◆マーズ・アタックガール
著者(伊吹秀明)、イラスト(珠梨やすゆき)


◆第1巻「マーズ・アタックガール!」4
著者(伊吹秀明)、イラスト(珠梨やすゆき)

というわけで、ドラゴンマガジンの増刊である「ファンタジアバトルロイヤル」で序章だけ掲載された、伊吹秀明の「マーズ・アタックガール」が、加筆修正されて文庫化。
今巻は・・巨乳エリート士官の長女・富士子、コスプレマニアの優秀な科学者の次女・鷹子を姉に持つ、末っ娘の茄子美は、ある日古代遺跡で謎の女に出会う。
彼女との出会いで超人的な力を得た茄子美は、宇宙からの侵略者と戦うことになるって話。
未来の火星という「第2の地球」が、異星人の襲来や、人の想いを形に変える遺跡や、火星を支配しようとする非合法組織や、親のつけた名前にコンプレックスを持つ少女たち等を絡めて、現代の資料などからなかなか細かく描かれていて、なかなか面白かった。
正直、まだ「序章」といった感じの内容で、火星の遺跡や宇宙人の謎やらはまだ解けてなくて、中途半端な感じは否めないのだが、その辺りは続編に希望したい所である。
キャラクターもまだそれぞれ生かしきってない感じだしね。
あと「バトルシップガール」では、アニメ的絵柄で下手くそっぽくてあまり好きでなかった珠梨やすゆきのイラストも、この「マーズ・アタックガール」のはなんか結構あっていて良い感じである。
しかし、どっちも「ガール」ものなのだな(笑)


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