◆バトルシップガール
著者(橋本紡)、イラスト(珠梨やすゆき)
◆第1巻2
著者(橋本紡)、イラスト(珠梨やすゆき)
というわけで、橋本紡の「バトルシップガール」の第1巻。
今巻は、銀河連邦の軍の最新鋭の人格付与戦艦ナツミは乗員2500人を乗せたまま連邦と対
立する敵国・クォート帝国へと飛ばされる。
そしてそのナツミに惚れられた高校生・祐太郎が臨時艦長となり、帝国からの脱出を試みるっ
て話。
あんまりでした(爆)
なんか内容は「機動戦艦ナデシコ」と「スタートレック・ヴォイジャー」を足して2で割った
ような内容。
まあネタは、パク・・ありがちだとは思うけど、面白いとは思う。
でも、キャラ描写とか、ミリタリー描写とか、SF描写とか、展開とかが非常にありきたりで
、あんまり面白くないんだよなあ。
もっと、深みのある描写ができれば面白かったと思うんだけども。
特に、AI戦艦っていうのも面白いネタで、もっと色々できるしね。
まあ今後かもな。
あと、それと同じくイラストもよくあるエロゲー絵で、これまたありきたりで個性がないんだ
よな。
この頃同人とかからのイラスト描きとかが多くて、ありがちな絵が多いんだよなあ。
とまあ、話も絵もコレといった押し出しのない作品でした(爆)
◆第2巻「隠された惑星」4
著者(橋本紡)、イラスト(珠梨やすゆき)
というわけで、バトルシップガールの第2巻。
今巻は、銀河辺境で地球に似た惑星を発見し、補給のために降り立った裕太郎達の前に、かつ
て銀河の覇権種族であったヴァイスが現れる。
そしてそこにナツミを捕獲するためにクォート帝国の皇族であるグリイドが最新鋭艦でやって
来るって話。
まあ相変わらず平凡で、ありきたりな描写や展開であったが、他銀河からの侵略者であるレジ
ナスに抗するために、冗長である自分たち種族の代わりに、子である現・銀河種族に銀河の未
来を託し銀河を去ったという、かつて銀河の覇権種族であったヴァイスの設定はSFちっくで
かなり良かった。
やはりスペオペにはこういうSFっぽさがないとねえ。
まあ、でもそれ以外は全部薄くてC級なんだよなあ、この作品(苦笑)
キャラやドラマ、ストーリーや設定にもっと深みが欲しいね・・。
◆第3巻「ファリナス襲来」3
著者(橋本紡)、イラスト(珠梨やすゆき)
というわけでバトルシップガールの第3巻。
今巻は、不可侵宙域をさまよっていた戦艦ナツミの前に、突如銀河連邦の連絡船カズマが現れ
、そのカズマの艦長ヨシウミは今までの問題を解決しようとする。
そんな時、ファリナス皇国の皇女ターシャとクォート帝国の皇子グリイドがナツミの前に現れ
、そしてそれが2国間の戦いへと広がるって話。
まあまあ面白かった。
相変わらず、SF的なメカ描写とかは適当な感じで陳腐だけど、キャラのドタバタはまあまあ
面白い。
しかしやはり、キャラにしろ、話にしろ、設定にしろ、イラストにしろ、B級臭さはやっぱり
するよなあ。
なんか全部「どこかで見た」って感じだからね。
でも、ヴァイスのことを引っ張っているのは良いね。
てっきり一発ネタかと思ってたからな。
で、ついに連邦へと帰還か。