◆しにがみのバラッド。

公式サイト
http://www.momo100100.com/
WOWOW内公式
http://www.wowow.co.jp/anime/100100/

キャスト
モ モ:小林晃子
ダニエル:清水愛

スタッフ
原作:ハセガワケイスケ(メディアワークス・電撃文庫刊)
小説イラスト:七草

監督:望月智充
シリーズ構成・脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン・総作画監督:堀内博之
色彩設定:佐藤直子
美術監督:橋本和幸
撮影監督:沖野雅英
編集:岡祐司
音楽:MOKA
音響監督:望月智充
音響制作:神南スタジオ
アニメーション制作:グループ・タック
アニメーション制作協力:銀画屋
製作:ポニーキャニオン

コミック連載:LaLaDX【白泉社刊(隔月10日発売)/作画:和泉明日香】


◆第5話「ほたるのひかり。」3
脚本(吉田玲子)、絵コンテ・演出(中島聡)、作画監督(牛島勇二)

というわけで今回は、宮崎エコ(大浦冬華)は、お姉ちゃんの幽霊に会うために小学校に侵入するって話。
今回は、第1話のキャラクターである公太が再登場。
公太が絡んでの、ちょっといい話で落とす辺りはいつもと同じ感じでもあり、それほど語ることはないかなあ。
どうにもテンション低めな内容と、ちょっと「ハートフル」さ加減がどうにもこうにも押し出しが弱く、いまいちやはり盛り上がりに欠ける感じである。
まあ、こういう「ちょっといい話」ってところが原作の持ち味なのかもしれないけども。
で次回は、こころのたび。
次で最終回かな?


◆第4話「あきのまほう。」4
脚本(吉田玲子)、絵コンテ・演出(望月智充)、作画監督(今泉賢一)

というわけで今回は、母を亡くした少女・風間千秋は(佐土原智子)、母の代わりとして頑張るって話。
なんだか、大分この感じにも慣れてきたな。
モモはようするに「バニラエッセンス」であり、「被死者」に対するアフターケア・・カウンセリングをする心優しい親切なしにがみさんであり、バニラエッセンスのように残されたものにちょっとした「後押し」をしてくれるんだな・・ってこれ前にも書いたっけ(笑)
「家庭訪問」っていう言い方が妙だったな。
まあそんな感じで毎回ちょっといい話であり、今回は望月演出に今泉賢一による一人原画もあってか淡々とほのぼのとした日常的なムードも満載で、最後はちょっと心温まる感じが残るのがいい感じになってきた。
まあ流れは見えてきたし、これなら全6話ぐらいでもちょうどいい感じかもな・・あんまりたくさんやると飽きるしね。
で次回は、ほたるのひかり。


◆第3話「ひかりのかなた。」4
脚本(吉田玲子)、絵コンテ・演出(木村隆一)、作画監督(堀内博之)

というわけで今回は、じいちゃんの残した遺言のゲームをするためにじいちゃんの田舎へと行く市原カンタロウ(豊永利行)って話。
やっぱ、基本は「残された人々」のドラマのお話なのな。
死ぬ本人のドラマが中心だった「死神くん」とは、「しにがみさん。」はちょっとアプローチが違うのだな。
そんな感じで今回も、モモとダニエルが残された人々のために、ちょっとしたおせっかいをするという今までと同じ流れであるのだが、今まではどこか辛気臭さが滲み出ていた感じがあるのだが、死んだじいちゃんや主人公のカンタロウに暗い側面が少なかったせいもあって、話の流れとしても落とし方にしても辛気臭さよりも爽やかさの方が前に出ていたせいもあってか、見終わった後はちょっとした爽快感があり気持ち良く今までで一番面白かった。
なにより、前回よりもさらに強化されてるツンデレぶりを見せつけてくれた、三橋加奈子演じる幼なじみメガネっ娘委員長・トマトが激萌えだった(笑)
旅館での足だけ見せるカットとか雰囲気が出てたのもいいが、なによりエロくてフェチ臭く素晴らしかった(笑)
しかし、モモって死神本来の業務より、こういったアフターケアばっかちゃってるんだろうか?
で次回は、あきのまほう。


◆第2話「さかなのころ。」3
脚本(吉田玲子)、絵コンテ(望月智充)、演出(中川聡)、作画監督(牛島勇二)

というわけで今回は、姉の突然の死を乗り越えられずにいる少年・浅野水月(甲斐田ゆき)の前に、死神のモモが現れるって話。
うわあ・・なんて青臭くて恥ずかしい話なんだ・・。
ってな感じで今回は、なんだかラノベっぽい非常に青臭さ溢れる「青春」話であり、その青臭い恥ずかしさと、望月演出らしい淡々と地味にテンション低く進められる画面作りで前と同じくいまいち乗り気れんものはあったのだが、作品の流れ自体は見えてきた。
ようは心優しい死神であるモモが、「残された人」のためにおせっかいする話なんだな。
今のとこ、(死神のルール的にそうなのかもしれないが)死ぬであろう本人自体には接触してないもんな。
そんな感じで「本人」自体より、その残された「周辺」の人々のドラマを描いて行く感じのようである・・いや、今後変わるかもしれないが。
あとはまあ、その流れに乗れるかどかだが、今のとこテンション低めの青臭さすぎなとこはちょっと乗り切れないかも。
とりあえず今回は、ツンデレっぷりが全開だった植田佳奈演じる少女が萌えた(笑)
で次回は、ひかりのかなた。


◆第1話「きみのこえ。」3(55点)
脚本(吉田玲子)、絵コンテ(望月智充)、演出(木村隆一)、作画監督(堀内博之)

というわけで、原作・ハセガワケイスケ、イラスト・七草の「しにがみのバラッド。」がアニメ化。
自分は、原作は持ってますがまだ未読です・・最近こんなのばっかだ・・。
まあしかし、どうやらこれも前の「半分の月がのぼる空」と同じく全6話らしいんだけども、この枠はラノベ全6話枠になったりするんだろうか?
あんまりサクサクと消費して行くのはもったいないとは思うんだけどなあ・・。
まあそれはそれとしてスタッフは、シリーズ構成・脚本は吉田玲子、キャラクターデザイン・総作画監督は堀内博之、監督は望月智充、アニメ制作はグループタックという構成。
で今回は、少年・公太(金田晶代)は喘息持ちの少女・麻依(斎藤千和)と共に猫のブルーを育てることになるって話。
う〜ん、まあまあかな。
テクニカルな吉田玲子・脚本に望月智充・絵コンテにと、説明過剰でなく二人の関係や状況説明をする淡々として情緒感豊かな物語展開や画面作りなどは良かったのだが、ネタとしてえんどコイチの傑作漫画「死神くん」のように、「死」を題材に取り上げていて、「死ぬこと」が前提で話が進んでいるせいもあってか、「オチ」がわかっている感じがあって、どうにも乗り切れなかった。
死神のモモが最後にガツンと出てくるのは良いんだけど、結局何が言いたいのかよくわからなかったつうか、そんな感じが・・(笑)
まあオムニバス形式で短編を放出して行く感じのようだし、もしかしたらガツンと良い話があるのかもしれないので、今後に期待かな。
あと、モモ役の小林晃子って人がいまいち上手くなくてこもり気味な声があんまりだっなあ・・清水愛か斎藤千和にやらせれば良かったような気が・・(笑)
で次回は、さかなのころ。


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