◆第12話(最終回)「あなたの声に心は開く」
で、ストレンジドーン最終回。
  まあ普通の感覚からいえば、あれは絶対納得いかないだろうな・・(苦笑)
  はっきり言って、まるで富野の「皆殺しエンディング」のようだからね。
  なんも謎とか答えてないからね〜〜。
  しかし、物語的には完結してなくても、テーマ的には完結したからね。
  いや、マジで(笑)
  あのラストのアレが全てであろう。
  ようするに、「言いたいこと言おう!」「やりたいことやろう!」「正直に生きろ!」「本音を言え!」etc、etc・・、
  ってことだわな(笑)<たぶん見たまんまでしょう
  「おわり」って出ちゃった時は、笑っちゃたよ、俺は(笑)
  はっきり言って、メチャクチャだよこれは(苦笑)
  戦争映画で出演者がみんな最後に、「戦争やめろ〜〜!!」って叫んで閉めるようなものだな・・(苦笑)
  これは、批判意見出まくるぞ〜〜。
  佐藤順一監督にしては、ホント珍しい作りだな・・。
◆第11話 ストドン「苦い喜び、甘い責め苦を」
 今回はなかなか良かった。
  少しづつでではあるが、事態は推移しているしね。
  特に今回は奈津野さんが、マニに心情を吐露するところが泣けたね。
  彼女は自分自信の無力さや、偽善行為をわかっていて、
  でも、何もできなくても何かがしたいと思っている感じである。
  そして、宮部は自己欺瞞のように生きるくらいなら、本音を吐いて、
  何もできないなら何もしない方が良いと思っているようである。
  まるでネガとポジのように、両極端なふたりである。
  でも、元の世界にでふたりが、「異端」であった、「違和感」を感じていたというのは同じようである。
  で、今回は久々にレビアンが復活していた。
  今は、傷を負っているようであるが、これからの彼女の活躍に期待したい。
  あと、とうとうレカは靴下を脱いだが、シャルはそれを受け入れなかった。
  いったい何を考えているのかヤツは・・(笑)
◆第10話「消え去れ、やさしい面影よ」
 相変わらずモメモメやね、君ら(笑)
  なんつうか、全然進展しないな〜〜(苦笑)
  確かに、状況自体は変化しているのかもしれないけど、
  精神的進展が、なんかなくて、みてて辛い・・。
  まあ、確かにそっちの方が「現実的」かもしれないけどさあ・・。
  やっぱ、カタルシスがないと、どうもね〜〜(苦笑)
  状況に対する受け身や、逃避ばっかな気がしてさ〜。
  「動き」っていうのを感じられないんだよね〜〜。
  ああ、やはりレビアンは偉大であった。
  もう3話しかないっていうのに、本当に終わるのだろうか・・、この話(汗)
◆第9話「憐れみも、誉れも、愛も」
 うう、また暗くて地味な展開に(笑)
  せっかく、仲良くなり初めてたかと思ったのに、またもや一波乱が・・。
  ダールが村の男達をアジテートして、徴兵して出陣したまま帰ってきてないんだね。
  そして村の人々はやりきれない思いを、その場にいなかったエリとユコ、そしてシャル達にぶつけると。
  相変わらず、痛い作りだなあ・・。
  なんか次回も暗そうだね〜〜(苦笑)
  でまあ今回はやはり、マニが良かったね。
  でも、その場を上手くまとめる性格がゆえに、滅私してしまう、マニの明日はどっちだ!(笑)
  にしても、やはりレカとユコは、自分勝手、自己中心が故に好きになれない・・。
  しかし、レカとユコのような「個人主義」(利己的)が一概に悪いわけではないのだよな〜〜。
  レカとユコに対比すると、マニやエリはなあなあなで日和見な、「全体主義」(利他的)だからね・・。
  まあ、どっちも長所も短所もあるよね〜〜。
  俺はどっちかな〜〜。
  あ、そういや日和見といえば、「この日和見野郎!」ってのがあったね(笑)
  リヴァだと、昴治が「全体主義」で、祐希が「個人主義」か・・。
  「全体主義」(利他的)と、「個人主義」(利己的)との対立の構図か・・。
  リヴァとストドンの思わぬ接点(笑)
◆第8話「やさしい夕星よ」
 うわあ・・いきなり先週、そして前回からメチャクチャ話が転がりだして、
  メチャクチャ面白いな・・ストドン。
  今までのとろさが嘘のよう(苦笑)
  はっきり言って、一回だけでは感想は書ききれないが、見てすぐ書かないと忘れるからな、俺(笑)
  今回は、アクションもストーリーもメチャ良し!!
  無論、これは「レビアン効果」であろう(苦笑)
  レビアン、最高!!!
で、今回見た俺的イメージは、
  アクションが宮崎駿的、ストーリーが富野喜幸的って感じか。
  空飛ぶ馬に乗っての剣戟アクション、逃走劇・・、崖から落ちる!、走る!・・、
  飛び交う弓矢、切れかける橋の上でのアクション、
  非常に宮崎的カタルシスがあった。
  俺のお気に入りは、馬から落ちたベレーをエリとユコが、バレーボールの玉のようにトスして助けるのが良い!(笑)
  今回は絵コンテを、キャラデザの山下明彦さんが切っていたらしい・・。
  どうりで上手いはずだね〜〜。
そして富野的ストーリー・・。
  それぞれのキャラのドラマとか、政治的思惑とか・・。
  今回はティングルからの脱出劇であったのだが、そこに横たわる、思想的葛藤というかがよい。
  っていうか、すべてはレビアンに集約するのだが・・(苦笑)
  思想的葛藤とは、ハト派(レビアン)と、タカ派(デウム)の違いとでもいうか・・。
  魔人を「盾」として使おうと考えるレビアン。
  レビアンはそうすることで、ティングルを守ろうと考えたのであろう。
  それとは逆に、魔人を「剣」として使おうと考えるデウム。
  そうすることで、デウムはティングルをより豊かにしようと考えたのであろう。
  無論、彼の場合は私利私欲のための方が強いであろうが・・。
  そして、ずっと耐える生活をして来たティングルの者達は、デウムの考えの方に乗ったのである。
  しかし、魔人は「諸刃の剣」である。
  豊かさではなく、破滅をもたらす可能性の方が高いとレビアンは考えていたのであろう・・。
  実際の所、魔人にはなんの力もないのだから・・。
  だから、彼女はエリとユコの魔人達を「追放」しようとしたのであろう。
  例え、家族の名前までも言える仲間を殺してでも・・。
  あと、ダールも裏で画策している模様。
  次回にはそれが出るであろう・・楽しみだ。
  あと、ストーリー的には横手美智子の、女性的感性での描き方が出てると思う。
  今回の生理ネタだけではなく(笑)、
  そこかしこにある女性陣の肉感ある描写は、非常に女臭い(笑)<この辺も非常に富野的(笑)
  (恋愛描写が中心軸で回ったりするとことか・・(笑))
  それゆえに、男の描写がなおざりな気がするけど(笑)<この辺、富野は男も女も上手く描けるんだよね
  ストドンは結構女性ファンが多そうだな・・。
そういえば、今回はレビアンが魔人とは、「神に相反する者」みたいな感じで言っていたな・・。
  「神」が世界に秩序をもたらすものなら、やはり「魔人」は世界に混沌をもたらすものなのかもしれない。
  魔人とは、別世界からの異分子、異端なのであろう・・。
  ストドン自体が、アニメ界に「混沌」をもたらすために作ったみたいなことを言っていたからな・・。
  まあ、個人的にはあまりそういう大言壮語をはくのは好きではないのだが・・(苦笑)
  例・「今世紀最後の傑作」とか・・(笑)
  そして、「混沌(カオス)」のもたらす果てにくるものとはなにであろうか・・。
いやはやなにはともあれ、メチャクチャ面白かった。
  こういう暗くて重いのは大好きだ!!(笑)
  見所も多かったしね。
  あと、やはりストドンは音楽が最高に良い!
  ここっていうときに非常に盛り上がる。
  さあ、次回も楽しみだね!!
◆第5話「森を過ぎ、野を越えて」
 いやはや、まったくマジで地味だねえこの作品は(苦笑)
  今回は大アクションが見れるのかと思っていたら、そんなことはなく、
  いつものような、エゴエゴドラマのオンパレードだったね(苦笑)
  今回は、シャルの弟シュラ、グリアニア軍の隊長、それとレカとマニが合流して、
  もうしっちゃかめっちゃかに(笑)
  え〜と、で、グリアニアの属国(同盟国?)が、ティングルで、そのティングルの村の一つが、シャル達のベルゼーグル。
  んで、それらに敵対しているのがバルジダン派かな?
  で、アリラ王女は、ティングルの姫君だっけ?
  そのへんの構図がよくわからん(笑)
  あと、
  シャルはアリラ王女が好き、
  レカはシャルが好き、
  マニも実はシャルが好き、
  シュラも実はレカが好き、
  隊長は魔神様が好きって事なんだろうか、いまのとこは(笑)
  なんか、政治的思惑と同レベルで、恋愛ドラマが展開されてるな〜〜(笑)
  あと、今回はキャラ的に奈津野さんとマニが、
  言いたいことを言えない、周りに気を使うって感じで似てることがわかった。<集団主義
  で、それとは逆に宮部とレカは、
  自分に正直で、言いたいことは言う、周りに気を使わないって感じだね。<個人主義
  ちなみに俺的には、後者の2人は嫌いである(笑)
  我が儘な奴は嫌いだ(笑)
  今のところは、後者の2人ともヤな女にしか見えないな(笑)
  で、前回で、せっかく心が通い合ったかと思ったら、すぐにまた心がすれ違ってしまう2人。
  その原因は、洞窟での出来事を言わなかったことが発端ではあったが、
  その根本には、2人の「生き方」「考え方」「スタンス」の違いが見て取れる。
  その今ある場所で、精一杯やって、関係を築き、現実に対処していこうとする奈津野さんと、
  それとは逆の宮部。
  二人の溝は深い。
  まあ、どっちにしても、人とのコミュニケーションが下手くそなのは同じだけど(苦笑)
  次回、宮部が捕まってしまうようだが、この溝を埋めることができるのだろうか・・。
  そういや、今回は作画監督、近藤高光さんだったんだねえ・・気づかなかったよ(笑)
  で、次回は8/22・・2週間後か・・。
◆第3話「いつかのような暗い夜に」
 まるで、富野のようなドラマ話(笑)
  地味だけど、やっぱ上手いは・・。
  今回の話で、ストレドはドラマがウリだということが良くわかった。
  それぞれのキャラに、それぞれの感情、想いというのがあるのが、表情や仕草で表現されていた。
◆第1話「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」
つうわけで、ストレンジドーン第一回!! まずはOP・・。
  なんつ〜か、壮大で広がりのある楽曲が世界観とマッチしてるっつうか、 かなり良し!
  画面作りも素晴らしいしね〜〜。
  んで、本編だけどやはり思うのは、作画が綺麗!! 初回だからとはいえ、このレベルは凄いな〜〜〜・・。WOWOWはやっぱ、怖いね〜〜(笑)
  放映料が安い分、作画にまわしているっていう噂、ありゃマジかもね〜〜(笑)
  背景美術もメチャ綺麗だしね〜〜。
  音楽も、OP時と一緒で、世界観にマッチしててかなり良い!!
  管野よう子タイプの音楽だね。久石譲かも・・。
  で、宮部ユコと、奈津野エリの二人は、召還シーンなしでいきなり異世界にいるんだけども、
  なんつうか、2人が戸惑ってる感じがでてて良かった。
  でもな、「宮部!、てめ〜ギャーギャーわめくなうっとうしい!!」と思ったことは内緒だ(笑)
  俺は、ああいう、高圧的にギャーギャーわめきちらすタイプは苦手だ・・。
  奈津野さんの気持ちが良く分かるよ・・(涙)。ああ、過去のトラウマ・・。
  小人の村の描写とかも素晴らしいです。 っていうか、メモルだ!、メモル!!(笑)
  まあ、メモルとは違って、こっちはっ緊迫感漂ってるけどね(苦笑)
  あとキャラクターの表情とか、仕草とかも上手いしね・・。
  戦闘シーンのワラワラ感とか、血が出ると事かも良いしね〜〜。
  で、今回のクライマックス、墓地に隠れている2人に迫る敵の所は・・笑えたね(笑)
  奈津野さんが緊張しまくりなんで、これはゲロでも吐くかな?、
  とか思ってたらいきなり「変な躍り」で敵を撃退! 「キタキタオヤジ」かお前は!!(笑)
  奈津野さん・・逆ギレタイプだ・・。
  いやはや、やっぱストレンジドーン、面白いね〜〜!! これは、佐藤順一、本気と見た!
  次回からも楽しみですな。
  で、次回は「あたりは沈黙に閉ざされ」。
  宮部・・頼むから奈津野さんをあまりいじめないでやってくれ・・いや、マジで(笑)