◆第24話最終回「伝説(LEGEND)」B
脚本(ときたひろこ)、絵コンテ・演出(浜崎博嗣)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(桜井邦彦)、作画監督補佐(田崎聡、濱田邦彦)

というわけで、ついにエックスも最終回。
東京タワーで最後の決戦を迎える神威と封真って話。
まあまあ面白かった。
正直、ちょっとあっさりしすぎな感じかな。
神威の望み、願い、想いを、封真が引き継いだってことでいいのかな?
う〜ん、やはりもうちょこっと尺が欲しかった気がする。
でも、神威と封真のサイキックバトルは迫力があり、なかなか良い感じでした。
しかし、やはりこの頃のパターンとして、ノーマルEDでの最終回っていうのは、凄くあっさりして手抜きな感じがしますなあ。
にしても、後半は脚本演出に川尻監督が絡んでなかったのはなぜなんだろう。

で、総論。
なかなか面白かった。
長くてダラダラと続いている原作を上手くリミックスして、綺麗に話をまとめていたのが良かったです。
まあ、ちと地味すぎな感じはありましたが。
ネタ自体がトンデモなのは、まあ原作がトンデモだから仕方ないですしね(爆)
あと、演出作画も結構頑張っていましたが、やはり原作程の作画がなかったのは仕方ないですな。
原作の方は、演出作画だけは結構凄いですから。
残虐シーンの数々もね。
で、ラストもあんな感じかなあ、と。
富野的「皆殺しED」だった映画よりは遥かにマシでしたしねえ。
原作の方はどうなるんだろなあ・・というか終わるのだろうか?(笑)
スタッフのみなさんご苦労様でした。


◆第23話「天地(EARTH)」B
脚本(ときたひろこ)、絵コンテ(安藤真裕)、演出(太田雅彦)、福監督(遠藤卓司)、総作画監督(田崎聡)、作画監督(田崎聡、内田孝)

というわけで今回は、空汰を守るために地の龍となる嵐。
そして神剣の封印を解いた神威は、封真と対決するって話。
愛する男のために裏切るって言うのは、燃えるシチュエーションではあるが、ちょっと無茶っぽいかな、やっぱ(苦笑)
で、ついに空汰も嵐を守って死ぬ。
でも、その無茶で矛盾っぽい感じのせいか、ちと感動できなかった、残念。
やはり時間が短いせいか少し唐突なんだよなあ・・あと少し時間が欲しいところであったな。
あと、作画はなかなかによく、港でのサイキックバトル等が派手で格好良かった。
で、次回はついにエックス最終回かな?


◆第22話「背信(BETRAYAL)」A
脚本(筆安一幸)、絵コンテ(山本沙代)、演出(渡辺正彦)、副監督(遠藤卓司)、総作画監督(濱田邦彦)、作画監督(井上みゆき)

というわけで今回は、決戦が始まり、丁の真実が明らかにって話。
うわ、この辺りまるで知らない展開(オリジナル?)なので、それぞれの「背信」がテーマとなり、怒涛の展開でメチャクチャ面白かった。
川尻さん、まとめるの上手いなあ・・こりゃあきちっと締めてくれそう。
どうやら丁のもうひとつの人格(ダーク丁と命名・・つか胸元に手を入れるところが最高)が、自らの夢を現実にするために画策していたようです・・あと、庚も丁の存在のために地の龍を集めていた模様。
で、本物の丁は、その夢を現実のものにしないため、未来を変えるために動いていたんですな。
ジキルとハイドな丁姫。
そして草薙さんが裏切ったあとに、嵐が敵側につくという怒涛の展開が凄かった。
あと譲刃の告白と丁の告白も泣けたし、草薙さんも格好良いし。
なんか今回はメチャクチャテンション高かったなあ。
ラストが非常に楽しみです。
それぞれの「望み」の行き着く先は・・。
あと今年の夏にPSで発売されるエックスのゲームのCMが笑った。
「サイキックフォース」まんまじゃん(笑)
これが「負うた子に教えられる」というヤツか・・つかメチャクチャやってみたい!!


◆第21話「流浪(CURRNET)」B
脚本(江夏由結)、絵コンテ(添田和弘)、演出(花井信也、池田重隆)、副監督(遠藤卓司)作画監督(田中将賀)、レイアウト(坂巻貞彦)

というわけで今回は、遊人の話。
そろそろ物語の締めに入ったのか、いきなり火煉、遊人、颯姫と、3人死亡。
まあ、確かにそろそろ決戦モードではあったんだけど。
それでもいきなりな印象があり、あんまり感動できなかったなあ。
やはり3クールは必要だったかな?


◆第20話「恋歌(RIPPLE)」A
脚本(ときたひろこ)、絵コンテ(林秀夫)、演出(細田雅弘)、副監督(遠藤卓司)、総作監補(桜井邦彦)、作画監督(斎藤浩信)

というわけで今回は、空汰と嵐の話。
お約束だが、最初にほのぼの料理シーンや、嵐の過去話、譲刃とのやり取りを持ってきて、最後に悲劇的シーンと、でもってキスシーンを持ってくる展開は上手すぎる(笑)
しかし、
「初めてもろてええか?」
って、まさか最後まで!?(がーん)・・それは早すぎるぞ、つうか色々むちゃ過ぎだ空汰!!(笑)
というか、いきなり「初めて」3つもやらんでも、と思ったり(笑)
で、次回は都庁で戦う嵐?・・っていうか敵の場所知ってたのか?
この辺りは原作未読なので新鮮だな。


◆第19話「煉獄(INFERNO)」B
脚本(筆安一幸)、絵コンテ(さかいあきお)、演出(岡崎幸男)、副監督(遠藤卓司)作画監督(渡辺和夫)

というわけで今回は、ファイアスターター・火煉(沢梅陽子)の話。
「悪魔の子」って、あんまり地上波では無理そうなネタではあるな。
まあ、エックス自体そういうネタ多いから仕方ないんだけど。
で、淡々と話は進んで行くな。
なんだかんだと飛ばしまくって進めては来ていたけど、残りはもう少ないなあ。
きちんと終われるのであろうか?


◆第18話「新生(NEWBORN)」A
脚本(筆安一幸)、絵コンテ(佐藤雄三)、演出・作画監督補(外崎春雄)、副監督(遠藤卓司)、総作監補(邊田邦彦)、作画監督(橋本英樹)

というわけで今回は、譲刃の戦い。
譲刃をかばって死んだ犬鬼が、蘇るって話。
死んですぐ蘇るっていうのはやはりちょっとアレだな。
まあ、それはともかくやはり譲刃は可愛い。
なんか他よりも、妙に気合いが入っているように見えるのは気のせいであろうか?
しかし、草薙さんはちょっと犯罪かも(爆)
にしても、「なぜ人間を殺してはいけないか」とは、なかなかに青臭い質問だな。
まあ、別に殺してもいいけど、現実世界ではタイーホされると答えておこう(爆)


◆第17話「苦悶(WISH)」B
脚本(筆安一幸)、絵コンテ(川尻善昭)、演出(桜井利之)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(大貫健一)

というわけで今回は、お約束の総集編。
牙暁が神威に、今までの記憶を見せるって話。
総集編なんであんまり言うことはない。
で、今回北斗ちゃん(雪乃五月)本格登場。
なんか北斗ちゃん、メチャクチャ可愛いかったな・・。
あと、書き下ろし部分は作画は結構良かった。


◆第16話「虚無(SLAUGHTER)」B
脚本(筆安一幸)、絵コンテ(浜崎博嗣)、演出(太田雅彦)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(田崎聡)

というわけで今回は、「東京バビロン」からの流れである、皇昴流と桜塚星史郎との、ベイブリッジでの戦い。
昴流vs星史郎はできればもっと派手なのが良かったな。
で、これで天の龍のひとつと、地の龍のひとつは死んだことになるようである。
あと、どうやら前回の件のせいか、丁姫もなんかアレになったようである。


◆第15話「守護(GUARDIAN)」A
脚本(川尻善昭)、絵コンテ(安藤真裕)、演出(池田重隆)、副監督(安藤卓司)、総作監補佐(桜井邦彦)、作画監督(田中将賀)、レイアウト(坂巻貞彦)

というわけで今回は、心優しき風使い、砕軌死すって話。
なかなかに悲劇感が出ていて良かった。
まあ、できれば砕軌が丁姫を守りたい理由が欲しかった所ではあるな。


◆第14話「集結(GATHERING)」B
脚本(川尻善昭)、絵コンテ(山崎隆)、演出(木宮茂)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(渡辺和夫)

というわけで今回は、神剣がCLAMP学園の中心に封印され、天の龍・七つの封印と地の龍・七人の御使いがすべて集結するって話。
ちょうど折り返し地点って所だな。
これからは少しづつバトル展開か。
しかし、なかなかにご都合主義的展開ではあるなあ・・まあ「運命」なんだろうけど。
「お約束」ともいうか(爆)
神威の「俺の未来は俺が決める」というのは格好良かったです。
そいや、ちょっと作画がヘタレ目でしたな。


◆第13話「帰還(RETURN)」B
脚本(川尻善昭)、絵コンテ(淵上真)、演出(外崎春雄)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(橋本英樹)

というわけで今回は、封真が地の龍となり、小鳥が死んだことにより、自己を喪失してしまった神威を救うために、昴流が神威の心の中に入るって話。
同じ境遇である昴流に神威を救わせるというのは上手いとは思う。
でも、デビルマンの「俺は貴様と戦わずにはいられない!」ほどの熱さはやはりないな・・当たり前だが。


◆第12話「選択(ALTANATIVE)」
脚本・絵コンテ(川尻善昭)、演出(太田雅彦)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(藤田しげる)

というわけで今回は、神剣を産んだ時鼓の死を見た小鳥は倒れ、そして神剣を守るための場所CLAMP学園で、ついに添星である封真が目覚めるって話。
きちんと伏線を張ってたとはいえ、やっぱ無茶な展開だな、これ(苦笑)
あの傑作「デビルマン」でいうなら最終回一歩手前の展開だものな〜、これ。
「変革」ではなく、神威の「守るべきもの」である小鳥と封真のいる「今」を選択したとたんに、その二つを同時に失い、いきなり神威の「戦う理由」が消失。
なんつうか、凄いな・・どうするのよこれ(苦笑)
で、今回はCLAMP学園と、「夢を渡る者」であるもう一人の夢見の牙暁(上田裕司)登場。
名前は一緒だったけど、やはり「CLMP学園探偵団」ではなかったな(笑)
にしても、やはりホモっぽくなってきたなあ(苦笑)
まあ仕方ないんだけど・・CLAMPだし。
しかし、前回と今回はやっぱ原作の方がいいかな。
色々はしょられてるし、話はともかく原作は鬼演出&作画だからなあ。
キチピー小鳥ちゃんがあんまないのも残念だしねえ。
あと残酷描写の数々も・・特に首チョンパ小鳥ちゃん(爆)
あと、やはり一人の少年や、東京という街に人類の運命が掛かっているっていう設定もやっぱ無茶だなと思ったり(笑)


◆第11話「境界(BORDER)」
脚本(川尻善昭)、絵コンテ(佐藤雄三)、演出(高田淳)、副監督(遠藤卓司)、総作画監督(桜井邦彦、濱田邦彦)、作画監督(濱田邦彦、才木康寛)

というわけで今回は、神威の過去、そしてもう一本の神剣が生まれるって話。
う〜ん、まあまあ・・で、久々の主人公、神威登場(笑)
でもって今回は、沖縄へと母・斗織(井上喜久子)と行った神威の話でした。
神威のやさぐれ話が見れたのは良かったっす。
しかし、やはり神威と封真のあの「絡み」は801っぽく見えるよなあ(爆)
で、神剣を実は斗織さんの代わりに、封真と小鳥の母・紗鵺さんが生んだことを告げ、時鼓さんは神剣を産んで死亡。
なんつうか、みんな勝手だな(爆)
まあそれはともかく、神剣を産むところは、時鼓さんの「裸」は良かったが、やはり原作のようにグログロのゲロゲロでなかったのはちと残念だなあ(苦笑)
セリフや描写もはしょり気味だったからなあ、ちと説明不足過ぎかも・・まあ仕方ないか。
しかし、五芳星の中心って・・やっぱあの某学園は出てくるのだろうか・・?


◆第10話「犬鬼(INUKI)」
脚本(川尻善昭)、絵コンテ(安藤真裕)、演出(有富興二)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(田崎聡)

譲刃ちゃん最高、最高すぎ!
というわけで今回は、譲刃が砕軌君(谷山紀章)と蒼軌征一狼(森川智之)に会いにいき、そしてそこで志勇草薙(相沢正輝)に再会するって話。
いやしかし上手い!、上手すぎる!!
譲刃と草薙との出会いがあまりにあっさりしすぎていて心配していたのだが、2度目の出会いにきちんとココにコレを持ってきて、しかもオリジナル要素である、譲刃の幼い頃(可愛すぎ!)の「みんなに信じてもらえない見えない滝」の話を絡めることで、「みんなに信じてもらえない見えない犬鬼」の悲しさ辛さを2重に表現しつつ、そして草薙が初めて犬鬼を見てくれたことの喜び、嬉しさ、そしてそのことを聞いてくれた草薙に対して慕情を抱き始めるというのをものの見事に表現していた!
つけ加えるなら、譲刃ちゃんが可愛いってことも大表現!!(爆)
川尻偉い!、ナイスなリミックス、構成見事!!
アニメ版はそれぞれのキャラを掘り下げつつ、ドラマを積み上げ、ストーリを紡いで行ってるねえ。
アニメは「川尻版・真エックス」って感じだなあ。
「劇場版」とは大違い(当たり前だが)
にしても、割りを食ったのは砕軌君・・ご愁傷様です。
カラーを直すところ、お茶目だったです(笑)
あと、空汰と嵐が昴流の所に行ってる裏でっていうのもいいですね・・マルチな感じで。
群像劇だしねえ、エックスは。
これだと多分、次は蒼軌さんか草薙さんの話かな?・・キャラとかを繋ぎながら展開していってるみたいですからねえ。
まあ、主人公の神威の出番がなかったりはしますがね(笑)


◆第9話「陰陽(ONMYOU)」
脚本(杉原研二)、絵コンテ・演出(浜崎博嗣)、作画監督(田崎聡)

というわけで今回は、現代最高の陰陽士である皇一門が当主、皇昴流(杉田智和)の話。
でもって北都ちゃん(雪乃五月)登場!・・と思ってたら出番少な!(笑)
颯姫の例があったので、皇昴流と桜塚星史郎、でもって北都ちゃんの話である「東京バビロン」絡みでもっとやるのかと思っていましたが、外伝をちょこっと変えた形でしたなあ。
う〜ん、残念・・まあ、たぶん今後もちっとその辺りやると思うので、その辺りに期待。
にしてもやはり、地味ですねえ・・ちょっと地味すぎかも(苦笑)
独特の雰囲気を作っているのはいいんですがねえ。
まあ、昴流vs星史郎の所が格好良かったので良しとしますか・・でもあれはあの女の人の術だよね?
あと、空汰と嵐のラブラブデート(爆)もちと良かったです。


◆第8話「添星(GEMINI)」
脚本(川尻善昭)、絵コンテ(小寺勝之)、演出(遠藤卓司)、作画監督(田中将賀)

というわけで今回は、封真の父が死に、封真が神威の添星であることがわかるって話。
少し遅くなりましたが、やはり原作通りに封真の父はお亡くなりになられました。
そして、七つの封印が一人夏澄火煉(沢梅陽子)と、七人の御使いが一人、桜塚護、桜塚星史郎(かわのをとや)登場。火煉さんは、原作通りに思いっきり下着なのは良かったのですが、ソープランドの名刺を渡さなかったのは残念だなあ・・あれ、好きだったのに。
やっぱTVアニメじゃ無理だったかな?
あと、ついに桜塚護、桜塚星史郎さん登場。
まあまあ格好良かったですな。
でも、星史郎さんはもっと格好良くないとなあ(爆)
それと、やはりアニメの小鳥は本当に普通っぽく描かれてますねえ。
まあ「藍染め」っていうのはメジャーではないですが、やはり「夢を持っている」っていうのが普通っぽいんですよねえ。
つうか「いつかきっといい事だってあるよね…、いつか」のセリフと共に切なすぎるなあ。
それはね、それはね小鳥ちゃん・・(涙)
で、そうやって神威と小鳥が徐々に心を触れ合わせているのも良いですなあ。
果たしてアニメ版は「司狼君」から「神威ちゃん」になるのかなあ。
そして、ついに添星として目覚め始めた封真。
ああ、でもあまりホモホモ展開には逝って欲しくないなあ(笑)
できれば今のように、神威と小鳥のラブストーリーが主体の方がいいなあ。


◆第7話「電脳(CIVER)」
脚本(川尻善昭)、絵コンテ(佐藤雄三)、演出(松村康弘)、福監督(遠藤卓司)、総作監補佐(桜井邦彦)、作画監督(渡辺和夫)

ネットは広大だわ・・。
というわで今回は、地の龍こと7人の御使いが一人、サイバー少女八頭司颯姫の話。
う〜ん、面白い。
今後因縁となる譲刃との出会いや、自分の父を殺したとかのオリジナル展開をも交ぜ、しかもデジタル作画なども駆使して、非常にサイバーな空間を演出して颯姫の事を描き切っていた。
まさかここまで颯姫のキャラを掘り下げるとは思わなかったなあ。
しかし、攻殻機動隊の草薙素子をどうしても思い出すよな、しかも劇場版(笑)
桑島法子さんのけだるそうな演技が、颯姫の倦怠感や虚無感をさたらに演出していたのも良かったねえ。
アニメ版は地味に展開を重ねて行っていて、かなりいい感じになってきたなあ。
しかし庚エロいなあ(爆)
いやまあ、今後が楽しみである。


◆第6話「高野(KOUYA)」
脚本(川尻善昭)、絵コンテ・演出(林英夫)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(藤田しげる)

というわけで今回は、高野の7つ星、有栖川空汰の話。
まあ相変わらず地味に淡々と進んで行くな。
でも、空汰と嵐や、神威、小鳥、封真などのドラマを、原作よりも丁寧に地道に構築しているのは良いね。
しかし空汰も強引やねえ、やっぱ・・「お前を守るために死ぬ」とか言われたら、普通困るよね(笑)
可愛い譲刃よりも、美人な嵐がいいんだねえ・・空汰は。
にしても、アニメの小鳥は原作の不思議少女って感じではなく、本当に一般の普通少女になっているんですな。
まあ良くも悪くも、これが川尻版エックスなのですな。
りんたろう版エックスよりはいいかな、やっぱ(笑)


◆第5話「宿命(A DESTINY)」
脚本(川尻善昭)、絵コンテ(小島正幸)、演出(佐藤英一)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(遺田邦彦)

あ、なんか面白くなってきた。
というわけで今回は、夢見の丁姫に出会う神威たちって話。
で、今回からついに猫依譲刃ちゃん(佐久間紅美)登場!
しかも、ちゃんと巻末の外伝である譲刃と志勇草薙(相沢正輝)との出会いも描いていたのが良いねえ・・短めだけど。
まあ、あそこは描いとかないと、よくわからなくなるとこだからねえ。
これからの活躍に期待・・っていうか初っ端から大活躍で良かったよ。
で、今回は丁姫により、天と地の龍、終末の戦い、結界都市東京、でもって神威の名前の説明もあった。
原作では神威は「神の威を代る」と「神の威を狩る」のダブルミーニンがだったけども、アニメは読み方が同じ両者を少し変えて、「神の威を代わる」にしていたな。
しかし、丁姫はアニメは話せて見れるのかと思っていたが、やはり話せず見れずだったのだな。
にしても、今は原作にして5巻目の話をしているのだな。
5話目にして5巻とは展開早いな・・っていうか原作が展開遅すぎなんだよな、やっぱ(笑)
情景描写だけで話進むからなあ、原作は。


◆第4話「影贄(A SACRIFICE)」
脚本(川尻善昭)、絵コンテ(さかいあきお)、演出(宍戸淳)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(Lee Ho Sum)

というわけで今回は、那吁に神剣を奪われる神威たち、そして神威は母の妹である時鼓さんから母の秘密を聞かされるって話。
地味だ・・。
やっぱり話が大きく展開するまでは、ちと淡々としすぎかもなあ。
状況説明って感じの話だからな。
演出とか作画とかは非常にいいんだけどねえ。
まずは譲刃ちゃんが出てくるまでの我慢だな(爆)
庚さんの寝起き姿は良かったです。
今回は絵コンテは、川尻んさんじゃないのだな・・あ、作監完璧に外人さんだ。


◆第3話「約束(A PLEDGE)」
脚本・絵コンテ(川尻善昭)、演出(松尾衛)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(桜井邦彦)

というわけで今回は、神威と小鳥の触れ合い、そして神剣を奪うために刀隠神社に現れる那吁(くまいもとこ)って話。
ずっと作画の密度は非常に高くて良いんだけど、いまひとつまだ盛り上がりに欠けるなあ。
なんつうか大長編の映画を細切れにして少しづつ放映していってるって感じなので、まだ始まりにすぎない最初の方はまだちょっと盛り上がらないな。
ちょっとたるい・・画面も展開も暗くて地味だしね。
やはりもっと天の龍、地の龍が集まり出さないとキツイかな。
まあそれはともかく、TVアニメの方の小鳥は限りなく普通の女の子として描かれている。
あの「藍染めの夢」の話なんかを出して、キャラに深みが出しているのはなかなかにいいかも。
こういうのがあるからこそ、これからの「あの展開」も生きてきそうだしね。
あと、小鳥と封真の母から神剣が現れる所は、漫画のグチョグチョのバランバランの内蔵ビロビロ(爆)ではなかったが(やっぱ無理だったか)、
手術室で血を飛び散らして出るというのも、なかなかに怖いので良いと思う。
つうか、やっぱ漫画とは結構違うな、アニメ。
アニメの方は、はアニメのエックスとして楽しんだ方が良さそうだね。
で、今回は那吁が登場。
親父さんとの戦いはもっと派手にドンパチして欲しかったなあ。
でも、那吁を追って町中を飛び回るというのは、なかなかサイキックアクションっぽくて良かった。
作画だけでなくて、美術もしっかり描き込まれてるしねえ。
しかし、川尻さんは最後までひとりで脚本・絵コンテやるのであろうか?


◆第2話「夢見(A NIGHTMARE)」
脚本・絵コンテ(川尻善昭)、演出(有富興二)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(藤田しげる)

というわけで今回は、神威と戦う砕軌・・あと、その裏で戦う空汰と麒飼遊人って話。
第一回と同じくなかなか作画は良かったけど、もちっとスピード感が欲しかったかな。
しかし、原作どおりにおちゃらけしながらも結果内の建物を派手に壊しまくって戦う空汰と麒飼さんは良かったねえ。
空汰の結界張りは映画のメキメキモコモコが好きだったんだけどね。
そいや小鳩ちゃんは原作とは違って、普通の女の子っぽいな。
あのちょっと「脳足りん」(おひ)な所が良かったんだけどねえ・・残念。
あと、丁姫もテレパスだけでなくちゃんとしゃべれるんだね。
微妙に原作と違うんだなあ。



◆第1話「再会(A REUNION)」
脚本・絵コンテ(川尻善昭)、演出(林秀夫)、副監督(遠藤卓司)、作画監督(阿部恒)

というわけでカードキャプターさくら、エンジェリックレイヤーに引き続き、CLAMPのドリームマッチ、集大成ともいえるX―エックス―がTVアニメ化。
この次はちょびっツもあるし、ホント持ち札あるよなCLAMPは。
でまあエックスといえば、ちょい前(1996年)にりんたろう監督によって映画化されて、その超美麗な演出力と、結城信輝とマッドハウスの超絶な作画力、そして大川七瀬の皆殺しクソ脚本によって、ラストの美樹ちゃんを抱える不動明のような衝撃的「首チョンパ」ラストは未だに記憶に新しい(爆)
そいやあの「首チョンパ」の所では、現首相の小泉君の好きな、X―ジャパン!の「フォーエヴァーラブ」がかかってたんだよなあ。
とても、「感動した!」なラストではなかったが・・つか大いに笑わせてもらったよ。
でだ、今度は映画に引き続きTVアニメ化である。
で今回のTV版は監督・脚本にマッドハウスの川尻善昭がやるようである。
確か、アクション描かすの上手いんだよねえ。
で今回は、世界の終末が近づき始めた日(1999年は遠くの昔に過ぎ去ってしまった)、その鍵となる七つの封印である、天の龍たちにその知らせが届き、そしてその一人である少年、神威が東京へと帰ってくるって話。
おお、いいじゃねえか!
いかにもマッドハスウスな、OVAや映画並の作り込まれた画面が素晴らしい!
何と言っても、初っ端から七つの封印である天の龍が全員登場しているのがいい!
空汰も、譲刃ちゃんが出てるのがいい!
原作の方は話自体はたいしたことはないのだが(爆)、CLAMPらしくキャラクターの立ちっぷりと、作り込まれた作画「だけ」は凄いからね。
その特性をあますことなく生かしている感じである。
川尻監督なので、アクションも楽しめそうな感じだしねえ。
話も上手いこと原作をリミックスして雰囲気も出してるしねえ・・胎動って感じだし。
このクオリティがずっと維持されることを望む。
あと今度こそは映画のような強引の締めではなく、きちっと締めて欲しいところではあるな。
でも、原作まだ終わってないからその辺り不安ではある。
あと声優さんは一新されているのはいいんだけど、なんか知らない人が多くてちと不安だな。
ちなみにキャストの羅列をば(ネタばれあり)

・七つの封印・天の龍
司狼神威(鈴村健一)
有栖川空汰(真殿光昭)
鬼咒嵐(柚木涼香)
猫依譲刃(佐久間紅美)
蒼軌征一狼(森川智之)
夏澄火煉(沢海陽子)
皇昴流(杉田智和)

桃生小鳥(能登麻美子)
丁(久川綾)
砕軌玳透(谷山紀章)
皇北斗(雪之五月)


・七人の御使い・地の龍
桃生封真(諏訪部順一)
志勇草薙(相沢正輝)
八頭寺颯姫(桑島法子)
麒飼遊人(古屋道秋)
那吁(くまいもとこ)
桜塚星史郎(かわのをとや)
玖月牙暁(上田裕司)

庚(幸田夏穂)


難しい名前多すぎだな(苦笑)
天の龍、地の龍はデフォルトなんで覚えておかねば・・シスプリもびっくりな人数だからな(爆)
というわけで期待してます。


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