◆むかし僕が死んだ家 全1巻4
著者(東野圭吾)

というわけで、東野圭吾の「むかし僕が死んだ家」
幼い頃の記憶のない7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すために、主人公は彼女と共に「幻の家」を訪れる。
そして、その人の来ない山中の異国風の白い家で、二人は恐るべき真実を知ることになるって話。
登場する人物は、基本的に2人の人物と灰色の家ひとつだけなのだが、その家に残された物や伏線から二人が推理し、考え、その家で行われていたドラマが少しづつ進展して行き、隠されていた謎や秘密が明らかになるという展開が面白かった。
まさしく推理ミステリーという感じである。
やはり、あの家の存在のアイデアが秀逸であった。


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