◆涼宮ハルヒの憂鬱


◆ドラマCD第1巻 「サウンドアラウンド」4(70点)
原案(谷川流)、脚本(志茂文彦)

というわけで、「涼宮ハルヒの憂鬱」のドラマCDの第1巻(多分)
今回は、文化祭を経たSOS団は、またもやハルヒのわがままでバンドを組むことになるって話。
「ライブアライブ」の後日談の話であり、内容は谷川流・原案によるオリジナル話・・「ライブアライブ」にひっかけた「サウンドアラウンド」というタイトルは、上手いこと考えたもんだ。
「バンドネタ」をモチーフに、1時間でカッチリ終わらせてることもあってか、原作の短編やアニメの方に組み込まれてもおかしくないような出来栄えであり、なかなかに面白かった。
原作的にハルヒを中心に行われるSOS団の日常に、SF的に「非物質拡散性振動型感知音波」という非日常ギミックも盛り込んでのドタバタであり、ドラマCDならではの様々な音楽ジャンルに挑戦するという音楽ネタに、全員ハルヒの声になるという声優ネタなどもあったりの面白い使い方であり、原作では難しそうではあるがアニメでは面白くなりそうな感じでもあり、アニメでも見てみたい感じだよなあ。
平野綾の演じるみくるに長門は、なかなかに演じきれていて平野綾の演技の幅も結構あるんだなと、思わされた。
しかし、長門の歌が聞けたのはよかったが、個人的にはもうちっと淡々としてた方が好みだったなあ・・難しそうだけども。
あと、オチに「ハレ晴れユカイ」ネタを持ってきてるとことかもなかなかにユカイで良かった。

で、今回のドラマCDのテーマソングである「First Good-Bye」は、アニメでの挿入歌「God knows」とかと同じく神前暁による作曲・編曲なだけでなく、ギター・ベース・ドラムのメンバーも同じであり、ギターのリフなんかもバリバリきいていて厚みと広がりがあって非常に良かった。
キャラソンのは打ち込み系でどうにも薄く感じていたんだけど、やっぱ生演奏は臨場感が違うよねえ。
ってなわけで、第2弾とかも楽しみにしたいところである。


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