◆第4話「自分の時計(Watch the year hand)」A
脚本(榎戸洋司)、絵コンテ・演出(村木靖)、作画監督(斎藤恒徳)、メカ作画監督(竹内志保)、作画監督補佐(寺田嘉一郎)

なんかいきなり今までのあらすじが・・しかもかなりわかりやすいな。
というわけで今回は、東京ジュピターから脱出した綾人と遥は、テラ本部であるニライカナイへと到着する。
そしてニライカナイに、突如敵が襲撃するって話。
やっぱ、作画は鬼のようにいいなあ・・脚本もウテナの榎戸洋司だし。
もう、超作画によるミリタリーチック満載の戦闘描写が燃え燃えでした。
で、どうやら綾人には色々秘密があるようです。
しかし、富野主人公のように切れやすい奴だな綾人は(笑)
そして、東京ジュピターを占領しているムーリアンとかいう存在に対抗する組織がテラで、どうやら地球を総括する軍隊、地球連合とは折り合いがよくないようです。
まあ、なんつうかやはりこの辺りはエヴァって感じですなあ。
なんか「新世紀Zエヴァンゲリオン」みたいなアニメではあるな・・まあ面白いから俺はいいけど(笑)
あと、今回EDの少女・如月久遠(桑島法子)がついに登場。
・・第一声が・・「らら?」かよ!(笑)
超真性電波キャラっぽくて、かなりナイスです!、グーよグー!!(笑)
そいや、出渕さんの漫画「ルーンマスカー」(早く続き描け!)のヒロインであるメネアも電波キャラだったよなあ(遠い目)
で、次回はニライカナイでの話。
多数ギャルキャラ登場?


◆第3話「二人の街(Welcome to our town)」A
脚本(桐生祐狩)、絵コンテ(岡村天斎)、演出(横山彰利)、作画監督(富岡隆司)、メカ作画監督(竹内志保)

というわけで今回は、ラーゼフォンに乗った綾人は遥と共に東京を脱出し、東京の真実を知るって話。
ラーゼフォン・・またあんまり活躍なかったな・・なんか静かなロボアニメだ・・。
まあしかし、非常に丁寧な演出と作画と美術で、情感溢れる画面作りは良かったです。
綾人と遥の触れ合いが、非常に情感豊かに描かれていたのが良い、流石は岡村天斎。
でも、あんまり話は進まないな・・。
で、どうやら東京は、「東京ジュピター」と言われる壁の中で、まるで浦島太郎の竜宮城のように、時間の遅れた(切り離された?)世界となっているようで、中は2015年、外は2027年と12年の遅れとなっているようである。
あの映画のポスターに出ていたのと同じく、元ネタは「首都消失」と「さよならジュピター」という小松左京な感じのようです。
しかし、自分で書いちゃうかな(笑)
で、まだまだその東京ジュピターや、綾人の母親の正体や目的などは不明(しかし、綾人の母親ちょっと下手くそだな)
まあ今後の展開に期待。
で、次回は地球連合軍のテラへと行く綾人って話。


◆第2話「神人目覚める(AWAKING)」B
脚本(富山文彦)、絵コンテ・演出(安藤真裕)、作画監督(伊藤嘉之)

今回からOPがつきました・・なんかカットがポンポン変わるOPもエヴァに見えたりするのは気のせいでしょうか、やっぱ・・(爆)
というわけで今回は、ラーゼフォンに乗って戦った綾人は日常へと帰り、そしてこの世界の真実の姿を知るべく、紫東遥(久川綾)の元へ行くって話。
なんか、話がよくわからないなあ(苦笑)
どうやら三島玲香は、綾人達の脳内にいる、実体の無い「幻影」や「虚像」「幽霊」みたいな存在で、みんなに「電波(音波?)」かなんかで集団催眠とか集団洗脳をかけているようである。
「無限のリヴァイアス」のネーヤみたいな感じかな。
そのまんま「天使」ってことなんでしょうな。
あと東京も、実は閉鎖された空間内に存在する作られた虚構世界で、住民はみんなその世界がすべてだと思わされているようである。
「首都消失」とか「うる星やつらビューティフルドリーマー」「メガゾーン23」「クリスタニア」「トリガー」みたいな感じかな・・そいや出渕さんの「機神幻想ルーンマスカー」も、中の世界と外の世界ってネタだったな。
「卵の殻」(天使の卵?)ってヤツですな。
まあそれはいいんだが、やはりちとわかりにくすぎかな。
もうちっとわかりやすい描写が欲しかった。
あと、今回ラーゼフォンも大活躍かと思いきや、ほとんど活躍なし。
うう、なんかフラストレーション溜まるなあ(苦笑)・・敵と味方もわかりにくいし。
まあ前回が「動」の話なら、今回は「静」の話なんだろうけど・・。
たぶん、次回が「動」の話で、ラーゼフォン大活躍で、状況説明もされるであろうと思うので、次回に期待。
あと前回と同じく作画も美術もいいのはやはり良いです。
ふむ、しかしこれ、「エヴァ」というよりエヴァと同じ「手法」って感じかもな。
壮大なるリミックス、最高級のコラージュ、究極のパロディ、至高のオマージュ、再生のエピゴーネン。
「自分の好きなもの全部集めました」ってヤツ。
第2世代のクリエーターというか、この頃の人の傾向だね。
「無から有」でなく、「有から有」を作り出す。
でも、実はそういうの好き。
だって、自分の持論は「もうオリジナルなんて存在しないんだってば!」だから(爆)
つか、何でもかんでも「既知」なものと関連づけようとするオタ的業のせいでもあるわな、やっぱ・・と自戒。
というわけで(どういうわけで)、楽しみしてます。
で、次回はラーゼフォン大活躍!!(希望)


◆第1話「首都進攻(OVER LORD)」A
脚本・絵コンテ(出渕裕)、演出(京太知己)、作画監督(管野宏紀)

ぶっちゃんが監督のアニメが見れるなんて・・生きてて良かった・・(爆)
というわけで、メカデザイナーであり、モンスターデザイナー、キャラデザイナー、漫画家、イラストレーター、衣装デザイン、コラムニスト、パーソナリティ(笑)、とありとあらゆる肩書を持ち、様々な代表作を持つ、あの出渕裕が監督のアニメ「ラーズフォン」
スタッフもこれまた豪華で、アニメーション製作は「カウボーイビバップ」「ヒヲウ戦記」「エンジェリックレイヤー」等のBONES。
で、キャラクターデザインに天才絵師山田章博、メカニックデザインに出渕の弟子・佐山善則と佐藤道明。
デザインワークスに武半慎吾、アートコンセプトにスタジオぬえの宮武一貴、アニメーションディレクターに佐野浩敏、と超豪華なスタッフ構成。
で、今回は高校生・神名綾人(下野紘)が試験を受けに行く途中、突如上空に現れた航空部隊の攻撃に遭遇する。
そして謎の少女・美嶋玲香(坂本真綾)に誘われた綾人は、謎の地下神殿へと行くって話。
やはり第一印象は「エヴァンゲリオン」でした(笑)
まあ、「エヴァ」というより「ガンダム」というか、ロボットものの「侵略描写」を真面目にやるとこうなるのかなやっぱ、って感じでしたね。
「エヴァ」を意識し過ぎなのかもしれないですが、庵野監督と同じ世代、同じ物を見て育った人達の映像感覚って似てしまうのかもなあと思ったりしました。
それはともかく、「日常」から「非日常」への変わっていくのが、密度ある緻密な画面構成で非常に丁寧に描かれていたのが良かったです。
メカ描写も非常にミリタリーな感じで格好良かったですしねえ。
しかし、これってデジタル彩色なのかな?
アナログ彩色的温かみがあって、なんかかなりいい感じです。
まあ未だ全容は謎だらけですが、その辺りは今後明かされていくでしょう。
で、次回はラーゼフォン起動って話。


戻る