◆ゾイド・ジェネシス

テレ東公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/zoids_g/
小学館プロダクション公式サイト
http://www.shopro.co.jp/tv/program/zoids/index.html

スタッフ
監督=水野和則
シリーズ構成=西薗悟
オリジナルコンセプトデザイン=統月剛、小林治
キャラクターデザイン=坂井久太
メカ・プロップデザイン=岩瀧智、常木志伸
美術監督=谷村心一

キャスト
ルージ・ファミロン=平田宏美
レ・ミィ=こやまきみこ
ラ・カン=松山鷹志
ザイリン=松本保典
コトナ=伊藤静

OP 夜鷹の夢 Do As Infinity(6th Album「NEED YOUR LOVE」収録)
ED Real Love PARADISE GO!!GO!!


◆第16話「出会い」4
脚本(ふでやすかずゆき)、絵コンテ・演出(東海林真一)、作画監督(土橋昭人)

というわけで今回は、ラカン達を探すルージは、ディガルドに反抗する「無敵団」と出会うって話。
・・軽い、軽いよ!・・メチャクチャ軽い!!(笑)
今までの重いノリを吹き飛ばすような、お気楽ごく楽な軽いノリ・・流石は「コメディ担当」の筆安一幸、心が和んだ・・いやあ、笑った笑った。
何と言っても今回は、ちょうどラカン達と「逆位置」の設定となる・・ア・カン(たかはし智秋)、ラ・ムゥ(間宮くるみ)、ゴトシ(太田哲治)、フリ・テン(こやまきみこ)、サイコ(伊藤静)の5人組「無敵団」が飛ばしまくりであり、ラ・カン達の「逆位置」であるがゆえにキャラ的にも立ちまくりであった。
正直、前回までとはあまりにノリが違うために違和感もあるのであるが、この頃の重い展開はあまりにアレであったので、「息抜き」にはちょうど良かった感じである・・これならお子様もついてこれそう。
しかもちゃんとこの軽いノリの中でも、きっちりルージの苦悩や葛藤なんかも入れてはあるし、相変わらず男前なガラガの格好良さが光っていた。
あと、ルージのホントに「わかりやすい」今ままでの説明によって、ちょっぴり総集編も兼ねてたな。
で次回は、いきなり「無敵団」が大ピンチ・・「無敵団」死んだら泣きます・・頼むよ、マジで。


◆第15話「離散」4
脚本(西園悟)、絵コンテ(江上潔)、演出(石川敏浩)、作画監督(古瀬真弓)

というわけで今回は、ゼルフトの町を逃げ出したルージは、町を救うために町に戻るって話。
・・うわあ、重い・・なんて重いんだ・・。
少年の理想も正義も、圧倒的な力の前には無力でしかないという、まるで「力無き正義は無力」な展開が重すぎる。
当初は「冒険活劇」の様相を呈していた本作ですが、スタッフは本気で「戦争もの」として描いて行くつもりのようであり、自分としてはかなり面白くもあるのですが、お子様がついていけるかが心配である。
しかし、なんたるシビアな展開であろうか・・初代のゾイドであるなら、「数の論理」も少年の正義と理想の前に、力押しでなんとかなったりするはずが、こっちは「想い」だけでは無力でしかなく、しかもロンによる理詰めの看破や、ミィ様の「泣き」の入った激昂や、元市長による町の残る決意などによりルージを責め立てる辺り、カタルシス皆無(笑)
今後の展開としては、「ちっぽけ」な存在でしかないルージが、徐々に力や仲間を見つけて、ディガルドに抗する組織を作るって感じになるのかもしれないが、それまでずっとコレだとフラストレーション溜まるよなあ・・。
とりあえず・・頑張れルージ君・・。
で次回は、ギャルいっぱいの新キャラが登場。


◆第14話「脱出」3
脚本(松崎健一、西園悟)、絵コンテ・演出(神保昌登)、作画監督(柳瀬譲二)

というわけで今回は、職人・フェルデを探すルージ達は、ゼルフトの守備隊の反攻作戦を知るって話。
ゼルフト編もついに佳境。
・・なんか子供向けとは思えん、ハードな展開になってきたなあ・・。
どうやらルージの困難はまだ続くようであり、ようやくたどり着いたフェルデ爺さんもあっさりお亡くなりに・・。
これでルージの旅の目的はなくなってしまったわけで、果たしてこれからどのように物語が展開して行くのか・・。
なんか、ルージって「名作劇場」の主人公みたいになって来たな・・。
つうか、日曜朝の子供向けアニメなのに(裏はプリキュアなのに・・)、色んなところで容赦ない描写が・・これは「Vガンダム」ですか!(笑)
やはり、世界観や人物がしっかりしつつ、でもって暗くて重かったりするのは、かの「ガンダム」や「マクロス」、最近だと「ZOE」とかやっておられた「スタジオぬえ」の松崎健一さんが絡んでるからかなあ?・・軍人の悪人描写が容赦なさ過ぎる・・。
あと、今回はゼルフト守備隊の反攻作戦もこれまたあっさり失敗。
つうかゲオルグ少将、ゾイドに乗らなくても鉄人のように強く、なんか凄い(笑)
てっきりヘタレ四天王かと思ってたのだが、意外や骨太な武人でもありなかなか良いね・・悪人だけど。
それにしても、演出作画方面はホントにヘタレ気味で、どうにもこうにもテンポとか悪いよなあ・・話はいいのにもったいない限り。
で次回は、ルージ達がついに別れ別れに?


◆第13話「支配」4
脚本(ふでやすかずゆき)、絵コンテ(下田正美)、演出(福本潔)、作画監督(青野厚司)

というわけで今回は、ゼルフトへと侵入したルージは初めてディガルドの支配を目にするって話。
ゼルフト編第2話・・・・うわあ、地味な話だなあ・・。
キャラ描写にしろ世界観描写にしろ、ホント丁寧というか律義というか・・。
今回は、今までいまいち不明だったディガルド武国の町の占領の様子を、丸まる一話使って「徹底的」に描き込み、ルージの視点で語ることで、ディガルド武国によるその暴力的な行為による市民の悲しみや怒りとか、そしてルージに「驚かせることで」その驚異的な技術力と何らかの目的があることを、圧倒的に印象づけている。
別に当たり前の手法なのではあるが、ルージという辺境の少年の視点を使うことで、少しづつ世界を語り、広げて行くとこは流石であるなあ。
まあしかし、ディガルド武国があまりに「悪役然」しすぎてるってとこはあったかな。
子供向けアニメでもあるし、「勧善懲悪」としての「倒すべき敵」や「戦う理由」づけとしてはまあ仕方のないところではある。
が、「悪役然」としてはいても、ディガルドが「人間」として描かれていないわけでは決して、ない。
むしろ、きちんと「悪人」として描かれることで、世界の地固めができている感じである。
しかし・・「ルーイ」を助けるためとはいえ、「セイゴロウ」・・あんた蹴り過ぎ蹴り過ぎ・・朝から子供引くって(笑)
・・いや、テレ東規制があるにもかかわらず、よく頑張ったね(笑)
あと、あのゾイドパイロットとしての適合を調べる謎の石板になぜかルージは反応しなかったわけではあるが、やはりルージには何か秘密があるのであろうか?・・その辺気になるとこである。
それにしても、今回は「支配」というサブタイトルにふさわしい支配描写ではあったわけだが、流石にメインメンバーのゾイドバトルが回想以外なくて、モルガへの蹂躙戦のみなんで、ホントに地味な話になったな(笑)
でも、モルガが撤退するときにキャノンパーツを脱着しての逃走とかの地味なリアル描写は良かったです。
で次回は、脱出・・ミィ様がまたなんか丸焼きにしてる〜(笑)


◆第12話「潜入」3
脚本(稲荷明比古)、絵コンテ(神楽坂時市)、演出(大森貴弘)、演出助手(タムラコータロー)、作画監督(内田孝、古瀬真弓)

というわけで今回は、ジェネレイターを直せる職人を探してゼルフトへとやって来たルージ達は、ゼルフトがディガルドに侵略されたことを知るって話。
ってな感じで、ゼルフト編に突入。
職人のいる町であるザルフトがディガルドに侵略されていたり、それを見て気を急くルージとか、そんな中でも慎重なラカンとか、相変わらずストーリー的にも、キャラクター的にも澱みなく「流れ」がきっちり作られていて、違和感などがほとんどなくて安心して見れるな。
今回は、まだ「潜入編」ってことで盛り上がりとしてはそんなあるわけはなかったのだが、緊張感漂う雰囲気はなかなかによかった。
特に、ルージの事をちょっぴりやき餅焼いたり心配したりとツンデレっぽさを炸裂させてくれたミィ様が激可愛かった(笑)
それにしても、作画はやっぱ低空飛行だなあ・・もう、諦めたけどね(笑)
で次回は、ディガルドに支配されたゼルフトでの話。


◆第11話「旅の仲間」4
脚本(西園悟)、絵コンテ(山口武志)、演出(清水一伸)、作画監督(服部憲知、沈賢玉)

というわけで今回は、ジェネレイターを直してもらう職人を探して、山を越えるルージ達って話。
まったりとした旅の道中・・そんなまったりとした中の戦闘のない話でも、キャラ立ては相変わらず上手い。
「線香」という細かなギミックを使っての「見張り」という、旅ならではの小さなイベントを使いながら、ルージと絡めての、ミィ様、ガラガ、ロン、コトナ、との「見張り」によりそれぞれきちんとキャラを立てている。
ルージも雪を見て喜ぶ子供っぽさや(雪すべりライガーが何気に良い)、修行を欠かさない頑張りぶりやら、ミィ様のために雪山の中で薬草を探すとこなど、実に実直であり、ルージ君はホント良い子だよな。
ミィ様も、最後にお約束のツンデレぶりも見せつけてくれ、ルージに突っ込まれての「丸焼きツッコミ」へ返しなど実に楽しかった。
あと、師匠となったセイジュウロウも「喋らない」ことでキャラを立てていて、所々はいる「キュピーン」が妙に笑えた。
他にも、コトナと結婚したくて仕方がないガラガとか、妙にカンの鋭いロンやら、慎重で冷静な大人の貫禄を見せるラカンとか、総勢7人ものパーティ編成となったというのに、どのキャラも一様にキャラが立ってるのが素晴らしい。
今回はコトナ姉さんも思わせぶりな事を言ってもいて、主人公のルージ以外はその背景にも色々あるようだし、その辺はやはり気になるところ。
という感じで、「旅の仲間」という「指輪物語」同じサブタイトル(笑)にふさわしい、まったりとした良い話であった。
あ・・最後にザイリンも素晴らしかったです・・とうとう左遷ですか(笑)
マジガンガレ、ヘタレ少将・・・・いや、ライバルもキャラが立ってるのが素晴らしいです(笑)
で次回は、ディガルドの新たなる刺客が・・。


◆第10話「迷い」3
脚本(西園悟)、絵コンテ(浅見松雄)、演出(守田芸成)、作画監督(渡辺浩二)、作画監督補佐(鶴池一馬)

というわけで今回は、史上最強のゾイド乗りであるセイジュウロウと出会うルージって話。
ルージの師匠となる男、史上最強のゾイド乗りセイジュウロウが登場。
これでメインの「旅の仲間」は全員登場になるのかな。
で、そんな最後の旅の仲間であるセイジュウロウは、弟子を試合で失った過去があるようだが、ルージの真摯さにうたれてこれからはルージの師匠となるようである。
相変わらずルージ君はモテモテである(笑)
でも、師匠になるくだりはもう一押し欲しかった感じはあるかな。
あと、セイジュウロウとコトナはどうやら知り合いでもあったようで、その辺の昔の話もでてきたりするのかな?
コトナ姉さんだけではないが、他のキャラも色々背景はあるようだけどまだでてきてないんで、その辺語って欲しいところ。
それと今回は、ちゃんと野良ゾイドやレッゲルの設定と話とを上手いこと絡めての作りであり、相変わらずその辺は上手い感じである。
で次回は、旅の仲間・・「指輪物語」ですか?(笑)


◆第9話「温泉の村」3
脚本(松崎健一)、絵コンテ・演出(石川敏浩)、作画監督(古瀬真弓)

というわけで今回は、ジェネレイターを直せる職人を探しに温泉の村へて来るルージ達って話。
相変わらずそれぞれのキャラの立て方が丁寧で上手いな。
温泉をネタにしてのルージが外の世界を知らないことやら、そんな村の少年を見て昔の自分を思い出したりするのがまず良い感じだし、ロンとの模擬戦の敗北から気を急いたルージが野良ゾイド退治に出る辺り、お約束だけどもこれまた良い感じ・・ルージ君はホント頑張り屋さんだなあ。
あと、ガラガがコトナのためにデッカイ丸太を用意してハンカチを置くも、すかさず座っちゃうミィ様とか非常にありそうな動きで心地よく愉快。
こういう些細で細やかなキャラ描写がキャラを立てていくからね。
で、待望の入浴シーンであるが・・まあ、ちゃんと男女両方入浴シーンがあったのでよしとする(笑)
正直、1話の飛ばしっぷりからもっと期待もしてはいたのだが、一応子供向けアニメだしな(笑)
で、どうやら「師匠との出会い」って感じで、次回はセイジュウロウが登場の模様。


◆第8話「地下水路」4
脚本(ふでやすかずゆき)、絵コンテ(近藤信宏)、演出(北山修二)、作画監督(村上勉)、作監補(佐藤敏明)

というわけで今回は、レッゲルの補給のためにハラヤードの地下水路に潜入するルージって話。
今回の主役・・そう、それはザイリンさん(笑)・・あんたすげえよ、マジだよ、天然だよ!
本気で猫と間違えてるわ、気づかずルージをまたぐわ、身だしなみを整えないとゾイドには乗れないと言いつつ全裸水浴びを披露するわ(薔薇かよ!)、「今は行くがいいル−ジ君」とお約束の負け惜しみセリフをまたも吐くわ・・ザイリンさん素敵すぎる(笑)
「有能だけどどこか抜けてる」ってキャラが固まってきてるな。
筆安脚本は、キャラをコメディに描くのが基本なのかな?
メイン話も、燃料切れと地下水路の話を上手く絡めたり、ルージの潜水能力や遠眼鏡も忘れず使ったり、旅の目的をゾイドの修理とジェネレーターの修理を絡めて作ったりと、細かい部分のネタの使い方も相変わらず上手い。
ゾイドバトルも、初期のテンポの悪さが嘘のようによく動き、今回はガラガのコングの「隠し腕」は格好良かった・・前回にコレ使ってても良かったのになあ。
そういえば、地下水路の描写がちょっと「カリオストロの城」だったわけだが、やっぱアレはわざとかな?・・所々「ナウシカ」っぽいとこもあるしなあ。
で次回は、温泉の村・・にゃんだって〜!!・・なんて直球なサブタイトル(笑)
今回は、ルージ君とザイリンさんのサービスだったわけだから、今度はやっぱミィ様とコトナさんのサービスですよね!?


◆第7話「嘆きの山」4
脚本(稲荷明比古)、絵コンテ(高山功)、演出(福本潔)、作画監督(青野厚司)

というわけで今回は、ガラガ達は再度のディガルドの襲撃に立ち向かうって話。
皮肉とでも言おうか、前回とは攻守が逆になった展開。
敵に手の内が明らかとなったのであれば、こうなるのは自明の理ではあるだろう。
たまにはザイリンも良い目を見ないとねえ・・と言いつつもルージ達に逃げられるのが、ザイリンクオリティ(笑)
それはともかく、相変わらずその状況への理由づけとキャラ立てが上手い。
「敵を甘く見た」というのは無論あるであろうが、仲間想いのガラガがアジトを撤退できない理由付けとして「傷ついた仲間をおいて行けない」という感じにして、ガラガを「単純お気楽馬鹿」だけにはしていない。
それをルージが見て・・というのも無論お約束でもあり、その辺の細かい作りはホント上手い。
そういえば、ガラガの箱の中の武器の秘密ってのが出てなかった気がするのだが、もしかしてあの隠し腕がそうなのかな?
だったら、ちょっと拍子抜けだった感じだな。
あと、ロンももうちょっと「策士」っぽさは欲しかった気がする・・まあ、「そう見える」ってだけで実は「策士」ってわけでもないのかもしれないけど(笑)
とりあえず、これでルージ達もガラガとロンを加えての放浪の旅にまた戻りそうである。
で次回は、地下水路。


◆第6話「山のアジト」4
脚本(西園悟)、絵コンテ(玉川真人)、演出(西山明樹彦)、作画監督(古瀬真弓)

というわけで今回は、ガラガ率いる反ディガルドのゲリラが、ザイリン率いるディガルド部隊の襲撃を受けるって話。
やっぱ、西園脚本は話の作りが丁寧で上手いなあ。
今回も、それぞれがちゃんと物を考えて動いていて、「戦いの駆け引き」のようなものがあって熱い。
ある理由(ゾイド探知器の不調のための黙視での確認など)に対する「理由付け」が、しっかりしてるもんな。
ガラガも、単なる「馬鹿」かと思いきや、義に熱い仲間を思う男であり、今回は格好良かった。
ホント、好感度の高すぎるキャラ多すぎ。
で、新キャラである谷山紀章演じるロン・マンガン(麻雀かよ!)も早くも登場。
もっと遅く出てくると思ってたので意外だったな・・まあ、今回は活躍はほとんどなしだったので、今後の活躍に期待な感じである。
あと、ルージとザイリンの「因縁の対決」も今回は後回し。
不利とみるやあっさり撤退する辺りは流石・・部隊全滅だけど(笑)
ゾイドんバトルも格段に良くなっていて、特に今回は壁を駆け上がるバイオラプターが非常に格好良かった。
あとは、作画だけが・・(笑)
で次回は、再度のディガルドの部隊の襲撃。
今回はイレギュラー要素があったので勝てたが、手の内を読まれた次ぎはキツイだろうな・・。


◆第5話「決闘」3
脚本(ふでやすかずゆき)、絵コンテ(東海林真一)、演出(清水一伸)、作画監督(服部憲知、沈賢玉)

というわけで今回は、コトナに言い寄る男ガラガ(三宅健太)と決闘することになるルージって話。
う〜ん、なんとなくキャラに違和感が。
どうも西園悟が脚本に絡んでないせいもあってか、どうも強引な展開でガチャガチャした感じの内容。
今まであったキャラの心理や世界の丁寧な描き込みとかがなくなった感じ。
何と言っても前半の作画が結構荒れ気味で、流石にちょっと引く(前半が沈作監で、後半が服部作監かな?)
ネタはいいのにもったいない・・もっと面白くできただろうに。
とはいえ、相変わらずのキャラの立ちっぷりは健在であり、ついに登場の「雷鳴のガラガ」がいきなり飛ばしまくり・・こんな「馬鹿キャラ」だったとは思いませんでした(笑)
「正直すまんかった」「それが愛だ!」「出でよ!デッドリーコング!」
と非常にテンションが高く、巨人と少女とも言えるガラガ&ミィ様コンビが素敵だった。
ミィ様も、
「今日は鳥の丸焼きよ〜!」「女に決まってんでしょ!(バキ)」「乙女のビンタ!ビンタ!」
と、腹ペこスパルタンぶりが素晴らしかったです。
まあ今回は、テクニカルよりパワフル話って感じだな。
あと、ゾイドバトルの方はどんどん良くなってる感じで、なかなかスピード感のある動きが格好良かった。
ゾイドバトルは結構楽しめそうだなあ・・ノーマル作画の方、頑張ってもらいたいね。
で次回は、ディガルド武国との戦い・・ザイリン再び!


◆第4話「はじめての街」4
脚本(松崎健一、西園悟)、絵コンテ(山田浩之)、演出(守田芸成)、作画監督(渡辺浩二)

日曜の朝から、エロいエロすぎる!
というわけで今回は、一人で初めての街へと来たルージは、謎の美女・コトナ(伊藤静)と出会うって話。
待望のお姉さんキャラ、コトナが登場!
相変わらず、非常にソツなく丁寧な脚本に、魅力溢れるキャラが大爆発。
もちろん何と言っても、伊藤静演じるコトナの萌えっぷりが炸裂していて、「ツンデレ」なミィ様とはまた違った艶やかな色気と可愛さが素晴らしかった・・赤面がいい!(笑)
ホンキでこのアニメのキャラはどれも好感度が高すぎるな。
「狭いんだけど・・」
をルージの視点からとコトナの視点から行う辺りが笑える・・何より構図がエロすぎる(笑)
街の描写も生活観があり、「ゾイドは左側通行」などにしてる所とかが、ゾイドを「日常」のものとしている雰囲気が出ている。
徐々にしっかり世界観を描写していってるな。
あと、ゾイドバトルも少しづつこなれて来ていて、最後のムラサメライガーの「切り上げ」が非常に格好良かった。
マジで楽しみにしてるんで、スタッフさんにはドンドコ頑張ってもらいたいところです。
まあ、主に作画方面で(笑)
で、次回は決闘・・誰と誰が?


◆第3話「旅立ち」4
脚本(西園悟)、絵コンテ(山田浩之)、演出(石川敏浩)、作画監督(桜井正明)

というわけで今回は、戦闘でジェネレイターを失った村のために旅立ちを決めるルージって話。
・・うわ、なにこのしっかりした脚本?・・なんか、メチャクチャ面白いんですが?
村を離れたことのないルージをどのように旅立たせるのかと思ってたら、そう来ましたかあ。
もう、「少年の旅立ち」を非常にしっかり描いていて、細部に至るまでのきめ細かいセリフやキャラの行動の数々に感動。
ルージを責めない村人がいいし、ルージを優しく押し出す家族の「思いやり」が泣ける・・。
何より、キャラクターが良すぎる。
「自分のため」でなく「誰かのため」に旅立つ好少年主人公・ルージが気持ちいいし(大人に見えて父親に渡された遠眼鏡をすぐに使っちゃう子供っぽさが可愛い)、鬼の萌えっぷりを見せつけるミィ様(確定)が可愛すぎるし、大人の責任を果たそうとするラ・カンが格好良すぎるし、ムラサメに吠えられたら逆上して冷静さを失い「小僧があ!」と叫ぶザイリンのヘタレぶりが素敵すぎる(笑)
初代を思わせるキャラの立ちっぷり。
これぞ「冒険活劇」・・まさに、「王道」「正統派」・・流石は「コレクターユイ」の西園悟、やってくれるぜ!
なんだか「ガンダム」ちっくなセリフの数々も楽しい。
正直、作画は低めで、ゾイドバトルもまだまだ改善の余地はあるが、物語やキャラクターなどの安定感は爽やかさはピカいち・・これはホントに期待できそう。
で次回は、待ってましたのお姉さんキャラ・コトナが登場。


◆第2話「バイオ・ゾイド」4
脚本(西園悟)、絵コンテ(近藤信宏)、演出(福本潔)、作画監督(青野厚司)

というわけで今回は、ルージの危機を救ってくれるラ・カン(松山鷹志)とレ・ミィ(こやまきみこ)の旅の二人って話。
相変わらずオーソドックスに話が進んで行き、わかりやすい。
良く言えば「王道」、悪く言えば「ステロタイプ」ではあるが、世界観や設定などがすんなり入って来て良いね。
本格登場のヒロインであるこやまきみこ演じるレ・ミィも、お約束の「ツンツン」キャラであり、「ツンデレ」への素養も十二分に秘めていて、非常にコロコロ動き回り可愛く、期待度が高いですな・・大ジャンプから回転踵落としが素敵だ。
シリーズ構成の西園悟は、「コレクターユイ」で可愛い女の子キャラを書き切った手練でもあるので、信じてます。

主人公のルージも今のとこへたれ気味ではありますが、「ゾイドに乗れて泣いちゃう」ような礼儀正しい好少年であり、どちらも好感度が高いです・・レ・ミィにまたも「踏み台」にされる辺りが笑えます・・そういう属性か!(笑)
この二人の絡みは非常に微笑ましく楽しくもあり、かなり良い感じです。
そして、初代では「撃墜(され)王」だったハーマン役をやっていた松山鷹志さんが、ラ・カンを演じてるのは旧作ファンとしてはなにげに嬉しいです。
「公国」から「武国」って言う設定もあるようで、お約束のアレなわけでもありその辺も楽しみだな。
あと、これからライバルとなるであろう敵側の・・ガンダムでいえばシャア・・初代でいえばシュバルツとなるザイリン(松本保典)も、手練でアクティブなライバルキャラに見えつつ、なんだか「Vガンダム」のクロノクルを思わせる「ヘタレ臭」が漂っており、今後の落ちぶれぶりが楽しみである(笑)
で、どうやら「バイオ・ゾイド」には光学兵器や実体兵器がきかない設定となっているようであり、「接近戦」が主体の戦いとなっていて、期待できそうです。
まあ正直、作画の方はそれほど高めではないわけですが、CG作画はデータの蓄積などがものを言う訳で、今後の化けぶりに期待したいところです。
しかし、「引き」が前と同じなのは勘弁して欲しかった(笑)
で次回は、旅立ち・・うむうむ、良いね。


◆第1話「襲撃」4(80点)
脚本(西園悟)、絵コンテ(松尾衛)、演出(西村大樹)、作画監督(服部憲知)

というわけで、新ゾイドシリーズ第2段・・「ゾイド・ジェネシス」
スタッフは、シリーズ構成は西園悟、オリジナルキャラクターデザイン・統月剛、ディガルドコンセプトデザインは小林治、キャラクターデザインは坂井久太、メカ・プロップデザインは岩瀧智・常木志伸、監督は水野和則って構成。
今回は、突然の大変動から数千年のたった惑星Zi・・少年・ルージ(平田宏美)の住む村を、ディガルドのバイオゾイドが襲撃をかけてくるって話。
新ゾイドシリーズ第2段・・恥ずかしながら「フューザーズ」は見てないのですが、この「ジェネシス」はなかなか良いですな。
この「初代」を思わせるかのような「冒険活劇」な導入であり、オーソドックスですが世界観とかもわかりやすく・・ドキドキするワクワクしんす。
こういうの大好きです。
どうやら「ポールシフト(地軸移動)」により今までの文明やらはリセットされて、ゾイドはお約束の「発掘兵器」と化してるようですが、まあわかりやすくてよろしい。
キャラクターデザインも坂井久を導入して、初代の時のようなシンプルですっきりしたデザインでもあり、これまたよろしい。
ヒロインであるレ・ミィ(こやまきみこ)も出番はなかったですが、テレ東でいきなり「まっぱ(真っ裸)」と(笑)、聖女フィーネたんを思わせてくれる登場でもあり、期待させてくれます。
聖女フィーネたん、魔王リノンちゃん様(笑)に続く、どんなヒロイン像を見せてくれるのか・・。
そして何よりも、巨大なポン刀(日本刀)を一本背負ってる「ムラサメライガー」が格好良い!
ブレードライガーを思わせる活躍であり、今後が楽しみです。
作画とかはまあ「並」って感じでありますが、その辺は頑張って欲しいとこですな。
久々、ゾイドで燃え萌えできそうな予感・・。
で次回は、バイオゾイドとの対決。


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