◆「灼眼のシャナバリューパッケージ」3(60点)
原作(高橋弥七郎)、イラスト/作画(いとうのいぢ)、脚本(高橋弥七郎、沙藤いつき)、演出(鳥島和也)

というわけで、ただいまTVアニメが絶賛放送中の「灼眼のシャナ」の、ちょっと前に発売されたドラマCD・・今更だけども、アニメ放送記念という名目で、聴き直す。
これには文庫1巻2巻の間のエピソードと、第3巻のアラストールvs千草さんのエピソードの後日談が入っております。
ちなみに、この手のドラマCDのお約束で、キャストはアニメ板とは全く違います。
で内容の方は、前半の1巻2巻のエピソードはフリアグネ絡みであり、原作者の高橋弥七郎が絡んでるだけあってか出来はよくはありますが、まあコレといった内容ではないわけで、まあまあといった感じ。
今後へと繋がる伏線やらがあったのはまあ良かったかな。
良かったのはやはり後半の「真・頂上決戦」であり、アニメとは違うキャストで語られるアラストール(大塚明夫)vs千草さん(皆口裕子)の後日談が秀逸であり素晴らしかったです。
今や「お母さん声優」っぽくなってきた皆口裕子さんの、ほんわかしながらもシンがある演技は癒されますな。
しかしアニメが始まった今聞くと、釘宮・シャナに馴れると、やはり堀江・シャナは少々ロリっぽ・・幼さに欠ける感じはあるよなあ。


◆「灼眼のシャナ Assorted Shana Vol.T」4(70点)
脚本(鈴木隆詩)

というわけで、「灼眼のシャナ」の外伝CD第1弾。
内容は、キャラソンにドラマにサントラにと、そこそこのボリューム・・正直、サントラはいらないんだが・・。
それはそれとして、感想。

キャラソンは、シャナと吉田さんの歌の2本で、歌詞もキャラの内情にそこそこ合致もしており、キャラソンとしてはわりかし良い感じ。
特に、シャナの歌である「EXIST」は釘宮理恵が思い切りよく歌っており、なんとなく「シャナが歌ってる」って感じも出ていて良好。
釘宮理恵は、「キャラを演じつつ歌う」キャラソンの類って、結構上手いんだよねえ。
しかし、シャナの釘宮理恵にしろ吉田さん役のく川澄綾子にしろ、最初は違和感がなくもなかったが、やっぱどっちも上手いせいか、今ではキャラに合ってるって感じだよなあ・・うむ、よきことよきこと。

で、次のドラマは、「アラストールの苦悩」と「吉田一美の日記」の2本で、CDドラマらしい暴走はっちゃけのハメの外し具合が楽しく、笑えた。
まあ、若干キャラが違うけども、あくまで外伝的CDドラマなので別にいいです(笑)
「アラストールの苦悩」は、紅世の王の威厳もへったくれもないアラストールが非常に笑えた。
紅世の王にも色々苦労があるんだなあ・・(笑)
次の、「吉田一美の日記」は、あの吉田さんが妄想電波少女になってて、これまた笑えた。
「たまたまよ、たまたま・・」って、強引ぶりが凄かった(笑)
ってな感じで、ドラマCDの方は飛ばしていきそうなので、次のとかも楽しみである。


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