◆最終話「おしまいおしまい」
脚本(高寺彰彦)、絵コンテ(須永司)、演出(土屋浩幸)、作画監督(数井浩子)、作画監督補佐(中原清隆)

というわけで、魔法少女猫たるとも今回で最終回。
今回はまだまだ続くたると争奪戦、でもって迎えにやってくるキンカ族たちって話。
最終回だけあって作画が良いのはいいね。
で、どうやらあのもう一人のたるとは、たるとの双子の妹のタイ・アラモード(変身シーンがよい)で、たるとの中に隠れていたらしい・・たぶん。
で、どうやらタイがガナーシュ王国の女王様になって、これから国を平定していき、たるとは今まで通りにあの町で暮らすようである。
あと、あの魔女のウイローもキンカ族の人で、この世界に落ち延びたキンカの姫君を守ろうとしていたようである。
まあ、めでたしめでたしという感じであろうか。
しかし、やはり同時期のあの大団円ぶりを見せてくれた「あぃまぃみぃ」に比べると見劣りするなあ。
きっちり終わってるとは思うけどね。

で、総論。
やっぱり、あんまりだったかなあ(苦笑)
何というか、全般的に平板だったし。
もっと、こう何というかコレっていう押し出しがなかったかな。
たると自体は結構可愛くて良かったとは思うんだけどね。
やはり演出と作画があんまりイケてなかったのが問題だったかな。
全体的な話の完結はしていたのは良かったと思うけどね。
う〜む。
というわけで、おしまいにゃ〜の、ってことで。


◆第11話「どきどき」
脚本(高寺彰彦)、絵コンテ(須永司)、演出(はしもとなおと)、作画監督(山沢実、内納健治)

というわけで今回は、あらに続くたると争奪戦。
何と言っても今回はラクガン師匠が格好良いの一言に尽きるであろう。
イカスぜ師匠!
まあできればもっと、たるととラクガン師匠のエピソードがあれば話も盛り上がったんだけどね。
あと、「心は心でしか埋められないんだ!」という庵も格好良かった。
が、すぐにたるとの事を忘れて女にうつつを抜かしてしまう態度はどうよ?
まあ、その辺りは非常に庵らしくて、気持ちはわからなくもないけどね(爆)
にしても、最終回近いのに作画レベルとかはあんまり高くないなあ。
まあ基本的にあんまり作画レベルとか高くなかったからな、このアニメ。
で、次回はついにたるとも最終回で、カステラ館での決戦である。
あ、シフォンさん、たまには外に出て運動した方がいいですよ(笑)


◆第10話「はらはら」
脚本(高寺彰彦)、絵コンテ(須永司)、演出(青木新一郎)、作画監督(寺沢伸介)

いきなり猫死にですか。
というわけで今回は、たるとを追ってやって来るビョウ族の追っ手。
それから逃げるたるとって話。
最終回も近いだけあってか、シリアスムード全開。
なんかこれから大変そうである。
でも、やはり普段のまったり話の方がまだ面白いかなあ。
今回は、ビョウ族に気丈に立ち向かうシフォンさんが格好良かったです。
で次回は、捕まったたるとが大ピンチに。


◆第9話「てくてく」
脚本(ときたひろこ)、絵コンテ(西村純二)、演出(小川浩司)、作画監督(関口雅浩、黄英植)

というわけで今回は、幼き頃出会った猫のキャンディーと学者のジェリービーンズさんのいるアメリンゴを目指し旅をする、イリオモテ山猫のヌガーさんって話。
相変わらずこういう切ない系の話多いな、このアニメ。
最後なんか、たるとにアメリンゴの夢を見せてもらって、絶対死ぬと思ったものな。
幻想の中に現実的な事を描くのがやはりメルヘンかもな。
アメリンゴはもちろんアメリカのことで、でもってずっと東に旅をしたとしても、北海道あたりに行き着くだけだもんなあ。
たぶんたどり着けずに死んでしまうのだろうな。
う〜ん、終わりなき旅ですか・・泣かすね。
まあ作画はちょっとアレだったけど(笑)
で、どうやらビョウ族の追っ手がたるとのオカシナ町にやって来たようで、そろそろクライマックスも近いかな?
で、次回ははらはら。


◆第8話「ないしょないしょ」
脚本(高寺彰彦)、絵コンテ(西村純二)、演出(境橋渡)、作画監督(野武洋行、相坂直紀)

というわけで今回は、たるととガレットが、異世界ガネーシュに紛れ込んで追われるって話。
どうやら、これからはメインの話も進んで行くらしく、今回はガネーシュとキンカ一族の話であった。
今回は、たると共に行動していたガレットがなかなかにいい味を出していた。
にしても、たるとを助けた法師サブレ、声があいまいみいの婆さんと同じく、くじらさんであった。
同時期にWOWOWで出るとは、なんか面白い。
で、次回はてくてく。


◆第7話「ちりんちりん」
脚本(植田浩二)、絵コンテ(須永司)、演出(上野史博)、作画監督(河村明夫)

きな子ちゃん水着可愛かったです。
というわけで今回は、夏の幽霊ネタ。
たるとって、確かにこれっていう押し出しのある話とかじゃないけど、基本的にまったりとしたほのぼのメルヘン話ではあるのな。
まあ、これはこれでいいかな。
で、今回は幽霊話でした。
あのトンネルの中のアーケード街は怖すぎだな。
トンネルの中っていうのは、暗闇に支配されているから非常に怖いイメージがあるからねえ。
自分は絶対に通れそうにありません。
それにしても、今回出てきた幽霊の安藤ナチさん、なかなか可愛かったのに出番はなさそうである・・残念。
で、次回はビョウ族が登場。


◆第6話「ちかちかきらきら」
脚本(富岡淳広)、絵コンテ(須永司)、演出(土屋浩幸)、作画監督(坂井久太)

というわけで今回は、庵の大切にしていた小瓶が盗まれて、それを探すたるとって話。
まあ、いつも通りな感じである。
なんか、これっていう押しがないんだよなあ。
一応たるとやらの猫たちは結構可愛いです。
で、次回は幽霊話?


◆第5話「ぺらぺら」
脚本(高寺彰彦)、絵コンテ(西村純二)、演出(はしもとなおと)、作画監督(田中雄一、内納健治)

というわけで今回は、シャルロッテときな子の心のもやもやって話。
いやなんつうか、言葉でなく状況で語らせようとする脚本のせいか、ちとわかりにくいよな、このアニメって(苦笑)
もって回った話が多いんだよねえ。
その話の良さ(濃さ)に、演出作画がついていってないって感じだなあ。
でも、おじさん猫とおばあちゃんをキモにして、シャルロッテときな子の心のもやもやの解放というのが、
なかなか上手く描けていたのではないかと思う。
まあ、問題というのは、結構あっけない勘違いとかだったりするってことだあね。
で、次回は庵にとっての大切な小瓶がって話。


◆第4話「のこったのこった」
脚本(植田浩二)、絵コンテ(須永司)、演出(奥村吉昭)、作画監督(権允姫、李焙妊)

というわけで今回は、たるとがあの町の悪党二人組み、ナチョス(水橋かおり)とウイロー(岡村明美)と戦う(?)って話。
なんつうかしかし、あんまりこう来るものがないなあ、このアニメ。
っていうか、監督の須永司が絡んでるとあまり面白くないというか、第2話以外あまり当たりがないなあ。
たるとの能天気な可愛さだけでは、ちと辛いかな。
で、次回はぺらぺら。


◆第3話「むかしむかし」
脚本(高寺彰彦)、絵コンテ(須永司)、演出(青木新一郎)、作画監督(寺沢伸介、桑原周枝)

というわけで今回は、町の空き地と幻の駄菓子屋って話。
前回と同じく、ならず猫と戦った空き地の女王様が流行り病をうつされて、みんなに病をうつさないために空き地で一人死んでいくとか、
なんか死を扱うことが多いなこの作品。
まあ、ファンタジーやメルヘンとかの童話とかは、実は結構そういうキツイネタと同居してることが多いけどね。
でまあ結構脚本とかは、そういう童話テイストが出ていて良いと思うのだが、
演出とか作画とかが、脚本の良さに比べると見劣りするな。
特に今回はちょっと作画がヘタレだったからね。
もうちっと、上手くやってほしいかなあ。
しかし、空き地に基地を作ろうとかっていうきな子って何歳?
もしかしたら小学生なのかもしれないな。
てっきり、高校生ぐらいかと思ったよ。
にしてもニッキ水とは懐かしい言葉だな・・今もあるのだろうか。
そういえば、このたるとのシリーズ構成とかやってる、高寺彰彦って、
大友克洋のアシスタントやってて、「サルタン防衛隊」とか「ナムチ」とか描いてた人かな。
なんか意外だな。
で、次回はのこったのこった。


◆第2話「さいたさいた」
脚本(高寺彰彦)、絵コンテ(西村純二)、演出(イシダヒロシ)、作画監督(坂井久美子)

というわけで今回は、知り合ったおじさんのために花を咲かそうと努力するたるとって話。
うむ、なかなかにファンタジーでありながら泣かせる感じが良いねえ。
あれは産まれた子猫たちは死んでしまって、あの庭に埋まっているってことなのだな。
そして、それがたるとの魔法で、おじさんに子猫たちの夢を見せてあげたということなのだろう。
ちょっとわかりにくいって感じはしたけど、まるで童話のような感じで良かった。
泣かせるねえ。
そいや、どうやらたるとたちは人間とは言葉が通じず、もしかしたら格好も猫の格好に見えるのかもしれないな。
あと、今回は新キャラも各種登場・・でも多すぎてまだ把握できず(笑)
まあ、彼らには今後の活躍に期待。
しかし、たるとはなかなかよく動いていいキャラであるな。
これからもこんな感じで、たるとには動き回ってもらいたい。
で次回は、むかしむかし。


◆第1話「はじまりはじまり」
脚本(植田浩二)、絵コンテ(須永司)、演出(はしもとなおと)、作画監督(数井浩子)

というわけで、「鋼鉄天使くるみ」の介錯が原作の、「魔法少女猫たると」のアニメ化。
ちなみに原作は未見。
でまあ、なかなかに良い感じ。
魔法少女ものテイストでありながら、まったりとしたメルヘンチックな雰囲気が良いね。
なんつうか、こういうのを見ると「綿の国星」(大島弓子)を思い出すねえ。
で、なんといってもあのフニャフニャ音楽の天才である伊藤真澄さんがOP・EDをやっておられてこれがもう、作品世界にぴったり。
なにげに音楽も七瀬光さんで、しかも鶴野恭子さんが声優でおられたりとミトファン的にも嬉しい限り。
で、監督の須永司さんと、キャラデザの数井浩子さんっていったらあの「エデンズボウィ」の人達か。
まあ、エデボはあんまりだったけど(爆)、これはちょっと期待かな。
でも、ちょっと演出がテンポが悪かったかな。
もうちっとこう、コメットさん☆のようなほわほわな空間作りが欲しいかな。
まあしかし、今後が楽しみである。
で、次回はさいたさいた・・ってわからん。


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