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◆第10話4
脚本(金巻兼一)、絵コンテ(片山一良)、演出(山田弘和)、作画監督(藤沢俊幸)

というわけで今回は、遥は少しづつ記憶が戻り始めるって話。
クライマックスに向けて、ついに迎える破局。
遥の記憶は戻り、茜は激白し、そして水月は壊れる、と。
たったひとつの悲劇が生み出した糸のほつれが、それぞれの明るい未来を閉ざし、今を壊す。
なんつうか、そんな感じが出ていて良いね。
相変わらず孝之は、なんかのらりくらりとしてる気がするけど、その中途半端さ加減がこの悲劇を招いたともいえるからねえ。
それにしても今回はやはり、本音を見えかくれし始め、ついに激白してしまった茜が可愛かったな(笑)
さて、ついにドラマも破局を迎えた訳で、これからどうなるか楽しみである。


◆第9話3
脚本(金巻兼一)、絵コンテ・演出(高柳滋仁)、作画監督(石井久美)

というわけで今回は、遥のために絵本を探す孝之って話。
なんかもう、孝之の心は完全に遥の方に傾き始めているようで、孝之の心が離れ始めているのを知って乱れ始めてる水月が、なんか可哀想すぎる。
そういうドラマ的な描き込みを、じっくりと淡々とやっていってるのは良いんだけど、やはり今は展開的に地味なせいか、ちょっとダル目な感じだな。
っていうか、感情向きだしな濃い水月に比べると、どうも孝之は感情表現なんかが薄めな感じで、いまいち魅力に欠けるよな。
あんな男のどこがいいんだろう、遥も水月も(笑)
あと、就職どうのこうのの描写とか、会社や上司ががどうのうこうの描写とかは、世界的なリアリティや重みを与えるので、結構良いね。
プライベートで難題抱えながら、きちっと社会人やるのって大変だからねえ。
それにしても、大空寺さんは・・いったい何者なんだろうか(笑)


◆第8話4
脚本(高山カツヒコ)、絵コンテ(中島弘明)、演出(秋山朋子)、作画監督(吉本拓二)

というわけで今回は、同棲生活を始める孝之と水月って話。
なんつうか、同棲生活をわざと楽しく演じてみたり、やたらと肉体的な関係に持ち込もうとしたりする水月が痛々しくて、人間味あふれる心の揺れがきっちり描かれていて良いね。
そして、それがゆえに無理に関係を繋ぎ止めようとする水月の態度に、心が離れ始める孝之。
その辺りのそれぞれの心情の変化なんかも、日常的な描写などできちっと演出的に見せていて、上手い。
このアニメ、TVドラマ的とも言える演出で、作画の安定度も高くて、話と絵のバランスがなかなかきちっと取れているな。
特に今回は、遥の弱々しさがゆえの透明な表情やら、水月の切羽詰まった感じなんかかがちゃんと出ていて良い。
つうか孝之、自分を繋ぎ止めようと必死な水月より、確実に保護欲をかきたてる遥により始めてるなあ。
ああ、なんて駄目駄目な主人公なんだろう・・でも、気持ちは分かる(笑)
さて、無論こっからは怒涛の荒れ荒れ展開が待っているのであろうが、果たしてどうなることか。


◆第7話3
脚本(金巻兼一)、絵コンテ(東海林真一)、演出(喜多幡徹)、作画監督(荒木英樹)

というわけで今回は、病院に通い続ける孝之に、揺れる水月って話。
淡々と地味にドラマが進んでいっているのは良いのだが、やはり初期の飛ばした急展開に比べると、ちょっと中だるみといった感じかな。
とはいえ、遥の覚醒により揺れるそれぞれの心情がきちっと描かれているのは良いね。
遥にとっても水月にとっても、孝之という存在は心のより所であり、そして孝之自体もこの二人を大切に思うからこその、この中途半端というか中道的とういうかの、微妙なバランスによる三角関係。
なんだか全然エロゲーっぽくない、ほとんどTVドラマの風情を持つこのドラマ。
しかしこの中途半端な態度が、結局のところ事態を悪化させ、遥と水月、そして孝之自体をも傷つける展開になりそうだな。
実際、水月は孝之の中途半端な態度のために、心揺れまくりだし。
そーいや、ラブコメ少年漫画や、萌えアニメやエロゲーの主人公とかは、基本的にこーいう中途半端で宙ぶらりんなどっちつかずの態度(優しさというより甘さだな)を取りがちなのだが、実際にこーいうことやると、泥沼のグダグダになるもんなあ。
女の人は、そんなに甘くはないもんな(笑)
といった感じで、ついにその孝之の態度に業を煮やした水月が、ついに同棲という状態へと強硬突入で、三角関係にひと揺れが。
果たしてどうなることか。


◆第6話4
脚本(金巻兼一)、絵コンテ(加瀬充子)、演出(太田知章)、作画監督(三宅雄一郎)

というわけで今回は、孝之は遥のお見舞いに病院に通い始めるって話。
幸福だった日々、戻らない時間。
まったりと淡々と、相変わらずキツい展開は続くのであった。
いやもう大変・・あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たず。
遥も水月も孝之の存在を必要としていて、そして孝之自体も遥も水月もかけがえのない大切なものと思っているという、どっちを選んでもバッドエンド状態(笑)
ゲームの方だと、もちろんどっちかを選択して行くんだろうけど、基本的に一本道である物語となるしかないアニメだと、どっちかしか選べない訳だから、こりゃあもう最後がどのような展開になって行くのか、非常に楽しみである。


◆第5話5
脚本(高山カツヒコ)、絵コンテ(松園公)、演出(鈴木薫)、作画監督(内田孝)

というわけで今回は、遥は交通事故で意識不明となり、孝之と水月は互いの傷をなめ合うように引かれ合って行くのであったって話。
そして語られる空白の3年間。
あわわわ・・きつ〜(笑)
今までは、ちょっと「孝之と水月、ひどくね?」って感じだったのだが、この展開見せられたら、「誰も悪くねえよ!、うわーん」(いや、事故起こした運転手は悪いな)とか思っちゃうよな(笑)
「人は、苦しみや悲しみを忘れることができるからこそ前に進める」
といった感じのお約束だが非道い展開で、なんつうか・・面白い(笑)
確かにTVドラマほどの尺がないせいもあってか、ちょっと展開が早すぎではあるのだが、このぐらいのテンポの早さの方が、ドラマ的には引き込まれて行くな・・CMもないし(笑)
あの悲劇がすべての歯車を狂わせ、それぞれの人達に「傷」を与えてしまったのだな。
どこまで原作準拠かはよーわからんのだが、相変わらず日常的な描写の描き込みも丁寧で上手いし、きちっと「ドラマ」をやろうとしていて、良いね。
ホント、続きが気になるアニメだ。
それにしても、最後のショートコントは、なぜスタートレックなんだろう(笑)


◆第4話5
脚本(金巻兼一)、絵コンテ(もりたけし)、演出(宮田亮)、作画監督(竹内哲也)

というわけで今回は、二人の日常を過ごす孝之と水月の前に、遥が目を覚ますって話。
うわ〜、やっぱそう来るのかって感じでのド修羅場展開で、かなり面白かった。
なんかもう「萌え」の匂いがほとんどなく、完全にドラマ主体の作りであり、その日常的描き方や演出まで、ホントにTVドラマの雰囲気漂わせまくりであり、様々な小道具やシチュエーションに至るまで、きちっと「日常」を描きつつ、それぞれの「感情」の揺れなんかもきちっと表現していて、なかなかに上手い。
3年の空白の時を眠ったまま過ごし、「時間が止まったまま」である遥の惚けた表情やら、骨張った顔や手とかが痛々しいのなんの。
しかも、CMがないせいでの緊張感漂いまくりのノンストップ展開のせいもあってか、なかなかに密度も高い。
1クールでやるのか、2クールでやるのかはわからないが、ノンストップで見たら迫力あんだろうなあ。
しかも、引きが茜の「あなたは卑怯です!」とかで引いちゃう辺り、続きが気になるのなんの(笑)
いや、面白いね・・原作のゲームもやってみたくなるね(笑)


◆第3話4
脚本(金巻兼一)、絵コンテ(渡邊哲哉)、演出(喜多幡徹)、作画監督(シワスタカシ)

やっぱり、こっからOP付きなのか〜。
というわけで今回は、遥が車の事故に合い、そして月日は流れ・・って話。
いきなり前回の悲劇的展開が「なかった」かのように進んでおり、ちょっととまどったりはしたが、あのことを「忘れた」というより、「忘れよう」とするかのように進む日常と、そこかしこに散りばめられているであろう今後の「伏線」がなかなかに良い。
前回までも、「日常」のあとにドカンと「悲劇」をもって来ることで話を盛り上げたように、今度も一定の空白期間を経てスプリングボード(前ふり)としての「日常」を描いた後に、ドカンと「悲劇」をもってくることでさらに悲劇性が高まって行くという構成なのだろうな。
つうか、日常の描き方とか、恋愛としての修羅場とかのドラマとか、テレビドラマっぽい作りだな〜。
意味のある「SEX」としてのエロもあるのもテレビドラマっぽいし。
なかなかに良い感じである。
まあ多分、この3年で結構色々あったんだろうな、水月なんか暗くなってるし・・その辺回想とかするのかな?
前回のあとにこれだと、結構非道い展開に思えるのだが、さてこれらの展開がどのように広がって締められて行くのか、楽しみである。
そういや、制作がスタジオファンタジアなせいもあってか、「ストラトス・フォー」の3人娘がゲストで登場・・そして原画にももりたけしに山内則康もゲストで登場と、こういうお遊びは結構好きである。
で、次回は・・というかあれは次回予告だったのだろうか(笑)


◆第2話5
脚本(金巻兼一)、絵コンテ(東海林真一)、演出(山田弘和、松本佳久)、作画監督(藤田まり子、高野香)

というわけで今回は、孝之は遥と付き合い始めるって話。
わあ、いきなり面白くなった・・そこでOP入るか〜〜!(笑)
といった感じで、前回は「引き」を感じなかったんだけども、今回の引きは抜群。
ちょっと展開が早くも感じはするのだが、青春恋愛ものとしてきっちり描いているとこといい、前回はあんまりと感じた淡々とした画面も、非常にその後の「悲劇」を盛り上げるスプリングボード(前ふり)として機能していて、CMが入らないがゆえの息をつかせないテンポのいい話といい、素晴らしい。
特に、「すべてはプロローグだった」って感じで、「君が望む永遠」とガツンと入るあのOPが最高すぎ(笑)
ちゃんと意味のある「SEX」としてのエロもあり(寸止めだけど)、悲劇としてのグロもあり(警官の淡々として対応ぶりが良いね)、その辺の対比も良いね。
いやあ、これはかなり期待できるかもしてれない。
次回が楽しみである。


◆第1話3
脚本(金巻兼一)、絵コンテ(加瀬充子)、演出(山田弘和)、作画監督(藤沢俊幸)

というわけで、「ToHeart」以降、今や定番となったエロゲーのTVアニメ化で、そのキツイ展開からその筋で評判となっていた(らしい)、原作・アージュの「君が望む永遠」がTVアニメ化。
ちなみに自分は、やったことありませーん。
で、スタッフは、アニメ制作はスタジオ・ファンタジア、監督は渡邊哲哉、シリーズ構成は金巻兼一、キャラデザ・総作画監督に菊地祥子、キャラクター原案に杉原正教、といった構成。
で、今回は鳴海孝之(谷山紀幸)はある日、逢瀬水月(石橋朋子)の誘いで涼宮遥(栗林みな実)に告白され、つきあうことにするって話。
なんつうか、いかにもエロゲーっぽいというか、UH系のお約束といおうか、なんか画面が薄くてのっぺりしてるな。
淡々と進む日常的な雰囲気自体は悪くはないとは思うのだが、その薄くて平板な画面なせいか、絵としての魅力にいまいち欠ける気がするな。
原作のエロゲーの方は、もっと派手な画面作りだったりするから、なおさら地味でのっぺりした印象に見える。
まあ、こういう日常的画面作りでは、「ToHeart」という成功例もあるから、一概に失敗ともいえないわけではあるが。
あと話の方も、まだまだ始まったばかりといった感じで、まだまだこれからといった印象である。
正直、1話としての「引き」としての魅力には欠けるよな。
まあ、今後に期待ってところだな。
しかし、OPもEDも、CMも次回予告すらないとは、なかなかに豪気な構成だな(笑)
絵的な期待はあまりできないかもしれないが、シリーズ構成は駄作と良作の上下が激しい金巻兼一なので、結構期待できるかもしれない。


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