◆映画「ザ・コア」4(70点)
http://www.gaga.ne.jp/thecore/main.html
ボストン。この日の午前10時30分、ペースメーカーを身に付けていた32名の人々が一斉に突然死を遂げた。翌日、英ロンドンのトラファルガー広場。鳩の大群が突然方向感覚を失って暴れ始めた。その2日後、スペースシャトル・エンデバーが地球へ帰還途中、突如として制御不能に陥る。シカゴ大学の地球物理学者ジョシュは、一連の不可解な異常現象を分析。彼はその原因として、地球の“コア”の回転が停止していることを突き止める。それは、磁場のなくなった地球が太陽光線をまともに受け、1年以内に焼き尽くされることを意味していた…。 

製作年度 2003年 
製作国・地域 アメリカ 
上映時間 134分 
監督 ジョン・アミエル 
脚本 クーパー・レイン 、ジョン・ロジャース 
音楽 クリストファー・ヤング 

というわけで、日曜洋画劇場でやっていた「ザ・コア」を見る。
うむ、なかなか面白かった。
「地球滅亡の危機を救う」というネタとしては「アルマゲドン」と同じような内容なわけではあるが、こっこっちは宇宙ではなくて、往年の「地底探検」を思わせる地下が舞台というのが面白い。
地底世界というのは、宇宙以上に知られていない部分があるので、それをリアルさも交えながらセンスオブワンダーもありつつ描いていて、懐かしのSF小説を思わせる感じで良かった。
まあ、科学的なツッコミどころなんかもあるんだろうが、正直知識面で不足してるので素人的ツッコミが正しいかどうかもわからんし、なによりSFは「サイエンス」よりも「フィクション」が上回る場合があるのでコレで良し(笑)
映像も、最新のCGだかを使ってスペタクルたっぷりに描かれており、なかなかに見応えもあった。
あと、お約束の船内でのドラマもそこそこあり、次から次へとやって来るトラブルもスリルたっぷりに描かれていて確かに面白くはあったのだが、あの時期のこの手のお約束の「次々と死んでいく仲間たち」ってお涙頂戴戴開は、どうもあぞとさとご都合主義もあっていまいち乗り切れない部分はあったなあ。
しかし最後に「鯨」のネタでオチをつけたり、ハッカー少年のラットが美味しいとこを色々取ったりと、人間関係の見せ場はなかなかに楽しめた。


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