公式
http://mezzo-tv.net/


◆第13話(最終回)「壊の殻」4(70点)
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ(ふくもとかん、しまづ聡行、武藤技闇)、演出・総作画監督(梅津秦臣)、作画監督(岡野秀彦、武藤技闇)

というわけで、ついに「MEZZO」も最終回。
今回は、署長の陰謀で指名手配にされた海空来達は、反撃を返しするって話。
やっとやっとで、1話2話に匹敵する作画が復活・・長かった(笑)
流石は最終回だけあってか、気合いの演出と作画であり、ずっとこうだったなら文句もなかったんだけどねえ(笑)
で、話の方はいつもどうりというか、コレとったものはなかったんだけども、エロありアクションありの展開は良かった・・ずっと(略)
それにしても、署長や悪徳警官を倒したのはいいんだけども、アレですべて解決したのだろうか?・・それはちょっと無茶な気もしなくはないが。
まあとりあえず、最後にあさみちゃんが成長してたのは良かったな。

で、総論。
「MEZZO」3(50点)
まあまあ面白かったかな。
正直言って、全体的にパッとしなかった印象である。
話はバラエティ豊かなのは良かったんだけどもどうも平板で地味だったし、何より1話2話、そして最終話以外の作画は月並み以下の出来なのは痛かったな。
テンポ良いOPと1話2話を見て「アクンションが売り」と期待してしまった訳だから、尚更痛い。
監督である梅津作監って、ほとんどなかったからなあ・・。
あと、脚本や演出もどこかぎこちなくて唐突な所やトンデモな所があり、それぞれのキャラも生かし切れなかった印象があるからね。
広川太一郎さんのアドリブ合戦も、いまいち切れがなかった気がするし。
最後に成長したように見えたあさみちゃんではあるが、あくまで脇役でありあまり話に絡まなかったも残念。
シリーズ構成の吉岡たかをと言えば、「キャラを立たせる」事に定評があると思っていたのだが、どうも「ハピアド」「一騎当千」そして「MEZZO」と切れ味が鈍ってるな・・「マシンロボレスキュー」とかは良かったのだが・・。
シリーズ通しての「敵」であろう和外も署長も小者で、締めとしてのカタルシスに欠けたってのもデカイな。
まあなんつうか・・残念な出来だったかも。
で、今度は劇場版って・・え!?マジ!(笑)
まあ、やるなら作画はやっぱ気合入れて欲しいよね(笑)


◆第12話「因の殻」3
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ・演出(近藤隆史)、作画監督(しまだひであき)、メカ作監(岡戸治外)

というわけで今回は、黒川のおっちゃんが命を狙われ、海空来が捕まるって話。
ずっと前から振られてきていた黒川のおっちゃん暗殺ネタも、ついにクライマックス。
でもって、とうとう次回で最終回。
でも、どうも話が小さすぎるためか、いまいち盛り上がりに欠けるわな。
そもそも、あの署長ってば小物過ぎだからなあ。
まあ、今回良かったとこといえば、頑張るあさみちゃんが可愛かった所か。
しかしあさみちゃんも、いまいち絡みがなくて地味だったよなあ。
もっとこうOPのような活躍が見れるかと思っていたのだが・・。
で次回は、ついにメゾも最終回。


◆第11話「幻の殻」3
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ・演出(大西景介)、作画監督(服部憲知)、サブキャラD(柳瀬譲二)

というわけで今回は、ヤクザからお依頼で、ファントムという殺し屋に「殺され役」を買うことになる海空来達って話。
携帯の画像メールに仕込まれた催眠プログラムウィルスを使った殺し、そして実はもう一人いる殺し屋と、話の作りとしてはなかなかに悪くない。
「ファントムなんていなかったんだ」みたいな所は、ちょっと押井チックだったな。
看護婦海空来なんかも可愛かったし、作画もそこそこ良かったとは思うのだが、なんつうか「小さくまとまり」過ぎてる感じがあるのか、いまいちやはり「押し」が足りないよな。
同時期アニメのバナップやダフネなんかも、そういう部分はあるんだけど・・あっちはキャラクターのパワーがあるせいか、「押し」があるからな。
やはり全体的に「地味」過ぎる所があるのが、敗因かもしんない。
最大の「押し」だったであろう、アクション関係も作画がさっぱりになってしまったために、しょんぼりだしねえ。
まあ、仕方なしか。
で次回は、海空来が大ピンチ。


◆第10話「呪の殻」4
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ(田中孝弘)、演出(草川啓造)、作画監督(嶋田俊彦、Yang Kwang seock)

ダイヤモンドアイ・・外道焼身霊波光線!!(笑)
というわけで今回は、呪いのミイラを輸送することになる海空来たちって話。
あ、なんか作画復活して「まとも」なせいか、普通に面白い。
やっぱアクションものでは、作画は重要だわな。
話自体もおかしいところはなくて、「まとも」な方だったしね。
この調子で行って欲しいところ・・って、もう遅いか(笑)
で、どうやら黒川暗殺命令は、所長からの依頼のようで、あとはそれがクライマックスになっていくかな?
それにしても、たまにある海空来のあの予知能力みたいのはなんなんだろうね?
OVAの頃から、そういうのがあったのかは?・・あんま、意味がないような。
で、次回はナース姿で大活躍。


◆第9話「夢の殻」3
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ(しまづ聡行)、演出(嵯峨敏)、作画監督(柳瀬雄之、塚本知代美)

というわけで今回は、連続殺人犯に狙われる海空来って話。
なんか、相変わらず脚本的にわかりにくかったり、演出的につながりがおかしかったり、作画的にちょっと微妙だったりするんだが、まあそこそこ面白かった。
結構ネタ的には、色々と小出しにしてくれてはいるんだが、いまいち押し出しに欠けるんだよな・・やはり、主に演出作画方面で。
バナップも似たようなものではあるんだけども、その辺「B級」や「馬鹿」が押し出しになってたりしてて、メゾの場合は妙に小洒落てるせいか、いまいち乗れないんだよなあ。
まあ、仕方なしか。
で、次回はミイラの呪い、ついに登場。


◆第8話「想の殻」2
脚本(吉岡たかを、影山楙倫)、絵コンテ(杜野幼青)、演出(渡辺純央)、サブキャラD(はっとりますみ)、作画監督(はっとりますみ、井上哲)

というわけで今回は、海空来が体験したバーチャルシステムで事故が起こり、あさみちゃんが助けに行くって話。
なんか、どうも全体的にちぐはぐだなあ。
相変わらず話の流れに脈絡がないっつうか、無茶すぎるっつうか、唐突な所が結構あるよな。
もちろん肝心のアクション自体も、いつもながら魅力はなし。
これだとまだキャラが立ってて、どこかB級臭さが売りになってるバナップの方がいいよなあ、やっぱ。
なんか、やっぱどうも低空飛行だよねえ。
で、次回は海空来がピンチ。


◆第7話「哀の殻」3
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ(近藤隆史)、演出(中川聡)、作画監督(しまだひであき)

というわけで今回は、あさみは取り壊しの決まったマンションに、幽霊の写真を撮りに行き事件に巻き込まれるって話。
久々の結構「まとも」な作画であり、話も所々「流れ」が変な所もあったがドンデンのあるまともな出来でなかなか面白かった。
やはり作画がある程度まともだと、良く見えるな。
しかし原田は驚いていたけど、「幽霊」ネタは2度目なんだけどなあ(笑)
2度も同じネタ使ううのは、ちょっとどうかと・・。
で、次回は夢の中へ。


◆第6話「億の殻」4
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ(金澤勝眞)、演出(大西景介)、作画監督(飯飼一幸)

というわけで今回は、原田はかつての同級生である麻否(野田順子)と再会するって話。
前回の海空来の話に続き、今回は原田の過去話。
何というか、この頃は「ToHeart」のマルチ以来、「ロボット」ネタというとどうしても「エロゲー」を思い出してしまうのだが、やっぱりなんだかエロゲーっぽい話。
なんで、「ロボットとの恋」というといまさら感があったりもするのだが、話のバランスとしてはよく出来ていて、なかなかに面白かった。
それにしてもオリジナル麻否の姉ちゃんは、なかなかに非道い奴だな(笑)
あと、やはりどうしても演出作画のテンポは切れがなくて、これは回復は無理なのかな?
やっぱ、海外動画はどうしてもテンポがよくないよなあ。
で、次回はあさみちゃんが大ピンチみたいです。


◆第5話「嘘の殻 EPISODE NEGA」4
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ(大畑晃一)、演出(新田義方)、作画監督(小原充)

というわけで今回は、海空来はかつての友達と再会するって話。
前回がポジ(陽)で、今回がネガ(陰)・・といった感じで、今回は前回の裏話であり、海空来の過去話でもあり、構成的にはなんかクロスオーバーするゲーム的でもあり、なかなか面白かった。
話としても、かなりまともになって来ている感じ。
で、どうやら今回は前作の18禁のOVAの話を絡めた展開のようで、まあOVAのファンのためのサービスって感じなのであろうな。
まあ、前作を知らないと「全然わからない」って程でもなさそうだから、個人的にはこのぐらいなら、まあ良し。
今後の、「姉妹」どうのこうのの絡み方によるけどねえ。
つうか、OVAの方が出来が良さそうだから、機会があったら見てみたいかも(笑)
あと、作画自体はレベルとテンポの悪い所もあったが、まともな所もあり、まあまあといった感じだったな。
で、次回は原田の過去に迫る?


◆第4話「嘘の殻 EPISODE POSI」3
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ(大畑晃一)、演出(新田義方)、作画監督(柳瀬雄之)

というわけで今回は、原田達はある奥様の素行調査をするって話。
1、2話に比べると、3、4話はやはり話のテンポやバランスとしてよくはなってるな・・まあ、これといった売りはないけども。
それよりもやはり問題なのは、1、2話に比べるとガクンと落ちてる演出作画レベルであろうな。
基本的に、海外B級アクションドラマ風味があるわけで、アクションこそが「売り」であろうこのアニメで、アクションそのものに切れやテンポが全然ないのは不味いわな。
これでは、バナップとたいして変わらない(笑)
まあそれはともかく、幽霊、宇宙人、ウィルス、アンドロイド、と本当になんでもありだな・・でも、そーいうのは結構好きである。
で、次回は今回謎だった、海空来の裏話である。


◆第3話「恐の殻」2
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ・演出(近藤隆史)、作画監督(しまだひであき)、メカ作監(岡戸治外)

というわけで今回は、謎のケースの輸送を依頼される海空来達って話。
流石は3話目の法則って感じで、いきなりの作画・美術の総崩れぶり。
話としては吉岡たかをやっとで登場って感じで、B級アクションテイストばりばりのテンポ良いバランス良い作りになってはいたんだけども、「売り」であるはずのアクションがテンポ悪すぎて駄目駄目。
世の中、なかなか上手くいかないもんだねえ。
で、次回は嘘の殻。


◆第2話「星の殻」3
脚本(梅津秦臣)、絵コンテ(大畑晃一、梅津秦臣)、演出(ふくもとかん)、作画監督(武藤技闇、嶋田俊彦、YangKmangseocK)

なんか、唐突な始まり方だな・・、録画失敗したかと思ったよ。
というわけで今回は、気象予報士の愛子(能登麻美子)から、男を探す依頼を受ける空来達って話。
う〜ん、やっぱなんつうか話が微妙だなあ。
テンポが悪いっつうか、バランスが悪いっつうか、唐突つうか、非常にちぐはぐ。
愛子とレインの関係も描き込めてないからラストに緊張感もないし、人探しなのにいきなり場所分かってるし、宇宙人うんぬんも唐突すぎてなんだか。
「アクション」のためだけに、シチュエーションだけつなげて適当に話作ってるようにしか思えない。
別に、「幽霊」とか「宇宙人」とか何でもありな展開はいいんだけど、この話の適当ぶりはなんとかならないものか。
キャラクターやアクションや設定や作画は良いんだけども・・っていうか、梅津さんずっと脚本書くつもりなんだろうか?
そもそも、脚本書くことと、演出作画をすることはまた別物だから、専門職に任せた方が・・いいんでないかと・・。
で次回は、ゴースト、エイリアンと来たら、次は何かな?


◆第1話「恋の殻」4(75点)
脚本・絵コンテ・演出・作画監督(梅津秦臣)、演出(草川啓造)

というわけで、その独特なキャラクターデザインによりファンも多い梅津秦臣が監督作画による「MEZZO」
スタッフは、原作・監督・キャラクターデザインは梅津秦臣、シリーズ構成は吉岡たかを、スーパーバイザーはDr.PICHI、メカニックデザインは翔丸、アニメ制作はARMS、といった構成。
で、今回は、ある女性の依頼で、浅野という青年を追う海空来(小谷朋子)達って話。
バナップ第1話を見た後だから、余計に映えるな(笑)
もう、非常にテンポ良いアップテンポなアバン&OPが素晴らしく、これぞB級アクションアニメといった感じ。
全編、作画と美術のレベルも高くて、キャラの表情やアクションも凝っていて良い。
とはいえ、作画や美術レベルが高いせいもあるが、どうも「止め絵」で引いたりする演出的にテンポの悪目な所もあり、特に脚本自体も梅津監督自らのせいもあってか、どうもバランスが悪く、散漫な感じだった。
依頼人が「幽霊」ってネタも、結構すぐにわかっちゃったし、浅野が15年も引きずるような「恋」だったとは思えないってのもあるしねえ。
一番「面白さ」を感じたのは、アバンとOPだったもんな。
その辺り、今後の話や演出のバランスに期待したい所である・・シリーズ構成は吉岡たおをだしねえ・・この頃、ちょっとレベルが落ちてる気もするんだけども。
で、アクション以外にでの期待と言えば、やはり広川太一郎らによる「アドリブ合戦」であろう。
ちょっと饒舌すぎて、アニメとしては違和感があるのも確かだが、やはり久々の広川さんのアドリブ合戦が聞けるのは楽しみである。
で、次回はエイリアン襲来?


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