◆第13話(最終回)「運命とのバトル」
  脚本(松井亜弥)、絵コンテ(佐藤英一、東海林真一)、演出(佐藤英一、江島秦男)、作画監督(関根シゲル)
というわけで、今世紀最初の超ヘタレ作画アニメ「リアルバウトハイスクール」もついに最終回。
  魔王となるべく学園祭に乱入してきたゲイツとの最終決戦って話。
  流石は最終回だけあってか、作画が結構まともだったのは良かった(笑)
  まあ最終回なので、このアニメの売りであろうコメディがあまりなく、シリアス展開だったのは仕方ないだろうな。
  その代わりに、涼子やら静馬が格好良かったのでいいでしょう。
  しかし大筋の謎や設定やら、東方龍玄とかは置いてきぼりだったな〜、やっぱ。
で、総論。
  まあ、個人的には途中の「超絶ヘタレ作画」を除けば、脚本や演出は結構良かったと思う。
  特にワタナベシンイチ絵コンテの回のテンションの高さはなかなかのものであった。
  で、物語の本筋である謎や設定自体は、原作がまだ続いていて終わっていないせいもあるであろうが、少し表に出ただけでほとんど何の解決もされずに終わってしまった。
  でも、あくまでシリアスである本筋は「おまけ」で、基本はコメディである「ドタバタ」に絞ったのは良いと思う。
  原作が終わってないのに、アニメでそれらを解決するっていうのは結構難しくもあり、問題もあるからねえ。
  というより、このアニメ版「リアルバウトハイスクール」の問題はそういう所ではなかったからな(笑)
  もちろん言わずもがな「作画」であった。
  もう途中から鬼のようなヘタレ作画が満載で、海外投げ売り見え見えの感じがもう凄いの何の(爆)
  まあ、今のアニメバブルのせいで本数増えまくりのこの昨今では、こういう「忌み子」が生まれるのは必然とはいえるけどね。
  特に、このアニメのアニメ制作をしているGONZOは、社の方針かなにかはわからないが、この頃仕事受けまくりだから。
  なんか上と下の差がありすぎだな。
  まあ、そういう事情はともかくやはりこれでは原作ファンは浮かばれないねえ。
  もちっと、きちっと作れっていうの・・脚本・演出は結構良かったのにねえ。
  同じドラマガ系のアニメや漫画・ゲームのリミックス的作りで、しかも同じGONZO制作である、テロの影響でお蔵入りになりかけた「フルメタル・パニック!」はどうなることやら・・。
  あと作画と同じく、主人公の声優さんである木村郁絵は少し下手くそ気味ではあったが、まあ作画に比べれば十分許容できる範囲ではあったので、自分はOKです(笑)
  お約束的パンチラ描写やパロディテイスト、そしてパワフルなキャラ達が動き回すドタバタコメディぶりが結構気に入っていただけに、あのヘタレ作画がなければもっといい作品になっていたのになあ、と思うと残念である。
  「今世紀最初の迷作」である「あの」シスプリをある意味越えた作品でしたな。
  さ、今度は原作読まないとな。
◆第12話「決戦は檜舞台」
  脚本(松井亜弥)、絵コンテ(難波日登志)、演出(藤本義孝)、作画監督(飯飼一幸)
というわけで今回は、自らの迷いをふっ切るために舞台の稽古に出る涼子、そして決戦の大門祭が始まるって話。
  まあ今回は、スプリングボード的な話なのでそれほど言うところはないな。
  最終回前の決戦前話だというのになかなかのヘタレ作画である(爆)
  で、次回はついに、2001年度、シスタープリンセスと並ぶヘタレアニメであろうリアルバウトハイスクールも最終回。
  涼子の想いは、そしてシュバルツカイザーのゲイツの野望の行方はどこに。
  最終回ぐらいまともな作画を・・。
  今回は監督登場か・・、作画が悪いのは監督よりも制作の方が重要度高いからなあ・・。
  まあ、ご愁傷様って事で・・。
◆第11話「乙女の道」
  脚本・絵コンテ・演出(東海林真一)、作画監督(神戸洋行)
というわけで今回は、ついにとうとう総集編。
  確かこのアニメ1クール予定だった気がするけど、まあそういうこともあるわな(爆)
  しかし、最初は作画がよかったな〜、今は見る影もない(笑)
  でまあ、今回は恋に迷う涼子であった。
  しかし爺ちゃんも無茶言うな〜。
  で、次回は決戦?
  またなんか総集編っぽそうな・・まさかな・・。
  このDVD買う奴いるのだろうか・・作画がリテイク入ってたらな〜。
  勧める方も大変だ(笑)
◆第10話「こいごころ」
  脚本(三科ユキヲ)、絵コンテ(佐山聖子)、演出(西山明樹彦)、作画監督(佐野英敏、桜井木ノ実)
というわけで今回は、学園祭の演劇部の舞台に出ることになった涼子は、獅子倉先輩と共に劇の稽古をする。
  そしてその劇の演出をしている、獅子倉先輩の幼なじみ、中村環を獅子倉が好きなことを知る涼子って話。
  いや、なんか意外な展開であった。
  まさかリアルバウトハイスクールでこんな話が見れるとは思わなかったよ(笑)
  今回は、獅子倉が幼なじみである中村環を好きであることに気づき、自分が「失恋」したことを知る涼子って話だったのだが、それをなかなか情感豊かに描いていた。
  まさしく「恋心」って感じであったねえ。
  脚本と演出はかなりナイスだね・・作画は相変わらずムラがあったけど(笑)
  まあ、あの幼なじみの少女・中村環のことを、事前に伏線張ってたら、もっと良かったんだけどねえ・・ちと唐突な感じは否めないからね。
  でも、良かったです。
  絵コンテに佐山聖子(BOYS BE)に、演出が西山明樹彦(トライゼノン)だったのかあ・・。
  やはり、「ヘタレ作画」が最大のネックかもな、このアニメ(苦笑)
  ああでも、「本筋」は、ひたすらどうでも良かったりするよな、これ。
  正直、いらなかったかも(苦笑)
  で、次回は大展開?
◆第9話「大変身!魔女っ子7人衆!」
  脚本(三井秀樹)、絵コンテ(ワタナベシンイチ)、演出(池端隆史)、作画監督(飯塚一幸)
  
  というわけで今回は、幼稚園児ルミちゃん(ゆかな)の願いで、巨大高層ビルの中の兄アキラを救うために、オイスタールルこと涼子が立ち上がる!って話。
  うん、面白かった。
  脚本・演出と非常にテンションが高く、頭から尻まで頭の悪い馬鹿話(笑)
  やはりこの作品の真の姿はこの手の馬鹿話にあるよねえ。
  まあ作画は相変わらずバラつきとムラがあったが、他の回のクソ作画に比べると、遥かに「マシ」。
  所々良いカットもあったしねえ。
  このレベルならまだ文句はないんだけどねえ。
  しかし流石はワタナベシンイチ絵コンテ。
  「作画が良ければ」面白いねえ。
  所々のパロやらもいいしねえ。
  このアニメ、結構「いいもの」持ってると思うんだけど、それらを全てがクサレ作画とヘタレ声優が殺してしまってるよね(爆)
  もったいない。
  で、次回は凉子の恋心?
  野川さくら、結構絵が上手いな・・声優よりアニメーターの方が向いてるんじゃ(笑)
  というか、このふたりレベルのアニメーターがやってそうな番組ではあるな、これは(爆)
◆第8話「海と水着と幽霊島」
  脚本(松井亜弥)、絵コンテ(江口摩吏介)、演出(藤本よしたか)、作画監督(江口摩吏介、青野厚司、斎藤良成)
というわけで今回は、海で水着で幽霊話。
  でも、せっかくのサービスシーンもヘタレまくりの作画では萌えないです(爆)
  話や演出自体はそれ程悪くないとは思うんだけどねえ。
  でまあ、どうやら話も少しづつ進んでいるようである。
  果たしてウィラード・ゲーツの目的とは?
  京極幻夜の正体とは?って感じである。
  で、次回は魔法のウェィトレス・オイスタールル!、ではなくて魔女っ娘7人衆!!
  話自体の馬鹿度は好きなんだけど、やはり作画をなんとかした方がいいよねえ(爆)
  この作画じゃ、キャラデの後藤圭二も辛いよねえ・・。
◆第7話「再戦!お昼の決闘」
  脚本(三科ユキオ)、絵コンテ(ワタナベシンイチ)、演出(北之原孝将)、演出助手(山本寛)、作画監督(三好一郎)
というわけで今回は、神矢大作を巡ってのお弁当、真昼の大対決!
  いやあ面白い。
  作画に若干ムラはあるけども、演出の高さがもう素晴らしい!
  今回の絵コンテはやはりというか、ワタナベシンイチ。
  この前のは作画の低さがゆえにテンション低めだったが、やはりある程度作画が揃うとワタナベシンイチ絵コンテは面白いわ。
  もう、構図とかカット回しとかがホントにテンポいいからねえ。
  作画がそれほど良くなくてもこれだと、面白いよなあ。
  「料理の鉄人」とか「ジェットストリームもどき」とかのお約束パロディもいい感じであった。
  やっぱこの作品はドタバタしてなんぼかもなあ。
  演出事自体はテンション高くて悪くないんだけどねえ・・やはりムラのある作画が足引っ張ってるなあ。
  で、次回は海と水着と幽霊というお約束。
  そいや、音響監督は井上和彦なのだなあ。
  下手くそ新人相手に大変だなあ、っていうかなんか適当だぞ(爆)
◆第6話「異世界からの脅威」
脚本(松井亜弥)、絵コンテ(上條修)、演出(江島秦男)、作画監督(柳瀬雄之)
というわけで今回は、前回同様異世界ソルバニアに迷い込んだ涼子たちは、謎の化け物と戦うって話。
  なんか・・これまた前回同様のヘタレ作画。
  そろそろ息切れって感じであろうか。
  1ク−ルもので息切れするなよな、って感じではあるが(爆)
  なんか、かつてのロストユニバース、サイバスター、ヴァイス、メダロット魂、でもってシスプリを思い出すねえ(爆)
  まあ、こういうことってたまにあるからなあ。
  これだけアニメの数があるんだからこういう事が起こるのはまあ当然なんだけどねえ・・南無。
  でまあ、内容は涼子たちを狙っているのは謎の四神官とか、涼子たちの力は神威の力ってわかったってことだな、まあ。
  で、次回は弁当バトル。
  次は大丈夫かなあ・・やばそうだ。
◆第5話「強襲!凶ッ風」
脚本(三井秀樹)、絵コンテ(ワタナベシンイチ)、演出(西山明樹彦)、作画監督(陳梅花)
というわけで今回は、涼子と静馬を襲う3人組、京極刹羅(三木眞一郎)、久遠七瀬(茂呂田かおる)、不動秋嵩(石川あきひろ)って話。
  何か作画が荒れてきたなあ(苦笑)
  しかし今回の話は絵コンテにワタナベシンイチだったのか?
  でも、あの作画ではワタナベシンイチの良さを出せてなかったな・・残念。
  で、次回は今回の続きで異世界からの敵との戦いって話。
  これGONZO作品だったのだなそういや・・その割りには(爆)
◆第4話「深遠なる少女の瞳」
脚本(松井亜弥)、絵コンテ(加瀬充子)、演出(岡崎幸男)、作画監督(青野厚司)
というわけで今回は、美雪ちゃんの誕生日でドタバタって話。
  なんつうか、色んな意味でパワフルでドタバタした脚本・演出・作画・声優だな、このアニメ。
  でまあ、今回は野川さくら演じる巫女少女、美雪ちゃんの誕生日。
  美雪ちゃんが産まれたことで、お母さんは死んでしまったようだ。 
  ラストはちこっと感動したよ。
  にしても、あの妖魔獣と、レイハ(柚木涼香)っていうのは何者なのであろうか。
  で、次回は変な3人組登場。
◆第3話「剣の道、入門!」
脚本(三科ユキヲ)、絵コンテ(佐藤英一)、演出(持丸孝行)、作画監督(窪敏、飯塚一幸、寺沢伸介)
というわけで今回は、南雲慶一郎の正体を調べにやってきた飛天神社に、剣術を習うために入門する涼子って話。
  飛天で御剣っていうのはるろ剣を意識しているのであろか?・・それとも本当にそういう流派があるのであろうか?
  で、今回はやっと野川さくら演じる鬼塚美雪が登場。
  でも全然しゃべらなかったので下手なのか上手いのかはよくわからなかったなあ。
  まあ次回はよくしゃべるらしいけど。
  しかし、何か今回は作監が3人態勢だったのか、作画が安定してなかったなあ。
  で、次回は美雪の誕生日?
◆第2話「史上最強の男 参戦!」
脚本(松井亜弥)、絵コンテ(海苔眉)、演出(佐藤英一)、作画監督(関口雅浩)
というわけで今回は、前回の最後で現れた謎の妖魔獣と戦った涼子は記憶を失くしてしまう。
  そして草薙静馬(関智一)との再戦の途中で現れた男、Kファイト創始者・南雲慶一郎と(小杉十郎太)と出会うって話。
  やっぱりすげえ格ゲーチックだなあ。
  なかなかに格ゲーチックなバトルがいい感じである。
  きちんとバトルに「流れ」があるのがいいよねえ。
  で、あの謎の妖魔獣とは、南雲慶一郎の正体とは果たして何なのであろうか。
  ってことで、次回は涼子が剣の道に入門。
◆第1話「サムライガール見算!」
脚本(松井亜弥)、絵コンテ・演出(加瀬充子)、作画監督(いちかわけいぞう)、作画監督補(小沢誠)
というわけで、富士見ファンタジア文庫で出版されていて、ドラゴンマガジンでも連載中のライトノベル、リアルバウトハイスクールがついにアニメ化。
  ちなみにまだ自分は読んだことありません。
  キャラデザはどうやら後藤圭二さんのようである。
  で、主人公の御剣涼子を中心に、私立大門高校で繰り広げられるKファイトと呼ばれる格闘大会でのドタバタ格闘アニメのようである。
  あ、なんかメチャクチャ好み。
  サンデー系のらんま1/2とか、格ゲー系のあすか120%を思わせるような、ドタバタ格闘コメディ風味がかなりツボに入った。
  これは原作は読みたいなあ・・やっぱ原作付きアニメは、原作読みたいって思わせないといかんよねえ。
  しかも、昔はほんとによくあった、普通に見せてる正統派パンチラなのもいい!
  格闘アクションも結構凝っていて作画もなかなか良く、ライトでポップでテンポよくハイテンションな演出もいい。
  というわけで、かなり気にいりました。
  今後が楽しみです。
  でもEDとスペシャルEDは戴けない。
  実写、しかもコスプレは勘弁な!(爆)
  しかし、これが木村郁絵(涼子)と野川さくら(美雪)か。
  アイドル声優として、ラジオとかで活躍してるらしいのは知っていたが、声優やってるとこ見たのは初めてだな。
  あんま声優には興味がないからなあ。
  そいや、二人ともちょっと下手くそだったね(爆)
  で、次回は史上最強の男参戦!