◆映画「忍 SHINOBI」3(50点)

配給:松竹 
劇場公開:2005年9月17日 
ジャンル:アクション/時代劇/ロマンス 

■主なスタッフ
監督:下山天 
アクション監督:下村勇二 
製作:久松猛朗 
製作総指揮:迫本淳一 
原作:山田風太郎 
脚本:平田研也 
撮影:近森眞史 
美術:磯見俊裕 
編集:川瀬功 
音楽:岩代太郎 
主題歌:浜崎あゆみ 
CGディレクター:林弘幸 
VFXプロデューサー:浅野秀二 
コンセプトデザイン:山田章博 
衣装デザイン:小川久美子 
照明:渡邊孝一 
録音:鈴木肇 
テクニカルスーパーバイザー:横石淳 

■主なキャスト
仲間由紀恵 
オダギリジョー 
黒谷友香 
椎名桔平 
りりィ 
寺田稔 
坂口拓 
升毅 
沢尻エリカ 
虎牙光揮 
木下ほうか 
伊藤俊 
三好健児 
石橋蓮司 
松重豊 
永澤俊矢 
北村和夫 

というわけで、山田風太郎・原作「甲賀忍法帖」を、漫画・アニメに続きついに映画で実写化・・意外にメディミックスしてるよなあ。
ちなみに、自分は小説・漫画・アニメとほとんど見てません。
まあそれはそれとして、正直・・あんまり面白くなかったかな。
こっちとしては、甲賀と伊賀に別れた「スーパー忍」達が、血で血を洗う血沸き肉躍る熾烈を極めたスーパー忍術バトルが見れるかと思いきや、なんだか薄いドラマにラブストーリーを見せられてしまい、かなり萎えた感じ。
しかも、なんだかやたらと情景描写が多くて眠いのなんの・・なんだか忍術バトルがおまけなんだもんなあ。
もちろん忍術バトル自体はあったわけではあるが、確かに頑張っているとこもあったが、どうもCG絡みのせいかやたらと軽く、スピード感はあったがちと迫力には欠けていた。しかも、5対5のスーパーガチンコかと思いきや、なんだか忍者たちはあまり「能力」も生かさずあっさりバタバタ死んでいき、見せ場もあんまなく死んでいったのも拍子抜け。
クライマックスの弦之介と朧も、てっきり圧倒的な恋人同士の刺しつ刺されつの殺し合いが描かれるかと思ったら、ラブシーンなんだもんなあ。
原作は、山田風太郎だっつうの・・「世界の中心で愛を叫ぶ」じゃないっつうの。
まあ多分、昨今の「純愛映画ブーム」の流れのひとつなのではあろう。
「スーパー忍術バトル」を見たかった自分にとっては裏切られた気分ではあったが、ラブラブカップルが見る分にはおまけで忍術バトルもありぃの、そこそこおもろい「恋愛映画」なのではないかとは思う。
・・サブタイの「ハート・アンダー・ブレイド」って、そっちのハートだったのね(笑)あ、仲間由紀恵の朧はなかなか綺麗で良かったです・・あと蛍火も・・出番ほとんどなかったけど(笑)
まあ、オダギリジョーはどうでも・・。


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