◆伝説の勇者の伝説
著者(鏡貴也)、イラスト(とよた瑣織)


◆伝勇伝短編第1巻「脱力のヒロイック・サーガ」3
著者(鏡貴也)、イラスト(とよた瑣織)

というわけで、「月刊ドラゴンマガジン」の龍皇杯(ドラゴンカップ)で、見事に「EME」と共に優勝し、連載を獲得した「伝説の勇者の伝説」の短編集第1巻、「とりあえず伝説の勇者の伝説」
刊行順は3番目であるが、わかりやすくするために最初に読む。
で内容は、ローランド帝国の王の勅命を受けた、めんどくさがり屋の魔術師ライナと、性格狂暴の美人女剣士フェリスは、世界各地に「勇者の遺物」を探して旅をするって話。
「武官弁護士エル・ウィン」同じく、非常に「スレイヤーズ」の影響を受けた作品で、破天荒なキャラクター主導型のライトファンタジーで、まあまあ面白かった。
ライナとフェリス、そしてミルク達とのお約束の漫才はなかなか面白いが、エルウィンのような「弁護士(一応)」というアクセントがないので、いまいち印象はあっさり目かな。
まあ、この手のはキャラクターさえ立ってれば、話はおまけみたいなものだしね・・短編だし。
で、お約束のようにシリアス系の長編もあるので、話やら設定やらはそっちを楽しみにしてみます。


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