◆ザ・サード〜蒼い瞳の少女〜
公式
http://www.wowow.co.jp/anime/third/
http://www.fujimishobo.co.jp/sp/thethird/
http://www.fujimishobo.co.jp/third/third.html
http://www.fujimishobo.co.jp/third/third02.html
コミック版
http://www.fujimishobo.co.jp/webage/thethird.html
-STAFF-
原作:星野亮/原作イラスト:後藤なお
(月刊ドラゴンマガジン連載 富士見ファンタジア文庫刊)
監督:神谷純
シリーズ構成:大西信介
キャラクターデザイン:山岡信一
メカニックデザイン:鷲尾直広
アニメーション制作:XEBEC
-CAST-
火乃香(ほのか):豊口めぐみ
イクス:浪川大輔
ボギー:石塚運昇
浄眼機:子安武人
ミリィ:坂田有希
フィラ・マリーク:田中理恵
ナレーション:小杉十郎太
◆第5話「蒼い天宙眼」3
脚本(小出克彦)、絵コンテ(神谷純)、演出(大槻敦史)、作画監督(足立慎吾)
というわけで今回は、ミリィに天宙眼を見られた火乃香は、自らの過去をイクスに語るって話。
今回は、第二原画に「レッツ&ゴー」の高見明男がいるせいもあってか、ZEBECらしいなんだかプリプリした作画であり、表情やら仕草やらが妙に可愛い感じであった。
そんな感じで「メカ仕様」の作画であった前回と違って、今回は「キャラ仕様」の作画での、ザンカンを死を経ての火乃香とミリィの感情の揺れうごめきは良くできていたわけだが、やっぱ地味だよなあこのアニメ(笑)
まあ原作好きとしては、地味にも丁寧に作り込んでいるので、満足な出来ではあるが。
で次回は、大地に吹く風・・ついに、BBと激突か?
◆第4話「蒼い殺戮者(ブルーブレイカー)」3
脚本(大西信介)、絵コンテ・演出(榎本明広)、作画監督・キーアニメーター(前田明寿)
というわけで今回は、ザンカン親子を蒼い殺戮者・ブルーブレイカーが襲うって話。
ついに、蒼い殺戮者・ブルーブレイカー(以下BB)が登場。
PSPもそうだが、BBも原作よりもアニメ的なマッシブな体型になっていて、重厚感があり悪くない感じ。
なにより、原画に羽原信義なんかを入れつつ手描きで作画されたメカはよく動き、地味に格好良かった。
でも、バトル自体はまだガチンコ対決ではなかったので、面白みはなかったけどねえ・・まあ、その辺は本番に期待か。
あと、これは原作どおりというか、火乃香のPSP用のエロスーツはきちんと再現されていたのは良かった。
それにしても、シリーズ構成の大西信介の脚本だと、やはりナレーションの比重が大きくなり、どうにも鬱陶しさを感じてしまうところがあるなあ。
原作の地文表現の一環ではあるんだろうけども、やはりやり過ぎるともったり感が増してしまうかも。
あとあと、火乃香の師匠であるウォーケンの声が秋元羊介なのは笑った・・東方不敗なんだもんな(笑)
で次回は、蒼い天宙眼。
◆第3話「砂漠の街」3
脚本(根元歳三)、絵コンテ(神谷純)、演出(孫承希)、作画監督(堀たえ子)
というわけで今回は、砂漠の街・エンポリウムタウンへと帰ってくる火乃香達って話。
いつもながら非常に地味な作りではあるが、非常に丁寧な作り込みでもあり、淡々と地味に面白い。
今回は砂漠の街・エンポリウムタウンの話であり、まったりと世界説明が描かれていて、この辺の確実な世界の広がりは流石は2クール(多分)アニメの余裕って感じだなあ。
キャラクターの関係性を描くコメディ部分もなかなかに楽しく、ボインボインな医療アンドロイド・メイリン(根谷美智子)とエロ医者・ノル(緒方賢一)との火乃香の絡みはコミカルでもあり、なかなかに良かった。
あと、ナレーションの方もこっちが慣れてきたせいもあるのか、ほどよい感じでそんなにうざくなくなって来た感じかな。
で次回は、ついに蒼い殺戮者(ブルーブレカー)登場!
◆第2話「慌ただしい一夜」3
脚本(小出克彦)、絵コンテ・演出(榎本明広)、作画監督(竹谷今日子)、メカ作画監督(松村拓哉)
というわけで今回は、謎の青年イクスを助けた火乃香はザンカン親子と再会するが、そこに自動歩兵を伴った浄眼機(子安武人)がやって来るって話。
うわあ・・やっぱ地味なアニメだなあ・・(笑)
もう、すごい地味で淡々としすぎてるわけではあるが、それでも原作を適度にアニメナイズして再構成しつつ、非常に丁寧な作り込んでいる所は好感が持て、原作好きとしてはやはり嬉しい。
今回特に気になったのは、火乃香の表情などがまるで少年漫画のように大きく崩してコミカルに描かれている所で、ちょっとやり過ぎ感がないでもないが、感情表現豊かな火乃香のキャラをほどよく表現しており楽しかった。
あと、火乃香とのラブラブっぷりを見せつけてくれたミリィ(坂田有希)もなかなかに可愛くい良い感じであった。
でも自動歩兵とのバトルは、前回に比べると派手さに欠け、コレはもう一押し欲しいところではあったなあ。
まあ自動歩兵は雑魚だし、今後の派手なバトルに期待といったところかな。
それにしても、やはり饒舌過ぎるナレーションはやっぱちょっと気になるところだなあ。
状況説明などをやるのはいいんだけども、やはり心情まで説明してしまうとどうにも蛇足過ぎるという感じが否めないからなあ。
あと、浄眼機が子安武人ってのはあまりにお約束過ぎではあったが、やっぱなんだかんだとピッタリあっててなかなか良かったです。
で次回は、砂漠の街・エンポリウムタウン。
◆第1話「ソード・ダンサー」4(70点)
脚本(大西信介)、絵コンテ・演出(神谷純)、作画監督(山岡信一)
というわけで、富士見ファンタジア文庫刊行の、原作・星野亮の「ザ・サード」が、ついに(いや、ホントにな)アニメ化。
自分は原作は読んでいて、結構好きです・・最近止まってるんですが(苦笑)
でスタッフは、シリーズ構成は大西信介、キャラクターデザインは山岡信一、メカニックデザインは鷲尾直広、ストリーボードデザインは久我嘉輝、監督は神谷純、アニメ制作はXEBECという構成。
今回は、なんでも屋である火乃香(豊口めぐみ)は、夜の砂漠で謎の青年・イクス(浪川大輔)と出会うって話。
最近のラノベアニメ化攻勢のあおりを受けてか、「ザ・サード」もやっとでアニメ化です・・正直、もうならないと思ってはいたんだけども・・(笑)
まあそれはそれとして、アニメの方はなかなかに出来が良くて、原作好きなものとしては満足行く出来であった。
原作の方は始まったのが結構前の作品でもあり、当時でも使い古されたSFガジェットが満載で「古臭い」感があったんだけど、21世紀にもなった今だと、さらにそれが助長されている感じであった(笑)
内容自体もこれまた地味で、アニメの方も原作に忠実というか、非常に地味な作りとなっていて、正直今の怒涛のアニメ群の中だと、一話の「引き」や「インパクト」としてはかなり弱い作りだったかな。
とはいえ・・地味でありつつも、非常に丁寧に真摯に作り込んでいて、原作好きとしてはかなり好感度の高い一話ではあった。
作画や美術方面も丁寧に作り込んであり、この作品の売りでもある「ソード・アクション」は地味ながらもよく動いていて、なかなか面白かった。
砂上戦車でもあるボギーも、ZEBECお得意のCGでセルとのマッチングもよくて、なかなか動いており良かったです。
でも、小杉十郎太のナレーションはちと、うざったい感じがあったかな。
小説の表現方法である地の文を、ああいった形で表現するという方法論はわからなくもないんだけど、設定説明だけでなく心情まで語ってるせいもあってか、妙にリリカルで野暮ったい印象となっている。
つうか、「昔戦争があった」って冒頭のところは、「ガンダムX」を思い出しちゃった(笑)
まあしかし、かなり丁寧に作ってくれそうな印象はあるので、今後を期待したいと思う。
で次回は、浄眼機登場。