◆涼宮ハルヒシリーズ
著者(谷川流)、イラスト(いとうのいぢ)


◆第1巻「涼宮ハルヒの憂鬱」4(80点)
著者(谷川流)、イラスト(いとうのいぢ)

というわけで、第8回スニーカー大賞「大賞」受賞作である、「涼宮ハルヒの憂鬱」
今巻は、入学早々ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒとSOS団を作ることになったキョンは、ある時「日常」から「非日常」の世界へと巻き込まれることになるって話。
うん、なかなか面白かった。
涼宮ハルヒという破天荒な「変」なヒロインを主軸に、「無口な眼鏡っ娘」である長門有希や「ロリな上級生」である朝比奈みくるなどの「萌えキャラ」もお約束ではあるが手堅く配置しつつ、「起承転結」という感じにバランス良くストーリーが構成されている。
「日常」から「非日常」、そして「日常」へと綺麗に回帰する物語が、リズム良い一人称形式で軽妙に語られながらポンポンとテンポ良く進む展開が非常に心地よかった。
こういう所はやはり、葉っぱや鍵などの「エロゲー」的な影響があるのか、その辺のキャラクターやストーリーそしてテーマへと帰結するバランス感覚の良さを感じさせた。
ネタとしても、うる星やつら「ビューティフルドリーマー」なんかでも使われた「胡蝶の夢」というちょっぴり流行りの「セカイ系」のノリでもあり、自分自身が「世界の構築者」とか、「この世界は誰かの見ている夢かもしれない」っていうのは誰もが考える事ではあるのだが、そのありふれた大風呂敷の「アイデア」をきっちりまとめて巧みに使い、「思春期の不安」や「普通であることの絶望」なんかも表現していて、ライトノベルの読者である若い世代には感情移入しやすい作りなのが良いね。
これって、「スニーカー大賞」よりも、滝本竜彦の「ネガティブハッピー・チェンソーエッヂ」が受賞した「角川学園小説大賞」の方がふさわしい気もする・・そもそも、「スニーカー大賞」と「角川学園小説大賞」の違いってよくわからない。
まあそれはともかく、涼宮ハルヒの「憂鬱」は誰もが抱えているであろう「憂鬱」でもあり、「漠然とした不安」でもある。
「普通」でしかない、「特別」じゃない・・誰でもない何者でもない・・誰のためにも何のためにもならない、とるに足らないちっぽけな存在でしかない絶望と諦観。
現実には誰もが「キョン」でも「ハルヒ」でもなく、「終わらない日常」を生きる「普通の人」でしかないわけで、その辺不満ではあるな(笑)
そういう「憂鬱」の部分は、「ネガティブハッピー・チェンソーエッヂ」なんかは見事に表現してるので、その辺ちょっと物足りない所ではありました。
どうやら、「涼宮ハルヒシリーズ」として続編もあるようなので、続きは読んでみたいです・・でも、続けれるのかな、これ?
なんか、メディアワークスの方の電撃文庫の方でも「学校を出よう!」が同時発売されたようであり、スゴイね。
あと、いとうのいぢさんのイラストはやっぱ結構良いね。
「灼眼のシャナ」で気にいったせいもあってか、好みであり。


◆第2巻「涼宮ハルヒの溜息」3(60点)
著者(谷川流)、イラスト(いとうのいぢ)

というわけで、「涼宮ハルヒの憂鬱」の続編である今巻は、ハルヒの命令で文化祭で映画を撮ることになるSOS団って話。
まあまあ面白かった。
「涼宮ハルヒ」という「わがままな神様」に振り回される非日常な日常という展開にすれば、結構続けれるんだな、これ・・アイデアの良さがきいてるなあ。
とはいえ、「学園コメディ」としてはなかなか面白かったが、やはり1巻のバランスの取れた疾走感ある展開に比べると、いささか地味すぎではあったかな。
今一つ派手さが足りない・・オチも笑えたけど、意外性はなかったからね。
まあ「朝比奈みくるの受難」とタイトルを変えてもいいくらいの、朝比奈さんの受難っぷり、コスプレっぷりは、可哀想だけど楽しかったが(笑)
しかし、かなり「わがままな神様」であるハルヒの横暴が目に余る部分も出てきて、ちょっと眉をひそめる感じは出てきたかな・・フォローもちゃんとあったけど。
でも、「スレイヤーズ」のリナとかもそうであるように、ライトノベル的にはこのぐらいの勢いあるパワフルなキャラの方が、グイグイ話を引っ張ってくれるので、いいかな。
それにしても、このハルヒのアイデアってのは、ちょっと「竹本泉」っぽいかもしれない

「変」な力をもつ誰それのせいで世界が変になっちゃうってとこが・・いや、なんとなく。
とりあえず、この物語の「オチ(締め)」がどうなるかは楽しみである。
あと、長門、朝比奈、古泉の3人は、それぞれ勢力もあり裏もあり、確執やらなんやらもあるかもしれないってのが出てきて、その辺は面白くもあり期待です。
で、どうやら第1巻と第2巻の「間の話」は第3巻以降の短編で描かれているようなので、これも読まないとな・・とりあえず、結構気に入ってます。


◆第3巻「涼宮ハルヒの退屈」4
著者(谷川流)、イラスト(いとうのいぢ)

というわけで今巻は、ハルヒの号令のもと草野球に出ることになったSOS団って話。
1巻と2巻の間の話を描く、いわば短編集。
では、それぞれ順番に感想を。

「涼宮ハルヒの退屈」5
ルヒの号令のもと草野球に出ることになったSOS団って話。
うわ、これは面白い。
表題作でもあり、どうやら1巻よりも先に「ザ・スニーカー」に発表されたらしいのだが、これはインパクトあっただろうなあ。
裏にあるネタ自体は隠されてはいたが、知っていたらさらに楽しい。
ハルヒという「わがままな神様」に振り回されまくるSOS団の一同というネタがふんだんに使われており、キャラもそれぞれ立っていて非常に勢いがあり笑える。
2巻のときには少々冗長で疾走感が小さかったのだが、短編にすると勢いあるなあ。
ドラマガ方式に、長編とは別に短編集にしてもいいかもしれない。

「笹の葉ラプソディ」4
七夕の日にキョンは、朝比奈さんに誘われて3年前の過去に行くことになるって話。
もしかしたら「エピソード・ゼロ」かもしれない、「タイムトラベル」話。
未来の朝比奈さんに3年前のハルヒに長門が登場というサービスぶりでもあり、ともすれば1話と同じく長編でも使えそうなネタでもあり、なかなか面白かった。
「時間停止」による未来移動っていうSFちっくなネタもいいね。
なんだか伏線ちっくなネタも振られてるようで、意外に重要な話なのかもしれない。
それにしても、長門はちょっぴりエヴァの綾波ちっくだねえ・・綾波以来のダウナー系のお約束ではあるな・・ハルヒはアスカ的アッパー系とも言えるしね。

「ミステリックサイン」4
喜緑江美里さんの依頼で、SOS団はパソ研の部長が行方不明になってるのを調べる。
うわ、長門萌える!(笑)
「表紙」に偽りなしという感じで、今巻の短編集は長門が活躍しまくりのようである。
なんだか裏でも色々戦ってそうだったり、SOS団の影の立役者、縁の下の力持ちだったりと、まるで影の主人公(笑)
何と言っても、最後の「一人でいるのは寂しい、と思うことが」の一文とラストの絵が最高にいい!(笑)
長門の活躍にはなんだか色々期待したい感じである・・がんばれ長門(笑)。
まあそれはともかくとして、これまた長編でも使えそうなネタであり、長門が絡んでるだけあってかSFちっくな所がかなりあり、なかなかに面白い。
いやあ、ハルヒってホントに迷惑千万な女だな(笑)

「孤島症候群」3
古泉の提案で絶海の孤島の別荘へと合宿へやって来たSOS団の前にある事件がって話。

トリを飾るは書き下ろしの話で、いきなりミステリタッチである。
なんか、「うる星やつら」を思い出したよ・・いや、「うる星やつら」でこんな感じのオリジナルの話があったんだよな、「誰がコマドリを殺したか」がネタのヤツ、いやあれは怖かった。
まあそれはともかくとして、SFならともかく、いきなりのミステリは少々違和感もあり、他の似比べると乗れなかったな。
オチ自体も、ハルヒという作品上ああなるであろうことは予見もしてたから意外性もなかったからねえ・・あのままシリアスに終わってても、それはそれで嫌だが(笑)
あと文句としては、長門の水着姿がなかったのは納得がいかなかったことか(笑)

ってな感じで全4作品。
野球ネタ(スポーツ)=ハルヒ、タイムスリップネタ(SF)=朝比奈さん、宇宙生命体退治(SF)=長門、殺人事件(ミステリ)=古泉と、手を変え品を替え、それぞれのキャラのネタを使いつつンバラエティに富んだ作りとなっていて、なかなか面白かった。
長編だけでなく、短編でもいけるなあ。
というか、長門の活躍が素晴らしかったねえ(笑)・・今後の長門の活躍に期待である。
あと、前々から気にはなっていたのだが、キョンの語りでの一人称は面白くて良いのだが、地の文がモノローグだったりセリフだったりする時があり、あれはちょっとわかりにくいよね。
まあ、そういう演出なんだろうけど。


◆第4巻「涼宮ハルヒの消失」5(85点)
著者(谷川流)、イラスト(いとうのいぢ)

また、長門か!
というわけで今巻は、クリスマスも近づく12月、キョンはある日世界が自分を残して変わっている事に気づくって話。
いや、面白かった。
なんだか「裏ヒロイン」とも言える長門がすべてに渡ってまたもや大活躍。
「世界の再構築」「時空改変」というドデカイネタを使っての、「夏への扉」か「時をかける少女」か「バック・トゥ・ザ・フューチャー」かを思わせるような「タイムトラベル」ぶりが全開でもあり、(予告どおり)第3巻の七夕の話ともリンクをしてなかなかのドキドキ感と疾走感があった。
ハルヒやSOS団がいないことでの喪失感と不安から始まった物語が、「ハルヒ」との再会、そして3年前の七夕の場所に戻っての「朝比奈さん(大)」と「長門(3年前)」との再会を経ての「真相」の判明、そして「時空改変者」のその正体の判明と、まるでミステリのようなワクワクドキドキ感があり、非常に面白かった。
なんだか、ほとんど最終回のノリ。
特に、クライマックスにおけるキョンの独白による自問自答は非常にスピード感があり、「ネガティブハッピー・チェンソーエッジ」のラストの語りを思い出させ、一人称形式の面目躍如といった感じであった。
まあどうやら話は「To be continued」と言った感じで、あの時あの場所で何があったのかは今後の「世界復活話」で語られるようなので、それを楽しみにしたい所である。
それにしても、「裏ヒロイン」とも言える長門はホントに大活躍である。
「ノーマル眼鏡っ娘」だった長門もかなり良かったのだが、イラストの方に眼鏡がなかったのはボンミス何だろうな(笑)
まあ、今後のさらなる長門の活躍に期待したい。


◆第5巻「涼宮ハルヒの暴走」4(70点)
著者(谷川流)、イラスト(いとうのいぢ)

というわけで今巻は、夏休みにイベントをこなしたり、コンピ研と対決したり、雪山で遭難したりするSOS団って話。
3巻に引き続き、今巻も「ザ・スニーカー」で掲載されたものを集めた短編集である。
独立して番外編の短編集のある富士見形式とは違い、長編の間に入ってるんで時系列がちと混乱するが、もしかしたら奇数巻は短編形式で行くのかな?・・まあ面白いからいいけど。
では、それぞれ感想。

「エンドレスエイト」4
夏休みも終盤に、数々のハルヒ的イベントをこなすキョン達SOS団は、ある違和感に気づくって話。
プール、盆踊り、花火大会、バイト、天体観測、昆虫採集、肝試し・・。
終わらない夏休み・・エンドレスサマー!
またもや「ビューティフル・ドリーマー」であり、時間をリセットして終わらない夏休みを過ごすという豪快なネタであり、面白かった。
まあそれ以上に、SOS団的夏休みは非常に楽しそうであり「羨ましいな」というのが正直な感想。
やっぱ人生、楽しんでなんぼだよな・・。
あと、水着に浴衣にと、3人娘のカラーイラストがあるのがグッドでした。
しかし、一万五千四百九十八回も夏休みを過ごせる長門は凄いな(笑)

「射手座の日」4
文化祭も終わったある秋の日、SOS団はコンピ研とのゲーム対決をするって話。
今回はゲームネタ。
第2巻の文化祭の後の話で、またもや長門が大活躍の話。
コンピ研とのゲーム対決であり、相変わらずSOS団的活動は非常に楽しそうで、ゲーム対決が意外に熱く描かれていて、なかなか面白かった。
なんか往年の文化系傑作漫画「究極超人あ〜る」を思わせる楽しい学生生活だよなあ。
まあ何と言っても、今回「も」影のヒロイン長門が主役のようでもあり、ゲームでムキになる長門というのが非常に良い・・萌えるね(笑)

「雪山症候群」3
雪山へとやって来たSOS団は遭難して謎の館へと避難するって話。
書き下ろし中編であり、第4巻「涼宮ハルヒの消失」の後の話。
3巻の孤島の話と同じくちょっとミステリタッチでありシリアス。
それがゆえにちとノリが悪く、いまいちだったかな。
図形クイズもなんだか、ペダンチックな感じでもありあんまり。
でも、キョンとハルヒと長門が三角関係になしそうだったり、非常に人格者な鶴屋さんとかは良かったです。

というわけで、今回も夏秋冬と間を埋める話であり、なかなかに面白かった。
キャラも立っててネタもいいし、短編もやっぱ面白いね。
今後の短編ものも期待です。

補記・・時系列をまとめてみる。

4・5月「涼宮ハルヒの憂鬱」(1巻)<SOS団結成
6月「涼宮ハルヒの退屈」(3巻)<草野球大会

7月「笹の葉ラプソディ」(3巻)<七夕の日にタイムトラベル
7月「ミステリックサイン」(3巻)<コピ研部長が行方不明
7月「孤島症候群」(3巻)<孤島の別荘で殺人事件
8月「エンドレスエイト」(5巻)<繰り返す夏休み

11月「涼宮ハルヒの溜息」(2巻)<映画撮影
11月「射手座の日」(5巻)<コピ研とゲーム対決

12月「涼宮ハルヒの消失」(4巻)<時空改変
12月「雪山症候群」(5巻)<雪山で遭難


◆第6巻「涼宮ハルヒの動揺」3(50点)
著者(谷川流)、イラスト(いとうのいぢ)

というわけで今巻は、「涼宮ハルヒ」シリーズの第6巻で、5巻に続き今回も短編集。
つうわけで、それぞれ感想。

・「ライブアライブ」3
文化祭の日の話で、ハルヒの意外な側面が見れる話。
こういうハルヒも悪くないと思う話であった。


・「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」3
あのトンデモ映画がついに文章化。
その超トンデモぶりに、超脚本ぶりはなかなかに笑えた。

・「ヒトメボレLOVER」3
長門がキョンのかつての同級生に惚れられる話。
中編で長いわりには、あまり面白みのない話ではあった。
まあすべては長門の「……少しだけ」にかかっていた話であった。

・「猫はどこに行った?」3
雪山でのミステリーゲーム話。
ハルヒと鶴屋さんのコンビは、明るく華があり以外にいいなと感じた話であった。

・「朝比奈みくるの憂鬱」3
朝比奈さんの苦悩と葛藤の話。
朝比奈さんは頑張ってると思います、それでいいと思いますって話であった。

ってな感じで、ハルヒ、長門、古泉、朝比奈さんと、それぞれのキャラ話も交えてバランスもいい感じではあったが、どうもどれも蛇足で余談という感じであり、短編集にしてはあんまり盛り上がらなかった感じであった。
まあ、次の長編に期待したいところ。
そういや、今巻からは表紙のイラストは、キャラのアップという感じで行くようである。
古泉やキョンなんかの野郎には要はないってことか・・まあ英断だな(笑)


◆第7巻「涼宮ハルヒの陰謀」4(65点)
著者(谷川流)、イラスト(いとうのいぢ)

というわけで今巻は、年末からの懸案事項を無事こなした2月、キョンの元に8日後の未来からやってきたという朝比奈さんが現れるって話。

第4巻の「消失」から2巻分の短編集を挟んでの久々の長編。
今巻は「消失」の時の時間移動とはまた違った「時間ネタ」であり、今度は8日後の未来からやって来た朝比奈さんと共に、謎のイベントをこなしていくって話。
うむ、なかなか面白かった。
まずは、かなり長い感じとなったプロローグであるが、これは傑作話「消失」の時の話の後日談であり、あの「時空改変」の時の話が描かれるわけではあるが、正直期待してたよりはあっさ気味であり、少々物足りない感じだったかな。
まあ事後処理なわけではあるから、こんなものと言えばこんなものなのかもしれないが・・ちと残念であった。
で本編の方はというと、文庫の分厚さにたがわぬ長めの話であるためか少々ダレ気味ではあったのだが、次々と「時間もの」的な謎や秘密がでてきたり、「現れた敵」が色々でてきたりと、数々の引っ張りどころがあり「ミステリー」のような展開となっていて、意外に飽きずに楽しめた。
どうやら「新たなる始まり」っつう雰囲気も出てきており、今後の展開に期待が持てる感じであった。
前巻の朝比奈さんの話のフォローも出ていて、朝比奈さんの存在意義は「時空修正」という未来人にとっては重要な役割であり、「消失」が長門の話だとすると、「陰謀」は朝比奈さんの話ってところだったな。
朝比奈さん、ちゃんと役に立ってて良かったです(笑)
あと、やはり鶴屋さんはただものではなかったわけで、まだその正体は不明なわけではあるが、まあその辺は今後明らかにされることであろう。
で、「時空修正」を行う謎のイベントの数々や、「現れた敵」という感じの新展開もなかなかに良かったわけではあるが、そんなキョンを中心とした「非日常」の面白さとは別に、やはりこの作品はハルヒを中心としたSOS団の「日常」を見るのもその楽しさのひとつではあるのだと感じた。
まあ少々アレではあるが、SOS団の活動は「学園生活」のそれであり、「あの時代」をとっくに過去のものとしてしまった自分としては、SOS団の活動は部活動のそれであり、哀愁と共に懐かしさを感じ、非常に感慨深い・・ああ、あの時君は若かった・・。
SOS団って楽しそうだよなあ・・俺も交じりたい。
ってな感じで、そんなハルヒを中心としたSOS団の活動が、あの5人の「共同体」としての一体感を高めて行き、無敵の絆と強さを持ちつつあつのは非常に心地よく、爽快である。
願わくば、SOS団に幸あらんことを・・ってなことで以下次巻。
あ・・そういや、お約束のように最近のラノベブーム流れで「涼宮ハルヒ」シリーズもアニメ化が決定したようで、期待半分不安半分。
この作品は、キョンのモノローグがその面白さの半分でもあるわけだし、まあその辺どういう感じで表現してくれるのか・・一応期待したいところ。


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