んでいて、どうやら原作とは若干展開が違うようですが、まあなんつうかアニメ版は・・曾川昇な世界(笑)
原作をさらに酷くした(笑)暗くて重いドロドロした人間描写に、血と肉が飛び散りまくる妖獣大決戦な感じと言い、なんだかとっても往年の曾川昇ワールド全開って感じ。
いつ巨大スーパーロボが出てくるのかと思いました(笑)
それはともかく、1話はあまりに暗くてドロドロしまくりで、正直それほど面白いとは思えなかったかな。
まあ原作の方も、本当に面白くなるのはもうちょっと立ってからですからね。
で、演出作画とかはきっちりしていて、まるで「デビルマン」や「魔獣戦線」のような、妖獣大決戦ぶりはなかなか良かったです。
というわけで、なかなか原作をさらに酷くした曾川的な濃そうな感じになりそうなので、今後の展開に期待です。
で、次回はまたもや妖獣大決戦。


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