◆最終話「心の中の、正義」

というわけで、ランディム最終回。
e4に侵入した和人とユウ、そしてかんなたちは、e4を止めるためにコントロールルームへ向かうって話。
まあ、まあまあといった感じかな。
一応ちゃんと収集はついているけど、なんとなく物足りない感じが。
特に、和人が正義のために戦っているっていう描写がちと説得力ないんだよなあ。
なんか、彼の場合まだ正義までは行きついてなくて、私怨と女の色香に惑わされたような気がする(笑)
しか、やっぱり細かいCGの描写は良かったように思う。
特にあのホロビジョンが良いねえ。
でもって、あの女大佐も死んでしまい、ジーザスは解体されてしまうのだな。
でもガンダムほどに切なさ満開にはならなかったんだよなあ。
あと、ゆうも何と生きていたケンと再会したようである。
良かった良かった。

で、総論。
まあまあだったな。
完全にガンダムのオマージュ(パクリ?)として作られた本作だが、なかなかにガンダムテイストを出していたのは良かった。
でも、前半は良かったのだが、後半の和人がグリーンフロンティアに行ってからがちょっとダレたなあ。
和人君が自分たちの正義に迷って行くというのはいいと思うんだけど、それが自分の「心の中の正義」まで行き着けていなかったような?
なんか、私怨と色恋の迷いで戦ってたような気がするんだよなあ。
あと戦いに対する喜びと。
できれば正義まで行き着いて欲しかった気はするな。
まあやはり1クール(13話)というのが短すぎたな。
せめて2クール(26話)あればジーザスの時の和人と、グリーンフロンティアの時の和人をもっと深く描写できたと思うのだが。
特にクリーンフロンティアの描写がちょっと薄かったかな。
ガンダムはその辺りを上手く描写できていて、
官僚主義で腐敗化している連邦、そして選民思想による独裁政権のジオンという対立の構図を描いて、
戦争の不毛さや、虚しさを表現できていたからねえ。
そしてそんな戦争を終わらせるかもしれないという人類の希望の象徴としてのニュータイプ描写とかね。
そこまで言うのは酷だが(笑)
まあ、もうちょっと時間があればもっと良くなったのではないかなあ・・残念。
で、完全フルCGアニメの本作であったが、まあCGは結構良かったと思う。
特に奥行きある細かい描写とかは凄かったからねえ。
でも、アクションとかと考えるといまひとつスピード感や、迫力に欠けていた風に思うな。
その辺り、ゾイドは上手かった。
あと、やはり完全3DCGキャラはどうも合わないな。
確かに良くできてはいたけど、やっぱ個人的にはメカはともかくキャラはセル絵(2D)じゃないとなあ。
できればゾイドのように、メカは3D、キャラは2Dっていう方向に進んで欲しいね。
というわけで、まあまあな作品であった。
これからの進歩に期待。


◆第12話「僚友、突進」

というわけで今回は、ア・バオア・クー攻防戦、もといe4攻防戦。
そして、ついに和人とかんなが対決。
うむう、しかしホントにガンダムだな、この番組。
超兵器の阻止、引かれ合うもの同士の対決、戦争が生み出す悲劇、それぞれの正義、泥沼化する戦い、とかとか。
ホントにガンダムのオマージュだねえ。
ガンダムのそれらの要素を上手いこと分解して、構築しているとは思うけど、やはり、今一歩押しが足りない気がするな。
やはり13話ではちょっと短いかな。
フルCGがゆえの演出作画のもったり具合とかもあるしね。
まあ、結論は終わったあとに書くか。
で、とうとう和人に告白したかんな。
果たしてどうなるのであろうか?
あ、そういやケンってばあっさり死んじゃったねえ。
で、次回は最終回。


◆第11話「伝わる、伝わらない」

というわけで今回は、宇宙要塞e4を巡っての、ジーザスとグリーンフロンティアの総力戦。
本当にそれでいいのか和人って感じではあるな。
にしても、ケンって思わせぶりなことを言ってはいても、ホントは何も考えてないんじゃねえかと思うよねえ(笑)
まさか、死んじゃうのかな?
さて、この泥沼の戦いの行き着く先は果たして。
で、次回はついに和人とかんながついに決闘?


◆第10話「追撃」

というわけで今回は、和人の宇宙での戦い。
そして、錯綜するジーザスを巡っての陰謀劇って話。
で、やっかいものとなったジーザスを政府は尻尾切りしようとするが、首相の暗殺によりそれは白紙となったのであった。
なんかもう泥沼だねえ。
で、それろは関係なく和人は宇宙での戦いでその力を覚醒させるのであった。
「12機のリックドムがたったの1分でか・・」(うろ覚え)を思い出した(笑)
いやまあしかし、戦争って空しいよね。
もう、何が正義わからないね。
で、次回はとうとう和人とかんなとの戦い?


◆第9話「e4、発射」

やはりサバタイ前のモノローグが一番物語の的確さを語ってるな。
というわけで今回は、ジーザスによる国際宙域の掌握のために打ち上げられるe4。
そして、それを阻止すべく戦う和人たちグリーンフロンティアって話。
とうとう和人がグリーンフロンティアの一員となってしまったことが、03小隊のみんなにわかってしまったのであった。
で、e4は打ち上げられ、戦いは宇宙へ。
日本政府とも隔絶してしまったジーズスの戦いはどうなるのか。
うむ、続きが楽しみである。
やはりガンダムのオマ−ジュらしく、それぞれの戦い、心の動きが丁寧に描かれているのが良いね。
しかし、まだかつての仲間を殺さなかったの良かったな。
で、次回は宇宙での戦い。
しかし、相変わらず次回予告は、シリアスな本編とは違い漫才で笑える(笑)


◆第8話「縮まぬ、距離」

というわけで今回は、膠着した戦局打開のためにe4の打ち上げが着々と進み、新型RBにかんながパイロットと決まり、
その裏では和人が戦う意味を見失い苦悩するって話。
いやあ、やっぱりガンダムだな、これ(笑)
組織同士の戦いの下で、個人がそれぞれのドラマを築きあげているところとか、
信頼しあっていた仲間や、恋人同士が戦い合うことになるところとか、
戦いの意味を見失い始める主人公、戦いの中でのラブロマンス、上官が女性士官、父と子、
そして戦局打開のために起動する超兵器とかとか。
完全にガンダムのオマージュだな(笑)
まあ、俺はオマージュとか好きだから良いけど、嫌な人は嫌かもなあ。
ちと、オリジナルな部分が少ないからねえ。
リミックスはしてるけど。
まあ、それはともかく今回は暗喩的に使われていた描写が印象的であった。
ワインとか、そして花とか。
やはり、あの花が散ったっていう描写は「やっちゃった」ってことなのだろうか?(爆)
しかし、この分だと和人とかんなは宿命の対決をすることになりそうだな。
白いRBの力とは、そしてジャスティスフォースとは何なのか。
さて、どうなるか楽しみである。
戦争っていうのは人と人が戦い、それぞれの正義で動いているからねえ。
さて、悪いのはいったい誰なのやら。
で、次回はe4発射である。
決戦はやはり宇宙かな。


◆第7話「君を信じよう」

というわけで今回は、グリーンフロンティア基地に再度襲撃するジーザス部隊、そしてその中で揺れ動く和人って話。
で、どうやら宇宙への核廃棄の利権を巡る争い、企業間抗争がこの戦いの原因らしい。
グリーンフロンティアは23の国と企業が参画した国際企業組織で、まあ地球連邦みたいなもので、
ジーザスは日本を拠点とする組織で、まあジオン公国みたいなものなのだな。
まあヤクザの縄張り争いみたいなものか。
さて、どっちに正義があるのだろうね。
やはり国際基準を破っているジーザスか?、でもグリーンフロンティアにも大国のエゴのようなものも感じるからねえ。
話し合いで解決できないものなのかねえ・・まあ無理か。
で、前回からグリーンフロンティアへと居着いている和人はジーザスとグリーンフロンティアの間で、揺れ動いている模様。
っていうか単に、美人の姉ちゃんにそそのかされてる気が(笑)
まあ、ジーザスに見捨てられたっていうのもあるだろうけどね。
しかも何か戦いに対する喜びみたいなものも感じ始めているようだし。
どうなるんだ和人君?
それにしても、やはり一介の兵士がそれぞれの正義や信念を信じて戦っているって感じの描写が良いよね。
で、次回はE4兵器出撃?
ケンがボケキャラに(笑)


◆第5話「侵攻作戦」

というわけで、今回はグリーンフロンティアによる、ジーザス本部への本格的侵攻作戦。
お、面白すぎる・・。
もう、ドラマの作り方、セリフの選択の仕方が最高。
いや、まあホントに「ガンダム」で「富野」のオマージュなんだけど、アプローチの仕方は一応違っているからいいでしょう(笑)
アムロと違って和人は非常に前向きで、そして強い。
その辺が非常に共感もできるしね。
この作品は、組織同士の対立の不毛さだけでなく、和人という少年の成長、生き方をも描いているからねえ。
今回一番のお気に入りは和人と父との会話の所が最高。
特に父の太いたくましい腕と自分のか細い腕とを比べて、「がんばるよ」っていう、あの何げない描写が非常に巧み。
こういう何げない描写の積み重ねがドラマに厚みを与えるんだよなあ。
そして、それぞれの「戦い」への恐怖や不安の描き方も、非常に素晴らしい。
暗闇の中の戦闘も、ちと暗すぎてわかりにくかったりもしたが、
スピード感があり、非常に緊迫感、緊張感があって良かった。
「AI能力」を使っての戦闘や、「富野セリフ」をしゃべりながらの戦闘とかは、まんまガンダムだったりしますが(笑)
「みんなで生きて帰ろう」とか「君を守りたい」とかいうのも良いですな。
で、どうやらE4というのは核とは違う大規模破壊兵器のようである。
プラズマ弾殻のようなエネルギー兵器の一種かもしれないな。
いやはや全く面白い。
ストーリーとドラマでこれだけ魅せる作品も珍しい。
この頃の作品は基本的にキャラ中心だからね。
で、次回はグリーンフロンティアに救出される和人って話らしい。
次回予告、やっぱ笑える(笑)


◆第3話「第三の刺客」

というわけで、今回は地上での演習、そしてジーザス基地へとやってくる女記者と謎の男たちって話。
う〜ん、面白い。
完璧にガンダム・・リアルロボットものへのオマージュとなっているな。
細かい「ドラマ」を巧みに積み重ねていっている所が非常に好感が持てる。
これ作ってる人(脚本演出は日本人かな?)は、相当なリアルロボ(特に富野)好きと見た。
主人公である和人やかんなが、「戦い」という状況に流されて、とまどい、傷つき、そして決断するみたいな所が出ていて良いよね<余談だが、オーディアンもそういう作品だと思っていたが、途中からわけがわからなくなった(笑)
もう富野御大が作っているのではないかと思うほどの、「ガンダムセリフ」のオンパレード(笑)
いやあ、いい感じだよ。
今回は、ロボの戦闘シーンもなかなかに良い感じであるしね。
まあ俺的には、動きはともかく、もうちっとカットワーク(演出)に凝って欲しい気もするが、まあこのぐらいなら十分でしょう。
これからは3DCGロボも、どんどん高いレベルへと移行して行くのだろうな。
楽しみである。
確かに3Dより2Dの方が好きなんだけども、これはドラマやストーリーのレベルがかなり高いので、凄く良いね。
まあ、正直2Dで見たかったってのはあるけどね(苦笑)<それならアニオタにも評価されたろうに
果てして今回出てきた女記者や、グリーンフロンティアとは別と言う組織などがどのように関わってくるのか。
そして、E4とは。
非常に楽しみである。
で、次回はそのE4が動き始めるようである。
次回予告、おもろい(笑)


◆第2話「初めての闘い」

というわけで、ランディムの2話。
今回は、和人達が初の空間戦闘を行い、グリーンフロンティアのランディムと戦う話。
なかなかに面白いのだが、空間戦闘の動きが重い!
もっとテンポやスピード感が出ないものだろうか?
なんか、動きがもったりしてるんだよなあ・・テレ東のポケモンチェックのせいかなあ。
確かに作画的密度は非常に高いんだけどねえ。
2Dの場合だと、カット&カメラワークやアニメーターの中割りの上手さなどで凄いテンポやスピード感が出せるんだけどなあ。
でも、3Dは3Dなりのテンポやスピード感が出せると思うんだけど。
今後に期待。
しかし、メカ描写などの細かい「画作り」は流石であった。
あと、戦闘時のキャラの区別がつきにくかったな。
リアルなのはわかるが、バイザーはちと邪魔だ。
にしてもこのランディムって・・ちょいガンダムだね(笑)
どちらの軍隊にも正義があり、そして正義がないあたり、連邦vsジオンだし、
AI能力はニュータイプ能力だし、
和人とカン・ドゥターは、アムロとシャアだね(笑)
いや悪いっていってるのではなく、やはり基本に忠実で王道なのは心地よいね(笑)
で、次回は地上戦闘?


◆第1話「適合者、集合」

というわけで、日本と韓国の共同製作によるアニメ、「RUN=DIM」。
なんと、全てが3DCGで作られた意欲作である。
なんか巷では、バカチョンアニメとも言われているが(爆)、
どうしてなかなかいい感じである。
設定は、温暖化により大陸の1/10が沈んでしまった21世紀。
「日本政府」から独立した軍隊「JESAS」は、核廃棄物を宇宙に投棄することで外貨を稼いでいた。
それを知った国際民事機関「GreenFrontier」は、AIと呼ばれる超感覚を利用したロボット兵器「RB」を率いてジーザスに宣戦を布告。
ジーザスもまた対抗するため、日本各地からAIを持つ少年少女を集めて戦場に投入した。
で、今回は主人公である和人とかんな達少年少女が宇宙へ行くまでを描かれている。
日本での放送と、韓国での放送では微妙に話が変わっているらしいのだが、
なんか繊細な人はそこはかと韓国の日本への悪意を感じるらしい(笑)
まあ、敵は「日本軍部」だからねえ。
俺みたいな国際感覚ゼロのオタは、韓国の事なんか猫のひげの先ほども意識したことはないのだが、
結構韓国のこと意識してる人って多いのかもしれないな。
まあ、向こうがこっちに敵意バリバリのせいかもしれないけどねえ。
いじめられた方はずっと根に持つってヤツなのだろうなあ、はっはっは(笑)<笑い事やないて
まあ、日本政府が腐敗しているっていうのは事実だしねえ。
しかし、「軍隊」という点では、向こうの方がヤバゲな気はするんだけどねえ。
徴兵制度もあるし。
南北和平が進みつつあるとはいえ、まだデフコン状態だからねえ。
仮想敵の多い国だねえ、とか思ったり(笑)
まあ、それはともかくランディムである。
うむ、なかなか良いのではないだろうか。
設定とかは、まあどこかで見たような設定ではあるが、それ以上に演出・作画が素晴らしいね。
特にCG描写はかなりの出来。
金も手間暇もかかってそうだねえ。
まあ、しかしメカはともかく、キャラまでCGだからなあ。
テライユキには萌えにくいな、俺は(笑)
まるで、人形劇でも見てるようであった(笑)
いやしかし、レベルは高いんだよ、ホント。
まあ、これからどんな感じで話が進み、そしてメカ描写などが行われるか楽しみである。
とりあえずは「かんな萌え」ってことで(笑)
そもそも、俺は「大人たちの起こした戦争に巻き込まれて、戦う少年少女達」というシチュエーション自体好きだからな。
で次回は、宇宙へ・・そして初めての戦い。
うむ、楽しみである。
あ、そういやEDの「HeavenKnows」という歌がなかなかに良い。
水樹奈々って歌上手いんだなあ。


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