◆こちら地球防衛軍 全1巻4
著者(さとうまきこ)
というわけで、さとうまきこの「こちら地球防衛軍」。
小学6年生の少年・明彦は、学校の休日の日に、駅の伝言板に書かれていた、「2000年10月2日に 世界は終わる」という書き込みを見つける。
そしてその日から、カウントダウンが始まるのであったって話。
なかなか面白かった。
なんでもない「日常」にやって来た、ちょっとした「非日常」。
それをきっかけにして、少年たちに訪れる小さな冒険って感じで、「引きこもり」やら「学級崩壊」などの、「今」の匂いがきちんと描かれていて、時事ネタなどもあって風化してしまうかもしれないが、それだけに臨場感や空気感があって、主人公である小学生6年生の明彦の「気持ち」が丹念に描かれていた。
自分にもこういう時代があったんだなあと、思い起こされた・・まあ、自分はもっと馬鹿だった気はするけど(笑)