◆京四郎と永遠の空

 

■関連サイト
アニメ公式:http://www.kyoshiro-sora.net/
介錯公式: http://www.toshima.ne.jp/~kaishaku/

■ストーリー(概要)
ごく普通の女子高生-白鳥空-、そして彼女の夢に出て来る王子様とそっくりな転校生-綾小路京四郎-。
二人の出会いは一体何を意味するのか・・・その京四郎のパートナーして登場する美少女-せつな-。
此の3人の男女を中心に凄絶なる愛を描いたスペクタクル巨編!


■キャスト
白鳥 空 : 矢作紗友里
綾小路京四郎 : 小西克幸
せつな : 松岡由貴
かおん : 川澄綾子
ひみこ : 下屋則子
ミカ : 田中敦子
たるろって : 望月久代
ソウジロウ : 岸 祐二
大神ジン : 間島淳司
ワルテイシア : 緒方恵美
カズヤ : 成田 剣

■スタッフ
原作 : 介錯 月刊ドラゴンエイジ(富士見書房)連載
監督 : 柳沢テツヤ
シリーズ構成 : 植竹須美男
キャラクターデザイン
総作画監督 : 藤井まき
デザインワークス : まさひろ山根
プロップデザイン : 宮 豊
美術監督 : 飯島寿治
色彩設計 : 日比野仁・渡辺康子
撮影監督 : 沢 直人
編集 : 櫻井 崇
音楽 : 窪田ミナ
音響監督 : 岩浪美和
アニメーション制作 : ティー・エヌ・ケー


◆第七話「彷徨よいの哀歌」3
脚本(植竹須美男)、絵コンテ(葛谷直行)、演出(佐々木皓一)、作画監督(中島美子)

というわけで今回は、くうの真実によるそれぞれの揺れる心情って話。
前回のような派手なバトルのない内容的には地味目な話ではあったりもして、盛り上がりとしてはいまいちな感じもあったのだが、ちょっと頭の弱いなりに悩んだり苦しんだりするくうのかっ飛んだ行動の数々のおかげでドラマの引き込みとしてはなかなかに面白かった。
せつなもせつななりに心揺れているようでもあり、その辺どんな感じでドロドロしていくのか楽しみなところではある。
で、ついにやっとでワルQも登場の模様・・次回で本格参戦かな?


◆第六話「ゆめはて十字路」4
脚本(植竹須美男)、絵コンテ・演出(久保太郎)、作画監督(森前和也、野口貴行、石橋有希子)、作画監督協力(まさひろ山根)

というわけで今回は、自分が絶対天使であることを知って打ちひしがれるくうを救出に来る京四郎とせつなって話。
くうが絶対天使であるという衝撃的事実と共に、ミカのかのんへの想いというのを絶対天使バトルも交えつつ描いた話であり、バランスも取れていてなかなかに良かった。
結構トンデモな設定やらではあるのだが、演出作画はその辺を踏まえつつもカッチリと描き込んでいるので、なかなかに好感が持てる。
あと、せつな・かのん・たるろってによる絶対天使三つ巴の戦いも、ロボのラインを格好良く描きつつも派手に描いていて、なかなかによく出来ていた。
作監協力のまさひろ山根の力もあったのかな?・・なんとなく平野チックだったよなあ。
さて、衝撃の真実の前に打ちひしがれるくうであるわけだが、今後どんな感じで荒れて行くのか気になるところである。
次回は、彷徨よいの哀歌。


◆第五話「くちづけ洗礼」3
脚本(植竹須美男)、絵コンテ(高本宣弘)、演出(柳伸亮)、作画監督(大河原晴男)、作画監督補佐(大薮佳奈子)

というわけで今回は、京四郎と共に買い物にでかける空って話。
相変わらずの、風呂にキスにとアリアリの展開が素晴らしいです・・。
それはそれとして、話としては徐々に進展。
長男・カズヤ、次男・ソウジロウ(たるとって)、三女・ミカ(かのん)、でもって四男・京四郎(せつな)って感じで、内実的には綾小路家による「兄弟げんか」の様相となってきており、狭いバトルトイヤルでわかりやすくなってきた感じ。
空も実は「絶対天使」であるというお約束展開でもあり、ドロドロな感じで盛り上がってきそうである。
そういや、ワルキューレはまだ出番ないのかな?
で次回は、ゆめはて十字路。


◆第四話「恋蛍」3
脚本(植竹須美男)、絵コンテ(室谷靖、柳沢テツヤ)、演出(小林浩輔)、作画監督(小林多加志)

というわけで今回は、ケガをした京四郎を手当する空って話。
京四郎から語られる、10年前の兄・カズヤと絶対天使の過去。
10年前の暴走シーンは、エヴァの「セカンドインパクト」まんまな内容・演出で、流石に苦笑した。
オリジナルうんぬん言い出すときりはないわけではあるが、流石にアレはないよなあ・・。
それはそれとして、流れ的には兄・カズヤや絶対天使の秘密や謎っつう感じの展開になるようであり、まあ一応楽しみではある。
あと今回は、バトル方面はなかなかに迫力もあり良かった。


◆第三話「舞い踊る螺旋」3
脚本(植竹須美男)、絵コンテ(喜多谷充)、演出(松澤健一)、作画監督(成川多加志)

というわけで今回は、京四郎と共に上等学園に向かう空って話。
今回は、「つなぎ回」という感じで、盛り上がり的にはいまいちな感じ。
つうか、風呂風呂風呂・・怒涛の風呂三連コンボ(女一人男二人)による絡み合う三者の思惑という風変わりな演出は笑った。
・・風呂好っきゃなあ、流石はU局放送だなあ。
なんていうか、「つなぎ回」なだけあってか、「風呂とキス」以外の印象に残ってないんだもんな(笑)
いやまあ・・この作品、実はそれがすべてなのかもしれないけども。
それはそれとして、京四郎に柔順すぎるくらい柔順すぎるせつなは、ベタとはいえやはり萌えるものがある。
それに比べると、ダラダラと永遠とモノローグを垂れ流し状況に流されるだけの空はうざったくて、いまいち魅力に欠ける感じがあるかな。
もうちょっと能動的なアクションが欲しいところではあるけども、あくまで「巻き込まれ型ヒロイン」という流れで行きそうだし、それはちと難しそかもなあ。
あと、今回はロングの作画方面は流石に弱い感じになってきていたな・・ちと残念。


◆第二話「三華月百夜」4
脚本(植竹須美男)、絵コンテ(柳沢テツヤ)、演出(室谷靖)、作画監督(石橋有希子)

というわけで今回は、空はもう一人の絶対天使・かおん(川澄綾子)にさらわれるって話。
つうわけで、「神無月の巫女」のキャラが登場。
どうやら、介錯ワールドキャラによる盛大なバトルロワイヤルというのがモチーフのようであり、なかなかに豪華絢爛であり楽しい。
今回は、「絶対天使」を主軸とした世界説明であり、ちと入り組んでてわかりにくくもあったが、基本的にはオーソドックスなネタではある。
作画的にも安定度は高く、前回ほどではないが「剣」を使ったバトルは派手でもあり格好良くてよい。
あと、キスあり裸あり百合ありの、ありあり展開のお耽美感も男CLAMPっつう感じでもありなかなかに良いね。


◆第一話「永遠の空 」4(70点)
脚本(植竹須美男)、絵コンテ・演出(柳沢テツヤ)、作画監督(塩川貴史)

というわけで、「月刊ドラゴンエイジ」連載の原作・介錯の「京四郎と永遠の空」がアニメ化。
つうか、介錯作品のアニメ化ってホント多いなあ・・「小CLAMP」って感じで使いやすいんだろうか?
まあそれはそれとしてスタッフは、シリーズ構成は植竹須美男、キャラクターデザイン・総作画監督は藤井まき、デザインワクースはまさひろ山根、プロップデザインは宮豊、監督は柳沢テツヤ、アニメ制作はTNKと、「円盤皇女ワるきゅーレ」や「神無月の巫女」のスタッフのようである。
で今回は、学園都市アカデミアに通う少女・白鳥空(矢作紗友里)の前の、謎の転校生・綾小路京四郎(小西克幸)が現れるって話。
大学園都市での学園異能というラノベ臭い世界観に、スタイリッシュな衣装着込みの美少女・美少年を取り混ぜたCLAMP臭いキャラデザに、派手に立ち回りのロボアクションのある80年代OVA臭いロボバトルにと、よく言えば「キャッチー」、悪く言えば「あざとい」という、まあなんつうか非常に介錯作品チックな内容であり、なかなかに絢爛豪華であった。
話も往年の少女漫画ちっくというか、アレよアレよと畳み掛けるように進んで行き疾走感はなかなかにあり、何といっても今回は「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドのごとく、全具現化させたり半具現化させたりしながら派手に立ち回るロボバトルは見ごたえもあり、なかなかに良かった。
あとどうやら、たるとっぽいキャラやワルキューレっぽいキャラがいることから、介錯ワールドのキャラをモチーフにした「ドリーム・マッチ」的様相もあるようであり、その辺も楽しみな感じである・・まあ、自分はそれほど介錯作品に造詣が深い訳ではないけども。


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