◆ゼロの使い魔

オフィシャルサイト
http://www.zero-tsukaima.com/

◆スタッフ
原作 ヤマグチノボル【MF文庫J「ゼロの使い魔」シリーズ(メディアファクトリー刊)より】
イラスト・キャラクター原案 兎塚エイジ
監督 岩崎良明
シリーズ構成・脚本 吉岡たかを
キャラクター デザイン・ 総作画監督 藤井昌宏
プロップデザイン 飯塚晴子
美術監督 廣瀬義憲
色彩設計 石川恭介
撮影監督 丸茂力也
編集 後藤正浩
音響監督 高橋剛
音響制作 グロービジョン
音楽 光宗信吉
音楽制作 ハピネット
プロデュース GENCO
アニメーション制作 J.C.STAFF
製作 ゼロの使い魔製作委員会

◆キャスト
ルイズ 釘宮理恵
平賀才人 日野 聡
シエスタ 堀江由衣
ギーシュ 櫻井孝宏
タバサ 猪口有佳
キュルケ 井上奈々子
アンリエッタ 川澄綾子
モンモランシー 高橋美佳子


◆第5話「トリステインの姫君」4
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ・演出(鈴木洋平)、作画監督(篁馨、杉本功)

というわけで今回は、学院の使い魔の品評会にやってくるトリステインの姫君って話。
釘宮理恵と同じく「灼眼のシャナ」チームから、川澄綾子がアンリエッタ役で登場。
原作では黒さムンムンのドキュン姫様で、結構嫌われものだったりするのだが(笑)、アニメの方ではそんな黒さ加減はカケラもなく、ロリ度数倍増しで描かれていて、正直かなり可愛かった。
この描かれ方だと、あの黒々展開はやらないんだろなあ・・まあ、アレ評判悪いからなあ(笑)
まあそれはそれとして、今回はアニメオリジナルの「使い魔品評会」を絡めてのアンリエッタ&土くれのフーケ登場話であり、前回のフォローなんかもしつつ今後の布石なんかも張ってって感じで、なかなかに良いバランスでの構成である。
才人とルイズの関係も、段階的に徐々に近づきつつ描かれているのも上手くてよいね。
なにより相変わらず作画の安定度は高く、「ぴちぴちピッチ」なんかで可愛いキャラ描写で評価の高かった篁馨の作監により「頬染め」なんかのキャラの表情や仕草が抜群に可愛く描かれていて、それでいてフーケのゴーレムやタバサのシルフィードなんかの動きもカッチリ描いていて、画面に「張り」があるのが素晴らしい。
それにしても、フーケの正体はバレバレだよなあ(笑)・・まあ、それが見せ場ってわけでもないし別にいいとは思うけども。
で次回は、盗賊のフーケを捕まえに行くルイズって話・・次で原作の1巻分終了って感じかな?


◆第4話「メイドの危機」3
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ・演出(佐々木皓一)、作画監督(中島美子)

というわけで今回は、シエスタが貴族の愛人になるのを助けに行く才人って話。
原作にはないアニメオリジナル話で、まあまあって感じかな。
原作との設定面での違いが気になったりもあったが、話自体も凡庸すぎていまいち面白みに欠けたってところ。
まあ今回は才人とシエスタとのフラグ立てと、各方面への各種の伏線立てって感じの、アニメ用の「つなぎ」話って感じだな。
それにしても、アニメは原作よりも「貴族と平民」という対立構図が明確に打ち出されてるなあ。
原作にはここまで対立構図を打ち出してなかったとは思うのだが、これはアニメはそっち路線での話作りで落として行くつもりってとこなのだろうか。
しかし、前回の次回予告では若干不安だったが、今回も作画はなかなかの安定度だった。
作画のムラが多いことがあるJCスタッフにしては頑張っていてよいね。
特に、今回もお色気ムンムンぶりを発揮するキュルケのボインボインさは素晴らしかった。
まあ、ヒンヌー教徒である自分にはあまり関係ないところではあったが(笑)
で次回は、使い魔品評会でアンリエッタ王女登場・・またちょっとオリジナルっぽいな。


◆第3話「微熱の誘惑」4
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ・演出(上原秀明)、作画監督(柴田志朗)

というわけで今回は、才人を誘惑する微熱のキュルケ(井上奈々子)って話。
いつにも増して今回は演出のテンポもよく、コミカルにコロコロ動く作画も心地よく、お色気ありありのラブコメっぷりが非常に楽しめた。
原作をほどよくリアレンジして、サクサクとバランスよく展開させていく辺りは流石である。
特に今回はキュルケのお色気ムンムンぶりに、ルイズの鬼のツンツンぶりがほどよく拮抗していて、キャラがガツガツ立ってるのがいい感じだった。
何より、釘宮ルイズの・・
「こここ、この使い魔ったら・・ごごご、ご主人様に・・ななな、なんてことを言うのかしら・・」
などのセリフなんかは原作以上の破壊力があり、「ああ、釘宮でよかった・・」と思わせてくれて、原作ファンである自分は満足である。
そういや、デルフリンガーの声は岩田光央じゃないのな・・いや、悪くはないんだけども、シャナとここまで一緒なら、デルフも岩田光央でも全然問題なかったのにな(笑)
しかし、知性を持つ剣「インテリジェンス・ソード」って名称も、今更ながら古風な言い回しである。
かつてD&Dをやってた自分としては、非常に懐かしい言い回しであった。
で次回は、シエスタが大ピンチ・・どうやらアニメオリジナル話のようだな。


◆第2話「平民の使い魔」4
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ(二瓶勇一)、演出(吉本毅)、作画監督(つるあかりみなみ)、作画監督補佐(飯塚晴子、宮崎真奈夫、佐古宗一郎)

というわけで今回は、ルイズの使い魔としての生活をすることになった才人は、貴族のギーシュと決闘をすることになるって話。
うん、今回もなかなかによい感じである。
吉岡たかをらしいバランスよい話の構成であり、才人の視点をアバンで持ってきたりして、原作の初盤をサクサクっとテンポよく再構成してわかりやすくキャラクターや世界観を提示し、カチっとアニメ的にまとめてきていて上手いね。
第1話の作画のポテンシャルもほぼ落ちる事なく安定度も高く、テンポよくコミカルに動くキャラクターは可愛く描かれていて、仕草や表情も豊かであり、「見えそで見えないパンツはき」なんかのお色気シーンにも力が入っていてよい。
なにより、怒ったり泣いたりするルイズが格段に可愛く描かれていて、原作のポテンシャルをいかんなく発揮している感じである・・無論、釘宮ツンデレボイスも含めて。
まあ、ギーシュのゴーレムとの戦闘自体はそんな力が入ってなかったりもしたわけだけど、バトルはおまけみたいなもんだしな(笑)
とりあえず・・
「下げたくねえ頭は・・下げられねえ!!」
と、「男の子」を見せてくれた才人は格好良く、なかなか熱くて良かった。
原作ファンとしては、アニメ版の今後も楽しみである。
で次回は、微熱の誘惑。


◆第1話「ゼロのルイズ」(70点)
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ・演出(岩崎良明)、作画監督(藤井昌宏)

というわけで、ラノベ界トップクラスの「ツンデレ小説」である、MF文庫刊行のヤマグチノボル原作の「ゼロの使い魔」が、ついにアニメ化。
自分は原作は読んでます、つか結構好きです。
でスタッフは、シリーズ構成は吉岡たかを、キャラクターデザイン・総作画監督は藤井昌宏、、監督は岩崎良明、アニメ制作はJCスタッフ・・と、ちょっと「灼眼のシャナ」入ってます(笑)
でもって今回は、使い魔召喚の儀式を行うルイズ(釘宮理恵)は、人間である平賀才人(日野聡)を呼び出してしまうって話。
うむ、なかなか面白かった・・原作ファンとしては満足な出来である。
原作より導入も、学校描写から入ったりしてわかりやすく変えられていて入り込みやすくなっており、なにより岩崎良明によるテンポよい演出に、藤井昌宏のコミカルに動く可愛い作画が画面に張りをもたらしていて、原作のドタバタラブコメな雰囲気を非常によく表現していてよかった。
きちっと「うるし原智志」なんかも原画に入れて、お色気なんかもほどよくちゃんと入れ込んでたのも素晴らしい。
前情報ではちょっと気になっていたキャラクターデザインも、動けばまったく問題なく違和感ない感じであり、ルイズが非常に可愛く描けていてよいね。
そしてこれまた気にはなっていた「シャナ」と同じ釘宮理恵のルイズの声も、きちっとコンパチがきいていて、個人的にはまったく問題なくルイズの声に聞こえた(笑)
シャナの声やってた時から、ルイズも釘宮がいいなあって思ってたしなあ・・うんいいよ、鬼可愛くていいよ(笑)
まあはっきし言って初っ端は「ハリーポッター」であり、「ハーたん」であったりもするわけだけども(笑)、この作品の最大の売りは「異世界冒険ファンタジー」であり「ルイズのツンデレ」に他ならないわけで、それが今後どのように表現されていくかに大期待です。
テンポ良いOP見るとゼロ戦も出てきてるから、3巻ぐらいまでやる感じかな?・・まああの話のラストは盛り上がるし、1クールの締めとしてはいいかもねえ。
シリーズ構成の吉岡たかをは、その辺のバランス感覚はなかなか良いので、まあ不安はないかな。
で次回は、才人が貴族と決闘。


戻る