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◆第6話「始まってから始めよう」4
脚本(黒田洋介)、絵コンテ・演出(野中卓也)、作画監督(石倉敬一)

やっぱ、やってたのね。
というわけで今回は、みずほの母であるはつほ(高田由美)と、妹のまほ(こおおろぎさとみ)が突如やって来る。
そして、漂介の悩みの相談に乗る桂って話。
いや、なかなか青臭い展開良い感じです。
青春だなあ。
流石は、ジュブナイル作家な黒田洋介です。
桂とみずほの関係と絡めながらやるのが、上手いです。
でも、やっぱりキスはお預け。
回りは色々やってるのにねえ(笑)
で、今回はみずほの母・はつほと、妹・まほ登場。
なかなかにお約束なキャラではありますが、いい感じです。
特に、コロコロと良く動くまほがいいですな。
しかし、声がこおろぎさとみとはこれまたお約束な。
それにしてもこのアニメ、ほんとに美術レベルは凄いなあ。
で、次回は泣かないで先生。


◆第5話「そんな先生に、ぼくは」5
脚本(黒田洋介)、絵コンテ・演出(あおきえい)、作画監督(牧野竜一)

というわけで今回は、南の島に秘密の新婚旅行に来た桂とみずほは、人力飛行機のテスト飛行に来ていた小石達と偶然出会ってしまい、大騒動となるって話。
いやもう、メチャクチャ面白かった。
脚本・演出・作画・美術がぴたりと決まり、これでもかの「超絶お約束ラブコメ展開」が最高潮へと達してました。
しかも、これもまたお約束の、胸揺れ、パンチラ、水着、シャワーシーン、キスシーン、等の大サービスぶり。
作画も「大運動会」の牧野竜一さんでエロス全開!(笑)
いやもう、文句なしの出来でした。
しかし、これ「宇宙人関係」全然関係ないよな(笑)
あと、キスシーンはまだまだおあずけの模様です・・やっぱラストまで引っ張るかなこれは?
で、次回は、始まってから始めよう。


◆第4話「やっぱり好きかも」3
脚本(黒田洋介)、絵コンテ・演出(篠幸裕)、作画監督(江上夏樹)

というわけで今回は、小さなわだかまりからすれ違う桂とみずほ。
そしてそんな時、デートをする桂と小石って話。
うむ、相変わらずなかなか丁寧な作りで良い。
対立からの和解というお約束展開ではあるが、やはりきちんと段取りを踏みながら進展していってるのは良い。
まあ、なんとなくラストがうやむやな気もしたけどね。
キスシーンとかを見せないと今一つカタルシスに欠けるところがあるからなあ。
たぶんキスシーンはとっておきにとってあるのかもしれないな。
にしても、なかなか恥ずかしい作品だなこれは(笑)
この作品は、少年と年上の女性(というか自分とは異なる存在である異性)との「恋愛」っていうのをきちんと描こうとしてるようである。
当初の予想であった「教えてあ・げ・る」な展開とはだいぶ違ってきたが、なかなかいい感じである。
今後の彼と彼女の関係が、いかに近づき、いかに構築されていくかが楽しみです。
こりゃマジで「最後」まできちっと描くかもしれないなあ。
しかし、まさか映画で上映されているのが「真ゲッターvsネオゲッター」とは・・笑いました(笑)
で、次回は、そんな先生に、ぼくは。


◆第3話「まずいよ☆先生」4
脚本(黒田洋介)、絵コンテ・演出(樫山聡之)、作画監督(石倉敬一)

校長、おじさん、あんたら・・。
というわけで今回は、泥沼のごとく結婚することになる桂とみずほ。
そして二人の生活をすることになったみずほの家に同級生がやってくるって話。
なかなか面白くなってきました。
当初は「鍵っぽい」エロゲーとか「天地っぽい」ハーレムものとか思ってましたが、大分様相が違ってきましたねえ。
どっちかっていうと、往年のTVドラマのシチュエーションコメディって感じです。
その辺り、脚本も演出も作画も非常に丁寧で、事態が段々と悪化していき、「秘密を共有しあう」とかの段階を経て二人の関係が近しくなっていくのをきちっと描いていってるのが良いです。
この頃よくある、「理由なく好き」とは違うようですしね。
このあと、「二人の関係」がどうなっていくのか楽しみです。
黒田君なら、「最後」までやってくれるかも(笑)
そのための「WOWOW」かもしれないですし。
しかし、もしかしたらまりえはわざとやってるのかもしれないですねえ・・。
何か裏が・・穿ちすぎか。
で、次回は、やっぱり好きかも。


◆第2話「もう、お婿にいけません」3
脚本(黒田洋介)、絵コンテ・演出(くるおひろし)、作画監督(伊東克修)

というわけで今回は、体育倉庫に閉じ込められた桂とみずほは、お互いの秘密を話し合う。
まったり進むなあ・・まあ、まだ出だしだから仕方ないな。
でも、情感溢れるまったり描写はいいと思う。
しかし、先生と生徒の危ない関係なんて、なんか往年のTVドラマのような展開だな。
で、どうやら桂君は、その「停滞」という病気のために、3年間ほど「死んでいた」ようである。
あと、みずほ先生も実は地球人と宇宙人のハーフのようである。
まあ、一応結婚できるってことなのだな。
しかし、この世界は西暦何年なんだろうな?
2030年ぐらいだろうか?
で、次回はまずいよ☆先生。


◆第1話「教えてティーチャー」3
脚本(黒田洋介)、絵コンテ(井出安軌)、演出(野中卓也)、作画監督(合田浩明)

というわけで、「リヴァイアス」「スクライド」等などで相変わらずバリバリ活躍中の脚本・黒田洋介、「ツインビーパラダイス」や「花右京メイド隊」の監督・井出安軌などによる、企画集団「Please!」による、エロアニメ(爆)、「おねがい☆ティーチャー」
キャラ原案は「プリティーサミー」の挿絵描きだった羽音たらくで、キャラデザは「ああ女神さま」とかやっていた合田浩明。
で、この辺りは相変わらず黒田狙ってるよなあと思わせるキャステイングで、音楽はかのエロゲの人気作「Kanon」等の音楽をやっていて、その筋では大人気の「I’ve」
そのせいもあってか、妙にエロゲーっぽい雰囲気に満ちている(笑)
というか、まあこれは黒田洋介によるエロゲー世界観の具現化なのだろうな。
黒田洋介は、アニメ、マンガ、ドラマ、ゲームを問わず、様々なジャンルの世界観を、自分なりに表現しようとしているようですから。
つまり、たったひとつの得意分野にこだわらずに、ギャグ、SF、ラブコメ、エロ、バトル等と、色々試しているわけだな。
漫画家で言うなら「よろず萬画引き受けます」な故・石ノ森章太郎や、今だと細野不二彦って感じかな?
そういう試み自体は非常に評価できるのだが、その「マルチプル」さ、「器用貧乏」さがゆえか、どうもパチ臭い(爆)
「オリジナリティ」というか、「これが黒田洋介だ!」という世界観の提示が今一つ弱いんだよね。
今ある何かに追随して作ってしまっているから、そうならざるおえないのだろうけど(それゆえにか、黒田洋介は「パクリ作家」と蔑まれることも多い)
まあ、それを言うなら今ある、あらゆるメディアの作品は、全部パチだけどね(爆)
「〇〇もの」とかいう、「ジャンル」の壁を越えれなかったり、新しい「ジャンル」を築けてなかったりするからねえ。
まあ、ジャンルが肥大し過ぎて細分化しまくりで、ほとんど「隙間産業」状態だからなあ、業界も。
新境地を開拓するより、今ある場所でチョロチョロやる方が楽だからねえ。
『誰かが何か新しい局面を切り開いたかな、と見えたその瞬間に、業界はなだれをうって一筋の光明に向かって突進し、おびただしい似て非なる「もどき」の群れによって、すべてはファルスとなり、2重3重のパロディとなり、自らに牙をむくサタイアとなって、最終的には「ならし現象」ともいうべきものになっていく』byわが心のフラッシュマン(中島梓)
ってヤツだあね(笑)
まあ、今は「リミックス」や「リアレンジ」の時代だからなあ。
黒田洋介もそのうち、「これが黒田洋介だ!」という世界観を提示できるすかねえ。
ま、それはともかくとして(またやたらと長くなった)、今回は心の病気で発育不全の高校生・草薙桂(保志総一郎)と、実は謎の宇宙人である超グラマー美人教師・風見みずほ(井上喜久子)が出会うって話。
エロエロなキャラデザと描写、でもってあのI’veの音楽とOP・EDのせいもあってか、やっぱり凄いエロゲーちっくである(でも、ちょこっとゲームみたいでチープに聞こえるな)
まあ、これは黒田洋介による「俺エロゲー」なのであろう。
もしかしたら、「俺鍵ちっく」かもしれないけど(爆)
自分は、なんか「暗い天地無用」かなと思ったりもしましたが(笑)
でも、「鍵的音楽」とは裏腹に、鍵的な「少年と少女のによる、お互いの喪失に対する補完」(癒し系)というよりは、
「年上の女性によるムフフでエローンな癒し」って感じである。
まあ、なかなかにお色気たっぷり、情感たっぷりに、青少年の揺れる心情を表現してくれそうなので、楽しみです。
ちと狙い過ぎな気もしましたが(笑)
しかし、黒田洋介、保志総一郎好きやなあ・・なんかああいう感じの保志声を聞いてると、自分はどうしても宇宙海賊ミトの大冒険の主人公・葵君を思い出してしまうなあ。
というわけで、「次回も必ず見てね、最優先事項よ」ってことで。


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